JPH0721259B2 - エネルギー吸収組立体及び該エネルギー吸収組立体を備える構築物 - Google Patents

エネルギー吸収組立体及び該エネルギー吸収組立体を備える構築物

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JPH0721259B2
JPH0721259B2 JP63099274A JP9927488A JPH0721259B2 JP H0721259 B2 JPH0721259 B2 JP H0721259B2 JP 63099274 A JP63099274 A JP 63099274A JP 9927488 A JP9927488 A JP 9927488A JP H0721259 B2 JPH0721259 B2 JP H0721259B2
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spacers
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ウィリアム・エッチ・ホワイト
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ベクテル・パワー・コーポレーション
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04HBUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H9/00Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
    • E04H9/02Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
    • E04H9/021Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
    • E04H9/023Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings and comprising rolling elements, e.g. balls, pins

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建物やこれに類似する建造物等の構築物、と
りわけ、地震やその他の荷重が建物に加わって生じるエ
ネルギーを吸収して、そうした建物に加わる構造破壊を
できるだけ少なくするエネルギー吸収組立体に係る。
従来技術 様々な構造を採り入れている建物も、典型的には、垂直
な支柱とこの支柱に連結された水平な床梁とで構成され
ている。一般には、床梁の端部は隣接する支柱に突き合
わせ溶接され、骨組みを所定位置に頑強に固定してい
る。こうした構造は、構築物に加わる弱い地震または規
模の小さい地震の衝撃または荷重を吸収する上で満足の
いくものであるが、そうした地震の衝撃や荷重が比較的
大きい規模になると、支柱と梁からなる構築物では補修
不能な規模を蒙ってしまい、構築物を解体して建て替え
なくてはならなくなる。
発明が解決しようとする課題 そうした構造破壊を最小限に留めるために、支柱と梁と
の間に様々な形式の減衰装置を設けてエネルギーの一部
を吸収することが行われて来ている。しかしながら、こ
うした減衰装置では幾つかの理由により未だに不満足な
ものである。従って、前述した形式の構築体に用いるエ
ネルギー吸収装置に改良を加え、地震力や他の力、例え
ば風圧による力を確実に吸収できる装置にする必要があ
る。
配管設備またはこれに類似する設備に連結されるエネル
ギー吸収装置が、米国特許第4,620,688号に明らかにさ
れている。この特許では、鼓形またはX形状の構造をし
た多数のプレート状エネルギー吸収部材が使用されてい
る。エネルギー吸収部材の第1の端部は壁等の固定支持
面に連結され、またこれら部材の第2の端部は第1の端
部から片持ち状態に支持されている。片持ち状態に支持
されたエレメントの端部には、アームが強固に連結され
ている。アームは外向きに突き出していて、細長いコネ
クタの一方の端部に固定された端部を備えている。コネ
クタの反対の端部は配管設備またはこれに類似する設備
