JPH07222479A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JPH07222479A
JPH07222479A JP710194A JP710194A JPH07222479A JP H07222479 A JPH07222479 A JP H07222479A JP 710194 A JP710194 A JP 710194A JP 710194 A JP710194 A JP 710194A JP H07222479 A JPH07222479 A JP H07222479A
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unit
servo
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motor
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JP710194A
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English (en)
Inventor
Fuyuhiko Yoshikura
冬彦 吉倉
Tomoyuki Otake
知之 大竹
Minoru Enomoto
稔 榎本
Hiroyuki Ito
浩行 伊藤
Soichiro Takano
操一郎 高野
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つのサーボアンプによって複数のサーボモ
ータを制御する。 【構成】 コントロール部12は、PCからの割出し制
御指令によって各軸ごとの割出し位置、速度等の指令を
作成しこれをサーボアンプ部14に供給する。ここで、
駆動軸が複数であるかを判定し、複数であった場合に
は、そのためのプログラムパラメータ変更部28から出
力する。そして、これらの入力信号はサーボ部30に入
力される。このサーボ部30は軸分割処理部30aを有
しており、ここにおいて、複数軸の処理であった場合に
は、制御周期ごとに2つのサーボモータについての制御
指令を1つずつ作成し、モータ動力出力部34からの出
力は、2つの制御周期に連続して行う。そこで、2つの
サーボモータ部16についての指令値を1つずつ作成し
た後、次の2つの制御周期には既に作成されている制御
指令に応じた電流の出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のモータを備えた
駆動装置、特にモードに応じて制御するサーボモータの
数を変更できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場の製品製造工程等におい
て、被加工物の搬送、把持、移動、加工等のために、複
数のモータが使用されている。このようなモータとし
て、モータの駆動量が、動作指令どおりに制御できるサ
ーボモータが利用されている。
【0003】図4に、従来のサーボモータを利用した位
置決め制御装置の構成例を示す。この位置決め制御装置
は、外部のプログラマブルコントローラ(PC)100
からの信号を受け、動作するものであり、コントロール
部200、サーボアンプ部300,400及びサーボモ
ータ部500,600を有している。コントロール部2
00は、PC100との通信部202及び指令処理部2
04からなっており、サーボアンプ部300,400
は、それぞれサーボ部302,402、出力電圧パター
ンホールド部304,404及びモータ動力出力部30
6,406からなっている。そして、サーボモータ部5
00、600は、サーボモータ502,602及びこの
サーボモータ502、602の回転を検出するエンコー
ダ504,604からなっている。
【0004】PC100から出された割出し指令は、コ
ントロール部200のPCとの通信部202に入力され
る。PCとの通信部202は、所定の通信プロトコルに
従い受信処理を行い、これを指令処理部204に供給す
る。指令処理部204は、割出し指令に基づき、どのサ
ーボモータに対する指令かを決定すると共に、割出し位
置、速度指令についての信号を作成し、これをサーボア
ンプ部300,400に送る。この例では、2つのサー
ボモータ部500,600の両方を駆動する指令であっ
たとしている。
【0005】サーボアンプ部300のサーボ部302
は、供給された割出し位置、速度指令に基づき、出力電
圧指令を作成し、これを出力電圧パターンホールド部3
04に供給する。出力電圧パターンホールド部304
は、出力電圧のパターンをホールドし、これを所定のタ
イミングに従って順次出力電圧指令としてモータ動力出
力部306に供給する。このモータ動力出力部306
は、インバータを内蔵しており、動力用電源からの直流
電圧を、出力電圧指令に基づくインバータの制御により
所定の三相交流電流に変換し、これを出力する。サーボ
