JPH0721126B2 - 耐アルコール性容器 - Google Patents

耐アルコール性容器

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JPH0721126B2
JPH0721126B2 JP62310078A JP31007887A JPH0721126B2 JP H0721126 B2 JPH0721126 B2 JP H0721126B2 JP 62310078 A JP62310078 A JP 62310078A JP 31007887 A JP31007887 A JP 31007887A JP H0721126 B2 JPH0721126 B2 JP H0721126B2
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epoxy resin
alcohol
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博義 蔵本
清 渡辺
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東レチオコール株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐アルコール性容器に関し、さらに詳しくは、
可撓性に富み強靭で密着性が良好であり、しかも耐アル
コール性に優れた耐アルコール塗料組成物を塗布した耐
アルコール性容器に関するものである。
〔従来の技術〕
エポキシ樹脂は、優れた接着性や耐薬品性、耐久性など
を有するため、塗料、電気・電子部品、接着剤などの分
野で使用されている。各種の合成樹脂塗料に比較して、
エポキシ樹脂塗料は優れた性能を有し、缶用塗料、自動
車用塗料、船舶用塗料、重防食塗料、耐薬品塗料等とし
て広く用いられている。しかし、従来のエポキシ樹脂塗
料は、可撓性に乏しく、素材との剥離や塗膜の割れが発
生しやすかった。
エポキシ樹脂に可撓性を付与する方法として、エポキシ
樹脂中にウレタン骨格やグリコール骨格、ニトリルゴム
骨格を導入して可撓性エポキシ樹脂とする方法が知られ
ている。しかし、ウレタン骨格がグリコール骨格、ニト
リルゴム骨格の導入により、エポキシ樹脂の耐アルコー
ル性が大きく低下し、これらの可撓性エポキシ樹脂は耐
アルコール性塗料組成物として使用できなかった。
さらにポリサルファイド重合体をエポキシ樹脂と混合す
ることにより、適度の可撓性のあるエポキシ樹脂硬化物
が得られることも知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ポリサルファイド重合体は独特のメルカ
プタン臭を持つので、ポリサルファイド重合体を含むエ
ポキシ樹脂組成物は塗料としての使用が敬遠される傾向
があった。
従って本発明の目的は可撓性、強度及び密着性が良好で
あるとともに耐アルコール性に優れた塗料組成物を塗布
した耐アルコール性容器を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点に鑑み、耐アルコール性が良好な容器につい
て鋭意検討を重ねた結果、本発明者らはポリサルファイ
ドが骨格に結合したグリシジルエーテル系エポキシ樹脂
とアミン類を主成分とし、可撓性に富み強靭でかつ密着
性が良好であり、耐アルコール性に優れ、しかもメルカ
プタン臭のない耐アルコール性塗料組成物を塗布すると
優れた耐アルコール性を有する容器が得られることを見
いだし、本発明に想到した。
すなわち、本発明のアルコール貯蔵・運搬用の耐アルコ
ール性容器は(A)ポリサルファイド骨格を有するグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂と、(B)アミン類とを
含有する耐アルコール性塗料組成物が塗布されているこ
とを特徴とする。
本発明において使用するエポキシ樹脂はグリシジルエー
テル系エポキシ樹脂にポリサルファイド骨格を導入した
エポキシ樹脂である。
本発明おけるグリシジルエーテル系エポキシ樹脂は、た
