JPH0720403Y2 - ロッドレスシリンダ - Google Patents

ロッドレスシリンダ

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JPH0720403Y2
JPH0720403Y2 JP5880693U JP5880693U JPH0720403Y2 JP H0720403 Y2 JPH0720403 Y2 JP H0720403Y2 JP 5880693 U JP5880693 U JP 5880693U JP 5880693 U JP5880693 U JP 5880693U JP H0720403 Y2 JPH0720403 Y2 JP H0720403Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
barrel
guide rail
side wall
slit
guide
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5880693U
Other languages
English (en)
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JPH0651505U (ja
Inventor
寛二 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はピストンロッドを有しな
い、いわゆるロッドレスシリンダに関し、そのドライバ
−を案内レ−ルによって案内して、正確な直線運動を行
なわせるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】ロッドレスシリンダ1は周知のように、
バレル1A内に封入した遊動ピストン2に一体に止着
結したドライバ−3を、バレル1Aの長手方向にピスト
ン2の軸線と平行に穿設したスリット4より外部に突出
させ、インナ−バンド5にて圧流体を密封するととも
に、アウタ−バンド6にてスリット4内の防塵を行なう
ように構成され、圧流体供給口7、7aよりバレル1A
内に圧流体を供給することにより、ピストン2と一体構
成のドライバ−3がスリット4内を図3において左右に
移動し、ドライバ−3によって被移送体(図示せず)を
移送するようになっている。
【0003】ところで、上記スリット4は図2に示すよ
うに、ドライバ−3の摺動抵抗を少なくするため、スリ
ット4の側壁8とドライバ−3との間に遊隙を有してい
る。以上の如くであるからこのままの状態でシリンダ1
を作動させ、被移送体を移送させる際に、ドライバ−3
に軸線と直角方向の荷重が作用した場合に、その荷重方
向に図2において右又は左に傾れ、スリット4の側壁8
と二本のバンド5、6に摺接しながら移動するので、摺
動抵抗を増大させるばかりでなく、正確な直線移動が行
ない得なくなり、精密機械には使用不適である。更にシ
リンダ1は、圧流体を供給することにより、バレル1A
が押し広げられてスリット4が広くなる傾向がある。こ
の広がり巾は圧流体の圧力の強弱、又はピストン2のス
トロ−クの長短等条件により種々変化するが、いずれに
してもこれによって上記の欠点は更に助長される。
【0004】上記したシリンダ1の構造上不可避の欠点
を是正するために、従来は、図4に示すようにドライ
バ−3に案内子100を取付け、この案内子100をシ
リンダと別に設けたガイドロッド200によって案内す
る方法、図4に示したバレル1A上面の左右の稜角部
300にV字状のガイド溝を形成し、この左右のガイド
溝によってドライバ−3を案内する方法(特開昭59−
137608号等)などが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記した二例の従来技
術によれば、ドライバ−3が傾倒する欠点は防止するこ
とができる。然しながら従来技術は、ガイドロッド2
00をシリンダ1と別個に設けなければならないので装
置が大型になり、広い取付空間を必要とし産業ロボット
の如き小型精密機械には不適当である。次に従来技術
は、上記大型化の欠点は除かれるが、前記したように圧
流体の供給によってスリット4が広がることにより、稜
角部300に設けたガイド溝のゲ−ジもともに広がり、
摺動抵抗が大となって円滑な作動が行ない得ない虞れが
ある上に、ガイド溝をシリンダバレル外周面に直接形成
してあるので、長期使用によるガイド溝の摩耗時には、
バレルそのもの、即ち、ロッドレスシリンダ全体を廃棄
しなければならず、経済的でない問題もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、ドライバー
の傾倒を防止し得ると共にドライバーの移動を円滑にで
き、しかも、ドライバーの案内部の摩耗時でも案内部品
のみの交換で済むようにした経済的なロッドレスシリン
ダを提供しようとするもので、筒形状のバレルに軸方向
のスリットを設け、そのスリットからバレル内の遊動ピ
ストンに連結されているドライバーを突出し、スリット
をインナーバンドで密封するようにしてあるロッドレス
シリンダにおいて、バレルは、スリットを上向きにした
状態でバレルの左側になる側壁と右側になる側壁とのい
ずれか一方の側壁から、ベースを側方へ一体に突出形成
させて、バレルの全体断面形状を、ベース上方でかつ、
前記一方の側壁の側方に収容空間を有するL字状とし、
このベースに案内レールを遊動ピストンの軸芯と平行に
取付けて案内レールを前記収容空間に位置させ、この案
内レールに案内子を前記軸芯に沿って移動自在に案内さ
せ、この案内子とドライバーとを連結板により連結して
成ることを特徴とする。
【0007】
【作用】前記によれば、バレルは案内レール取付け用の
ベースを、スリットを上向きとした状態でバレルの右側
となる側壁と左側となる側壁の一方から一体に突出形成
させて、全体断面形状を収容空間を有するL字状とした
ので、その強度を増すことが出来る。そして、前記左右
の側壁の一方から突出したベースに案内レールを取付
け、この案内レールに案内される案内子とドライバーを
連結板にて接続したので、スリットが内圧により拡開し
ても、取付けた案内レールの変形を招くことも無く、ド
ライバーを円滑に、かつ正確に案内移動させることが出
来る上に、案内レールをバレルと別部材としたので、案
内レールのみの交換もできる。しかも、案内レールを
ースに取付けて収容空間に位置するようにしたので、案
内レールを別部材として取付ける構造のものであって
も、高さを低く出来て、装置全体の小型化を図ることが
出来る。
【0008】
【実施例】図1及び図2において、筒形状のバレル1A
には、上部側壁にスリット4が軸方向に設けられ、この
スリット4を上向きにした状態で、バレル1Aの左側に
なる側壁9と右側になる側壁9aとを備えており、その
いずれか一方の側壁、ここでは左側の側壁9からバレル
1Aの略全長に亘る如くにベース11が側方に一体に突
出形成され、全体断面形状を、一方の側壁9の側方でか
つベース11の上方位置に収容空間を有するL字状とし
ている。バレル1Aの側壁9にベース11を一体に突出