アンプ部300のモータ動力出力部306からの駆動電
流は、サーボモータ部500に供給される。
【0006】このサーボモータ部500は、X軸駆動用
のものであり、モータ動力出力部306からの駆動電力
に応じて、サーボモータ502が所定の回転をし、X軸
の駆動が行われる。このサーボモータ502の回転は、
エンコーダ504によって検出され(所定のパルス信号
を得、これに基づいて回転を検出する)、これが指令処
理部104に供給される。このエンコーダ504の出力
を監視することにより、所定のフィードバック制御が行
われ、割出し指令に応じたサーボモータ502の駆動が
達成される。なお、サーボモータ部600はY軸駆動の
ためのものであって、この駆動用にサーボアンプ部40
0が設けられている。このサーボアンプ部400、サー
ボモータ部600の構成、作用はサーボアンプ部30
0、サーボモータ部500と同様であるため、説明を省
略する。
【0007】このように、従来の構成では、1つのサー
ボモータ部のために対応する1つのサーボアンプを設け
ていた。そして、これによって、サーボモータについ
て、割出し指令に応じた駆動を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の駆
動装置では、1個のサーボモータに対し、これを制御す
るための専用のサーボアンプを設け、サーボモータの性
能を最大限に利用して高速かつ正確な駆動制御を行って
いる。しかし、この方式では、モータ数が多くなれば、
それに対応した数のサーボアンプが必要となる。そこ
で、取り付けスペースやコスト的な負担が多く、多数の
モータを使用するシステムが非常に高価で、またスペー
スが大きくなってしまうという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、サーボアンプ数を減少し
て、システムに対する負担を小さくできる駆動装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明は、複数のサー
ボモータを備えた駆動装置において、複数のサーボモー
タの動作を制御する制御部を有し、この制御部は第1の
動作モードにおいて、外部から供給される動作指令か
ら、1つのサーボモータへの電流供給指令を作成し、作
成された電流供給指令に基づいて上記1つのサーボモー
タの駆動を制御し、第2の動作モードにおいて、外部か
ら供給される動作指令から、複数のサーボモータへの電
流供給指令を順次作成し、作成された電流供給指令に基
づいて上記複数のサーボモータの駆動を制御することを
特徴とする。
【0011】また、第2発明は、上記制御部が、制御す
るサーボモータの数に応じて、上記電流供給指令を作成
する周期を変更することを特徴とする。
【0012】また、第3発明は、上記制御部が、駆動す
べきサーボモータの数に対応する制御パラメータを予め
記憶しており、この制御パラメータに基づいて、1また
は複数のサーボモータへの電流供給指令を作成すること
を特徴とする。
【0013】また、第4発明は、上記外部から供給され
る動作指令に駆動すべきサーボモータの数についての情
報が含まれており、上記制御部は、この情報に基づい
て、動作モードを判定する判定手段を有していることを
特徴とする。
【0014】
【作用】このように、第1発明の駆動装置においては、
その制御部が、2つの動作モードにおいて動作が可能と
なっている。すなわち、1つの動作モードにおいては、
制御部が1つのサーボモータのみを駆動し、他の1つの
動作モードにおいては、制御部が複数のモータを制御す
る。
【0015】ここで、サーボモータに流す正弦波電流に
ついて説明する。まず、サーボモータに流す正弦波電流
は、サーボアンプ内に設けられたインバータのスイッチ
ングにより作られる。すなわち、図5(A)に示すよう
な、直流電圧の+極と−極の間に配置された3つのパワ
ートランジスタ対の各パワートランジスタのスイッチン
グを制御して、3つの出力端(パワートランジスタ対の
中間接続部)a,b,cからの出力を制御する。すなわ
ち、サーボモータの固定子巻線は、図5(B)のような
構成となっており、各巻線には、ia 、ib 、ic の電
流が流れる。そして、3つのパワートランジスタ対のう
ちの、1つの上側トランジスタをオンとし、他の2つの
下側トランジスタをオンすることによって、電流が固定
子巻線に流れ、1つの位相の電流をサーボモータに供給
できる。そこで、出力端子a,b,cから順次電流が流
れ出るように制御することによって、固定子巻線に所望
の正弦波を供給することができる。また、この正弦波を
供給するための制御は、PWM(パルス幅変調)を利用
しており、図6のように、パワートランジスタをオンに
する時間を制御することによって、正弦波を生成し、こ
れをサーボモータに供給する。
【0016】ここで、PWM制御における1制御周期を
tn とすると、この制御周期内に、サーボアンプ部は、
