JPH07219796A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07219796A
JPH07219796A JP6012893A JP1289394A JPH07219796A JP H07219796 A JPH07219796 A JP H07219796A JP 6012893 A JP6012893 A JP 6012893A JP 1289394 A JP1289394 A JP 1289394A JP H07219796 A JPH07219796 A JP H07219796A
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JP6012893A
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Yuki Date
結城 伊達
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUにおいてエラーを発生した命令を再試
行する。 【構成】 CPUは1サイクル遅れでSVRと同一の内
容を格納していくCSVRを含んで構成される。演算ユ
ニットでエラーが発生すると、エラーフラグがアクティ
ブになると同時に、SVRにはエラー発生時のデータが
書き込まれる。エラーフラグがアクティブになることに
よってCSVRへの書き込みが抑止される。この場合、
CSVRの内容をSVRにリストアすることによってエ
ラーを発生した命令を再試行する。一方、CSVRにお
いてエラーが検出された場合には、SVRの内容をCS
VRにリストアして再試行する。エラー処理は診断プロ
セッサの制御の下で行われる。モードフラグの設定によ
って、診断プロセッサに制御を移すタイミング生成のた
めのファームウェアを仲介するか否かを、指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エラー復帰機構を有す
る情報処理装置に関し、特に、ソフトウェアに開放され
るレジスタ(ソフトウェアビジブルレジスタ、以下、S
VRという)のエラー復帰機構を有する情報処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置においては、中央処
理装置内で障害が発生した場合、障害の影響を受けたデ
ータを、SVRに書き込んでしまうと、障害発生時点か
らの命令の再試行が困難になる。なぜなら、障害の影響
を受けたデータをSVRに書き込むことにより、再試行
に必要なデータが上書きされて失われてしまうからであ
る。
【0003】障害発生時にSVRに書き込まないように
することは理論的には可能であるが、実際には中央処理
装置内の各部からエラー発生信号を集めてSVRへの書
き込みを抑止しなければならず、この処理に時間がかか
ってしまう。特に、近年の情報処理装置は高速なクロッ
クの下で動作しており、SVRへの書込み抑止がさらに
困難になっている。
【0004】この種の障害復帰機構は、例えば、米国特
許第4,996,687号に示されるように、中央処理装置とバ
スを介して接続しているメインメモリのメモリチップに
おけるソフトエラーからの復帰を目的とし、メインメモ
リと同一内容のバックアップメモリを設けて障害発生時
にこのバックアップメモリの内容をメインメモリに戻す
ように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
中央処理装置内の状態は適宜バックアップすることがで
きない。そのため、例えば演算器で発生したエラーによ
ってSVRに誤ったデータが上書きされてしまったよう
な場合等には対処することができない、といった問題が
ある。
【0006】また、上記エラー処理をする際に、ある命
令の処理途中に中央処理装置をリセットしてしまった場
合には、リセット後その命令の再試行をしても成功しな
いおそれがある。
【0007】一方、緊急性が要求され、再試行すること
よりも即座に割り込みを起こす必要がある場合もある。
【0008】本発明の目的は、上述のような問題を解消
し、中央処理装置内部のエラーによりSVRに誤ったデ
ータが上書きされてしまった場合でも、エラー発生時点
からの命令の再試行を可能とし、耐故障性の高い情報処
理装置を実現するためのエラー復帰機構を提供すること
にある。さらに、このエラー復帰機構を柔軟に実現する
ことを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、リセット後の
命令の再試行が成功する確率を高めるためにエラー処理
を起動するタイミングを調節することにある。さらに、
エラーの発生場所を特定して適切な状態から再試行させ
ることを目的とする。
【0010】さらに、本発明の他の目的は、再試行を優
先するか、緊急性を優先するかを、モード設定により選
択することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明では、少なくとも1つのワードからなる一群の
記憶手段を含む中央処理装置を有する情報処理装置にお
けるエラー復帰機構であって、その一群の記憶手段と同
一の構成を有しその記憶手段に対してあるデータが書き
込まれた時点以降に当該データを書き込まれる一群の予
備記憶手段を含んでもよい。また、中央処理装置で発生
したエラーを検出するエラー検出手段を含んでもよい。
さらに、そのエラー検出手段からのエラー通知に応じ
て、中央処理装置におけるエラーの処理を行い、中央処
理装置を復帰させるエラー処理手段を含んでもよい。
【0012】また、エラー処理手段は、中央処理装置に
おけるエラーの原因を解析して、記憶手段および予備記
憶手段の内容を退避領域に退避した後、中央処理装置を
リセットして、その退避領域の内容を記憶手段および予
備記憶手段にリストアするエラー処理プロセッサをさら
に含んでもよい。
【0013】また、エラー処理手段は、エラー検出手段
からのエラー報告についてエラー処理の前準備を行い、
エラー復帰に適したタイミングを生成してそのタイミン
グで前記エラー処理プロセッサに対してエラー処理を開
始させるエラー処理ファームウェアをさらに含んでもよ
い。
【0014】また、エラー検出手段は、前記一群の予備
記憶手段で発生したエラーを検出する予備記憶エラー検
出部を含んでもよい。さらにエラー処理手段は、その予
備記憶エラー検出部でエラーが発生したことを示す予備
記憶エラーフラグを含んでもよく、さらにエラー処理プ
ロセッサが、退避領域の内容を記憶手段および予備記憶
手段にリストアする際、予備記憶エラーフラグが”エラ
ー発生”を示していれば記憶手段に関する退避領域の内
容を記憶手段および予備記憶手段にリストアし、予備記
憶エラーフラグが”エラー未発生”を示していれば予備
記憶手段に関する退避領域の内容を記憶手段および予備
記憶手段にリストアしてもよい。
【0015】また、エラー処理手段は、エラー検出手段
で検出したエラーをエラー処理プロセッサに直接通知す
るモードと、エラー処理ファームウェアを介してエラー
処理プロセッサを起動するモードのいずれかを指定する
エラー処理モードフラグをさらに含んでもよい。
【0016】また、上記一群の記憶手段は一群のレジス
タであり、さらに上記一群の予備記憶手段は一群のバッ
クアップレジスタであってもよい。
【0017】また、上記一群の記憶手段はソフトウェア
から可視な一群のレジスタであってもよい。
【0018】
【実施例】次に本願発明のデータ送受信装置の一実施例
について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1を参照すると、本願発明の一実施例で
ある情報処理装置は、パイプライン構成を採り、演算を
するための演算ステージ31と、演算結果をSVR3に
書き込む書込みステージ32と、演算結果をコピーSV
R(以下、CSVR)4に書き込むコピーステージ33
と、エラーの発生をチェックするエラーチェックステー
ジ34とを含んでなっている。
【0020】演算ステージ31では、演算回路1が演算
を行なう。この演算の結果、エラー検出回路23は演算
回路1において障害が発生したか否かを検出する。
【0021】書込みステージ32では、SVR3に対し
て演算回路1による演算結果を書き込む。SVR3はソ
フトウェアから可視なレジスタであり、一般に複数バイ
トからなる1ワードを複数ワード有するように構成され
る。そのために書込みステージ32は、演算回路1から
の演算結果を保持する書込みデータレジスタ(WDR)
12と、SVR3の書込みアドレスを保持する書込みア
ドレスレジスタ(WAR)11と、SVR3に対し書込
みを指示する書込みフラグ(WF)17とを含んでい
る。また、エラー検出回路23により検出されたエラー
情報は、演算器内の部分毎にエラー検出フラグ群(E
F)5に保持される。書込みステージ32は、このエラ
ー検出フラグ群5に保持されたいずれかのエラー情報で
エラー発生を表示していることを検出するために、オア
回路6を含んでいる。
【0022】コピーステージ33では、SVR3のバッ
クアップ用のCSVR4を設け、このCSVR4に対し
て演算回路1による演算結果を書き込む。このCSVR
4はSVR3と同一の構成を有して、SVR3の1クロ
ック前の内容を有する。このCSVR4はソフトウェア
からは認識できず、すなわち命令セット上には表れな
い。このためにコピーステージ33は、書込みデータレ
ジスタ12の値を1クロック遅れで保持するコピーWD
R(CWDR)14と、CSVR4の書込みアドレスを
保持するコピー書込みアドレスレジスタ(CWAR)1
3と、CSVR4に対し書込みを指示するコピー書込み
フラグ(CWF)18とを含んでなっている。また、オ
ア回路6によって収集されたエラー情報を保持するエラ
ーフラグ(EF)19を含んでいる。さらに、CSVR
