JPH07199381A - 視差情報を含むプリントを作る方法及びその装置 - Google Patents

視差情報を含むプリントを作る方法及びその装置

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JPH07199381A
JPH07199381A JP6310354A JP31035494A JPH07199381A JP H07199381 A JPH07199381 A JP H07199381A JP 6310354 A JP6310354 A JP 6310354A JP 31035494 A JP31035494 A JP 31035494A JP H07199381 A JPH07199381 A JP H07199381A
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lens
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radiation
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N1/00201Creation of a lenticular or stereo hardcopy image
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント全体の正確な位置合わせを維持しつ
つ、レンティキュラーレンズまたはパララックスバリア
の形状・厚さ等の変化を許容することができる視差情報
を含むプリント作成方法及び装置を提供する。 【構成】 3Dプリンタには、ビームスキャン光学シス
テム91が備えられている。ドナーシート81は、光学
システム91の焦平面に設けられており、染料や顔料等
の熱転写可能な着色剤を含んでいる。レンティキュラー
スクリーン88は着色剤受け取り層を有している。着色
剤受け取り層は、それぞれが組み合わせられた2Dピク
セルを含んでいる3Dピクセルを形成するために、ドナ
ーシートから着色剤を受け取る。3Dピクセルはスクリ
ーン88のレンティキュールを整合して並べられてい
る。検出器アレイ205はレンティキュラースクリーン
88を透過したレーザー光に応答し、プリント位置合わ
せ制御システムは、レンティキュラースクリーンのふぞ
ろいを補償するようにスキャンレーザービームを正確に
配置するために検出器出力を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パララックス(視差)
情報を含むプリントを作る方法及び装置に関する。この
ような方法及び装置は、フルカラーの3D(三次元)ハ
ードコピーを作るプリンタを提供するのに利用すること
ができる。このプリンタは、例えばオフィス環境でのコ
ンピュータの周辺機器あるいはFaxとして利用可能な
低コストデバイスと一致した技術によって実現すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】真の3Dディスプレイは2Dディスプレ
イよりも実質的により多くの情報を供給することができ
る。例えば、医用画像やCADシステムなど数多くのア
プリケーションが、3D視覚化の恩恵を受ける。ハード
コピーは、特に、イメージが、(コンピュータグラフィ
ック技術やデジタル的にとらえられたイメージを用いて
いる)コンピュータワークステーションの出力として作
成され得る場合には、このような情報を効果的に広め
る。効果的であるためには、コンピュータの周辺装置の
プリンタには、高速印刷技術、使いやすさ、低コスト、
及び製造のたやすさが求められる。また、3Dハードコ
ピーを特殊な視覚補助装置を用いずに見ることができる
ことが強く望まれている。これは、自動立体3D技術が
要求されているということを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータから3D
ハードコピーを作成する公知の技術では、多重ホログラ
フィーを使用する。この方法では、コンピュータグラフ
ィック技術または写真技術を3Dデータベースに適用し
て、写真フィルム上に連続した2Dイメージを作成す
る。これらのイメージはホログラフィー式に多重化され
ており、3Dイメージを作る。最近ではイメージを作成
する速度を速くするために、写真フィルムを投映媒体と
してのLCD(液晶デバイス)に置き換えることが提案
されている。しかし、これらの技術には、コスト、正確
な色、再現性、材料、照明の必要性、及び、ハードウエ
アの製造に関する問題がある。これらの問題点は、近い
将来、本質的に克服されそうにない。これらの問題点
が、ホログラフィー方式をオフィスコンピュータの周辺
プリンタとして一般的に利用することを妨げている。
【0004】3Dハードコピーを作成する公知の非ホロ
グラフィー技術には、レンティキュラー方式、マイクロ
レンズ方式、及び、バリアパララックス方式がある。レ
ンティキュラー方式はたいてい明るさにおいてバリアパ
ララックス方式より優れている。確かに、写真方式を用
いて作成されるレンティキュラーハードコピーディスプ
レイは、非常に印象的である。ここでは、見る人との距
離の制約が最小限であるような連続する合成イメージを
作成するために、特別なカメラ配置が用いられている。
しかし、これらの方法は、コンピュータによって作られ
たイメージや、その他のデジタル式に作られたイメージ
には適さない。
【0005】コンピュータによるイメージ作成や、他の
デジタル式なアプリケーション(例えば、ビデオキャプ
チャー)では、連続した合成イメージを作ることは不可
能であるが、その代わりに、有限個の不連続のビューが
合わせられなければならない。見たときのジオメトリー
をよりフレキシブルにするように3Dイメージの質を向
上するためには、多数個のビューが必要である。2Dイ
メージのそれぞれは特定の方向からの対称物のビューで
あり、その方向において再現される。表示される2Dビ
ューの数が増えるほど、3Dイメージはより正確にな
る。3Dハードコピーの実際の制作には、写真フィルム
への光学記録方式(LCDデバイスを通しての投映)、
または写真フィルムへのデジタル印刷技術(New Scienti
st 26 Sep92 p.19)を使用することができる。これらの
方式によると、写真フィルムによって実現される高解像
度のおかげで高画質なマルチビューイメージを作ること
ができるが、次の2つの制約がある。
【0006】1. 写真処理 2. 処理または気温/湿度の変化のもたらすサイズ変
化による位置合わせの難しさ。
【0007】このような理由、特に第1の理由により、
これらの方式はオフィスのコンピュータ周辺装置のプリ
ンタへの応用には適さない。
【0008】直接電子印刷技術を用いた方式が、S.Lore
とD.McAllisterによって、SPIE Vol.1083(1989) p.102
に報告されている。
【0009】後でレンティキュラーシートに挟まれる基
板上にイメージをプリントするという、非ホログラフィ
ー3Dハードコピーを作成する試みには、いままで多く
の問題点があった。この問題点には、プリンタの解像度
の不足、プリントされる出力におけるピクセル位置の精
度不足、(高いアドレス可能度を伴う不十分なプリンタ
精度)、別々のプリントされる媒体をレンティキュラー
シートに位置合わせする極端な困難さ、イメージのクロ
ストーク、モアレ縞、及び重大なイメージ飛びを引き起
こすことになるビュー不足が含まれている。
【0010】同時係属英国特許出願第9222346.
