JPH06194759A - 視差情報を含むプリントを作る方法及びその装置 - Google Patents

視差情報を含むプリントを作る方法及びその装置

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JPH06194759A
JPH06194759A JP26394093A JP26394093A JPH06194759A JP H06194759 A JPH06194759 A JP H06194759A JP 26394093 A JP26394093 A JP 26394093A JP 26394093 A JP26394093 A JP 26394093A JP H06194759 A JPH06194759 A JP H06194759A
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JP
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colorant
sheet
substrate
pixels
lens array
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Application number
JP26394093A
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English (en)
Inventor
Harorudo Jiyonasan
ハロルド ジョナサン
Jiyon Utsudogeito Gurahamu
ジョン ウッドゲイト グラハム
Ezura Deibitsudo
エズラ デイビッド
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 解像度の高い3Dプリントを作ることがで
き、オフィスコンピュータの周辺装置等として利用する
ことができるプリンタを提供する。 【構成】 3Dプリンタには、集光光学系91を介して
レーザービームをスキャンするための、レーザー、及び
スキャンシステム100〜102が備えられている。ド
ナーシート103は、光学系91の焦平面に設けられて
おり、染料や顔料等の熱転写可能な着色剤を含んでい
る。レンティキュラースクリーン88は着色剤受け取り
層を有している。着色剤受け取り層は、それぞれが組み
合わせられた2Dピクセルを含んでいる3Dピクセルを
形成するために、ドナーシート103から着色剤を受け
取る。3Dピクセルはスクリーン88の凸型レンズ10
8と整合して並べられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パララックス(視差)
情報を含むプリントを作る方法及び装置に関する。この
ような方法及び装置は、フルカラーの3D(三次元)ハ
ードコピーを作るプリンタを提供するのに利用すること
ができる。このプリンタは、例えばオフィス環境でのコ
ンピュータの周辺機器あるいはFaxとして利用可能な
低コストデバイスと一致した技術によって実現すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】真の3Dディスプレイは2Dディスプレ
イよりも実質的により多くの情報を供給することができ
る。例えば、医用画像やCADシステムなどの数多くの
アプリケーションが、3D視覚化の恩恵を受ける。ハー
ドコピーは、特に、イメージが、(コンピュータグラフ
ィック技術やデジタル的にとらえられたイメージを用い
ている)コンピュータワークステーションの出力として
作成されている場合には、このような情報を効果的に広
める。効果的であるためには、コンピュータの周辺装置
のプリンタには、高速印刷技術、使いやすさ、低コス
ト、及び製造のたやすさが求められる。また、3Dハー
ドコピーを特種な視覚補助装置を用いずに見ることがで
きることが非常に望まれている。これは自動立体3D技
術が要求されているということを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータから3D
ハードコピーを作成する公知の技術では、多重ホログラ
フィーを使用する。この方法では、コンピュータグラフ
ィック技術が3Dデータベースに適用され、写真フィル
ム上に連続した2Dイメージを作成する。これらのイメ
ージはホログラフィー式に多重化されており、3Dイメ
ージを作る。最近ではイメージを作成する速度を速くす
るために、写真フィルムを、投影媒体としてのLCD
