JPH07208060A - 削岩機の削孔エネルギー評価値による岩盤発破作業及び支保構造の適正化方法 - Google Patents

削岩機の削孔エネルギー評価値による岩盤発破作業及び支保構造の適正化方法

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JPH07208060A
JPH07208060A JP6023240A JP2324094A JPH07208060A JP H07208060 A JPH07208060 A JP H07208060A JP 6023240 A JP6023240 A JP 6023240A JP 2324094 A JP2324094 A JP 2324094A JP H07208060 A JPH07208060 A JP H07208060A
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drilling
rock
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hole
rock mass
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JP6023240A
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Kuniichirou Miyashita
国一郎 宮下
Futoshi Kusumoto
太 楠本
Yasushi Izumitani
泰志 泉谷
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 削孔データを用いて発破作業及び支保構造の
適正化を図る。 【構成】 岩盤発破作業において、岩盤に削岩機で所定
の孔を削孔した際に前記削岩機に備えられた削孔データ
収集部10で前記孔の削孔データを収集する。削孔され
た各孔の削孔データを前記削岩機に搭載された演算部2
0に入力して各孔の削孔エネルギー値を算出する。これ
らの削孔エネルギー値と演算部20の記憶部21に格納
された岩盤強度あるいは岩盤分類データとを参照対比す
る。各孔に使用する火薬の事前設定装薬量の適否を確認
し、また収集された前記削孔エネルギー値に応じた装薬
量に修正する。これにより岩盤発破に要する火薬の使用
量を前記岩盤強度あるいは岩盤分類データに対応した適
正量に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は削岩機の削孔エネルギー
評価値による岩盤発破作業及び支保構造の適正化方法に
係り、特にトンネル掘削のように発破掘削を行うために
削岩機による削孔作業を行う工事に対して適用可能な削
岩機の削孔エネルギー評価値による岩盤発破作業及び支
保構造の適正化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中硬岩等の岩質のトンネル掘削作
業や明かり工事の岩盤ベッチカット作業では発破工法に
よる掘削が多く行われている。このとき発破を行う切羽
や露頭の岩盤内部の強度特性データは事前の地質調査等
により得られた全体的な地質資料によって把握されるの
が一般的である。また、実施工においては、たとえば発
破作業において火薬の装薬量をどの程度にするかとか、
覆工コンクリート巻厚や鋼製支保工のランクやピッチを
どの程度にするか等のトンネル支保構造にするかは事前
の設計及び施工計画に基づいているが、現場に合った微
妙な修正等については経験を積んだ担当職員や作業員の
感触あるいは掘削面の目視等に依るところが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため掘削対象岩盤
の地山性状が過大に評価された場合には、発破に使用さ
れる火薬量は多く見積もられ、過装薬となって予定の掘
削線(ある程度の余掘りを見込んだトンネル輪郭線で、
トンネル支払い線という。)より地山側に掘り込まれ、
過大な空間を形成することとなる。このような状態でト
ンネル2次覆工を行うと、所定の設計トンネル内空断面
を確保するための覆工コンクリートの食い込み量が増
し、工事コストが不必要に増えてしまうという問題があ
る。一方、地山性状が過少に評価された場合には、トン
ネル支払い線より小さな空間しか形成できず(これを
「当たりが生じる」という。)、追加の当たり発破作業
が必要になる等の問題がある。また、火薬の装薬量が少
ないと、地山の岩盤が適当に細かく破砕されず、大岩塊
