JPH07203016A - 遠隔医療システム - Google Patents

遠隔医療システム

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Publication number
JPH07203016A
JPH07203016A JP33643593A JP33643593A JPH07203016A JP H07203016 A JPH07203016 A JP H07203016A JP 33643593 A JP33643593 A JP 33643593A JP 33643593 A JP33643593 A JP 33643593A JP H07203016 A JPH07203016 A JP H07203016A
Authority
JP
Japan
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patient
side terminal
terminal
data
doctor
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Withdrawn
Application number
JP33643593A
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English (en)
Inventor
Megumi Shimizu
恵 清水
Hiroshi Oki
宏志 沖
Yasushi Umezaki
靖 梅崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Hokuriku Communication Systems Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Hokuriku Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Hokuriku Communication Systems Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP33643593A priority Critical patent/JPH07203016A/ja
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医師側端末と患者側端末とがISDN網にて
接続された遠隔医療システムの改良に関し、患者側端末
の、自動着信応答、ワンタッチダイヤル用の電話番号の
変更、周辺機器のリセット等を医師側端末から遠隔操作
するようにして患者側の操作負担を軽くすることを目的
とする。 【構成】 操作部5を有する患者側アダプタ4にテレビ
電話7、電話機6およびバイタルセンサ11が接続された
患者側端末2と、医師側アダプタ3にテレビ電話7、電
話機6およびパソコン8が接続された医師側端末1とが
ISDN回線14で接続される遠隔医療システムにおい
て、該患者側端末2は、前記操作部5からの特殊操作で
入力される電話番号を特別な着呼属性をもつものとして
自端末に登録する手段41と、相手側からの呼設定メッセ
ージから発信者番号を抽出し、該抽出した発信者番号が
前記登録されている電話番号であることを判定する手段
42と、該判定結果に基づいて着信呼に対して自動応答し
てパス接続を行う手段43とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医師側端末と患者側端
末とがISDN網にて接続された遠隔医療システムの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ電話システムを発展させた病院側
端末と患者側端末とをISDN網を介して接続し、病院
と在宅患者との間で、画像、映像、音声、患者側の容体
を示すデータである血圧,脈拍等のバイタルサインを通
信して、在宅医療を行う遠隔医療システムが提案されて
いる。(特願平05−144093)図15は従来例の遠
隔医療システムのブロック図である。
【0003】図15では、電話機101 ,リモコン操作部10
3,TV電話105,パソコン107 が接続されているCPU制
御の医師側アダプタ113 を有する医師側医療端末130
と、電話機102,リモコン操作部104,TV電話106,バイタ
