JPH07221478A - 電子機器用屋外筐体 - Google Patents

電子機器用屋外筐体

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Publication number
JPH07221478A
JPH07221478A JP1303194A JP1303194A JPH07221478A JP H07221478 A JPH07221478 A JP H07221478A JP 1303194 A JP1303194 A JP 1303194A JP 1303194 A JP1303194 A JP 1303194A JP H07221478 A JPH07221478 A JP H07221478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
wall
heat
air
inner box
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1303194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Iketani
隆行 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP1303194A priority Critical patent/JPH07221478A/ja
Publication of JPH07221478A publication Critical patent/JPH07221478A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信機器等の電子機器を収容する筐体、特に
屋外に設置する筐体に関し、機器の発生する熱の放散効
率を向上させて筐体内温度の変化範囲の小さくすること
を目的とする。 【構成】 断熱性の内壁12で構成され電子機器8を収容
する内箱13と、該内壁の外側に通気室10が形成される
ように該内壁12を取り囲む高熱伝導性の外壁11で構成さ
れ、外気に対して密閉構造となるように構成された外箱
14と、該内箱13内の温度と外気の温度とから定めた温度
条件に応じて該通気室10に内箱内の空気を自動的に循
環させるファン9とを有する構成とし、大面積の外壁に
放熱フィンの作用をさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機器等の電子機器
を収容する筐体、特に屋外に設置する筐体に関する。
【0002】筐体に収容する電子機器の実装密度は益々
高くなり、それに伴って機器からの発熱量が増大してき
ている。屋外に設置した筐体は、外気温度の変化に影響
されずに筐体内の温度が所望の範囲内に保たれることが
望ましい。
【0003】
【従来の技術】図4は、従来の電子機器用の密閉筐体構
造を示す図である。従来は、断熱材を挟んだ側壁1や天
井2で密閉筐体を構成し、上部を仕切板3によって二重
構造として、空気室4を設ける。そして、該空気室4と
内室5との間に閉筐体内の熱を空気室4側に放散する放
熱フィン6を設け、ファン7により該放熱フィンに接し
て外気が循環するように構成し、内部に設置した電子機
器8の発熱によって、内気温度が所定以上になると、該
ファン7を動作させて、内部の熱を放熱フィン6を介し
て外気に放出することによって、内部温度の上昇を防止
するようにしていた。筐体内に設置された電子機器は、
通常は商用電源から給電されて動作するが、商用電源断
のに備えて非常用の電池電源も設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の屋外用密閉
筐体では、筐体内部で発生した熱の放散が上面の放熱フ
ィンを介してしかなされないので、熱放散の効率が低
く、内部温度と外気との温度差を小さくできないので、
外気の温度が高い時などは内部の温度が所定以上に上昇
するという問題があった。
【0005】本発明は上記課題に鑑み創出されたもの
で、電子機器用屋外筐体の熱放散効率を向上させて、筐
体内温度の変化範囲を小さくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の電子機器
用屋外筐体の側断面図である。上記課題は図1に示すよ
うに、断熱性の内壁12で構成され電子機器8を収容する
内箱13と、該内壁の外側に通気室10が形成されるよう
に該内壁12を取り囲む高熱伝導性の外壁11によって、外
気に対して密閉構造となるように構成された外箱14と、
該内箱13内の温度と外気の温度とから定めた温度条件に
応じて該通気室10に内箱内の空気を自動的に循環させ
る強制空気循環手段9とを有することを特徴とする本発
明の電子機器用屋外筐体により解決される。
【0007】
【作用】本発明では、内箱を取り囲む通気室に内箱内部
の空気を強制循環させることによって、筐体の壁面全体
が熱交換器として動作するように構成されているので、
熱放散の効率が高く外気との温度差を小さくすることが
できる。即ち、内部温度を検知して該強制循環を駆動し
たり停止したりする。強制循環停止時には熱交換が行わ
れず、通気室と内箱とは外気温を遮断する防熱筐体とし
て作用するので、夜間や冬期などの外気温が極端に低く
なる場合には、内部発熱による暖房効果を有効に作用さ
せることができる。また駆動時には外気の温度に近づけ
ることができるので、年間を通じて筐体内部の温度変化
の幅を小さくでき、また極低温、極高温になることを防
止できるので、内蔵する非常用バッテリの寿命を延ば
し、かつ効率の低下が防止できる。
【0008】
【実施例】以下添付図により本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の電子機器用屋外筐体の側断面図、図
2は本発明の実施例の平断面図、図3は他の実施例の平
断面図である。
【0009】図1において、本発明の屋外筐体は、天井
1と床13と、周囲の四つの側壁11とで密閉された箱状の
ものである。上面は従来技術と同様に二重構造とし、仕
切板3に放熱フィン6を設け、外気ファン7により放熱
フィン6に接して外気を強制循環させて内箱内部の熱を
放出するようになっている。そして、四つの側面に関し
ては、内壁12で構成された内箱13を外壁11で構成された
外箱14が隙間をもって取り囲む二重構造に構成する。内
箱13の内部に伝送装置等の電子機器が設置される。外箱
は、熱伝導度のよいアルミ等の耐蝕板の外壁11で密閉構
造に構成され、内箱13は断熱材を有する内壁9により略
箱状に構成されている。内箱の壁面には、ファン12が適
宜設けられ、内箱の空気を内箱と外箱との間に形成され
た通気室10に排出するようになっている。