が生じてしまうことがある。このためさらに大岩塊を小
割りする追加作業を行う手間も生じる。さらに過装薬発
破の場合には、周囲の岩盤の損傷が大きくなりやすく、
トンネル天端あるいは上半側壁部がゆるみ、崩落災害が
生じるおそれもある。
【0004】また、掘削直後に建て込まれる支保工の鋼
材ランクやピッチ等の支保工数量の決定も切羽の地質観
察の結果に基づいて行われている。この地質観察は直
接、切羽面や側壁、天端部の岩盤壁面を目視により観察
して行われるもので、岩盤の強度特性を定量的に把握す
ることはハンマーによる壁面の打撃以外は行われず、特
に手の届かない天端等の高所部についての正確なデータ
はほとんど得られていない。また、切羽奥部の地山状況
については情報が全くない状況で掘削が行われているの
が現状である。したがって地山性状に対応した支保構造
の選定が適切に行われていない場合も多く、切羽奥部に
弱層部等が存在しているような場合には壁面に過大な変
形が生じ、急きょ支保工の追加施工を行わなければなら
ないことも多い。
【0005】そこで、本発明は、削岩機により岩盤を削
孔する際に得られる削孔データを削孔エネルギー値とし
てその場で数値化し、その削孔位置の岩盤強度特性の相
対的な評価値としてとらえ、この評価値を発破作業及び
支保構造の選定、施工作業にリアルタイムにフィードバ
ックし、これらの作業の適正化を図るようにした削孔エ
ネルギー評価値による岩盤発破作業及び支保構造の適正
化方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、岩盤発破作業において、岩盤に削岩機で
所定の孔を削孔した際に前記削岩機に備えられた削孔デ
ータ収集部で前記孔の削孔データを収集し、削孔された
各孔の削孔データを前記削岩機に搭載された演算部に入
力して各孔の削孔エネルギー値を算出し、これらの削孔
エネルギー値と前記演算部の記憶部に格納された岩盤強
度あるいは岩盤分類データとを参照対比し、各孔に使用
する火薬の事前設定装薬量の適否を確認し、また収集さ
れた前記削孔エネルギー値に応じた装薬量に修正して岩
盤発破に要する火薬の使用量を前記岩盤強度あるいは岩
盤分類データに対応した適正量に設定するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、支保工建て込み作業において、岩盤
に削岩機で所定の孔を削孔した際に前記削岩機に備えら
れた削孔データ収集部で前記孔の削孔データを収集し、
削孔された各孔の削孔データを前記削岩機に搭載された
演算部に入力して各孔の削孔エネルギー値を算出し、こ
れらの削孔エネルギー値と前記演算部の記憶部に格納さ
れた岩盤強度あるいは岩盤分類データとを参照対比し、
前記岩盤に形成された掘削空間を支保する支保工の事前
設定数量の適否を確認し、また収集された前記削孔エネ
ルギー値に応じた支保工数量に修正して、前記掘削空間
を支保するのに要する支保工数量を前記岩盤強度あるい
は岩盤分類データに対応した適正量に設定するようにし
たことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、岩盤発破作業において、岩盤
に削岩機で所定の孔を削孔した際に前記削岩機に備えら
れた削孔データ収集部で前記孔の削孔データを収集し、
削孔された各孔の削孔データを前記削岩機に搭載された
演算部に入力して各孔の削孔エネルギー値を算出し、こ
れらの削孔エネルギー値と前記演算部の記憶部に格納さ
れた岩盤強度あるいは岩盤分類データとを参照対比し、
各孔に使用する火薬の事前設定装薬量の適否を確認し、
また収集された前記削孔エネルギー値に応じた装薬量に
修正して岩盤発破に要する火薬の使用量を前記岩盤強度
あるいは岩盤分類データに対応した適正量に設定するよ
うにし、削孔される岩盤の強度に応じてその削孔(主に
打撃による破壊)に要するエネルギーが比例して大きく
なることを利用して、削孔時に同時に岩盤奥部の岩盤強
度特性データを収集することができる。また、そのデー
タをリアルタイムで岩盤分類等の標準参照値と比較可能
な数値に変換し、その位置の岩盤強度特性の評価値とし
て使用し、その岩盤強度特性に応じた適正火薬使用量を
確認できるとともに、容易に設定変更可能なため常に適
正な発破作業を行うことができる。
【0009】また、支保工建て込み作業において、岩盤
に削岩機で所定の孔を削孔した際に前記削岩機に備えら
れた削孔データ収集部で前記孔の削孔データを収集し、
削孔された各孔の削孔データを前記削岩機に搭載された
演算部に入力して各孔の削孔エネルギー値を算出し、こ
