JPH07220362A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH07220362A
JPH07220362A JP3193294A JP3193294A JPH07220362A JP H07220362 A JPH07220362 A JP H07220362A JP 3193294 A JP3193294 A JP 3193294A JP 3193294 A JP3193294 A JP 3193294A JP H07220362 A JPH07220362 A JP H07220362A
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cartridge
disk
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disc
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Kenji Imai
健治 今井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体内に収納された複数のディスクが選択さ
れて駆動されるディスク装置において、カバーを開くこ
とにより全てのディスクの装填や排出が行われ、カバー
が閉じた状態でも一部のディスクの装填や排出が可能に
なる。 【構成】 筐体10の前方にカバー21が開閉自在に設
けられている。筐体10内にはディスクを収納する複数
のカートリッジCが装填されるディスク設置部13とデ
ィスク駆動部30が設けられている。筐体10の前面1
1cには開口部12が形成され、カバー21が開かれた
状態で開口部12を介して全ての収納領域A1〜A4に
対してカートリッジCの排出と装填ができる。カバー2
1には1枚のカートリッジCを挿入できる挿入口22が
形成され、カバー21が閉じられると挿入口22がディ
スク設置部13の最上段の収納領域A4に通じ、この挿
入口22から1枚のカートリッジCの挿入と排出が可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジに収納さ
れたディスクまたはカートリッジを有しないディスクが
複数枚収納され、いずれかのディスクが選択されて駆動
されるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディスクが装填されて、そのうち
のいずれかが選択されて駆動されるディスク選択式のデ
ィスク装置が実用化されている。従来のこの種のディス
ク装置は、コンパクトディスクなどのように露出された
状態で使用されるディスクを扱うものであり、マガジン
内に複数のディスクを収納し、このマガジンを装置本体
内に装填するようになっているのが一般的である。しか
し、最近では例えばミニディスク(MD)と称されるも
ののように、小型のディスクがカートリッジに収納され
て保護された状態で使用されるものが現れている。この
種のカートリッジに収納されたディスクを使用するディ
スク選択式のディスク装置では、従来のようなマガジン
を使用せず、個々のカートリッジをそのままの状態で機
器本体に装填できるようにすることが望ましい。
【0003】図8は、ディスクが収納されたカートリッ
ジCが複数枚装填されるディスク装置として考えること
のできる構造の一例を示している。筐体1の前面1aに
は、開口部2が形成されている。この開口部2は、筐体
1内のディスク設置部の個々のディスク収納領域A1,
A2,A3,A4に通じている。個々のディスク収納領
域A1,A2,A3,A4は図示上下に並べて配置され
ており、その境界部は仕切板3,3,3により区切られ
ている。また、筐体1の内部には、ディスク収納領域A
1,A2,A3またはA4に収納されたいずれかのカー
トリッジを引き出して再生などの駆動を行うディスク駆
動部が設けられている。
【0004】筐体1の前面1aには、カバー4が支持軸
5により回動自在に取付けられている。支持軸5を支点
として手動で回動させることにより、カバー4を、筐体
1の前面1aを覆う姿勢、または図8に示すように前面
1aを開放させる姿勢にできるようになっている。通常
は、カバー4を前面1aを覆う側に設置しておき、例え
ばカバー4の表面に設けられた操作スイッチなどによ
り、再生や停止などの各駆動操作が行われる。ディスク
収納領域A1,A2,A3,A4内のカートリッジの取
出し、または各ディスク収納領域へのカートリッジの装
填を行うときには、図8に示すように、カバー4を前面
1aから離し、開口部2を開口させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示すデ
ィスク装置では、ディスク収納領域にカートリッジCを
