JPH07208314A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH07208314A
JPH07208314A JP6006179A JP617994A JPH07208314A JP H07208314 A JPH07208314 A JP H07208314A JP 6006179 A JP6006179 A JP 6006179A JP 617994 A JP617994 A JP 617994A JP H07208314 A JPH07208314 A JP H07208314A
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JP
Japan
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ignition
combustion engine
internal combustion
ignition timing
cylinder
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JP6006179A
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Tomohiko Otani
朝彦 大谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、複数の点火プラグを各気筒に備えた
内燃機関の点火時期制御装置に関し、一部の点火プラグ
に対応する点火系の故障を検知し、さらに点火時期を適
宜調整し排気温度の上昇を防止する事に依って、触媒の
破損を未然に防ぎ、また、燃費の悪化と排気ガス成分の
悪化を防止する事を目的とするものである。 【構成】各気筒に複数の点火プラグを備える内燃機関の
運転状態を計測し、適宜点火時期を決定し、制御,出力
する点火時期制御装置において、点火出力を適宜選択的
に遮断するか、或いは点火時期を選択的に基準値から変
位させ、その時の内燃機関の燃焼状態等に依って点火系
の異常を診断し、診断結果に応じて適宜点火時期を調整
する内燃機関の点火時期制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火時期制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境保護への社会的要請が高まる中、車
両の排出ガス成分を浄化する技術が各方面で盛んに開発
され、実用化されている。その中で、内燃機関に供給さ
れる混合気を確実に着火させる為に、各気筒に複数個の
点火プラグを装着し、各々に点火させる事に依って排出
ガス中の未燃ガスを低減する方法が周知である。
【0003】一方、それらの排気ガス成分浄化技術を確
立しても、各構成部品に故障が発生し、期待された機能
を果たさない状態に陥ったのでは意味がない。従ってそ
れらの故障を検知する方法に於いても種々提案が行われ
ている。例えば、点火時期制御装置の出力電圧が規定通
り点火コイルの駆動用トランジスターに正しく印加され
ているかどうかを観測し、診断する方法が広く一般的に
知られている。
【0004】ところがその方法に於いては、該トランジ
スター以降点プラグに至る箇所で故障が発生しても検出
不可能である、という欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各気筒に複数個の点火
プラグを備えて混合気に着火させる場合、1個の点火プ
ラグのみを備えた場合よりも着火性が良く、燃焼に要す
る時間は短くなる。従って、内燃機関が要求する要求点
火時期が異なる事となり、点火時期を制御する場合、複
数個の点火プラグを備えた場合の方が、1個の場合より
もやや遅角気味に点火制御信号を出力しなければならな
い。
【0006】ところがここで、複数の点火プラグを備え
た場合に於いて、各気筒に対し1個の点火プラグに対応
する点火制御信号出力手段(以下、点火系と称す)を除
いて、他に故障が発生して点火が行われなくなった場
合、態様としては各気筒に複数の点火プラグを有する内
燃機関の点火時期制御装置ではあっても、実質は各気筒
に1個の点火プラグを有するそれと何等変わる事はな
い。従って要求点火時期は複数点火プラグの時よりも進
角側になる。
【0007】しかるに、点火時期が複数点火プラグの時