に連結されている。アームの外側端部とコネクタの取付
け地点はエネルギー吸収部材の中央部分すなわち最も狭
くなった区域を通る平面内に位置し、アームすなわち部
材の片持ち端部が移動するのに伴って部材に加わる引張
力と圧縮力を最小限に留めている。その結果、部材は事
実上バックリングによる構造破壊から免れ、部材を長期
間にわたり機能的に働かせることができる。
前述した特許のエレメント構造は、パイプ設備やこれら
に類似するものに関係した一連の構造上の用途では成功
を収めてきているが、構築物の支柱や梁の相対運動に伴
うエネルギーを吸収する用途では未だに改良の余地が残
されている。
これに対し、本発明によれば、配管用途に比べて変位量
の少ない建築物の用途にも利用できる改良されたエネル
ギー吸収組立体が得られる。
課題を解決するための手段 本発明によれば、それぞれが狭まった幅寸法の中央部分
を有する複数の垂直なプレート状エネルギー吸収エレメ
ント;エネルギー吸収エレメントの上側部分の間に設け
られている複数のスペーサと;最も外側のエネルギー吸
収エレメントに当接して設けられており複数のエネルギ
ー吸収エレメントの上側部分及び複数のスペーサを一緒
に締め付け固定する一対の端部ブロックと;該エネルギ
ー吸収エレメントの上側部分を固定的に互いに締め付け
て、該エネルギー吸収エレメントを片持状態に保持する
上側の締め付け固定手段と;エネルギー吸収エレメント
の下側部分の間に設けられている回転可能な複数のスペ
ーサと;該エネルギー吸収エレメントの下側部分及び該
複数のスペーサを一緒に挟持する一対の端部ブロック
と;該エネルギー吸収エレメントの下側部分を可動的に
互いに締め付ける下側の締め付け手段と;を備え、こう
して該エネルギー吸収エレメントは、上側部分がスペー
サを介して互いに固定され、下側部分が回転可能なスペ
ーサを介して互いに離隔された状態で保持され、中央部
分が互いに離隔されている、片持ち状態にて、エネルギ
ー吸収エレメントの上側部分が互いに平行に締め付けら
れ、狭い幅寸法の中央部分が撓み可能となることを特徴
とするエネルギー吸収組立体が提供される。
また本発明によれば、水平方向に間隔を開けて設けられ
た一連の垂直な支柱と;垂直方向に間隔を開けて設けら
れた一連の水平な梁と;該垂直な支柱及び水平な梁に取
り付けられている上記エネルギー吸収組立体と;該エネ
ルギー吸収組立体の下側部分を該垂直な支柱に取り付け
るための突っ張り手段と;を備える構築物が提供され
る。
本発明は、間隔を開けて設けられた一連の金属製のプレ
ート状エレメントを互いに締付け固定される端部ブロッ
ク及びスペーサを介してお互いに連結し、個々のエレメ
ント同士がほぼ平行し、組立体の上側端部から片持ち状
態に延びているエネルギー吸収組立体を提供する。本発
明の一実施例では、プレート状エレメントの上側端部は
床梁に強固に連結されている。また片持ち端部はプレー
ト状突っ張りを介して隣接の支柱に連結され、この支柱
に床梁が枢軸的に取り付けられている。第1の実施例で
は複数のボールが使用され、プレートの下側端部はプレ
ートの上側端部に対して自由に運動することができる。
本発明の第2の実施例では、組立体は鼓形をしたプレー
トからなるエレメントを備えている。エレメントの上側
端部は水平な床梁に強固に固定されている。エレメント
の両方の下側端部には傾斜ブレースが固定され、ブレー
スの下側端部は下向き且つ互いに遠ざかる向きに延び、
下方に位置する後続の床梁に固定されている。
作用 本発明のエネルギー吸収組立体は、構築物のエネルギー
吸収能力を高めて、建造物が一般に備えているような構
築物の動的荷重に対する応答性を改善するために使用さ
れる。このエネルギー吸収性または減衰性の能力改善効
果は、組立体のプレート状エレメントの降伏点を越えて
これらプレート状エレメントを曲げたり変形させること
により得られる。減衰能力を高めることにより、構築物
は、例えば地震や風圧による動的荷重に晒されることが
あっても激しく揺れることがない。第1の実施例のプレ
ート状エレメントの独特な三角形と形状は組立体の重要
な要素となっている。こうした構成により、プレート状
エレメントの全長および全幅にわたってほぼ均一に材料
を変形させることができるためである。
