JPH07224646A - 排気装置 - Google Patents
排気装置Info
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- JPH07224646A JPH07224646A JP6307231A JP30723194A JPH07224646A JP H07224646 A JPH07224646 A JP H07224646A JP 6307231 A JP6307231 A JP 6307231A JP 30723194 A JP30723194 A JP 30723194A JP H07224646 A JPH07224646 A JP H07224646A
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- F01N13/18—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly
- F01N13/1861—Construction facilitating manufacture, assembly, or disassembly the assembly using parts formed by casting or moulding
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- F01N3/10—Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
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- F01N3/28—Construction of catalytic reactors
- F01N3/2892—Exhaust flow directors or the like, e.g. upstream of catalytic device
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 二重壁形式のディフューザを備え、排気物変
換性能及び燃費を改善する排気装置を提供する。 【構成】 排気装置は触媒を担持した基体２２を備えた
触媒コンバータ１６を有する。基体はその外面に沿って
位置したハウジング２４に収容される。二重壁形式のデ
ィフューザ２８は上記ハウジングと排気パイプ１４とに
連結した外壁３０と、外壁から分岐し、出口横断面積よ
り小さい入口横断面積のディフューザ区分を画定する内
壁３６とを有する。内壁は基体の近傍に急激な膨径区分
４０をも画定し、また、基体にもハウジングにも剛直に
連結されていない自由浮遊端部４２を有する。従って、
内壁はエンジン作動中の熱を受けても自由に膨張、収縮
できる。内壁と外壁との間の空間４４は熱絶縁空気バリ
ヤを提供し、外壁に作用する温度及び熱を制限する。
換性能及び燃費を改善する排気装置を提供する。 【構成】 排気装置は触媒を担持した基体２２を備えた
触媒コンバータ１６を有する。基体はその外面に沿って
位置したハウジング２４に収容される。二重壁形式のデ
ィフューザ２８は上記ハウジングと排気パイプ１４とに
連結した外壁３０と、外壁から分岐し、出口横断面積よ
り小さい入口横断面積のディフューザ区分を画定する内
壁３６とを有する。内壁は基体の近傍に急激な膨径区分
４０をも画定し、また、基体にもハウジングにも剛直に
連結されていない自由浮遊端部４２を有する。従って、
内壁はエンジン作動中の熱を受けても自由に膨張、収縮
できる。内壁と外壁との間の空間４４は熱絶縁空気バリ
ヤを提供し、外壁に作用する温度及び熱を制限する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒を担持した基体
と、この基体を担持し、基体の外表面に実質上沿って位
置するハウジングと、このハウジングの入口端部をエン
ジンからの排気パイプに連結するディフューザとを有す
る自動車用触媒コンバータを備えた自動車、トラック用
排気装置に関する。
と、この基体を担持し、基体の外表面に実質上沿って位
置するハウジングと、このハウジングの入口端部をエン
ジンからの排気パイプに連結するディフューザとを有す
る自動車用触媒コンバータを備えた自動車、トラック用
排気装置に関する。
【０００２】
【従来の技術およびその問題点】ディフューザは当分野
で周知である。ディフューザとは、例えば自動車用排気
装置において、（デイフューザを）流通する流体の速度
を減少させその静圧を増大させる装置をいう。この型式
のディフューザは出口流通断面積より小さい入口流通断