4におけるエラー発生の検出を目的としてCSVR4の
読出しを行う際の、読出しアドレスを保持するコピーリ
ードアドレスレジスタ(CRAR)15と、このコピー
リードアドレスレジスタ15の内容を1つ増加するため
のインクリメント回路27とを含んでいる。
【0023】エラーチェックステージ34では、CSV
R4におけるエラー発生を検出するためのエラー検出回
路2を設け、エラーフラグ19の情報と併せて、エラー
処理を起動するためのチェックを行う。そのためにエラ
ーチェックステージ34では、CSVR4からの読出し
データを保持するコピーデータ読出しレジスタ(CDR
R)16を含んでいる。また、後述するように、エラー
の発生をファームウェアから起動するか、ハードウェア
で直接起動するかを切り換えるためのモードフラグ(M
DF)20を含んでいる。そして、さらに、ファームウ
ェアを介すエラー処理が起動されたことを示すイベント
フラグ(EVF)22と、診断プロセッサ(DGP)2
4に対するエラー処理が起動されたことを示すエラー表
示フラグ(EIF)21とを含んでいる。このDGP2
4は情報処理装置の診断を行うプロセッサであり、DG
P専用のメモリとしてDGPメモリ(DGPM)26を
有している。
【0024】なお、この実施例の情報処理装置は、CP
Uファームウェア(CPU−FW)25のファームウェ
アにより制御されるものとしているが、これはハード結
線論理によるものとしても構わない。
【0025】上記構成において、演算ステージ31の演
算回路1による演算結果はWDR12を介してSVR3
に書き込まれる。この際SVR3の書き込み先アドレス
はWAR11が保持するものが使用される。また、この
書き込みタイミングはWF17によって与えられる。こ
れらWAR11とWF17は、その書込みデータに対応
する命令に基づいて設定される。そして、この演算結果
は、SVR3に書き込まれた次のクロックでCWDR1
4を介してCSVR4に書き込まれる。この際CSVR
4の書き込み先アドレスはCWAR13が保持するもの
が使用される。また、この書き込みタイミングはCWF
18によって与えられる。すなわち、CSVR4は、S
VR3の1クロック前の状態を保持していることにな
る。
【0026】演算回路1においてエラーが発生した場合
は、演算ステージ31のエラー検出回路23によりその
エラーが検出され、エラー検出フラグ群5の該当するフ
ラグがアクティブになる。そして、オア回路6によりエ
ラー検出フラグ群5の全ビットの論理和が生成されて、
エラーフラグ19がアクティブになる。この場合、エラ
ーに関する演算結果は、SVR3には書き込まれてしま
うが、CSVR4には書き込まれない。これは、CSV
R4に書込みを指示するアンド回路8の入力として、エ
ラーフラグ19の否定論理が入力されることにより実現
される。すなわち、エラーフラグ19がアクティブにな
ることから、その否定論理はノンアクティブになって、
CWF18の値に拘わらずアンド回路8の出力をノンア
クティブにするからである。従って、演算回路1におい
てエラーが発生した場合は、SVR3にはエラー発生直
後の状態が保持され、一方CSVR4にはエラー発生直
前の状態が保持されることになる。
【0027】CSVR4においてエラーが発生した場合
には、エラーチェックステージ34のエラー検出回路2
によりそのエラーが検出される。このCSVR4のエラ
ーは以下のようにして検出される。CSVR4には、C
WDR14から書込みデータが書き込まれるが、それと
並行してCDRR16にエラー検出用のデータ読出しが
行われる。このCDRR16への読出しは、CRAR1
5の指すアドレスに従って行われる。このCRAR15
は、インクリメント回路27により毎クロックインクリ
メントされて、各ワードを順番に指し示すことになる。
このCRAR15は、巡回的にインクリメントされ、最
後のワードを指した場合には、その次のクロックは最初
のワードを指す。エラー検出回路2では、パリティチェ
ックなどの方法によって、CDRR16に読み出された
データについてエラーの発生を検出する。
【0028】エラー検出回路2またはエラー表示フラグ
19からの情報に従って、エラーチェックステージで
は、次のようにエラー処理の起動を行う。まず、エラー
検出回路2でエラーを検出した場合には、アンド回路9
およびアンド回路10の入力端子にその事象が入力され
る。一方、それらアンド回路の他の入力端子にはMDF
20に基づく信号が入力されて、それらアンド回路のい
ずれか一方のみの出力がアクティブになるように制御さ
れる。すなわち、エラー検出回路2の出力は、MDF2
0が”1”であればアンド回路9から出力され、MDF
20が”0”であればアンド回路10から出力される。
これにより、エラー検出回路2でエラーを検出すると、
MDF20が”1”であればEIF21がセットされ、
MDF20が”0”であればEVF22がセットされ