【0010】以下図2によりさらに詳細に説明する。図
2は、図1のA−A矢視の平断面の一部を拡大して示し
たものである。図に示す如く、天井面と床面を除く周囲
の4面の壁を二重構造にし、外壁11はアルミ等の熱伝導
がよい金属板で構成し、内壁12は金属板等のパネル12a
に発泡スチロール等の断熱材12a を内張りして構成す
る。そして、内壁11と外壁12とのあいだに壁面の大部分
にわたって隙間ができるように両壁を対向させ通気室10
を形成する。この通気室10は図1に示す如く、上部は仕
切り板3で、また下部は床13で塞いで両縦辺のみが開口
する二重構造の壁面である。そして、例えば、内壁12の
水平方向の中央に上下方向に複数のファン9を取付け、
内壁の内側から通気室10に、図示矢印の如く強制的に空
気を送り込めるようにする。ファン9が動作すると内側
の空気が通気室10に送り込まれ、開口している両縦辺部
から内部に放出されるようにする。
【0011】図3は本発明の他の実施例の平断面図で、
ファン9を内壁の中央部ではなく、通気室10の両辺に設
け、内箱内の空気を一方の隅から通気室に押し込み、他
方の隅から内箱に排出するようにしたものである。
【0012】以上、図2,図3で述べた二重構造の側壁
で周囲を構成すれば、ファンの駆動によって内部の空気
は通気室を通って循環し、外気が内部の温度に比べて高
い間は、内部の熱は外壁11を介して外気に放出される。
筐体の周囲の壁面の面積は十分に広いので、従来技術の
放熱フィンのみに比べて、熱放散の効率が著しく向上す
る。
【0013】以上の構成になる本発明の屋外用筐体の動
作を説明する。内部温度が40°Cになると機器の架内
の冷却ファンが動作を開始して機器内部を冷却するとと
もに筐体内の温度を一様化するように動作する。そし
て、筐体内温度が50°Cを越え、外気温がそれ以下で
あることを、図示せぬそれぞれの温度センサが検出する
と、ファンが動作を開始して、内箱内の空気を通気室10
に循環させる。
【0014】通気室10の外側は熱伝導度の大きい外壁11
で密閉されているので、筐体内の空気は筐体外部に漏れ
ることなく、また外気が侵入することなく、通気室を循
環して温度差のある外気に内部空気の熱が放散し温度が
下がった空気が四隅から筐体内部に戻ってくる。
【0015】このようにして筐体内部の熱が放散され
て、所定温度、例えば40°まで筐体内温度が低下する
と、ファン12の動作が停止するように制御される。ファ
ンの停止により、通気室10に筐体内空気が循環しなくな
る。
【0016】なお、夜間や冬期等で、外気温度が機器の
所望温度範囲より低くなった場合には、筐体はほぼ密閉
された空気層と内壁の断熱材層とで囲まれているので保
温効果があり、機器の発熱による内部の熱が外部にもれ
ることが少なく、機器に対する動作やバッテリー保護の
ための筐体内部環境温度を一定に保つこという作用を行
う。
【0017】このように、面積が広い外壁面が極めて熱
放散効率のよい放熱フィンとして動作するので、従来の
筐体冷却方法に比べて、効率よく冷却することが可能と
なり、電子機器用屋外筐体をコストアップなしに外気温
度の変化が大きい環境に設置した場合に好都合である。
【0018】例えば、このような筐体内部には、商用電
源の停電時に備えて非常用のバッテリーが設置されてお
り、電子機器の動作環境温度の−40°C〜65°Cに
対して、バッテリーの寿命を確保するには+20°C〜
45°Cに維持されることが望ましいいが、これを達成
することが、容易になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、筐
体の周囲の壁を放熱フィンの作用を持たせることによ
り、外気温度が高いときに、筐体内部の温度と外気温度
との差を小さくできるので、外気の温度変化に対して筐
体内部の温度の変化を小さくすることができ、内部に設
置する電子機器の動作やバッテリの寿命に対して良好な
屋外用筐体を安価に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子機器用屋外筐体の側断面図
【図2】 本発明の実施例の平断面図
【図3】 他の実施例の平断面図
【図4】 従来の電子機器用屋外筐体の側断面図
【符号の説明】
8…電子機器、9…ファン( 強制空気循環手段) 、11…
外壁、12…内壁、13…内箱、14…外箱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱性の内壁(12)で構成され電子機器
    (8) を収容する内箱(13)と、 該内壁の外側に通気室(10)が形成されるように該内壁(1
    2)を取り囲む高熱伝導性の外壁(11)によって、外気に対
    して密閉構造となるように構成された外箱(14)と、 該内箱(13)内の温度と外気の温度とから定めた温度条件
    に応じて該通気室(10)に内箱内の空気を自動的に循環さ
    せる強制空気循環手段(9) と、を有することを特徴とす
    る電子機器用屋外筐体。
JP1303194A 1994-02-07 1994-02-07 電子機器用屋外筐体 Withdrawn JPH07221478A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1303194A JPH07221478A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 電子機器用屋外筐体

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JP1303194A JPH07221478A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 電子機器用屋外筐体

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ID=11821766

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JP1303194A Withdrawn JPH07221478A (ja) 1994-02-07 1994-02-07 電子機器用屋外筐体

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110216504A1 (en) * 2008-11-06 2011-09-08 Axis Ab Housing for electronic device
WO2019107358A1 (ja) * 2017-11-30 2019-06-06 株式会社村田製作所 密閉型電子装置

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