(液晶デバイス)で置き換えることが提案されている。
しかしこれらの技術には、コスト、正確な色、再現性、
材料、照明の必要性及び、ハードウエアの組立に関する
問題がある。これらの問題点は、近い将来、本質的に克
服されそうにない。これらの問題点が、ホログラフィー
方式をオフィスコンピュータの周辺プリンタとして一般
的に利用することを妨げている。
【0004】3Dハードコピーを作成する公知の非ホロ
グラフィー技術には、レンティキュラー、マイクロレン
ズ及び、バリアパララックス方式がある。レンティキュ
ラー方式は明るさにおいてバリアパララックス方式より
優れている。確かに、写真方式を用いて作成されるレン
ティキュラーハードコピーディスプレイは、非常に印象
的である。ここでは、見る人との距離の制約が最小限で
あるような連続する複合イメージを作成するために、特
別なカメラ配置が用いられている。しかし、これらの方
法は、コンピュータによって作られたイメージや、その
他のデジタル的に作られたイメージには適さない。
【0005】コンピュータによるイメージ作成や、他の
デジタル的なアプリケーション(例えば、ビデオキャプ
チャー)では、連続した複合イメージを作ることは不可
能でり、その代わりに、有限個の不連続のビューが合わ
せられなければならない。見たときのジオメトリーをよ
りフレキシブルにするように3Dイメージの質を向上す
るためには、多数個のビューが必要である。2Dイメー
ジのそれぞれは特定の方向からの対称物のビューであ
り、その方向において再現される。表示される2Dビュ
ーの数が増えるほど、3Dイメージはより正確になる。
3Dハードコピーの実際の制作は、写真フィルムへの光
学記録方式(LCDデバイスを通しての投影)、または
写真フィルムへのデジタル印刷技術(New Scientist 26
Sep 92 p19)を使用することができる。これらの方式
によると、写真フィルムの高解像度により高画質なマル
チビューイメージを作ることができるが、次の2つの制
約がある。
【0006】1. 写真処理 2. 処理または気温/湿度の変化のもたらすサイズ変
化による位置合わせの難しさ。
【0007】このような理由、特に第一の理由により、
これらの方式はオフィスのコンピュータ周辺装置のプリ
ンタへの応用には適さない。
【0008】直接電子印刷技術を用いた方式が、Loreと
McAllisterによって、SPIE Vol. 1083 (1989) p.102に
報告されている。
【0009】例えば、レンズアレイを、基板の上方に、
または基板に隣接して、または基板と接触させて配置す
ることによって基板上に含まれている視差情報を表示す
ることが、GB1273062、GB1596387、
GB2184286A、GB2185825A、WO9
2/03021、及びUS5083199から知られて
いる。しかし、このような技術では、前述したように位
置合わせが困難であるという欠点がある。
【0010】コンピュータによって作り出されたイメー
ジを、最終的にレンティキュラーシートに挟まれる基板
上にプリントするという、非ホログラフィー3Dハード
コピーを作成する試みには、いままで多くの問題点があ
った。この問題点には、プリンタの解像度の不足、プリ
ントされる出力におけるピクセル位置の精度不足、(高
いアドレス可能度を伴う不十分なプリンタ精度)、別々
のプリントされる媒体をレンティキュラーシートに位置
合わせする極端な困難さ、イメージのクロストーク、モ
アレ縞、及び重大なイメージ飛びを引き起こすことにな
るビュー不足が含まれている。
【0011】本発明はこのような現状に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、位置合わせの難しさを緩和
し、解像度が高い3Dプリントを作成することができ、
オフィスのコンピュータの周辺装置等に使用することが
できる、視差情報を含むプリントを作る方法及びその装
置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の視差情報を含む
プリントを作る方法は、複数の画素を、レンズアレイ基
板あるいはパララックス(視差)バリア基板を有する第
1の基板上に書き込む工程を包含する視差情報を含むプ
リントを作る方法であって、該画素のそれぞれは、該レ
ンズアレイ基板の対応するレンズ、あるいは該パララッ
クスバリア基板の対応する開口部と整合するように並べ
られており、該画素のそれぞれは、各イメージからの複
数の組み合わされたイメージエレメントを含んでおり、
そのことにより上記目的が達成される。
【0013】前記方法は、前記画素は、少なくとも1つ
