JPH07208923A - 位置ずれ検出装置 - Google Patents

位置ずれ検出装置

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JPH07208923A
JPH07208923A JP6259413A JP25941394A JPH07208923A JP H07208923 A JPH07208923 A JP H07208923A JP 6259413 A JP6259413 A JP 6259413A JP 25941394 A JP25941394 A JP 25941394A JP H07208923 A JPH07208923 A JP H07208923A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスクとウエハとの位置ずれやウエハ面上へ
のパターンの重ね合わせ等を高精度に計測することので
きる位置ずれ検出装置を得ること。 【構成】 周波数f0の単一周波数のレーザ光を放射す
るレーザと回折格子と、該回折格子に該レーザ光を入射
させる照明手段と、該回折格子からの回折光を周波数変
調する周波数変調素子と、周波数変調した回折次数の異
なる回折光を合成する合成手段と、合成した光を検出し
てビート信号を得る光電変換手段と、該ビート信号の位
相を基に該回折格子の位置ずれを検出する信号処理系と
から構成されること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位置ずれ検出装置に関
し、例えば半導体素子製造用の露光装置において、2種
類以上のマスク(レチクル)等の第1物体上に形成され
ている微細な電子回路パターンをそれぞれのマスク(レ
チクル)毎にウエハなどの第2物体上に順次露光転写す
る際、マスクとウエハの相対的な位置合わせをおこなう
アライメント装置や、それぞれのマスク(レチクル)上
のパターンをウエハ上に焼き付けた後のウエハ上の焼き
付けパターンの重ね合わせ精度等を計測する装置に好適
なものである。又、その他物体上に回折格子を設けて物
体の位置ずれを検出する位置ずれ検出装置に広く応用可
能なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用の露光装置に
おいて、マスク面上のパターンをウエハ面上に投影露光
する際にはマスクとウエハとの相対的な位置ずれを検出
して行っている。このときのマスクとウエハとの位置ず
れを検出する位置ずれ検出方法は種々と提案されてい
る。
【0003】このうちパターンとして2つの回折格子を
用い、この2つの回折格子からの回折光をそれぞれ独立
にヘテロダイン干渉させて得られた2つのビート信号の
位相差から回折格子の位置ずれを検出する方法が、例え
ば特開昭62−56818号公報で提案されている。図
10は同公報で示されている半導体素子製造用の露光装
置における位置ずれ検出装置の概略図である。
【0004】図10において、レーザ光源111からの
レーザ光はコリメータレンズ124,126を経てビー
ムスプリッター113に入射し、2つの光路に分岐され
る。分岐された各々のレーザ光は超音波変調器114
(118)で周波数△f1(△f2)だけシフトされミ
ラー115,116(ミラー119,120)で反射さ
れ互いに異なる方向からウエハ102上の回折格子列M
Pを照射する。
【0005】回折格子列MPは図11に示すように、ず
れ量△xである2つの回折格子MPa,MPbからなり
それぞれの回折格子からの回折光はウエハ102に対し
垂直に回折して互いに干渉して、該干渉縞は対物レンズ
103、絞り104を介し、ハーフミラー105に入射
する。このうちハーフミラー105をとおる光は光電変
換素子列106に入射する。一方、反射する光は接眼鏡
107に入射し、干渉縞の観察用として用いている。
【0006】回折格子MPa,MPbに対応して生じた
回折光に基づく各々の干渉光をそれぞれ光電変換素子1
06a及び106bで検出している。このときの干渉光
の検出信号は回折格子MPに入射する2光束の周波数が
わずかに異なるためその周波数差に対応する周波数をも
つ正弦波のビート信号になる。
【0007】光電変換素子106a,106bからのビ
ート信号は位置ずれ検出制御回路125により、このビ
ート信号の位相が検出され、該ビート信号の位相と超音
波変調器114(118)に与える基準周波数の位相と
から位置ずれ量△xを演算している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す位置ずれ
検出装置ではレーザ111からのレーザ光が回折格子M
Pに入射する前に超音波変調器114,118を通る。
このため透過後のビームに波面収差が発生する。従っ
て、回折格子に入射する波面は歪が生じており、このと
き回折格子のx方向の位置と2つの回折格子で切りとら
れるそれぞれの領域の平均値の和として2つの回折光の
干渉光の位相が決定される。すなわち、ビームスポット
(光学系)に対する回折格子マークの位置が変わると位
置ずれ検出信号である2つのビート信号の位相が異なる
量だけ変化してその結果、誤差を生じ、計測再現性の悪
化の原因になっていた。
【0009】又、この誤差を抑えるにはマーク(回折格
子)のアライメント精度を上げる必要があり、高精度な
位置決めウエハステージや高分解能のマーク位置検出手
段などが必要となり、装置が大がかりとなり、コスト、
スループットの面で実用化には問題があった。
【0010】又干渉法を利用した計測の為、例えば回折
格子への入射角を規定するミラー等の光学系の調整が困
難であるという問題点があった。この他、最近の半導体
素子製造用の露光装置においては、ICの高集積化に伴
い、より高分解能の位置ずれ検出ができる位置ずれ検出
装置が必要となってきている。
【0011】本発明は単一周波数のレーザ光を、位置ず
れ検出マークである2つの回折格子に波面収差を極力抑
えた状態で照射し、2つの回折格子からの±n次回折光
を周波数変調し、周波数変調した±n次回折光をヘテロ
ダイン干渉させ、2つの回折格子からの±n次回折光の
干渉光をそれぞれ独立に光電変換して2つの電気的なビ
ート信号を生成させ、この2つのビート信号の位相差か
ら2つの回折格子の相対的な位置ずれを検出することに
より、位置ずれ量の検出精度を向上させ位置ずれ検出マ
ークと光学系との間の位置決め許容量の大きい半導体素
子製造用の露光装置等に好適な位置ずれ検出装置の提供
を目的とする。
【0012】又本発明は、回折格子からの回折光を干渉
させて、その干渉縞を観察することにより、光学系の調
整を容易にした位置ずれ検出装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の位置ずれ検出装