面積を有する。ディフューザは流体速度を減少させ流体
圧力を増大させる特殊な目的で使用することが多い。し
かし、排気装置においては、異なる断面積の部分を相互
に連結するために通路の流通断面積を増大させるという
物理的要求を満たすためだけにディフューザを使用する
こともある。つまり、小径の排気パイプを触媒コンバー
タの大径ハウジングに連結する場合に使用できる。異な
る寸法のパイプを物理的に相互連結するために使用され
るディフューザは流体の速度及び圧力を正確に制御でき
るとは限らず、従って、自動車エンジン又はこれに関連
する触媒コンバータの最適な性能を達成できるとは限ら
ない。
で周知である。ディフューザとは、例えば自動車用排気
装置において、（デイフューザを）流通する流体の速度
を減少させその静圧を増大させる装置をいう。この型式
のディフューザは出口流通断面積より小さい入口流通断
面積を有する。ディフューザは流体速度を減少させ流体
圧力を増大させる特殊な目的で使用することが多い。し
かし、排気装置においては、異なる断面積の部分を相互
に連結するために通路の流通断面積を増大させるという
物理的要求を満たすためだけにディフューザを使用する
こともある。つまり、小径の排気パイプを触媒コンバー
タの大径ハウジングに連結する場合に使用できる。異な
る寸法のパイプを物理的に相互連結するために使用され
るディフューザは流体の速度及び圧力を正確に制御でき
るとは限らず、従って、自動車エンジン又はこれに関連
する触媒コンバータの最適な性能を達成できるとは限ら
ない。
【０００３】自動車用触媒コンバータは、排気ガス中の
一酸化炭素、酸化窒素、未燃焼炭化水素等の有害物質を
無害化合物に変換して有害排気物を減少させるために使
用される。触媒コンバータは上述の有害物質を変換する
ための触媒を担持する基体を有する。適当な触媒は当業
者にとって既知であり、例えば、プラチナ含有組成物を
含む。プラチナ含有組成物又は他の高価な金属を含む組
成物に対しては、触媒コンバータを最も有効な方法で使
用することが重要である。従って、基体の横断面全体に
わたって均一な速度分布を達成するように処理中の排気
ガスの流れ特性を調整し、触媒コンバータの基体に担持
された高価な触媒を最少量だけ使って有害物質を変換で
きるようにすることが重要である。
一酸化炭素、酸化窒素、未燃焼炭化水素等の有害物質を
無害化合物に変換して有害排気物を減少させるために使
用される。触媒コンバータは上述の有害物質を変換する
ための触媒を担持する基体を有する。適当な触媒は当業
者にとって既知であり、例えば、プラチナ含有組成物を
含む。プラチナ含有組成物又は他の高価な金属を含む組
成物に対しては、触媒コンバータを最も有効な方法で使
用することが重要である。従って、基体の横断面全体に
わたって均一な速度分布を達成するように処理中の排気
ガスの流れ特性を調整し、触媒コンバータの基体に担持
された高価な触媒を最少量だけ使って有害物質を変換で
きるようにすることが重要である。
【０００４】基体の入口面において均一な速度を達成す
ることも望ましい。その理由は、基体の幾何学形状及び
エンジン排気流に対してコンバータにおける圧力損失が
最小になるからである。圧力損失が大きくなると、エン
ジンの背圧が増大し、高負荷時のエンジンパワーを減少
させ燃費を悪化させてしまう。
ることも望ましい。その理由は、基体の幾何学形状及び
エンジン排気流に対してコンバータにおける圧力損失が
最小になるからである。圧力損失が大きくなると、エン
ジンの背圧が増大し、高負荷時のエンジンパワーを減少
させ燃費を悪化させてしまう。
【０００５】触媒コンバータの基体は、エンジンから触
媒コンバータへ延びる排気パイプの横断面積より実質上
大きな横断面積を有するハウジング内に収納される。従
って、触媒コンバータはコンバータ入口シュノーケルを
具備するように構成されることが多い。シュノーケル
は、触媒コンバータの基体を包囲するハウジングに連結
される一端で大きな横断面積を有し、自動車エンジンか
ら延びる排気パイプに連結される他端で小さな横断面積
を有する。シュノーケルは、その横断面積が円形、楕円
形、矩形等を呈するように種々の形状とすることができ
る。広義の意味で触媒コンバータのシュノーケルはディ
フューザであるが、シュノーケルの寸法は、触媒コンバ
ータの大横断面積のハウジングを自動車エンジンから延
びる小横断面積の排気パイプへ連結するための物理的要
求によってのみ決定される。従って、シュノーケルは、
セラミック基体に担持された高価な金属触媒を最少量だ
け使って有害排気物を変換するために、十分に均一なコ
ンバータ入口速度分布（従って、排気のための最大で最