0号(EP−A−0 596 629号、特願平第5−
263940号)には、視差情報を含むプリントを作る
方法が開示されている。この方法は、複数の画素を、レ
ンズアレイ基板あるいはパララックス(視差)バリア基
板を有する第1の基板上に書き込む工程を包含する。画
素のそれぞれは、レンズアレイ基板の対応するレンズ、
あるいはパララックスバリア基板の対応するアパーチャ
と整合するように並べられており、画素のそれぞれは、
各イメージからの複数の組み合わせられたイメージエレ
メントを含んでいる。
【0011】このような方法は、3Dプリントを作るの
に利用できる。しかし、このような方法は、例えば、異
なる方向から見ると異なる情報を与える標示などの、他
の視差情報を含むプリントを提供するためにも利用でき
る。
【0012】一実施例では、ビームでスキャンすること
によって行われる着色剤の転写が開示されている。この
ビームは、転写中または転写前に、レンズアレイシート
のレンズ、あるいはパララックスバリアシートのアパー
チャと位置合わせされる。例えば、レンズまたはアパー
チャを転写前にスキャンし、レンズとレンズの変わり
目、またはアパーチャの位置を記録し、そして転写中に
そこへ向けてビームを合わせる。あるいはその代わり
に、またはそれに加えて、レンズアレイシートまたはパ
ララックスバリアシートのイメージ領域の外側に、位置
合わせ手段が備えられてもよい。
【0013】EP−A−0 569 896は、適した
波長の放射の放射にさらされると色が変化する放射感受
性層を担持するレンティキュラーシートの背面に、3D
イメージをプリントする方法を開示している。カラープ
リントを作成するためには、このような層がいくつか必
要である。同時に、平行放射のビームはレンティキュー
ルに向けられる。このレンティキュールはシートの背面
を介し、周期的に放射強度が変化する領域に平行放射の
ビームを集光する。固体イメージャーは、レンティキュ
ール間の隙間に相当するこの領域を周期的に検出するよ
うに、この領域内を移動する。タイミング回路は、プリ
ントされる3Dイメージのシートのレンティキュールと
の位置合わせを制御するように、イメージャー信号を受
け取り、書き込み放射の変調を制御する。
【0014】例えば、1つ以上の赤外線レーザーによっ
て供給された書き込み放射は、レンティキュールを通過
しないが、その代わりに、1つ以上の放射感受性層を担
持するレンティキュラーシートの背面に直接照射され
る。放射感受性層に像を形成しないような波長を有する
平行放射は、周期的に変化する強度を有する領域を作り
出すようにいくつかのレンティキュラー上にわたってス
キャンされなければならない。したがって、この領域
は、例えば書き込みビームと位置合わせビームとの間の
物理的干渉を避けるために、書き込み領域とは間隔を置
かなくてはならない。したがって、ピッチ及び光学特性
に関しては、正確な位置合わせはシートのレンティキュ
ールの整合性に依存する。ゆえに、製造中の許容度及び
誤差は位置合わせの誤差を生じることになる。
【0015】本発明の目的は、場合により、プリントさ
れたイメージとレンティキュラーエレメントあるいはパ
ララックスバリアエレメントとの位置合わせの精度を改
善することである。転写プリント工程の前に、位置合わ
せのためにスキャンが行われると、ピッチ及び特に製造
された基板の厚さが異なるために、困難が生じることが
理解される。さらに、基板のイメージ生成領域の外側に
与えられた位置合わせ手段を用いた位置合わせは、たと
えプリント工程の一部として行われたとしても、イメー
ジ生成領域のピッチ及び厚さが異なることを考慮に入れ
ることができない。
【0016】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、プリント全体の正確な位置合
わせを維持しつつ、レンズアレイあるいはパララックス
バリアにおける形状・厚さ等の変化に対する許容度を有
する、視差情報を含むプリントを作る方法及び装置を提
供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の視差情報を含む
プリントを作る方法は、それぞれが各イメージからの複
数の組み合わされたイメージエレメントを含む複数の画
素を、該画素のそれぞれがレンズアレイの対応するレン
ズあるいはパララックスバリアの対応するアパーチャと
関連するように、該レンズアレイあるいは該パララック
スバリアと関連している第1の基板に書き込む工程と、
少なくとも放射の一部が、該第1の基板と、現在書き込
まれている画素あるいはそれに隣接する画素と関連して
いる該レンズアレイのレンズあるいは該パララックスバ
リアのアパーチャとを通過するように、該放射のビーム
で該第1の基板をスキャンする工程と、該レンズあるい
は該アパーチャに対する少なくとも一つの所定の位置に
到達する、該レンズアレイあるいはパララックスバリア
からの放射を検出する工程と、検出に応じて、該レンズ
あるいは該アパーチャと関連する該画素との位置合わせ
を制御する工程とを包含しており、そのことにより上記
目的を達成する。
【0018】前記第1の基板は、前記レンズアレイある
いは前記パララックスバリアを含んでいてもよい。
【0019】前記レンズアレイあるいは前記パララック
スバリアは、書き込みが行われる前に前記第1の基板と
少なくとも一時的に並置される別の基板に形成されてい
てもよい。
【0020】前記放射のビームは、該画素を書き込むた
めに用いられてもよい。
【0021】前記画素は、染料、染料の前駆物質、顔
料、インク及びトナーのうちの少なくとも一つを含む着
色剤を選択的に転写することによって、前記第1の基板
に書き込まれてもよい。
【0022】前記着色剤は、着色剤ドナー基板を含んで
いる第2の基板から選択的に転写されてもよい。
【0023】前記着色剤ドナー基板は、前記着色剤の転
写中は、前記第1の基板と接していてもよい。
【0024】前記着色剤は熱転写されてもよい。
【0025】前記着色剤は、少なくとも1つの変調され
た電磁ビームで前記着色剤ドナー基板をスキャンするこ
とによって転写されてもよい。
【0026】前記方法は、隣接する画素間にブラックデ
ータを書き込む工程をさらに包含してもよい。
【0027】前記放射は、前記少なくとも一つのアパー
チャあるいはレンズに対する複数の所定の位置で検出さ
れてもよい。
【0028】本発明のカラープリントを作る工程は、第
1の色をプリントする、前記方法のいずれか1つである
第1の方法と、第2の色をプリントする、前記方法のい
ずれか1つである第2の方法とを含み、該第2の方法の
位置合わせは、各画素の放射の吸収に応じてさらに制御
され、そのことにより上記目的を達成する。
【0029】前記画素のそれぞれの放射の吸収は、該画