のままに設定されていると、内燃機関としては遅い点火
時期に設定されている事となる。すなわち、上記の様な
故障が発生した場合、車両は相変わらず走行可能ではあ
るものの、複数の点火プラグを設けた事に依って得られ
るべき排気ガスの浄化効果が得られなくなるばかりでな
く、むしろ最適点火時期から遅角側へずれた事に依る燃
費の悪化や排出ガス成分の悪化を招き、更には遅い点火
時期による排気温度の上昇の結果、内燃機関の排気系に
設置された触媒の損傷を誘発する危険性があり、望まし
くない状況となる。
【0008】そこで、上記の様な一部の点火プラグに対
応する点火系の故障を検知し、さらに点火時期を適宜調
整し排気温度の上昇を防止する事に依って、触媒の破損
を未然に防ぎ、また、燃費の悪化と排気ガス成分の悪化
を防止する必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
する為になされたもので、その一態様としては各気筒に
複数の点火プラグを備える内燃機関と,該内燃機関の運
転状態を計測する内燃機関運転状態計測手段と,該内燃
機関の運転状態に応じて適宜点火時期を決定する点火時
期制御手段と,該点火時期に応じて点火出力信号を生成
する点火信号生成手段と,該点火信号生成手段と前記点
火プラグとに接続され、該点火出力信号を伝達・増幅す
る点火制御信号出力手段と、によって構成される内燃機
関の点火時期制御装置に於いて、前記点火制御信号出力
手段は、前記内燃機関の動作中に起動される事が可能な
点火出力遮断手段を有する事を特徴としてなる内燃機関
の点火時期制御装置が提供される。
【0010】前記点火出力遮断手段は、各気筒の点火プ
ラグに対し、選択的に点火を遮断する事が可能な構成で
ある事が好ましい。
【0011】前記内燃機関の燃焼状態を検知する燃焼状
態検知手段を合わせて持ち、前記点火時期遮断手段が起
動され、点火が選択的に遮断されている期間の少なくと
も一部の期間に於いて前記内燃機関の燃焼状態を検知
し、該検知結果に応じて、前記点火信号生成手段、或い
は前記点火制御信号出力手段の異常を診断する事が好ま
しい。
【0012】前記点火制御信号出力手段の異常を検知し
た場合、予め決められた基本点火時期を変位させる事が
好ましい。
【0013】また別の態様としては、各気筒に複数の点
火プラグを備える内燃機関と,該内燃機関の運転状態を
計測する内燃機関運転状態計測手段と,該内燃機関の運
転状態に応じて適宜点火時期を決定する点火時期制御手
段と,該点火時期に応じて点火出力信号を生成する点火
信号生成手段と,該点火信号生成手段と前記点火プラグ
とに接続され、該点火出力信号を伝達・増幅する点火制
御信号出力手段と、によって構成される内燃機関の点火
時期制御装置に於いて、前記内燃機関の各気筒の点火プ
ラグに対する点火時期を、予め決められた基本点火時期
から選択的に所定量だけ変位させる事が可能な点火時期
変位手段と、該点火時期変位手段により点火時期が基本
点火時期から変位している期間の少なくとも一部の期間
に、前記内燃機関の諸パラメータを検知・計測する諸パ
ラメータ計測手段と,前記諸パラメータの略基準値と,
前記諸パラメータと前記略基準値とを比較する比較手段
と,該比較結果に応じて、前記点火信号生成手段、或い
は前記点火制御信号出力手段の異常を診断する手段と、
を備えてなる事を特徴とする内燃機関の点火時期制御装
置が提供される。
【0014】なお、前記諸パラメータは、前記内燃機関
の燃料消費に関するものを含む事が好ましい。
【0015】また、前記諸パラメータは、前記内燃機関
の回転数変動に関するものを含む事が好ましい。
【0016】また、前記諸パラメータは、前記内燃機関
の燃焼状態に関するものを含む事が好ましい。
【0017】また、前記諸パラメータは、前記内燃機関
の発生出力に関するものを含む事が好ましい。
【0018】また、前記諸パラメータは、前記内燃機関
の排気ガス温度に関するものを含む事が好ましい。
【0019】更に、前記点火制御信号出力手段の異常を
検知した場合、予め決められた基本点火時期を変位させ
る事が好ましい。
【0020】また別の態様としては、各気筒に複数の点
火プラグを備える内燃機関と,該内燃機関の運転状態を
計測する内燃機関運転状態計測手段と,該内燃機関の運
転状態に応じて適宜点火時期を決定する点火時期制御手
段と,該点火時期に応じて点火出力信号を生成する点火
信号生成手段と,該点火信号生成手段と前記点火プラグ
