JPH07220225A - 磁気ギャップ形成治具 - Google Patents

磁気ギャップ形成治具

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Publication number
JPH07220225A
JPH07220225A JP826394A JP826394A JPH07220225A JP H07220225 A JPH07220225 A JP H07220225A JP 826394 A JP826394 A JP 826394A JP 826394 A JP826394 A JP 826394A JP H07220225 A JPH07220225 A JP H07220225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic gap
core
forming jig
spacer
gap forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP826394A
Other languages
English (en)
Inventor
Eizo Ono
栄三 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP826394A priority Critical patent/JPH07220225A/ja
Publication of JPH07220225A publication Critical patent/JPH07220225A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアにひびやクラック等をなくし、磁気ギャ
ップの精度を向上させた磁気ギャップ形成治具を提供す
ることを目的とする。 【構成】 12は中央に溝を設けた治具本体、13は治
具本体12の側面に設けられたねじ、14はフェライト
からなるコアのギャップ対向面に金属磁性膜を設けたI
字形コア、15はI字形コア14と同じ材質からなるコ
アのギャップ対向面に金属磁性膜を設けたC字形コア、
16はI字形コア14のギャップ対向面とC字形コア1
5のギャップ対向面とを突き合わせ、突き合わせた窪み
の谷間に設けた棒状のガラス、17はそれぞれのI字形
コア14との間に設けられた銅、或いは銅合金からなる
I字形のスペーサー、18はC字形コア15の側面を押
圧する押板、19は押板18とねじ13との間に設けら
れた板ばねである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置やフロ
ッピーディスク装置等に用いられる磁気ヘッドの磁気ギ
ャップ形成治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下従来の磁気ギャップ形成治具につい
て図面を参照しながら説明する。図4は従来の磁気ギャ
ップ形成治具の側面図を示すものである。図4におい
て、1は中央に溝を設けた治具本体、2は治具本体1の
側面に設けられたねじ、3はフェライトからなるコアの
ギャップ対向面に金属磁性膜を設けたI字形コア、4は
I字形コア3と同じ材質からなるコアのギャップ対向面
に金属磁性膜を設けたC字形コア、5はI字形コア3の
ギャップ対向面とC字形コア4のギャップ対向面とを突
き合わせ、突き合わせた窪みの谷間に設けた棒状のガラ
ス、6はそれぞれのI字形コア3との間に設けられた部
分安定化ジルコニア等のセラミックスからなるI字形の
スペーサー、7はI字形コア3とスペーサー6との間に
設けられたマイカ、8はC字形コア4の側面を押圧する
押板、9は押板8とねじ2との間に設けられた板ばねで
ある。
【0003】このように構成した磁気ギャップ形成治具
には、I字形コア3とC字形コア4との間を密着させる
ように、C字形コア4の側面に押板8を板ばね9を介し
てねじ2のトルクにより押圧した状態で電気炉等の高温
度のもとでガラス5を溶解させて磁気ギャップを形成す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような上記従来の
磁気ギャップ形成治具では、磁気ギャップの安定化と磁
気ギャップを形成する際にコアのひびやクラックを防止
するためにコア側面にマイカ7を用いているが、磁気ギ
ャップの狭小化に伴いマイカ7からの塵粉が磁気ギャッ
プ内に入り歩留まりを低下させると共に、部分安定化ジ
ルコニアのスペーサー6は高温度になると物理的安定相
が正方晶から単斜晶へと相転移を起こすことで、図5に
示すようにスペーサー6が矢印10方向に変形して変形
量11が起こり、磁気ギャップが不安定に形成されると
いう問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、コアにひびやクラック等をなくし、磁気ギャップの
精度を向上させた磁気ギャップ形成治具を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の磁気ギャップ形成治具は、中央に溝を設けた
治具本体と、前記溝にギャップ対向面を突き合わせたコ
アを複数載置すると共に、前記コアの外側面を押圧する
押板と、前記押板を押圧する板ばねと、前記板ばねを押
圧する前記治具本体の側面に設けられたねじとを備え、
一方の前記コアの外側面と対向した他方の前記コアの外
側面との間に銅、或いは銅合金からなるI字形のスペー
サーを設けた構成を有している。
【0007】
【作用】この構成によって、磁気ギャップ形成治具の長
寿命化と磁気ギャップの精度を向上させることができ
る。
【0008】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例に
おける磁気ギャップ形成治具の側面図である。図1にお
いて、12は中央に溝を設けた治具本体、13は治具本
体12の側面に設けられたねじ、14はフェライトから
なるコアのギャップ対向面に金属磁性膜を設けたI字形
コア、15はI字形コア14と同じ材質からなるコアの
ギャップ対向面に金属磁性膜を設けたC字形コア、16
はI字形コア14のギャップ対向面とC字形コア15の
ギャップ対向面とを突き合わせ、突き合わせた窪みの谷
間に設けた棒状のガラス、17はそれぞれのI字形コア
14との間に設けられた銅、或いは銅合金からなるI字
形のスペーサー、18はC字形コア15の側面を押圧す
