JPH07223174A - 手持ち式工具装置用の工具及び工具ホルダ - Google Patents
手持ち式工具装置用の工具及び工具ホルダInfo
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- JPH07223174A JPH07223174A JP7016031A JP1603195A JPH07223174A JP H07223174 A JPH07223174 A JP H07223174A JP 7016031 A JP7016031 A JP 7016031A JP 1603195 A JP1603195 A JP 1603195A JP H07223174 A JPH07223174 A JP H07223174A
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- Japan
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- tool
- groove
- locking
- shank
- longitudinal groove
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- Pending
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D17/00—Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
- B25D17/08—Means for retaining and guiding the tool bit, e.g. chucks allowing axial oscillation of the tool bit
- B25D17/084—Rotating chucks or sockets
- B25D17/088—Rotating chucks or sockets with radial movable locking elements co-operating with bit shafts specially adapted therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D2217/00—Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
- B25D2217/003—Details relating to chucks with radially movable locking elements
- B25D2217/0034—Details of shank profiles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T279/00—Chucks or sockets
- Y10T279/17—Socket type
- Y10T279/17042—Lost motion
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T408/00—Cutting by use of rotating axially moving tool
- Y10T408/89—Tool or Tool with support
- Y10T408/907—Tool or Tool with support including detailed shank
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T408/00—Cutting by use of rotating axially moving tool
- Y10T408/94—Tool-support
- Y10T408/95—Tool-support with tool-retaining means
- Y10T408/953—Clamping jaws
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チゼル及び／又は衝撃ドリル用手持ち式工具
装置の工具ホルダに装着する工具として、対応形式の工
具ホルダに大トルクを伝達するに適すると共に在来形式
の工具ホルダにも装着可能であり、しかも係止欠陥を事
前に確認し得る工具を提案することにある。 【構成】 工具シャンク（１）にその遊端に向けて開放