とえば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールAD型エポキシ樹脂、ハロゲン化ビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ハロ
ゲン化ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型
エポキシ樹脂など、又はこれらと同様の分子構造を有す
るものである。グリシジルエーテル系エポキシ樹脂の両
末端は一般にエポキシ基を有する。
本発明におけるグリシジルエーテル系エポキシ樹脂中に
含まれるポリサルファイド骨格は一般式: −R−Sx− (ただし、Rは少なくとも1つのエーテル結合を有する
アルキレン基であり、xの平均は1〜3である。)によ
り表される。
好ましくは、ポリサルファイド骨格は一般式: −R1OR2OR3−Sx− (ただし、R1,R2,R3は炭素数1〜4のアルキレン基であ
り、xの平均は1〜3である。)で表される。なおxの
好ましい平均値は1.5〜2.5である。
特に好ましいポリサルファイド骨格としては −C2H4OCH2OC2H4−Sx− (ただし、xの平均は1.5〜2.5である。)が挙げられ
る。
本発明におけるエポキシ樹脂は、たとえば、グリシジル
エーテル系エポキシ樹脂とポリサルファイド骨格を有す
る物質を反応させることにより製造することができる。
また、ポリサルファイド骨格を持つ物質にエピクロルヒ
ドリンを反応させた後、アルカリで脱塩酸反応を起こさ
せることにより製造することもできる。
ポリサルファイド重合体とグリシジルエーテル系エポキ
シ樹脂との反応は、グリシジルエーテル系エポキシ樹脂
が過剰な状態で行うのが好ましい。本発明におけるエポ
キシ樹脂は、トルエンなどの溶剤を使用する方法や三級
アミン類などの触媒を使用する方法、あるいは、無溶
剤、無触媒で反応させる方法などで製造することがで
き、いずれの方法で製造されたエポキシ樹脂も本発明に
供することができる。
本発明におけるエポキシ樹脂中のポリサルファイド骨格
の含有量は使用目的によって異なる。比較的軟らかい塗
膜を目的とする場合はポリサルファイド骨格の含有量を
多めに、たとえば50重量%乃至90重量%にする。また、
比較的硬い塗膜を目的とする場合にはポリサルファイド
骨格の含有量を少なめに、たとえば5重量%乃至50重量
%にする。従って一般的にはポリサルファイド骨格の含
有量は5重量%乃至90重量%の範囲にコントロールする
ことが好ましい。ポリサルファイド骨格の含有量が90重
量%を超えると塗膜が軟らかくなりすぎ、強度が低下す
るので好ましくない。また、ポリサルファイド骨格の含
有量が5重量%未満となると塗膜の可撓性が低下し、ひ
びわれが発生しやすくなるので好ましくない。より好ま
しいポリサルファイド骨格の含有量は8〜80重量%であ
る。
なおポリサルファイド骨格の含有量は、原料となるポリ
サルファイド骨格を持つ物質の分子量を適当に選ぶこと
によりコントロールすることができる。また、グリシジ
ルエーテル系エポキシ樹脂の分子量を適当に選ぶことに
よっても、ポリサルファイド骨格の含有量をコントロー
ルすることができる。あるいは、ポリサルファイド骨格
を持つ物質とグリシジルエーテル系エポキシ樹脂又はエ
ピクロルヒドリンとの反応比を選ぶことによっても、ポ
リサルファイド骨格の含有量をコントロールすることが
できる。
本発明では、硬化剤としてアミン類が配合される。
本発明で使用されるアミン類としては、たとえば、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、イソフ
ォロンジアミン、シクロヘキシルアミン、1,2−ジアミ
ノシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロ
ヘキサン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシ
ル)メタン、m−キシレンジアミン、N−アミノエチル
ピペラジン、p,p′−ジアミノジフェニルメタン、ジア
ミノジフェニルスルホン、m−フェニレンジアミン、4,
4′−メチレンジアニリン、N−ベンジルエチレンジア