る押板、19は押板18とねじ13との間に設けられた
板ばねである。
【0009】このように構成した磁気ギャップ形成治具
は、治具本体12の溝に、I字形コア14とI字形コア
14との間にスペーサー17を介して、I字形コア14
のギャップ対向面とC字形コア15のギャップ対向面と
を密着させると共に、C字形コア15のギャップ対向面
と反対側の面に押板18を板ばね19を介してねじ13
のトルクにより押圧した状態で、電気炉等の高温度のも
とでガラス16を溶解させて磁気ギャップを形成する。
【0010】このように銅、或いは銅合金からなるスペ
ーサー17の材質と、ビッカース硬度と、磁気ギャップ
精度とを(表1)に示すものである。
【0011】
【表1】
【0012】(表1)において、スペーサー17の硬度
は、磁気ギャップを形成した使用後に室温でビッカース
硬度Hvを測定したものである。又、磁気ギャップの精
度の評価は、良好:ギャップ長の標準偏差が4%以内、
やや良好:ギャップ長の標準偏差が6%以内、やや悪
い:ギャップ長の標準偏差が8%以内、悪い:ギャップ
長の標準偏差が12%以内である。又、参考までに従来
のスペーサー6と、スペーサー6の両側面にマイカ7を
使用した場合の磁気ギャップの精度を示している。この
ように銅、或いは銅合金からなるスペーサー17を用い
るとI字形コア14に接するスペーサー17の面がなじ
み、マイカ7の塵粉も起こらないので磁気ギャップの形
成が安定し、十分な磁気ギャップの精度が得られる。
【0013】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第
2の実施例における磁気ギャップ形成治具の側面図であ
る。図3は本発明の第2の実施例における磁気ギャップ
形成治具のスペーサーの斜視図である。図2において図
1と同符号のものは同一であるので説明は省略する。図
2、及び図3において、12は治具本体、13はねじ、
14はI字形コア、15はC字形コア、16はガラス、
18は押板、19は板ばね、20はそれぞれのI字形コ
ア14との間に設けられ、実施例1のスペーサー17よ
り硬度の硬いメタルあるいはセラミックからなるスペー
サー、21はスペーサー20と一体化され、スペーサー
20の両側面に設けられた銅、或いは銅合金からなるク
ッション材である。
【0014】このようにスペーサー20と一体化された
クッション材21を用いて磁気ギャップを形成すると、
従来のスペーサー7では100サイクルまでは変形量1
1が2μm程度、ところが400サイクルまで行うとそ
の変形量11が75μmに達し、その変形によって所定
の箇所を押圧できない状態になり、磁気ギャップの精度
を不安定にしており、それにひきかえ本実施例では、4
00サイクルにおいてもその変形量は認められず、長期
に亘って安定した磁気ギャップの精度が得られるもので
ある。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、一方のコアの外
側面と対向した他方のコアの外側面との間に銅、或いは
銅合金からなるI字形のスペーサーを設けたので、I字
形コアに接するスペーサーの面がなじみ、マイカの塵粉
も起こらないので磁気ギャップの精度が向上し、磁気ギ
ャップ形成治具の長寿命化を図ることができる優れた磁
気ギャップ形成治具を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における磁気ギャップ形
成治具の側面図
【図2】本発明の第2の実施例における磁気ギャップ形
成治具の側面図
【図3】本発明の第2の実施例における磁気ギャップ形
成治具のスペーサーの斜視図
【図4】従来の磁気ギャップ形成治具の側面図
【図5】従来の磁気ギャップ形成治具のスペーサーの変
形を示す斜視図
【符号の説明】
12 治具本体 13 ねじ 14 I字形コア 15 C字形コア 16 ガラス 17,20 スペーサー 18 押板 19 板ばね 21 クッション材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に溝を設けた治具本体と、前記溝にギ
    ャップ対向面を突き合わせたコアを複数載置すると共
    に、前記コアの外側面を押圧する押板と、前記押板を押
    圧する板ばねと、前記板ばねを押圧する前記治具本体の
    側面に設けられたねじとを備え、一方の前記コアの外側
    面と対向した他方の前記コアの外側面との間に銅、或い
    は銅合金からなるI字形のスペーサーを設けたことを特
    徴とする磁気ギャップ形成治具。
  2. 【請求項2】スペーサーのビッカース硬度を40〜12
    0にしたことを特徴とする請求項1記載の磁気ギャップ
    形成治具。
  3. 【請求項3】スペーサーの両側面に銅、或いは銅合金か
    らなるクッション材を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の磁気ギャップ形成治具。
JP826394A 1994-01-28 1994-01-28 磁気ギャップ形成治具 Pending JPH07220225A (ja)

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JP826394A JPH07220225A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 磁気ギャップ形成治具

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JP826394A JPH07220225A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 磁気ギャップ形成治具

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JPH07220225A true JPH07220225A (ja) 1995-08-18

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JP826394A Pending JPH07220225A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 磁気ギャップ形成治具

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