とに接続され、該点火出力信号を伝達・増幅する点火制
御信号出力手段と、によって構成される内燃機関の点火
時期制御装置に於いて、前記内燃機関の運転状態に応じ
て、適宜燃料混合気の空燃比を調整し、該混合気を前記
内燃機関に供給する燃料混合気供給手段と、所定の運転
領域に於いて各気筒に供給する空燃比を選択的に変位さ
せる、気筒別空燃比変位手段と,前記内燃機関の燃焼状
態を検知する燃焼状態検知手段と、を持ち、前記気筒別
空燃比変位手段が空燃比を選択的に変位させている期間
の内、少なくとも一部の期間に於いて前記燃焼状態検知
手段に依って前記内燃機関の燃焼状態を検知し、該検知
結果に応じて前記点火信号生成手段、或いは前記点火制
御信号出力手段の異常を診断する手段を有する内燃機関
の点火時期制御装置が提供される。
【0021】前記点火制御信号出力手段の異常を検知し
た場合、予め決められた基本点火時期を変位させる事が
好ましい。
【0022】
【作用】本発明によれば、各気筒に複数の点火プラグを
備える内燃機関用の点火時期制御装置に於いて、一部の
点火系に故障が発生した場合でもこれを検出する事がで
き、また点火時期も適宜調整する事ができるので、排気
温度の上昇を防止し、触媒の破損を未然に防ぎ、また、
燃費の悪化と排気ガス成分の悪化を防止する事ができ
る。
【0023】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について説
明する。
【0024】図1は本発明の実施例のシステム構成を示
す。
【0025】1は中央演算装置であり、エアクリーナ1
8を通り、スロットル弁16及びアイドル回転数制御バ
ルブ(以下ISCバルブと称す)12を介して内燃機関
に吸入される空気量を計量する吸入空気量センサー2,
スロットル弁16の開度を計測するスロットル弁開度セ
ンサー5,内燃機関のフライホイールに設けられたリン
グギヤ31から回転情報とクランク角度を検出するクラ
ンク角センサー30,内燃機関の冷却水温を計測する冷
却水温度センサー3、及び排気ガスの成分を測定する空
燃比センサー6などから内燃機関の運転状態を検出する
機能を備えている。
【0026】また該中央演算装置1では、点火時期を制
御する為に点火プラグ15a,15bに配電するディスト
リビュータ14を介して、点火コイル13から供給され
る点火信号のタイミングを決定する機能も備えている。
【0027】点火時期θA は(図2,図3参照)、各気筒
の基準クランク角度位置信号201が示す基準クランク
角度位置θB からの角度幅として以下の通り計算され
る。
【0028】
【数1】θA =f(N,L)+θk f(N,L):基準点火時期(図4参照) θk :補正項 N :内燃機関の回転数 L :内燃機関の負荷 通電角θD は、以下の通り計算される。
【0029】
【数2】θD =N・KBB :電圧補正項(図5参照) この様に計算された点火時期θA と通電角θB は、クラ
ンク角センサー30から得られた角度信号203を計数
する事により実現される。これにつき図2と図3に従い
説明する。
【0030】内燃機関1は回転毎に1回、基準気筒のB
TDCθB に出力される基準信号202を始点として角
度信号203を計数し、所定計数時毎に出力を反転する
事で各気筒の基準クランク角度位置信号201を生成す
る。一方、このθB から別途角度信号203の計数を開
始し、θA −θD だけ経過した時点で点火コイル13へ
の通電を開始する。そこからθD 経過した時点で通電を
遮断する事により、点火が得られる。204は通電電流
波形を示す。
【0031】更に該中央演算装置1では、燃料タンク1
1から燃料ポンプ10にて送出され、燃料圧レギュレー
タ9で燃圧を制御された燃料をインジェクター8から噴
射し、内燃機関に供給する空燃比を適宜制御する機能も
備えている。
【0032】インジェクター8は所定クランク角度毎に
所定時間(Ti)のパルス幅の間燃料を噴射するもので
あり、該パルス幅は以下の式に依って計算される。
【0033】
【数3】Ti=K×Tp×α+Tb α :空燃比制御量 Ti:燃料噴射パルス幅 Tp:基本燃料噴射量(下記数4参照) Tb:無効噴射パルス幅 K :補正係数
【0034】
【数4】Tp=Qa/N Qa:空気流量 N :内燃機関の回転数 なお、無効パルス幅Tbとは、インジェクター噴射量特
性Qfの無効パルス幅補正項である(図6参照)。また
補正係数Kはα=1.0 とした場合に空燃比が目標値付
