JPH0721347U - フォーム印刷機における静止画像に計算線を有した画像表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 パンチ孔と、横ミシン目とのズレを判断でき
るようにすると共にズレの定量化ができるようにした。 【構成】 パンチ孔７と、横ミシン目１０を施した連続
印刷用紙１は引きロール１２で引出すようにする。歯車
センサー１４を設けて速度とタイミングを検出し、コン
トローラ１５に設定した間隔でストロボを発光して瞬間
の画像を撮影して、ＣＣＤカメラ部１３の画像記憶装置
アンプに画像データを蓄積し、蓄積画像データをコンピ
ュータ１６を介してテレビ画面１７へ転送し、次のスト
ロボ発光タイミングまでテレビ画面１７で画像データを
表示し、パンチ孔７の２つのパンチ孔７のセンター１／
２の位置にコンピュータにより求めた計算線１８をテレ
ビ画面１７上に引いて、横ミシン目１０と比較してズレ
を判断する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はビジネスフォーム印刷機で印刷された連続印刷紙の両端に設けたマー ジナルパンチ孔と横ミシン目との関係をパンチ孔とパンチ孔間の中心にコンピュ ータ計算線を引くことでテレビ画面上に表示される横ミシンのミシン目と比較し てパンチ孔と横ミシン目のズレをテレビ画面上で一目瞭然に判断できるようにし たフォーム印刷機における静止画像に計算線を有した画像表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

フォーム印刷機の印刷部で印刷を施した後マージナルパンチ孔を印刷紙の両端 に開け加工し、その後横ミシン目を行う。この印刷機で被印刷物走行中に印刷機 と同期した歯車をセンサーで速度タイミングを検出し、コントローラで設定され た間隔でカメラ部内部に配置されたストロボを発光し、その瞬間の画像を撮影し 、同じくカメラ部内部に配置された画像記憶装置アンプに画像データを蓄積し、 この蓄積されたデータをテレビ画面へ転送し、次のストロボ発光タイミングまで テレビ画面上で画像データを表示する静止印刷機の画像装置が公知であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来のテレビ画面上に画像データを表示する前記静止画像装置では、パン チ孔開け装置でマージナルパンチ孔をあけた後パンチ孔とパンチ孔の任意の送り の位置に横ミシン目を施す。そのためにパンチ孔と横ミシン目を施した時の位置 のズレが正確な判断が行われず単に目測によって知るだけであり正確な折畳みが 行われず不体裁となっている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は斯様な実情に鑑み、この課題に対処するため従来の静止画像装置に１ ／２吋毎にパンチされたパンチ孔の中心をコンピュータにより画像処理し、この ２つの孔のセンターの１／２の位置にコンピュータによるパンチ孔間の中心に一 本の計算線をテレビ画面上に引いて表示される横ミシン目との比較ができズレを 判断できるようにするものである。又パンチを１とした目盛を刻むことによりズ レの定量化ができる。

【０００５】

【作用】

印刷機の印刷部５で印刷された連続印刷用紙１は走行中に印刷機と同期する歯 車１１で駆動する引きロール１２で引出す。また歯車１１は対応させた歯車セン サー１４で速度とタイミングを検出し、コントローラ１５に設定した間隔でＣＣ Ｄカメラ部１３の内部に配置されたストロボを発光して瞬間の画像を撮影してＣ ＣＤカメラ部１３の内部に配置して画像記憶装置アンプに画像データを蓄積し、 蓄積されたデータをコンピュータ１６を介してテレビ画面１７へ転送して次のス トロボ発光タイミングまで画像データを表示し、２つのパンチ孔のセンターの１ ／２の位置にコンピュータによる計算線を画面上にインポーズして引くことでテ レビ画面上に表示される横ミシン目のミシン目とパンチ孔を比較しズレを正確に 判断できるようにしたものである。