ルセンサ108 が接続されているCPU制御の患者側アダ
プタ114 を有する患者側医療端末131 とがISDN網11
2 を介して接続されている。
【0004】そして、医師側と患者側の電話機101,102
間の接続,医師側と患者側のTV電話105,106 間の接続
は、リモコン操作部103 又は104 の発呼キー操作にて、
医師側アダプタ113 ,患者側アダプタ114 を介して行
う。
【0005】又血圧,脈拍を計数し、計数した値を送信
するバイタルセンサ108 のコードを患者側アダプタ114
に接続し、リモコン操作部103 又は104 のワンタッチダ
イヤル操作にて医師側アダプタ113 ,患者側アダプタ11
4 を介し、パソコン107 とバイタルセンサ108 とを接続
し、バイタルセンサ108 の内部接続をすれば血圧,脈拍
の計測データはパソコン107 に表示される。
【0006】患者がリモコン操作部103 のワンタッチダ
イヤル操作にて電話機102,101 を接続し、診断依頼があ
ると、医師は、リモコン操作部103 のワンタッチダイヤ
ル操作にてTV電話105,106 の接続、バイタルセンサ10
8 とパソコン107 の接続を行い、患者との通話,TV電
話106 のカメラにて撮像された患者の傷口,顔等を、T
V電話105 の表示部で見ること及びパソコン107 に表示
される患者の血圧,脈拍値にて患者の診察を行う。
【0007】尚患者側端末の電話番号は医師側アダプタ
103 に記憶されており、電話機102,TV電話106,バイタ
ルセンサ108 のワンタッチダイヤル用の電話番号は患者
側アダプタ114 に記憶されている。
【0008】上記システムの実際の運用時には、医師は
日中は外来の診察室に在籍し、夜間はここと異なる夜間
受付窓口等に在籍する如く、在籍場所が変わり使用する
電話機の電話番号が変わることや、患者が友人等の頻繁
に電話をかけたい相手をワンタッチで呼び出せるように
したいこと等から、患者側端末におけるワンタッチダイ
ヤル電話番号の登録や変更が随時行われる。また、医師
側端末が患者側端末とTV電話105,106 にて通信中に患
者側に異常が発生した場合のTV電話106 のリセット、
又バイタルセンサ108 にて計測値送信中に計数値の異常
が発生した場合のバイタルセンサ108 のリセット、及び
バイタルセンサ108 の内部接続,切断の操作も患者側端
末131 側にて行う必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、患者
は、機器に対する理解不足の為に、ワンタッチダイヤル
用の電話番号の変更、バイタルセンサ108 の内部接続,
切断の操作及び、TV電話10,106にて通信中に異常が発
生した場合のTV電話106 のリセット、及びバイタルセ
ンサ108 にて計測値送信中に計数値の異常が発生した場
合のバイタルセンサ108 のリセットが出来ない。
【0010】この為に、上記の操作は、機器を理解して
いる操作者が患者側医療端末131 の所に行き、おこなっ
ており手間がかかる問題点がある。また、病院側から患
者側を呼び出す場合には、着呼があったとき患者は患者
側端末の場所まで行って応答する、あるいはリモコン操
作部を探して応答する等の着呼応答操作を行う必要があ
り、患者側に負担を掛けるという問題がある。
【0011】さらに、リハビリテーション用のビデオを
事前に患者に配付しておき、患者にビデオ映像を見せな
がら、在宅ケアシステムを介してリハビリテーションの
指導をしようとした場合に、患者がビデオ装置の操作を
する必要があるが、この操作を患者が行うことが困難で
あるという問題もある。
【0012】本発明は、患者側医療端末の、ワンタッチ
ダイヤル用の電話番号の変更、バイタルセンサ8の内部
接続,切断の操作及び、TV電話6のリセット、及びバ
イタルセンサ8のリセットを医師側医療端末より行うこ
とが出来るようにしたり、医師側からの発呼に対する着
呼応答操作を自動化したりして、患者側の負担を軽減し
た遠隔医療システムの提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。上記課題を解決するために、本発明の第
一発明は、図1 に示す如く、操作部5を有する患者側ア
ダプタ4にテレビ電話7、電話機6およびバイタルセン
サ11が接続された患者側端末2と、医師側アダプタ3に