装填し、またはカートリッジを取り出す際に、必ずカバ
ー4を開放姿勢に回動させなければならない。複数のカ
ートリッジを同時に装填し、または取り替えるときに
は、カバー4を開放させることは当然必要であるが、例
えば1枚のカートリッジだけを装填しようとし、または
取り替えようとするときであっても、カバー4を開放さ
せる操作が必ず必要であるため、操作が非常に繁雑とな
る。図8に示すディスク装置が、自動車内のコンソール
パネルに埋設されている場合には、1枚のカートリッジ
の装填または取り替えを行うときであっても、手でカバ
ー4を開放させ、その後にカートリッジを装填する操作
が必要になり、これを運転者が行うことになると、運転
中の注意が散漫になる。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、筐体前面の開口部から個々のディスク収納領域に
ディスクを装填できるようにしたディスク装置におい
て、例えば1枚のディスクの装填または交換の際にはカ
バーを開けることを不要にして操作性の向上を図ったデ
ィスク装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のディス
クが設置されるディスク設置部と、ディスク設置部から
選択されたディスクを駆動するディスク駆動部とが収納
された筐体と、筐体の前面に開放自在に設置されるカバ
ーとが設けられたディスク装置であって、筐体の前面に
は、化粧部が開放されたときに前記ディスク設置部内の
個々のディスク収納領域に通じる開口部が形成され、前
記カバーには、筐体の前面に設置されたときに前記開口
部を介してディスク設置部内の一部のディスク収納領域
に連絡されるディスク挿入口が形成されていることを特
徴とするものである。
【0008】また、上記において、筐体の前面には、デ
ィスク設置部内の個々のディスクを開口部から排出させ
るイジェクト操作部が設けられ、カバーの前面には、カ
バーに形成されたディスク挿入口からのみディスクを排
出させるイジェクト操作部が設けられているものであ
る。
【0009】
【作用】上記第1の手段では、カバーを開放すると、筐
体の前面に開口部が現れ、この開口部は筐体内のディス
ク設置部の個々のディスク収納領域に通じている。よっ
てカバーを開放させた場合には、全てのディスク収納領
域に対し、または任意のディスク収納領域に対してディ
スクの装填またはディスクの取り替えなどができるよう
になる。カバーを筐体前面に設置すると、前記開口部が
閉じられることになるが、カバーに形成されたディスク
挿入口により、例えば1箇所のディスク収納領域は外部
と連絡された状態となっている。よってこのディスク挿
入口からディスクの挿入ができ、また内部のディスクを
このディスク挿入口から排出させることができる。すな
わちカバーが筐体の前面を覆う状態であっても、筐体内
の一部のディスクの排出や装填は可能になる。なお、デ
ィスクはカートリッジに収納された状態で筐体に装填さ
れ、あるいはディスクはカートリッジに収納されない露
出した状態のまま使用される。
【0010】また前記第2の手段では、カバーを開放し
たときに、筐体の前面に前記開口部とイジェクト操作部
とが現れ、このイジェクト操作部を操作することによ
り、ディスク設置部内の全てのディスクまたは任意のデ
ィスクの排出が可能になる。カバーの前面にもイジェク
ト操作部が設けられているが、カバーにて筐体の前面を
覆った状態では、このイジェクト操作部によりカバーの
ディスク挿入口に連絡している位置にあるディスク収納
部からのみディスクの排出が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の一実施例として車載用のディスク
交換式のディスクプレーヤを示すものであり、前方のカ
バーが開放された状態を示す斜視図、図2はカバーが閉
じられた状態を示す斜視図、図3ないし図5は、ディス
ク装填などの操作を示す図1のY−Y線の断面図であ
る。図1に示すディスク装置の筐体10は、箱状の金属
製のケース11aとその前方に固定されたノーズ部11
bとから構成されている。ノーズ部11bの前面11c
の下端には支持突起11d,11dが突設されており、
カバー21は軸21aにより支持突起11d,11dに
回動自在に取付けられている。カバー21は、図1に示
すように、筐体10の前面すなわちノーズ部11bの前
面11cを開放する姿勢と、図2に示すように前面11
cを覆う姿勢とに回動できるようになっている。ケース
11aの高さ寸法H、幅寸法Wおよび奥行き寸法Bは、
いわゆる1ディン(1DIN)サイズであり、自動車の
コンソールパネルにカーラジオなどと並んであるいはカ
ーラジオの代わりに埋設設置できるようになっている。
【0012】このディスク装置に装填されるディスクD
は、カートリッジCに収納されたものであり、いわゆる