本発明の主要な目的は、プレート状エレメントからなる
新規で且つ改良されたエネルギー吸収組立体を提供する
ことにある。前記プレート状エレメントは、支柱と梁か
らなる構築物に組立体に連結できるように配置されてい
る。組立体は構築物のエネルギー吸収能力を高め、構築
物が地震や風等による動的荷重に晒された場合にこの構
築物が損傷しないように保護することができる。
本発明のその他の目的は以下の説明から明らかである。
添付図面に沿って本発明の幾つかの実施例について詳細
に説明する。
実施例 参照番号10が本発明に係るエネルギー吸収組立体の第1
の実施例の全体を示している。このエネルギー吸収組立
体は、間隔の開いた複数のプレート状エネルギー吸収エ
レメント12を備えている。個々のエレメントは、第2図
に示した形式のものからできている。エレメントは、第
1図に示すように、互いにほぼ平行に垂直位置に配置さ
れている。各エレメント12は、矩形の上側部分14と、三
角形の中央部分18と、上側部分と中央部分とを連結する
部分16とを備えている。前記三角形の中央部分18は一対
の傾斜縁20を備えており、これら傾斜縁20は下側部分22
に接近するにつれて互いに収束している。下側部分はほ
ぼ矩形をしており、上側部分14よりも形が小さい。上側
部分14、中央部分18および下側部分22は互いに一体化さ
れている。プレート状エネルギー吸収エレメント12は、
鉄のような適当な剛性を備えた材料から作られている。
各エレメント12の上側部分14は間隔の開いた一対の穴24
を備えている。第1図に示すように、エレメント12の上
側部分14は、上側の締付け固定手段(27,28,29,30)に
より締付け固定される。すなわち上側部分14、スペーサ
30およびブロック28を通じて一対のボルト27が挿入さ
れ、このボルトを締付ければ一対の端部ブロック28と複
数のスペーサ30を介して上側部分14は互いに締付け固定
される。またナット29はボルトを所定位置に固定してい
る。エレメント12は、スペーサおよび端部ブロックから
片持ち状態に外向き且つ下向きに突き出している。
各エレメント12は、第2図に示すように、中央部分18と
下側部分22の合流地点に最も狭まった区域31を備えてい
る。このため中央部分18は事実上三角形をしていて、エ
ネルギーの吸収に伴われるエレメントの曲がりは主に区
域31に生ずることになる。
各エレメント12の下側部分22は、両側の表面に矩形の凹
所32を備えている。これら矩形の凹所32は、下側部分22
の下側縁34にほぼ平行に延びている。これら凹所は、第
1図に示すように、一部分が円筒形のローラ36を受け入
れるようになっている。各ローラ36はエレメント12に対
して回転することができ、組立体10を第4図に基づいて
説明する方法に則って使用する場合には、当該ローラ36
はエレメント12の下側部分が自由に回転できるように保
持しておく手段すなわち下側の締付け固定手段(36,37,
38,39)を形成している。
一対の端部ブロック38が組立体10の下側端部に設置され
ている。各端部ブロック38は、一方の表面に同じ大きさ
の凹所40を備えている。これら凹所40は、第1図に示す
ようにエレメント12の下側部分22の凹所32と水平方向に
整合した関係にある。一対のボルト39が端部ブロック38
の穴41を通り抜け、ナット37がボルトにねじ締めされて
いる。従って、ボルトはエレメント12の下側端部を互い
に接合し、接合された個々のエレメント12は、端部ブロ
ック38と凹所32および40内の所定位置にあるローラ36と
でそれぞれ締付け固定されている。
エネルギー吸収組立体10を構築物の垂直な支柱に取り付
けるための突っ張り手段すなわちプレート状の突っ張り
42が、第1図と第5図に示すように端部ブロック38の一
方に強固に固定され、この端部ブロック38から横に延び
ている。突っ張り42は、端部ブロック38に隣接する側で
露出部分に溶接される縁を備えている。突っ張り42の隣
接端部には凹所部分46が形成され、ボルト39のナット37
との間にクリアランスを設けている。
使用時には、第4図に示すように、組立体10は垂直な支
柱50と水平な床梁52との間に連結される。支柱50と梁52
は典型的には構築物、例えば建物の一部である。また支
柱と梁の両者のI形梁またはH形梁等の構造からできて