置は、 (1−1)周波数f0の単一周波数のレーザ光を放射す
るレーザと回折格子と、該回折格子に該レーザ光を入射
させる照明手段と、該回折格子からの回折光を周波数変
調する周波数変調素子と、周波数変調した回折次数の異
なる回折光を合成する合成手段と、合成した光を検出し
てビート信号を得る光電変換手段と、該ビート信号の位
相を基に該回折格子の位置ずれを検出する信号処理系と
から構成されることを特徴としている。
【0014】(1−2)周波数f0のレーザ光を放射す
るレーザと、第1,第2の回折格子の2つの回折格子
と、該2つの回折格子に該レーザ光を入射させ±n次回
折光を生成する照明手段と、該2つの回折格子からのn
次回折光を周波数変調して周波数f1の光にする少なく
とも1つの音響光学素子と、周波数変調したn次回折光
と−n次回折光を合成する合成手段と、第1,第2の光
電変換手段の2つの光電変換手段と、該第1の回折格子
を該第1の光電変換手段の検出面に結像させ、該第2の
回折格子を該第2の光電変換手段の検出面に結像させる
結像光学系と、該第1の光電変換手段により得られる第
1のビート信号と該第2の光電変換手段により得られる
第2のビート信号の位相差を検出する位相差計とから構
成されることを特徴としている。
【0015】特に、前記2つの回折格子からの+n次回
折光を周波数変調する第1の音響光学素子と−n次回折
光を周波数変調する第2の音響光学素子とを有している
ことを特徴としている。
【0016】(1−3)周波数f0のレーザ光を放射す
るレーザと、該レーザ光を該回折格子に入射させ±n次
回折光を生成する照明手段と、該回折格子からのn次回
折光を周波数変調して周波数(f0+f1)の光を生成
する第1の音響光学素子と、該回折格子からの−n次回
折光を周波数変調して周波数(f0+f2)の光を生成
する第2の音響光学素子と、該第1,第2の音響光学素
子で生成した周波数がわずかに異なる該±n次回折光を
合成する合成手段と、周波数|f1−f2|のビート信
号を生成する光電変換手段と、周波数|f1−f2|の
比較信号を生成する比較ビート生成手段と該ビート信号
と該比較信号の位相差を検出する位相差計とから構成さ
れることを特徴としている。
【0017】(1−4)物体上に回折格子を設け、該回
折格子からの回折光を利用して該物体の位置ずれを検出
する際、周波数f0のレーザ光を放射するレーザと該回
折格子に該レーザ光を入射させ±n次回折光を生成する
照明手段と、該回折格子からのn次回折光を周波数変調
して周波数(f0±f1)の光を生成する第1の音響光
学素子と、該回折格子からの−n次回折光を周波数変調
して周波数(f0±f2)の光を生成する第2の音響光
学素子と、該第1,第2の音響光学素子で生成した周波
数がわずかに異なる±n次回折光を合成する合成手段と
共に周波数|f1−f2|のビート信号を生成する第
1,第2の光電変換手段の2つの光電変換手段と、該第
1の光電変換手段により得られる第1のビート信号と該
第2の光電変換手段により得られる第2のビート信号の
位相差を検出する位相差計とから構成されることを特徴
としている。
【0018】特に、前記回折格子からの周波数の等しい
回折光により生成される干渉縞を観察する干渉縞観察系
を有し、該干渉縞を利用して光学系のアライメントを行
うことを特徴としている。
【0019】(1−5)光源からの光を照明手段を介し
て第1,第2回折格子に入射させ、該2つの回折格子か
らの±n次回折光を音響光学素子を利用して周波数が僅
かに異なる2つの光に周波数変調し、該2つの周波数変
調した±n次回折光を合成手段で合成して、ヘテロダイ
ン干渉のビート信号を得、このうち該第1回折格子を介
した光を第1光電変換素子に導光し、該第2回折格子を
介した光を第2光電変換素子に導光し、該第1,第2光
電変換素子より得られる第1,第2ビート信号の位相差
を位相差計より検出し、該位相差計で得られる信号を用
いて該第1回折格子と該第2回折格子との相対的な位置
ずれ量を求めるようにしたことを特徴としている。
【0020】特に、前記第1回折格子からの+n次回折
光を第1音響光学素子で周波数変調し、前記第2回折格
子からの−n次回折光を第2音響光学素子で周波数変調
していることを特徴としている。
【0021】(1−6)周波数f0のレーザ光を回折格
子に入射させ±n次回折光を生成し、該回折格子からの
n次回折光を第1の音響光学素子で周波数変調して周波
数(f0±f1)の光を生成し、該回折格子からの−n
次回折光を第2の音響光学素子で周波数変調して周波数
(f0±f2)の光を生成し、該第1,第2の音響光学
素子で生成した周波数がわずかに異なる±n次回折光を
合成し、共に周波数|f1−f2|のビート信号を生成
し、第1の光電変換手段により得られる第1のビート信
号と第2の光電変換手段により得られる第2のビート信
号の位相差を検出することにより、該回折格子の位置ず
れ情報を得ていることを特徴としている。
【0022】このような方法を採ることにより回折格子
の位置ずれに伴う位相差の変化率をあげて2倍の位置ず
れ検出感度を得ている。
【0023】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。同図は半導体素子の製造過程で用いる露光装置にお
いてウエハ面上における2層のパターンの重ね合わせ精
度を測定する場合を示している。図2は図1のウエハ面
上の回折格子パターンと入射光束の説明図、図3は図1
の光路を展開したときの摸式図である。図4は図1のエ
ッジミラー近傍の拡大説明図である。
【0024】図1において、1は光源であり、例えばH
e−Neレーザ若しくはコリメートされた半導体レーザ
等の単一周波数のレーザ光を放射するレーザ(以下「単
一周波数レーザ」という。)である。2はコリメータレ
ンズであり光源1からの光を平行光としている。3はミ
ラー、4は偏光ビームスプリッターであり入射光を2つ
の光に分けている。5a,5bはミラー、7aはn回目
の半導体露光プロセスでウエハ6上に形成された回折格
子パターン(第1回折格子)、7bはn+1回目の露光
プロセスでウエハ6上に形成された回折格子パターン
(第2回折格子)である。8はレンズであり、ウエハ6
面を焦点位置となるように設定している。
【0025】9はミラー、10,15は各々偏光ビーム
スプリッター、11,12は音響光学素子であり、入射
光の周波数変調を行っている。36はグラントムソンプ
リズム、16はレンズ、17はエッジミラーであり、レ
ンズ16の焦点に位置しており光束を2方向に分離して
いる。18,20はレンズ、19,21はセンサー(第
1,第2光電変換素子)、22は位相差計であり、セン
サー19,21で得られる信号(ビート信号)の位相差
を求めている。、35はウエハステージでありウエハ6
を載置している。
【0026】本実施例では単一周波数レーザ1から出射
