JPH07216966A - 衛生洗浄便座装置 - Google Patents

衛生洗浄便座装置

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JPH07216966A
JPH07216966A JP6010951A JP1095194A JPH07216966A JP H07216966 A JPH07216966 A JP H07216966A JP 6010951 A JP6010951 A JP 6010951A JP 1095194 A JP1095194 A JP 1095194A JP H07216966 A JPH07216966 A JP H07216966A
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康裕 梅景
Hiroaki Yonekubo
寛明 米久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の衛生洗浄便座装置は、音によって使
用者を識別するものである。 【構成】 音によって使用者を識別する個人識別装置
と、個人の健康状態を検出する装置と、前記健康情報を
記憶する記憶装置と、前記個人情報により使用者に応じ
た制御を行うとともに、個人の健康管理を行う構成とし
た。自動的に使用者個人を識別することで、使用操作を
簡素化と誤動作やトラブルを防止するとともに、使用者
に応じた自動制御を行うとともに、使用者の健康情報を
記憶装置に記憶して健康管理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者を識別して使用
者の健康管理と使用者に応じた制御を行う衛生洗浄便座
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の衛生洗浄便座装置を図17に示す
構成図を用いて説明する。
【0003】従来の個人情報を入力する装置を備えた衛
生便座装置は、特開平3−191136号公報に示され
るように、腰掛便器1の上に設置され、洗浄ノズル2か
ら噴出されるお湯でお尻を洗浄するものである。ここ
で、3はタンク、4はコントローラ、5は本体操作部で
ある。
【0004】上記構成において、コントローラ4のカー
ド差し込み口6から差し込まれる磁気カードやICカー
ドのようなカード7にあらかじめ登録された入力情報に
よって、各個人の好みにあった洗浄制御を行うものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、いちいちカード7をもってトイレに入らな
ければならないわずらわしさと、カード7が無いと個人
に応じた制御が行えないという課題と、カード7をトイ
レ内に配備しておくことでは、カード7を便器1内に落
としてトイレの配管を詰まらせる原因になるなどの課題
があった。また、便座8に座っても便意を促進するもの
ではなかった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、カー
ドを使用せずにトイレ内や人体内に発生した音声や音波
の情報により、自動的に使用者個人を識別することで、
使用操作を簡素化するとともに、誤動作やトラブルを防
止することを第1の目的としている。そして、使用者に
応じた自動制御を行うとともに、使用者の健康情報を記
憶装置に記憶して健康管理を行うことをすることを第2
の目的としている。また、便座に座ることによって、低
周波数の振動でお尻が加振され便意を促進することを第
3の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1と第2
の目的を達成するため、音声認識装置により使用者を識
別する個人識別装置と、前記使用者の健康状態を把握す
るための個人情報の検出装置と、前記検出装置のデータ
が読み書き可能な記憶装置と、前記個人情報により使用
者に応じた制御を行うとともに、個人情報を基に各個人
の健康情報を管理する構成とした。
【0008】そして、音によって操作が命令される音声
操作装置と、前記音声操作装置に入力された音声データ
により使用者を識別する個人識別装置を備えた構成とし
た。
【0009】また、便座に使用者が着座することによっ
て反応する着座スイッチと、前記着座スイッチの反応に