テレビ電話7、電話機6およびパソコン8が接続された
医師側端末1とがISDN回線14で接続される遠隔医療
システムにおいて、該患者側端末2は、前記操作部5か
らの特殊操作で入力される電話番号を特別な着呼属性を
もつものとして自端末に登録する手段41と、相手側から
の呼設定メッセージから発信者番号を抽出し、該抽出し
た発信者番号が前記登録されている電話番号であること
を判定する手段42と、該判定結果に基づいて着信呼に対
して自動応答してパス接続を行う手段43とを有して構成
される。
【0014】また第二発明はさらに、前記患者側端末
が、パス接続を行ったあとの所定時間の間はTV電話の
画像入力をマスクするように構成されている。また第三
発明はさらに、上記登録手段で登録した電話番号との通
話終了時の呼切断メッセージに、ワンタッチダイヤル登
録のための情報を付加し、患者側端末2はそれを検出し
た場合にはワンタッチダイヤル番号を登録するように構
成される。
【0015】また第四発明はさらに、前記医師側端末1
に、AV機器を制御するリモコンからの信号を受信する
手段9、該受信したリモコン信号をデータとして、相手
側端末にISDNのDCHを介して送信する手段9aを
設けるとともに、患者側端末2に、該リモコンデータを
ISDNのDCHを介して受信する手段45、該リモコン
データをリモコン信号として放射する手段12とを設け、
在宅医療システムを介して、医師側端末から患者側端末
の近傍に設置したAV機器13を遠隔制御するように構成
される。
【0016】また、第五発明は、データ項目数,変更デ
ータ名,変更するデータ値,バイタルセンサリセットの
有無,TV電話リセットの有無,内部処理リセットの有
無よりなるデータを、該医師側アダプタ3に入力する
と、該ISDN網14のDーCHを介して該患者側アダ
プタ4に伝送され、該患者側アダプタ4は該ISDN網
14のBーCHの回線接続をした儘入力データ通り該当
機器に対する処理を行わせるように構成した。
【0017】
【作用】本発明によれば、患者側端末に登録されている
特別な着呼属性を持つ電話番号からの着呼を、呼接続メ
ッセージから判定して自動応答するので患者側の応答操
作が不要となる。また、自動着信応答後の一定期間の間
は、患者側のテレビ電話の画像入力をマスクするので、
患者の意志に反して患者側の画像が医師側に送信される
ことがなく、患者側のプライバシーを護ることができ
る。さらに、呼切断メッセージにワッタッチダイヤル登
録情報を含ませて、呼切断時にワンタッチダイヤル登録
が医師側端末からなされる。また患者側AV機器を医師
側端末のリモコンから操作することができる。
【0018】さらに、医師側アダプタ3に、データ項目
数,変更データ名,変更するデータ値,バイタルセンサ
リセットの有無,TV電話リセットの有無,内部処理リ
セットの有無よりなるデータを入力すると、ISDN網
14のDーCHを介して該患者側アダプタ4に伝送さ
れ、該患者側アダプタ4は該ISDN網14のBーCH
の回線接続をした儘入力データ通り該当機器に対する処
理を行わせるので、医師側より、患者側医療端末の、ワ
ンタッチダイヤル用の電話番号の変更等の初期設定デー
タの変更、バイタルセンサの内部接続,切断の操作及
び、TV電話のリセット、及びバイタルセンサのリセッ
トをパス接続を保持したまま行うことができる。
【0019】以上の如く、プライバシーを損なうことな
く、患者側の操作負担を大幅に軽減することが可能とな
る。
【0020】
【実施例】以下図を用いて本発明の実施例を詳細に説明
する。図2は本発明の遠隔医療システムの患者側端末の
外観図、図3は操作部のキー配列の一例を示す図、図4
は患者側端末の概略ブロック図、図5は患者側端末の詳
細ブロック図、図6は特殊番号登録テーブルの図、図7
は呼設定メッセージの構成図、図8は自動着呼応答のフ
ローチャート、図9は呼切断メッセージの構成図、図10
はAV機器のリモコン操作のための構成図、図11は患者側
端末の初期設定データ変更とリセットを医師側端末から
できるようにした実施例のブロック図、図12はリセット
情報の構成図、図13は各種動作指令に対応するリセット
情報を示す図、図14は患者側端末のリセット情報受信時
のフローチャートである。
【0021】図2に本発明の遠隔医療システムに用いる
患者側端末の外観の一例を示す。図において、4aは通話
者等を撮影するテレビカメラ、4bはテレビ電話の画面を
