JPH07214550A - 木目模様の可塑性材料の製造法 - Google Patents

木目模様の可塑性材料の製造法

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JPH07214550A
JPH07214550A JP569094A JP569094A JPH07214550A JP H07214550 A JPH07214550 A JP H07214550A JP 569094 A JP569094 A JP 569094A JP 569094 A JP569094 A JP 569094A JP H07214550 A JPH07214550 A JP H07214550A
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JP
Japan
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color
pellets
pellet
colored
plastic material
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Pending
Application number
JP569094A
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English (en)
Inventor
Seiro Chin
星郎 陳
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ISHIYA KIGYO KOFUN YUUGENKOUSH
ISHIYA KIGYO KOFUN YUUGENKOUSHI
WEISHE ENTERPRISE CO Ltd
Original Assignee
ISHIYA KIGYO KOFUN YUUGENKOUSH
ISHIYA KIGYO KOFUN YUUGENKOUSHI
WEISHE ENTERPRISE CO Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07214550A publication Critical patent/JPH07214550A/ja
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木目模様のプラスチック製品を容易に提供す
る。 【構成】 (i) 可塑性樹脂と暗色の顔料粉末とを混合
し、えられた混合物を造粒機により処理して着色したマ
スターカラーペレットを調製し、(ii)可塑性樹脂と明色
の顔料粉末とを混合し、えられた混合物を造粒機により
処理して着色したベースカラーペレットを調製し、(ii
i) 該マスターカラーペレットとベースカラーペレット
とを混合する調和した色のペレット状可塑性材料の製造
法。 【効果】 えられたペレット状可塑性材料を押出し成形
するだけで多階調の木目模様の製品がえられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調和した色のペレット
状可塑性材料、とくに押出機によって木目模様を有する
プラスチック製品の製造に用いることのできる可塑性材
料に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の可塑性樹脂は普通透明である。こ
れらの可塑性樹脂を直接押出機や他のプラスチック処理
装置に入れると、えられる最終製品も透明となる。特定
の色の最終製品をうるためには、透明な可塑性樹脂を処
理して着色したペレット状可塑性材料としなければなら
ない。従来の方法では、この着色したペレット状可塑性
材料は透明な可塑性樹脂と粉末状顔料をミキサー中で混
合し、ついでえられた混合物を造粒機に入れ、目的とす
る着色したペレット状可塑性材料を製造する(図5参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そうした着色
したペレット状可塑性材料は単一色のプラスチック製品
を製造するためにのみ使用されうる。前記の方法でえら
れた着色したペレット状可塑性材料を木目模様を有する
プラスチック製品の製造に用いることはできない。した
がって、木目模様の製品とするためにはプラスチック製
品上に細い線とマークを印刷するという印刷法に依らな
ければならず、煩雑な手間と設備が必要となる。
【0004】本発明はこれらの問題点を解決しようとす
るものであり、本発明の主たる目的は、調和した色のペ
レット状可塑性材料、とくに押出機によって木目模様を
有するプラスチック製品の製造に用いることのできる可
塑性材料の製造法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、(i)
可塑性樹脂と暗色の顔料粉末とを混合し、えられた混合
物を造粒機により処理して着色したマスターカラーペレ
ットを調製し、(ii)可塑性樹脂と明色の顔料粉末とを混
合し、えられた混合物を造粒機により処理して着色した
ベースカラーペレットを調製し、(iii) 該マスターカラ
ーペレットとベースカラーペレットとを混合する調和し
た色のペレット状可塑性材料の製造法に関する。
【0006】なお、調和した色とは、同系色で明度の異
なる多階調の色合であって調和した美感を呈するものを
いう。
【0007】また、マスターカラーペレットとベースカ
ラーペレットの混合比は、重量比で1:10程度が好まし
い。さらに、マスターカラーペレットとベースカラーペ
レットとが硬さおよび融点において異なるものであるの
が好ましい。
【0008】この調和した色のペレット状可塑性材料を
用いることにより、外表面が木目模様の製品がえられ
る。
【0009】本発明はまた、(i) 可塑性樹脂と複数の異
なる暗色の顔料粉末とを顔料ごとに分けて混合し、それ
ぞれえられた複数の混合物を別々に造粒機により処理し
て複数の着色したマスターカラーペレットを調製し、(i
i)可塑性樹脂と明色の顔料粉末とを混合し、えられた混
合物を造粒機により処理して着色したベースカラーペレ
ットを調製し、(iii) 該複数のマスターカラーペレット
とベースカラーペレットとを混合する調和した色のペレ
ット状可塑性材料の製造法に関する。この製造法でえら
れたプラスチック製品は、線とマークとのあいだに目立
った違いを示す多階調の木目模様を有している。
【0010】
【作用および実施例】本発明の好ましい実施態様を図面
を参照しながら説明する。
【0011】まず、図1に示される工程図を参照してマ
スターカラーペレットの調製を説明する。所定量(たと