した二本の連回溝（２，３）を直径対向位置に配置して
設け、これら連回溝（２，３）の断面積を互いに異なら
しめる。工具ホルダにおける係止素子を挿入し得るよ
う、軸線方向に閉鎖した係止溝（４）をシャンク（１）
に設けて、工具を軸線方向に固定可能とする。さらに、
伝達トルク容量を増大するため、シャンク（１）にその
遊端に向けて開放した長手方向溝（５）を設け、工具の
軸線方向投影面内における長手方向溝の幅を少なくとも
係止溝（４）の幅と一致させる。これにより、在来形式
の手持ち工具装置における、作業者にとって確認が困難
な係止欠陥を防止するものである。
装置の工具ホルダに装着する工具として、対応形式の工
具ホルダに大トルクを伝達するに適すると共に在来形式
の工具ホルダにも装着可能であり、しかも係止欠陥を事
前に確認し得る工具を提案することにある。 【構成】 工具シャンク（１）にその遊端に向けて開放
した二本の連回溝（２，３）を直径対向位置に配置して
設け、これら連回溝（２，３）の断面積を互いに異なら
しめる。工具ホルダにおける係止素子を挿入し得るよ
う、軸線方向に閉鎖した係止溝（４）をシャンク（１）
に設けて、工具を軸線方向に固定可能とする。さらに、
伝達トルク容量を増大するため、シャンク（１）にその
遊端に向けて開放した長手方向溝（５）を設け、工具の
軸線方向投影面内における長手方向溝の幅を少なくとも
係止溝（４）の幅と一致させる。これにより、在来形式
の手持ち工具装置における、作業者にとって確認が困難
な係止欠陥を防止するものである。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は、チゼル及び／又は衝撃ドリル用
手持ち式工具装置における工具ホルダに装着されるシャ
ンクを具える工具に関し、特に、シャンクに、軸線方向
に閉鎖した少なくとも一本の係止溝と、係止溝に対して
直径対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に向け
て開放した少なくとも一本の長手方向溝と、互いに直径
対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に向けて開
放した二本の連回溝とが設けられ、該連回溝は半径方向
外方に向けて指向する大きさの異なる開口面を有し、か
つ、断面積が互いに異なる形状とされた工具に係るもの
である。
手持ち式工具装置における工具ホルダに装着されるシャ
ンクを具える工具に関し、特に、シャンクに、軸線方向
に閉鎖した少なくとも一本の係止溝と、係止溝に対して
直径対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に向け
て開放した少なくとも一本の長手方向溝と、互いに直径
対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に向けて開
放した二本の連回溝とが設けられ、該連回溝は半径方向
外方に向けて指向する大きさの異なる開口面を有し、か
つ、断面積が互いに異なる形状とされた工具に係るもの
である。
【０００２】
【背景技術】ドイツ連邦共和国特許第 25 51 125号明細
書には、直径対向位置に配置されると共に軸線方向に閉
鎖した同一断面形状を有する二本の係止溝と、 同様に直
径対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に向けて
開放した同一断面形状を有する二本の連回溝とを設けた
シャンクを具える工具が開示されており、かかる構成の
工具は世界的に広く普及するに至っている。
書には、直径対向位置に配置されると共に軸線方向に閉
鎖した同一断面形状を有する二本の係止溝と、 同様に直
径対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に向けて
開放した同一断面形状を有する二本の連回溝とを設けた
シャンクを具える工具が開示されており、かかる構成の
工具は世界的に広く普及するに至っている。
【０００３】上述した構成の工具は、一対の連回部材
と、半径方向に変位可能な少なくとも１個の係止部材と
を設けた工具ホルダを具える手持ち式工具装置に使用す
る。 工具ホルダの連回部材は工具の連回溝と結合してト
ルク伝達機能を発揮するものである。また、半径方向に
変位可能な係止素子は球状または円筒状に形成し得るも
のであり、軸線方向に閉鎖した工具の係止溝と結合して
工具を工具ホルダ内で軸線方向に固定する。
