JPH0720521A - 手ブレ検出装置 - Google Patents

手ブレ検出装置

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JPH0720521A
JPH0720521A JP19087693A JP19087693A JPH0720521A JP H0720521 A JPH0720521 A JP H0720521A JP 19087693 A JP19087693 A JP 19087693A JP 19087693 A JP19087693 A JP 19087693A JP H0720521 A JPH0720521 A JP H0720521A
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JP
Japan
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angular velocity
output
velocity sensor
camera shake
detecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP19087693A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Terui
信彦 照井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH0720521A publication Critical patent/JPH0720521A/ja
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Priority to US08/928,345 priority patent/US5890018A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影の際に生じるカメラのブレを検出する手
ブレ検出装置に関し、角速度を正確に算出できるまでの
時間を短縮することを目的とする。 【構成】 カメラのブレを検出する角速度センサ1と、
角速度センサの出力から所定の低周波成分を除去するハ
イパスフィルタ3と、電源投入時にハイパスフィルタを
初期化するスイッチ手段6と、角速度センサの出力が零
となる時点を検出してスイッチ手段を切り替え、ハイパ
スフィルタを能動状態とする制御手段5とを設けた構成
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影の際に生じるカメ
ラのブレを検出する手ブレ検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の手ブレ検出装置のブロッ
ク図である。この装置は角速度センサ1によって手ブレ
によるカメラの角速度を検出し、ローパスフィルタ(以
下、LPF、という)2によって手ブレ以外の高周波数
成分を除去し、さらにコンデンサCおよび抵抗Rからな
るハイパスフィルタ(以下、HPF、という)3によっ
て直流成分を含む手ブレ以外の低周波数成分を除去する
ように構成されている。HPF3の出力は非反転構成の
演算増幅器4で増幅され、コンピュータ構成の制御回路
5のA/D変換入力端子5aに入力される。
【0003】また、HPF3を構成するコンデンサCと
抵抗Rとの接続中点には、一端が接地されたスイッチ6
の他端が接続されており、制御回路5の制御端子5bか
ら出力される制御信号によってオン/オフ制御されるよ
うに構成されている。
【0004】この構成において、電源(不図示)を投入
すると、スイッチ6がオン(閉成)し、コンデンサCと
抵抗Rとの接続中点が接地されてHPF3が初期化され
る。非反転構成の演算増幅器4の出力は、入力が零のと
きは出力も零となるように構成されているので、スイッ
チ6がオンとなると出力は0V(ボルト)となる。
【0005】角速度センサ1は電源を投入してからしば
らく経過した後に出力が安定し、角速度の検出が可能と
なるので、所定時間経過後に制御回路5の制御端子5b
から制御信号を出力し、スイッチ6をオフ(開成)にし
てHPF3を能動状態とする。これにより演算増幅器4
の出力から手ブレによる角速度の信号が出力され、制御
回路5はこの信号を内部でディジタル信号に変換して手
ブレ量を演算する。
【0006】図6は、カメラが手ブレを起こしていると
きの電源オン時(t=t0 )からの各部の波形図で、図
6(a) は角速度センサ1における手ブレによる角度変位
ωを表し、図6(b) は角速度センサ1の出力である手ブ
レによる角速度vを表し、図6(c) はLPF2の出力S
を表し、図6(d) は演算増幅器4の出力OUT を表してい
る。なお、図6(c) に破線で示す部分は手ブレが生じて
いないときの状態を表す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、手ブレによ
る角度変位ωが、図6(a) に示すように、正弦波状にな