も均一な滞在時間）を達成するディフューザを提供する
とは限らない。
媒コンバータへ延びる排気パイプの横断面積より実質上
大きな横断面積を有するハウジング内に収納される。従
って、触媒コンバータはコンバータ入口シュノーケルを
具備するように構成されることが多い。シュノーケル
は、触媒コンバータの基体を包囲するハウジングに連結
される一端で大きな横断面積を有し、自動車エンジンか
ら延びる排気パイプに連結される他端で小さな横断面積
を有する。シュノーケルは、その横断面積が円形、楕円
形、矩形等を呈するように種々の形状とすることができ
る。広義の意味で触媒コンバータのシュノーケルはディ
フューザであるが、シュノーケルの寸法は、触媒コンバ
ータの大横断面積のハウジングを自動車エンジンから延
びる小横断面積の排気パイプへ連結するための物理的要
求によってのみ決定される。従って、シュノーケルは、
セラミック基体に担持された高価な金属触媒を最少量だ
け使って有害排気物を変換するために、十分に均一なコ
ンバータ入口速度分布（従って、排気のための最大で最
も均一な滞在時間）を達成するディフューザを提供する
とは限らない。
【０００６】排気パイプを触媒コンバータハウジングの
外側シェルに連結する単一壁型式のディフューザは熱疲
労及びクリープに悩まされることが多い。高温排気ガス
は触媒コンバータハウジングと排気パイプとを機械的に
連結するディフューザに直接接触する。ディフューザの
この部分に熱が繰り返し作用すると、連結部に熱応力が
発生し、排気装置の耐久性（寿命）を減少させてしま
う。更に、単一壁型式のディフューザは触媒コンバータ
ハウジングに熱を伝達し、ハウジングとセラミック基体
との間の装着熱絶縁体の性能及び耐久性を悪化させてし
まう。
外側シェルに連結する単一壁型式のディフューザは熱疲
労及びクリープに悩まされることが多い。高温排気ガス
は触媒コンバータハウジングと排気パイプとを機械的に
連結するディフューザに直接接触する。ディフューザの
この部分に熱が繰り返し作用すると、連結部に熱応力が
発生し、排気装置の耐久性（寿命）を減少させてしま
う。更に、単一壁型式のディフューザは触媒コンバータ
ハウジングに熱を伝達し、ハウジングとセラミック基体
との間の装着熱絶縁体の性能及び耐久性を悪化させてし
まう。
【０００７】
【発明の目的】本発明の目的は、一体鋳造した二重壁型
式のディフューザを設けることにより、上述の従来の欠
点を克服した排気装置を提供することである。
式のディフューザを設けることにより、上述の従来の欠
点を克服した排気装置を提供することである。
【０００８】
【発明の構成並びに作用効果】本発明の特徴とするとこ
ろは、エンジンからの排気パイプを触媒コンバータのハ
ウジングに連結するディフューザを、一端でハウジング
に連結し他端で排気パイプに連結した外壁及びこの外壁
と排気パイプとの連結部の近傍の位置で外壁から離れる
ように分岐した内壁を有する一体鋳造した二重壁型式の
ディフューザとし、内壁が、出口断面積よりも小さな入
口断面積を有するディフューザを提供するように構成さ
れ配置されていることである。
ろは、エンジンからの排気パイプを触媒コンバータのハ
ウジングに連結するディフューザを、一端でハウジング
に連結し他端で排気パイプに連結した外壁及びこの外壁
と排気パイプとの連結部の近傍の位置で外壁から離れる
ように分岐した内壁を有する一体鋳造した二重壁型式の
ディフューザとし、内壁が、出口断面積よりも小さな入
口断面積を有するディフューザを提供するように構成さ
れ配置されていることである。
【０００９】本発明の自動車用排気装置はかなりの表面
積を持つ基体と、この基体に担持された触媒組成物とを
有する触媒コンバータを具備する。触媒コンバータの基
体は、この基体の全長にわたって延び基体の外表面に沿
って位置するハウジング内に保持される。マットや金属
メッシュにより又は他の基体装着及びシール手段によ
り、触媒コンバータのハウジングと基体とを円周方向に
おいて離間させることができる。二重壁型式のディフュ
ーザの外壁は一端でコンバータハウジングに連結され、
他端で排気パイプに連結される。ディフューザの内壁は
外壁から離間し、出口流通断面積より小さな入口流通断
面積を有するディフューザ区分を画定する。内壁はま
た、ディフューザ区分の端部と基体に近い方の内壁の端
部との間に急激な膨径区分を形成する。内壁はコンバー
タ基体及びハウジングに剛直に連結されていない自由浮
遊端部を有する。従って、内壁は、自動車エンジンの作
動中に発生する熱サイクルを受けても、自由に動くこと
ができる。ディフューザの内壁と外壁との間に設けた空
間は熱絶縁空気バリヤを提供し、コンバータハウジング