と、半径方向に変位可能な少なくとも１個の係止部材と
を設けた工具ホルダを具える手持ち式工具装置に使用す
る。 工具ホルダの連回部材は工具の連回溝と結合してト
ルク伝達機能を発揮するものである。また、半径方向に
変位可能な係止素子は球状または円筒状に形成し得るも
のであり、軸線方向に閉鎖した工具の係止溝と結合して
工具を工具ホルダ内で軸線方向に固定する。
【０００４】工具ホルダ内における工具の軸線方向での
固定に関しては特別な要件が課されていないため、一対
の係止素子を使用する以外に単一の係止素子を用いるこ
とがより一般的とされている。工具の軸線方向での固定
は、工具が意に反して工具ホルダから脱落して作業に危
険を生じさせる事態を回避することが主たる目的とされ
ている。なお、工具が工具ホルダ内で軸線方向に適正に
固定されていなければ、作業工程の終了後に工具及び手
持ち式装置を作業対象としての構造部材から再び離すこ
とが不可能となる。
固定に関しては特別な要件が課されていないため、一対
の係止素子を使用する以外に単一の係止素子を用いるこ
とがより一般的とされている。工具の軸線方向での固定
は、工具が意に反して工具ホルダから脱落して作業に危
険を生じさせる事態を回避することが主たる目的とされ
ている。なお、工具が工具ホルダ内で軸線方向に適正に
固定されていなければ、作業工程の終了後に工具及び手
持ち式装置を作業対象としての構造部材から再び離すこ
とが不可能となる。
【０００５】他方、トルク伝達に関しては高度の要件が
課されている。特に、使用する工具の作業径の増大に伴
う手持ち式工具装置の出力増加に鑑み、トルク伝達容量
の増大が待望されている。この場合、工具シャンク、特
にその連回溝領域が、工具残部の常用摩耗前に早期摩耗
を生じる。
課されている。特に、使用する工具の作業径の増大に伴
う手持ち式工具装置の出力増加に鑑み、トルク伝達容量
の増大が待望されている。この場合、工具シャンク、特
にその連回溝領域が、工具残部の常用摩耗前に早期摩耗
を生じる。
【０００６】特に、 大トルクの伝達に関する問題点を解
決するため、ドイツ連邦共和国特許出願第 39 41 646号
公開公報には、一方の連回溝に他方の連回溝よりも大き
な断面積を持たせることが提案されている。この提案に
よれば、工具ホルダにおける連回溝と協働する連回部材
の拡大が可能となり、全体としてより大きな摩耗代が実
現される。
決するため、ドイツ連邦共和国特許出願第 39 41 646号
公開公報には、一方の連回溝に他方の連回溝よりも大き
な断面積を持たせることが提案されている。この提案に
よれば、工具ホルダにおける連回溝と協働する連回部材
の拡大が可能となり、全体としてより大きな摩耗代が実
現される。
【０００７】上述した断面積の増大の他、ドイツ連邦共
和国特許出願第 39 41 646号公開公報には、大トルクの
伝達に対する摩耗代を増加するため、シャンクの遊端に
向けて開放した長手方向溝を一方の係止溝に代えて設け
ることも提案されている。 この場合、工具の長手方向溝
に対応する長手方向部材を工具ホルダに設け、トルク伝
達のために追加的な側面を使用することが可能となる。
和国特許出願第 39 41 646号公開公報には、大トルクの
伝達に対する摩耗代を増加するため、シャンクの遊端に
向けて開放した長手方向溝を一方の係止溝に代えて設け
ることも提案されている。 この場合、工具の長手方向溝
に対応する長手方向部材を工具ホルダに設け、トルク伝
達のために追加的な側面を使用することが可能となる。
【０００８】上述したいずれの措置も、工具を適合する
工具ホルダと組み合わせて使用する場合に有効かつ有利
である。 しかしながら、 前述のように、 従来一般的に使
用されている工具に対応して、断面積の等しい一対の連
回部材と、 半径方向に変位可能な１個または２個の係止
素子とを設けたホルダを具える手持ち式工具装置が世界
的に広く普及していることを無視することができない。
すなわち、大トルク用として工具を新規に設計する場
合、新形式の工具により得られる利点を度外視しても、
なお市販されている在来形式の手持ち式工具装置におけ
る工具ホルダに適合する工具として設計しなければなら
ない。
工具ホルダと組み合わせて使用する場合に有効かつ有利
である。 しかしながら、 前述のように、 従来一般的に使
用されている工具に対応して、断面積の等しい一対の連
回部材と、 半径方向に変位可能な１個または２個の係止
素子とを設けたホルダを具える手持ち式工具装置が世界