ミン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、N,N−ジ
エチルアミノ−m−プロピルアミン、N,N,N′,N′−テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン、ピペリジン、メン
タンジアミン、ベンジルジメチルアミン、ジメチルアミ
ノメチルフェノール、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ
メチル)フェノール、DBU、エポキシ樹脂を過剰なアミ
ンと反応させて製造されるポリアミンエポキシ樹脂アダ
クト、ポリアミン−エチレンオキサイドアダクト、ポリ
アミン−プロピレンオキサイドアダクト、シアノエチル
化ポリアミン、ケタミン、又はポリアミン類とフェノー
ル類及びアルデヒト類等とを反応させて得られる脱水縮
合物、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどのイミ
ダゾール類等が挙げられる。
本発明において、アミン類の配合量は、アミン類の種類
によって異なるが、一般にエポキシ樹脂100重量部に対
して1〜100重量部であり、好ましくは2〜80重量部で
ある。
本発明において耐アルコール性塗料組成物は主としてポ
リサルファイド骨格を有するグリシジルエーテル系エポ
キシ樹脂と、アミンにより構成されるが、さらに必要に
応じて、反応性希釈剤などの相溶性あるいは親和性のあ
る物質を添加することができる。
また、本発明における耐アルコール性塗料組成物におい
ては、必要に応じて、亜鉛華、アラミド繊維、雲母粉、
黄鉛、オクチル酸亜鉛、カーボン繊維、カーボンブラッ
ク、ガラス繊維、ガラスフレーク、カオリン、クレー、
群青、酸化クロム、酸化チタン、シリカ、脂肪酸アミ
ド、水酸化アルミニウム、水添ヒマシ油、ステアリン酸
亜鉛、石英粉、タルク、炭酸カルシウム、沈澱性硫酸バ
リウム、鉄黒、キシレン、トルエン、パライト粉、フタ
ロシアニングリーン、フタロシアニンブルー、ベンガ
ラ、ベンゾトリアゾール、ポリエチレンワックス、メチ
ルイソブチルケトン、有機ベントナイト等の色別れ防止
剤、皮張り防止剤、乾燥剤、顔料、分散剤、紫外線吸収
剤、消泡剤、充填剤、増粘剤、増量剤、たれ止め剤、沈
澱防止剤、乳化剤、粘度安定剤、補強剤、溶剤、劣化防
止剤、難燃剤などを添加することができる。
本発明の耐アルコール性容器は、特にアルコール貯蔵・
運搬用の缶及び船舶として使用する。
〔実施例〕
次に、本発明を合成例及び実施例、比較例によりさらに
詳細に説明する。
合成例1 1リットルのセパラブルフラスコに、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂(旭電化工業(株)製“アデカレジンEP
−4100")300gと分子量が1000で、S含有量(xの平
均)が42のポリサルファイド重合体(東レチオコール
(株)製“チオコールLP−3")150gを入れ、90℃で15時
間反応させて、ポリサルファイド重合体がすべてビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂と反応していることを確認し
た。このときのエポキシ当量は342、粘度は645ポイズ
(25℃)であり、反応生成物にはメルカプタン臭はなか
った。
実施例1 耐アルコール性の測定方法は、JIS K 5400(1979)
「塗料一般試験方法」に準拠した。
合成例1のエポキシ樹脂100重量部と添加剤を下記の割
合で混合し、主剤とした。
合成例1のエポキシ樹脂 100重量部 二酸化チタン 50重量部 炭酸カルシウム 30重量部 有機ベントナイト 0.5重量部 硬化剤としてトリエチレンテトラミン5重量部を使用
し、混合物を鉄板に塗布した。室温で7日間硬化させた
後、室温で2週間メタノールに浸漬した。試験片を取り
出し、室温で1時間放置した後、塗膜の様子を観察し
た。結果を第1表に示す。第1表に示すように、塗膜に
膨れ、割れ、剥がれ、軟化、溶出が認められず、メタノ
ール浸漬後にも異常がなかった。後述の比較例1と比べ
て、耐メタノール性が良好であることがわかる。
耐屈曲性の測定方法は、JIS K 5400(1979)「塗料