より音を発生する音発生装置と、前記音発生装置の音発
生後に音を受音する受音装置と、前記受音装置の受音デ
ータを基に使用者を識別する個人識別装置を備えた構成
とした。
【0010】さらに、音波により人体の特徴を検出して
使用者を識別する個人識別装置と、前記使用者の健康状
態を把握するための個人情報の検出装置と、前記検出装
置のデータが読み書き可能な記憶装置と、前記個人情報
により使用者に応じた制御を行うとともに、個人情報を
基に各個人の健康情報を管理する構成とした。
【0011】そして、便座に備えた超音波受発振装置に
より超音波を使用者のお尻部から人体内に発生させ、前
記人体の中で反射してくる超音波の反射波により人体の
特徴を測定して個人識別を行う個人識別装置を備えた構
成とした。
【0012】また、トイレ室内に音波を発生させ、前記
音波の反響特性によってトイレ室内に入っている人体の
特徴を検知して個人識別を行う個人識別装置を備えた構
成とした。
【0013】さらに、便器内に音波を発生する音波発生
手段と、前記音波を受音する音波受音装置と、前記音波
受音装置の受音信号により使用者のお尻部の特徴を検出
して使用者を識別する個人識別装置を備えた構成とし
た。
【0014】そして、第3の目的を達成するために、便
座を低周波数で振動させる複数個の加振器と、前記複数
個の加振器を前記便座形状に添ってほぼ円周上に備え、
使用者の肛門部に振動を集中して与えることで便意を促
進させる構成とした。
【0015】
【作用】本発明は上記構成によって、カードを使用せず
に音声や音波の音響特性情報により、自動的に使用者個
人を識別することで、使用操作を簡素化するとともに、
誤動作やトラブルを防止することができる。そして、使
用者に応じた自動制御を行うとともに、使用者の健康情
報を記憶装置に記憶して健康管理を行うことをすること
ができる。また、便座を低周波数で振動させ、使用者の
肛門部に振動を集中して与えることで便意を促進させる
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例の衛生洗浄便座装置
を、図1から図16を参照して説明する。
【0017】まず第一の実施例について、図1と図2を
用いて説明する。図1に示すように、衛生洗浄便座9
は、腰掛便器10の上に設置され、電気ヒータにより適
温に暖められる便座11と、排便後のお尻部をノズル1
2からのお湯で洗浄する洗浄装置13と、洗浄後のお尻
を乾かす乾燥装置14と、排便のにおいを消す脱臭装置
15と、トイレ室16の暖房を行う暖房装置17とで構
成した。そして、これらの機能を操作するコントローラ
18は、トイレ室壁面に設置されているとともに、マイ
クロホン19が内蔵され、使用者の音声を受音する構成
とした。そして、図2に示すように、マイクロホン19
の信号を基に、使用者を音声認識装置20によって識別
する個人識別装置21と、使用者の音声によって操作を
判定するとともに、音声操作装置24でその操作内容を
理解し、その操作内容をコントローラ制御回路22か
ら、本体制御回路23に伝える構成とした。さらに、便
座11には、体温測定センサー25と、体重測定センサ
ー26を配備し、使用者の健康状態を把握するための個
人情報を検出する検出装置27を備えた構成とした。そ
して、これらの個人情報を本体制御装置23からコント
ローラ22を介して、記憶装置28に記憶して、使用者
が使用するたびに前回の健康状態を表示装置29によっ
て表示するものである。ここで、30、31、32は増
幅器、33、34、35はデータ入力装置である。ま
た、衛生洗浄便座の主機能である洗浄装置13や乾燥装
置14、脱臭装置15、暖房装置17などは、ブロック
図から省略したが、本体制御装置23に接続されて制御
されるものである。
【0018】このような構成により、使用者がコントロ
ーラ18に向かって操作の指示を音声で行うことによっ
て、コントローラ18は、その音声を音声認識装置20
によって判断し、使用者が誰であるかを識別する。音声
認識装置20は、事前にトイレを使用する人の音声デー
タが記憶されている記憶装置28のデータと比較するこ
とによって使用者を識別するものである。そして、同じ
音声データで操作の指示を判定し、コントローラ制御回
路22から本体制御回路23へ操作を伝えて音声で命令