ミニディスク(MD)などである。筐体10の前面すな
わちノーズ部11bの前面11cには、矩形状の開口部
12が形成されている。ケース11aの内部にはディス
ク設置部13が設けられている。このディスク設置部1
3内は箱体であり、その内部が仕切板14,14、14
により仕切られ、上下に4段に区分されたディスク収納
領域A1,A2,A3,A4となっている。前記前面1
1cに形成された開口部12は、全てのディスク収納領
域A1〜A4に通じている。よって、カートリッジC
は、図1に示すようにカバー21が開放されている状態
において、前記開口部12から個々のディスク収納領域
A1〜A4に対して手で挿入できるようになっている。
個々のディスク収納領域A1〜A4内には、挿入された
カートリッジCを、開口部12から飛び出さないように
保持する保持機構が設けられている。またケース11a
内にはディスク収納領域A1〜A4内の個々のカートリ
ッジCを開口部12から前方へ排出するイジェクト機構
が設けられている。
【0013】ノーズ部11bの前面11cにおいて、開
口部12の側方位置には、イジェクト操作釦18a,1
8b,18c,18dが設けられている。イジェクト操
作釦18a,18b,…は、それぞれディスク収納領域
A1,A2,…に対応しており、イジェクト操作釦18
aを押すと、最下段のディスク収納領域A1内のカート
リッジCが開口部12から前方へ排出され、イジェクト
操作釦18bを押すと、下から2段目のディスク収納領
域A2内のカートリッジCが開口部12から排出され
る。また、個々のディスク収納領域A1〜A4には、そ
の領域にカートリッジCが入っているか否かを検出する
検出スイッチが設けられている。
【0014】図2に示すように、ノーズ部11bの前面
11cを覆う状態となるカバー21の前面21bには、
カートリッジCを1枚だけ挿入できる開口寸法の挿入口
22が形成されている。この挿入口22は、ケース11
a内に設けられたディスク設置部13内の最上段のディ
スク収納領域A4に連通している。また挿入口22の内
側には、カートリッジCが挿入されないときに挿入口2
2を閉鎖する扉が設けられることが好ましい。またカバ
ー21の前面21bには、挿入口22と並ぶ位置にイジ
ェクト操作釦26が設けられている。図示省略するが筐
体10側には、カバー21が図2に示す姿勢に閉じられ
ているか否かを検出する状態検出スイッチが設けられて
いる。ケース11a内に設けられた電子制御回路では、
状態検出スイッチにより、カバー21が図1に示すよう
に前面11cから離れていると認識されているときに
は、前記イジェクト操作釦26の操作出力が無視され、
このイジェクト操作釦26に外力が作用してもイジェク
ト動作が行われないようになっている。図1の状態のと
きには、前面11cに設けられたイジェクト操作釦18
a〜18dのみが有効になり、いずれかのイジェクト操
作釦18a〜18dの操作により、ディスク収納領域A
1〜A4内のカートリッジCが開口部12から排出され
る。そして図2に示すように、カバー21により前面1
1cが覆われていることが状態検出スイッチにより検出
されているときにのみ、イジェクト操作釦26の操作出
力が有効になり、このイジェクト操作釦26の操作出力
により、最上部のディスク収納領域A4内のカートリッ
ジCのみが挿入口22に排出されるようになっている。
【0015】カバー21の前面21bには、点灯表示2
5a,25b,25c,25dが設けられている。この
点灯表示25a〜25dは、LED素子などにより構成
されているものである。ディスク収納領域A1内にカー
トリッジCが装填されていることが前記検出スイッチに
より検出されると、点灯表示25aが点灯する。またデ
ィスク収納領域A2,A3,A4にカートリッジCが収
納されていることが検出されると、個々に対応する点灯
表示25b,25c,25dがそれぞれ点灯するように
なっている。また、カバー21の前面21bには、種々
の操作釦24および液晶パネルなどの表示部23が設け
られている。操作釦24は、ディスク収納領域A1〜A
4内のカートリッジCの選択指令の入力、カートリッジ
C内のディスクDの再生や停止などの操作入力、あるい
は音量調節などを行うものである。またケース11a内
にはAMおよびFMチューナが内蔵されており、操作釦
24によりチューナへの切り替えと選局操作が行われ
る。表示部23には、イコライザ表示や、チューナの場
合の選局表示などが行われる。また前記点灯表示25a
から25dを設けることなく、表示部23に、どのディ
スク収納領域A1〜A4にカートリッジが収納されてい
るかの情報や、どのカートリッジが再生されているかの
表示を行ってもよい。
【0016】ケース11aの奥側には、駆動シャーシ3
1の上にカートリッジホルダ32が重ねられたディスク
駆動部30が設けられている。ディスク駆動部30は、
