JPH0721822B2 - 指紋画像の中心点検出方法 - Google Patents

指紋画像の中心点検出方法

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JPH0721822B2
JPH0721822B2 JP58191703A JP19170383A JPH0721822B2 JP H0721822 B2 JPH0721822 B2 JP H0721822B2 JP 58191703 A JP58191703 A JP 58191703A JP 19170383 A JP19170383 A JP 19170383A JP H0721822 B2 JPH0721822 B2 JP H0721822B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、データ端末等における個人識別を指向した
指紋照合方式において、照合の基準として用いることが
できる指紋画像の中心点検出方法に関するものである。
指紋画像の中心点は、従来、以下のような方法で求めら
れている。まず、指紋画像を2値化処理し、続いて細線
化処理を行うと、第1図に示す指紋隆線の芯線1で形成
される細線化画像が得られる。これら細線化画像に対し
て (i)細線化画像の上方にある点S0をスタートポイント
として、 (ii)点S0から芯線1を1本下り、その芯線1を左右に
トレースして頂点S1を求める。
(iii)頂点S1から、さらに芯線1を1本下り、その芯
線1の頂点S2を求める。
(iv)同様にして、S2,S3……と頂点を求めていき、逐
に芯線1を下ることができなくなつたときの頂点Snを中
心点とする。
以上が従来の方法である。
以上述べた方法には、次の2つの欠点がある。まず、2
値化,細線化の2つの前処理を必要とすること。次に、
細線化情報を局所的にトレースしていく処理であるの
で、発散してしまうなどして中心点がうまく求まらない
場合があること。の2つである。
この発明は、これらの欠点を除去するため、指紋画像上
に規定した小領域中の指紋の原データから大局的に指紋
隆線の法線方向を算出し、その方向に沿つて小領域を移
動していくことによつて指紋画像の中心点を決定するよ
うにしたものである。以下、この発明について詳細に説
明する。
指紋画像の中心点より上の部分は、指紋の種類にかかわ
りなくほぼ同心半円形状である。したがつて、指紋画像
の中心点は、指紋画像上部に規定した小領域を、小領域
中の指紋隆線の法線方向に従つて下部へ次々に移動する
ことによつて、指紋画像の種類にかかわりなく見いだす
ことができる。したがつて、指紋画像上部より中心点検
出のための追跡を開始することは有効である。以下に、
まず、小領域移動アルゴリズムを述べた後に、引き続い
て中心点決定アルゴリズムを説明する。
〔小領域移動アルゴリズム〕
(a)フーリエ変換を用いた指紋隆線の法線方向とその
信頼度の算出 指紋画像上の座標系で点(i0,j0)を中心とする小領域
の濃度分布をf(x,y)(x,y=0,1,……,L−1)とし
て、下記第(1)式で得られる濃度分布fのフーリエ変
換Fの絶対値|F|をフーリエ変換面とする。
第2図に濃度分布fの例を示す。第2図において、2は
指紋隆線を示す。第2図では、指紋隆線2を2値で表現
しているが、実際には多値の場合を扱う。
また、第3図は第2図の濃度分布fより得られる|F|を
モデル化した図である。第3図において、3は第1ピー
ク点、4は第2ピーク点、zは前記第1ピーク点3と第
2ピーク点4を結ぶ直線、θは直線zがu軸となす角
度、iは変換面上の点、lは前記第1ピーク点3と第2
ピーク点4間の距離、diは前記直線zと点iとの距離、
riは前記点iと第1ピーク点3との距離、I2は前記第2
ピーク点4の値、Iiは前記点iの値を表わす。
第3図に示すように、変換面の中心に位置し最大の大き
さを有する第1ピーク点3と、第1ピーク点3の次に大
きい第2ピーク点4を結ぶ直線zがu軸となす角度θ
は、小領域内の指紋隆線2の法線方向を表わしている。
また、この方向の不明瞭度Aは第(2)式によつて得る
ことができる。
第(2)式は、第3図において、直線zに対する各点i