いる。支柱50は側部フランジ54を備え、また梁52は上下
にフランジ56を備えている。支柱50と梁52にはそれぞれ
突起58と60が設けてあり、これら突起はピン62により互
いに連結される。従って、梁52を支柱50から横に間隔を
開けて設置し、また地震時には支柱50に対し梁52をピン
62の廻りで回転させることができる。
組立体10の上側端部ブロック28を梁52の下側フランジの
下部表面に溶接することにより、組立体10は梁52の下側
フランジ56に結合される。突っ張り42は、第5図に示す
ようにしてブロックの下側端部に溶接されている。また
突っ張り42の外側端部は、第4図に示すようにして支柱
50の隣接フランジ54に溶接されている。従って、組立体
10は支柱50と梁52の両者に強固に固定されている。組立
体10を支柱50と梁52と溶接する方法に代えて、必要に応
じ、ボルトまたはその他の固定具を利用し組立体10と支
柱および梁との間に剛性のある連結部を設けることもで
きる。
支柱50と梁52を備えた建物が地震または風圧荷重に晒さ
れると、組立体10のエレメント12は、梁52が支柱50に対
して変形する際に生じる多量のエネルギーを吸収する働
きをする。例えば、支柱が左方向に変形する場合、下側
フランジ56の支柱との間の隙間は減少し、エレメント12
は第4図の点線で示すエレメント位置12aまで変形移動
する。この位置はエレメント12にとって弾性限界を越え
ており、永久的なひずみを生じている。エレメント12が
形の変わってしまうほど変形し、新たに地震の衝撃や風
圧荷重を事実上吸収するのに役立たなくなってしまった
ような場合には、適宜、組立体10は交換することができ
る。地震の揺れにより梁52が第4図で見て時計方向に回
転する場合には、組立体10のエレメント12がエネルギー
を吸収し、エレメントは点線の位置12b(第4図)まで
変形することが考えられる。エレメント12が永久変形を
起こしたとしても、この場合のエレメントを続けて地震
の衝撃または風圧荷重を吸収することもできる。従っ
て、永久ひずみが生じた後でも組立体の交換は必ずしも
必要ではない。
組立体10を用いて構築物のエネルギー吸収性能を高め、
支柱50と梁52とを持つ構築物の動的荷重に対する応答性
を改善することができる。このエネルギー吸収性または
減衰性の能力改善効果は、エレメント12の降伏点を越え
て組立体10のエレメントを曲げたり変形させることによ
り得られる。組立体10を設けて減衰作用を高めることに
より、支柱50と梁52とは、例えば地震や風圧荷重による
動的荷重に晒されることがあっても、激しく揺れること
がない。エレメント12の特殊な形状が組立体10の重要な
要素となっている。こうしたエレメント12の形状によ
り、個々のエレメントの全長および全幅にわたってほぼ
均一に材料を変形させることができるためである。
第6図から第11図には、本発明に係るエネルギー吸収組
立体の他の実施例が示されており、参照番号70がこの実
施例の全体を表している。組立体70は、第8図に示すよ
うに、鼓形構造をしたほぼ平行な複数のプレート状エレ
メント72から構成されている。第8図の例では、プレー
ト状エレメント72は三角形の上側部分74と矩形の下側部
分76を備え、これら両方の部分の間には幅の狭まった区
域78が設けられている。組立体70は、一連の上側スペー
サ79、一対の上側端部ブロック80およびボルト81を組立
体の上側端部に備えている。同様に、組立体70の下側部
分にも端部ブロック82、スペーサ84およびボルト85が設
置されている。
組立体70は構築物86(第6図)に用いられるように作ら
れている。この構築物86は、適当な方法を用いて、垂直
なスチール製の支柱88がほぼ水平な梁90に結合されてい
る。例えば、第6図と第7図に示すように、組立体70は
梁90の中央部分の下側に取り付けられる。組立体70の端
部ブロック80は梁90の床梁91に溶接され、エレメント72
は第7図に示すように梁90から下向きに延びている。突
っ張り手段すなわち傾斜ブレース94が溶接により組立体
70の端部ブロック82に固定されている。ブレース94は互
いに遠ざかりながら下向きに延び、第6図に示すよう
に、下側に位置する床梁91と隣接の支柱88との連結箇所
