JPH07218517A - スピードセンサ - Google Patents

スピードセンサ

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Publication number
JPH07218517A
JPH07218517A JP1171394A JP1171394A JPH07218517A JP H07218517 A JPH07218517 A JP H07218517A JP 1171394 A JP1171394 A JP 1171394A JP 1171394 A JP1171394 A JP 1171394A JP H07218517 A JPH07218517 A JP H07218517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
speed sensor
resin part
absorbing groove
resin portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1171394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yokota
博之 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH07218517A publication Critical patent/JPH07218517A/ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸に焼結物のマグネットを安全かつ容易
に固定することにより強磁界を発生させ、高感度のスピ
ードセンサを提供する。 【構成】 回転軸(5)にヨーク(22)を固定すると
共に、このヨーク(22)の上部に樹脂部(24)を介
してマグネット(23)を配置し、前記回転軸(5)の
頂部を加締めることにより、前記マグネット(23)を
樹脂部(24)を介して回転軸(5)に固定するように
したスピードセンサ(21)であって、前記マグネット
(23)と回転軸(5)との間の樹脂部(24)に、加
締力吸収溝(25)を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用のスピード
センサに係り、特に強磁界を発生させる焼結物のマグネ
ットを有するスピードセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピードセンサとしては、図7に
示すものが知られている。図中符号1はスピードセンサ
であり、このスピードセンサ1は金属性のケース2の上
部に樹脂性のハウジング3をネジ4によって固定したも
のである。ケース2の中心にはトランスミッションの回
転と同期して回転する回転軸5が設けられており、この
回転軸5の頂部には円板状のヨーク6が固定され、この
ヨーク6の上部にはマグネット7が設けられ、このマグ
ネット7は回転軸5と一体となって回転するようになっ
ている。また、ハウジング3の中央部には、上記マグネ
ット7に対向してICパッケージ8が設けられ、このI
Cパッケージ8にはターミナル9が接続され、このター
ミナル9の先端部9bはハウジング3の先端部に形成さ
れた空間10内に露出されて、この空間10内において
相手側の図示しないコネクタと接続されるようになって
いる。
【0003】そして、上記のスピードセンサ1のマグネ
ット7には、樹脂の内部に磁性体を混入させたプラスチ
ックマグネットが使用されており、このプラスチックマ
グネット7は回転軸5の頂部に形成された円筒状の加締
め部5aをポンチ(図示しない)により、図示したよう
に押し潰すことにより加締められ、これによって、マグ
ネット7がヨーク6を介して回転軸5に固定されるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
スピードセンサ1にあっては、マグネット7がプラスチ
ックマグネットであるため、磁界力が弱く、正確なスピ
ードの計測が行われない恐れがあるという問題点があ
り、これを解決するために、マグネット7として焼結物
のマグネットを使用すればよいが、焼結物のマグネット
は外力に対して脆く、これを回転軸5の頂部で直接加締
めると圧縮応力により割れてしまうという問題点があっ
た。
【0005】これを解決する手段として、図8に示すよ
うに、焼結物のマグネット7がPPS(ポリフェニレン
サルファイド樹脂)等の樹脂部12の内部に一体に包み
込まれるようにインサート成形して樹脂部12を直接加
締める方法があるが、この方法においても、回転軸5の
頂部に形成された円筒状の加締め部5aがポンチ(図示
しない)によって加締められて変形すると、この締付力
によって、図9に示すように樹脂部12が破線12aで
示すように外周側に向かって変形しようとしてマグネッ
ト7を圧縮し、これによってマグネット7が割れてしま
う恐れがあるという問題点があった。
【0006】この発明は、上述した問題点を解決すべく
なされたもので、回転軸に焼結物のマグネットを安全か
つ容易に固定することにより強磁界を発生させて、高感
度のスピードセンサを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のスピードセンサは、回転軸にヨークを固定
すると共に、このヨークの上部に樹脂部を介してマグネ
ットを配置し、前記回転軸の頂部を加締めることにより
前記マグネットを樹脂部を介して回転軸に固定するよう
にしたスピードセンサであって、前記マグネットと回転
軸との間の樹脂部に、加締力吸収溝を形成したことを特
徴としている。
【0008】
【作用】この発明のスピードセンサは、マグネットと回
転軸との間の樹脂部に、加締力吸収溝が成形されている
ため、回転軸の頂部を加締めることに起因する樹脂部の
変形は、前記加締力吸収溝によって吸収され、マグネッ
トは加締力の影響を受けることがない。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明のスピードセ
ンサの実施例について説明する。以下に述べる実施例に
おいて、上記従来の技術における構成要素と同一の要素