次の制御周期において、電圧が+又は−又は0とするか
を判定しなければならない。そして、サーボアンプの出
力は、制御周期tn の間tn-1 の制御周期で演算した結
果の電圧を出力する。このようにして、各制御周期にお
いて、次の制御周期における出力電圧を演算算出すると
共に、前回の制御周期において演算した電圧を出力す
る。従って、制御周期tn の最短の長さは、サーボアン
プ部における演算スピードによって制限される。すなわ
ち、この制御周期は短ければ短いほど、制御の精度が上
昇するが、能力の限界以上短くすることはできない。
【0017】そこで、第2発明においては、制御の内容
に応じて、制御周期を変更する。すなわち、サーボモー
タの制御精度がそれほど大きくなくてよい場合には、1
つのサーボアンプで複数のサーボモータを制御する。そ
して、この場合の制御周期の最短時間は、1つのサーボ
アンプで制御可能な周期とする。すなわち、2個のモー
タを制御する場合には、制御周期を2倍とする。これに
よって、2つのサーボモータへの出力電圧を順次演算算
出し、2つのサーボモータの駆動を制御することができ
る。また、サーボモータの制御の精度を高くしなければ
ならない場合には、上述のような制御周期を延ばしては
ならない。そこで、サーボアンプで制御するサーボモー
タを1つとして、正確な制御を行う。
【0018】このように、第2発明においては、制御周
期を適応的に制御することによって、全体として効率的
なサーボモータの制御を行うことができる。そして、サ
ーボアンプの数を、サーボモータの数に比べ、少なくす
ることができるため、システム全体としてサイズを小さ
くすることができ、低コストのシステムを得ることがで
きる。
【0019】また、第3発明では、制御部が予め記憶さ
れている駆動すべきサーボモータの数に対応する制御パ
ラメータに応じて1または複数のサーボモータへの電流
供給指令を作成する。従って、駆動すべきサーボモータ
の数の変更にも容易に対処することができる。
【0020】また、第4発明では、上記外部から供給さ
れる動作指令に駆動すべきサーボモータの数についての
情報が含まれているため、上記制御部は、この情報に基
づいて動作モードをすぐに判定することができる。従っ
て、制御遅れを生じることなく、サーボモータを駆動す
ることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。
【0022】図1は、実施例の全体構成を示すブロック
図である。プログラマブルコントローラ(PC)10に
は、コントロール部12が接続されており、このコント
ロール部12に1つのサーボアンプ部14を介し、2つ
のサーボモータ部16a及び16bが接続されている。
PC10は、予め作成されたプログラムに従い、各種指
令を作成しこれを出力する。この例では、サーボモータ
についての駆動指令(軸割出し指令)をコントロール部
12に供給する。コントロール部12は、PCとの通信
部20において、PC10との間で予め決められている
通信プロトコルに従い、受信処理を行う。そして、得ら
れた割出し指令を指令処理部22に供給する。指令処理
部22は、供給された割出し指令に基づいて、駆動対象
軸ごとの位置割出し指令、速度指令を作成する。
【0023】一方、コントロール部12には、駆動軸選
択部24が設けられており、PCとの通信部20からの
割出し指令は、この駆動軸選択部24にも供給される。
駆動軸選択部24は、割出し指令の中から、これが複数
軸についての指令であるか否か、該当する軸は何かを判
定し、これについての指示を出力電圧切替え周期決定部
26に供給する。出力電圧切替え周期決定部26は、同
時に制御する軸の数を決定し、これをプログラムパラメ
ータ変更部28に供給する。プログラムパラメータ変更
部28は、これより、サーボアンプ部14において処理
する際におけるプログラムパラメータについての指令を
出力する。サーボアンプ部14は、サーボ部30を有し
ており、コントロール部12の指令処理部22からの位
置割出し、速度指令信号及びプログラムパラメータ変更
部28からのパラメータ信号を受け入れる。サーボ部3
0は、プログラムパラメータ変更部28からの信号に応
じ、特定された数のサーボモータの出力を制御する。こ
のために、サーボ部30は、軸分割処理部30aを内蔵
しており、制御軸の数が複数であった場合には、この軸
分割処理部30aが、制御対象別に、複数の信号を出力
する。この例では、サーボモータ部16a,16bの2
つがあるため、サーボアンプ部14は、2つの電圧パタ
ーンホールド部32a,32b及びモータ動力出力部3
4a,34bを有している。そして、割出し指令が、2
つのモータについての駆動を制御するものであった場合
には、軸分割処理部30aが、2つの出力電圧パターン
ホールド部32a,32bにそれぞれのサーボモータ出
力用の信号を出力する。軸分割処理部30aから出力さ
れた出力電圧指令値は、出力電圧パターンホールド部3