っているときには、図6(b) に示すように、角速度vは
理想的には90°位相のずれた状態となっていなければ
ならない。しかし、実際には角速度センサ1の安定時間
(t=t1 )以降でないと角速度センサ1の出力は、図
6(c) に示すように、実際の角速度に応じた値とはなら
ない。
【0008】また、角速度センサ1の安定時間経過後の
時刻t2 でスイッチ6をオフにすると、その瞬間の演算
増幅器4の出力OUT は0Vである。LPF2の出力Sは
手ブレがない状態では零であるが、手ブレのある状態で
は手ブレの角速度Δvであるので、演算増幅器4の出力
OUT からはスイッチ6をオフにした瞬間の角速度vの値
は求められないことになる。
【0009】ちなみに、手ブレがあるときの角速度v
は、図6(d) に破線で示されており、これを式で表す
と、 Δv[1−EXP{−(t−t2 )/CR}] ・・・(数1) となる。
【0010】演算増幅器4の出力OUT が0Vのときに角
速度vが零とすると、数1で示される値が誤差となる。
したがって、スイッチ6がオフとなったときに手ブレに
よる角速度Δvが大きければ大きいほど演算増幅器4が
角速度vを正確に出力するまでの時間Tが大きくなると
いう不都合が生じる。
【0011】そこで、本発明は、角速度を正確に算出で
きるまでの時間を短縮することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による手ブレ検出
装置は、カメラのブレを検出する角速度センサ1と、角
速度センサの出力から所定の低周波成分を除去するハイ
パスフィルタ3と、電源投入時にハイパスフィルタを初
期化するスイッチ手段6と、角速度センサの出力が零と
なる時点を検出してスイッチ手段を切り替え、ハイパス
フィルタを能動状態とする制御手段5とを設けた構成を
有する。
【0013】また、本発明による手ブレ検出装置は、カ
メラのブレを検出する角速度センサと、角速度センサの
出力から角加速度を演算する演算手段と、演算手段から
角加速度が零であることを検出する検出手段と、検出手
段の出力に応じて角速度センサの出力の誤差を記憶する
記憶手段と、記憶手段の出力に応じて角速度センサの出
力を補正する補正手段とを設けた構成を有する。
【0014】
【作用】本発明の構成においては、制御手段でハイパス
フィルタを通過する前の角速度センサの出力を監視し、
スイッチ手段をオフするタイミングを角速度が最も小さ
い時点、理想的には角速度が零の時点で行うことによ
り、スイッチ手段をオフにした瞬間から直ちに正確な角
速度を求めるようにした。
【0015】また、スイッチ手段をオフするタイミング
が角速度が零となる時点からずれた場合でも、角速度セ
ンサの出力誤差を記憶しておくことにより補正するよう
にしたので、スイッチ手段をオフにした瞬間から直ちに
正確な角速度を求めることができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明による手ブレ検出装置の一実
施例を示すブロック図で、図5に示す構成部分と同一部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。本実
施例では、コンピュータ構成の制御回路5に第2のA/
D変換入力端子5cを新たに追加し、この端子5cにL
PF2からの出力Sを入力するように構成した点を除い
ては、前述した図5に示す構成と同一の構成を有してい
る。
【0017】図2は、カメラが手ブレを起こしていると
きの電源オン時(t=t0 )からの各部の波形図で、図
2(a) 〜図2(c) に示す波形は前述した図6(a) 〜図6
(c)に示す波形と同一の波形であり、図2(a) は角速度
センサ1における手ブレによる角度変位ω、図2(b) は
角速度センサ1の出力である手ブレによる角速度v、図
2(c) はLPF2の出力Sを表している。また、図2
(d) はLPF2の出力Sを微分した角加速度αを表して
おり、図2(e)は演算増幅器4の出力OUT を表してい
る。
【0018】次に、図3に示すフローチャートを参照し
ながら、本実施例による動作を説明する。まず、時刻t
0 で電源が投入されると(ステップS1)、角速度セン
サ1の安定時間t1 が経過したか否かを判断する(ステ
ップS2)。経過していれば制御回路5はLPF2から
入力端子5cに入力されるLPF2の出力Sを微分し、
角加速度αを求める(ステップS3)。
【0019】次いで、角加速度αの変化量が零となった
とき、すなわち角加速度αの値がピークとなったときを
判別し(ステップS4)、その時点でスイッチ6をオフ
にする(ステップS5)。本実施例では時刻t3 のタイ
ミングである。このとき角速度vは零であるからLPF
2の出力Sも零となり、角速度Δvに相当する値も零と
なる。
【0020】したがって、演算増幅器4の出力OUT は、
スイッチ6がオフした後に直ちに正確な角速度出力を発
生し、制御回路5は角速度検出を直ちに開始して(ステ
ップS6)、角速度の検出結果を積分してブレ角度を計
算し(ステップS7)、角速度の検出(ステップS8)