的に広く普及していることを無視することができない。
すなわち、大トルク用として工具を新規に設計する場
合、新形式の工具により得られる利点を度外視しても、
なお市販されている在来形式の手持ち式工具装置におけ
る工具ホルダに適合する工具として設計しなければなら
ない。
【０００９】シャンクに単一の長手方向溝を設けた工具
の場合、工具ホルダが一対の係止素子を有する手持ち式
工具装置に装着できないことが重大な欠点である。すな
わち、第二の係止素子が長手方向溝内に挿入できないか
らである。これに対し、単一の係止素子を有する工具ホ
ルダで工具を保持する場合、断面積の等しい連回部材で
は 180°ずれた角度位置で誤挿入される場合がある。所
定の遊びにより又は係止素子の弾力的な配置のため半径
方向の変位に用いる手段が作動する結果、係止素子がシ
ャンクに対して部分的に極めて強く摩擦結合する。この
ような係止欠陥は作業者には容易に確認できない。摩擦
結合は、軸線方向の固定を確認するための通常の検査運
動に耐え得るからである。したがって、工具の軸線方向
固定の意に反しての解除は、装着時には予測不能で不慮
に生じるため、事故を完全に排除することは極めて困難
である。
の場合、工具ホルダが一対の係止素子を有する手持ち式
工具装置に装着できないことが重大な欠点である。すな
わち、第二の係止素子が長手方向溝内に挿入できないか
らである。これに対し、単一の係止素子を有する工具ホ
ルダで工具を保持する場合、断面積の等しい連回部材で
は 180°ずれた角度位置で誤挿入される場合がある。所
定の遊びにより又は係止素子の弾力的な配置のため半径
方向の変位に用いる手段が作動する結果、係止素子がシ
ャンクに対して部分的に極めて強く摩擦結合する。この
ような係止欠陥は作業者には容易に確認できない。摩擦
結合は、軸線方向の固定を確認するための通常の検査運
動に耐え得るからである。したがって、工具の軸線方向
固定の意に反しての解除は、装着時には予測不能で不慮
に生じるため、事故を完全に排除することは極めて困難
である。
【００１０】
【発明の開示】本発明の課題は、対応形式の工具ホルダ
に大トルクを伝達するに適すると共に在来形式の工具ホ
ルダにも装着可能であり、しかも係止欠陥を事前に確認
し得る工具を提案することにある。
に大トルクを伝達するに適すると共に在来形式の工具ホ
ルダにも装着可能であり、しかも係止欠陥を事前に確認
し得る工具を提案することにある。
【００１１】この課題を解決するため、本発明は、チゼ
ル及び／又は衝撃ドリル用手持ち式工具装置における工
具ホルダに装着されるシャンクを具え、該シャンクに、
軸線方向に閉鎖した少なくとも一本の係止溝と、係止溝
に対して直径対向位置に配置されると共にシャンクの遊
端に向けて開放した少なくとも一本の長手方向溝と、互
いに直径対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に
向けて開放した二本の連回溝とが設けられ、該連回溝は
半径方向外方に向けて指向する大きさの異なる開口面を
有し、かつ、断面積が互いに異なる形状とされた工具に
おいて、工具の軸線方向投影面内で長手方向溝の幅を少
なくとも係止溝の幅に合致させたことを特徴とするもの
である。
ル及び／又は衝撃ドリル用手持ち式工具装置における工
具ホルダに装着されるシャンクを具え、該シャンクに、
軸線方向に閉鎖した少なくとも一本の係止溝と、係止溝
に対して直径対向位置に配置されると共にシャンクの遊
端に向けて開放した少なくとも一本の長手方向溝と、互
いに直径対向位置に配置されると共にシャンクの遊端に
向けて開放した二本の連回溝とが設けられ、該連回溝は
半径方向外方に向けて指向する大きさの異なる開口面を
有し、かつ、断面積が互いに異なる形状とされた工具に
おいて、工具の軸線方向投影面内で長手方向溝の幅を少
なくとも係止溝の幅に合致させたことを特徴とするもの
である。
【００１２】本発明によるシャンクを具える工具は、一
対の係止素子を具える在来形式の工具ホルダに問題なく
装着可能である。工具が単一の係止素子を具える在来形
式の工具ホルダに正しく導入される場合、軸線方向の十
分な固定が実現する。これに対して、工具が工具ホルダ
に180°ずれた角度位置で誤装着される場合、係止素子
は長手方向溝の断面内に完全に進入させることができる
が、係止素子はシャンクのいかなる外周部分とも接触せ
ず、したがってシャンクと係止素子との間にはいかなる
結合も実現しない。そして、作業者にとって、工具が適