の着色剤を選択的に転写することによって、前記第1の
基板に書き込まれ、該少なくとも1つの着色剤のそれぞ
れは、染料、染料の前駆物質、顔料、インク及びトナー
のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
【0014】前記方法は、前記着色剤は、着色剤ドナー
シートを含んでいる第2の基板から選択的に転写されて
もよい。
【0015】前記方法は、前記着色剤ドナーシートは、
前記着色剤の転写中は、前記第1の基板と接していても
よい。
【0016】前記方法は、前記着色剤は熱的に転写され
てもよい。
【0017】前記方法は、前記着色剤は、少なくとも1
つの変調された電磁ビームで前記着色剤ドナー基板をス
キャンすることによって転写されてもよい。
【0018】前記方法は、前記第1の基板は電磁放射感
応層を備えており、前記画素は、前記電磁放射感応層を
電磁放射に選択的にさらすことによって前記第1の基板
に書き込まれてもよい。
【0019】前記方法は、前記電磁放射感応層が写真乳
剤であってもよい。
【0020】前記方法は、前記レンズアレイの前記レン
ズのピッチ、あるいは前記パララックスバリア基板の前
記開口部のピッチは、前記画素のピッチと等しいか、そ
れより小さくてよい。
【0021】前記方法は、前記画素は平面状に配置され
ており、光拡散エレメントが、実質的に、該画素の該平
面に設けられていてもよい。
【0022】前記方法は、前記電磁ビームは、前記着色
剤の転写または積層の最中、あるいはその前に、前記レ
ンズアレイ基板のレンズ、あるいはパララックスバリア
基板の開口部と位置合わせされてもよい。
【0023】前記方法は、前記第1の基板は、イメージ
領域の外側に位置合わせ手段を有していてもよい。
【0024】このような方法は、3Dプリントを行うの
に利用できる。しかし、このような方法は、例えば、異
なる方向から見ると、異なる情報を与える標示などの他
の視差情報を含むプリントを提供するためにも利用でき
る。
【0025】本発明の3Dプリントを行う方法は、着色
剤源を着色剤受け取り基板に隣接して配置する工程と、
それぞれが複数の組み合わせられた2D画素を含む複数
の3D画素を形成するように、該着色剤受け取り基板に
着色剤を選択的に転写する工程と、該3D画素のそれぞ
れを、レンズアレイシートの対応するレンズ、またはパ
ララックスバリアシートの対応する開口部を整合するよ
うに並べる工程とを包含しており、そのことにより上記
目的が達成される。
【0026】前記方法は、前記着色剤源は着色剤ドナー
基板であってもよい。
【0027】前記方法は、前記着色剤ドナー基板は、転
写中は、前記着色剤受け取り基板に接していてもよい。
【0028】前記方法は、前記着色剤は、染料、染料の
前駆物質、顔料、インク及びトナーのうちの少なくとも
1つを含んでいてもよい。
【0029】前記方法は、前記着色剤は熱的に転写され
てもよい。
【0030】前記方法は、前記着色剤は、少なくとも1
つの変調された電磁ビームで前記着色剤ドナー基板をス
キャンすることによって転写されてもよい。
【0031】前記方法は、前記着色剤受け取り基板は、
前記着色剤が転写される前または後には、前記レンズア
レイシートあるいは前記パララックスバリアシートに接
合されていてもよい。
【0032】前記方法は、前記着色剤受け取り基板は、
前記レンズアレイシートあるいは前記パララックスバリ
アシートを有していてもよい。
【0033】前記方法は、前記画素が平面状に配置され
ており、光拡散エレメントが、実質的に、該3D画素の
該平面に設けられていてもよい。
【0034】前記方法は、前記電磁ビームのそれぞれ
は、前記着色剤の転写中または転写前に、前記レンズア
レイシートの前記レンズ、あるいは前記パララックスバ
リアシートの前記開口部に位置合わせされてもよい。
【0035】前記方法は、前記着色剤受け取り基板は、
前記着色剤が転写される前または後には、前記レンズア
レイシートあるいは前記パララックスバリアシートに接
合されており、前記電磁ビームのそれぞれは、前記着色
剤の転写中または転写前に、該レンズアレイシートの前
記レンズ、あるいは該パララックスバリアシートの前記
開口部に位置合わせされてもよい。
【0036】前記方法は、前記着色剤受け取り基板は、
前記レンズアレイシートあるいは前記パララックスバリ
アシートを有しており、前記電磁ビームのそれぞれは、
前記着色剤の転写中または転写前に、該レンズアレイシ
ートの前記レンズ、あるいは該パララックスバリアシー
トの前記開口部に位置合わせされてもよい。