された操作が動作するものである。ここで、使用者が誰
であるかがわかっているため、その使用者に適した制御
方法で運転されるものである。例えば、洗浄操作であれ
ば、ノズルの位置、洗浄の強さ、洗浄時間などが、使用
者が好む状態で運転されるものである。そして、運転さ
れた状態が好みと違っていれば、コントローラ18の操
作、または音声により直接指示してその状態を自分の好
みにあわせることができる。そして、その好みは使用者
情報とともに記憶装置28に記憶され、次回使用したと
きには変更した使用状態で運転され、常に最新の好み状
態で運転されるものである。
【0019】また、個人識別されたことによって、測定
された体温や体重データは記憶装置28に記憶され、使
用するたびに表示部29に表示される。表示には、前回
のデータが表示されるが、操作することによって、過去
のデータをグラフ化して表示することも可能で、自分の
体調がどのように変化しているかが一目でわかるもので
ある。
【0020】このように、音声で操作を命令することに
よって、操作を認識すると同時に、その音声で使用者を
識別して、使用者に適した運転制御を行うことができ、
操作性の簡素化と個人別の制御により使用感の快適性向
上を実現することができる。そして、使用者を音声で使
用者を識別することによって、カードの使用間違いなど
による誤動作を防止することができる。
【0021】次に第二の実施例について図3から図5を
用いて説明する。上記第一の実施例と同一構造で、かつ
同一作用をする部分には同一符号を付して詳細な説明は
略し、異なる部分を中心に説明する。
【0022】図3に示すように、便座11に使用者が着
座することによって反応する着座スイッチ36と、前記
着座スイッチ36がオンになったことがトリガーとなっ
て、音声を発生する音発生装置であるスピーカ37と、
そのスピーカ37の音声発生後に音を受音する受音装置
であるマイクロホン19と、そのマイクロホン19の受
音データを基に使用者を識別する個人識別装置21を備
えた構成とした。ここで、38は便蓋、39はスピーカ
用増幅器である。
【0023】このような構成において、使用者がトイレ
室に入ってきて便蓋38を開けて便座11に座ると、便
座スイッチ36がオンになり、使用者が使用しようとし
ていることを本体制御装置23が認識する。そして、本
体制御装置23からの命令により、スピーカ37から
「名前を言ってください。」と発音される。この指示に
したがって、使用者は自分の名前を発音する。この発音
された音声をマイクロホン19で受音し、音データの収
集を行う。そして、収集した音データを事前に記憶した
名前の音データと比較して使用者の識別を行うものであ
る。そして、その使用者に適した制御方法でそれぞれの
運転が行われるものである。
【0024】このように、スピーカ37から音声で使用
者に発音を指示することによって、使用者は確実に音声
を口にするため、その音声から使用者を識別することが
できる。音声で使用者を識別して、使用者に適した運転
制御を行うことができ、操作性の簡素化と個人別の制御
により使用感の快適性向上を実現することができる。ま
た、着座スイッチで個人認識を始める制御をスタートす
ることができ、小便のような時には個人認識は行わない
ようにすることができ、本体の制御を効率よく行うこと
ができる。
【0025】次に第三の実施例について図6から図8を
用いて説明する。上記第一の実施例と同一構造で、かつ
同一作用をする部分には同一符号を付して詳細な説明は
略し、異なる部分を中心に説明する。
【0026】図6に示すように、便座11に備えた超音
波受発振装置40により超音波を使用者のお尻部41か
ら人体内に発生させ、その人体の中の骨盤や内贓物、ま
たは皮膚による音響インピーダンスの変化により反射し
てくる超音波の反射波を、超音波受発振装置40により
受ける構成とした。そして図7に示すような、その反射
波の特性によって、人体の特徴を測定して個人識別を行
う個人識別装置42を備えた。そして、使用者の健康状
態を把握するための個人情報の検出装置27と、個人認
識装置42と、衛生洗浄便座の洗浄、乾燥、脱臭、暖房
などの各機能を個人認識で識別した個人に応じた制御す
る本体制御装置23を備え、前記検出装置27のデータ
が読み書き可能な記憶装置28と、前記個人情報を表示