る。
【0029】EIF21がセットされると、DGP24
でエラー処理が開始する。また、EVF22がセットさ
れると、CPU−FW25でエラー処理開始のためのタ
イミングが生成された後、EIF21がセットされて、
上記と同様にDGP24でエラー処理が開始する。この
EIF21セットによる場合とEVFセットによる場合
との違いは、後述するようにエラー処理を開始するタイ
ミングに影響する。EIF21を介して直接DGP24
にエラーを通知する場合は、即座にエラー処理を開始で
きる。しかしその反面、処理中の命令の途中に割り込む
ようなタイミングとなる場合があり、その場合には障害
発生時点からの命令の再試行がうまくいかないおそれが
ある。一方、EVF22からCPU−FW25を介して
エラー処理を行う場合には、処理途中の命令の終了を待
ってからエラー処理を起動できるので、命令の再試行が
成功する確率が高くなる。従って、これらエラー処理の
開始方法は情報処理装置の諸状況に応じて設定されるべ
きであり、本実施例ではこの設定のためにMDF20が
設けられている。なお、このMDF20は、例えばスキ
ャンパスなどによりシステム立ち上げ時に設定すること
ができる。
【0030】エラー表示フラグ19から演算ユニットの
エラーが報告された場合には、オア回路7を介してEI
F21がセットされる。これにより、DGP24のエラ
ー処理が起動される。本実施例では、エラー表示フラグ
19からのエラーはEIF21に報告されるようにして
いるが、エラー検出回路2からの場合と同様にモードに
応じてファームウェアを介すようにしても構わない。
【0031】次に、CPU−FW25における処理につ
いて図を参照しながら説明する。
【0032】図2を参照すると、CPU−FW25は、
マイクロプログラムを格納する制御ストア54と、制御
ストア54の読出し位置を指示する制御メモリアドレス
レジスタ(CSAR)51と、制御ストア54からの読
出しデータを保持する制御ストア命令レジスタ(CSI
R)52とを含んでいる。また、マイクロプログラムの
エラー処理ルーチンの開始アドレスを保持する開始アド
レスレジスタ(SAR)50と、このSAR50または
次アドレスとを選択するためのセレクタ55と、このセ
レクタ55に制御信号を与えるアンド回路56とを含ん
でいる。次アドレスとは、制御ストア54のマイクロプ
ログラムにより指定されるアドレスで、一般に現在処理
されているマイクロプログラム命令の次に実行されるマ
イクロプログラム命令のアドレスを意味する。また、C
SIR52に読み出されたマイクロプログラム命令によ
って、信号線41,44および46に信号が転送され
る。
【0033】図3を参照すると、制御ストア54に格納
され、CSIR52に読み出されるマイクロプログラム
の命令フィールドは、マイクロ命令コードを示すOPC
521と、次アドレスを示すNEXT522と、機械語
命令レベルの命令終了を示すEOP527と、CSVR
4におけるエラー発生をCSVREF53に設定するた
めのCSVRE528と、エラーの発生をEIF21に
設定するためのEI529などを含んでいる。NEXT
522はセレクタ55の入力の一つとして入力される。
EOP527は信号線44に転送されてアンド回路56
によってEVF22の出力45との論理積がとられる。
CSVRE528は信号線46を介してCSVREF5
3をセットするために使用される。EI529は信号線
41を介してオア回路7に入力され、EIF21をセッ
トするために使用される。
【0034】次にエラー検出回路2によってCSVR4
におけるエラーが検出された場合の、上記CPU−FW
25における動作例について図4および図5を参照して
説明する。
【0035】図4を参照すると、第1サイクルにおいて
エラー検出回路2で検出されたエラーはEVF22に報
告される。これにより、次の第2サイクルでEVF22
の出力がアクティブになる。しかし、この第2サイクル
ではEOP527がアクティブでなく、すなわち機械語
命令レベルの命令が処理途中であるため、割り込み処理
の開始は待たされる。
【0036】第3サイクルでは、EOP527がアクテ
ィブになり機械語命令レベルの命令が終了する旨が判明
するので、アンド回路56の出力がセレクタ55によっ
てSAR50を選択するため、次の第4サイクルではエ
ラー処理が開始する。
【0037】図5を参照すると、CPU−FW25にお
けるエラー処理の手順として、まずEVF22をリセッ
トする(ステップ72)。次のエラー受け付けのためで
ある。このEVF22のリセットは第4サイクルにおい
て指示され、次の第5サイクルでEVF22の出力がノ
ンアクティブとなる。
【0038】そして、CSVR4でエラーが発生した旨
を示すCSVREF53をセットし(ステップ73)、
DGP26を起動するEIF21をセットする(ステッ
プ74)。これらのセット処理は第5サイクルで同時に