と排気パイプとの間の機械的な連結部において生じる外
壁の熱膨張、熱収縮を大幅に制限する。熱絶縁空気バリ
ヤはディフューザの外壁の温度を減少させ、熱負荷及び
安全性についての利点を与え、外壁から発されるノイズ
を減少させる機能をも果たす。
積を持つ基体と、この基体に担持された触媒組成物とを
有する触媒コンバータを具備する。触媒コンバータの基
体は、この基体の全長にわたって延び基体の外表面に沿
って位置するハウジング内に保持される。マットや金属
メッシュにより又は他の基体装着及びシール手段によ
り、触媒コンバータのハウジングと基体とを円周方向に
おいて離間させることができる。二重壁型式のディフュ
ーザの外壁は一端でコンバータハウジングに連結され、
他端で排気パイプに連結される。ディフューザの内壁は
外壁から離間し、出口流通断面積より小さな入口流通断
面積を有するディフューザ区分を画定する。内壁はま
た、ディフューザ区分の端部と基体に近い方の内壁の端
部との間に急激な膨径区分を形成する。内壁はコンバー
タ基体及びハウジングに剛直に連結されていない自由浮
遊端部を有する。従って、内壁は、自動車エンジンの作
動中に発生する熱サイクルを受けても、自由に動くこと
ができる。ディフューザの内壁と外壁との間に設けた空
間は熱絶縁空気バリヤを提供し、コンバータハウジング
と排気パイプとの間の機械的な連結部において生じる外
壁の熱膨張、熱収縮を大幅に制限する。熱絶縁空気バリ
ヤはディフューザの外壁の温度を減少させ、熱負荷及び
安全性についての利点を与え、外壁から発されるノイズ
を減少させる機能をも果たす。
【００１０】
【実施例】本発明に係る自動車用排気装置はガソリンや
アルコールの如き可燃性燃料又は当業界で既知の同様な
可燃性燃料で作動するエンジン１０を有する。エンジン
からの排気ガスは排気マニホルド１２を通して排気パイ
プ１４へ導かれ、排気パイプは１以上の触媒コンバータ
１６に連結されている。ある型式のエンジン（例えば、
Ｖ６エンジン、Ｖ８エンジン）に対しては、２つのマニ
ホルドが排気ガスを１以上の触媒コンバータへ導く。排
気物は触媒コンバータからマフラー１８（及び他の消音
素子）へ流れ、排気装置の排出パイプ２０を通って外部
へ流出する。触媒コンバータは１以上の基体２２を備
え、各基体はコンバータの触媒組成物を担持するのに十
分な表面積を有する。コンバータの触媒組成物は種々の
型式のものでよいが、一般には、プラチナの如き金属を
含む。触媒コンバータの基体は、この基体の外表面に沿
って位置したハウジング２４内に保持される。ハウジン
グは基体２２とハウジング２４の内壁との間に位置した
装着材２６を有する。一体鋳造した二重壁型式のディフ
ューザ２８は基体の入口端部においてハウジング２４に
取り付けてある。二重壁型式のディフューザ２８はその
一端３２において溶接３３によりハウジングに機械的に
連結され、他端３４においてエンジンの排気パイプ１４
に機械的に連結されている。外壁と排気パイプとの連結
部近傍の位置で、内壁３６は外壁３０から分岐し、出口
横断面積より小さな入口横断面積を有するディフューザ
区分（図２のＡとＢとの間の区分）を画定する。このデ
ィフューザ区分における内壁は直線状（平坦状）を呈す
る。ディフューザは、一定直径を有する排気パイプの第
１部分に平行に延びる線とディフューザ区分を画定する
内壁３６の部分に平行に延びる線との交角たる半角θを
有する。好ましくは、半角θは約１°ないし約２０°の
角度範囲の値を持つ。内壁３６の第２部分は排気ガス流
のための急激な膨径区分４０を形成する。この急激な膨
径区分（図２のＢとＣとの間の区分）は、約３０°ない
し約９０°の角度範囲の値を持ちディフューザ区分の半
角θより実質上大きな半角βを有する。内壁３６の一端
４２は基体２２と触媒コンバータハウジング２４との間
の環状領域内へ延び、装着材２６に接触する。内壁のこ
の端部は基体及びコンバータハウジングに機械的に連結
されておらず、従って、基体及びハウジングに関して自
由浮遊状態にある。一体鋳造したディフューザ２８の内
壁と外壁との間に形成された空間４４は熱絶縁空気層を
提供する。排気ガスが一体鋳造したディフューザ２８を
通って流れるとき、熱応力は内壁３６により主として吸
収されるが、この内壁の端部４２が自由浮遊状態にある
ため、内壁は膨張、収縮できる。熱絶縁空気層は外壁３
０に作用する温度及び熱を制限し、従って、ディフュー
ザ２８とハウジング２４との間の機械的連結部及びディ
フューザと排気パイプ１４との間の機械的連結部には実
質的に熱応力が作用しない。
アルコールの如き可燃性燃料又は当業界で既知の同様な
可燃性燃料で作動するエンジン１０を有する。エンジン