表示するLCD等からなる表示部、4cは音声通信のため
のハンドセット、5は端末操作のための所定のテンキ
ー、ファンクションキー、ワンタッチキーが配置された
操作部、11は血圧、脈拍等を計測するバイタルセンサ、
4fは赤外線リモコン信号を送受するためのリモコン送受
部、4gは電子回路を内蔵する本体部である。
【0022】図3は、図2の操作部のキー配列の一例を
示す図で、最上列にワッタッチダイヤル用のワッタッチ
キーが3個設けられている。図4は、患者側端末の概略
ブロック図である。
【0023】図4に示すように、患者側端末は、端末装
置全体を制御する全体制御部15、ISDN回線を介し
て相手との通信を行う通信制御部16、通話者を撮影す
るテレビカメラ4a、相手から受信したTV画像等を表示
する表示部4b、全体制御部の指示に従って画像関係のデ
ータを制御する画像制御部17、端末の操作を行うための
操作部5、音声通信を行うための音声入出力部18、音声
入出力を制御する音声制御部19、リモコンに対する送受
信を行うリモコン送受信部4f、患者の血圧、脈拍等のバ
イタルサインデータを採取するバイタルセンサ11を有す
る。なお図示しない医師側端末は、パソコンと接続さ
れ、パソコンを介して端末を制御できるようになってい
る。
【0024】図4と図1の原理ブロック図との対応は、
テレビカメラ4a、画像表示部4b、画像制御部17、音声入
出力部18の一部とでテレビ電話6を、音声入力部18の残
りの部分と操作部5の一部とで電話機2を、通信制御部
16、全体制御部15、音声制御部19とで、患者側ア
ダプタ4を構成している。
【0025】次に図5により、患者側端末の詳細を説明
する。全体制御部15は、CPU 15a, CPUを制御する
ためのプログラム等が格納されているROM15b ,CP
Uが取り扱うデータ等を一時的に記憶するRAM 15c,
リモコン送受信部を制御するリモコン制御部15e 、文字
パターンが格納されたCGROM 15f, 画像制御部17と
CPU との間のデータのシリパラ変換を行うP/S部 15
g、電気的書き換えが可能な不揮発性メモリであるE2
PROM 15h、画像制御部のコーデックに対するCPU の
指示を低速データで設定するHDLCインタフェイス部15i
、バイタルセンサを接続するI/O部15j を有し、何
れもシステムバス 15kに接続されている。
【0026】通信制御部16 は、ISDN回線と信号を
送受するDV/RV部16a,ISDN回線にS点インタフ
ェイスをとるS−IFC部 16b,B−CHを介した信号
を多重・分離するMUX/DMUX部 16c, テレビ電話
の音声と通常の電話音声とを切り替えるセレクタ16d,こ
れらの各部を制御するCPU 16e, そのためのプログラ
ム、データが格納されているROM16f,RAM 16g と
を有する。
【0027】画像制御部17は, テレビ電話信号を受信し
て復号するコーデック部17a(例えば、CCITT H221により
通信フレームを構成したり、H261により画像符号化を行
う)、全体制御部のシステムバスとの接続を司るGate 1
7b 画像信号のタイミングを合わせるPLL 17c,画像信号
をデジタル−アナログ変換するAD/DA 17e、ウイン
ド表示画面のための編集をするPIP(Picture in pictur
e) 制御部 17f, フレームメモリとなるDRAM 17g,
同期信号を生成する同期分離部 17h, TVデスプレイ画
面を制御するTVDTCONT部 17i を有する。
【0028】音声制御部19は、音声を符号化/復号化す
る音声コーデック19a と、テレビ電話音声とアナログ電
話音声を切替るアナログSW 19bとを有する。リモコン制
御部15e には、AV機器制御のためのリモコン信号を放射
する発光部12と、リモコン信号を受信する受光部9とが
接続されている。音声制御部18は、通常電話のためのハ
ンドセット4cとテレビ電話のためのスピーカ4とマイク
4dからなる音声box とを有する。以上の如く構成された
患者側端末の動作を説明する。
【0029】まず特殊な着呼属性をもつ電話番号の登録
は以下の如く行われる。患者側端末の設置者等の操作に
詳しい人が、操作部5のテンキーから、例えば「#」
「*」「0447771111」と入力する。この入力
は全体制御部のCPU15a により特殊番号登録コマンド
と判断され、E2 PROM 15h上に、例えば図6の如く