した周波数f0の光L1はコリメータレンズ2で平行光
となり、ミラー3を介して偏光ビームスプリッター4に
入射する。偏光ビームスプリッター4では入射光L1の
うちp偏光成分の光Lpは透過し、その後ミラー5bで
偏向しウエハ6上の回折格子7a,7bを照射する。こ
のとき、+1次回折光がウエハ6に対し垂直に反射回折
するようにミラー5bを設定している。
【0027】一方、入射光L1のうちs偏光成分の光L
sは偏光ビームスプリッター4で反射し、その後ミラー
5aで偏向し、回折格子7a,7bを照射する。このと
きー1次回折光がウエハ6に対し垂直に反射回折するよ
うにミラー4aを設定している。又、コリメータレンズ
2によって入射ビームL1は絞られておりウエハ6上で
は2つの回折格子5a,5bより少し大きいスポットに
なっている(図2の光束23)。
【0028】ここで、偏光ビームスプリッター4で2つ
の偏光成分の光に分離した後、回折格子7a,7bによ
って再度合成され、同一光路をとおることになる。この
合成回折光は焦点面がウエハ6になるようにレンズ8が
設定されているため、平行光になった後、ミラー9で偏
向されて、偏光ビームスプリッター10に入射する。こ
のとき1次回折光であるp偏光の光Lpは偏光ビームス
プリッター10を透過し音響光学素子11に入射する。
【0029】音響光学素子11は第1の発信器(不図
示)から周波数△f1の信号を送られており、音響光学
素子11の1次回折光は+△f1だけ周波数変調され
る。一方偏光ビームスプリッター10で反射するs偏光
の−1次回折光Lsは音響光学素子12に入射し、第2
の発信器(不図示)からの周波数△f2の信号だけ1次
回折光は周波数シフトされる。この後ミラー13,14
及び偏光ビームスプリッター15により再度合成され、
さらに、グラントムソンプリズム36で回折格子7a,
7bからの±1次回折光は偏光方向を揃えらた後レンズ
16を通る。レンズ16の焦点位置にはエッジミラー1
7が設置してある。
【0030】図3に示すように、エッジミラー17上は
ウエハ6と共役関係にある。この為エッジミラー17上
では、図4のようにウエハ6上の回折格子7a,7bの
像が像7a′,7b′のように観察される。従って、回
折格子7aからの±1次回折光はエッジミラー17で反
射し、回折格子7bからの±1次回折光はエッジミラー
17上を透過する。
【0031】エッジミラー17(及びウエハ6)と共役
位置にセンサー19,21がくるようにレンズ18,2
0及びセンサー19,21を設置している。これによ
り、前述した2つの合成光はそれぞれ、センサー21と
19で光電変換され、ヘテロダイン干渉によるビート信
号となる。これら2つのビート信号は位相差計22に導
入されその位相差が検出される。
【0032】本実施例の場合、位置ずれ検出マークであ
るウエハ6面上の2つの回折格子7a,7bの位置がビ
ームスポット23に対して変化した時も回折光の音響光
学素子11及び12への入射位置がほとんど変化しな
い。音響光学素子11及び12は、それぞれ固有の収差
を持っていると考えられ、その1次回折光はそれぞれ異
なる位相変化を受けることになるが、2つのビート信号
の間の位相差をとる段階で2つの音響光学素子の個体差
によるオフセットは除去する事ができ、更に2つのビー
ト信号の位相差はマーク位置には影響されないことにな
る。以下、回折光の位相又ビート信号の位相について説
明する。
【0033】周波数f0(角周波数:w0)でp偏光の
光の回折格子7aからの+1次回折光の複素振幅表示u
arは、次のようにかける。
【0034】 uar=u0expi{w0・t+Txa+Tp} ‥‥‥(1) ここで、u0は光の振幅、Txaは回折格子7a の光
学系の基準線からのx方向の位置ずれ量xaに伴う位相
変化であり、回折格子7aのピッチをpとしたとき、T
xa=2πxa/pとかける。又Tpはp偏光の光の初
期位相である。
【0035】一方、周波数f0(角周波数:w0)でs
偏光の回折格子7aからの−1次回折光の複素振幅表示
ualは、次のようにかける。
【0036】 ual=u0expi{w0・t−Txa+Ts} ‥‥‥(2) Tsはs偏光の光の初期位相である。又、周波数f0
(角周波数:w0)でp偏光の光の回折格子7bからの
+1次回折光の複素振幅表示ubrは、次のようにかけ
る。
【0037】 ubr=u0expi{w0・t+Txb+Tp} ‥‥‥(3) ここで、u0は光の振幅、Txbは回折格子7bの光学
系の基準線からのx方向の位置ずれ量xbに伴う位相変
化であり、回折格子7bのピッチをpとしたとき、Tx
b=2πxb/pとかける。
【0038】一方、周波数f0(角周波数:w0)でs
偏光の光の回折格子7bからの−1次回折光の複素振幅
表示ublは、次のようにかける。
【0039】 ubl=u0expi{w0・tーTxb+Ts} ‥‥‥(4) (1)から(4)式で表される回折光を音響光学素子1
1,12で周波数変調した後の複素振幅表示は、f1=
f0+△f1(角周波数w1),f2=f0+△f2
(角周波数w2)、又、T1,T2を音響光学素子1
1,12の収差により受ける位相変化量とすると次のよ
うにかける。
【0040】 uar′=u0expi{w1・t+Txa+Tp+T1}‥‥‥(5) ual′=u0expi{w2・t−Txa+Ts+T2}‥‥‥(6) ubr′=u0expi{w1・t+Txb+Tp+T1}‥‥‥(7) ubl′=u0expi{w2・t−Txb+Ts+T2}‥‥‥(8) (5),(6)式で表される光束をヘテロダイン干渉さ
せてセンサー21で得られるビート信号の交流成分Ia
はI0を振幅として次のようになる。
【0041】 Ia=I0cos{(w1−w2)t+2Txa+(Tp−Ts) +(T1−T2)} ‥‥‥(9) 又、(7),(8)式で表される光束をヘテロダイン干
渉させてセンサー19で得られるビート信号交流成分I
bは次のようになる。
【0042】 Ib=I0cos{(w1−w2)t+2Txb+(Tp−Ts) +(T1−T2)}‥‥‥(10) (9),(10)式で表せるビート信号の位相差△T
は、初期位相、収差による位相変化の項はなくなり、 △T=2(Txa−Txb) =2T△x ‥‥‥(11) ここで、T△xは回折格子7aと7bのx方向の相対的
位置ずれ量△xに伴う位相変化で、 T△x=4π△x/p ‥‥‥(12) である。
【0043】従って、回折格子7a,7bの相対的な位
置ずれ量△x、すなわちn回目の露光で焼き付けられた
回路パターンとn+1回目の露光で焼き付けられた回路
パターンの位置ずれを次式により求めることができる。
【0044】 △x=△T・p/(4π) ‥‥‥(13) 本実施例では±1次回折光を干渉させてヘテロダイン干
渉によるビート信号を得る例を示したが、他の次数の回
折光を利用しても良い。±n次回折光を利用する場合、