素の値から決定されてもよい。
【0030】本発明の視差情報を含むプリントを作る装
置は、それぞれが各イメージからの複数の組み合わされ
たイメージエレメントを含む複数の画素を、該複数の画
素のそれぞれがレンズアレイの各レンズあるいはパララ
ックスバリアの各アパーチャと関連するように、該レン
ズアレイあるいは該パララックスバリアと関連している
第1の基板に書き込む手段と、少なくとも放射の一部
が、該第1の基板と現在書き込まれている画素あるいは
それに隣接する画素と関連している該レンズアレイのレ
ンズあるいは該パララックスバリアのアパーチャとを通
過するように、該放射のビームで該第1の基板をスキャ
ンする手段と、該レンズあるいは該アパーチャに対する
少なくとも一つの所定の位置に到達する、該レンズアレ
イあるいは該パララックスバリアからの放射を検出する
手段と、検出に応じて該レンズあるいはアパーチャと関
連する画素との位置合わせを制御する手段とを備えてお
り、そのことにより、上記目的を達成する。
【0031】前記書き込み手段はスキャン手段を含んで
いてもよい。
【0032】前記スキャン手段は、前記画素を書き込む
ために、前記放射のビームによって、第2の基板から前
記第1の基板に着色剤を転写するように配置されてもよ
い。
【0033】
【作用】本発明の視差情報を含むプリントを作る方法で
は、プリント中に、そのとき書き込まれている画素ある
いはそれに隣接する画素に放射の一部を通過させる。通
過した放射を検出し、それに基づいた制御を行うことに
より、画素と、レンズまたはアパーチャとの正確な位置
合わせを確実に行うことが可能になる。ゆえに、プリン
ト全体の適切な位置合わせを損なうことなく、レンズア
レイあるいはパララックスバリアにおける変化及び許容
度を提供することができる。
【0034】
【実施例】以下に述べる方法及び装置は、多数のピクセ
ル化されている、様々な位置からの対象物の2Dビュー
として、とらえられ、あるいは合成されたイメージの3
Dハードコピーをプリントするために用いられる。例え
ば、これらの2Dビューは、フレームストア装置または
フォトグラフィックスキャニング技術を用いる適当な写
真機あるいはビデオカメラで得られたものでよい。また
は、例えば、直接コンピュータ生成などによって合成さ
れたビューであってもよい。
【0035】図1から図5に示される方法及び装置は、
上記の同時係属出願に十分に記載されており、さらなる
情報を得るためにはこの同時係属出願を参照しなければ
ならない。また、これらの方法及び装置は本発明の実施
例は図7(a)〜図12に示されているが、図1〜図5
の構成を簡潔に説明する。
【0036】図1は、上記の方法によってとらえられ、
あるいは合成された、4つのピクセル化された2Dビュ
ー1〜4を示している。それぞれのビューは、規則的な
長方形のピクセルアレイにピクセル化される。その後、
4つのビュー1〜4は、5で示されるように垂直方向に
組み合わされ、ビュー1〜4の第1画素11、21、3
1及び41は、第1の垂直スライスの第1列を作るよう
に並べられる。続いて、第2画素12、22、32及び
42は、次の垂直スライスの第1列に並べられ、以下同
様に続く。このようにして組み合わせられた3Dイメー
ジの縦横比は、水平軸を圧縮することにより減らされ、
3Dイメージ6になる。拡大された部分7に、レンティ
キュラーシートのレンティキュール8と正確に重ねられ
ている水平に圧縮されたピクセルを示す。レンティキュ
ラーシートの裏側にピクセルがプリントされている。
【0037】図2は、3Dピクセル50の配列を示して
いる。3Dピクセルのそれぞれは、図に示される4つの
ビュー配列における4つの2Dピクセル51から構成さ
れている。3Dイメージ上に好ましくないアーチファク
トが現れるのを避けるために、隣接する2Dピクセル
は、52に示されるように、互いに接触しているが重な
り合わない。重ならないようにするため、及びレンティ
キュラーシートとの位置合わせを簡単にするためには、
3Dピクセル50は接触している必要はなく、隣接する
3Dピクセルの間に隙間53があってもよい。これらの
隙間に「黒い」非反射的及び/あるいは非透過的なデー
タを書き込むことが好ましい。
【0038】イメージの水平解像度を決定するレンティ
キュラーシートの解像度は、意図される典型的な観察と
の距離において、スクリーン構造が実質的に見えないよ
うに選択される。比較的小さな画像に対しては、レンテ
ィキュラーシートのエレメント、つまりレンティキュー
ルのピッチは、3Dピクセルのピッチに実質的に等し
く、ピクセルの高さは、レンティキュールのピッチと同
程度にすることができる。しかし、レンティキュールの
ピッチよりも大きい垂直解像度を用いることにより、画
像の見え方を改善することが好ましい。これにより、レ
ンズの解像度の制約が緩和され、システム設計を簡素化
することができる。
【0039】2Dイメージのサイズが有限であるという
ことは、それから得られる3Dイメージが多数のビュー
のスライスから構成されていることを意味している。こ
のスライスの幅は、レンティキュラーシートのレンズの
形状・配列、2Dピクセルの幅、及び見る人の位置に依
存する。もし少数のビューしか用いることができなけれ
ば、そして/または、もし比較的幅の広いイメージをプ
リントするならば、見る人の視野を3Dビューで埋める
のには不十分な数のスライスしかないかもしれない。特
に、見る人は、目の片方ずつで、ハードコピーの幅にわ
たって異なった2Dビューを見るかもしれず、これは3
D効果を壊してしまう。この場合、見る人が、どちらの
目でもハードコピーの全幅にわたって同一の2Dビュー
を見ることができるように、レンティキュラーシートの
エレメントのピッチを3Dピクセルのピッチよりもわず
かに小さくすればよい。これは図3に示されている。こ
の図では、3Dピクセル51は、レンティキュラーシー
トのエレメント56の光軸55からずれている。各3D
ピクセル51のずれの量は、ハードコピーの中心57か
らの距離が増えるのと共に増加する。これにより、見る
人58は、どちらの目でもハードコピーの全幅にわたっ
て同一の2Dイメージからの2Dピクセルを見ることが
できる。
【0040】異なる色のピクセルを重ね刷りするか、ま
たは異なる2Dカラーピクセルを互いに垂直上方に重ね
てプリントすることで、カラープリントを実現すること
ができる。これにより、長方形の2Dピクセルによって
もたらされるさらに高い垂直解像度を利用することがで
きる。3D効果が損なわれることをさけるために、クロ
ストーク、あるいは2Dイメージピクセルをそれに隣接
するピクセルからの情報で重ね書きすることは、例えば
5%未満に制限されなければならない。したがって、カ
ラープリントでは色の正確な位置合わせは重要であり、