近となる様に全運転領域で補正を行う係数である(図7
参照)。
【0035】図8は本発明の特許請求の範囲の請求項1
から3の実施例に於いて、点火系の構成に付いて示して
いる。301は内燃機関の運転状態を計測する上で必要
な入力信号群を示す。具体的には、吸入空気量センサー
2,スロットル弁開度センサー5,クランク角センサー
30,冷却水温度センサー3,空燃比センサー6などで
ある。これらの信号を入力し、前記数1,数2から点火
時期θA ,通電角θDを演算処理部300で決定する。
θA ,θD に応じた信号が、点火出力遮断部302を介
して出力回路303a,303bに供給される。それぞ
れの出力回路は点火コイル13a,13bを駆動するパ
ワートランジスタ23a,23bに接続される。点火コ
イルに生成された点火信号は、ディストリビュータ14
a,14bに依って各気筒の点火プラグ304,30
5,306等々に与えられる。各気筒は2つずつ点火プ
ラグを持ち、それぞれは図の如く独立した点火系で駆動
される。さて、点火出力遮断部302ではそれぞれの独
立した2系統の点火系を、別々に、選択的に断続可能な
機能を持っている。通常は接続状態であるが、前記演算
処理部300で検出した運転状態を予め記憶された運転
領域条件と比較する事により点火出力を遮断するか否
か、どちらの点火系を遮断するかを決定する。
【0036】ここで、点火出力遮断部302は前記演算
処理部300から前記内燃機関の運転状態などの情報を
入手できる構成になっている事は言うまでもない。これ
は具体的には、前記演算処理部300も点火出力遮断部
302も一つのマイクロコンピュータ内のソフトウェア
構成部としてそれぞれを動作させれば、容易にその構成
を実現できる。また前記演算処理部300は、記憶媒体
に接続されている事は言うまでもない。これは後ほど図
10にて説明する。
【0037】図9では、図8で示した構成の実行手順を
示す。
【0038】これは例えば、一系統の点火系に故障が発
生した場合、もう一方の点火系の点火出力を一時的に遮
断してやると、その機関は実際に失火したのと同じ事が
発生する為に、内燃機関の燃焼状態、すなわち失火した
かどうかを検知すれば一系統の故障も検知できるという
ものである。
【0039】まず、ステップ310で前記内燃機関の運
転状態を読み込む。次にステップ311で、その運転状
態が点火の遮断を実行するのに適した領域にあるかどう
かの検証を行う。検証結果を受けて、ステップ312で
点火の遮断を実行するか否かを決定する。実行しないと
決定した場合は、通常の点火時期制御を実行する(ステ
ップ319)。一方、実行すると決定した場合はステッ
プ313へ移行し、点火を遮断する気筒を選択する。こ
れは、この一連の手順を各点火周期以内に繰り返し実行
し終了させる様にし、点火系統のみならず、気筒までも
選択的に点火を遮断できる様にしたものである。ステッ
プ313で点火を遮断する気筒ではないと判断した場合
は、通常の点火時期制御を実行する(ステップ31
9)。点火を遮断する気筒であると判断した場合はステ
ップ314へ移行し、どの点火系統を遮断するかを決定
する。そして、次のステップ315では、前記ステップ
314で選択した点火系統を遮断する。点火の遮断を開
始したら、次のステップ316で内燃機関の燃焼状態を
検出する。これは例えば、内燃機関の回転数変動から気
筒の失火状態を検出する方法が用いられるが、無論方法
はこれに限られるものではない。次にステップ317
で、前記ステップ316で検出した燃焼状態が失火状態
に値するかどうかの検証を行う。ここで失火状態である
と判定された場合は、ステップ318の異常判定部で、
点火を遮断した系統とは別の系統に異常があるものと判
定し、ステップ320で前記点火遮断を停止して点火信
号を復帰させた上で当該気筒の点火時期を所定量進角さ
せる。逆に前記ステップ316で検出した燃焼状態が失
火状態に値しないとステップ317で判定された場合
は、点火を遮断した系統とは別の系統に異常は無いもの
と判定し、前記点火遮断を停止して点火信号を復帰させ
た上で一連の手順を終了するものである。
【0040】図10では前記演算処理部300と点火出
力遮断部302を構成する機能ブロック図の一例を示
す。301は前記内燃機関の該内燃機関の運転状態を計
測する上で必要な入力信号群である。92は入力回路9
1にてノイズ分などを除去された入力信号群301をA
