JPH07205279A - 押出成型装置の冷却風供給装置 - Google Patents

押出成型装置の冷却風供給装置

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JPH07205279A
JPH07205279A JP567594A JP567594A JPH07205279A JP H07205279 A JPH07205279 A JP H07205279A JP 567594 A JP567594 A JP 567594A JP 567594 A JP567594 A JP 567594A JP H07205279 A JPH07205279 A JP H07205279A
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resin
cooling air
air supply
film thickness
die
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Sanemi Niimoto
実美 新本
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TOMY KIKAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂の偏肉のない均一な膜厚の適正な樹脂成
型を行なうことのできる押出成型装置の冷却風供給装置
を提供する。 【構成】 内部に供給される冷却エアをダイ8の吐出口
10からの吐出樹脂2の外周に噴出させる環状のノズル
孔23を設けるとともに、このノズル孔23に供給され
る冷却エアの供給量を調整するニードル弁29を設け、
前記吐出樹脂2の膜厚に基づいて前記ニードル弁29の
開度を制御する制御装置34を設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出成型装置の冷却風供
給装置に係り、特に押出機により供給されダイの吐出口
から吐出された溶融樹脂に冷却エアを噴出させて前記溶
融樹脂を冷却するための押出成型装置の冷却風供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出機によりホッパから投入さ
れる熱可塑性樹脂等の樹脂を密閉したシリンダ内で、ス
クリュコンベアで輸送しながら溶融させ、その後、前記
溶融樹脂を所定の形状を有するダイに向けて押出し、こ
のダイの吐出口から前記溶融樹脂を筒状に吐出して所望
のチューブラフィルムを成型する押出成型装置が多く用
いられている。
【0003】図7はこのような従来の押出成型装置を示
したもので、押出機1の上面には、所定の樹脂2をこの
押出機1内のシリンダ3内に供給するためのホッパ4が
取付けられており、この押出機1の内部には、前記ホッ
パ4から供給される樹脂2を押出口が形成されているヘ
ッド5に向けて搬送するスクリュコンベア6およびその
スクリュコンベア6からヘッド5に搬送される樹脂2を
溶融するためのヒータ(図示せず)が内蔵されている。
また、前記押出機1のヘッド5の上面には、上方に向か
って曲成された送給配管7が接続されており、この送給
配管7の先端部には、チューブラフィルム成形用のダイ
8の入口部9が着脱自在に接続されている。このダイ8
の上部には、前記溶融樹脂2を薄膜の筒状に吐出させる
環状の吐出口10が形成されており、このダイ8の前記
吐出口10の内側に開口するエア噴出口11が形成され
ている。また、前記ダイ8の下面には、前記エア噴出口
11に連通するエア供給口12が配設されており、この
エア供給口12からエアを送り、前記エア噴出口11か
らエアを噴出させて前記吐出口10から吐出される樹脂
2を吹膨させるようになされている。
【0004】また、前記ダイ8の上方近傍には、前記吐
出口10から筒状に吐出される樹脂2を冷却する冷却風
供給装置13が配設されており、さらに、前記ダイ8の
上方には、前記吐出口10から筒状に吐出される樹脂2
を平面状に折畳むように案内する一対の案内板14,1
4が配設されている。これら各案内板14の上部位置に
は、案内板14により折畳まれた平面状の樹脂2を引上
げ搬送する一対のピンチローラ15,15が配設されて
おり、このピンチローラ15の側方の下流側には、前記
樹脂2を巻取る巻取りローラ16が配設されている。
【0005】前記従来の押出成型装置においては、前記
押出機1のホッパ4から投入された所定樹脂2は、前記
スクリュコンベア6により搬送されながら、前記ヒータ
により溶融され、ヘッド5の押出口から押出され、続い