れらの削孔エネルギー値と前記演算部の記憶部に格納さ
れた岩盤強度あるいは岩盤分類データとを参照対比し、
前記岩盤に形成された掘削空間を支保する支保工の事前
設定数量の適否を確認し、また収集された前記削孔エネ
ルギー値に応じた支保工数量に修正して、前記掘削空間
を支保するのに要する支保工数量を前記岩盤強度あるい
は岩盤分類データに対応した適正量に設定するようにし
たので、掘削空間を支保するのに岩盤表面の情報のみな
らず、岩盤奥部での状況も把握できるので、前もって支
保工数量の変更、追加を行え、安全な掘削作業を行うこ
とができるとともに、閉合後の完成断面の安全性も高い
ものとすることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明による削岩機の削孔エネルギー評
価値による岩盤発破作業及び支保構造の適正化方法の一
実施例を添付図面を参照して説明する。図1には本発明
による削孔エネルギー評価値を得るため、削孔データ収
集部10と、この削孔データ収集部10からの削孔デー
タによって削孔エネルギー評価値を算出する演算部20
と、削孔エネルギー評価値を所定の形式で表示可能な表
示部30とを主たる構成要素としたシステムの一例のシ
ステム概略構成図が示されている。本実施例では削岩機
として2台の油圧ドリフター1が搭載されたドリルジャ
ンボ2が一例として挙げられている。そしてこのドリル
ジャンボ2上の所定部位にこのシステムの各部が設けら
れている。なお、削岩機の形式は岩盤削孔方式が打撃を
主体としたタイプであれば、種々のものに適用できるこ
とは言うまでもない。
【0011】削孔データ収集部10として図2に示した
ようにドリルジャンボ2上のガイドシェル3及びガイド
シェル3に搭載された各油圧ドリフター1には削孔時に
おける岩盤削孔速度V、打撃数N、ピストン加速圧力
P、ピストン実ストローク長S等の削孔データを検出す
る各種センサーが取り付けられている。センサーとして
は岩盤削孔速度を検出するためにガイドシェル3に沿っ
て削孔方向にスライドする油圧ドリフター1のスライド
速度を検知するに位置検出用の光電センサ11が装着さ
れている。ロッドの打撃数Nを計数するためにカウンタ
用の位置センサ12が油圧ドリフター1内の所定位置に
セットされている。またピストン加速圧力Pを検出する
ために圧力センサ13が油圧ホース途中に装着されてい
る(図2、図3参照)。
【0012】各センサー11、12、13で検知された
各データは図1に示したように入力I/F(インタフェ
ース)15を介してA/D変換部16で所定のサンプリ
ング間隔でサンプリングされ、量子化されてディジタル
信号に変換され、ドリルジャンボ2に搭載された演算部
20を構成するパーソナルコンピュータに連続的に入力
されるようになっている。演算部20では岩石を破壊す
るのに要するエネルギーを算出する周知の算出式(式
1)により削孔エネルギーEvが算出される。このとき
油圧ドリフター1におけるピストン打撃エネルギーEを
得るために図3に模式的に示したピストンシリンダ及び
ピストンの各部のデータを使用している。
【0013】 EV=(E×N)/(V×AR) …(式1) EV:岩石を破壊するに要するエネルギー(削孔エネル
ギー) N :打撃数 V :削孔速度 AR :削孔断面積 E :ピストン打撃エネルギー E =(Pb・Ab− Pf・Af−F)×S Pb:ピストン前進行程中のピストン後面における平均
加速圧力 Pf: 〃 前面における平均
減速圧力 Ab:ピストン後部面積π×D2/4 D:ピストンの大径 Af: 〃 前部面積π×D2/4−πd2/4 d:ピストンの小径 F:ピストン前進行程中のピストンチャックその他回転
装置等の摩擦損失 S:シリンダー内のピストン実ストローク
【0014】図4(b)に示したようにトンネル切羽4
0の岩盤を削孔して得られた削孔データは、図4(a)
に示したように演算部20において孔奥行き方向に所定
のサンプリング間隔で採取された多数の瞬時値からなる
削孔エネルギー値として算出される。またこの瞬時値は
演算部20の積分回路によって積分して累積値としても
処理される。これにより1孔の削孔延長軸上の削孔エネ
ルギー分布及び1孔の削孔に要した総削孔エネルギー値
の計算結果が得られるようになっている。さらにこれら
のエネルギー値はもととなる削孔データの得られた孔の
周囲の岩盤の削孔エネルギー評価値として所定のランク
づけがなされる。このような削孔エネルギー分布を表示
部30のディスプレイで画面表示することで岩盤内の弱