形成してあるこの構造は、バレル1Aの強度を増し、長
いストロークのロッドレスシリンダの提供を可能とす
る。該ベ−ス11上面には、バレル1Aと別部材であっ
て、断面形状台形状をなす案内レ−ル10がピストン2
の軸芯と平行に取付けられ、その上面がスリット4を設
けてある上部側壁の上面より下方に位置され、案内レー
ル10を前記収容空間に位置させている。このことは、
ロッドレスシリンダ1の全高を低くして、装置全体をコ
ンパクトにでき、また、案内レール10を別部材とした
ことで、この案内レール10に市販品を利用できると共
に、案内レール10のみの交換を容易にする。該案内レ
−ル10の両側の斜面には弧状の案内面12が設けられ
ている。13は、連結板14を介してドライバ−3に固
着された案内子で、案内子13の下面には、上記案内レ
−ル10に遊合する台形状の案内溝15が設けられ、そ
の案内面16にはベアリング等の転動部材17が嵌合さ
れており、該転動部材17は上記案内面12に転動自在
に接触し、これによってドライバ−3は案内レ−ル10
に保持される。尚案内レ−ル10と案内子13との構成
は上記に限定されるものでなく、市販のスライデングユ
ニット等より適宜に選択使用することも可である。又図
中18は、バレル1Aの右側の側壁9aに取付けられ
た、センサスイッチ等の制御部材である。
【0009】以上の如き本願実施例において、圧流体供
給口7、7aのいずれか一方からバレル1A内に圧流体
が供給されると、ピストン2はこれに押されて図3にお
いて右又は左に移動し、被移送体を所定ストロ−クだけ
移送するが、上記したようにドライバ−3は収容空間内
に位置された案内レ−ル10によって案内されることに
より、移動途中にピストン2の軸芯と直角方向の負荷が
作用してもドライバ−3は傾倒することなく、又圧流体
の供給によってバレル1Aがふくれ、スリット4が拡開
することがあっても、その変形は案内レール10の、ス
リット4の幅方向の案内面12間のゲージを変化させな
いため、何等支障なく案内され、摺動抵抗を極めて小さ
くすることができる。また、バレル1Aの右側の側壁9
aはそのままの状態であるから、センサスイッチ等の制
御部材18は、従来同様に支障なく取付けることができ
る。尚バレル1A下側の側壁9bを、取付面として使用
することも従来と同様である。
【0010】
【考案の効果】以上のように、本願ロッドレスシリンダ
によれば、バレルは、案内レール取付け用のベースを、
スリットを上向きにした状態でバレルの左側となる側壁
と右側となる側壁のいずれか一方から側方へ一体に突出
形成させて、全体断面形状を収容空間を有するL字状と
したので、その強度を増すことが出来、長いストローク
のロッドレスシリンダを提供し得る。そして、左右の側
壁の一方から側方へ突出したベースに案内レールを取付
けて、この案内レールに案内される案内子とドライバー
を連結板にて接続したので、スリットが内圧により拡開
しても、案内レールの変形を招くことも無く、ドライバ
ーを円滑に、かつ正確に案内移動させることが出来る上
に、案内レールをバレルと別部材としたので、摩耗時に
は案内レールのみを交換できて経済的である。しかも、
案内レールを収容空間に位置するようにしたので、案内
レールを別部材として取付ける構造のものであっても、
高さを低く出来て、装置全体の小型化を図ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願ロッドレスシリンダの側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】従来装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ロッドレスシリンダ、1A バレル、3 ドライバ
−、4 スリット、9 左側の側壁、9a 右側の側壁、 10 案内レ−
ル、11 ベース、 12 案内面、13 案内子、14 連結板、16 案
内面、 17 転動部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状のバレルに軸方向のスリットを設
    け、そのスリットからバレル内の遊動ピストンに連結さ
    れているドライバーを突出し、スリットをインナーバン
    ドで密封するようにしてあるロッドレスシリンダにおい
    て、バレルは、スリットを上向きにした状態でバレルの
    左側になる側壁と右側になる側壁とのいずれか一方の側
    壁から、ベースを側方へ一体に突出形成させて、バレル
    の全体断面形状を、ベース上方でかつ、前記一方の側壁
    の側方に収容空間を有するL字状とし、このベースに案
    内レールを遊動ピストンの軸芯と平行に取付けて案内レ
    ールを前記収容空間に位置させ、この案内レールに案内
    子を前記軸芯に沿って移動自在に案内させ、この案内子
    とドライバーとを連結板により連結して成るロッドレス
    シリンダ。
JP5880693U 1993-10-04 1993-10-04 ロッドレスシリンダ Expired - Lifetime JPH0720403Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5880693U JPH0720403Y2 (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ロッドレスシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5880693U JPH0720403Y2 (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ロッドレスシリンダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0651505U JPH0651505U (ja) 1994-07-15
JPH0720403Y2 true JPH0720403Y2 (ja) 1995-05-15

Family

ID=13094848

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5880693U Expired - Lifetime JPH0720403Y2 (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ロッドレスシリンダ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW308628B (en) 1995-12-27 1997-06-21 Toyowa Kogyo Kk A rodless power cylinder

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JPH0651505U (ja) 1994-07-15

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