ユニット支持板33から垂直に延びた4本のガイド軸3
4,34,…により上下方向へ移動自在に支持され、図
示しない昇降機構により昇降移動できるようになってい
る。ディスク選択動作では、この昇降移動により、カー
トリッジホルダ32がディスク収納部A1〜A4のいず
れかに対向する位置に至り、その位置で停止する。前記
駆動シャーシ31内には、カートリッジC内のディスク
Dの中央穴がクランプされるクランプテーブル36と、
このクランプテーブル36を駆動するモータ35が設け
られている。また駆動シャーシ31の内部には、ガイド
軸37に沿って移動する光ヘッド38が搭載されてい
る。
【0017】さらに前記カートリッジホルダ32には、
ディスク収納領域A1〜A4のいずれかに収納されてい
るカートリッジCをカートリッジホルダ32内に引き込
み、またカートリッジホルダ32内のカートリッジCを
空いているディスク収納領域に戻すためのカートリッジ
移送機構が設けられている。また使用されるカートリッ
ジCがいわゆるミニディスク(MD)のように、ディス
クを露出するためのシャッタを有するものである場合に
は、カートリッジホルダ32内には、前記シャッタを開
放するシャッタ開放機構が設けられる。
【0018】次に上記のディスク装置の動作について説
明する。図3は、図1と同様に、カバー21が、筐体1
0の前面すなわちノーズ部11bの前面11cから離
れ、前面11cおよび開口部12が開放された状態を示
している。この状態となっているか否かは、前述のよう
に筐体10側に設けられた状態検出スイッチにより検出
される。この時、開口部12を通じて、全てのディスク
収納領域A1ないしA4に対しカートリッジCを挿入す
ることが可能である。挿入されたカートリッジCはそれ
ぞれのディスク収納領域A1〜A4内において保持機構
により保持される。
【0019】またディスク収納領域A1ないしA4のい
ずれかに挿入されているカートリッジCも排出可能であ
る。この排出の際には、ノーズ部11bの前面11cに
設けられた前記イジェクト操作釦18aないし18dの
うちの所望のものを押すことにより行われる。イジェク
ト操作釦18aないし18dのいずれかが押されると、
ケース11a内のイジェクト機構が動作し、押されたイ
ジェクト操作釦に対応するカートリッジCが開口部12
から排出される。なお、前記状態検出スイッチにより、
カバー21が開放状態であることが検出されているとき
には、カバー21の前面21bに設けられているイジェ
クト操作釦26の操作出力は無効になる。よって開放さ
れたカバー21に対し下方から物が当たってイジェクト
操作釦26が押されても、この操作出力は電子制御回路
において無視され、最上段のディスク収納領域A4内の
カートリッジCが誤って排出されることはない。
【0020】また、カバー21が開放されていることが
状態検出スイッチにより検出されているときは、ディス
ク駆動部30は、所定の位置で待機している。この待機
状態では、ディスク収納領域A1〜A4からのカートリ
ッジの引出し動作は行われない。しかし、このときにカ
ートリッジホルダ32に保持されているカートリッジC
が排出動作の対象となっていない場合には、カバー21
を開いたときに、ディスク駆動部30において再生動作
を継続していてもよい。ただし、いずれかのイジェクト
操作釦18a〜18dが押されたとき、押された操作釦
に対応するディスク収納領域内のカートリッジCが、デ
ィスク駆動部30のカートリッジホルダ32に保持され
ている場合には、そのカートリッジCを排出する動作が
行われる。すなわちカートリッジホルダ32に保持中の
カートリッジCのディスク収納領域に対応するイジェク
ト操作釦(18a〜18dのいずれか)が押されたとき
には、再生動作中の場合には再生が中断されて、カート
リッジホルダ32内のカートリッジCが対応するディス
ク収納領域に戻され、さらにそのカートリッジが開口部
12の前方に排出される。
【0021】図4は、図2と同様に、カバー21によ
り、ノーズ部11bの前面11cが覆われている状態を
示している。このディスク装置でのディスク選択駆動
は、図4に示すようにカバー21が前面11cに閉じら
れているときに行われる。カバー21の前面21bに設
けられた操作釦の操作により、ディスク選択指令が出さ
れると、ディスク駆動部30が昇降し、カートリッジホ
ルダ32が選択されたディスク収納領域に対向して停止
する。そしてディスク収納領域内のカートリッジCがカ
ートリッジホルダ32に引き込まれる。その後ディスク
Dがクランプテーブル36にクランプされて回転駆動さ
れ、ヘッド38により再生動作が行われる。また再生が
完了したカートリッジCは、元のディスク収納領域A1
ないしA4に戻される。
【0022】また、カバー21が閉じられていることが
状態検出スイッチにより検出されているときには、カバ