一般試験方法」に従った。
主剤と硬化剤を混合した後、厚さ0.3mmのブリキ板に混
合物を塗布した。室温で7日間硬化させた後、耐屈曲性
試験器を使用して室温で耐屈曲性を測定した。結果を第
1表に示す。第1表に示すように、耐屈曲性試験で最も
厳しい条件(心棒の直径が2mmの時)でも、塗膜に割れ
や剥がれが認められず、耐屈曲性は良好であった。後述
の比較例1と比べて厳しい条件でも塗膜に異常が認めら
れず、耐屈曲性が良好であることがわかる。
比較例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(旭電化工業(株)製
“アデカレジンEP−4100")100重量部と添加剤を下記の
割合で混合し、主剤とした。
ビスフェノール A型エポキシ樹脂 100重量部 二酸化チタン 50重量部 炭酸カルシウム 30重量部 有機ベントナイト 0.5重量部 硬化剤としてトリエチレンテトラミン9重量部を使用
し、実施例1と同様にして塗膜を形成後、耐メタノール
性を測定した。結果を第1表に示す。第1表に示すよう
に、塗膜に剥がれが発生し、耐メタノール性が悪いこと
がわかる。
さらに、実施例1と同様にして、耐屈曲性の測定を行っ
た。結果を第1表に示す。第1表に示すように、耐屈曲
性試験で最も緩やかな条件(心棒の直径が10mmの時)で
も、塗膜に割れと剥がれが発生し、耐屈曲性は悪かっ
た。
実施例2 実施例1において、トリエチレンテトラミンの代わりに
変性脂肪族ポリアミン(旭電化工業(株)製“アデカハ
ードナーEH−230")を23重量部使用して、実施例1と同
様にして塗料組成物を生成し、得られた塗膜について耐
メタノール性の測定を行った。結果を第1表に示す。第
1表に示すように、後述の比較例2と比べて耐メタノー
ル性は良好であった。
さらに、実施例1と同様にして耐屈曲性を測定した。結
果を第1表に示す。第1表に示すように、耐屈曲性試験
で最も厳しい条件(心棒の直径が2mmの時)でも、塗膜
に割れや剥がれが認められず、耐屈曲性は良好であっ
た。後述の比較例2と比べて厳しい条件でも塗膜に異常
が認められず、耐屈曲性は良好であった。
比較例2 比較例1において、トリエチレンテトラミンの代わりに
変性脂肪族ポリアミン(旭電化工業(株)製“アデカハ
ードナーEH−230")を40重量部使用して、比較例1と同
様にして塗料組成物を生成し、得られた塗膜について耐
メタノール性の測定を行った。結果を第1表に示す。第
1表に示すように、塗膜に膨れが発生し、耐メタノール
性が悪いことがわかる。
さらに、比較例1と同様にして、耐屈曲性の測定を行っ
た。結果を第1表に示す。第1表に示すように、耐屈曲
性試験で最も緩やかな条件(心棒の直径が10mmの時)で
も、塗膜に割れと剥がれが発生し、耐屈曲性は悪かっ
た。
合成例2 1リットルのセパラブルフラスコに、ポリサルファイド
重合体(東レチオコール(株)製“チオコールLP−3")
93gとビスフェノールF型エポキシ樹脂(旭電化工業
(株)製“アデカレジンEP−4901"を165g入れ、90℃で1
0時間攪拌した後、ポリサルファイド重合体がすべてビ
スフェノールF型エポキシ樹脂と反応していることを確
認した。このときのエポキシ当量は330、粘度は280ポイ
ズ(25℃)であり、反応生成物にはメルカプタン臭はな
かった。
実施例3 合成例2のエポキシ樹脂100重量部と添加剤を下記の割
合で混合し、主剤とした。
合成例2のエポキシ樹脂 100重量部 二酸化チタン 50重量部 炭酸カルシウム 30重量部 有機ベントナイト 0.5重量部 硬化剤としてm−キシレンジアミンを10重量部使用して
塗料組成物を生成し、得られた塗膜について実施例1と
同様にして耐メタノール性の測定を行った。同様にし
て、耐エタノール性及び耐エチレングリコール性の測定
も同一条件で行った。結果を第2表に示す。第2表に示
すように、塗膜に異常が認められず、耐アルコール性は
良好であった。
さらに、実施例1と同様にして耐屈曲性を測定した。結
果を第2表に示す。第2表に示すように、耐屈曲性試験
で最も厳しい条件(心棒の直径が2mmの時)でも、塗膜
に割れや剥がれが認められず、耐屈曲性は良好であっ