て送給配管7を介してダイ8の入口に送られる。そし
て、このダイ8により、前記溶融樹脂2を筒状に成形し
て前記吐出口10から上方に吐出するとともに、前記エ
ア供給口12からダイ8内にエアを送給して前記エア噴
出口11から所定の圧力でエアを溶融樹脂2からなる円
筒状のフィルム内に噴出させて樹脂2を吹膨する。この
吐出された樹脂2は、冷却風供給装置13から噴出され
る冷却エアにより冷却されて前記案内板14により徐々
に平面状に折畳まれながら、ピンチローラ15により引
上げられ、前記巻取りローラ16に巻取られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の押
出成型装置においては、冷却風供給装置13は、吹膨樹
脂2に対して均一に冷却エアを供給するものであり、前
記ダイ8の吐出口10の寸法精度に誤差が生じ、この吐
出口10の間隙寸法が均一でない場合には、前記ダイ8
の吐出口10から樹脂2を吐出させて成型を行なうと、
前記吹膨された樹脂2の膜厚が不均一になり、偏肉のあ
る樹脂2が成型されてしまうという問題があった。
【0007】そのため、従来から、ダイ8の吐出口10
部分に調整リング(図示せず)を配設し、この調整リン
グを手動で位置調整することにより、前記吐出口10の
間隙寸法を均一に調整できるようにしたものがあるが、
やはり、樹脂成型動作時における温度等により、吐出口
10部分の間隙寸法が変化してしまい、均一な膜厚を有
する適正な樹脂成型を行なうことができないという問題
を有している。
【0008】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、樹脂の偏肉のない均一な膜厚の適正な樹脂成型
を行なうことのできる押出成型装置の冷却風供給装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る押出成型装置の冷却風供給装置は、所定の
溶融樹脂を所定形状に成型吐出させる吐出口が形成され
たダイを配設してなる押出成型装置の前記ダイの近傍に
ダイから吐出される樹脂に対して冷却エアを噴出させる
押出成型装置の冷却風供給装置において、内部に供給さ
れる冷却エアを前記吐出口からの吐出樹脂の外周に噴出
させるノズルを設けるとともに、前記吐出樹脂の膜厚の
偏肉状態に応じて前記ノズルに供給される冷却エアの供
給量を調整するエア調整装置を設けたことを特徴とする
ものである。
【0010】また、好ましくは、前記吐出樹脂の膜厚を
検出する膜厚検出装置を設け、この膜厚検出装置による
検出値に基づいて前記エア調整装置の冷却エア供給量を
制御する制御装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明の押出成型装置の冷却風供給装置によれ
ば、膜厚検出装置等により吐出樹脂の膜厚分布を検出
し、この吐出樹脂の偏肉状態に応じてエア調整装置を調
整してノズルから噴出される冷却エアの供給量を調整す
ることにより、吐出樹脂の周方向の任意の位置における
冷却状態を局部的に制御することができ、これにより、
偏肉のない膜厚の均一な樹脂成型を行なうことができる
ものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明に係る押出成型装置の冷却風
供給装置の一実施例を示したもので、チューブラフィル
ム成形用のダイ8の上部中央には、溶融樹脂2を薄膜の
筒状に吐出させる環状の吐出口10が形成されており、
前記ダイ8の上面には、前記吐出口10から筒状に吐出
される樹脂2を冷却する冷却風供給装置13が配設され
ている。
【0014】この冷却風供給装置13は、前記吐出口1
0の外周側に位置する環状のケーシング17およびこの
ケーシング17の上面を閉塞する上蓋を有しており、こ
のケーシング17の内側には、冷却用エアを貯留する貯
留室18が形成されている。前記ケーシング17の下面
には、前記貯留室18に連通する冷却エア供給管19が
配設されており、この冷却エア供給管19には、図示し
ない冷却エア供給装置が接続されるようになされてい
る。
【0015】また、前記ケーシング17の内部の前記貯
留室18より内周側には、環状の保持体20が配設され
ており、この保持体20には、この保持体20を半径方
向に貫通するエア供給孔21が周方向に複数形成されて
いる。さらに、前記ケーシング17の内部の前記保持体
20より内周側には、環状の主ノズル板22が前記保持
体20の内周面に螺合するねじ機構35を介して配設さ
れており、この主ノズル板22には、前記各エア供給孔
21に連通するとともに途中上方に曲成されて前記主ノ
