JPH0721991A - 放電管 - Google Patents
放電管Info
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- JPH0721991A JPH0721991A JP18318993A JP18318993A JPH0721991A JP H0721991 A JPH0721991 A JP H0721991A JP 18318993 A JP18318993 A JP 18318993A JP 18318993 A JP18318993 A JP 18318993A JP H0721991 A JPH0721991 A JP H0721991A
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- Japan
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- electrode
- discharge
- glass tube
- discharge tube
- tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低い放電開始電圧でも放電を可能にするとと
もにトリガー電極の取り付け方向に左右されることな
く、バックライトとして容易に使用可能とする。 【構成】 両端が封止されたガラス管１内に少なくとも
希ガスおよび水銀が封入された放電空間内にインナーリ
ード３に接続された一対の電極装置４Ａが対向配置さ
れ、このガラス管１の内壁面に形成される蛍光面２Ａに
蛍光体に対して透明導電材料を約５重量％の範囲で含有
させかつこの蛍光面２Ａをインナーリード３のいずれか
一方に電気的に接続させた。
もにトリガー電極の取り付け方向に左右されることな
く、バックライトとして容易に使用可能とする。 【構成】 両端が封止されたガラス管１内に少なくとも
希ガスおよび水銀が封入された放電空間内にインナーリ
ード３に接続された一対の電極装置４Ａが対向配置さ
れ、このガラス管１の内壁面に形成される蛍光面２Ａに
蛍光体に対して透明導電材料を約５重量％の範囲で含有
させかつこの蛍光面２Ａをインナーリード３のいずれか
一方に電気的に接続させた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶パネル用バ
ックライト等に適用される放電管に係わり、特にガラス
管の内壁面に塗布された蛍光体に関するものである。
ックライト等に適用される放電管に係わり、特にガラス
管の内壁面に塗布された蛍光体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の液晶技術の進歩により、各種表示
装置に液晶表示パネルが多く用いられるようになってき
た。この液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は、最
近、特に小型化，軽量化が強く要請され、このような液
晶表示装置に係わる要求を満足するために液晶表示パネ
ルのバックライトとして放電管が広く採用されている。
このため、小型化した液晶表示装置を製作するには、液
晶表示パネルの改善とともにバックライトの小型化が特
に要求されるようになってきた。同時に表示品質を向上
させるために高輝度化を図り、長寿命化が要求されてい
る。
装置に液晶表示パネルが多く用いられるようになってき
た。この液晶表示パネルを用いた液晶表示装置は、最
近、特に小型化，軽量化が強く要請され、このような液
晶表示装置に係わる要求を満足するために液晶表示パネ
ルのバックライトとして放電管が広く採用されている。
このため、小型化した液晶表示装置を製作するには、液
晶表示パネルの改善とともにバックライトの小型化が特
に要求されるようになってきた。同時に表示品質を向上
させるために高輝度化を図り、長寿命化が要求されてい
る。
【０００３】図２は、この種の放電管の構成を説明する
図であり、図２（ａ）は断面図，図２（ｂ）はその電極
装置の要部拡大斜視図，図２（ｃ）はその断面図であ
る。図２（ａ）において、１は両端が気密封止されて放
電管本体を形成する透明なガラス管、２はこのガラス管
１の内壁面に塗布された蛍光面、３はガラス管１の長手
方向端部にこのガラス管１を貫通して保持されたインナ
ーリード、４は各インナーリード３の先端部に互いに対
向してガラス管１の長手方向の同軸上に配置された複合
電極からなる第１の電極装置および第２の電極装置であ
る。なお、このガラス管１内には放電のための例えばア
ルゴンガスおよび水銀の混合ガスが封入されている。
図であり、図２（ａ）は断面図，図２（ｂ）はその電極
装置の要部拡大斜視図，図２（ｃ）はその断面図であ
る。図２（ａ）において、１は両端が気密封止されて放
電管本体を形成する透明なガラス管、２はこのガラス管
１の内壁面に塗布された蛍光面、３はガラス管１の長手
方向端部にこのガラス管１を貫通して保持されたインナ
ーリード、４は各インナーリード３の先端部に互いに対
向してガラス管１の長手方向の同軸上に配置された複合
電極からなる第１の電極装置および第２の電極装置であ
る。なお、このガラス管１内には放電のための例えばア
ルゴンガスおよび水銀の混合ガスが封入されている。
【０００４】また、これらの電極装置４は、図２
（ｂ），（ｃ）に示すようにインナーリード３の先端部