位置ずれ量△xと位相差△Tの関係式は次のようにな
り、感度がn倍になる。
【0045】 △x=△T・p/(4nπ) ‥‥‥(14) 尚、検出光学系に対するマーク(回折格子パターン)の
回転成分により生じる誤差は、例えば回折格子7a の
焼き付けの際に同時にずれ量のない2つの回折格子から
なる基準マークをウエハ上に焼き付けておき、本検出系
であらかじめ検出しておき、その値を補正値として用い
れば光学系のオフセット値並びに回転成分により生じる
誤差を取り除くことができる。
【0046】又、本実施例では、x方向のみの場合を示
したが、y方向に関しても同様にy方向ずれ検出用の回
折格子を焼き付けておいて、もう一組y方向ずれ検出用
の光学系を設定するか、もしくはウエハステージ35を
図1の状態から90度回転させて位相差検出を行い、y
方向の位置ずれ量△yを計測するようにしても良い。
【0047】図5は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。本実施例では、実施例1と同じく半導体素子の製造
過程の露光装置でウエハ面上における2層のパターンの
重ね合わせ精度を測定する場合を示している。図1の実
施例1と同じ機能をする要素については同じ部番を付け
ている。
【0048】図5において、1は単一周波数レーザ、2
4はミラー、7aはn回目の半導体露光プロセスでウエ
ハ6上に形成された回折格子パターン、7bはn+1回
目の露光プロセスでウエハ6上に形成された回折格子パ
ターン、11,12は音響光学素子であり、その焦点面
にウエハ6が位置している。25はレンズであり、その
焦点面にウエハ6が位置している。26はミラー、27
はビームスプリッター、29はレンズ、30はCCDカ
メラ、28はレンズ、17はエッジミラー、18,20
はレンズ、19,21はセンサー、22は位相差計、3
5はウエハステージである。
【0049】本実施例において、単一周波数レーザ1か
ら出射した周波数f0の光L1はミラー24で偏向され
レンズ25をとおり、ウエハ6に垂直に入射する。レン
ズ25の焦点位置にウエハ6が設置してあるため回折格
子7a,7bからの±1次回折光はレンズ25を通った
後、平行光になる。+1次回折光は音響光学素子11で
△f1だけ周波数シフトされ、その結果周波数がf0+
△f1(角周波数w1)になり、−1次回折光は音響光
学素子12で△f2だけ周波数シフトされその結果周波
数がf0+△f2(角周波数w2)に変調される。
【0050】両光束はビームスプリッター27で合成さ
れる。このうちビームスプリッター27からの一方の光
は、レンズ28を介して、実施例1で示したのと同様の
エッジミラー17により、回折格子7aからと回折格子
7bからの回折光に二分され、それぞれヘテロダイン干
渉ビート信号としてセンサー19とセンサー21で光電
検出される。又、ビームスプリッター27で分岐される
他方の光束はレンズ29を介してCCDカメラ30に入
射し、回折格子の像の観察用に用いている。
【0051】センサー21で得られるビート信号の交流
成分IaはI0を振幅として次のようになる。
【0052】 Ia=I0cos{(w1−w2)t+2Txa+(T1−T2)} ‥‥‥(15) 又、センサー19で得られるビート信号の交流成分Ib
は次のようになる。
【0053】 Ib=I0cos{(w1−w2)t+2Txb+(T1−T2)} ‥‥‥(16) (15),(16)式で表せるビート信号の位相差△T
は、収差による位相変化の項T1,T2はなくなり、 △T=2(Txa−Txb) =2T△x ‥‥‥(17) ここで、T△xは回折格子7aと7bのx方向の相対的
位置ずれ量△xに伴う位相変化で、 T△x=4π△x/p ‥‥‥(18) である。
【0054】従って、回折格子7a,7bの相対的な位
置ずれ量△x、すなわちn回目の露光で焼き付けられた
回路パターンとn+1回目の露光で焼き付けられた回路
パターンの位置ずれを次式により求めることができる。
【0055】 △x=△T・p/(4π) ‥‥‥(19) 図6は本発明の実施例3の要部概略図である。本実施例
では実施例2と同じく半導体素子の製造過程の露光装置
でウエハ面上の2層のパターンの重ね合わせ精度を測定
する場合を示している。実施例2と同じ機能をする要素
については同じ部番を付けている。
【0056】図6において、1は単一周波数レーザ、2
4はミラー、7aはn回目の半導体露光プロセスでウエ
ハ6上に形成された回折格子パターン、7bはn+1回
目の露光プロセスでウエハ6上に形成された回折格子パ
ターン、11,12は音響光学素子、25はレンズ、2
6はミラー、27はビームスプリッター、29はレン
ズ、30はCCDカメラ、28はレンズ、17はエッジ
ミラー、18,20はレンズ、19,21はセンサー、
22は位相差計、35はウエハステージである。
【0057】本実施例において、単一周波数レーザ1か
ら出射した周波数f0(角周波数w0)の光L1はミラ
ー24で偏向されレンズ25をとおり、ウエハ6に垂直
に入射する。レンズ25の焦点位置にウエハ6が設置し
てあるため回折格子7a、7bからの±1次回折光はレ
ンズ25を通った後、平行光になる。+1次回折光は音
響光学素子11で△f1だけ周波数シフトされ、更に音
響光学素子12で音響光学素子11とは異なる符号の次
数の方向へ回折され−△f2だけ周波数シフトされた結
果、周波数がf0+△f1−△f2(角周波数w12)
に変調される。
【0058】この光束と−1次回折光はビームスプリッ
ター27で合成される。ビームスプリッター27からの
一方の光は、レンズ28を介して、実施例1で示した通
り、エッジミラー17により、回折格子7aからと回折
格子7bからの回折光に二分され、それぞれヘテロダイ
ン干渉ビート信号としてセンサー19とセンサー21で
光電検出される。又、ビームスプリッター27で分岐さ
れる他方の光束はレンズ29を介してCCDカメラ30
に入射し、回折格子の像の観察用に用いている。センサ
ー21で得られるビート信号の交流成分IaはI0を振
幅として次のようになる。
【0059】 Ia=I0cos{(w12−w0)t+2Txa+(T1+T2)} ‥‥‥(20) 又、センサー19で得られるビート信号の交流成分Ib
は次のようになる。
【0060】 Ib=I0cos{(w12−w0)t+2Txb+(T1+T2)} ‥‥‥(21) (20),(21)式で表せるビート信号の位相差△T
は、収差による位相変化の項T1,T2はなくなり、 △T=2(Txa−Txb) =2T△x ‥‥‥(22) ここで、T△xは回折格子7aと7bのx方向の相対的
位置ずれ量△xに伴う位相変化で、 T△x=4π△x/p ‥‥‥(23) である。従って、回折格子7a,7bの相対的な位置ず
れ量△x、すなわちn回目の露光で焼き付けられた回路