【0037】前記方法は、前記画素が平面状に配置され
ており、光拡散エレメントが実質的に該3D画素の該平
面に設けられており、前記電磁ビームのそれぞれは、前
記着色剤の転写中または転写前に、前記レンズアレイシ
ートの前記レンズ、あるいは前記パララックスバリアシ
ートの前記開口部に位置合わせされてもよい。
【0038】前記方法は、前記レンズアレイシートまた
は前記パララックスバリアシートは、イメージ領域の外
側に位置合わせ手段を有していてもよい。
【0039】本発明の3Dプリントを行う装置は、着色
剤源を着色剤受け取り基板に隣接して配置する手段と、
それぞれが複数の組み合わせられた2D画素を含んでい
る複数の3D画素を形成するように、着色剤を該着色剤
受け取り基板に選択的に転写する転写手段と、該3D画
素のそれぞれを、レンズアレイシートの対応するレン
ズ、あるいはパララックスバリアシートの対応する開口
部と整合するように並べる手段とを備えており、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0040】前記装置は、前記転写手段は熱転写手段を
備えていてもよい。
【0041】前記装置は、前記着色剤源は、着色剤ドナ
ーシートを含んでいてもよい。
【0042】前記装置は、前記熱転写手段は、少なくと
も1つの変調された電磁ビームで着色剤ドナーシートを
スキャンするスキャン手段を備えていてもよい。
【0043】前記装置は、前記スキャン手段は、少なく
とも1つの集光されたレーザービームを形成する手段を
備えていてもよい。
【0044】着色剤源は、着色剤ドナー基板を含んでい
てもよい。ドナー基板は、転写中に受け取り基板に接し
ていてもよい。
【0045】基板は、例えば、シート、フィルム、また
はロールを含んでいてもよい。
【0046】着色剤ドナー基板はモノクロプリントをす
るために、単一色の着色剤、例えば黒色を有していてよ
い。あるいは、カラープリントをするために複数の異な
る色を有していてもよい。着色剤は、例えば、染料、染
料の前駆物質、顔料、インク、またはトナーを含んでい
てもよい。
【0047】転写は、例えば、少なくとも1つの変調さ
れた電磁ビームで、あるいは光バルブまたは光バルブア
レイを用いて、着色剤ドナーシートをスキャンすること
によって、熱的に行われてもよい。レーザー誘導熱転写
(LITT)として公知である技術を用いてもよく、着
色剤ドナーシートをスキャンするために変調されたレー
ザービームが用いられる。このような技術は、GB20
83726またはWO91/10310で開示されてい
る。このような技術は、マルチビュー生成に十分な解像
度及び、コンピュータ周辺装置のプリンタとしての使用
の両方を可能にする。このプロセスは受け取り基板の寸
法を変形させないという利点もあり、ゆえに、位置合わ
せ及び縮みの問題を最小にできる。
【0048】着色剤ドナー基板は、例えば、マイラー
(Mylar)を含んでいてもよい。受け取り基板は、例え
ばPVCやポリエステルのような重合体で作られてもよ
い。
【0049】着色剤は、レンズまたは開口部が3D画素
と整合しているレンズアレイシートまたはパララックス
バリアシートに、すでに接合されているか、あるいは最
終的に接合される受け取り基板へ転写されてもよい。あ
るいは、レンズアレイシートまたはパララックスバリア
シートが適切な材料で作られているか、覆われていれ
ば、着色剤は、3D画素がレンズまたは開口部と整合し
て並んでいるレンズアレイシートまたはパララックスバ
リアシートへ、直接転写されてもよい。
【0050】レンズアレイシートインプリメンテーショ
ンに1D視差を提供するために、レンズアレイシート
は、3D画素のピッチ以下のピッチの間隔をあけた細長
い集光レンズを含むレンティキュラーシートを有してい
ることが好ましい。パララックスバリアシートインプリ
メンテーションのためには、パララックスバリアシート
は、3D画素のピッチ以下のピッチの間隔の複数のスリ
ットを有していることが好ましい。
【0051】レンズアレイシートインプリメンテーショ
ンに2D視差を提供するために、レンズアレイシート
は、3D画素のピッチ以下のピッチの集光マイクロレン
ズの規則的なアレイを含んでいるマイクロレンズアレイ
シートを有することが好ましい。パララックスバリアシ
ートインプリメンテーションのためには、パララックス
バリアシートは、3D画素のピッチ以下の、開口部の規
則的なアレイを含んでいることが好ましい。
【0052】レンズアレイシートの場合は、レンズは、
屈折率における勾配(GRIN)、またはこれらの技術