部等の存在(図4(b)の符号Aで示した範囲)も削孔
エネルギー分布の変化として定量的に把握することがで
きる(図4(a)参照)。
【0015】なお、実際に岩盤を削孔するのに要した削
孔データを適正に計測するためには、ロッド空繰り時に
収集される初期データを取り除くことが必要である。こ
のためロッド6の先端が岩盤をとらえ、所要のピストン
加圧圧力が岩盤に対して作用し始める時点から削孔デー
タが採取されるようにすることが好ましい。たとえば油
圧ドリフター1のスライド機構にはロッド6が実際に岩
盤の削孔を開始した時点からデータを収集するようなト
リガー機構(図示せず)を組み込んでおくことが好まし
い。
【0016】また、削孔する各孔の位置を特定するため
にガイドシェル3及びガイドシェル3を支えるブーム4
の各可動軸部分にはそれぞれ削孔位置検出部25として
の位置検出センサが装着されている(図2参照)。本実
施例ではガイドシェル3とブーム4の各回動軸にはロー
タリエンコーダ25a、25bが組み込まれており、ブ
ーム4のリフト角、スイング角、ガイドシェル3のチル
ト角、ローテーション角をそれぞれ検出できるようにな
っている。
【0017】また、ブーム4およびガイドシェル3の切
羽方向へのスライド量を検出可能な位置センサ(トラン
スデューサ)25c、近接センサ(図示せず)もブーム
4とガイドシェル3の所定位置に装着されている。これ
らの削孔位置検出部25から得られた検出信号によりブ
ーム4及びガイドシェル3の水平、鉛直方向への移動量
(旋回角度及び延伸量)が算出され、トンネル切羽面4
0での削孔位置の座標が算出できるようになっている。
この削孔位置の座標はあらかじめ演算部20としてのパ
ーソナルコンピュータの記憶部21に記憶されていた削
孔パターンと対比され、その位置における各種削孔情報
を確認できるようになっている。この記憶部21におけ
る削孔パターンデータにより現在、削孔している孔の座
標位置が特定されると、当該孔に付されている孔番号が
決定され、その孔番号の削孔データが削孔データ収集部
10に入力されるようになっている。また、この検出角
度量、スライド量は各部を駆動する油圧ジャッキ等のア
クチュエータ24の運転指令部23にフィードバックさ
れ、一連の削孔パターンに基づき、ガイドシェル3を削
孔位置まで移動させることができる(図1参照)。
【0018】以下にこの評価値を用いて発破作業及び支
保作業の適正化を行う手順について以下に述べる。 (1)発破作業の適正化方法 削孔エネルギー値を用いて発破作業の適正化を図る手順
を図5のフローチャートにより簡単に説明する。まず、
削孔データを収集して所定の演算処理を行って削孔エネ
ルギー値を算出しておく(ステップ100、110)。
このとき削孔エネルギー値は1孔全長の削孔に要した削
孔エネルギー値を孔長で割った値をその孔の平均値とし
て設定しておく。ついで岩盤の評価ランクづけを行う
(ステップ120)。評価ランクは適用する岩盤分類と
削孔エネルギー値との相関関係及び適正な発破結果とな
る削孔エネルギー値と装薬量との相関関係を予備試験に
より把握しておき、該当する孔の削孔データから得られ
た値と比較して決定する。この評価値に基づき、設定さ
れている火薬装薬量を決定する。油圧削岩機に搭載した
パーソナルコンピュータ等の表示部のディスプレイ画面
31上には各孔の予定装薬量(火薬の本数)を掘削断面
図上に表示させておく。当初予定の評価ランクと異なる
評価ランクになった孔については、変更後の装薬量に修
正し、この変更値を○印等でマーキングして変更位置、
装薬量が表示部のディスプレイ画面上31に表示され、
逐次その変更状況が表示されるとともに、全孔の削孔終
了後、装薬量が変更になった孔についても表示部30の
ディスプレイ画面上31でその変更確認ができる(ステ
ップ130、140)。
【0019】このとき図2に示したようにドリルジャン
ボ2の操作部天井5上にはプロジェクター32が備えら
れている。このプロジェクター32はトンネル切羽面4
0に向けて各種の情報映像41を投影でき、たとえば対
応した削孔パターンを切羽全面に映し出すとともに、装
薬量(たとえば火薬本数)が孔位置の近くに投影するこ
とができる。これら投影データはパーソナルコンピュー
タ(演算部20)からの出力データと連動しているた
め、常に最新の更新データを映し出すことができる(ス
テップ150)。これにより削孔後、切羽で装薬、発破
作業を行う作業員がこの切羽面40に投影された装薬量
データ等の情報映像41を見ながら作業が行える(ステ
ップ160)。
【0020】また、演算部20のデータ処理部(図示せ