指示され、第6サイクルで両者共アクティブになる。E
IF21がアクティブになることによってDGP24に
おけるエラー処理が開始される(ステップ75)。
【0039】次に、DGP24におけるエラー処理の手
順について図を参照して説明する。
【0040】図6を参照すると、まず、DGP24はS
VR3,CSVR4およびCSVREF53の内容をD
GPM26に退避する(ステップ76)。この退避は、
例えばスキャンパスなどにより行なうことができる。ま
た、CPU−FW25を介さず直接DGP24に報告さ
れた場合は、DGP24がCDRR16をチェックする
ことによりCSVR4のエラーを検出する。以下、この
ようにして検出されたCSVR4のエラーもCSVRE
Fとして退避されたものとして扱う。DGP24は、こ
の退避後CPUを一旦リセットする(ステップ77)。
【0041】CPUのリセット後、DGPM26に退避
されたCSVREFの値が”1”であればCSVR4で
エラーが発生したことを示しているので、DGPM26
に退避されたSVRの内容をSVR3およびCSVR4
に戻す(ステップ79)。DGPM26に退避されたC
SVREFの値が”0”であればCSVR4ではエラー
が発生していないため、DGPM26に退避されたCS
VRの内容をSVR3およびCSVR4に戻す(ステッ
プ80)。これらリストアの終了後、エラー発生時点の
命令からCPUの再試行を行う(ステップ81)。
【0042】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よると、SVRの1クロック前の状態を保存するCSV
Rを設けることにより、CPU内部のエラーによりSV
Rに誤ったデータが上書きされてしまった場合でも、エ
ラー発生時点からの命令の再試行が可能となり、特に間
欠障害に対して高い耐故障性を維持することができる。
さらに、診断プロセッサを設けることにより、柔軟なエ
ラー処理を可能としている。
【0043】また、本発明によると、エラー処理を起動
するタイミングを調節することができ、リセット後の命
令の再試行を可能とする。さらに、CSVRのエラー検
出回路を設けたことにより、エラーの発生箇所を特定し
て適切な状態から再試行させることを可能としている。
【0044】さらに、本発明によると、再試行を優先す
るかまたは緊急性を優先するかを設定するモードフラグ
を設けることにより、システムの要求に応じた運用を可
能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の一実施例の説明のため
の障害復帰機構を記したブロック図である。
【図2】CPUファームウェアのブロック図である。
【図3】CPUファームウェアのマイクロ命令のフォー
マットを表す図である。
【図4】エラー発生からエラー処理が行われるまでのタ
イミングを表す図である。
【図5】CPUファームウェアがエラー処理のために診
断プロセッサを呼び出すまでの処理の流れ図である。
【図6】診断プロセッサにおけるエラー処理の流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 演算回路 2 エラー検出回路 3 ソフトウェア見えレジスタ(SVR) 4 コピーSVR(CSVR) 5 エラー検出フラグ群(EF) 6,7 オア回路 8〜10 アンド回路 11 書込みアドレスレジスタ(WAR) 12 書込みデータレジスタ(WDR) 13 コピーWAR(CWAR) 14 コピーWDR(CWDR) 15 CSVR読出しアドレスレジスタ(CRAR) 16 CSVR読出しデータレジスタ(CDRR) 17 書込みフラグ(WF) 18 コピーWF(CWF) 19 エラーフラグ(EF) 20 モードフラグ(MDF) 21 エラー表示フラグ(EIF) 22 イベントフラグ(EVF) 23 エラー検出回路 24 診断プロセッサ(DGP) 25 CPUファームウェア(CPU−FW) 26 DGPメモリ(DGPM) 50 開始アドレスレジスタ(SAR) 51 制御ストアアドレスレジスタ(CSAR) 52 制御ストア命令レジスタ(CSIR) 53 CSVRエラーフラグ(CSVREF) 54 制御ストア 521 命令コードフィールド(OPC) 522 次アドレスフィールド(NEXT) 527 オペレーション終了フィールド(EOP) 528 CSVRエラーフィールド(CSVRE) 529 エラー表示フィールド(EI)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのワードからなる一群の
    記憶手段を含む中央処理装置を有する情報処理装置にお
    けるエラー復帰機構であって、 前記一群の記憶手段と同一の構成を有し、前記一群の記
    憶手段に対してあるデータが書き込まれた時点以降に当
    該データを書き込まれる一群の予備記憶手段と;前記中
    央処理装置で発生したエラーを検出するエラー検出手段