する表示装置29を備えた構成とした。ここで、48は
超音波発生器、49は超音波受信器、50、51は超音
波用増幅器である。
【0027】このような構成において、超音波反射波の
受信波形は図7のように発信波43と、反射波44、4
5測定することができる。ここで例えば、反射波44は
骨盤によって反射してきた反射波、反射波45は太股部
46の皮膚面47によって反射してきた反射波と考える
と、お尻部から骨盤までの距離やお尻部から太股の皮膚
部までの距離は、各個人によって異なるため、これらに
よって反射してきた反射波と発信波の時間差をt1、t
2を測定することによって、使用者を識別することがで
きる。
【0028】このように、超音波で使用者を自動的に識
別することによって、使用者は便座に座るだけで、自分
の好みにあった運転動作になり、快適に用便をすますこ
とができる。また、記憶装置に記憶していた自分の健康
情報を自動的に表示してくれるため、自分の健康状態が
用便時ごとにチェックできる。また、超音波で個人識別
を行うことで聞こえる音が発生されず、外部の人に誰が
使用しているかを知られることがなく、使用者のプライ
ベートを守ることができる。
【0029】次に、第四の実施例について図9から図1
1を用いて説明する。上記第三の実施例と同一構造で、
かつ同一作用をする部分には同一符号を付して詳細な説
明は略し、異なる部分を中心に説明する。
【0030】図9と図10に示すように、コントローラ
52に備えた音波発生装置としてのスピーカ53から、
トイレ室内に音波を複数個の方向に発生させ、前記音波
の反響特性をコントローラ52に備えた受音装置として
のマイクロホン54で受音して、反射波の反射時間と反
射の有無を調べることにより、トイレ室内で便座に座っ
ている人の座高を測定する構成とした。そして、その座
高により個人識別を行う個人識別装置55を備えた構成
とした。ここで、56は増幅器、57はスピーカの音波
発生方向を偏向する方向可変装置である。
【0031】このような構成において、便座に座ってい
る使用者の座高を基に、使用者の識別を自動的に行い、
使用者は便座に座るだけで、自分の好みにあった運転動
作になり、快適に用便をすますことができる。一つの家
族構成を考えると、通常、お父さん、お母さん、お兄さ
ん、妹といった構成が考えられ、それぞれの身長が異な
り、座高も同時に異なるため、使用者各人の識別が可能
である。最低限、大人と子供の識別が可能であり、洗浄
機機能のノズルの位置などは、大人と子供の区別が可能
となる。また、記憶装置に記憶していた自分の健康情報
を自動的に表示してくれるため、自分の健康状態が用便
時ごとにチェックできる。
【0032】音波の発生による座高の測定は、音波とし
て超音波のような指向特性の鋭い周波数を用い、発射す
る方向を特定の角度で変化していき、そのときに反射し
てくる音波の有無で、放射角度と音波の有無で座高を測
定することができる。すなわち、放射角度θと座高、座
高と使用者を対応させることで個人識別が可能である。
【0033】このように、トイレ空間に音波を発生する
ことで、使用者を自動的に識別することによって、使用
者は便座に座るだけで、自分の好みにあった運転動作に
なり、快適に用便をすますことができる。また、記憶装
置に記憶していた自分の健康情報を自動的に表示してく
れるため、自分の健康状態が用便時ごとにチェックでき
る。
【0034】次に、第五の実施例について図12から図
14を用いて説明する。上記第三の実施例と同一構造
で、かつ同一作用をする部分には同一符号を付して詳細
な説明は略し、異なる部分を中心に説明する。
【0035】図12に示すように、便器内に音波を発生
する音波発生装置であるスピーカ58と、音波を受音す
る音波受音装置であるマイクロホン59と、マイクロホ
ン59の受音信号により、便器10内で反響する音響特
性を測定して、使用者のお尻部41の大きさを検出して
使用者を識別する個人識別装置60を備えた構成とし
た。
【0036】このような構成において、スピーカ58よ
り発した音は、便器10内で反響するが、便座11の開
口部61から音が漏れるため、徐々に反響が減衰する。
ここで、大人のお尻部61ように大きい人は、開口部6
2の面積が小さくない、反響時間が長くなる。一方、子
供のお尻部63のように小さい人は、開口部がハッチン