につながっている。
使用時には、第6図と第7図に示すように、組立体70は
梁90に取り付けされる。地震荷重または地震の衝撃が構
築物86に加わると、梁90は床梁91に対し右向きまたは左
向きに運動する。そうした動きに伴って、組立体70のエ
レメント72は弾性限界を越えて変形し、永久ひずみが生
じる。ブレース94が第7図で見て右向きに動く場合に
は、エレメント72が第7図に示す点線の位置72aまで変
形することが考えられる。ブレース94が反対向きに移動
すれば、エレメント72は点線72bの位置まで変形する。
ブレース94の上側端部を組立体70に取り付けする別の方
法として、一対の三角形のプレート96(第9図と第11
図)を第9図に示すように組立体70の下側位置で端部ブ
ロック82に設置することができる。個々のプレート96
は、ブレースの上側端部を枢軸的に取り付けるピン100
を受け入れるための穴98を備えている。それぞれのブレ
ースは、貫通する穴102の付いている間隔の開いた一対
の端部部品101を備えている。第11図は、ブレースの穴1
01とプレート96の穴98を通り抜けるピン100により、ブ
レース94の上側端部がどのようにプレート96に連結され
ているかを示している。ピン100は、エレメント72の区
域78を通る平面上に位置している。
なお、本発明の構成を実施態様とともにまとめると以下
の通りとなる。
(1)それぞれが狭まった幅寸法の中央部分を有する複
数の垂直なプレート状エネルギー吸収エレメントと;エ
ネルギー吸収エレメントの上側部分の間に設けられてい
る複数のスペーサと;最も外側のエネルギー吸収エレメ
ントに当接して設けられており複数のエネルギー吸収エ
レメントの上側部分及び複数のスペーサを一緒に締め付
け固定する一対の端部ブロックと;該エネルギー吸収エ
レメントの上側部分を固定的に互いに締め付けて、該エ
ネルギー吸収エレメントを片持状態に保持する上側の締
め付け固定手段と;各一対のエネルギー吸収エレメント
の下側部分の間に設けられている回転可能な複数のスペ
ーサと;該エネルギー吸収エレメントの下側部分及び該
複数のスペーサを一緒に挟持する一対の端部ブロック
と;該エネルギー吸収エレメントの下側部分を可動的に
互いに締め付ける下側の締め付け手段と;を備え、こう
して該エネルギー吸収エレメントは、上側部分がスペー
サを介して互いに固定され、下側部分が回転可能なスペ
ーサを介して互いに離隔された状態で保持され、中央部
分が互いに離隔されている、片持ち状態にて、エネルギ
ー吸収エレメントの上側部分が互いに平行に締め付けら
れ、狭い幅寸法の中央部分が撓み可能となることを特徴
とするエネルギー吸収組立体。
(2)上記(1)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、水平方向に間隔を開けられ縦向きに延びている複数
のプレート状エレメントと、当該エレメントの下側端部
を支柱に取り付けする突っ張り手段とを備え、これらエ
レメントの前記下側端部が運動可能であるようなエネル
ギー吸収組立体。
(3)上記(2)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、個々のエレメントがほぼ三角形の形状をしているよ
うなエネルギー吸収組立体。
(4)上記(2)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、個々のエレメントが鼓形をしているようなエネルギ
ー吸収組立体。
(5)上記(2)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、隣接するエレメントの隣合ったそれぞれの対の下側
端部が、その間にローラを備えているようなエネルギー
吸収組立体。
(6)上記(5)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、個々のエレメントが、隣接するローラを部分的に受
け入れるための凹所を備えているようなエネルギー吸収
組立体。
(7)上記(5)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、エレメントの下側端部に隣接した一対の端部ブロッ
クと、当該端部ブロックに連結されたボルト手段とが備