のモーメントの集積を、各点iの値をすべて第2ピーク
点4の値I2で置き換えた場合のモーメントの集積で割つ
たものであり、第2ピーク点4のボケ具合を表わしてい
る。不明瞭度Aは0A1に正規化されており、α=
30として、方向性が明瞭な画像で0.05〜0.1、不明瞭な
画像で0.2〜0.4となる。第(2)式中の指数項はガウス
確率密度形の重み関数であり、定数αは、この重み関数
の値が1/eになるまでの距離|l−ri|をΔlとしたとき
に、lに対するΔlの比率がα(%)になるという物理
的意味を持つ。
(b)新しい小領域の中心座標点の検出 (a)で得た直線z,不明瞭度Aより、新しい小領域の中
心点を決定する。Atを不明瞭度Aのしきい値を表わす定
数として、第3図において、 AAtの場合 直線zがu=L/2あるいはv=L/2と交わる点を新しい小
領域の中心点とする。この点の座標を指紋画像上の座標
系で(i1,j1)とする。
A>Atの場合 直線zがu=L/2あるいはv=L/2と交わる点と、第1ピ
ーク点3を結ぶ線分の2等分点を新しい小領域の中心点
とする。この点の座標を指紋画像上の座標系で(i1,
j1)とする。
AがAtより大きい場合は、フーリエ変換面の情報より求
めた指紋隆線2の法線方向の不明瞭度Aが大きい場合で
あるので、より詳細な小領域の移動を行う目的でこのよ
うなアルゴリズムとした。
以上が(i0,j0)より(i1,j1)へ小領域を移動する手順
である。以下同様の手順で小領域の移動を続けていく。
〔中心点決定アルゴリズム〕
〔ステツプ1〕 第4図に示すように、指紋画像左上部に任意の点(ia,j
a)を初期設定する。点(ia,ja)をスタートして、前述
の小領域移動アルゴリズムによつて得られる角度θの値
が0になるまで、j方向にΔj(>0)だけ移動した点
を新しい小領域の中心とする処理を続ける。角度θの値
が0になる点の座標を(i0,j0)とする。
〔ステツプ2〕 前述の小領域移動アルゴリズムに従つて、(i0,j0)か
ら小領域の移動を行う。この際各小領域中心点に対応す
る不明瞭度Aの値をAn(n=0,1,……)として記憶して
おく。移動は、小領域中心点のi座標が減少する向きへ
移動した時点で終了する。Anが最大となるnに対応する
小領域中心点(in,jn)を、指紋画像の中心点と決定す
る。
以上のアルゴリズムによつて指紋画像の中心点検出実験
を行つたところ、別の機会に採取した同種の指紋画像に
対して、中心点の検出位置誤差をほぼ小領域の1/4程度
に押えられることを確認した。例えば、分解能が約50ミ
クロン、256×256の大きさで各画像が256のグレイレベ
ルを有する指紋画像に対して、L=32、すなわち32×32
の小領域を移動して行つた場合、上記アルゴリズム中で
示した各パラメータをα=30,At=0.15として誤差は、
8×8すなわち0.4mm平方程度である。
上述したアルゴリズムにおいては、中心点決定の際の小
領域の移動を〔ステツプ1〕で左上部から右向きに水平
に、また、角度θが0になつた時点で〔ステツプ2〕と
して右下向きへと行つていくものであつたが、若干の変
更によつて右上から左向き水平に、続いて左下方へとす
ることができる。両処理は等価な効果をもたらす。
次に、この発明の一実施例を第5図のブロツク図によつ
てその構成と動作を説明する。
第5図において、11は濃度分布設定部で、指紋画像情報
が入力され、指紋画像上の座標系で、点(i0,j0)を中
心とする小領域の濃度分布fを求める。12はフーリエ変
換部で、濃度分布fからフーリエ変換面|F|を求める。1
3は変換面処理部で、変換面|F|から第1ピーク点と第2
ピーク点とを結ぶ直線zと不明瞭度Aを求める。これら
11〜13で前述した「(a)フーリエ変換を用いた指紋隆
線の法線方向とその信頼度の算出」が実行される。14は
新しい小領域設定部で、変換面処理部13で求められた直
線zと不明瞭度Aから新しい小領域の中心点(i0,j0
を決定する。すなわち、前述した「新しい小領域の中心
座標点の検出」が実行される。以下順次、小領域の中心
点(in,jn)が求められる。
15は比較部で、変換面処理部13で求めた毎回の不明瞭度
Aと前回の操作で求めた不明瞭度Aと比較し、大きい方
をその時の中心点の座標とともに記憶する。16は修了判