かつ、これを注意深く制御しなければならない。円形の
プリントスポットが用いられ得るが、2Dピクセルの端
辺をよりくっきりと再現するために、あるいはシステム
の簡素化という理由によって、非円形のスポットを用い
てもよい。
【0041】3Dプリントの端では、画像の軸外れ収差
が意味を持つことがある。これは、EP―A―4042
89に開示されているタイプの基板を使用することで少
なくとも部分的には軽減され得る。
【0042】プリントされたピクセルのハーモニックと
レンティキュラーシートのピッチとがぶつかりあうこと
により発生するモアレ縞の生成の防止には注意しなけれ
ばならない。これはプリントされるピクセルとレンティ
キュラーシートのレンティキュールとの比較的正確な位
置合わせを確実に行うことで達成され得る。さらに、レ
ンティキュラーシートの品質を、表面での反射や散乱を
最小にし、かつ傷への耐性を与えるように管理しなけれ
ばならない。また、このシートは、不均一さが比較的除
かれたものであるべきである。
【0043】プリントから500から1000ミリメー
トルの間にいる人が見ることができるようなA4標準サ
イズの3Dプリントを作るためには、視覚の鋭敏さの限
界を1/2000程度とすれば、レンティキュラーシー
トのレンティキュールのピッチは、レンズ状の構造をあ
まり目立たせないために250から500ミクロンであ
ることが好ましい。2Dビューの数が増加するにつれ
て、3Dイメージの動き視差(motion parallax)の程
度が増加する。例えばビューの数が10あるとする。し
たがって、各2Dピクセルイメージの縞の幅は25ミク
ロン程度である。2Dピクセルの高さは250ミクロン
程度とする。もし、3Dプリントを、(前述のように)
投映して見るのであれば、各2Dピクセルイメージの縞
の幅は倍率に比例して減少する。
【0044】レンティキュラー技術を使うと、見る人の
横方向の動きの自由度は約200ミリメートルに制限さ
れる。ゆえに、レンティキュールの焦点距離は約625
ミクロンでなければならない。
【0045】このようなプリントハードコピーでは、人
は、わずか200ミリメートルの幅のスライスされた3
Dイメージしか見ることができない。よって、その主軸
が水平であるA4サイズのシートでは、プリントの端の
部分ではビューは反復し、このため、間違った情報を作
り出す。片方の目に対して1つの完全なビューでプリン
トを満たすために、図3に示されるように、レンティキ
ュールの中心に対する3Dピクセルの相対的な位置が、
プリントの中央から端に向かって増加する。3Dピクセ
ルのレンティキュールの光軸に対する相対的な水平位置
を、プリントの中心から10ミリメートル離れる毎に1
3ミクロンずつ増加させることによってこの問題は解決
され、見る人は、どちらの目でものプリントの全幅にわ
たって単一の2Dビューを見る。
【0046】最小の大きさが25ミクロン程度である3
Dピクセルを作るためには、1インチ当たり1000ド
ット、すなわち1000dpiの解像度でプリントしな
ければならない。さらに、本来の階調を再現することが
できるピクセルのためにも、この解像度が望ましい。し
かし、もしプリント工程が本来の階調を再現することが
できなければ、解像度を上げなければならない。位置の
完全さ、あるいはアドレス可能度は、解像度の約10倍
でなければならないので、およそ2.5ミクロンである
ことが要求される。さらに、各レンティキュールの下に
プリントされたピクセルの、対応するレンティキュール
の幾何形状から見た位置の正確さは、レンティキュラー
シートの全幅にわたって維持される必要がある。これ
は、レンティキュールの間隔を正確にするようにレンテ
ィキュラーシートを製造すること、並びに、スキャンシ
ステムが、スキャンされるA4のフィールドにわたって
約2.5ミクロンの精度であるようにすることで実現で
きるが、精密さが要求されるために、このような技術は
比較的高価になってしまう。
【0047】解像度に対するこれらの要求は、以下に述
べるプリント技術における「書き込みビーム」を、書き
込み工程の最中に、レンティキュラーシートのレンティ
キュールに確実に位置合わせをすることで、実質的に緩
和することができる。この技術にはまた、書き込みビー
ムに対してかなり歪んでレンティキュラーシートが配置
されても許容できるという利点もある。以下に、本発明
を用いたプリント位置合わせ制御を、図7(a)〜図1
2を参照しながら説明する。
【0048】本実施例において用いたプリント技術はレ
ーザー誘導熱転写であり、この一例はWO91/103
10に記載されている。連続トーン及びハーフトーンを
実現することができるこの技術では、集光されたレーザ
ービームを使用し、例えば先に述べたように、必要とさ
れる精度を実現することができる。プリントの解像度は
スキャンシステムに依存している。また、プリントの解
像度は、公知の技術を用いて妥当なコストで達成するこ
とが可能である。
【0049】プリントは、ラスタ走査パターンに従って
変調レーザービームをスキャンすることにより行われ
る。レーザービームが、集光レーザービームを吸収して
エネルギーを熱に変換する適当な染料ドナーシートをス
キャンすると、着色染料が、熱せられた領域からレンテ
ィキュラーシートの裏側へ移動する。レンティキュラー
シートの裏側は、上に比較的安定したイメージを置くこ
とのできるような適当な材料でおおわれ、あるいはこの
ような材料で積層されていてもよい。例えば、この材料
は、PVCやポリエステルのような共重合体であり得
る。
【0050】ラスタ走査パターンには「高速スキャン」
軸と「低速スキャン」軸がある。高速スキャン軸には、
レンティキュラーシートのレンティキュールに対して主
に取り得る2つの方向、すなわち、各レンティキュール
に沿ってスキャンする方向とレンティキュールに実質的
に垂直にスキャンする方向がある。レンティキュールに
沿った高速スキャンが図4に70で示されており、レン
ティキュールに対して垂直方向への高速スキャンが71
で示されている。
【0051】図4はプリントの端の拡大断面図を示して
いる。プリント中には、着色剤受け取り層81に裏打ち
されたレンティキュラーシート80は、プリントされる
イメージに応じてカラードナーシート82から染料を受
け取る。スキャンビームはドナーシート82上に集光さ
れ、受け取り層81に移される染料の量を、プリントさ
れるイメージに応じて変えるように変調される。
【0052】図5は、プレオブジェクティブなスキャン
技術を採用したプリント装置を図示している。プリント
されるイメージに従って出力が変調される半導体レーザ
ーを備えている光源(不図示)は、書き込みビームを2
軸スキャンシステム100に向けて出射する。スキャン