/D変換するA/D変換部、93はそのA/D変換結果
を取り込み、94に記憶された所定の手順に応じて順次
演算処理を行いその結果を出力処理する中央演算部、9
5はその演算結果や前記A/D変換結果を一次保管する
記憶装置、96は点火出力回路30a,30bを含む出
力回路群、97は点火出力制御信号などの制御出力信号
群である。
【0041】図11では特許請求の範囲の請求項4に対
応する一実施例の手順を示す。これは、前記内燃機関の
燃焼状態を検知する燃焼状態検知手段を備えた場合の実
施例である。すなわちこれは、複数の点火プラグが正常
に機能している場合と、一つの点火プラグしか働いてい
ない場合とでは要求点火時期が違う事を利用した物であ
り、後者の要求点火時期の方が前者のそれに比べて進角
側にずれているので、逆に言えば一つの点火プラグしか
働いていない場合は、内燃機関は遅い目の点火時期で動
作する事になる。この場合、そこから少々進角してもノ
ッキングは発生しないが、正常な場合は同じ様に進角し
てはノッキングが発生するので、この違いを利用して一
系統の故障を検知するものである。
【0042】まず、ステップ410で前記内燃機関の運
転状態を読み込む。次にステップ411で、その運転状
態が点火時期の進角を実行するのに適した領域にあるか
どうかの検証を行う。検証結果を受けて、ステップ41
2で点火時期の進角を実行するか否かを決定する。実行
しないと決定した場合は、通常の点火時期制御を実行す
る(ステップ419)。一方、実行すると決定した場合
はステップ413へ移行し、点火時期を進角する気筒を
選択する。これは、この一連の手順を各点火周期以内に
繰り返し実行し終了させる様にし、点火系統のみなら
ず、気筒までも選択的に点火時期を進角できる様にした
ものである。ステップ413で点火時期を進角する気筒
ではないと判断した場合は、通常の点火時期制御を実行
する(ステップ419)。点火時期を進角する気筒であ
ると判断した場合はステップ414へ移行し、どの点火系
統の点火時期を進角するかを決定する。そして、次のス
テップ415では、前記ステップ414で選択した点火
系統の点火時期を進角する。点火時期の進角を開始した
ら、次のステップ416で内燃機関の燃焼状態を検出す
る。これは例えば、内燃機関のノッキングの状態を検出
する方法が用いられるが、無論方法はこれに限られるも
のではない。次にステップ417で、前記ステップ41
6で検出した燃焼状態がノッキング状態に値しないかど
うかの検証を行う。ここでノッキング状態では無いと判
定された場合は、ステップ418の異常判定部で、点火
時期を進角した系統とは別の系統に異常があるものと判
定し、ステップ420で前記点火時期の進角を停止して
通常の点火時期に一旦復帰させた上で当該気筒の点火時
期を所定量進角させる。逆に前記ステップ416で検出
した燃焼状態がノッキング状態に値するとステップ41
7で判定された場合は、点火時期を進角した系統とは別
の系統に異常は無いものと判定し、前記点火時期の進角
を停止した上で一連の手順を終了するものである。
【0043】図12では、前記内燃機関の燃焼状態の他
に該内燃機関の回転数の変動と、燃料消費と、発生出
力,排気温度を計測する各手段を備えた場合の実施例で
ある。すなわちこれは、図11と同様に複数の点火プラ
グが正常に機能している場合と、一つの点火プラグしか
働いていない場合とでは要求点火時期が違う事を利用し
たものである。後者の要求点火時期の方が前者のそれに
比べて進角側にずれているので、逆に言えば一つの点火
プラグしか働いていない場合は、内燃機関は遅い目の点
火時期で動作する事になる。この場合、そこから更に遅
角すると、燃焼が不安定になり燃焼状態が悪化したり、
或いは発生出力が低下したり、また燃料消費率が悪化し
たり、発生トルクが低下したり、更には排気温度が上昇
したりするが、正常な場合は同じ様に遅角してもそれら
の要素に大きな悪化は見られない。この違いを利用して
一系統の故障を検知するものである。
【0044】まず、ステップ510で前記内燃機関の運
転状態を読み込む。次にステップ511で、その運転状
態が点火時期の遅角を実行するのに適した領域にあるか
どうかの検証を行う。検証結果を受けて、ステップ51
2で点火時期の遅角を実行するか否かを決定する。実行
しないと決定した場合は、通常の点火時期制御を実行す
る(ステップ519)。一方、実行すると決定した場合