ー21の前面21bに設けられたイジェクト操作釦26
の操作出力が電子制御回路に受け付けられるようにな
る。よって図2と図4の状態にて、イジェクト操作釦2
6を押すと、イジェクト機構が動作し、最上段のディス
ク収納領域A4内のカートリッジCのみが、開口部12
およびカバー21の挿入口22を経て外部へ排出され
る。また最上段のディスク収納領域A4内のカートリッ
ジCが、図4に示すようにディスク駆動部30のカート
リッジホルダ32に保持されて再生動作中である場合に
は、イジェクト操作釦26が押されたときに再生動作が
中断され、カートリッジCがディスク収納領域A4内に
戻され、その直後にイジェクト機構によりカートリッジ
Cが挿入口22から外部へ排出される。また、最上段の
ディスク収納領域A4が空のときには、図4に示すよう
にカバー21が閉じられた状態において、挿入口22か
らディスク収納領域A4へカートリッジCを装填するこ
とができる。ただし最上段のディスク収納領域A4内に
カートリッジCが保持されているときに、挿入口22か
ら新たなカートリッジCが挿入される場合があるが、こ
のときには挿入しようとするカートリッジCの先端が、
ディスク収納領域A4内のカートリッジに当たるため、
挿入動作を中断することができる。
【0023】ここで、最上段のディスク収納領域A4内
のカートリッジCが図4に示すようにディスク駆動部3
0のカートリッジホルダ32内に保持されているときに
は、ディスク収納領域A4が空であるため、このディス
ク収納領域A4に新たなカートリッジCが挿入されるお
それがある。この場合にカートリッジホルダ32に保持
されているカートリッジCをディスク収納領域A4内に
戻せなくなる。この場合には、ディスク収納領域A4内
へのカートリッジCの挿入を一旦は受け付け、カートリ
ッジCが挿入された直後に、イジェクト機構を動作させ
て最上段のディスク収納領域A4内のカートリッジCを
挿入口22に強制排出する。そして、図2に示す点灯表
示25dを点滅させ、または表示部23にメッセージを
示し、あるいは電子警告音を発して、重複したカートリ
ッジの挿入であることを警告すればよい。あるいは、最
上段のディスク終了領域A4内のカートリッジCがカー
トリッジホルダ32に保持されているときに、挿入口2
2の内側をシャッタで閉じ、挿入口22から新たなカー
トリッジCが挿入されるのを防止できるようにしてもよ
い。
【0024】あるいは、最上段のディスク収納領域A4
内のカートリッジCがディスク駆動部30のカートリッ
ジホルダ32に保持された状態で、挿入口22からディ
スク収納領域A4に新たなカートリッジCが挿入された
ときに、他の収納領域(A1〜A3いずれか)が空きに
なっているか否か確認し、空きがあるときには、新たな
カートリッジCをディスク収納領域A4に受け入れるこ
とができる。この場合に、カートリッジホルダ32に保
持されているカートリッジC内のディスクDの再生が完
了したときなどに、図5に示すように、カートリッジホ
ルダ32を空いている他のディスク収納領域に対向さ
せ、カートリッジCを空いているディスク収納領域に入
れるようにすればよい。
【0025】上記のように、この実施例では、通常は複
数(例えば4枚)のカートリッジCが収納されて、いず
れかのカートリッジが選択されて再生されることになる
が、例えば1枚のカートリッジのみを新たに装填したい
ときには、カバー21をわざわざ開放させる必要がな
く、図2および図4に示すように、カバー21が閉じら
れた状態のまま、イジェクト操作釦26を押して、1枚
のカートリッジを取出し、新たなカートリッジを入れて
再生できるようになる。また挿入口22に連通するディ
スク収納領域A4を常に開けておき、ディスク収納領域
A1〜A3にのみカートリッジを入れておけば、3枚の
カートリッジに対してはディスク選択による再生がで
き、しかも挿入口22およびディスク収納領域A4を通
して常に任意の1枚のカートリッジの装填が可能にな
る。すなわちディスクチェンジャとして機能するもので
ありながら、1枚カートリッジ装填式のディスク装置と
しても使用することが可能になる。
【0026】また、図6に示すように、カバー21に最
上段のディスク収納領域A4に通じる挿入口22と、最
下段のディスク収納領域A1に通じる挿入口22aを2
つ設けてもよい。この場合には、それぞれの挿入口22
と22aに対応するイジェクト操作釦26および26a
が設けられることになる。このようにカバーに形成され
る挿入口の数は任意に設定できる。さらに、図7に示す
ように、カバー21を回動式にせず、ノーズ部11bの
前方からカバー21を取り外せる構造としてもよい。こ
の場合、開口部12が自動車の室内にさらされることに
なるため、開口部12は扉で閉じられ、しかもこの扉は
カートリッジの挿入を許容できる構造とすることが必要