パターンとn+1回目の露光で焼き付けられた回路パタ
ーンの位置ずれを次式により求めることができる。
【0061】 △x=△T・p/(4π) ‥‥‥(24) 図7は本発明の実施例4の要部概略図である。本実施例
では、半導体素子の製造過程の露光装置でウエハ面上の
2層のパターンの重ね合わせ精度を測定する場合を示し
ている。実施例3と同じ機能をする要素については同じ
部番を付けている。
【0062】図7において、1は単一周波数レーザ、3
1はビームスプリッター、24はミラー、7aはn回目
の半導体露光プロセスでウエハ6上に形成された回折格
子パターン、7bはn+1回目の露光プロセスでウエハ
6上に形成された回折格子パターン、11,12は音響
光学素子、25はレンズ、26はミラー、27はビーム
スプリッター、29はレンズ、30はCCDカメラ、2
8はレンズ、17はエッジミラー、18,20はレン
ズ、19,21はセンサー、22は位相差計、35はウ
エハステージである。
【0063】本実施例において、単一周波数レーザ1か
ら出射した周波数f0(角周波数w0)の光L1はビー
ムスプリッター31で2つの光束に分割している。この
うち反射光L2はレンズ25をとおり、ウエハ6に所定
角度(入射角α)で入射する。
【0064】一方、ビームスプリッター31を透過した
光L3はミラー24で偏向されz軸に関して対称な入射
角(−α)でウエハ6に入射する。レンズ25の焦点位
置にウエハ6が設置してあるため回折格子7a,7bか
らの±1次回折光はレンズ25を通った後、平行光にな
る。ミラー24で偏向された側の入射光L3の+1次回
折光は音響光学素子11で△f1だけ周波数シフトされ
る(周波数がf1に角周波数はw1)。又、他方の入射
光L2の−1次回折光は音響光学素子12で−△f2周
波数シフトされ結果、周波数がf0+△f2(周波数が
f1で角周波数w2)に変調される。
【0065】これら2光束はビームスプリッター27で
合成される。ビームスプリッター27からの一方の光は
レンズ28を介して、実施例1で示した通り、エッジミ
ラー17により、回折格子7aからと回折格子7bから
の回折光に二分され、それぞれヘテロダイン干渉ビート
信号としてセンサー19とセンサー21で光電検出され
る。又、ビームスプリッター27で分岐される他方の光
束はレンズ29を介してCCDカメラ30に入射し、回
折格子の像の観察用に用いている。
【0066】センサー21で得られるビート信号の交流
成分IaはI0を振幅として次のようになる。
【0067】 Ia=I0cos{(w1−w2)t+2Txa+(T1−T2)} ‥‥‥(25) 又、センサー19で得られるビート信号の交流成分Ib
は次のようになる。
【0068】 Ib=I0cos{(w1−w2)t+2Txb+(T1−T2)} ‥‥‥(26) (25),(26)式で表せるビート信号の位相差△T
は、収差による位相変化の項T1,T2はなくなり、 △T=2(Txa−Txb) =2T△x ‥‥‥(27) ここで、T△xは回折格子7aと7bのx方向の相対的
位置ずれ量△xに伴う位相変化で、 T△x=4π△x/p ‥‥‥(28) である。従って、回折格子7a ,7bの相対的な位置
ずれ量△x、すなわちn回目の露光で焼き付けられた回
路パターンとn+1回目の露光で焼き付けられた回路パ
ターンの位置ずれを次式により求めることができる。
【0069】 △x=△T・p/(4π) ‥‥‥(29) 尚、本実施例は先の実施例2,3に比べてレンズ25の
NA(Numerical Aperture)を小さくする事ができ、収差
をより少なくすることが可能になるという利点がある。
【0070】図8は本発明の実施例5の要部概略図であ
る。本実施例はX線を用いた半導体素子製造用の露光装
置に適用した場合を示している。図5の実施例2と同じ
機能をする要素については同じ部番を付けている。
【0071】又、図9は本実施例におけるマスク40上
のアライメントマークである回折格子41とウエハ6上
のアライメントマークである回折格子7と入射光スポッ
ト42との関係を示した説明図である。本実施例では、
マスク40とウエハ6の間にはZ方向に10から30μ
mのギャップがあり、又回折格子41と回折格子7はY
方向にわずかにずれており重なっていない。
【0072】図8において、1は単一周波数レーザ、2
4はミラー、41はマスク40上の反射型回折格子、7
はウエハ6上に形成された回折格子、11,12は音響
光学素子、25はレンズ、26はミラー、27はビーム
スプリッター、29はレンズ、30はCCDカメラ、2
8はレンズ、17はエッジミラー、18,20はレン
ズ、19,21はセンサー、22は位相差計、35はウ
エハステージ、42はマスク制御系、43ウエハステー
ジ制御系、44は中央信号処理制御部ある。
【0073】本実施例において、単一周波数レーザ1か
ら出射した周波数f0の光はミラー24で偏向されレン
ズ25をとおり、マスク40及びウエハ6に垂直に入射
する。レンズ25の焦点位置近傍にマスク40とウエハ
6が設置してあるため回折格子41,7からの±1次回
折光はレンズ25を通った後、平行光になる。+1次回
折光は音響光学素子11で△f1だけ周波数シフトさ
れ、その結果周波数がf0+△f1(角周波数w1)に
なり、−1次回折光は音響光学素子12で△f2だけ周
波数シフトされその結果周波数がf0+△f2(角周波
数w2)に変調される。
【0074】両光束はビームスプリッター27で合成さ
れる。ビームスプリッター27からの一方の光はレンズ
28を介して、実施例1で示した通り、エッジミラー1
7により、回折格子41からと回折格子7からの回折光
に二分され、それぞれヘテロダイン干渉ビート信号とし
てセンサー19とセンサー21で光電検出される。又、
ビームスプリッター27で分岐される他方の光束はレン
ズ29を介してCCDカメラ30に入射し、回折格子の
像の観察用に用いている。センサー21で得られるビー
ト信号の交流成分IaはI0を振幅として次のようにな
る。
【0075】 Ia=I0cos{(w1−w2)t+2TxM+(T1−T2)} ‥‥‥(30) 又、センサー19で得られるビート信号の交流成分Ib
は次のようになる。
【0076】 Ib=I0cos{(w1−w2)t+2TxW+(T1−T2)} ‥‥‥(31) ここで、TxM ,TxWはそれぞれ回折格子41と回
折格子7の光学系の基準線からのずれ量xM,xWに伴
う位相変化で、回折格子のピッチをpとするとそれぞれ
TxM=4πxM/p,TxW=4πxW/pとなる。
【0077】(30),(31)式で表せるビート信号
の位相差△Tは、収差による位相変化の項T1,T2は
なくなり、 △T=2(TxM−TxW) =2T△x ‥‥‥(32) ここで、T△xは回折格子41と7のx方向の相対的位
置ずれ量△xに伴う位相変化で、 T△x=4π△x/p ‥‥‥(33) である。