ズル板22の内周面に環状に開口する主ノズル23が形
成されている。
【0016】また、前記主ノズル板22の下面側には、
内周面が前記主ノズル板22の内周面より内側に突出さ
れた環状の副ノズル板24が固着されており、この副ノ
ズル板24には、途中上方に曲成されて前記副ノズル板
24の内周面に環状に開口する副ノズル25が形成され
ている。さらに、前記主ノズル板22の下面には、前記
主ノズル23に連通する主連通孔26が穿設されてお
り、前記副ノズル板24の上面には、前記主ノズル23
と副ノズル25とを連通する副連通孔27が穿設されて
いる。なお、この主連通孔26および副連通孔27は、
主ノズル板22および副ノズル板24の周方向に所定間
隔毎に複数形成するようにしてもよいし、環状の溝状に
形成するようにしてもよい。
【0017】また、前記貯留室18の上面には、下方に
突出する軸受板28が形成されており、この軸受板28
には、先端部が前記各エア供給孔21の端部に位置する
とともに、後端部が前記ケーシング17の外壁面を貫通
して外部に延在するエア調整装置としての複数のニード
ル弁29が進退自在に配設されている。そして、前記ニ
ードル弁29の後端部外周面には、ねじ山が形成されて
おり、前記ニードル弁29を回転動作させることによ
り、前記ニードル弁29を進退動作させるようになされ
ている。このニードル弁29の先端部は、先細り状のテ
ーパ状に形成されており、前記エア供給孔21の端部縁
は、前記ニードル弁29の先端部と当接するテーパ状に
形成された弁座30とされている。さらに、前記ニード
ル弁29の後端部には、このニードル弁29を進退動作
させて前記ニードル弁29の先端部とエア供給孔21の
弁座30との間隙を調整する駆動モータ31が接続され
ている。
【0018】本実施例においては、前記ダイ8の上方で
あって前記吹膨された樹脂2のフロストライン部分の外
周側に対応する位置には、前記樹脂2のフロストライン
部分の温度を測定するための温度検出装置32が前記フ
ロストラインの周囲に配設されており、この温度検出装
置32には、この温度検出装置32からの出力信号に基
づいて前記樹脂2の温度を検出し、この検出された温度
に基づいて前記樹脂2の周方向の膜厚分布を演算する演
算装置33が接続されている。本実施例においては、こ
の温度検出装置32および演算装置33により膜厚検出
装置を構成するものであり、さらに、この演算装置33
には、前記樹脂2の膜厚分布に応じて前記駆動モータ3
1を駆動して前記ニードル弁29の進退制御を行なう制
御装置34が接続されている。
【0019】なお、前記ニードル弁29は、手動により
回転動作させて前記ニードル弁29と弁座30との間隙
量を調整することもできる。
【0020】また、前記駆動モータ31によるニードル
弁29の駆動機構の具体例としては、図2に示すよう
に、ニードル弁29の後端部と駆動モータ31の出力軸
31aとをスプライン機構36により連結し、前記駆動
モータ31を動作させてその出力軸31aを回転駆動す
ることにより、前記スプライン機構36を介してニード
ル弁29を進退動作させるようにしてもよい。さらに、
図3に示すように、前記ニードル弁29の後端部にウォ
ームギア37を配設するとともに、前記駆動モータ31
の出力軸31aに前記ウォームギア37に噛合されるピ
ニオンギア38を設け、前記駆動モータ31の回転駆動
により、ピニオンギア38およびウォームギア37をそ
れぞれ介してニードル弁29を進退動作させるようにし
てもよい。
【0021】次に、本実施例の作用について説明する。
【0022】本実施例においては、前記ダイ8により溶
融樹脂2を筒状に成形して前記吐出口10から上方に吐
出するとともに、この吐出樹脂2の内側に所定圧力でエ
アを噴出させて樹脂2を吹膨するものであり、この場合
に、前記冷却エア供給管19から送られ前記貯留室18
に貯留された冷却エアをエア供給孔21を介して主ノズ
ル23から噴出させるとともに、主連通孔26および副
連通孔27を介して副ノズル25から噴出させ、前記吐
出口10から吐出された樹脂2を冷却するようになって
いる。このとき、前記主ノズル23からの冷却エアによ
り、吐出樹脂2の冷却を行なうとともに、前記副ノズル
25からの冷却エアにより、吐出口10からの吐出直後
の樹脂2をある程度固化させて樹脂2の立ち上がり時の
腰をもたすようになっている。
【0023】また、この場合に、本実施例においては、
前記温度検出装置32を動作させることにより、吹膨さ
れた樹脂2のフロストライン部分の温度を測定し、この
測定値が演算装置33に出力され、次いで、この演算装