に設けられた円柱状電極４1 と、この円柱状電極４1 を
囲むようにしてインナーリード３にかしめ固定され同芯
軸上に配置される円錐状電極４2 とから構成されてい
る。また、この円柱状電極４1 は焼結体に熱電子放射物
質としてエミッタ材が含浸もしくは表面に塗布されてア
ーク放電電極として働き、円錐状電極４2 は金属板の成
形体により形成されてグロー放電電極として働き、両者
の相乗効果により超高輝度の放電が安定して得られる。
（ｂ），（ｃ）に示すようにインナーリード３の先端部
に設けられた円柱状電極４1 と、この円柱状電極４1 を
囲むようにしてインナーリード３にかしめ固定され同芯
軸上に配置される円錐状電極４2 とから構成されてい
る。また、この円柱状電極４1 は焼結体に熱電子放射物
質としてエミッタ材が含浸もしくは表面に塗布されてア
ーク放電電極として働き、円錐状電極４2 は金属板の成
形体により形成されてグロー放電電極として働き、両者
の相乗効果により超高輝度の放電が安定して得られる。
【０００５】このように構成される放電管は、超高輝度
の放電管が安定して得られるとともに円柱状電極４1 が
イオン衝撃によりスパッタされ、飛散蒸発する熱電子放
射物質は円錐状電極４2 の内面に捕捉されてガラス管１
の内面黒化を起こすことなく、この捕捉された熱電子放
射物質が円錐状電極４2 上で電子放射物質として利用さ
れ、また、再度、円柱状電極４1 に捕捉されることを繰
り返すことで長寿命の放電管が得られる。なお、この種
の放電管は、例えば特願平２−３１８２７７号に開示さ
れている。
の放電管が安定して得られるとともに円柱状電極４1 が
イオン衝撃によりスパッタされ、飛散蒸発する熱電子放
射物質は円錐状電極４2 の内面に捕捉されてガラス管１
の内面黒化を起こすことなく、この捕捉された熱電子放
射物質が円錐状電極４2 上で電子放射物質として利用さ
れ、また、再度、円柱状電極４1 に捕捉されることを繰
り返すことで長寿命の放電管が得られる。なお、この種
の放電管は、例えば特願平２−３１８２７７号に開示さ
れている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される放電管は、小型化の要求に対してガラス
管１の管径が制限され、かつ管長が長くなると、これに
伴って放電開始電圧が高くなり、放電開始が困難となる
という問題があった。また、このような問題を解決する
ものとしては、ガラス管１の外面にその長さ方向に沿っ
て金属テープを張り付けて形成するトリガー電極を設け
る方法があるが、このトリガー電極をガラス管１の外面
に設けるには、方向性があり、バックライトとして使用
する際にその取り付け工程が複雑となるなどの問題があ
った。
うに構成される放電管は、小型化の要求に対してガラス
管１の管径が制限され、かつ管長が長くなると、これに
伴って放電開始電圧が高くなり、放電開始が困難となる
という問題があった。また、このような問題を解決する
ものとしては、ガラス管１の外面にその長さ方向に沿っ
て金属テープを張り付けて形成するトリガー電極を設け
る方法があるが、このトリガー電極をガラス管１の外面
に設けるには、方向性があり、バックライトとして使用
する際にその取り付け工程が複雑となるなどの問題があ
った。
【０００７】したがって本発明は、前述した従来の課題
を解決するためになされたものであり、その目的は、低
い放電開始電圧でも放電を可能にした放電管を提供する
ことにある。また、他の目的は、トリガー電極の取り付
け方向性に左右されることなく、バックライトとして容
易に使用可能とすることができる放電管を提供すること
にある。
を解決するためになされたものであり、その目的は、低
い放電開始電圧でも放電を可能にした放電管を提供する
ことにある。また、他の目的は、トリガー電極の取り付
け方向性に左右されることなく、バックライトとして容
易に使用可能とすることができる放電管を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明による放電管は、両端が気密封止された
ガラス管の内壁面に形成される蛍光面を蛍光体に対して
透明導電材料を１〜１０重量％の範囲で含有させかつこ
の蛍光面をインナーリードのいずれか一方に電気的に接
続させたものである。
るために本発明による放電管は、両端が気密封止された
ガラス管の内壁面に形成される蛍光面を蛍光体に対して
透明導電材料を１〜１０重量％の範囲で含有させかつこ
の蛍光面をインナーリードのいずれか一方に電気的に接
続させたものである。
【０００９】
【作用】本発明においては、透明導電材料が含有された
蛍光面が蛍光発光とともにトリガー電極として機能を兼
ねる。
蛍光面が蛍光発光とともにトリガー電極として機能を兼
ねる。
【００１０】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図１（ａ）は、本発明による放電管の一実施
例による構成を示す断面図で図１（ｂ）は電極装置部分
の拡大断面図であり、図２と同一部分には同一符号を付
してある。図１（ｂ）において、ガラス管１の両端側に
対向配置される一対の電極装置４Ａは、インナーリード
３の先端部に設けられた円柱状電極４1Aと、この円柱状
電極４1Aを取り囲むカップ状電極４2Aとから構成されて
いる。また、この円柱状電極４1Aは焼結体に熱電子放射