【0078】従って、回折格子41、7の相対的な位置
ずれ量△x、マスクとウエハの相対的ずれ量を次式によ
り求めることができる。
【0079】 △x=△T・p/(4π) ‥‥‥(34) このΔXに相当する量だけ中央信号処理制御部44によ
りマスク制御系42およびウエハステージ制御系43に
駆動命令を送りマスクとウエハのアライメントを行う。
【0080】従来、音響光学素子の収差により生じる誤
差を除くためにアライメント光学系に関してマスク(あ
るいはウエハ)を高精度に位置決めする必要があった
が、本方式を用いるとアライメント光学系に対するマス
クとウエハの位置決めの許容値が広がることになる。
【0081】図12は本発明の実施例6の要部概略図で
ある。同図は半導体素子製造用の露光装置において装置
本体とウエハの位置ずれを検出するウエハアライメント
装置の概略図を示している。
【0082】図12において1は単一周波数レーザ、2
はコリメータレンズ、3はミラー、4は偏光ビームスプ
リッター、5a,5bはミラー、7は半導体露光プロセ
スでウエハ6上に形成され、アライメントマークとして
の回折格子パターン、5a,5bはミラー、9はミラ
ー、8はレンズ、10,15は偏光ビームスプリッタ
ー、11,12は音響光学素子、52,56はグラント
ムソンプリズム、53,55はレンズ、21はセンサ
ー、22は位相差計、57はCCDカメラ、35はウエ
ハステージ、58はステージ制御ユニットである。
【0083】単一周波数レーザ1から出射した周波数f
0の光はコリメータレンズ2を通り、偏光ビームスプリ
ッター4に入射する。このうちp偏光成分の光は透過
し、その後ミラー5bで偏向し、ウエハ6上の回折格子
7に照射する。このとき+1次回折光がウエハ6に対
し、垂直に回折するようにミラー5bを設定する。
【0084】一方、レーザ1から出射したs偏光成分の
光は偏光ビームスプリッター4で反射し、その後ミラー
5aで偏向し、回折格子に照射する。このとき−1次回
折光がウエハ6に対し垂直に回折するようにミラー4a
を設定している。又図15に示すようにコリメータレン
ズ2によって入射ビームは絞られており、ウエハ6上で
は回折格子7より少し大きいスポットになっている。
【0085】ここで偏光ビームスプリッター4で2つの
偏光成分の光に分離した後、回折格子によって再度合成
され、同一光路を通ることになる。この合成回折光は焦
点面がウエハ6になるようにレンズ8が設定されてお
り、平行光になった後、偏光ビームスプリッター10に
入射する。このとき1次回折光であるp偏光の光は偏光
ビームスプリッター10を透過し、音響光学素子11に
入射する。
【0086】音響光学素子11は図示しない発信器から
周波数f1の信号を送られており、音響光学素子11の
1次回折光は+f1だけ周波数変調される。一方偏光ビ
ームスプリッター10で反射するs偏光の−1次回折光
は音響光学素子12に入射し、図示しない第2の発信器
からの周波数f2の信号だけ1次回折光は周波数シフト
される。ミラー13,14及び偏光ビームスプリッター
15により再度合成され、更にグラントムソンプリズム
52で回折格子7からの±1次回折光は偏光方向を揃え
られた後、レンズ53を通る。レンズ53の焦点位置に
センサー21を設置している。前述した合成光はセンサ
ー21で光電変換され、ヘテロダインビート信号とな
る。このビート信号と、前述した2つの発信器の周波数
差(Δf1−Δf2)の周波数をもつ基準信号を位相差
計22に導入し、その位相差を検出する。
【0087】以下、回折光の位相又はビート信号の位相
について説明していく。周波数f0(角周波数:w0)
でp偏光の光の回折格子7からの+1次回折光の複素振
幅表示uarは次のように書ける。
【0088】 uar=u0exp[i{w0・t+Tx+Tp}] ‥‥‥(35) ここで、u0は光の振幅、Txは回折格子7の光学系の
基準線からのx方向の位置ずれ量xに伴う位相変化であ
り、回折格子7のピッチをpとしたとき Tx=2πx/p とかける。またTpはp偏光の光の初期位相である。
【0089】一方、周波数f0(角周波数:w0)でs
偏光の回折格子7からの−1次回折光の複素振幅表示u
alは次のようにかける。
【0090】 ual=u0exp[i{w0・t−Tx+Ts}] ‥‥‥(36) Tsはs偏光の光の初期位相である。(35),(3
6)式で表される回折光を音響光学素子11,12で周
波数変調した後の複素振幅表示はf1=f0+Δf1
(角周波数w1),f2=f0+Δf2(角周波数w
2) uar′=u0exp[i{w1・t+Tx+Tp}]‥‥‥(37) ual′=u0exp[i{w2・t−Tx+Ts}]‥‥‥(38) (37),(38)式で表される光束をテヘロダイン干
渉させてセンサー21で得られるビート信号の交流成分
IはI0を振幅として次のようになる。
【0091】 I=I0cos{(w1−w2)t+2Tx+(Tp−Ts)} =I0cos{2π(f1−f2)t+2Tx+(Tp−Ts)} ‥‥‥(39) 従って位相差計22で検出できる位相差ΔTはT0をオ
フセット量として ΔT=2Tx+T0 =4πx/p+T0 ‥‥‥(40) となる。(40)式より位相差からウエハの位置ずれを
求めることができる。オフセットT0は本発明の実施例
1で示した重ね合わせ精度測定装置等を用いて取り除く
ことができる。
【0092】又本実施例では回折格子7からの±1次回
折光のうち音響光学素子11,12を透過した光を干渉
させてCCDカメラ57で干渉縞をみることができる。
尚、音響光学素子11,12を透過する光なので周波数
はf0のままであり、静止した干渉縞を観察できる。こ
の干渉縞をみながら光学系、特にミラー5a,5b,1
3,14或は偏光ビームスプリッター4,10,15の
調整を行うことができる。
【0093】図13はこのときの干渉縞の例を示してお
り、図(A)はミラー5a,5bの設定不良で回折格子
への入射角で適切でなく、±1次回折光の回折方向がx
z面内でずれている場合である。
【0094】このときビート信号の振幅が小さくなり、
S/Nが悪くなる。更に図(B)では回折格子の格子配
列方向と入射方向がωz方向にもずれている場合であ
る。この干渉縞を見ながら図(C)のように干渉縞が1
本以下になり、かつ干渉縞の方向と格子の刻線方向が一
致するように調整すれば良い。音響光学素子11と12
で周波数変調された光を偏光ビームスプリッターで合成
した後のビームずれ量、交差角度は次のようになる。音
響光学素子11,12の透過光と1次の変調光の分離角
θは以下のようにかける。
【0095】θ=λfs/2v ‥‥‥(41) ここで、λは波長、fsは超音波周波数、vは超音波速
度である。通常、分離角θは10〜20mradであ
り、今、音響光学素子11に与える周波数f1を90.