えば100kg )の可塑性樹脂と第1の粉末顔料混合物(た
とえばガーネット色の粉末顔料150 gと黒色粉末顔料23
gの混合物)とをミキサー中で約15分間混合し、ついで
造粒機を通して溶融混合処理し着色したペレット状の可
塑性材料(以下、「マスターカラーペレットA」とい
う)をうる。
【0012】図2に示す工程図を参照してベースカラー
ペレットの調製を説明する。所定量(たとえば100kg )
の可塑性樹脂と第2の粉末顔料混合物(たとえば黄色の
粉末顔料72gとアンズ色の粉末顔料80gの混合物)と所
定量(たとえば3kg)の前記マスターカラーペレットA
をミキサー中で約15分間混合し、ついで造粒機を通して
溶融混合処理し着色したペレット状の可塑性材料(以
下、「ベースカラーペレットB」という)をうる。
【0013】図3に示す工程図を参照して目的とする調
和した色のペレット状可塑性材料を調製する。マスター
カラーペレットA1重量部とベースカラーペレットB10
重量部をミキサー中で約15分間混合して、目的とするペ
レット状可塑性材料Cをうる。この可塑性材料Cをプラ
スチック押出機または成形機に直接入れて成形すること
により、木目模様のプラスチック最終製品が容易にえら
れる。
【0014】図4に示す工程図を参照して本発明の別の
実施態様を説明する。複数の異なるマスターカラーペレ
ットA1、A2、A3とベースカラーペレットBとをミ
キサー中で混合し、調和した色のペレット状可塑性材料
Cをうる。各マスターカラーペレットA1、A2、A3
は別々に図1に示す工程と同じ工程、すなわち可塑性樹
脂を色の異なる特定の粉末顔料混合物と混合することに
より調製される。この方法でえられる最終プラスチック
製品は、線とその上のマークのあいだにハッキリとした
違いを示す多階調の木目模様を有している。
【0015】本発明で好ましく使用される可塑性樹脂と
しては、たとえばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ABS樹脂、アクリル樹脂などの1種また
は2種以上があげられ、通常約0.3cm 程度のペレットの
形で使用される。
【0016】顔料の色の組合せ、混合割合は前記の例の
ほか、目的とする木目模様の色合いに合わせて適宜選定
すればよい。
【0017】可塑性樹脂と顔料との混合に用いるミキサ
ーとしてはとくに限定されず、2種以上の可塑性材料を
完全に混合できるものであればよく、中央に撹拌機を有
する円筒形のものが好ましい。
【0018】マスターカラーペレットおよびベースカラ
ーペレットを調製するための造粒は、前記ミキサーで約
15〜30分間混合したのち、その混合物を造粒機(130kg/
hr)に入れ約135 〜165 ℃で約30分間溶融し、ついで巣
状の押出しダイを通して押出し、切断してペレット化す
ることにより行なわれる。押出機としては、単一スクリ
ュー型の押出機が好ましく使用されうる。
【0019】最終工程はマスターカラーペレットとベー
スカラーペレットとを充分混合し、両ペレットが均一に
混合したペレット混合物をうるものである。
【0020】かくしてえられるペレット混合物は、たと
えば押出機に入れられ、フロー溝中170 〜210 ℃で30分
間加熱溶融したのち所望の形状に押出されて、木目模様
のプラスチック製品が製造される。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な方法により印刷
などの手段を用いずに木目模様を有するプラスチック製
品を樹脂ペレットから直接うることができ、顔料の種類
や量を変えることにより、あるいは異なる色の複数のマ
スターカラーペレットの使用により、さらにハッキリし
た多階調の木目模様をうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるマスターカラーペレットの調製
法の工程図である。
【図2】本発明におけるベースカラーペレットの調製法
の工程図である。
【図3】本発明におけるペレット状プラスチック材料の
調製法の工程図である。
【図4】本発明におけるペレット状プラスチック材料の
別の調製法の工程図である。
【図5】従来の単色のペレット状プラスチック材料の調
製法の工程図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i) 可塑性樹脂と暗色の顔料粉末とを混
    合し、えられた混合物を造粒機により処理して着色した
    マスターカラーペレットを調製し、(ii)可塑性樹脂と明
    色の顔料粉末とを混合し、えられた混合物を造粒機によ
    り処理して着色したベースカラーペレットを調製し、(i
    ii) 該マスターカラーペレットとベースカラーペレット
    とを混合する調和した色のペレット状可塑性材料の製造
    法。
  2. 【請求項2】 マスターカラーペレットとベースカラー
    ペレットとが硬さおよび融点において異なる請求項1記
    載の製造法。
  3. 【請求項3】 (i) 可塑性樹脂と複数の異なる暗色の顔
    料粉末とを顔料ごとに分けて混合し、それぞれえられた
    複数の混合物を別々に造粒機により処理して複数の着色
    したマスターカラーペレットを調製し、(ii)可塑性樹脂
    と明色の顔料粉末とを混合し、えられた混合物を造粒機
    により処理して着色したベースカラーペレットを調製
    し、(iii) 該複数のマスターカラーペレットとベースカ
    ラーペレットとを混合する調和した色のペレット状可塑
    性材料の製造法。
JP569094A 1994-01-24 1994-01-24 木目模様の可塑性材料の製造法 Pending JPH07214550A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014166723A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd 混合樹脂材の製造方法および混合樹脂材
CN115558235A (zh) * 2022-09-30 2023-01-03 珠海格力电器股份有限公司 用于具有纹理注塑件的颗粒注塑料、具有纹理的注塑件及其制备方法

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JP2014166723A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd 混合樹脂材の製造方法および混合樹脂材
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