    と;このエラー検出手段からのエラー通知に応じて、前
    記中央処理装置におけるエラーの処理を行い、前記中央
    処理装置を復帰させるエラー処理手段と;を含むことを
    特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記エラー処理手段は、前記中央処理装
    置におけるエラーの原因を解析して、前記一群の記憶手
    段および前記一群の予備記憶手段の内容を退避領域に退
    避した後、前記中央処理装置をリセットして、前記退避
    領域の内容を前記一群の記憶手段および前記一群の予備
    記憶手段にリストアするエラー処理プロセッサ;をさら
    に含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記エラー処理手段は、前記エラー検出
    手段からのエラー報告についてエラー処理の前準備を行
    い、エラー復帰に適したタイミングを生成してそのタイ
    ミングで前記エラー処理プロセッサに対してエラー処理
    を開始させるエラー処理ファームウェア;をさらに含む
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記エラー検出手段は、前記一群の予備
    記憶手段で発生したエラーを検出する予備記憶エラー検
    出部を含み、 前記エラー処理手段は、前記予備記憶エラー検出部でエ
    ラーが発生したことを示す予備記憶エラーフラグを含
    み、さらに前記エラー処理プロセッサが、前記退避領域
    の内容を前記一群の記憶手段および前記一群の予備記憶
    手段にリストアする際、前記予備記憶エラーフラグが”
    エラー発生”を示していれば前記一群の記憶手段に関す
    る前記退避領域の内容を前記一群の記憶手段および前記
    一群の予備記憶手段にリストアし、前記予備記憶エラー
    フラグが”エラー未発生”を示していれば前記一群の予
    備記憶手段に関する前記退避領域の内容を前記一群の記
    憶手段および前記一群の予備記憶手段にリストアするこ
    とを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記エラー処理手段は、前記エラー検出
    手段で検出したエラーを前記エラー処理プロセッサに直
    接通知するモードと、前記エラー処理ファームウェアを
    介して前記エラー処理プロセッサを起動するモードのい
    ずれかを指定するエラー処理モードフラグをさらに含む
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記エラー検出手段は、前記一群の予備
    記憶手段で発生したエラーを検出する予備記憶エラー検
    出部を含み、 前記エラー処理手段は、前記予備記憶エラー検出部でエ
    ラーが発生したことを示す予備記憶エラーフラグを含
    み、さらに前記エラー処理プロセッサが、前記退避領域
    の内容を前記一群の記憶手段および前記一群の予備記憶
    手段にリストアする際、前記予備記憶エラーフラグが”
    エラー発生”を示していれば前記一群の記憶手段に関す
    る前記退避領域の内容を前記一群の記憶手段および前記
    一群の予備記憶手段にリストアし、前記予備記憶エラー
    フラグが”エラー未発生”を示していれば前記一群の予
    備記憶手段に関する前記退避領域の内容を前記一群の記
    憶手段および前記一群の予備記憶手段にリストアするこ
    とを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記一群の記憶手段は一群のレジスタで
    あり、 前記一群の予備記憶手段は一群のバックアップレジスタ
    であることを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記一群の記憶手段はソフトウェアから
    可視な一群のレジスタであることを特徴とする請求項7
    記載の情報処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005639A (ja) * 1999-06-21 2001-01-12 Toshiba Corp 浮動小数点演算装置
JP5579257B2 (ja) * 2010-03-30 2014-08-27 株式会社エルイーテック 主記憶装置における情報を復元するための装置及び方法
US8954801B2 (en) 2009-10-15 2015-02-10 L E Tech Co., Ltd. Microcomputer and method of operation thereof

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