1MHz、音響光学素子12に与える周波数f1を90
MHzとすると、音響光学素子11と12の分離角の差
は0.011〜0.012mradとなり、偏光ビーム
スプリッター15で合成後はこの値が交差角となる。偏
光ビームスプリッター15からセンサー21までの距離
を100mmとするとビームずれ量は約2μmとなり少
ない。従って音響光学素子の透過光を利用して光学系の
調整をすれば、ビート信号を形成する周波数変調された
2光束の調整が同時に行えることになる。
【0096】本実施例ではx方向の位置ずれ検出につい
て説明したが、90度回転させたマークをウエハに形成
しておき、それを本光学系を90度回転した系により同
様にy方向の位置ずれを検出することができる。
【0097】図14は本発明の実施例7の要部概略図で
ある。同図は半導体素子製造用の露光装置において装置
本体とウエハの位置ずれを検出するウエハアライメント
装置部の概略図を示している。
【0098】本実施例は実施例6に比べ2倍の位置ずれ
計測分解能を達成させるものである。実施例6ではウエ
ハの位置ずれに依存しない基準信号(比較信号)とウエ
ハ上の回折格子の±1次回折光を変調したのち干渉させ
て得られるビート信号の位相差を計測しているのに対
し、本実施例ではウエハの±1次回折光を周波数変調し
た後ビート信号の位相がウエハの位置ずれに対し互いに
反対の方向に変化するように2つのビート信号を形成
し、その2つのビート信号の位相差を計測している。
【0099】図14においてセンサー21aで検出され
るビート信号は実施例6においてセンサー21で検出さ
れる信号と同じであり、(39)式から I1=I0cos{2π(Δf1−Δf2)t+2Tx+(Tp−Ts)} ‥‥‥(42) となる。
【0100】音響光学素子11に入射するとΔf1の周
波数変調を受ける光とは透過光に対して対称な方向に−
Δf1の周波数変調を受ける光も出射する。同じく音響
光学素子12に入射するとΔf2の周波数変調を受ける
光とは透過光に対し対称な方向に−Δf2の周波数変調
を受ける光も出射する。回折光を音響光学素子11,1
2で−Δf1,−Δf2周波数変調した後の複素振幅表
示は、f1=f0−Δf1(角周波数w1)、f2=f
0−Δf2(角周波数w2)、 up=u0exp[i{2π(f0−Δf1)t+Tx+Tp}] ‥‥‥(43) us=u0exp[i{2π(f0−Δf2)t−Tx+Ts}] ‥‥‥(44) となる。この両光束を合成してセンサー21bで得られ
るビート信号は I2=I0cos{2π(Δf1−Δf2)t−2Tx+(Ts−Tp)} ‥‥‥(45) で表される。ここで(42)式,(45)式のビート信
号の位相差Δφは、 Δφ=4Tx+2(Tp−Ts) =8πx/p+2(Tp−Ts) ‥‥‥(46) となる。
【0101】(46)式より位相差からウエハの位置ず
れを求めることができる。(46)式では(40)式と
比べるとウエハの位置ずれxに対し、位相変化が2倍の
感度を有することが分かり、同じ位相差計(例えばロッ
クインアンプ)を用いた場合に2倍の分解能を達成でき
る。更に分解能を上げたい場合は公知の分解能向上方
法、例えば回折格子で回折させる回数を増やしたり、回
折次数の大きい回折光を使う等と併用することも可能で
ある。尚オフセットの2(Tp−Ts)は本発明の実施
例1で示した重ね合わせ精度測定装置等を用いて取り除
くことができる。
【0102】尚、本発明の各実施例ではマスクとウエハ
が近接している等倍の露光装置で説明したが、縮小投影
露光装置にも同様に応用可能である。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、単一周波
数レーザからのレーザ光を、位置ずれ検出マークである
2つの回折格子に波面収差を極力抑えた状態で照射し、
2つの回折格子からの±n次回折光を周波数変調し、周
波数変調した±n次回折光をヘテロダイン干渉させ、2
つの回折格子からの±n次回折光の干渉光をそれぞれ独
立に光電変換して2つの電気的なビート信号を生成さ
せ、この2つのビート信号の位相差から2つの回折格子
の相対的な位置ずれを検出することにより、位置ずれ量
の検出精度を向上させ位置ずれ検出マークと光学系との
間の位置決め許容量の大きい半導体素子製造用の露光装
置等に好適な位置ずれ検出装置を達成することができ
る。
【0104】特に、従来音響光学素子の波面収差の影響
で、位置ずれ検出マークである2つの回折格子を光学系
(位置ずれ検出装置)に対して高精度な位置決めが必要
であったが、本発明によれば、位置ずれ検出装置に対し
ての位置決め許容量が広がり、それぞれの回折格子の装
置本体に対する位置決めの必要がなくなり、高精度化、
低コスト化、高スループット化がはかれる等の効果があ
る。
【0105】又、本発明によれば干渉縞をみて、光学系
の微調整が行えるので光学系の調整が容易になる。更に
検出感度を2倍に上げることができ、位置ずれ検出分解
能を上げることができる、等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の要部概略図
【図2】図1の一部分の拡大説明図
【図3】図1の光路を展開した説明図
【図4】図1の一部分の拡大説明図
【図5】本発明の実施例2の要部概略図
【図6】本発明の実施例3の要部概略図
【図7】本発明の実施例4の要部概略図
【図8】本発明の実施例5の要部概略図
【図9】図8の一部分の拡大説明図
【図10】従来の位置ずれ検出装置の要部概略図
【図11】図10の一部分の拡大説明図
【図12】本発明の実施例6の要部概略図
【図13】図12における干渉縞の説明図
【図14】本発明の実施例7の要部概略図
【図15】本発明の実施例6,7におけるウエハ上の回
折格子と入射ビームスポットとの関係を示す説明図
【符号の説明】
1 単一周波数レーザ 2,8,16,18,20,25,29,53,59