グ64の部分だけ大きくなり、反響時間が長くなる。こ
のような特性を利用することによって、使用者を識別す
ることが可能としたものである。ここで、65、66ば
増幅器である。また、開口部が異なることで便器内の空
洞共鳴周波数が変わることを利用しても使用者を識別可
能である。
【0037】このように、実施例と同様の家族構成を考
えると、それぞれのお尻の大きさが異なるため、使用者
各人の識別が可能である。最低限、大人と子供の識別が
可能であり、洗浄機機能のノズルの位置などは、大人と
子供の区別が可能となる。便器の空間に音波を発生する
ことで、使用者を自動的に識別することによって、使用
者は便座に座るだけで、自分の好みにあった運転動作に
なり、快適に用便をすますことができる。また、記憶装
置に記憶していた自分の健康情報を自動的に表示してく
れるため、自分の健康状態が用便時ごとにチェックでき
る。
【0038】次に、第六の実施例について図15と図1
6を用いて説明する。上記第一の実施例と同一構造で、
かつ同一作用をする部分には同一符号を付して詳細な説
明は略し、異なる部分を中心に説明する。
【0039】図15に示すように、便座11を低周波数
で振動させる複数個の加振器67と、複数個の加振器6
7を便座形状に沿ってほぼ円周上に備え、使用者の肛門
部に振動を集中して与えることで便意を促進させる構成
とした。ここで、振動させる周波数は、1Hzから徐々
に周波数を数十Hzまで上げていき、使用者が便意を催
す周波数になったときに停止スイッチ68により周波数
を特定の周波数に設定する構成とした。自動的に周波数
を上げなくても、ボリュウムなどにより振動周波数を使
用者が設定してもよい。また、便座11に振動を与える
ためには、便座に加振器を設置して直接振動させてもよ
いが、局部的にしか加振できない。そこで、図16のよ
うなスピーカ69による空気圧を利用した構成にするこ
とで、便意促進効果を向上することができる。すなわ
ち、スピーカ69で便座形状をした空洞マット70内に
低周波数の音波を発生させる。このマット70に使用者
が座ることによってお尻全体に圧力が加わり、効果的に
振動を与えることができるのである。
【0040】このような構成において、人体の固有振動
数近くの数Hzの振動を肛門部に集中して与えることに
よって、肛門近傍の筋肉が振動され、便意を促進するこ
とができるものである。また、周波数をシフトすること
により、便意に有効な周波数を各個人で設定することが
でき、効果を最大限に発揮することができる。さらに、
空気圧で振動を与えることで、お尻全体に振動を加える
ことができ、効率よく便意を促進することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衛生洗浄便
座装置は、カードを使用せずにトイレ内や人体内に発生
した音声や音波の情報により、自動的に使用者個人を識
別することで、使用操作を簡素化するとともに、誤動作
やトラブルを防止するができる。そして、使用者に応じ
た自動制御を行うとともに、使用者の健康情報を記憶装
置に記憶して健康管理を行うことをすることができる。
また、着座スイッチで個人認識を始める制御をスタート
することができ、小便のような時には個人認識は行わな
いようにすることができ、本体の制御を効率よく行うこ
とができる。さらに、超音波で個人識別を行うことで聞
こえる音が発生されず、外部の人に誰が使用しているか
を知られることがなく、使用者のプライベートを守るこ
とができる。
【0042】また、便座に座ることによって、低周波数
の振動でお尻が加振され便意を促進することができる。
そして、周波数をシフトすることにより、便意に有効な
周波数を各個人で設定することができ、効果を最大限に
発揮することができるとともに、空気圧で振動を与える
ことで、お尻全体に振動を加えることができ、効率よく
便意を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す衛生洗浄便座装置
をトイレに設置した斜視図
【図2】同装置の構成ブロック図
【図3】本発明の第二の実施例を示す衛生洗浄便座の側
面図
【図4】同装置の音声認識動作のフローチャート
【図5】同装置のブロック図
【図6】本発明の第三の実施例を示す衛生洗浄便座の側
面図
【図7】同装置の動作原理を示す特性図
【図8】同装置のブロック図