置33により、温度の測定値に基づいて前記樹脂2の周
方向の膜厚分布を演算する。すなわち、樹脂2のフロス
トライン部分の温度が所定温度より高い場合は、実際の
フロストラインが上方に移動しており、これにより、高
温のため軟らかい樹脂2が伸び、膜厚は薄肉となってい
ることがわかる。一方、樹脂2のフロストライン部分の
温度が所定温度より低い場合は、実際のフロストライン
が下方に移動しており、このフロストライン部分におけ
る膜厚は厚肉となっていることがわかる。このことか
ら、前記フロストライン部分における温度分布のむらが
生じている場合は、フロストライン部分の膜厚分布も均
一でなく樹脂2の偏肉が生じていると判断することがで
きるものである。
【0024】そして、前記制御装置34により、前記温
度の検出値に基づく樹脂2の膜厚のむらに応じてそれぞ
れ対応する駆動モータ31の駆動制御を行なうようにな
っている。すなわち、樹脂2の膜厚が薄肉となっている
場合は、駆動モータ31によりニードル弁29を後退さ
せてニードル弁29の先端部とエア供給孔21の弁座3
0との間隙を大きくし、冷却エアの供給量を増大させる
ことにより、この薄肉部分の冷却効果を高めて迅速に固
化させるものである。また、樹脂2の膜厚が厚肉となっ
ている場合は、駆動モータ31によりニードル弁29を
前進させてニードル弁29の先端部とエア供給孔21の
弁座30との間隙を小さくし、冷却エアの供給量を減少
させることにより、この厚肉部分の冷却効果を低下させ
てゆっくりと固化させるようになっている。これは、前
記ダイ8からの吐出樹脂2は、吹膨される際に縦、横方
向に伸びて成型されるものであるが、迅速に固化した部
分は厚く成型され、ゆっくり固化した部分はその分長時
間にわたって伸びることになるので薄肉に成型されるこ
とになるためである。
【0025】これにより、吐出樹脂2の周方向の任意の
位置における冷却制御を行なうことができ、樹脂2の成
型作業中に、前記動作を繰り返し行なうことにより、吹
膨される樹脂2の偏肉を防止して膜厚を均一に調整する
ことができる。
【0026】したがって、本実施例においては、温度検
出装置32により樹脂2のフロストライン部分における
温度を測定し、演算装置33により前記検出温度に基づ
いて樹脂2の偏肉状態を検出判断し、この樹脂2の偏肉
状態に応じて、制御装置34により駆動モータ31を制
御してニードル弁29の開度を調整することにより、主
ノズル23および副ノズル25からの冷却エアの噴出量
を周方向で局部的に制御することができるようにしてい
るので、偏肉のない膜厚の均一な樹脂成型を行なうこと
が可能となる。しかも、全自動で膜厚調整を行なうこと
ができ、その結果、容易に成型作業を行なうことがで
き、作業効率を著しく向上させることができる。
【0027】また、図4は本発明の他の実施例を示した
もので、エア調整装置としてエア供給孔21に位置する
バタフライ弁39を用いるようにしたものであり、その
他の部分は前記図1に示す実施例のものと同様であるた
めその説明を省略する。
【0028】本実施例においても前記実施例のものと同
様に、温度検出装置32により検出された温度に基づい
て演算装置33により樹脂2の偏肉を検出判断し、この
樹脂2の偏肉状態に応じて、制御装置34によりバタフ
ライ弁39の開度を調整することにより、主ノズル23
および副ノズル25からの冷却エアの噴出量を周方向で
局部的に制御することができ、偏肉のない膜厚の均一な
樹脂成型を行なうことができる。
【0029】さらに、図5は本発明のさらに他の実施例
を示したもので、前記図1に示すニードル弁を設けた実
施例のものと前記図4に示すバタフライ弁39を実施例
とを組合わせたものであり、その他の部分は前記各実施
例のものと同様である。
【0030】本実施例においても前記各実施例のものと
同様に、温度検出装置32により検出された温度に基づ
いて演算装置33により樹脂2の偏肉を検出判断し、こ
の樹脂2の偏肉状態に応じて、制御装置34によりバタ
フライ弁39の開度を調整するとともに、駆動モータ3
1を制御してニードル弁29の開度を調整することによ
り、主ノズル23および副ノズル25からの冷却エアの
噴出量を周方向で局部的に制御することができ、偏肉の
ない膜厚の均一な樹脂成型を行なうことができる。
【0031】また、図6は本発明に係る冷却風供給装置
をTダイ40を用いた押出成型装置に適用した場合の実
施例を示したもので、所定の溶融樹脂2が供給される樹
脂フィルム成型用のTダイ40が配設されており、この
Tダイ40には、前記溶融樹脂2を薄膜の平面状に下方
に吐出させるほぼ直線状の吐出口41が形成されてい
る。