物質としてエミッタ材が含浸もしくは表面に塗布されて
形成され、カップ状電極４2Aは例えばアルミニウム板材
をプレス成型加工により形成されている。そしてこのカ
ップ状電極４2Aはインナーリード３に挿通され、その先
端部に設けられている円柱状電極４1Aを囲んでその根元
部分でインナーリード３にかしめ固定され同芯軸上に配
置される構成となっている。
説明する。図１（ａ）は、本発明による放電管の一実施
例による構成を示す断面図で図１（ｂ）は電極装置部分
の拡大断面図であり、図２と同一部分には同一符号を付
してある。図１（ｂ）において、ガラス管１の両端側に
対向配置される一対の電極装置４Ａは、インナーリード
３の先端部に設けられた円柱状電極４1Aと、この円柱状
電極４1Aを取り囲むカップ状電極４2Aとから構成されて
いる。また、この円柱状電極４1Aは焼結体に熱電子放射
物質としてエミッタ材が含浸もしくは表面に塗布されて
形成され、カップ状電極４2Aは例えばアルミニウム板材
をプレス成型加工により形成されている。そしてこのカ
ップ状電極４2Aはインナーリード３に挿通され、その先
端部に設けられている円柱状電極４1Aを囲んでその根元
部分でインナーリード３にかしめ固定され同芯軸上に配
置される構成となっている。
【００１１】また、このように構成された放電管におい
て、ガラス管１の内面には、塗布形成される蛍光面２Ａ
は、蛍光体に対して透明導電材料として例えばＩｎ2Ｏ3
が約５ｗｔ％程度含有されて形成されている。なお、こ
のＩｎ2Ｏ3の添加は、蛍光面２Ａを塗布する工程で予め
蛍光体とバインダなどとを混合する際に所定量混入する
のみで良いので、製造工程には大きな影響をおよぼすこ
とはない。
て、ガラス管１の内面には、塗布形成される蛍光面２Ａ
は、蛍光体に対して透明導電材料として例えばＩｎ2Ｏ3
が約５ｗｔ％程度含有されて形成されている。なお、こ
のＩｎ2Ｏ3の添加は、蛍光面２Ａを塗布する工程で予め
蛍光体とバインダなどとを混合する際に所定量混入する
のみで良いので、製造工程には大きな影響をおよぼすこ
とはない。
【００１２】また、このような構成において、図１
（ｂ）に示すようにガラス管１内に形成された蛍光面２
Ａはガラス管１の両端側に設けられたインナーリード３
のいずれか一方に接触するように塗布されて電気的に接
続される構成となっている。
（ｂ）に示すようにガラス管１内に形成された蛍光面２
Ａはガラス管１の両端側に設けられたインナーリード３
のいずれか一方に接触するように塗布されて電気的に接
続される構成となっている。
【００１３】このように構成された放電管は、ガラス管
１の内壁面に塗布形成された蛍光面２Ａと接続される側
のインナーリード３と、蛍光面２Ａに接続されていない
側のインナーリード３との間に図示しない交流電源から
所定の放電電圧を印加することにより、放電電流が流
れ、放電が開始され、極めて安定した放電が得られる。
１の内壁面に塗布形成された蛍光面２Ａと接続される側
のインナーリード３と、蛍光面２Ａに接続されていない
側のインナーリード３との間に図示しない交流電源から
所定の放電電圧を印加することにより、放電電流が流
れ、放電が開始され、極めて安定した放電が得られる。
【００１４】この場合、円柱状電極４1Aが円錐状に形成
されたカップ状電極４2A内に内包されていることによ
り、円柱状電極４1Aが熱電子を放出するのに適当な温度
に上昇させられ、高輝度発光させることができる。さら
にはこの円錐状のカップ状電極４2Aは、円柱状電極４1A
がイオン衝撃によりスパッタされ、飛散蒸発する熱電子
放射物質または電極部材によるガラス管１の内面への付
着による黒化を防止させながら、カップ状電極４2Aの内
面に付着した電子放射物質による熱電子放射が利用で
き、また、その電子放射物質を円柱状電極４1Aの表面に
再付着させることで電子放射物質の再生効果が利用で
き、長寿命化を達成することができるとともに十分な放
電電流が得られ、光量が増大することになり、高輝度発
光が得られる。
されたカップ状電極４2A内に内包されていることによ
り、円柱状電極４1Aが熱電子を放出するのに適当な温度
に上昇させられ、高輝度発光させることができる。さら
にはこの円錐状のカップ状電極４2Aは、円柱状電極４1A
がイオン衝撃によりスパッタされ、飛散蒸発する熱電子
放射物質または電極部材によるガラス管１の内面への付
着による黒化を防止させながら、カップ状電極４2Aの内
面に付着した電子放射物質による熱電子放射が利用で
き、また、その電子放射物質を円柱状電極４1Aの表面に
再付着させることで電子放射物質の再生効果が利用で
き、長寿命化を達成することができるとともに十分な放
電電流が得られ、光量が増大することになり、高輝度発
光が得られる。
【００１５】下記表１は、蛍光体に透明導電材料を添加
した蛍光面２Ａを有する放電管と、従来の透明導電材料
を添加しない蛍光体のみよる蛍光面２を有する放電管と
をそれぞれ電気的特性を測定した結果を示したものであ
る。表１から明かなように導電性物質を添加し、トリガ
ー機能を持たせた蛍光面２Ａを有する放電管構造では管
径約３ｍｍ，管長が約２００ｍｍの放電管において、従
来と同様に充分な発光輝度を維持させながら、放電開始
電圧を従来よりも低くすることができるとともにバック
クライトへの取り付けが容易となった。
した蛍光面２Ａを有する放電管と、従来の透明導電材料