え付けられ、端部ブロックの一方を支柱に取り付けする
突っ張りが設けられているようなエネルギー吸収組立
体。
(8)上記(1)記載のエネルギー吸収組立体におい
て、エレメントの上側端部付近には当該エレメントを互
いに締付け固定するための締付け固定手段が備え付けら
れ、当該締付け固定手段が床梁に強固に連結されている
ようなエネルギー吸収組立体。
(9)水平方向に間隔を開けて設けられた一連の垂直な
支柱と、垂直方向に間隔を開けて設けられた一連の水平
な梁と、前記エネルギー吸収組立体と、該エネルギー吸
収組立体を構築物に取り付けるための突っ張り手段と、
を有するエネルギー吸収組立体を備える構築物。
(10)上記(9)記載の構築物において、前記取り付け
手段が一対の傾斜ブレースを備え、これら傾斜ブレース
はエレメントの下側端部に接近するにつれて互いに向け
て収束しており、ブレースの下側端部は下方に位置する
床梁に連結されるような構築物。
(11)上記(10)記載の構築物において、ブレースの上
側端部がエレメントの下側端部に取り付けされているよ
うな構築物。
(12)上記(10)記載の構築物において、一対の側部プ
レートが備え付けられ、個々のプレートは三角形をして
おり、またエレメントの中央部分に一致して上側部分を
備え、前記ブレースが枢軸ピンを介してこの上側部分に
取り付けされているような構築物。
効果 本発明のエネルギー吸収組立体を備えることにより、構
築物のエネルギー吸収能力を高めることができ、例えば
地震・風圧等の動的荷重に対する応答性が改善され、該
動的荷重にさらされた際に構築物の損傷を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るエネルギー吸収組立体の正面図
にして、互いに連結されて単一ユニットを構成するほぼ
水平に間隔を開けて縦向きに設けられた一連のプレート
状エレメントを示している。 第1A図は、第1図の組立体の斜視図である。 第2図は、第1図の組立体のプレートの1つを示す立面
図である。 第3図は、第1図の組立体の一部を構成する一対の下側
端部ブロックの一方を示す正面図である。 第4図は、本発明のエネルギー吸収組立体を用いて互い
に連結された支柱と床梁を示す概略図である。 第5図は、エネルギー吸収組立体の一部を拡大して示す
概略図にして、この組立体を垂直な支柱に連結する突っ
張りを示している。 第6図は、一連の支柱と床梁を示す概略図にして、梁の
1つには本発明の他の実施例に係るエネルギー吸収組立
体が取り付けられている。 第7図は、第6図のエネルギー吸収組立体の一部を拡大
して示す概略図にして、この組立体を上側梁と下側梁に
連結する方法を示している。 第8図は、第6図と第7図におけるエネルギー吸収組立
体のプレート状エレメントの1つを示す立面図である。 第9図は、第6図と第7図のエネルギー吸収組立体の正
面図にして、この組立体を下側に位置する別の床梁に連
結する傾斜ブレースが示されている。 第10図は、第9図のブレースの一方の端部を示す側面図
である。 第11図は、第6図、第7図および第9図の組立体の側面
図にして、第10図のブレースをプレートの組立体に連結
する方法を示している。 10:エネルギー吸収組立体 12:プレート状エレメント 14:矩形の内側部分 18:三角形の中央部分 22:矩形の下側部分 24:ボルト用の穴 27:ボルト 28:端部ブロック 30:スペーサ 31:最も狭まった区域 32:下側部分の凹所 36:円筒形のローラ 38:端部ブロック 39:ボルト 40:凹所 41:ボルト用の穴 42:突っ張り 50:支柱 52:梁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが狭まった幅寸法の中央部分(1
    8、78)を有する複数の垂直なプレート状エネルギー吸
    収エレメント(12、72)と、 エネルギー吸収エレメントと上側部分(14、74)の間に
    設けられている複数のスペーサ(30、79)と、 最も外側のエネルギー吸収エレメント(12、72)に当接
    して設けられており複数のエネルギー吸収エレメントの
    上側部分(14、74)及び複数のスペーサ(30、79)を一
    緒に締め付け固定する一対の端部ブロック(28、80)