用意されている番号登録テーブルに記録する。このよう
にして登録された電話番号は特殊な着呼属性をもつもの
として、以下の如く用いられる。この登録は、患者側端
末を患者宅に設置する際に、設置者が病院側の電話番号
を登録することし、セキュリティのため、通信回線を通
してはできないようにしてある。
【0030】以上の如く登録されてた電話番号相手から
着呼する場合の動作を、図8の着呼時自動応答動作のフ
ローチャートにより説明する。病院側から患者側に発呼
する場合に、ISDN回線のD−CHを介して着呼側に
送信される呼設定メッセージ中に、図9の如く発信者番
号を含ませて送出する。
【0031】患者側端末は、着呼を検出すると(S−
1)、この呼設定メッセージの中から、発信者番号「0
447771111」を取出し(S−2)、その番号が
前記特殊番号登録テーブルに登録ずみのものかどうかを
照合する(S−3)。照合した結果が一致すれば、直ち
に着呼応答してB−CHを接続し(S−4)、画像/音
声のパスを張る(S−5)。パス設定直後の一定時間は
患者側の画像入力をマスクし、患者側の画像を医師側に
送信しない。これによって、患者はベッド等にいるまま
あわてることなくテレビ電話に応答することができる。
この画像入力マスクは、音声会話によって患者の了承を
得ると、医師側の操作により一定時間以前でも解除でき
るようになっており、又、患者側が意識不明等で応答不
能の場合には、一定時間後に画像入力されるため、病院
側では患者の様子を知り適切な処置をとることができ
る。
【0032】照合結果が一致しない場合には、通常の着
呼とみなしてリンガを鳴動させる(S−6)。次に、前
記特殊番号登録テーブルに登録されている電話番号相手
との通信の際の呼切断時に患者側端末のワッタッチダイ
ヤルの登録は以下の如く行われる。
【0033】ISDN網を介した通信においては、図9
に示す如く、D−CHを用いた呼切断メッセージの中
に、相手あての情報を含ませることができる。そこで、
この呼切断メッセージ中に、ワンタッチダイヤル登録の
ための情報をのせて送信する。病院側では、TV電話を
使用した在宅ケア中の会話において、患者側のワンタッ
チダイヤルの登録要求、例えば患者側の親しい友人等の
頻繁に電話したい相手の電話番号とその番号を発信する
ためのワンタッチダイヤルキーの番号とを知る。次に病
院側では、このワンタッチダイヤル番号を病院側端末に
入力して登録しておく。病院側端末は、呼切断時にこの
ワンタッチダイヤル番号と、電話番号とを呼切断メッセ
ージのユーザ−ユーザ情報部に乗せて送出する。
【0034】患者側端末では、現在通話中の呼の相手が
特別の着呼属性を持つかどうかを知っているので、呼切
断メモージを受信したとき、そのユーザ−ユーザ情報部
を調べ、ここにワンタッチダイヤル登録のための情報が
含まれているかどうかを調べる。そして、その情報が含
まれていることを検出すると、図6の特殊番号登録テー
ブルの当該電話番号のワンタッチダイヤル番号欄にワン
タッチダイヤルのキー番号「1」とそのワンタッチキー
により指定される電話番号「546561」を登録す
る。この方法によれば、患者側で全く登録操作しなくて
も、患者側端末にワンタッチダイヤルの登録を行うこと
ができる。
【0035】以上は呼制御メッセージを利用して医師側
端末から患者側端末を制御する実施例の説明である。次
にISDN回線を介して通信中の患者側端末に対して呼
制御メッセージとは別にD-CHを用いたユーザ−ユーザ情
報伝送機能を用いて、医師側端末から患者側を制御する
実施例を説明する。
【0036】遠隔医療システムを用いた在宅ケアを行う
場合、患者宅にあるVTRを使用してリハビリテーショ
ンを行う等、家庭用AV機器を利用することが多いが、
家庭用AV機器は操作が難しいという問題がある。そこ
で、図10に示すように、医師側端末1にリモコン受信
部9、患者側端末にリモコン放射部12を設け、両端末間
でISDN回線を介して通信接続を行う。医師側端末の
リモコン受信部9に向けて、該当家庭用AV機器に付属
のリモコン10からリモコン赤外光を照射する。受光部9
はこれ電気信号に変換した低速デジタルデータとし、テ
レビ電話信号に多重化して、ISDN回線を介して患者
側端末に送信する。即ち、リモコン10からの赤外光は受
光部9内のフォトダイオード9bで光電変換され、復調部
9aで復調された後、デジタル信号として受光レジスタ15