を添加しない蛍光体のみよる蛍光面２を有する放電管と
をそれぞれ電気的特性を測定した結果を示したものであ
る。表１から明かなように導電性物質を添加し、トリガ
ー機能を持たせた蛍光面２Ａを有する放電管構造では管
径約３ｍｍ，管長が約２００ｍｍの放電管において、従
来と同様に充分な発光輝度を維持させながら、放電開始
電圧を従来よりも低くすることができるとともにバック
クライトへの取り付けが容易となった。
【００１６】
【表１】
【００１７】なお、比較例として蛍光体に透明導電材料
が１５ｗｔ％以上含む放電管では、放電開始電圧が約４
００Ｖと低く、バックライトへの取り付けが容易となる
が、輝度が約９０％程度と低下してしまうことになる。
が１５ｗｔ％以上含む放電管では、放電開始電圧が約４
００Ｖと低く、バックライトへの取り付けが容易となる
が、輝度が約９０％程度と低下してしまうことになる。
【００１８】なお、前述した実施例において、蛍光体に
添加する透明導電材料を約５ｗｔ％の範囲とした場合に
ついて説明したが、この範囲が１ｗｔ％以下とすると、
充分なトリガー効果が得られず、また、１０ｗｔ％以上
とすると、発光特性が阻害され、充分な発光輝度が得ら
れない。したがって透明導電材料の添加は、１〜１０ｗ
ｔ％の範囲が極めて有効であった。
添加する透明導電材料を約５ｗｔ％の範囲とした場合に
ついて説明したが、この範囲が１ｗｔ％以下とすると、
充分なトリガー効果が得られず、また、１０ｗｔ％以上
とすると、発光特性が阻害され、充分な発光輝度が得ら
れない。したがって透明導電材料の添加は、１〜１０ｗ
ｔ％の範囲が極めて有効であった。
【００１９】また、前述した実施例において、透明導電
材料としてＩｎ2Ｏ3およびＺｎＯを用いた場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
このＩｎ2Ｏ3，ＺｎＯに代えてＳｎＯ2などを用いても
前述と同様の効果が得られる。
材料としてＩｎ2Ｏ3およびＺｎＯを用いた場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
このＩｎ2Ｏ3，ＺｎＯに代えてＳｎＯ2などを用いても
前述と同様の効果が得られる。
【００２０】また、前述した実施例において、カップ状
電極４2Aをアルミニウム材で形成した場合について説明
したが、ニッケル材で形成しても良く、また、タングス
テンとニッケルとの混合物を金型により断面が鋸刃状を
有し、全体形状が釣り鐘状に成形し、焼結させた焼結体
で形成しても良い。
電極４2Aをアルミニウム材で形成した場合について説明
したが、ニッケル材で形成しても良く、また、タングス
テンとニッケルとの混合物を金型により断面が鋸刃状を
有し、全体形状が釣り鐘状に成形し、焼結させた焼結体
で形成しても良い。
【００２１】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
蛍光面は蛍光体に対して透明導電材料が１〜１０重量％
の範囲で含有されかつこの蛍光面が対向配置された一対
の電極装置のインナーリードのいずれか一方に電気的に
接続されたことにより、この蛍光面が蛍光発光とともに
トリガー電極として機能が同時に得られるので、ガラス
管の管径を細くし、かつ管長を長くするなどの小型化の
要求に対して放電開始電圧を低くすることができ、放電
開始を容易に行うことができる。また、ガラス管にトリ
ガー電極を付加させる際にその取り付け方向性に左右さ
れることなく、トリガー電極を設けることができ、さら
には取り付け方向性がなくなるので、バックライトとし
て使用する際に放電管の取り付け工程が簡単となるなど
の極めて優れた効果が得られる。
蛍光面は蛍光体に対して透明導電材料が１〜１０重量％
の範囲で含有されかつこの蛍光面が対向配置された一対
の電極装置のインナーリードのいずれか一方に電気的に
接続されたことにより、この蛍光面が蛍光発光とともに
トリガー電極として機能が同時に得られるので、ガラス
管の管径を細くし、かつ管長を長くするなどの小型化の
要求に対して放電開始電圧を低くすることができ、放電
開始を容易に行うことができる。また、ガラス管にトリ
ガー電極を付加させる際にその取り付け方向性に左右さ
れることなく、トリガー電極を設けることができ、さら
には取り付け方向性がなくなるので、バックライトとし
て使用する際に放電管の取り付け工程が簡単となるなど
の極めて優れた効果が得られる。
【図１】本発明による放電管の一実施例による構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】（ａ）は従来の放電管の構成を示す断面図、
（ｂ）は電極装置の構成を示す拡大斜視図、（ｃ）はそ
の断面図である。
（ｂ）は電極装置の構成を示す拡大斜視図、（ｃ）はそ
の断面図である。
