JPH0721664U - エレベータの操作盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 行先階登録釦の誤認や誤登録を防止するエレ
ベータの操作盤を提供する。 【構成】 かごの奥部の側板に設けた操作盤４に行先階
登録釦１Ｃ〜４Ｃとその近傍にテナントの案内板１Ｄ〜
４Ｄを設けた構成である。 【効果】 かご内に乗りテナント案内板を確認して、そ
の近傍にある行先登録釦を押すことにより、誤認、誤登
録がなくなり、使い勝手、利用効率が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はエレベータの操作盤の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般にエレベータかご内操作盤には、行先階登録釦、開釦、閉釦等が設けられ ている。

【０００３】 ところが、雑居ビル、テナントビルなどでは行先階登録釦のみでは、目的のテ ナント階がわからない場合、行先階を間違うこともあり、運転効率を低下させて いる。たとえば、実開昭６０−９０２６５号公報に開示されているように、乗場 の押釦の近傍に各階の案内板を設けたり、あるいはまた、実開昭５１−１０７７ ７６号公報に開示されているようにかご内の操作盤の行先階登録釦の近傍に入居 テナント等の案内板を設けたものが提案されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術において、前者の装置においては、利用者が乗場で入居案内板を 確認してからかご内に乗り込み、目的階の行先階釦を押すので誤認したり、誤登 録するおそれがあった。

【０００５】 また、後者の装置においては、かごに乗って始めて案内板に気が付くので、利 用効率の面で不十分であった。

【０００６】 本考案は、上記の欠点に鑑みて、目的階の誤認、行先階の誤登録がなく、しか も、容易に行先階登録釦を操作することができるエレベータの操作盤を提供する ことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】 この目的は、エレベータかご内の操作盤において、かご内の奥部あるいは側面 の側板に行先階登録釦とその近傍に前記行先階の案内板を設けたことにより達成 される。

【０００８】

【作用】

本考案によれば、エレベータのかごに乗ったとき、かごの奥部の側板にすなわ ちかごに乗ったとき正面の側板に案内板と行先階登録釦が見えるので、利用客は 自分の行先階を忘れても、案内板を見て、近傍にある行先階登録釦を押すことが できるのみならず、行先階登録の操作が容易になる効果がある。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１および図２を用いて説明する。なお、エレベー タは１階〜４階を就役するものとする。

【００１０】 図２はかごの出入口側から見たかごの正面図である。図において１はかごの床 、２はかごの天井、３は奥部の側板で、４は側板３のほぼ中央に設けられた操作 盤である。

【００１１】 図１は本考案になる操作盤４の要部詳細図である。図において、１Ｃ〜４Ｃは １階〜４階の行先階登録釦、１Ｄ〜４Ｄは１階〜４階のテナントの案内板で、１ 階のテナントはＡ会社、２階のテナントはＢ商事となっている。

【００１２】 次に本実施例の動作を説明する。 今、乗客が１階において、図示しない乗場呼びを押してエレベータを呼んだと する。エレベータが１階に到着し戸が開くと、乗客は奥部の側板３に設けられた 操作盤４を見て自分の行きたいテナント名の階床が分かるので、たとえばＣ会社 へ行くのであれば、３階であることが分かり、ただちに行先階登録釦３Ｃを押す ことができ、行先階登録釦の誤認、誤登録がなくなる。

【００１３】

【考案の効果】

以上述べたように、本考案によればかごの奥部の側板に行先階登録釦とその近 傍にテナントの案内板を設けたので、乗客の行先階登録釦の誤認や誤登録がなく なるのみならず、行先階登録釦の操作が容易となり、使い勝手が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のエレベータの操作盤の一実施例を示す
要部詳細図である。

【図２】かごの出入口側からかご内を見たかごの正面図
である。

【符号の説明】

１Ｃ〜４Ｃ 行先階登録釦 １Ｄ〜４Ｄ テナントの案内板 ３ 側板 ４ 操作盤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 エレベータかご内の操作盤において、か
   ご内の奥部あるいは側面の側板に行先階登録釦とその近
   傍に前記行先階の案内板を設けたことを特徴とするエレ
   ベータの操作盤。