はステップ513へ移行し、点火時期を遅角する気筒を
選択する。これは、この一連の手順を各点火周期以内に
繰り返し実行し終了させる様にし、点火系統のみなら
ず、気筒までも選択的に点火時期を遅角できる様にした
ものである。ステップ513で点火時期を遅角する気筒
ではないと判断した場合は、通常の点火時期制御を実行
する(ステップ519)。点火時期を遅角する気筒であ
ると判断した場合はステップ514へ移行し、どの点火系
統の点火時期を遅角するかを決定する。そして、次のス
テップ515では、前記ステップ514で選択した点火
系統の点火時期を遅角する。点火時期の遅角を開始した
ら、次のステップ516aで内燃機関の燃焼状態を、ス
テップ516bで内燃機関の回転数変動を、ステップ5
16cで内燃機関の燃料消費を、ステップ516dで内
燃機関の発生出力を、ステップ516eで排出ガス温度
を検出する。これは例えば、内燃機関の燃焼状態として
は、ステップ516bの回転変動を共用して燃焼状態が
悪化、或いは失火状態であるかを判定しても良いし、或
いは別途、気筒内圧力センサーを備えて該信号を取り込
み、その信号状態から燃焼状態を判定しても良いが、無
論、それらに限られるものではない。また、内燃機関の
回転数変動を計測する方法としては、所定時間毎に取り
込んだ回転数情報の差分から得るものが一般的である。
発生出力の計測方法としては、別途、発生トルクを検出
するトルクセンサーを備えて該信号を取り込み、その信
号状態から発生トルクを検知する方法があるが、無論こ
れに限られるものではない。また燃料消費を検出する方
法としては、所定距離、或いは所定時間に要した燃料噴
射量から検出できるが、これも該方法に限られる物では
ない。次にステップ517で、前記ステップ516aか
ら516eで検出した各検出値を予め記憶しておいた略
基準値と比較検証する。検証の結果、前記検出値の何れ
かが前記略基準値に対して大きく悪化している結果とな
った場合は、ステップ518の異常判定部で、点火時期
を遅角した系統とは別の系統に異常があるものと判定
し、ステップ520で前記点火時期の遅角を停止して通
常の点火時期に一旦復帰させた上で当該気筒の点火時期
を所定量進角させる。逆に前記検出値の何れもが前記略
基準値に対して大差無いと判定された場合は、点火時期
を遅角した系統とは別の系統に異常は無いものと判定
し、前記点火時期の遅角を停止した上で一連の手順を終
了するものである。
【0045】図13では特許請求の範囲の請求項10の
対応する一実施例の手順を示す。これは、例えば減速時
燃料カット時に於いて、排気ガス成分が著しく悪化しな
い程度に、ただし着火に必要な程度の燃料をある気筒に
対して強制的に供給する。一方その気筒に対して、複数
の点火プラグに対応する複数の点火系の内一つを残して
他の点火制御信号を遮断する。残された一つの点火系が
正常であればその気筒で着火が発生し、故障していれば
着火は発生しない。その差を燃焼状態検知手段で検知判
別し、点火の一系統の故障を検知するものである。
【0046】まず、ステップ610で前記内燃機関の運
転状態を読み込む。次にステップ611に於いて、減速
時に強制的に燃料を供給して良い状態に内燃機関がある
かどうかの検証を行う。該検証の結果燃料供給可能であ
ると判断され、且つステップ612で減速状態であると
判定された場合はステップ613へ移行する。逆の場合
は点火時期制御も、燃料制御も通常状態の制御を行う
(ステップ619a,619b)。一方、ステップ61
3へ移行した場合は、点火系の診断を行う気筒を選択す
る。これは、この一連の手順を各点火周期以内に繰り返
し実行し終了させる様にし、点火系統のみならず、気筒
までも選択的に診断できる様にしたものである。ステッ
プ613で点火時期を遅角する気筒ではないと判断した
場合は、点火時期制御も、燃料制御も通常状態の制御を
行う(ステップ619a,619b)。診断を実施する気
筒であると判断した場合はステップ614へ移行し、ど
の点火系統の点火信号を遮断するかを決定する。そし
て、次のステップ615aでは、前記ステップ614で
選択した点火系統の点火信号を遮断する。また、前記ス
テップ612で判定した様に現在前記内燃機関は減速状
態である事から、ステップ615bに於いて、通常の減
速時燃料制御に一旦移行する。次にステップ615cで
前記ステップ613で選択した気筒に対して所定の燃料
を供給する。次にステップ616に於いて前記内燃機関