である。
【0027】また図1に示す実施例では、ノーズ部11
bに形成された開口部12が全てのディスク収納領域A
1〜A4に通じる大きな開口面積の矩形状の穴となって
いるが、この開口部12は、個々のディスク収納領域A
1〜A4に対して個別に連通する細長寸法(1枚のカー
トリッジが通過する寸法)の複数の穴の集合であっても
よい。またカートリッジC内のディスクDの再生用のみ
でなく、記録動作と再生動作が共にできるものであって
もよい。さらにカートリッジCに収納されないで露出し
た状態で装填されるものであってもよい。
【0028】さらに、上記実施例では、車載用のディス
ク装置を想定しているが、家庭用であってもよいし、事
務用であってもよい。またデスクは光方式に限られず、
磁気により情報が記録再生されるものであってもよい。
また、上記実施例ではノーズ11bの前面11cが筐体
10の前面となり、この前面11cに開口部12が形成
されているが、ケース11aの前面に開口部が設けら
れ、ケース11aの前面に直接カバー21が設けられる
構造であってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明では、カバーを開
放させた場合には、全てのディスク収納領域に対し、ま
たは任意のディスク収納領域に対してディスクの装填ま
たはディスクの取り替えなどができるようになる。また
カバーを筐体前面に設置した状態で、例えば1枚のディ
スクを挿入口からディスク収納領域に装填することが可
能であるため、例えば1枚のディスクの装填または交換
のときにはカバーを開放させる必要がなくなる。よって
例えば車載用の場合に、運転中に1枚のディスクまたは
カートリッジの装填または交換を、カバーが閉じられた
状態で行うことができるようになる。
【0030】また、カバーを開放したときに、筐体の前
面に、全てのディスク収納領域に対応するイジェクト操
作部が現れ、またカバーが閉じられたときには挿入口に
連通するディスク収納領域に対応するイジェクト操作部
が現れるようにすれば、カバーにより筐体前面が覆われ
ているときと、カバーが筐体前面から離れているときの
双方において、ディスクのイジェクト操作が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として車載用のディスク交換
式のディスク装置を示すものであり、カバーが開放され
た状態を示す一部破断斜視図、
【図2】図1に示すディスク装置においてカバーが閉じ
られた状態を示す部分斜視図、
【図3】図1におけるY−Y線断面図であり、カバーが
開放されたときの動作説明図、
【図4】図1におけるY−Y線断面図であり、カバーが
閉じられたときの動作説明図、
【図5】図1におけるY−Y線断面図であり、カバーが
閉じられた状態で最上段のディスク収納領域にカートリ
ッジが重複挿入されたときの動作説明図、
【図6】カバーの他の実施例を示す正面図、
【図7】カバーが筐体から着脱式となった実施例を示す
一部破断斜視図、
【図8】従来の課題を説明するためのディスク装置の部
分斜視図、
【符号の説明】
10 筐体 11a ケース 11b ノーズ部 11c 筐体の前面(ノーズ部の前面) 12 開口部 13 ディスク設置部 14 仕切板 A1〜A4 ディスク収納領域 18a〜18d イジェクト操作釦 21 カバー 21a 軸 22 挿入口 23 表示部 25aないし25d 点灯表示 26 イジェクト操作釦 30 ディスク駆動部 31 駆動シャーシ 32 カートリッジホルダ 36 クランプテーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクが設置されるディスク設
    置部と、ディスク設置部から選択されたディスクを駆動
    するディスク駆動部とが収納された筐体と、筐体の前面
    に開放自在に設置されるカバーとが設けられたディスク
    装置であって、筐体の前面には、化粧部が開放されたと
    きに前記ディスク設置部内の個々のディスク収納領域に
    通じる開口部が形成され、前記カバーには、筐体の前面
    に設置されたときに前記開口部を介してディスク設置部
    内の一部のディスク収納領域に連絡されるディスク挿入
    口が形成されていることを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 筐体の前面には、ディスク設置部内の個
    々のディスクを開口部から排出させるイジェクト操作部
    が設けられ、カバーの前面には、カバーに形成されたデ
    ィスク挿入口からのみディスクを排出させるイジェクト
    操作部が設けられている請求項1記載のディスク装置。
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