【０００６】

【実施例】

図は本考案によるフォーム印刷機における静止画像に計算線を有した画像表示 装置の一実施例を示したもので、図に基いて具体的に説明する。

【０００７】 １は連続印刷紙で、この連続用紙１は印刷機に配した圧胴２、ブラン胴３、版 胴４からなる印刷部５で印刷され、この連続紙１は、この走行路の連続印刷可耳 １の両端の上下に配した一対のパンチロール６，６′を通過中にマージナルパン チ孔７の加工を行い、更に横ミシン胴８及び受胴９によって一定間隔に横ミシン 目１０が施される。

【０００８】 連続印刷紙１に印刷、パンチ孔７、横ミシン目１０が施された印刷紙１は印刷 紙１の走行中に印刷機と同期した歯車１１で駆動する引きロール１２で引出すよ うにする。この歯車１１に対応させた歯車センサー１４で速度とタイミングを検 出し、この検出信号を走行路の上部に配したＣＣＤカメラ部１３に送り、更に制 御装置をＣＣＤカメラ部１３に連繋させコントローラ１５に設定された間隔でＣ ＣＤカメラ部１３の内部に配置されたストロボを発光するようにする。

【０００９】 前記ＣＣＤカメラ部１３内のストロボの発光で瞬間に画像をＣＣＤカメラ部１ ３で撮影し、ＣＣＤカメラ部１３の内部に配置された画像記憶装置アンプに画像 データを蓄積する。

【００１０】 前記蓄積画像データをコンピュータ１６を介してテレビ画面１７へ転送するよ うにしてある。また次のストロボ発光タイミングまでテレビ画面１７で画像デー タを表示するようにする。

【００１１】 前記マージナルパンチ孔７の間隔は１／２吋で横ミシン目１０はその１／２吋 の中間点即ち１／４吋にコンピュータ１６で画像処理し計算線１８をテレビ画面 １７上にインポーズする。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上述のように１／２吋毎に孔開けされたマージナルパンチ孔の中心を コンピュータによって画像処理し、この２つの孔のセンターの１／２の位置にコ ンピュータによる計算線を引くことでパンチ孔と横ミシン目との関係はテレビ画 面上に表示される横ミシン目とパンチ孔を比較することによってズレが一目瞭然 に判断でき便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係るフォーム印刷機における静止画
像に計算線を有した画像表示装置の一実施例を示した説
明図である。

【図２】 連続印刷紙の両端のマージナルパンチ孔に横
ミシン目の関係を示した平面図である。

【符号の説明】

１ 連続印刷紙 ２ 圧胴 ３ ブラン胴 ４ 版胴 ５ 印刷部 ６，６′ パンチロール ７ マージナルパンチ孔 ８ 横ミシン胴 ９ 受胴 １０ 横ミシン目 １１ 歯車 １２ 引きロール １３ ＣＣＤカメラ部 １４ 歯車センサー １５ コントローラ １６ コンピュータ １７ テレビ画面 １８ 計算線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 連続印刷紙の走行中印刷部で印刷を施
   し、その後連続印刷紙の両端にマージナルパンチ孔加工
   を行い、更にパンチ孔とパンチ孔の任意の送り位置に横
   ミシン目を施し、この連続印刷紙走行中に印刷機と同期
   した歯車を歯車センサーで速度及びタイミングを検出
   し、コントロールに設定された間隔で走行印刷紙の上部
   に設けたＣＣＤカメラ部の内部に配置したストロボを発
   光し瞬間画像を撮影して画像記憶装置アンプにデータを
   蓄積し、このデータをテレビ画面上に静止画像として表
   示するフォーム印刷機の静止画像装置において、連続印
   刷紙マージナルパンチ孔の中心をコンピュータで画像を
   処理し、この２つのパンチ孔のセンターの１／２の位置
   にコンピュータにより求めた計算線をテレビ画面上に引
   くことを特徴としたフォーム印刷機における静止画像に
   計算線を有した画像表示装置。