e'に蓄えられる。受光レジスタ15e はデジタル信号を受
け取ると、全体制御部15内のCPU15a に割込みIRQ を
上げる。CPU 15aはこの割込みIRQ により受光レジス
タのデータDATAを読取り、これを通信制御部16を介して
ISDN回線上に送出する。
【0037】患者側端末2はこれを受信して、リモコン
放射部12で電光変換して放射する。即ち、ISDN回線
を介して患者側端末2で受信したリモコン信号は、通信
制御部16を介してCPU 15aに読み込まれる。CPU 1
5aは読み込んだデータを発光レジスタ15e" に書き込
む。発光レジスタに書き込まれたデータは発光部12内の
変調部12a で変調されて、発光ダイオード12b で電光変
換されて、リモコン10から受信したものと同じ赤外光と
なり放射される。患者宅のAV機器を患者側医療端末の
リモコン放射部に対向するように設置しておくと、この
リモコン信号で動作させることができる。
【0038】以上の構成により、リモコン駆動のVTR
等の患者側家庭用AV機器を医師側から遠隔操作ができ
るようになる。次にISDN回線を介して通信中の患者
側端末に対してD-CHを用いたユーザ−ユーザ情報伝送機
能を用いて、所要の制御データを音声、画像通信とは別
パケットで医師側端末から送信し、患者側端末の初期設
定データの変更、および変更後の初期設定データを用い
た患者側端末の再立上げを行うように構成した実施例を
次に説明する。
【0039】図11は、患者側端末の初期設定データの変
更や付属機器のリセットを医師側端末からできるように
した実施例のブロック図である。図における患者側アダ
プタ4内の機能は、主として患者側アダプタ4に、内蔵
されたプログラムに従って全体制御部のCPUにより実
行されるタスクの形態で記述されている。
【0040】図11において医師側端末1より、患者側
端末2のワンタッチダイヤル用の電話番号の変更、バイ
タルセンサ11の内部接続,切断の操作及び、TV電話7
のリセット、及びバイタルセンサ11のリセットを行うに
は、医師側端末1のパソコン8と患者側アダプタ4とが
接続された状態で、医師がパソコン8を介して、図12に
示す如き、データ項目数,変更データ名,変更するデー
タ値,バイタルセンサリセットの有無,TV電話リセッ
トの有無,内部処理リセットの有無よりなるデータを入
力する。
【0041】具体的には、ワンタッチダイヤルの電話番
号変更の時は、図13(A)に示す如く、データ項目数
1,変更データ名は医師呼出番号変更,変更するデータ
値1234,バイタルセンサリセット無し,TV電話リ
セット無し,内部処理リセット有りよりなるデータを、
またバイタルセンサの内部接続の時は、図13(B)に示
す如く、データ項目数1,変更データ名はバイタルセン
サ,変更するデータ値は接続,バイタルセンサリセット
無し,TV電話リセット無し,内部処理リセット有りよ
りなるデータを、またバイタルセンサの内部切断の時
は、図13(C)に示す如く、データ項目数1,変更デー
タ名はバイタルセンサ,変更するデータ値は切断,バイ
タルセンサリセット無し,TV電話リセット無し,内部
処理リセット有りよりなるデータを、またバイタルセン
サリセットの時は、図13(D)に示す如く、データ項目
数0,変更データ名はバイタルセンサ,変更するデータ
値は0,バイタルセンサリセット有り、TV電話リセッ
ト無し,内部処理リセット無しよりなるデータを、また
TV電話リセットの時は、図13(E)に示す如く、デー
タ項目数0,変更データ名はTV電話,変更するデータ
値は0,バイタルセンサリセット無し、TV電話リセッ
ト有り,内部処理リセット無しよりなるデータを、それ
ぞれパソコン8を介して送る。
【0042】すると、これらのデータはISDN網14
のBーCHは接続された儘DーCHを介してユーザ−ユ
ーザ情報として患者側アダプタ4に送られる。患者側ア
ダプタ4では、図14のフローチャートの、ステップ1に
て、上記のD−CHを介して上記データを含むリセット
情報を受信する。即ち他局からの制御タスク21よりリセ
ット情報を受取り、ステップ2にて、要因チェックタス
ク22に送り、リセット情報を解析し、初期設定データ
書換え、リセット有無を自局端末制御タスク23に通知
する。自局端末制御タスク23は、要因チェックタスク
22からリセット通知を受信した場合、各タスクへリセ
ットを通知する。