正に工具ホルダに装着されていないことは、工具が軸線
方向に固定不能であることにより認識することができ、
遅くとも通常の点検時には認識可能である。すなわち、
作業者が誤装着した工具を用いて構造部材の加工作業に
着手することはあり得ない。
対の係止素子を具える在来形式の工具ホルダに問題なく
装着可能である。工具が単一の係止素子を具える在来形
式の工具ホルダに正しく導入される場合、軸線方向の十
分な固定が実現する。これに対して、工具が工具ホルダ
に180°ずれた角度位置で誤装着される場合、係止素子
は長手方向溝の断面内に完全に進入させることができる
が、係止素子はシャンクのいかなる外周部分とも接触せ
ず、したがってシャンクと係止素子との間にはいかなる
結合も実現しない。そして、作業者にとって、工具が適
正に工具ホルダに装着されていないことは、工具が軸線
方向に固定不能であることにより認識することができ、
遅くとも通常の点検時には認識可能である。すなわち、
作業者が誤装着した工具を用いて構造部材の加工作業に
着手することはあり得ない。
【００１３】工具の軸線方向投影面内における長手方向
溝の幅は、 係止溝の幅と一致させるのが有利である。こ
の場合、連回溝の対称軸線を基準とし、長手方向溝を係
止溝に対して軸線対称に形成するのが望ましい。
溝の幅は、 係止溝の幅と一致させるのが有利である。こ
の場合、連回溝の対称軸線を基準とし、長手方向溝を係
止溝に対して軸線対称に形成するのが望ましい。
【００１４】球状または円筒状として形成することので
きる回転対称形状の係止体に関連して、長手方向溝はト
ラフ状に形成するのが有利である。トラフ状の長手方向
溝は、 係止体に底面が適合するものである。
きる回転対称形状の係止体に関連して、長手方向溝はト
ラフ状に形成するのが有利である。トラフ状の長手方向
溝は、 係止体に底面が適合するものである。
【００１５】本発明による別の実施例においては、工具
の軸線方向投影面内における長手方向溝の幅を、係止溝
の幅よりも大とする。この場合、特に、新形式の工具ホ
ルダに設けられた長手方向部材との協働に関して、長手
方向溝は種々の態様で形成することができる。
の軸線方向投影面内における長手方向溝の幅を、係止溝
の幅よりも大とする。この場合、特に、新形式の工具ホ
ルダに設けられた長手方向部材との協働に関して、長手
方向溝は種々の態様で形成することができる。
【００１６】長手方向溝は、少なくとも一方の側面をほ
ぼ半径方向に延在する配置とするのが有利である。伝達
すべきトルクに関連して、長手方向溝における少なくと
も回転方向前方に位置する側面をほぼ半径方向に延在す
る配置とするのが特に有利である。他方の側面は、例え
ば、弧状又は同様に半径方向に延在する適宜形状とする
ことができる。
ぼ半径方向に延在する配置とするのが有利である。伝達
すべきトルクに関連して、長手方向溝における少なくと
も回転方向前方に位置する側面をほぼ半径方向に延在す
る配置とするのが特に有利である。他方の側面は、例え
ば、弧状又は同様に半径方向に延在する適宜形状とする
ことができる。
【００１７】上述したとおり、本発明による工具におい
ては、広範に普及している在来形式の手持ち式工具装置
に挿入可能である点が肝要である。本発明の他の課題
は、大トルクの伝達にも適する工具を提案することであ
る。この課題は、本発明の工具を保持する受け孔を具
え、工具における係止溝と協働すべく半径方向に変位可
能とした少なくとも１個の係止素子と、工具における連
回溝と協働すべく幅及び断面積を異ならしめた一対の連
回部材と、工具における長手方向溝と協働すべく長手方
向に延在させた少なくとも１個の突条とを具えてなるこ
とを特徴とする工具ホルダによって解決される。
ては、広範に普及している在来形式の手持ち式工具装置
に挿入可能である点が肝要である。本発明の他の課題
は、大トルクの伝達にも適する工具を提案することであ
る。この課題は、本発明の工具を保持する受け孔を具
え、工具における係止溝と協働すべく半径方向に変位可
能とした少なくとも１個の係止素子と、工具における連
回溝と協働すべく幅及び断面積を異ならしめた一対の連
回部材と、工具における長手方向溝と協働すべく長手方
向に延在させた少なくとも１個の突条とを具えてなるこ
とを特徴とする工具ホルダによって解決される。
【００１８】本発明において連回部材の幅を一層広く形
成することにより、一層大きな摩耗代が実現可能とな
る。さらに、長手方向部材により、トルク伝達に供する
追加的な側面が出現する。