2a,32bを介しモータ動力出力部34a,34bに
供給され、ここに内蔵されているインバータのスイッチ
ングが制御される。
【0024】そこで、このモータ動力出力部34a,3
4bからサーボモータを駆動するための駆動電流が出力
される。サーボモータ部16a,16bは、サーボモー
タ36a,36b及びエンコーダ38a,38bからな
っており、モータ動力出力部34aから出力される電流
に応じてサーボモータ36a,36bが回転し、この回
転がエンコーダ38a,38bによって検出され、検出
値がサーボ部30及び指令処理部22にフィードバック
される。サーボモータ部30、指令処理部22は、エン
コーダ38a,38bからの検出値に応じて、サーボモ
ータ36a,36bの回転が指令値通りとなるように制
御を行う。
【0025】次に、実施例の動作について、図2に基づ
いて説明する。まず、従来のシステムと同様に、PCか
ら割出し制御指令が送信される。この場合、この割出し
制御指令には、2軸同時制御を行うか又は1軸ずつ制御
を行うかの指令が含まれている。通常の場合、この2軸
同時制御か否かについては、プログラマが軸制御の精度
の必要性から、予めプログラミングしておく。なお、プ
ログラミングの際に、軸移動精度についての入力を行う
ことにより、自動的に2軸同時制御か否かのプログラム
を生成してもよい。さらに、プログラムの中には、単に
軸移動の精度についての値だけを含ませておき、受信側
において2軸同時制御を行うか否かについて決定しても
よい。
【0026】PC10から出力された割出し制御指令
は、PCとの通信部20に入力され、受信処理された
後、指令処理部22に入力され、ここで制御対象軸、割
出し位置、速度が判断される(S101)。一方、PC
から送られてきた割出し指令は、駆動軸選択部24に供
給され、ここで2軸同時制御か否かが判定される(S1
02)。そして、1軸制御であった場合には、出力電圧
切り換え周期決定部26及びプログラムパラメータ変更
部28により、1軸制御用のプログラムパラメータが選
択される(S103)。一方、2軸制御であった場合に
は、2軸制御用のプログラムパラメータが選択される
(S104)。そして、S103、104において選択
されたプログラムパラメータ及びS101で作成された
制御対象軸、割出し位置、速度についての信号は、サー
ボ部30に供給される。このサーボ部30においては、
入力される情報に基づいて各モータに対する出力電圧パ
ターンを決定する。この際、制御対象となる軸の数によ
って、制御周期を変更する。すなわち、表1に示すよう
に、制御周期tn においては、tn+2 ,tn+3 の制御周
期中に、サーボモータ36aに対して出力する電圧の判
断を行う。
【0027】
【表1】 そして、次の制御周期tn+1 においては、tn+2 ,tn+
3 の制御周期中にサーボモータ36bに対して出力する
電圧の判断を行う。また、制御周期tn 及びtn+1 の期
間において、モータ36aに対し出力する電圧は、制御
周期tn-2 のときに演算した結果の電圧出力を継続す
る。又、モータ36bに対しては、tn-1の制御周期で
演算した結果の電圧を出力する。
【0028】このようにして、電圧出力パターンが決定
された場合には、これを軸分割処理部30aに入力し、
軸分割処理部30aは、モータ36aに対する出力電圧
指令があるかを判定し(S106)、この出力電圧指令
があった場合には、モータ36aの出力電圧ホールド部
32aに電圧指令を出力する(S107)。そして、モ
ータ動力出力部34aが、入力される電圧出力指令に基
づいてモータ36aに対する動力出力を行う(S10
8)。一方、軸分割処理部30aは、S106と並列し
て、モータ36bに対する出力電圧指令があるかを判定
する(S109)。モータ36bに対する電圧出力指令
があった場合には、出力電圧ホールド部32bに出力電
圧指令を出力する(S110)。そして、モータ動力出
力部34bが、サーボモータ36bに対し駆動電流を出
力する(S111)。
【0029】このように、本実施例におけるサーボ部3
0は、2つの軸に対するサーボモータを同時に制御す
る。そこで、その2つのモータの制御を同時に行った場
合には、上述のように実質的に2つの制御周期において
出力が変化されない。そこで、各制御周期ごとに電圧値
を変更できる1軸制御に比べると、理想電流と異なるも
のになってしまう場合もある。
【0030】すなわち、表2に制御周期t0 〜t3 にお
ける出力電圧指令の例を示す。この例によれば、制御周
期t0 において、t2 ,t3 でモータ36aに対して出
力する電圧は+が最適と判断し、制御周期t1 において
t2 ,t3 においてモータ36bに対して出力する電圧
は−が最適と判断し、制御周期t2 においてt4 ,t5
に対し出力する電圧は0が最適と判断し、制御周期t3
においてt4 ,t5 においてモータ36bに対して出力
する電圧は+が最適と判断する。これに応じて、制御周