システム100は、位置符号器101、102が組み込
んである。位置符号器101、102は、書き込みビー
ムが正確にスキャンするように制御するフィードバック
サーボ制御ループの一部を形成している。平行化され、
かつスキャンされた書き込みビームは、光学系91によ
って、適当な染料を担持している三色ドナーシート10
3上に集光される。ドナーシート103は、フィードス
プール104から巻き取りスプール105に供給され
る。各レンティキュラーシートのプリント後、次のレン
ティキュラーシートのプリントに用いられる、ドナーシ
ートの新しい部分をプリント領域にもってくるために、
ドナーシートは前方に進められる。プリント中は、レン
ティキュラーシート80は、プリント領域でドナーシー
ト103と隣接するように位置している。また、プリン
ト工程をオートメーション化するように、適当なフィー
ド手段や除去手段が備えられている。拡大部分106に
示すように、レンティキューラーシートには、レンティ
キュール108に対して「シート開始」プリズム107
が設けられており、3Dピクセルがレンティキュール1
08と正しく位置合わせされてプリントされるように適
当な光学系109及び光検出器110と協動して粗い位
置合わせ制御を実現する。スキャン開始プリズム107
は、イメージ領域の外側のシートの角に設けられてもよ
く、また、正確な位置合わせを確実にするためにスキャ
ンシステムによって用いられる容易に検出可能な参照位
置または参照線がレンティキュラーシート88上に設け
られるように、直線上に延びていてもよい。
【0053】図6は、例えば、1993年11月12日
に出願された、本出願人の同時係属英国特許出願第93
23402.9号(特願平6−277568号)に開示
されているような、プリントされたレンティキュラーイ
メージの投映及びそのビューイングを図示している。後
方から照明された3Dカラーイメージは多数の出力コー
ンを生成する。これらの出力コーンは、投映レンズ20
1の平面内に模式的に示されるそれぞれ異なる仮想ウイ
ンドウ202に到達する。各出力コーンは同一のオリジ
ナルのイメージの異なるビューに対応し、それによって
視差を生じる。投映レンズ201の入力アパーチャの直
径は、レンズの平面内の仮想ウインドウ202の総合し
た幅に実質的に対応する。イメージは、背中合わせに配
置された異なるピッチを有する2枚の平板状レンティキ
ュラースクリーンを備えた、自動コリメーティングスク
リーンあるいは角度増幅スクリーン203上に投映され
る。すると、見る人204はスクリーン203から適当
に離れた場所から3Dイメージを見ることができる。
【0054】本発明の第1の実施例を、図7(a)及び
図7(b)を参照しながら説明する。ビーム光学スキャ
ンシステム91は、レーザー源206と集光レンズ20
7とを備え、プリントされるレンティキュラーシート8
8と平行な平面において書き込みビームを二次元でスキ
ャンする構造を有する。図7(a)及び7(b)は、レ
ンティキュラーシート88の速軸、すなわち、レンティ
キュールに垂直な方向に沿った断面図を示している。着
色剤を転写するために用いられる光の一部は、レンティ
キュラーシート88の他方の側から現れ、この透過され
た光はプリント位置合わせ制御に使用される。ゆえに、
光はプリントされている画素に対応するレンティキュー
ルを透過し、検出器アレイ205上で再び結像する。検
出器アレイ205は、図6の出力ウインドウ202の所
望の位置に対応し、平面内に位置する。
【0055】検出器アレイは直線状に配置された検出器
エレメントを備えており、各検出器エレメントは透過レ
ーザー光の検出を示す信号を与える。本実施例では、検
出器エレメントの数はウインドウの数、すなわち、異な
るパララックスビューの数に対応する。
【0056】第1のビューが時刻tで第1のレンティキ
ュール上に書き込まれているときに、スキャン光学系9
1がレンティキュラーシート88と正確に位置合わせを
されていれば、図7(a)に示されるように、透過光は
第1の検出器に照射される。この時に第1の検出器エレ
メントが光を検出できなければ、光が第1の検出器エレ
メントで正確に検出されるまで、レーザースキャンシス
テムは書き込みビームの位置を調整する。書き込みビー
ムは速軸に沿ってスキャンし、図7(b)に示されるよ
うに、本実施例では時刻t+dtで第6のビューまでの
連続したビューを第1のレンティキュールに書き込む。
このレンティキュールに各々の連続したビューを書き込
んでいる間、アレイ205の対応する検出器エレメント
は照射され、書き込みビームの位置は同一の位置フィー
ドバック機構を用いて調整され、正確な位置合わせを行
う。そして、第2のレンティキュール下のレンティキュ
ラーシート88に6つのビューを書き込むために、書き
込みビームが速軸に沿ったままの状態でこのサイクルが
繰り返される。次に、この工程が第3のレンティキュー
ル及びそれに続くレンティキュールに対して繰り返され
る。そして、書き込みビームは速軸を横切って低速スキ
ャン軸に沿って移動し、次の一連のイメージがプリント
される。書き込みビームのスキャンを調整する別の方法
として、3Dビューの位置合わせを確実に行うために、
レーザーを制御するためのデータ供給のタイミングを検
出器信号に対して調整する方法がある。
【0057】図8及び図11に模式的に示されるよう
に、付加的な円筒形レンズは、レンティキュールと対向
するレンティキュラーシート88に隣接して位置し得、
検出器アレイにおける出力密度を増加させる。図8の実
施例において、円筒形レンズ801は、その軸がレンテ
ィキュラーシート88の速軸と平行になっている状態で
配置され、各レンティキュールの中央部のみを覆う。プ
リントが直視される場合は、レンズの長さは210ミリ
メートルで焦点距離は1000ミリメートルである。例
えば図6の実施例に示されるように、プリントが投映さ
れる場合には、例えば、レンズの長さは70ミリメート
ルで焦点距離は167ミリメートルである。
【0058】図11の円筒形レンズ111は図8のレン
ズ801と同様の機能を有しているが、レンティキュラ
ーシート88全体を被覆している。このレンズは、特
に、続けて投映ビューイングに用いられる小さい画像に
適している。
【0059】図8及び図11に示されているような円筒
形レンズの代わりに、同様の画像共役を有するフレネル
帯板を用いることも可能である。
【0060】図9に示されるように、検出器エレメント
のアレイ205の代わりに、単一の検出器902、ある
いは各レンティキュールに対するビューの総数よりも少
ない数の複数の検出器を用いてもよい。このとき、プリ
ント位置合わせ制御システムは、限られた数のビューの
検出に応答し、直接検出することが不可能な他のビュー