成することにより、一層大きな摩耗代が実現可能とな
る。さらに、長手方向部材により、トルク伝達に供する
追加的な側面が出現する。
【００１９】
【最良の実施形態】以下、図示実施例につき本発明を一
層具体的に説明する。
層具体的に説明する。
【００２０】図１に示す工具は、そのシャンク１に二本
の連回溝２，３を互いに直径線上で対向させて設け、そ
の一方の連回溝３は半径方向外方に向けてより大きく開
口する形状及び断面積を持たせる。シャンク１には、さ
らに、軸線方向に閉鎖した係止溝４と、シャンク１の遊
端に向けて開放するトラフ形状の長手方向溝５とを互い
に直径線上で対向させて設ける。
の連回溝２，３を互いに直径線上で対向させて設け、そ
の一方の連回溝３は半径方向外方に向けてより大きく開
口する形状及び断面積を持たせる。シャンク１には、さ
らに、軸線方向に閉鎖した係止溝４と、シャンク１の遊
端に向けて開放するトラフ形状の長手方向溝５とを互い
に直径線上で対向させて設ける。
【００２１】図２に示す工具は、そのシャンク６に二本
の連回溝７，８を互いに直径線上で対向させて設け、そ
の一方の連回溝８は半径方向外方に向けてより大きく開
口する形状及び断面積を持たせる。シャンク６には、さ
らに、軸線方向に閉鎖した係止溝９と長手方向溝10とを
互いに直径線上で対向させて設ける。工具の軸線方向投
影面内で、長手方向溝10の幅を係止溝９の幅よりも大と
する。さらに、最適なトルク伝達特性を実現するため、
長手方向溝10における少なくとも回転方向前方に位置す
る側面10ａをほぼ半径方向に延在させる。例えば、本実
施例のシャンク６におけるごとく、長手方向溝10の両側
面をほぼ対称的に半径方向に延在させることができる。
の連回溝７，８を互いに直径線上で対向させて設け、そ
の一方の連回溝８は半径方向外方に向けてより大きく開
口する形状及び断面積を持たせる。シャンク６には、さ
らに、軸線方向に閉鎖した係止溝９と長手方向溝10とを
互いに直径線上で対向させて設ける。工具の軸線方向投
影面内で、長手方向溝10の幅を係止溝９の幅よりも大と
する。さらに、最適なトルク伝達特性を実現するため、
長手方向溝10における少なくとも回転方向前方に位置す
る側面10ａをほぼ半径方向に延在させる。例えば、本実
施例のシャンク６におけるごとく、長手方向溝10の両側
面をほぼ対称的に半径方向に延在させることができる。
【００２２】図３は、本発明の一実施例による工具ホル
ダとして、図１に示したシャンク１を具える工具を対象
とする工具ホルダを線図的に示す断面図である。この工
具ホルダは、ほぼ中空円筒形状をなすガイド部材11と、
ガイド部材11の外周上に配置された作動スリーブ12と、
作動スリーブ12の外周上に配置されたケージ13とから構
成する。 ガイド部材11には、直径線上で互いに対向する
一対の連回部材11ａ，11ｂを設ける。連回部材11ｂは、
連回部材11ａよりも幅広でより大きな断面積を有する断
面形状とする。さらに、ガイド部材11に追加的な連回部
材として長手方向に延在する突条11ｃを設け、この突条
11ｃを本実施例では弧状に突出する断面形状として工具
の長手方向溝５と係合可能とする。さらに、工具を軸線
方向に固定するため、工具ホルダには半径方向に変位可
能な球状係止素子14を設ける。
ダとして、図１に示したシャンク１を具える工具を対象
とする工具ホルダを線図的に示す断面図である。この工
具ホルダは、ほぼ中空円筒形状をなすガイド部材11と、
ガイド部材11の外周上に配置された作動スリーブ12と、
作動スリーブ12の外周上に配置されたケージ13とから構
成する。 ガイド部材11には、直径線上で互いに対向する
一対の連回部材11ａ，11ｂを設ける。連回部材11ｂは、
連回部材11ａよりも幅広でより大きな断面積を有する断
面形状とする。さらに、ガイド部材11に追加的な連回部
材として長手方向に延在する突条11ｃを設け、この突条
11ｃを本実施例では弧状に突出する断面形状として工具
の長手方向溝５と係合可能とする。さらに、工具を軸線
方向に固定するため、工具ホルダには半径方向に変位可
能な球状係止素子14を設ける。
【図１】図１は、本発明の一実施例による工具のシャン
クを示す断面図である。
クを示す断面図である。
【図２】図２は、本発明の他の実施例による工具のシャ
ンクを示す断面図である。
ンクを示す断面図である。
【図３】図３は、図１に示したシャンクを有する工具を
保持するための工具ホルダを示す断面図である。
保持するための工具ホルダを示す断面図である。