については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0010】図1はこの発明の一実施例のスピードセン
サの回転軸の上部付近を示す図であり、図中符号21は
この実施例のスピードセンサである。このスピードセン
サ21は回転軸5の上部に円板状のヨーク22が固定さ
れ、このヨーク22の上部には円環状に形成されたマグ
ネット23と、同様に円環状に形成された樹脂部24と
がインサート成形によって一体に設けられている。上記
マグネット23は焼結物によって作られており、その内
周面23a、外周面23b、及び低部23cが樹脂によ
ってほぼ覆われるように、樹脂部24の内部に固定され
ている。
【0011】そして上記樹脂部24のマグネット23と
回転軸5との間の樹脂部24aに平面視環状の加締力吸
収溝25が設けられている。
【0012】上記のように構成されたこの実施例のスピ
ードセンサ21にあっては、回転軸5の頂部に形成され
た円筒状の加締め部5aをポンチ(図示しない)で加締
めると、その締め付け力はマグネット23の内周面23
a側の樹脂部24aが受けることとなり、その圧縮応力
により樹脂部24aの外側壁24dが図2に示す二点鎖
線のようにマグネット23側に向かって変形するが、こ
の樹脂部24aの変形は加締力吸収溝25によって確実
に吸収され、マグネット23が加締力の影響を受けるこ
とがない。したがって、焼結物によって作られた強磁界
のマグネット23が樹脂部24aの変形によって、割れ
たりするのを防止することができる。
【0013】図3、図4は上述した加締力吸収溝25の
他の実施例を示す図であり、図3に示す実施例において
加締力吸収溝25は、マグネット23側がマグネット2
3の内周面23aに接して形成されており、回転軸5側
は斜面がなだらかな曲線を描いてマグネット23の内周
面23aに接するように形成されている。また図4に示
す実施例において加締力吸収溝25は、マグネット23
側がマグネット23の内周面23aから間隔をおいて形
成されている。この結果、加締力吸収溝25の外側とマ
グネット23の内周面23aとの間に樹脂部24bが存
在し、その回転軸5側は、図示したように、斜面が直線
的に形成されている。このように、加締力吸収溝25の
配置位置、幅、深さ、断面形状等は、加締力を吸収する
という機能を有する限り、上記実施例のものに限定され
ることなく任意である。
【0014】さらに、上述した実施例において加締力吸
収溝25の平面視形状は、環状に形成されているが、こ
の形状に限定されるものではなく、図5及び図6に示す
実施例のように、加締力吸収溝25を形成する樹脂部2
4aの外側壁24dとマグネット23の内周面23aと
がリブ状連結部材24cによって放射状に連結されてい
ても良い。この場合には、マグネット23がインサート
成形後において中心がずれにくく、回転のバランスを向
上することができ、さらに、加締め部Saの加締めによ
る締め付け力を従来のものと比較して大幅に低減でき、
マグネット23への悪影響をさらに阻止することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のスピー
ドセンサによれば、樹脂部のマグネットと回転軸との間
に加締力吸収溝が成形されているため、回転軸の頂部を
加締めることに起因する樹脂部の変形は、前記加締力吸
収溝によって吸収できるため、マグネットが加締力の影
響を受けることがなく、加締力によってマグネットが割
れることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の要部を示す断面正面図であ
る。
【図2】この発明の実施例であるスピードセンサの回転
軸頂部を加締めた際の樹脂部の変形状態を説明する説明
図である。
【図3】この発明のスピードセンサのマグネットと回転
軸との間の樹脂部に形成された加締力吸収溝の他の実施
例の断面図である。
【図4】この発明のスピードセンサのマグネットと回転
軸との間の樹脂部に形成された加締力吸収溝の他の実施
例の断面図である。
【図5】この発明の他の実施例の要部を示す平面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI断面要部拡大図である。
【図7】従来のスピードセンサの要部の断面正面図であ
る。
【図8】従来のスピードセンサの回転軸の上部付近の断
面正面図である。
【図9】従来のスピードセンサの回転軸頂部を加締めた
際の樹脂部の変形状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
5 回転軸 21 スピードセンサ 22 ヨーク 23 マグネット 23a マグネットの内周面 24,24a 樹脂部 25 加締力吸収溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸にヨークを固定すると共に、この
    ヨークの上部に樹脂部を介してマグネットを配置し、前
    記回転軸の頂部を加締めることにより、前記マグネット
    を樹脂部を介して回転軸に固定するようにしたスピード
    センサであって、前記マグネットと回転軸との間の樹脂
    部に、加締力吸収溝を形成したことを特徴とするスピー
    ドセンサ。
  2. 【請求項2】 加締力吸収溝をマグネットから間隔をお
    いて形成したことを特徴とする請求項1記載のスピード
    センサ。
  3. 【請求項3】 加締力吸収溝を形成する樹脂部の外側壁
    とマグネットの内周面とを、リブ状連結部材によって連
    結したことを特徴とする請求項1記載のスピードセン
    サ。
JP1171394A 1994-02-03 1994-02-03 スピードセンサ Pending JPH07218517A (ja)

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JP1171394A JPH07218517A (ja) 1994-02-03 1994-02-03 スピードセンサ

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