の位置を補間する。検出器エレメントの数は、必要とさ
れる位置合わせ制御の精度に従って選択される。
【0061】記載された実施例中ではイメージを形成す
る光が位置合わせ制御に用いられているが、もう一つの
方法として、例えば、補助光源などのビームスキャン光
学システム91からの補助ビームを使用することも可能
である。補助レーザー源は必然的に書き込みレーザー源
と同期してスキャンし、レンティキュラーシート88の
同位置を透過する。そのようなレーザは書き込みビーム
と実質的に同じ波長を有する必要はなく、したがって染
料シート吸収におけるピークを避けることができる。
【0062】直視に適したプリントの一実施例において
は、レンティキュールの数は525個でピッチは0.4
ミリメートルであり、各画素は18のそれぞれ異なるビ
ューを有している。プリント位置合わせ制御のために、
18個のエレメントからなる総長120ミリメートルの
直線状の検出器アレイは、レンティキュラーシートに平
行に、かつ、レンティキュラーシートから1メートル離
れて配置される。したがって、隣接する検出器エレメン
ト間の距離は6.7ミリメートルである。
【0063】投映に適したプリントの一実施例において
は、レンティキュールの数は525個でピッチは133
ミクロンであり、各画素は18の異なるビューを有して
いる。プリント位置合わせ制御のために、18個のエレ
メントからなる総長30ミリメートルの直線状の検出器
アレイは、レンティキュラーシートに平行に、かつ、レ
ンティキュラーシートから167ミリメートル離れて配
置される。
【0064】したがって、隣接する検出器エレメント間
の距離は1.7ミリメートルである。プリントが完了す
ると、プリントされたレンティキュラーイメージは、図
6の構成に示されるように投映システム中に配置され得
る。この投映システムは、焦点距離125ミリメートル
のFナンバー4の投映レンズを用いて、イメージを3:
1角度増幅スクリーンに投映する。角度増幅スクリーン
の後方から500ミリメートル離れたところにいる人
は、大きさが210ミリメートルで横幅が90ミリメー
トルのイメージの18個のビューを見ることになる。
【0065】挙げられた実施例において、照射レーザー
の出力が100mWであり、かつ、三枚の重畳された染
料シートのレーザー波長で最大吸収率が光学濃度3(O
D3)に相当するならば、図8に示されるような付加的
なレンズ(円筒形レンズ801)を用いることにより各
検出器エレメントの受け取った出力は40uWとなる。
【0066】レンティキュラーシート88を透過した光
は、複数のレンティキュラースクリーンの結像ローブを
生成することがわかる。レーザー書き込みシステムから
のイメージコーンがレンティキュラースクリーンに対す
る角度よりも小さいとき、あるいは非テレセントリック
書き込み体系が用いられているときには、対応する「零
ローブ」検出器あるいは検出器エレメントに達する光が
なくなる可能性もある。この問題を克服する方法の一つ
は、転写された着色剤をレーザー光に対して散乱させる
ものである。他の方法は、レンティキュラースクリーン
の背後に拡散層を取り付けるものである。これらの方法
のいずれによっても、入射レーザー光のアパーチャを拡
大することができる。その一例として、算出された例に
おいては、各検出器が受け取る光の強度は40uWから
1uWに低下する。あるいは、図10(b)に図示され
るように、検出器アレイをゼロ次ローブ及び/あるいは
1次以上のローブを検出するように配置し得る。隣接す
るイメージコーン間の角度の関係は固定されているの
で、ローブの一つのオーダーを測定すれば他のオーダー
に関する正確な情報が得られる。図10(a)では、検
出器はゼロローブに対して位置し、これは全体のイメー
ジの中心部の点に対して満足できる位置であり、かつ、
十分に大きい開口数の入射レーザー光に対して満足でき
る位置である。図10(b)では、真横のレンティキュ
ール206に代わって近くのレンティキュール207か
らのイメージコーンを検出するように、検出器アレイ2
05aは205bで2つにされる。2つのイメージコー
ン間の角度の関係は固定されているので、一つのローブ
を測定すれば、他のローブに関する正確な情報が得られ
る。
【0067】検出器は感光性エレメントの一次元アレ
イ、位置感応性検出器、あるいは多数の別個の検出器エ
レメントでもよい。
【0068】より高次のローブに結像された光の収差性
能は、零次ローブに結像された光の収差性能とは異なり
得る。これを補償するために、より高いオーダーのロー
ブにおける検出器あるいは検出器アレイの位置を変える
こと、あるいは、例えば可変的な遅延を導入することに
よって電子的に検出器信号を調整することが必要になり
得る。
【0069】図11に示される実施例では、単一の検出
器112が用いられる。レンティキュラーシート88の
出力面上のフルスクリーンサイズの円筒形レンズ111
は、照射光束を光軸上の検出器に向けて集光する。本実
施例における速軸はレンティキュールに対して直角であ
るが、レンティキュールと平行であってもよい。本実施
例では、第1のパララックスビューに対する二次元画像
全体が、高速スキャン及び低速スキャンによってレンテ
ィキュラーシート88全体に書き込まれる。この後、こ
の工程が第2のパララックスビュー等に対して繰り返さ
れる。上記のように、位置合わせ制御システムはスポッ
ト位置を制御し、スポット位置を検出器の中心に維持す
る。検出器112bは零次ローブに設けられ、検出器1
12aは+1次ローブに対して設けられ、検出器112
cは−1次ローブに対して設けられている。本実施例で
はそのうちの7個が示されている連続するパララックス
ビュー各々に対して、矢印113、114及び115に
示されるように3つの検出器112a、112b及び1
12cが並進移動される。しかし、1次イメージを検出
する必要はなく、そのような場合、検出器112bのみ
が設けられる。
【0070】図11に示されるシステムに存在し得る不
利な点は、フルスクリーンサイズの円筒形レンズ111
を必要とすること、書き込みスポット間のスキャンにお
いて付加的なデッドタイムが生じる可能性がありそれに
よって全工程が遅くなること、及び1つあるいは複数の
検出器のために付加的な並進移動システムを必要とする
ことである。
【0071】二次元ピクセルビューの位置の識別を最適
化するために、ビームスキャン光学システム91を、着
色染料を移すためには不十分であるが各検出器が信号を
与えるためには十分である、高強度短継続時間プレパル
スを放射するように構成し得る。
【0072】上記のように、カラープリントでは各色が
別々にレンティキュラーシート上にイメージを形成する
ことが必要であり、その結果、プリント位置合わせ制御
に用いられるビームはプリントされている最中の着色染