【0032】また、前記Tダイ40の下面であって前記
吐出口41の両側位置には、前記吐出口41から吐出さ
れる樹脂2を冷却する冷却風供給装置13がそれぞれ配
設されており、これら各冷却風供給装置13のケーシン
グ17には、前記吐出樹脂2の表面にそれぞれ所定間隔
を有して開口する主ノズル23が形成された主ノズル板
22が取付けられている。
【0033】また、前記主ノズル板22の上面側には、
前記主ノズル板22の主ノズル23に対して主連通孔2
6および副連通孔27を介して連通される副ノズル25
が形成された副ノズル板24が固着されている。
【0034】さらに、本実施例においては、前記Tダイ
40の下方所定位置には、前記吐出樹脂2の幅方向の膜
厚を測定するための膜厚検出装置42が配設されてお
り、この膜厚検出装置42には、この膜厚検出装置42
からの出力信号に基づいて前記樹脂2の幅方向の膜厚分
布を演算する演算装置33が接続されている。
【0035】その他の部分は前記図1に示す実施例のも
のと同様であるためその説明を省略する。
【0036】本実施例においても前記各実施例のものと
同様に、膜厚検出装置42により樹脂2の幅方向の膜厚
を測定し、演算装置33により前記検出膜厚に基づいて
樹脂2の偏肉状態を検出判断し、この樹脂2の偏肉状態
に応じて、制御装置34により駆動モータ31を制御し
てニードル弁29の開度を調整することにより、主ノズ
ル23および副ノズル25からの冷却エアの噴出量を幅
方向に局部的に制御することができるようにしているの
で、偏肉のない膜厚の均一な樹脂2成型を行なうことが
可能となる。
【0037】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る押出成型
装置の冷却風供給装置は、膜厚検出装置等により検出さ
れる樹脂の膜厚分布に応じてエア調整装置を動作させる
ことにより、ノズルからの冷却エアの噴出量を局部的に
制御することができるようにしたので、偏肉のない膜厚
の均一な樹脂成型を行なうことが可能となる。しかも、
全自動で膜厚調整を行なうことができ、その結果、容易
に成型作業を行なうことができ、作業効率を著しく向上
させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出成型装置の冷却風供給装置の
一実施例を示す概略構成図
【図2】図1のニードル弁の進退機構の他の実施例を示
す概略構成図
【図3】図1のニードル弁の進退機構の他の実施例を示
す概略構成図
【図4】本発明の冷却風供給装置の他の実施例を示す概
略構成図
【図5】本発明の冷却風供給装置のさらに他の実施例を
示す概略構成図
【図6】本発明の冷却風供給装置をTダイを用いた押出
成型装置に適用した実施例を示す概略構成図
【図7】従来の押出成型装置を示す概略構成図
【符号の説明】
2 樹脂 8 ダイ 10 吐出口 13 冷却風供給装置 17 ケーシング 18 貯留室 19 冷却エア供給管 20 保持体 21 エア供給孔 22 主ノズル板 23 主ノズル 24 副ノズル板 25 副ノズル 29 ニードル弁 30 弁座 31 駆動モータ 32 温度検出装置 33 演算装置 34 制御装置 39 バタフライ弁 40 Tダイ 42 膜厚検出装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の溶融樹脂を所定形状に成型吐出さ
    せる吐出口が形成されたダイを配設してなる押出成型装
    置の前記ダイの近傍にダイから吐出される樹脂に対して
    冷却エアを噴出させる押出成型装置の冷却風供給装置に
    おいて、内部に供給される冷却エアを前記吐出口からの
    吐出樹脂の外周に噴出させるノズルを設けるとともに、
    前記吐出樹脂の膜厚の偏肉状態に応じて前記ノズルに供
    給される冷却エアの供給量を調整するエア調整装置を設
    けたことを特徴とする押出成型装置の冷却風供給装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出樹脂の膜厚を検出する膜厚検出
    装置を設け、この膜厚検出装置による検出値に基づいて
    前記エア調整装置の冷却エア供給量を制御する制御装置
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の押出成型装
    置の冷却風供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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