からの排気ガスは排気マニホルド１２を通して排気パイ
プ１４へ導かれ、排気パイプは１以上の触媒コンバータ
１６に連結されている。ある型式のエンジン（例えば、
Ｖ６エンジン、Ｖ８エンジン）に対しては、２つのマニ
ホルドが排気ガスを１以上の触媒コンバータへ導く。排
気物は触媒コンバータからマフラー１８（及び他の消音
素子）へ流れ、排気装置の排出パイプ２０を通って外部
へ流出する。触媒コンバータは１以上の基体２２を備
え、各基体はコンバータの触媒組成物を担持するのに十
分な表面積を有する。コンバータの触媒組成物は種々の
型式のものでよいが、一般には、プラチナの如き金属を
含む。触媒コンバータの基体は、この基体の外表面に沿
って位置したハウジング２４内に保持される。ハウジン
グは基体２２とハウジング２４の内壁との間に位置した
装着材２６を有する。一体鋳造した二重壁型式のディフ
ューザ２８は基体の入口端部においてハウジング２４に
取り付けてある。二重壁型式のディフューザ２８はその
一端３２において溶接３３によりハウジングに機械的に
連結され、他端３４においてエンジンの排気パイプ１４
に機械的に連結されている。外壁と排気パイプとの連結
部近傍の位置で、内壁３６は外壁３０から分岐し、出口
横断面積より小さな入口横断面積を有するディフューザ
区分（図２のＡとＢとの間の区分）を画定する。このデ
ィフューザ区分における内壁は直線状（平坦状）を呈す
る。ディフューザは、一定直径を有する排気パイプの第
１部分に平行に延びる線とディフューザ区分を画定する
内壁３６の部分に平行に延びる線との交角たる半角θを
有する。好ましくは、半角θは約１°ないし約２０°の
角度範囲の値を持つ。内壁３６の第２部分は排気ガス流
のための急激な膨径区分４０を形成する。この急激な膨
径区分（図２のＢとＣとの間の区分）は、約３０°ない
し約９０°の角度範囲の値を持ちディフューザ区分の半
角θより実質上大きな半角βを有する。内壁３６の一端
４２は基体２２と触媒コンバータハウジング２４との間
の環状領域内へ延び、装着材２６に接触する。内壁のこ
の端部は基体及びコンバータハウジングに機械的に連結
されておらず、従って、基体及びハウジングに関して自
由浮遊状態にある。一体鋳造したディフューザ２８の内
壁と外壁との間に形成された空間４４は熱絶縁空気層を
提供する。排気ガスが一体鋳造したディフューザ２８を
通って流れるとき、熱応力は内壁３６により主として吸
収されるが、この内壁の端部４２が自由浮遊状態にある
ため、内壁は膨張、収縮できる。熱絶縁空気層は外壁３
０に作用する温度及び熱を制限し、従って、ディフュー
ザ２８とハウジング２４との間の機械的連結部及びディ
フューザと排気パイプ１４との間の機械的連結部には実
質的に熱応力が作用しない。
【００１１】典型的な乗用車に対しては、ディフューザ
を流通する排気ガスは、ディフューザ２８の第１端部と
排気パイプ１４との間の連結部に実質上相当する図２の
Ａ点における約１９３５．４８ｍｍ2（３インチ2）の横
断面積を通って流れる。次いで、排気ガスはディフュー
ザ区分の第２端部に相当する図２のＢ点における約４５
２６．１２ｍｍ2（７インチ2）の横断面積を通って流
れ、更に、コンバータ基体２２の近傍の急激な膨径区分
４０内の図２のＣ点における約１２９０３．２ｍｍ
2（２０インチ2）の横断面積を通って流れる。図２に示
すように、ディフューザ区分は長さＮ及び入口直径Ｄ１
を有する。改善された排気変換性能を得るために、上記
寸法Ｄ１、θ、Ｎ間の関係はθ≦１４（Ｎ／Ｄ１）
-0.54 となっている。好ましくは、ディフューザは、最
大エンジン性能（パワー及び燃料の経済性の最大改善）
を達成する最小圧力損失の排気装置を提供するために、
上記の設計上の関係の制約内で設計される。一体鋳造し
た二重壁形式のディフューザはステンレススチールの如
き材料を用いて鋳造により形成できる。
を流通する排気ガスは、ディフューザ２８の第１端部と
排気パイプ１４との間の連結部に実質上相当する図２の
Ａ点における約１９３５．４８ｍｍ2（３インチ2）の横
断面積を通って流れる。次いで、排気ガスはディフュー
ザ区分の第２端部に相当する図２のＢ点における約４５
２６．１２ｍｍ2（７インチ2）の横断面積を通って流
れ、更に、コンバータ基体２２の近傍の急激な膨径区分
４０内の図２のＣ点における約１２９０３．２ｍｍ
2（２０インチ2）の横断面積を通って流れる。図２に示
すように、ディフューザ区分は長さＮ及び入口直径Ｄ１
を有する。改善された排気変換性能を得るために、上記
寸法Ｄ１、θ、Ｎ間の関係はθ≦１４（Ｎ／Ｄ１）
-0.54 となっている。好ましくは、ディフューザは、最