料シートだけではなく、同一のピクセル位置にある、前
に書き込まれた染料ドットも透過しなければならなくな
る。例えば、シアンを分離してプリントするときには、
センスビームは同一のピクセル位置にある、前に書き込
まれたイエロー及びマゼンタのドットも透過しなければ
ならない。
【0073】一つの解決法として、例えば、赤外線(I
R)のような電磁放射の吸収能が書き込み/転写工程に
おいて、部分的あるいは完全に破壊されるか、あるいは
完全には受け取り層に転写しないというような化学特性
を有するレーザー吸収染料を備える方法がある。したが
って、書き込みビームに対する染料層の透過率は、次の
書き込み/検出工程に対しては高くなる。ゆえに、第2
の分離及びその後の分離に対する検出された信号の識別
は、改善される。
【0074】あるいは、図12の位置検出回路に図示さ
れるように、書き込まれたピクセルに対してそれより前
に書き込まれたデータ値の知識は、信号識別を改善する
ために用いられる。図12において、プリント位置合わ
せ制御システムの一部を形成している位置検出回路は、
加算器121を備えている。加算器121の出力はデジ
タル―アナログ変換器122に接続され、デジタル―ア
ナログ変換器の出力は反転され、コンパレータ123に
供給される。コンパレータ123のもう一つの入力は、
ここでは電圧のバイアスがVである感光性ダイオードと
して表されている、検出器あるいは検出器エレメント1
24、あるいはそれらのうちの一つからの出力信号を受
け取るために接続されている。コンパレータ123の出
力125は、電流で検出された値と同一ピクセルに対し
て予想されたしきい値との差を表している。絶対値の代
わりに差の値を供給することによって、よりよく識別が
なされる。本実施例では、カラー分離プリントは、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの順に行われ、マゼンタ及びイ
エローに対するデータ値はそれぞれmx(i)及びyx
(i)である。最初にイエローを分離してプリントして
いる間は、データ値yx(i)は零である。イエロー及
びマゼンタを分離してプリントしている間は、データ値
mx(i)は零であるがyx(i)は零ではない。図1
2に示されるように、位置検出回路は、マゼンタの一定
のピクセル強度に対して転写されたレーザー吸収剤の量
である関数F(mx(i))を計算し、この関数を加算
器121に与える。これに対応して、回路はイエローの
一定のピクセル強度に対して転写されたレーザー吸収剤
の量である関数G(yx(i))を計算し、この出力を
加算器121に与える。このように加算器121は、そ
のピクセルにおいて転写されたレーザー吸収剤の量に対
応する基板の吸収率に相当する和を計算する。
【0075】さらに、図12のシステムが用いられても
用いられなくても、隣接するパララックスビューの間に
ある参照位置を用いるように、プリント位置合わせ制御
システムを構成することは可能である。検出器はそれに
従って配置される。ピクセルの中心は2つの隣接する参
照位置の中点であるので、これによって各パララックス
ビューの各ピクセルに対する位置情報が与えられる。そ
のピクセルに対するスポットの露光は、例えば書き込み
レーザービームの出力のパルス幅変調(PWM)を用い
て、より正確に制御され得る。
【0076】書き込みレーザと読み出しに用いられる可
視光との波長差から生じる、レンティキュラーシート8
8の屈折率における色のばらつきに対する補償は、プリ
ント位置合わせ制御システムにおいて補償され得る。例
えば、検出器あるいは検出器アレイの位置は、適切な補
償をするために調整され得る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
現在書き込まれている画素において、あるいはそれに隣
接して位置合わせを検出し制御することによって、画素
とレンズアレイあるいはパララックスバリアとの間の正
確な位置合わせを確実に行うことが可能になる。ゆえ
に、プリント全体の適切な位置合わせを損なわずにレン
ズアレイあるいはパララックスバリアにおける変化及び
許容度を提供することができる。
【0078】したがって、3Dプリントされたハードコ
ピーを経済的に供給することができる比較的小型で簡単
な構成の3Dプリンタを提供することが可能である。こ
のようなプリンタは、例えば、3Dコンピュータ援用設
計の出力、ファクシミリの出力、医用画像、及びバーチ
ャルリアリティハードコピーを供給するために用いるこ
とができる。このプリンタは写真手段あるいはビデオ手
段によってとらえられたイメージをプリントするのに用
いられてもよく、また、例えば、コンピュータで合成さ
れたイメージのような合成イメージをプリントするのに
用いられてもよい。このプリンタは、デスクトップコン
ピュータに3D出力を供給するためにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記の同時係属出願の発明の実施例を構成する
方法における、3Dイメージの形成のステップを示す図
である。
【図2】図1に示されたステップにより作られる3D画
素(ピクセル)の構成を示す図である。
【図3】レンティキュラースクリーンと3Dピクセル間
の相対的な配置の一例を示す図である。
【図4】プリンタの高速スキャン軸に関して、2つの基
板の方向を示す図である。
【図5】上記の同時係属出願の発明の実施例を構成する
プリンタの図である。
【図6】3Dカラープリントの投映及びビューイングを
示す図である。
【図7】(a)及び(b)は、それぞれ時刻t及び時刻
t+dtでの、本発明の実施例を構成する位置感知及び
プリント位置合わせ制御方法のプリントされている基板
の断面におけるプリント装置を模式的に示す図である。
【図8】検出器における明るさを改善するためにさらに
円筒形レンズを備えた、図7のプリント装置の模式的な
透視図である。
【図9】図8に対応する図であり、円筒形レンズを備え
ない検出器の別の形態を示している。
【図10】(a)及び(b)はそれぞれ図7(a)及び
(b)に対応する図であり、それぞれ透過光の異なるパ
ララックスバリアあるいはレンティキュラースクリーン
イメージングローブにおける同一のピクセル位置の検出
を示している。
【図11】図8に対応する透視図であり、より大きい円
筒形レンズ及び透過光の異なるローブの検出を示してい
る。
【図12】プリント位置合わせ制御のための位置検出回
路の模式的な回路図である。
【符号の説明】