１，６ シャンク ２，３，７，８ 連回溝 ４，９ 係止溝 ５，10 長手方向溝 10ａ 連回側の側面 11a, 11b 連回部材 11ｃ 突条 14 係止素子
Claims (8)
- 【請求項１】 チゼル及び／又は衝撃ドリル用手持ち式
工具装置における工具ホルダに装着されるシャンク
（１，６）を具え、該シャンク（１，６）に、軸線方向
に閉鎖した少なくとも一本の係止溝（４，９）と、係止
溝（４，９）に対して直径対向位置に配置されると共に
シャンク（１，６）の遊端に向けて開放した少なくとも
一本の長手方向溝（５，10）と、互いに直径対向位置に
配置されると共にシャンク（１，６）の遊端に向けて開
放した二本の連回溝（２，３，７，８）とが設けられ、
該連回溝は半径方向外方に向けて指向する大きさの異な
る開口面を有し、かつ、断面積が互いに異なる形状とさ
れた工具において、工具の軸線方向投影面内で長手方向
溝（５，10）の幅を少なくとも係止溝（４，９）の幅に
合致させたことを特徴とする工具。 - 【請求項２】 請求項１記載の工具において、工具の軸
線方向投影面内で長手方向溝（５）の幅を係止溝（４）
の幅と一致させたことを特徴とする工具。 - 【請求項３】 請求項２記載の工具において、連回溝
（２，３）の対称軸線に関して長手方向溝（５）を係止
溝（４）に対し軸線対称的に配置したことを特徴とする
工具。 - 【請求項４】 請求項２又は３に記載の工具において、
長手方向溝（５）をトラフ形状としたことを特徴とする
工具。 - 【請求項５】 請求項１記載の工具において、工具の軸
線方向投影面内で長手方向溝（５）の幅を係止溝（４）
の幅よりも大としたことを特徴とする工具。 - 【請求項６】 請求項５記載の工具において、長手方向
溝（10）の少なくとも一方の側面をほぼ半径方向に延在
する配置としたことを特徴とする工具。 - 【請求項７】 請求項６記載の工具において、長手方向
溝（10）における少なくとも回転方向前方に位置する側
面（10ａ）をほぼ半径方向に延在する配置としたことを
特徴とする工具。 - 【請求項８】 請求項１〜７のいずれか一項に記載の工
具を保持する受け孔を具える工具ホルダにおいて、工具
における係止溝（４）と協働すべく半径方向に変位可能
とした少なくとも１個の係止素子（14）と、工具におけ
る連回溝（２，３）と協働すべく幅及び断面積を異なら
しめた一対の連回部材（11a, 11b）と、工具における長
手方向溝（５，10）と協働すべく長手方向に延在させた
少なくとも１個の突条（11c)とを具えてなることを特徴
とする工具ホルダ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4403303A DE4403303A1 (de) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | Werkzeug und Werkzeugaufnahme für Handwerkzeuggeräte |
| DE4403303:6 | 1994-02-03 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07223174A true JPH07223174A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=6509378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7016031A Pending JPH07223174A (ja) | 1994-02-03 | 1995-02-02 | 手持ち式工具装置用の工具及び工具ホルダ |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5529445A (ja) |
| EP (1) | EP0666147B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07223174A (ja) |
| CN (1) | CN1112865A (ja) |
| DE (2) | DE4403303A1 (ja) |
| DK (1) | DK0666147T3 (ja) |
| FI (1) | FI950414A (ja) |
| HU (1) | HU216379B (ja) |
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