期t2 〜t3 においては、モータ36aに対する出力電
圧は+となり、モータ36bに対する出力電圧は−とな
る。一方、制御周期t4 ,t5 においては、モータ36
aに対する出力電圧は0となり、モータ36bに対する
出力電圧は+となる。
【0031】
【表2】 これによって、モータ36aの出力電圧及びモータ36
bの出力電圧は、図3に示すようになる。このように、
2倍の制御周期ごとに出力電圧が変化されるため、図に
おいて破線で示すような実電流波形となり、理想電流波
形とは若干異なるものとなる。すなわち、電流の脈動が
大きくなってしまう。しかしながら、このような2軸の
制御を行うのは、位置割出し制御などが比較的低精度で
よい場合に限られているため、このような制御において
も十分対応できる。例えば、プログラム作成段階におい
て、このような2軸制御の後に、1軸の制御による正確
な位置割出しを行うようなフローとすることによって、
高速動作かつ正確な位置制御なども行うことができる。
そして、このようにして1つのサーボアンプによって複
数のモータの制御が可能となる。そこで、サーボアンプ
の数を減少することができ、取り付けスペースを減少で
きると共に、装置の低コスト化を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、1つのサーボアンプによって、2以上のサーボモー
タを駆動することができる。そこで、取り付けスペース
を減少することができると共に、低コストで同様の処理
を達成することができる。
【0033】また、第2発明によれば、2以上のサーボ
モータを駆動する場合には、サーボモータの制御周期を
変更するため、制御部の能力を最大限利用して制御を行
うことができる。また、第3発明によれば、サーボモー
タの数に応じた制御パラメータを予め記憶しておくこと
によって、駆動すべきサーボモータ数の変更に迅速に対
処できる。さらに、第4発明によれば、外部から供給す
る指令に駆動すべきサーボモータ数についての情報を含
ませておくことにより、駆動すべきサーボモータ数を迅
速に認識して、遅れを生じることなくサーボモータを制
御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】実施例における出力電流の波形を示す波形図で
ある。
【図4】従来の装置における構成を示すブロック図であ
る。
【図5】インバータ及びモータ固定子の構成を示す説明
図である。
【図6】モータの固定子コイルに流れる電流の流れを示
す波形図である。
【符号の説明】
10 プログラマブルコントローラ(PC) 12 コントロール部 14 サーボアンプ部 16 サーボモータ部
フロントページの続き (72)発明者 榎本 稔 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 伊藤 浩行 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 高野 操一郎 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサーボモータを備えた駆動装置に
    おいて、 複数のサーボモータの動作を制御する制御部を有し、 この制御部は、 第1の動作モードにおいて、 外部から供給される動作指令から、1つのサーボモータ
    への電流供給指令を作成し、作成された電流供給指令に
    基づいて上記1つのサーボモータの駆動を制御し、 第2の動作モードにおいて、 外部から供給される動作指令から、複数のサーボモータ
    への電流供給指令を順次作成し、作成された電流供給指
    令に基づいて上記複数のサーボモータの駆動を制御する
    ことを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の駆動装置において、 上記制御部は、 制御するサーボモータの数に応じて、上記電流供給指令
    を作成する周期を変更することを特徴とする駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の駆動装置にお
    いて、 上記制御部は、 駆動すべきサーボモータの数に対応する制御パラメータ
    を予め記憶しており、この制御パラメータに基づいて、
    1または複数のサーボモータへの電流供給指令を作成す
    ることを特徴とする駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の駆動装
    置において、 上記外部から供給される動作指令に駆動すべきサーボモ
    ータの数についての情報が含まれており、 上記制御部は、この情報に基づいて、動作モードを判定
    する判定手段を有していることを特徴とする駆動装置。
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