1〜4 2Dビュー 6 3Dイメージ 50 3Dピクセル 51 2Dピクセル 80 レンティキュラーシート 81 着色剤受け取り層 82 ドナーシート 88 3Dカラーイメージ 91 ビームスキャン光学システム 100 スキャンシステム 101、102 位置符号器 103 三色ドナーシート 104 フィードスプール 105 巻き取りスプール 107 シート開始プリズム 108 レンティキュール 109 光学系 110 光検出器 111 円筒形レンズ 112 検出器 121 加算器 122 デジタル―アナログ変換器 123 コンパレータ 124 検出器エレメント 201 投映レンズ 202 仮想ウインドウ 203 スクリーン 206 レーザー源 207 集光レンズ 801 円筒形レンズ 902 検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド エズラ イギリス国 オーエックス10 0アールエ ル,オックスフォードシア,ウォーリング フォード,ブライトウェル カム ソット ウェル,モンクス ミード 19

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが各イメージからの複数の組み
    合わされたイメージエレメントを含む複数の画素を、該
    画素のそれぞれがレンズアレイの対応するレンズあるい
    はパララックスバリアの対応するアパーチャと関連する
    ように、該レンズアレイあるいは該パララックスバリア
    と関連している第1の基板に書き込む工程と、 少なくとも放射の一部が、該第1の基板と、現在書き込
    まれている画素あるいはそれに隣接する画素と関連して
    いる該レンズアレイのレンズあるいは該パララックスバ
    リアのアパーチャとを通過するように、該放射のビーム
    で該第1の基板をスキャンする工程と、 該レンズあるいは該アパーチャに対する少なくとも一つ
    の所定の位置に到達する、該レンズアレイあるいはパラ
    ラックスバリアからの放射を検出する工程と、 検出に応じて、該レンズあるいは該アパーチャと関連す
    る該画素との位置合わせを制御する工程と、を包含す
    る、視差情報を含むプリントを作る方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板は、前記レンズアレイあ
    るいは前記パララックスバリアを含む、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記レンズアレイあるいは前記パララッ
    クスバリアは、書き込みが行われる前に前記第1の基板
    と少なくとも一時的に並置される別の基板に形成されて
    いる、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記放射のビームは、該画素を書き込む
    ために用いられる、請求項1、2または3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記画素は、染料、染料の前駆物質、顔
    料、インク及びトナーのうちの少なくとも一つを含む着
    色剤を選択的に転写することによって、前記第1の基板
    に書き込まれる、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記着色剤は、着色剤ドナー基板を含ん
    でいる第2の基板から選択的に転写される、請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記着色剤ドナー基板は、前記着色剤の
    転写中は、前記第1の基板と接している、請求項6に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記着色剤は熱転写される、請求項5、
    6または7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記着色剤は、少なくとも1つの変調さ
    れた電磁ビームで前記着色剤ドナー基板をスキャンする
    ことによって転写される、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 隣接する画素間にブラックデータを書
    き込む工程をさらに包含する、請求項1〜9のうちのい
    ずれか1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記放射は、前記少なくとも一つのア
    パーチャあるいはレンズに対する複数の所定の位置で検
    出される、請求項1〜10のうちのいずれか1つに記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 第1の色をプリントする、請求項1〜
    11のうちのいずれか1つに記載の第1の方法と、第2
    の色をプリントする、請求項1〜11のうちのいずれか
    1つに記載の第2の方法とを含み、該第2の方法の位置
    合わせは、各画素の放射の吸収に応じてさらに制御され
    る、カラープリントを作る工程。
  13. 【請求項13】 前記画素のそれぞれの放射の吸収は、
    該画素の値から決定される、請求項12に記載の工程。
  14. 【請求項14】 それぞれが各イメージからの複数の組
    み合わされたイメージエレメントを含む複数の画素を、
    該複数の画素のそれぞれがレンズアレイの各レンズある
    いはパララックスバリアの各アパーチャと関連するよう
    に、該レンズアレイあるいは該パララックスバリアと関
    連している第1の基板に書き込む手段と、 少なくとも放射の一部が、該第1の基板と現在書き込ま
    れている画素あるいはそれに隣接する画素と関連してい
    る該レンズアレイのレンズあるいは該パララックスバリ
    アのアパーチャとを通過するように、該放射のビームで
    該第1の基板をスキャンする手段と、 該レンズあるいは該アパーチャに対する少なくとも一つ
    の所定の位置に到達する、該レンズアレイあるいは該パ
    ララックスバリアからの放射を検出する手段と、 検出に応じて、該レンズあるいはアパーチャと関連する
    画素との位置合わせを制御する手段と、を備えている、
    視差情報を含むプリントを作る装置。
  15. 【請求項15】 前記書き込み手段はスキャン手段を含
    んでいる、請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記スキャン手段は、前記画素を書き
    込むために、前記放射のビームによって、第2の基板か
    ら前記第1の基板に着色剤を転写するように配置され
    る、請求項14に記載の装置。
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