の燃焼状態を検出する。これは例えば、前述のように、
別途気筒内圧力センサーやノックセンサーを備えて該信
号を取り込み、その信号状態から燃焼状態を判定しても
良いが、無論これらに限られるものではない。次にステ
ップ617で、前記ステップ616で検出した燃焼状態
の検証を行う。これは具体的には、診断対象の気筒で燃
焼が発生しているか否かという判定をするものである。
検証の結果、診断対象の気筒で燃焼が発生していると判
定した場合は点火を遮断した系統とは別の系統に異常は
無いものと判定し、前記点火遮断(ステップ615a)
を停止して点火信号を復帰させ、且つ特定気筒に燃料を
供給するのを停止した上で(ステップ615c)一連の
手順を終了するものである。一方、診断対象の気筒で燃
焼が発生していないと判定した場合は点火を遮断した系
統とは別の系統に異常があるものと判定し、前記点火遮
断(ステップ615a)を停止して点火信号を復帰さ
せ、且つ特定気筒に燃料を供給するのを停止した上で
(ステップ615c)当該気筒の点火時期を所定量進角
させるものである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば複
数の点火プラグを各気筒に備えた内燃機関の点火時期制
御装置に於いて、一部の点火プラグに対応する点火系の
故障を検知し、さらに点火時期を適宜調整し排気温度の
上昇を防止する事ができるので、触媒の破損を未然に防
ぎ、また、燃費の悪化と排気ガス成分の悪化を防止する
事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】点火時期制御信号とクランク角信号の関係の一
例を示す図である。
【図3】点火時期と通電角の説明図である。
【図4】基準点火時期設定例を示す図である。
【図5】通電角設定例を示す図である。
【図6】インジェクターの噴射量特性の例を示す図であ
る。
【図7】補正係数の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例の点火系構成図である。
【図9】本発明の一実施例の手順を示す図である。
【図10】演算装置の機能ブロック図である。
【図11】本発明の一実施例の手順を示す図である。
【図12】本発明の一実施例の手順を示す図である。
【図13】本発明の一実施例の手順を示す図である。
【符号の説明】
1…中央演算装置、13a,13b…点火コイル、15
a,15b…点火プラグ、300…演算処理部、302
…点火出力遮断部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 364 M Z F02P 5/15 9/00 304 B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各気筒に複数の点火プラグを備える内燃機
    関と、 該内燃機関の運転状態を計測する内燃機関運転状態計測
    手段と、 該内燃機関の運転状態に応じて適宜点火時期を決定する
    点火時期制御手段と、 該点火時期に応じて点火出力信号を生成する点火信号生
    成手段と、 該点火信号生成手段と前記点火プラグとに接続され、該
    点火出力信号を伝達・増幅する点火制御信号出力手段
    と、によって構成される内燃機関の点火時期制御装置に
    於いて、 前記点火信号生成手段、或いは点火制御信号出力手段
    は、前記内燃機関の動作中に起動される事が可能な点火
    出力遮断手段を有する事を特徴としてなる内燃機関の点
    火時期制御装置。
  2. 【請求項2】前記点火出力遮断手段は、各気筒の点火プ
    ラグに対し、選択的に点火を遮断する事が可能な構成で
    ある事を特徴とする請求項1に記載した内燃機関の点火
    時期制御装置。
  3. 【請求項3】前記内燃機関の燃焼状態を検知する燃焼状
    態検知手段を合わせて持ち、 前記点火時期遮断手段が起動され、点火が選択的に遮断
    されている期間の少なくとも一部の期間に於いて前記内
    燃機関の燃焼状態を検知し、 該検知結果に応じて、前記点火信号生成手段、或いは前
    記点火制御信号出力手段の異常を診断する手段を有する
    事を特徴とする請求項2に記載した内燃機関の点火時期
    制御装置。
  4. 【請求項4】各気筒に複数の点火プラグを備える内燃機
    関と、 該内燃機関の運転状態を計測する内燃機関運転状態計測