１ ガラス管 ２Ａ 蛍光面 ３ インナーリード ４Ａ 電極装置 ４1A 円柱状電極 ４2A カップ状電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 好幸 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目１番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 佐藤 冬季 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目１番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 前岨 剛 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目１番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 (72)発明者 下条 徳英 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内 (72)発明者 内山 政男 三重県伊勢市上野町字和田700番地 伊勢 電子工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 両端が気密封止されたガラス管の内壁面
に蛍光面が形成され少なくとも希ガスおよび水銀が封入
された放電空間内にインナーリードに接続された一対の
電極装置が対向配置された放電管において、 前記蛍光面は蛍光体に対して透明導電材料が１〜１０重
量％の範囲で含有されかつこの蛍光面が前記インナーリ
ードのいずれか一方に電気的に接続されたことを特徴と
する放電管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18318993A JPH0721991A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 放電管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18318993A JPH0721991A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 放電管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0721991A true JPH0721991A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16131333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18318993A Pending JPH0721991A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 放電管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721991A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999049496A1 (fr) * | 1998-03-20 | 1999-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lampe fluorescente |
| WO2002067289A1 (fr) * | 2001-02-19 | 2002-08-29 | West Electric Co., Ltd. | Tube a decharge electrique, procede de fabrication dudit tube, dispositif stroboscopique utilisant ce tube et camera |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18318993A patent/JPH0721991A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999049496A1 (fr) * | 1998-03-20 | 1999-09-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Lampe fluorescente |
| WO2002067289A1 (fr) * | 2001-02-19 | 2002-08-29 | West Electric Co., Ltd. | Tube a decharge electrique, procede de fabrication dudit tube, dispositif stroboscopique utilisant ce tube et camera |
| US6810208B2 (en) | 2001-02-19 | 2004-10-26 | West Electric Co., Ltd. | Electric discharge tube, method of manufacturing the tube, stroboscopic device using the tube and camera |
| KR100558939B1 (ko) * | 2001-02-19 | 2006-03-10 | 웨스트 덴키 가부시키가이샤 | 방전관, 그 제조방법, 및 이를 이용한 스트로보 장치 및카메라 |
| CN100401456C (zh) * | 2001-02-19 | 2008-07-09 | 松下照相·照明株式会社 | 放电管和使用放电管的闪光装置和照相机 |
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