【0043】初期設定データ書換の時はステップ3に進
み、全体制御部のE2 PROM(図5の15h) 上の初期
設定データの書換え(医師呼出番号変更,変更するデー
タ値1234、バイタルセンサの内部接続、バイタルセ
ンサの内部切断)を行い、ステップ4に進む。ステップ
2にて初期設定データの書換えが無い時もステップ4に
進む。
【0044】ステップ4にて、要因チェックタスク22
から自局端末制御タスク23がバイタルセンサリセット
通知を受信した時は、ステップ5に進み、バイタルセン
サ動作タスク28へバイタルセンサリセットを要求し
て、バイタルセンサ動作タスク28は、バイタルセンサ
8にリセットを通知する。バイタルセンサ8はこれを受
けてリセットを行いステップ6に進む。
【0045】ステップ4にて、要因チェックタスク22
から自局端末制御タスク23がバイタルセンサリセット
通知を受信しない時も、ステップ6に進む。ステップ6
にて、要因チェックタスク22から自局端末制御タスク
23がTV電話リセット通知を受信した時は、ステップ
7に進み、カメラ動作タスク27へカメラのリセットを
通知する。TV電話6のカメラはそれを受けてリセット
を行い、ステップ8に進む。
【0046】ステップ6にて、要因チェックタスク22
から自局端末制御タスク23がTV電話リセット通知を
受信しない時も、ステップ8に進む。ステップ8にて、
要因チェックタスク22から自局端末制御タスク23が
内部処理リセット通知を受信した時は、ステップ9に
て、内部処理制御タスク24にリセット通知して、内部処
理の立上げを行い、書き換えられた初期設定データを所
定のタスクへセットし、ステップ1に帰る。
【0047】ステップ8にて、要因チェックタスク22
から自局端末制御タスク23が内部処理リセット通知を
受信しない時も、ステップ1に帰る。医師の座席変更時
間が定まっていれば、患者側アグプタにタイマを設置
し、この時間になると初期設定データのうちの医師側電
話機呼出し番号のみを、患者側端末で自動的に書き換
え、内部処理制御のみの再立上げのみを行うように構成
すれば、医師側から設定しなおす必要がなくなる。
【0048】又、医師側端末からのバイタルセンサ11の
計測中に、計数値が通常値と大幅に異なったり、バイタ
ルセンサの制御異常が発生したりして、再計測の必要が
生じたときは、前記説明の図13(D)に示すデータを有
するリセット情報が患者側に送信すれば、医師側からの
遠隔操作でバイタルセンサによる再測定が可能となる。
【0049】なお、患者側端末が公衆網であるISDN
網に接続されているため、患者側端末における上記のリ
セット動作や初期設定データの変更が、病院以外のIS
DN網加入者から自由に行えるようになっていると、患
者側のプライバシーが侵害される恐れがある。これを防
止するために前述の登録特殊番号との呼接続中のみ上記
動作を行えるようにしているのは、第一発明の実施例と
同様である。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、医師側端末からの呼出しに対する自動着呼応答、患
者側の家庭用AV機器の医師側からの遠隔制御、ワンタ
ッチダイヤル用の電話番号の変更、バイタルセンサの内
部接続,切断の操作及び、TV電話のリセット、及びバ
イタルセンサのリセットを患者側のプライバシーを損な
うことなく医師側医療端末より行えるので、遠隔医療シ
ステムにおける患者側の操作負担を軽くできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理ブロック図、
【図2】 患者側端末の外観図
【図3】 操作部のキー配列の一例を示す図
【図4】 患者側端末の概略ブロック図
【図5】 患者側端末の詳細ブロック図
【図6】 特殊番号登録テーブルの図
【図7】 呼設定メッセージの構成図
【図8】 自動着呼応答のフローチャート
【図9】 呼切断メッセージの構成図
【図10】 AV機器のリモコン操作のための構成図
【図11】 患者側端末の初期設定データ変更とリセッ
トを医師側端末からできるようにした実施例のブロック
【図12】 リセット情報の構成図
【図13】 各種動作指令に対応するリセット情報を示
す図
【図14】 患者側端末のリセット情報受信時のフロー
チャート
【図15】 従来例の遠隔医療システムのブロック図
【符号の説明】
1…医師側端末、2…患者側端末、3…医師側アダプ