を行う。そして、ブレ角度の計算(ステップS7)およ
び角速度の検出を(ステップS8)を繰り返す。
【0021】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、本発明の他の実施例動作について説明する。前
述の実施例ではLPF2の出力Sに基づいて角加速度α
のピーク時点、すなわち角速度vの零時点を求めてスイ
ッチ6をオフにするようにしたが、演算増幅器4の出力
OUT を利用した方が信号が増幅されているため、角速度
vの零時点を求める確度が高い。本実施例ではこの点を
考慮して角速度vの零時点をより正確に求めるようにし
ている。なお、ステップS11〜S16までの処理は前
述のステップS1〜S6の処理と同一であるので説明は
省略する。
【0022】ステップS15において、スイッチ6をオ
フにしたときに角速度vの零時点が正確に出ていない
と、従来と同様に角速度Δvが発生し、これが誤差とな
る。そこで、この誤差を検出するために演算増幅器4の
出力Sを微分して角加速度βを求め(ステップS1
7)、角加速度βがピークになったかどうかを検出する
(ステップS18)。
【0023】角加速度βがピークであれば、このときの
演算増幅器4の出力Sの値を記憶し、これをΔvとすれ
ばその後の角速度vの値からΔvを引くことによって正
確な角速度が求められる(ステップS19)。その後
は、前述の実施例と同様に補正された角速度を積分して
ブレ角度を求め(ステップS20)、次に演算増幅器4
の出力から角速度を検出し(ステップS21)、ステッ
プ17の処理に戻って同様の処理を繰り返す。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、角速度が零となる時点
を求め、その時点から角速度センサの出力を取り込むよ
うにしたので、あるいは取り込むタイミングが零となる
時点からずれた場合でも誤差を補正するようにしたの
で、スイッチをオフにした瞬間から直ちに正確な角速度
を求めることができ、カメラの手ブレ検出を迅速に行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による手ブレ検出装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示す各部の波形図である。
【図3】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】本発明の他の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】従来の手ブレ検出装置のブロック図である。
【図6】図5に示す各部の波形図である。
【符号の説明】
1 角速度センサ 2 ローパスフィルタ(LPF) 3 ハイパスフィルタ(HPF) 4 演算増幅器 5 制御回路 6 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのブレを検出する角速度センサ
    と、 前記角速度センサの出力から所定の低周波成分を除去す
    るハイパスフィルタと、 電源投入時に前記ハイパスフィルタを初期化するスイッ
    チ手段と、 前記角速度センサの出力が零となる時点を検出して前記
    スイッチ手段を切り替え、前記ハイパスフィルタを能動
    状態とする制御手段と、 を有することを特徴とする手ブレ検出装置。
  2. 【請求項2】 カメラのブレを検出する角速度センサ
    と、 前記角速度センサの出力から角加速度を演算する演算手
    段と、 前記演算手段から前記角加速度が零であることを検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の出力に応じて前記角速度センサの出力の
    誤差を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段の出力に応じて前記角速度センサの出力を
    補正する補正手段と、を有することを特徴とする手ブレ
    検出装置。
JP19087693A 1991-03-06 1993-07-02 手ブレ検出装置 Pending JPH0720521A (ja)

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JP19087693A JPH0720521A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 手ブレ検出装置
US08/810,286 US5701522A (en) 1991-03-06 1997-03-03 Camera shake amplitude detecting device
US08/928,345 US5890018A (en) 1991-03-06 1997-09-12 Camera shake amplitude detecting device

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