ず)にはニューラルネットワークやエキスパートシステ
ム等の学習ロジックを構築しておくことが好ましい。こ
の学習ロジックにより各孔で得られた削孔データと発破
後の壁面状態等を対応付けて評価した相関データを学習
データとして入力し、教師データとの比較学習を行って
いく。この学習結果をもとに以後の各種の発破作業に対
する装薬量と削孔エネルギー評価値との相関データの精
度を向上させ、より適正な評価値を設定できるようにす
ることが好ましい(ステップ170、180、19
0)。
【0021】(2)支保構造の適正化方法 a.切羽の削孔データ 切羽掘削において得られた削孔データのうち、図6に示
したようにトンネル切羽40の外周縁孔42についての
岩盤評価値を発破後の切羽40の地質観察結果に加え
て、岩盤の総合評価の一資料として反映させる。すなわ
ち、外周縁孔42の削孔により得られた削孔エネルギー
分布及び岩盤評価値を地質スケッチ上にプロットし、岩
盤内部の強度データを岩盤評価に反映させ、適用する支
保パターンの決定の一要素とする。また、トンネル切羽
40の奥部に流れ目状の弱部Aが存在するような場合に
は発破前にフォアパイリング等の先受け工が必要となる
ことも考えられる。このため外周縁孔42で得られた削
孔エネルギー分布の評価値をこの先受け工施工の要否判
断の資料として反映させることができる。
【0022】b.ロックボルトの削孔データ トンネルの切羽掘削において得られる削孔データと同様
の削孔データをロックボルト用孔44の削孔時にも収集
することが好ましい。このロックボルトはすでに掘削さ
れた部分の支保部材として施工されるので、掘削が完了
したトンネル部分(掘削空間)の支保工決定の参考デー
タとして反映させることはできないが、図7に示したよ
うにロックボルトを施工後、コンバージェンスメジャー
46等による内空変位の増加の確認、ロックボルト45
の軸力増加等の計測状況により、増打ちボルト等の補強
工が必要となった場合等にロックボルト長さやピッチ、
施工範囲等の決定を行うための判断資料として活用する
ことができる。すなわち、これらのデータによりトンネ
ルの進行に伴う諸現象の評価の一要素としての壁面奥部
の岩盤の強度特性が把握でき、岩盤状況をより適切に反
映した対応をとることが可能となる。 c.総合的な支保構造選定への適用 以上に述べた切羽の削孔データやロックボルトの削孔デ
ータを収集、解析して評価値を得て、この評価値を掘削
中の支保構造のみでなく、完成断面の安定性を確保する
支保構造の選定のために使用することもできる。たとえ
ば、たとえばNATMによって施工されているトンネル
の場合には、吹付コンクリートの吹付厚の決定や前述し
たロックボルトの建て込みピッチ、ボルト長さの決定、
また最終的な支保構造としての2次覆工コンクリートの
覆工厚や配筋パターン(配筋位置、鉄筋径)を選定する
こともできる。
【0023】図8、図9はトンネルの総合的な支保構造
の選定を行うために評価値を適用したトンネルの断面が
例示的に示されている。このトンネルでは掘削進行中の
トンネルの切羽奥部に弱部Aが広く分布している例が想
定してされている。図8に示したトンネル切羽40の外
周縁孔42から得られた削孔データと、図9に示したロ
ックボルト用孔44とから得られた削孔データとから切
羽前方の弱部Aの3次元的な分布状態が確認でき、また
それぞれの評価値から必要な支保構造を定量的に判断す
ることができる。
【0024】たとえば図8のIX(a)−IX(a)断面では
所定の内空断面を得るために2次覆工コンクリート51
a、鉄筋52aの配筋位置、吹付コンクリート50aの
吹付厚が図9(a)のような標準断面として設定されて
いたとする。このとき前述の削孔データから得られた評
価値により図8IX(b)−IX(b)断面、図9に示したよ
うな切羽奥部に広がる弱部Aの岩盤性状、分布範囲を3
次元的かつ定量的に把握することができる。そして得ら
れた評価値をもとに総合的な支保構造の選定を行える。
【0025】図9(b)に一例を示したように増し打ち
ロックボルト47の長さ、建て込み位置、吹付コンクリ
ート50bの吹付厚、2次覆工コンクリート51bの覆
工厚、鉄筋52bの配筋パターン等を決定することで、
トンネル施工時のみならず、トンネル完成断面の安定性
も確保することができる。以上の説明では弱部が存在し
た場合の補強に対する効果を中心に述べたが、逆に掘削
岩盤が当初設計したものより健全な場合には、選定され
る支保構造は簡略化されることは言うまでもない。
【0026】なお、削孔エネルギー評価値Evは、オン