    と、 該エネルギー吸収エレメントの上側部分(14、74)を固
    定的に互いに締め付けて、該エネルギー吸収エレメント
    (12、72)を片持状態に保持する上側の締め付け固定手
    段(27、28、29、30、及び79、80)と、 エネルギー吸収エレメントの下側部分(22、76)の間に
    設けられている回転可能な複数のスペーサ(36、84)
    と、 該エネルギー吸収エレメントの下側部分(22、76)及び
    該複数のスペーサ(36、84)を一緒に挟持する一対の端
    部ブロック(38、82)と、 該エネルギー吸収エレメントの下側部分(22、76)を可
    動的に互いに締め付ける下側の締め付け手段(36、37、
    38、39及び、82、84)と、を備え、こうして該エネルギ
    ー吸収エレメント(12、72)は、上側部分(14、74)が
    スペーサ(30、79)を介して互いに固定され、下側部分
    (22、76)が回転可能なスペーサ(36、84)を介して互
    いに離隔された状態で保持され、中央部分(18、78)が
    互いに離隔されている、片持ち状態にて、エネルギー吸
    収エレメント(12、72)の上側部分(14、74)が互いに
    平行に締め付けられ、狭い幅寸法の中央部分(18、78)
    が撓み可能となることを特徴とするエネルギー吸収組立
    体(10、70)。
  2. 【請求項2】水平方向に間隔を開けて設けられた一連の
    垂直な支柱(50、88)と、 垂直方向に間隔を開けて設けられた一連の水平な梁(5
    2、90)と、 該垂直な支柱(50、88)及び水平な梁(52、90)に取り
    付けられているエネルギー吸収組立体(10、70)と、 該エネルギー吸収組立体の下側部分(22、76)を該垂直
    な支柱(50、88)に取り付けるための突っ張り手段(4
    2、94)と、 を備える構築物であって、該エネルギー吸収組立体(1
    0、70)が、以下の特徴を備える構築物: それぞれが狭まった幅寸法の中央部分(18、78)を有す
    る複数の垂直なプレート状エネルギー吸収エレメント
    (12、72)と、 エネルギー吸収エレメントの上側部分(14、74)の間に
    設けられている複数のスペーサ(30、79)と、 最も外側のエネルギー吸収エレメント(12、72)に当接
    して設けられており複数のエネルギー吸収エレメントの
    上側部分(14、74)及び複数のスペーサ(30、79)を一
    緒に締め付け固定する一対の端部ブロック(28、80)
    と、 該エネルギー吸収エレメントの上側部分(14、74)を固
    定的に互いに締め付け、該エネルギー吸収エレメント
    (12、72)を片持ち状態に保持する上側の締め付け固定
    手段(27、28、29、30、及び79、80)と、 エネルギー吸収エレメントの下側部分(22、76)の間に
    設けられている回転可能な複数のスペーサ(36、84)
    と、 該エネルギー吸収エレメントの下側部分(22、76)及び
    該複数のスペーサ(36、84)を一緒に挟持する一対の端
    部ブロック(38、82)と、 該エネルギー吸収エレメントの下側部分(22、76)を可
    動的に互いに締め付ける下側の締め付け手段(36、37、
    38、39及び、82、84)と、 を備え、こうして該エネルギー吸収エレメント(12、7
    2)は、上側部分(14、74)がスペーサ(30、79)を介
    して互いに固定され、下側部分(22、76)が回転可能な
    スペーサ(36、84)を介して互いに離隔された状態で保
    持され、中央部分(18、78)が互いに離隔されている、
    片持ち状態にて、互いに平行に締め付けられ、狭い幅寸
    法の中央部分(18、78)が撓み可能となる。
JP63099274A 1987-04-22 1988-04-21 エネルギー吸収組立体及び該エネルギー吸収組立体を備える構築物 Expired - Lifetime JPH0721259B2 (ja)

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