【図9】本発明の第四の実施例を示す衛生洗浄便座装置
をトイレに設置した斜視図
【図10】同装置の動作原理を示す説明図
【図11】同装置のブロック図
【図12】本発明の第五の実施例を示す衛生洗浄便座の
側面図
【図13】同装置の一部平面図
【図14】同装置のブロック図
【図15】本発明の第六の実施例を示す衛生洗浄便座の
斜視図
【図16】本発明の第七の実施例の便座断面図
【図17】従来の衛生洗浄便座の斜視図
【符号の説明】
10 便器 11 便座 16 トイレ 20 音声認識装置 21、42、55、60 個人識別装置 24 音声操作装置 27 検出装置 28 記憶装置 36 着座スイッチ 37、53、58 スピーカ(音発生装置) 19、38、54、59 マイクロホン(受音装置) 40 超音波受発振装置 41 お尻部 67 加振器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声認識装置により使用者を識別する個人
    識別装置と、前記使用者の健康状態を把握するための個
    人情報の検出装置と、前記検出装置のデータが読み書き
    可能な記憶装置と、前記個人情報により使用者に応じた
    制御を行うとともに、個人情報を基に各個人の健康情報
    を管理する衛生洗浄便座装置。
  2. 【請求項2】音によって操作が命令される音声操作装置
    と、前記音声操作装置に入力された音声データにより使
    用者を識別する個人識別装置を備えた請求項1記載の衛
    生洗浄便座装置。
  3. 【請求項3】便座に使用者が着座することによって反応
    する着座スイッチと、前記着座スイッチの反応により音
    を発生する音発生装置と、前記音発生装置の音発生後に
    音を受音する受音装置と、前記受音装置の受音データを
    基に使用者を識別する個人識別装置を備えた請求項1記
    載の衛生洗浄便座装置。
  4. 【請求項4】音波により人体の特徴を検出して使用者を
    識別する個人識別装置と、前記使用者の健康状態を把握
    するための個人情報の検出装置と、前記検出装置のデー
    タが読み書き可能な記憶装置と、前記個人情報により使
    用者に応じた制御を行うとともに、個人情報を基に各個
    人の健康情報を管理する衛生洗浄便座装置。
  5. 【請求項5】便座に備えた超音波受発振装置により超音
    波を使用者のお尻部から人体内に発生させ、前記人体の
    中で反射してくる超音波の反射波により人体の特徴を測
    定して個人識別を行う個人識別装置を備えた請求項4記
    載の衛生洗浄便座装置。
  6. 【請求項6】トイレ室内に音波を発生させる音波発生装
    置と、前記音波の反響特性を測定する受音装置と、前記
    反特性によってトイレ室内に入っている人体の特徴を検
    知して個人識別を行う個人識別装置を備えた請求項4記
    載の衛生洗浄便座装置。
  7. 【請求項7】便器内に音波を発生する音波発生手段と、
    前記音波を受音する音波受音装置と、前記音波受音装置
    の受音信号により使用者のお尻部の特徴を検出して使用
    者を識別する個人識別装置を備えた請求項4記載の衛生
    洗浄便座装置。
  8. 【請求項8】便座を低周波数で振動させる複数個の加振
    器と、前記複数個の加振器を前記便座形状に添ってほぼ
    円周上に備え、使用者の肛門部に振動を集中して与える
    ことで便意を促進させる衛生洗浄便座装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10277122A (ja) * 1997-04-09 1998-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 湯水制御装置及びそれを用いた入浴装置
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JP2019216795A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 アイシン精機株式会社 便座装置

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