ラインあるいはオフラインで事務所等に設置されている
パーソナルコンピュータ26等のホストコンピュータに
収録し、トンネル断面上のエネルギー分布図として各ロ
ックボルト施工断面について整理しておくことが好まし
い。そしてこのエネルギー分布図に加えて内空変位、ロ
ックボルト軸力等の計測データ、支保パターン等の設計
データ等とあわせて総合的な掘削状況の評価が行えるよ
うな形で処理することも好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、トンネルの切羽、輪郭線の掘削面の仕上がり
品質が向上し、使用火薬量の低減、追加の発破作業の減
少、覆工コンクリートの食い込み量の低減等が図れる
上、岩盤の強度特性を的確に反映した支保構造の選定、
施工において、施工中の安全を確保できるとともに、完
成トンネル断面の安定性に関する品質が向上し、安全上
も優れた掘削構造物を構築することが可能となる。
【0028】また、これまで経験と勘に頼るところの多
かった作業の標準値を定量的な数値で一般化して単純作
業に置き換えることができ、施工全体のシステム化、省
力化を図ることができ、経済的、工程的に大いに改善で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による削岩機の削孔エネルギー評価値に
よる岩盤発破作業及び支保構造の適正化方法におけるシ
ステムの一実施例を示したシステム概略構成図。
【図2】本発明の削岩機の削孔エネルギー評価値による
岩盤発破作業及び支保構造の適正化方法のトンネル切羽
での装置構成を示した装置概略構成図。
【図3】油圧ドリフター内のピストン部分の形状寸法を
説明した模式図。
【図4】トンネル切羽を削孔した状態での削孔エネルギ
ーの削孔深さ方向への分布の一例を示した説明図。
【図5】発破作業の適正化方法の作業手順の一例を示し
た作業フローチャート。
【図6】切羽削孔データによる支保構造の適正化方法の
一例を示したトンネル切羽位置の部分縦断面図。
【図7】ロックボルト削孔データによる支保工適正化方
法の一例を示したトンネル横断面図。
【図8】切羽削孔データによる支保構造の適正化方法の
一例を示したトンネル切羽位置の部分縦断面図。
【図9】岩盤性状に対応して総合的に決定された支保構
造パターンの一例を示した支保構造断面図。
【符号の説明】
2 ドリルジャンボ 3 ガイドシェル 4 ブーム 10 削孔データ収集部 20 演算部 21 記憶部 24 アクチュエータ 25 削孔位置検出部 30 表示部 31 ディスプレイ 32 プロジェクター 40 トンネル切羽 41 情報映像

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】岩盤に削岩機で所定の孔を削孔した際に前
    記削岩機に備えられた削孔データ収集部で前記孔の削孔
    データを収集し、削孔された各孔の削孔データを前記削
    岩機に搭載された演算部に入力して各孔の削孔エネルギ
    ー値を算出し、これらの削孔エネルギー値と前記演算部
    の記憶部に格納された岩盤強度あるいは岩盤分類データ
    とを参照対比し、各孔に使用する火薬の事前設定装薬量
    の適否を確認し、また収集された前記削孔エネルギー値
    に応じた装薬量に修正して岩盤発破に要する火薬の使用
    量を前記岩盤強度あるいは岩盤分類データに対応した適
    正量に設定するようにしたことを特徴とする削岩機の削
    孔エネルギー評価値による岩盤発破作業の適正化方法。
  2. 【請求項2】岩盤に削岩機で所定の孔を削孔した際に前
    記削岩機に備えられた削孔データ収集部で前記孔の削孔
    データを収集し、削孔された各孔の削孔データを前記削
    岩機に搭載された演算部に入力して各孔の削孔エネルギ
    ー値を算出し、これらの削孔エネルギー値と前記演算部
    の記憶部に格納された岩盤強度あるいは岩盤分類データ
    とを参照対比し、前記岩盤に形成された掘削空間を支保
    する支保工の事前設定数量の適否を確認し、また収集さ
    れた前記削孔エネルギー値に応じた支保工数量に修正し
    て、前記掘削空間を支保するのに要する支保工数量を前
    記岩盤強度あるいは岩盤分類データに対応した適正量に
    設定するようにしたことを特徴とする削岩機の削孔エネ
    ルギー評価値による支保構造の適正化方法。
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