大エンジン性能（パワー及び燃料の経済性の最大改善）
を達成する最小圧力損失の排気装置を提供するために、
上記の設計上の関係の制約内で設計される。一体鋳造し
た二重壁形式のディフューザはステンレススチールの如
き材料を用いて鋳造により形成できる。
【図１】エンジンからの排気物が排気マニホルド、触媒
コンバータ、マフラー及び排出パイプを通って流れるよ
うに構成した自動車用排気装置の斜視図である。
コンバータ、マフラー及び排出パイプを通って流れるよ
うに構成した自動車用排気装置の斜視図である。
【図２】図１の２−２線における断面図で、本発明の排
気装置の入口端部付近を示す図である。
気装置の入口端部付近を示す図である。
１０ エンジン １４ 排気パイプ １６ 触媒コンバータ ２２ 基体 ２４ ハウジング ２８ ディフューザ ３０ 外壁 ３２ 外壁の一端 ３４ 外壁の他端 ３６ 内壁 ４２ 自由浮遊端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ウィリアム・ウェンドランド アメリカ合衆国ミシガン州48309，ロチェ スター・ヒルズ，ヒッコリー・ヒル・コー ト 1009 (72)発明者 リチャード・スウィフト・マックラウリ ー，ザ・サード アメリカ合衆国ミシガン州48439，グラン ド・ブランク，クロフトシャー・ドライブ 12874 (72)発明者 ラメシュ・チマンラル・シャー アメリカ合衆国ミシガン州48375，ノヴィ, クローヴァーレーン 21736
Claims (4)
- 【請求項１】 触媒を担持した基体（２２）と、この基
体（２２）を担持し、同基体（２２）の外表面に実質上
沿って位置するハウジング（２４）と、このハウジング
（２４）の入口端部をエンジン（１０）からの排気パイ
プ（１４）に連結するディフューザ（２８）とを有する
触媒コンバータ（１６）を備えた、エンジン（１０）の
ための排気装置において、 上記ディフューザ（２８）を、一端（３２）で上記ハウ
ジング（２４）に連結し他端（３４）で上記排気パイプ
（１４）に連結した外壁（３０）及びこの外壁（３０）
と当該排気パイプ（１４）との連結部の近傍の位置で同
外壁（３０）から離れるように分岐した内壁（３６）を
有する一体鋳造した二重壁型式のディフューザとし、上
記内壁（３６）が、出口断面積よりも小さな入口断面積
を有するディフューザを提供するように構成され配置さ
れていることを特徴とする排気装置。 - 【請求項２】 上記内壁（３６）が上記触媒コンバータ
（１６）に機械的に連結されていない自由浮遊端部（４
２）を有することを特徴とする請求項１の排気装置。 - 【請求項３】 上記ディフューザ（２８）が、θ≦１４
（Ｎ／Ｄ１）-0.54なる数学的関係にて決められた長さ
Ｎ、半角θ及び入口直径Ｄ１を有することを特徴とする
請求項１又は２の排気装置。 - 【請求項４】 ディフューザ（２８）に連結された触媒
コンバータ（１６）を有するエンジン排気装置におい
て、 上記デーフューザを一体鋳造した二重壁型式のディフュ
ーザとしたことを特徴とするエンジン排気装置。
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| US08/163,792 US5408828A (en) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | Integral cast diffuser for a catalytic converter |
| US163792 | 1993-12-10 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07224646A true JPH07224646A (ja) | 1995-08-22 |
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| JP6307231A Withdrawn JPH07224646A (ja) | 1993-12-10 | 1994-12-12 | 排気装置 |
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| US (1) | US5408828A (ja) |
| EP (1) | EP0657632B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07224646A (ja) |
| DE (1) | DE69408424T2 (ja) |
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