タ、4…患者側アダプタ、5…操作部、6…電話機、7
…テレビ電話、8…パソコン、9…リモコン受信部、11
…バイタルセンサ、12…リモコン放射部、14…ISDN網(
回線)
フロントページの続き (72)発明者 梅崎 靖 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部(5) を有する患者側アダプタ(4)
    にテレビ電話(7) 、電話機(6) およびバイタルセンサ(1
    1)が接続された患者側端末(2) と、医師側アダプタ(3)
    にテレビ電話(7)、電話機(6) および制御装置(8) が接
    続された医師側端末(1) とがISDN回線(14)で接続さ
    れる遠隔医療システムにおいて、 該患者側端末(2) は、 前記操作部(5) からの特殊操作で入力される電話番号を
    特別な着呼属性をもつものとして自端末に登録する手段
    (41)と、 相手側からの呼設定メッセージから発信者番号を抽出
    し、該抽出した発信者番号が前記登録されている電話番
    号であることを判定する手段(42)と、 該判定結果に基づいて着信呼に対して自動応答してパス
    接続を行う手段(43)と、を有することを特徴とする遠隔
    医療システム。
  2. 【請求項2】前記患者側端末が、パス接続を行ったあと
    の所定時間の間はTV電話の画像入力をマスクするよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1記載の遠隔
    医療システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の登録手段で登録した電話番
    号との通話終了時の呼切断メッセージに、ワンタッチダ
    イヤル登録のための情報が付加され、患者側端末(2) は
    それを検出した場合には該情報に基づいてワンタッチダ
    イヤル番号を登録するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の遠隔医療システム。
  4. 【請求項4】前記医師側端末(1)に、AV機器を制御す
    るリモコンからの信号を受信する手段(9)、該受信した
    リモコン信号をデータとして、相手側端末にISDNの
    DCHを介して送信する手段(9a)を設けるとともに、患
    者側端末(2)に、該リモコンデータをISDNのDCH
    を介して受信する手段(45)、該リモコンデータをリモコ
    ン信号として放射する手段(12)とを設け、在宅医療シス
    テムを介して、医師側端末から患者側端末の近傍に設置
    したAV機器(13)を遠隔制御するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の遠隔医療システム。
  5. 【請求項5】操作部(5) を有する患者側アダプタ(4) に
    テレビ電話(7) 、電話機(6) およびバイタルセンサ(11)
    が接続された患者側端末(2) と、医師側アダプタ(3) に
    テレビ電話(7)、電話機(6) およびパソコン(8) が接続
    された医師側端末(1) とがISDN回線(14)で接続され
    る遠隔医療システムにおいて、 データ項目数,変更データ名,変更するデータ値,バイ
    タルセンサリセットの有無,TV電話リセットの有無,
    内部処理リセットの有無よりなるデータを、該医師側ア
    ダプタ(3) に入力すると、該ISDN網(14)のDーCH
    を介して該患者側アダプタ(4) に伝送され、該患者側ア
    ダプタ(4)は該ISDN網(14)のBーCHの回線接続を
    した儘入力データ通り該当機器に対する処理を行うよう
    に構成したことを特徴とする遠隔医療システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000332908A (ja) * 1999-05-17 2000-11-30 Kyocera Corp 携帯テレビ電話端末
JP2003526998A (ja) * 2000-03-16 2003-09-09 フランス テレコム 在宅遠隔医療支援システム

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