た。
合成例3 1リットルのセパラブルフラスコにビスフェノールA型
エポキシ樹脂(旭電化工業(株)製“アデカレジンEP−
4100")200gとポリサルファイド重合体(東レチオコー
ル(株)製“チオコールLP−3")200gを入れ、90℃で20
時間攪拌した後、ポリサルファイド重合体がすべてビス
フェノールA型エポキシ樹脂と反応していることを確認
した。このときのエポキシ当量は590、粘度は1900ボイ
ズ(25℃)であり、反応生成物にはメルカプタン臭はな
かった。
実施例4 合成例3のエポキシ樹脂100重量部と添加剤を下記の割
合で混合し、主剤とした。
合成例3のエポキシ樹脂 100重量部 二酸化チタン 50重量部 炭酸カルシウム 30重量部 有機ベントナイト 0.5重量部 硬化剤として変性脂肪族ポリアミン(三洋化成工業
(株)製“リアクトCA−681")を14重量部使用して、実
施例1と同様にして塗料組成物を生成し、得られた塗膜
について耐メタノール性の測定を行った。同様にして耐
エタノール性及び耐エチレングリコール性の測定も行っ
た。結果を第2表に示す。第2表に示すように、塗膜に
異常が認められず、耐アルコール性は良好であった。
さらに、実施例1と同様にして耐屈曲性を測定した。結
果は第2表に示す。第2表に示すように、耐屈曲性試験
で最も厳しい条件(心棒の直径が2mmの時)でも、塗膜
に割れや剥がれが認められず、耐屈曲性は良好であっ
た。
〔発明の効果〕 以上に詳述した通り、本発明の耐アルコール性容器はポ
リサルファイド骨格を有するグリシジルエーテル系エポ
キシ樹脂を主成分とした耐アルコール性塗料組成物が塗
布されているため、耐アルコール性、耐薬品性、可撓
性、強靭性、耐摩耗性、耐久性に優れている。
以上の特徴を有する本発明の耐アルコール性塗料容器は
缶及び船舶として使用することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリサルファイド骨格を有するグリ
    シジルエーテル系エポキシ樹脂と、 (B)アミン類とを含有する耐アルコール性塗料組成物
    が塗布されていることを特徴とする耐アルコール性容
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の耐アルコール性容器にお
    いて、前記耐アルコール性容器が缶であることを特徴と
    する耐アルコール性容器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の耐アルコール性容器にお
    いて、前記耐アルコール性容器が船舶であることを特徴
    とする耐アルコール性容器。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の耐アル
    コール性容器において、前記アルコールがメタノール、
    エタノール、エチレングリコールのいずれか又はこれら
    の混合物であることを特徴とする耐アルコール性容器。
JP62310078A 1987-12-08 1987-12-08 耐アルコール性容器 Expired - Lifetime JPH0721126B2 (ja)

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JPH01152166A JPH01152166A (ja) 1989-06-14
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JPS592468B2 (ja) * 1979-11-22 1984-01-18 大日本塗料株式会社 エポキシ樹脂防食塗料組成物
GB8419036D0 (en) * 1984-07-26 1984-08-30 Thiokol Chemicals Ltd Liquid copolymers
JPS62158714A (ja) * 1986-01-07 1987-07-14 Dainippon Shikizai Kogyo Kk エポキシ樹脂組成物および防食施工方法

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