    手段と、 該内燃機関の運転状態に応じて適宜点火時期を決定する
    点火時期制御手段と、 該点火時期に応じて点火出力信号を生成する点火信号生
    成手段と、 該点火信号生成手段と前記点火プラグとに接続され、該
    点火出力信号を伝達・増幅する点火制御信号出力手段
    と、によって構成される内燃機関の点火時期制御装置に
    於いて、 前記内燃機関の各気筒の点火プラグに対する点火時期
    を、予め決められた基本点火時期から選択的に所定量だ
    け変位させる事が可能な点火時期変位手段と、 該点火時期変位手段により点火時期が基本点火時期から
    変位している期間の少なくとも一部の期間に、前記内燃
    機関の諸パラメータを検知・計測する諸パラメータ計測
    手段と、 前記諸パラメータの略基準値と、 前記諸パラメータと前記略基準値とを比較する比較手段
    と、 該比較結果に応じて、前記点火信号生成手段、或いは前
    記点火制御信号出力手段の異常を診断する手段と、を備
    えてなる事を特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  5. 【請求項5】前記諸パラメータは、前記内燃機関の燃料
    消費に関するものを含む事を特徴とする請求項4に記載
    した内燃機関の点火時期制御装置。
  6. 【請求項6】前記諸パラメータは、前記内燃機関の回転
    数変動に関するものを含む事を特徴とする請求項4に記
    載した内燃機関の点火時期制御装置。
  7. 【請求項7】前記諸パラメータは、前記内燃機関の燃焼
    状態に関するものを含む事を特徴とする請求項4に記載
    した内燃機関の点火時期制御装置。
  8. 【請求項8】前記諸パラメータは、前記内燃機関の発生
    出力に関するものを含む事を特徴とする請求項4に記載
    した内燃機関の点火時期制御装置。
  9. 【請求項9】前記諸パラメータは、前記内燃機関の排気
    ガス温度に関するものを含む事を特徴とする請求項4に
    記載した内燃機関の点火時期制御装置。
  10. 【請求項10】各気筒に複数の点火プラグを備える内燃
    機関と、 該内燃機関の運転状態を計測する内燃機関運転状態計測
    手段と、 該内燃機関の運転状態に応じて適宜点火時期を決定する
    点火時期制御手段と、 該点火時期に応じて点火出力信号を生成する点火信号生
    成手段と、 該点火信号生成手段と前記点火プラグとに接続され、該
    点火出力信号を伝達・増幅する点火制御信号出力手段
    と、によって構成される内燃機関の点火時期制御装置に
    於いて、 前記内燃機関の運転状態に応じて、適宜燃料混合気の空
    燃比を調整し、該混合気を前記内燃機関に供給する燃料
    混合気供給手段と、 所定の運転領域に於いて各気筒に供給する空燃比を選択
    的に変位させる、気筒別空燃比変位手段と、 前記内燃機関の燃焼状態を検知する燃焼状態検知手段
    と、を持ち、 前記気筒別空燃比変位手段が空燃比を選択的に変位させ
    ている期間の内、少なくとも一部の期間に於いて前記燃
    焼状態検知手段に依って前記内燃機関の燃焼状態を検知
    し、 該検知結果に応じて前記点火信号生成手段、或いは前記
    点火制御信号出力手段の異常を診断する手段を有する事
    を特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  11. 【請求項11】前記点火制御信号出力手段の異常を検知
    した場合、予め決められた基本点火時期を変位させる事
    を特徴とする請求項3,4,5,6,7,8,9または
    10に記載した内燃機関の点火時期制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150335A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Honda Motor Co Ltd 点火制御装置
JP2019152101A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 株式会社ケーヒン 内燃機関失火検出装置

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