レンズ 6 ウエハ 7,7a,7b,7a,41 回折格子 4,10,15 偏光ビームスプリッター 3,5a,5b,9,13,14 ミラー 11,12 音響光学素子 17 エッジミラー 19,21 センサー 22 位相差計 35 ウエハステージ 36,52,53a,53b,56 グラントムソン
プリズム 27 ビームスプリッター 40 マスク 57 CCDカメラ 58 ステージ制御系

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数f0の単一周波数のレーザ光を放
    射するレーザと回折格子と、該回折格子に該レーザ光を
    入射させる照明手段と、該回折格子からの回折光を周波
    数変調する周波数変調素子と、周波数変調した回折次数
    の異なる回折光を合成する合成手段と、合成した光を検
    出してビート信号を得る光電変換手段と、該ビート信号
    の位相を基に該回折格子の位置ずれを検出する信号処理
    系とから構成されることを特徴とする位置ずれ検出装
    置。
  2. 【請求項2】 周波数f0のレーザ光を放射するレーザ
    と、第1,第2の回折格子の2つの回折格子と、該2つ
    の回折格子に該レーザ光を入射させ±n次回折光を生成
    する照明手段と、該2つの回折格子からのn次回折光を
    周波数変調して周波数f1の光にする少なくとも1つの
    音響光学素子と、周波数変調したn次回折光と−n次回
    折光を合成する合成手段と、第1,第2の光電変換手段
    の2つの光電変換手段と、該第1の回折格子を該第1の
    光電変換手段の検出面に結像させ、該第2の回折格子を
    該第2の光電変換手段の検出面に結像させる結像光学系
    と、該第1の光電変換手段により得られる第1のビート
    信号と該第2の光電変換手段により得られる第2のビー
    ト信号の位相差を検出する位相差計とから構成されるこ
    とを特徴とする位置ずれ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの回折格子からの+n次回折光
    を周波数変調する第1の音響光学素子と−n次回折光を
    周波数変調する第2の音響光学素子とを有していること
    を特徴とする請求項2の位置ずれ検出装置。
  4. 【請求項4】 周波数f0のレーザ光を放射するレーザ
    と、該レーザ光を該回折格子に入射させ±n次回折光を
    生成する照明手段と、該回折格子からのn次回折光を周
    波数変調して周波数(f0+f1)の光を生成する第1
    の音響光学素子と、該回折格子からの−n次回折光を周
    波数変調して周波数(f0+f2)の光を生成する第2
    の音響光学素子と、該第1,第2の音響光学素子で生成
    した周波数がわずかに異なる該±n次回折光を合成する
    合成手段と、周波数|f1−f2|のビート信号を生成
    する光電変換手段と、周波数|f1−f2|の比較信号
    を生成する比較ビート生成手段と該ビート信号と該比較
    信号の位相差を検出する位相差計とから構成されること
    を特徴とする位置ずれ検出装置。
  5. 【請求項5】 物体上に回折格子を設け、該回折格子か
    らの回折光を利用して該物体の位置ずれを検出する際、
    周波数f0のレーザ光を放射するレーザと該回折格子に
    該レーザ光を入射させ±n次回折光を生成する照明手段
    と、該回折格子からのn次回折光を周波数変調して周波
    数(f0±f1)の光を生成する第1の音響光学素子
    と、該回折格子からの−n次回折光を周波数変調して周
    波数(f0±f2)の光を生成する第2の音響光学素子
    と、該第1,第2の音響光学素子で生成した周波数がわ
    ずかに異なる±n次回折光を合成する合成手段と共に周
    波数|f1−f2|のビート信号を生成する第1,第2
    の光電変換手段の2つの光電変換手段と、該第1の光電
    変換手段により得られる第1のビート信号と該第2の光
    電変換手段により得られる第2のビート信号の位相差を
    検出する位相差計とから構成されることを特徴とする位
    置ずれ検出装置。
  6. 【請求項6】 前記回折格子からの周波数の等しい回折
    光により生成される干渉縞を観察する干渉縞観察系を有
    し、該干渉縞を利用して光学系のアライメントを行うこ
    とを特徴とする請求項1,2,4又は5の位置ずれ検出
    装置。
  7. 【請求項7】 光源からの光を照明手段を介して第1,
    第2回折格子に入射させ、該2つの回折格子からの±n
    次回折光を音響光学素子を利用して周波数が僅かに異な
    る2つの光に周波数変調し、該2つの周波数変調した±
    n次回折光を合成手段で合成して、ヘテロダイン干渉の
    ビート信号を得、このうち該第1回折格子を介した光を
    第1光電変換素子に導光し、該第2回折格子を介した光
    を第2光電変換素子に導光し、該第1,第2光電変換素
    子より得られる第1,第2ビート信号の位相差を位相差
    計より検出し、該位相差計で得られる信号を用いて該第
    1回折格子と該第2回折格子との相対的な位置ずれ量を
    求めるようにしたことを特徴とする位置ずれ検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1回折格子からの+n次回折光を
    第1音響光学素子で周波数変調し、前記第2回折格子か
    らの−n次回折光を第2音響光学素子で周波数変調して
    いることを特徴とする請求項7の位置ずれ検出装置。
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