定部で、移動により小領域中心点の座標が減少する向き
へ移動するか、または指紋画像外となつたとき終了と判
定し、比較部15に記憶されている不明瞭度Aのうち最も
大きいものの中心点座標を出力させる。これと同時に指
紋画像情報の入力を停止する。
以上説明したように、この発明は、指紋画像上部の左右
かたよった位置に初期座標点を規定し、まず初期処理と
して、初期座標点を規定した左右の位置と左右反対の水
平方向へ、対応する座標点を中心とする小領域内の指紋
隆線形状より小領域内隆線の法線方向を算出し、その法
線方向が垂直になるまでは座標点を水平方向に移動し、
次に、算出した法線方向に座標点を移動しながら、前記
初期処理と同様に、対応する座標点を中心とする小領域
内の指紋隆線形状より小領域内隆線の法線方向、さらに
その法線方向にどれ位の信頼度をもって規定できるかの
度合いを定量的に表す方向性の不明瞭度を算出し、法線
方向の座標点移動が指紋画像の垂直方向の軸に関してそ
れまでと逆向きになるか、あるいは小領域が指紋画像の
外になって処理を継続できなくなった時点で、それまで
もっとも方向性の不明瞭度が小さかった座標点を、その
指紋画像の中心点とするので、2値化,細線化の処理を
必要とせず、しかも、大局的に指紋隆線方向の流れを見
ていくため、ノイズ等の影響を受けにくいという利点が
ある。また、この発明の方法の中心点検出能力は十分実
用に耐えるものであり、指紋照合の際の座標系の設定等
へ適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の中心点検出方法の説明図、第2図は指紋
画像上の小領域の濃度分布fの例を示す図、第3図は第
2図の濃度分布fのフーリエ変換面|F|をモデル化した
図、第4図はこの発明の中心点検出方法の説明図、第5
図はこの発明の一実施例の構成を示すブロツク図であ
る。 図中、1は指紋隆線の芯線、2は指紋隆線、3は第1ピ
ーク点、4は第2ピーク点、11は濃度分布設定部、12は
フーリエ変換部、13は変換面処理部、14は新しい小領域
設定部、15は比較部、16は修了判定部、S0,S1,S2……Sn
は芯線の頂点、zは第1ピーク点と第2ピーク点を結ぶ
直線、θは直線zとu軸とのなす角度、iは変換面の
点、lは第1ピーク点と第2ピーク点の距離、diは直線
zと点iとの距離、riは点iと第1ピーク点との距離、
I2は第2ピーク点の値、Iiは点iの値、(ia,ja),(i
0,j0),(in,jn)は小領域中心座標点である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指紋画像上部の左右かたよった位置に初期
    座標点を規定し、まず初期処理として、初期座標点を規
    定した左右の位置と左右反対の水平方向へ、対応する座
    標点を中心とする小領域内の指紋隆線形状より小領域内
    隆線の法線方向を算出し、その法線方向が垂直になるま
    では座標点を水平方向に移動し、次に、算出した法線方
    向に座標点を移動しながら、前記初期処理と同様に、対
    応する座標点を中心とする小領域内の指紋隆線形状より
    小領域内隆線の法線方向、さらにその法線方向をどれ位
    の信頼性をもって規定できるかの度合を定量的に表す方
    向性の不明瞭度を算出し、法線方向の座標点移動が指紋
    画像の垂直方向の軸に関してそれまでと逆向きになる
    か、あるいは小領域が指紋画像の外になって処理を継続
    できなくなった時点で、それまでもっとも方向性の不明
    瞭度が小さかった座標点を、その指紋画像の中心点とす
    ることを特徴とする指紋画像の中心点検出方法。
  2. 【請求項2】小領域内に存在する指紋隆線の法線方向、
    および方向性の不明瞭度を、小領域内の指紋隆線画像に
    フーリエ変換を施して得られる変換面の情報を用いて算
    出することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載
    の指紋画像の中心点検出方法。
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