の組合せにより湾曲した表面によって形成されてもよ
い。
【0053】画素は平面状に配置され、光拡散層または
他の電磁拡散層は、実質的に、3D画素の平面に備えら
れてもよい。
【0054】着色剤の転写がビームでスキャンすること
によって行われるときには、ビームは、転写中または転
写前に、レンズアレイシートのレンズ、またはパララッ
クスバリアシートの開口部と位置合わせされてもよい。
例えば、レンズまたは開口部は転写前にスキャンされ、
レンズとレンズの変わり目、または開口部の位置が記録
され、そして転写中にそこへ向けてビームが合わされ
る。あるいはその代わりに、またはそれに加えて、レン
ズアレイシートまたはパララックスバリアシートのイメ
ージ領域の外側に、位置合わせ手段が備えられてもよ
い。
【0055】受け取り基板は、レンズアレイシートまた
はパララックスバリアシートから分離されていてもよ
い。また、3D画素をレンズアレイシートまたはパララ
ックスバリアシートに投影して、あるいは受け取り基板
とレンズアレイシートまたはパララックスバリアシート
との間にある拡散器に投影して、3Dプリントを見ても
よい。
【0056】
【作用】本発明の3Dプリントを作る方法では、着色剤
ドナーシート等の着色剤源を、レンズアレイシートまた
はパララックス(視差)バリアシートに含まれている着
色剤受け取り基板に隣接して配置する。この着色剤源
を、例えばレーザービーム等の電磁放射によってスキャ
ンし、レンズアレイシートのレンズまたはパララックバ
リアシートの開口部と整合した3D画素が着色剤受け取
り基板上に形成されるように、着色剤を受け取り基板に
転写する。これにより、視差情報を含む3Dプリントを
作成することができる。また、レンズアレイシートのレ
ンズまたはパララックスシートの開口部のピッチを、形
成される3D画素のピッチ以下にすることにより、高解
像度を実現することができる。
【0057】また、着色剤の転写中、あるいは転写前
に、電磁放射をレンズアレイシートのレンズまたはパラ
ラックスバリアシートの開口部と合わせることにより、
転写により受け取り基板上に形成される3D画素を、レ
ンズアレイシートのレンズまたはパララックスバリアシ
ートの開口部と正確に位置合わせすることができる。
【0058】
【実施例】以下に述べる方法及び装置は、多数のピクセ
ル化されている、さまざまな位置からの対称物の2Dビ
ューとして、とらえられ、あるいは合成されたイメージ
の3Dハードコピーをプリントするために用いられる。
例えば、これらの2Dビューは、フレームストア装置ま
たはフォトグラフィックスキャニング技術を用いる適当
な写真機またはビデオカメラで得られたものでよい。ま
たは、例えば、直接コンピュータ生成などによって合成
されたビューであってもよい。
【0059】図1は、上記の方法によってとらえられ、
または合成された、4つのピクセル化された2Dビュー
1〜4を示している。それぞれのビューは、規則的な長
方形のピクセルアレイにピクセル化される。その後、4
つのビュー1〜4は、5で示されるように垂直方向に組
み合わされ、ビュー1〜4の第1画素11、21、31
及び41は、第1の垂直スライスの第1列を作るように
並べられる。続いて、第2画素12、22、32及び4
2は、次の垂直スライスの第1列に並べられ、以下同様
に続く。このようにして組み合わせられた後、3Dイメ
ージの縦横比は水平軸を圧縮することにより減らされ、
3Dイメージ6になる。拡大された部分7に、レンティ
キュラーシートの微小凸レンズ8(lenticule)と正確
に重ねられている水平に圧縮されたピクセルを示す。レ
ンティキュラーシートの裏側にピクセルがプリントされ
ている。
【0060】図2は、3Dピクセル50の配列を示して
いる。3Dピクセルのそれぞれは、図に示される4つの
ビュー配列における4つの2Dピクセル51から構成さ
れている。3Dイメージ上に好ましくないアーチファク
トが現れるのを避けるために、52に示されるように、
隣接する2Dピクセルは、互いに接触しているが重なり
合わない。重ならないようにするため、及びレンティキ
ュラーシートとの位置合わせを簡単にするためには、3
Dピクセル50は接触している必要はなく、隣接する3
Dピクセルの間に隙間53があってもよい。
【0061】イメージの水平解像度を決定するレンティ
キュラーシートの解像度は、意図される典型的な見る人
との距離において、スクリーン構造が実質的に見えない
ように選択される。比較的小さな画像に対しては、レン
ティキュラーシートの要素のピッチは、3Dピクセルの
ピッチに実質的に等しく、ピクセルの高さは、レンズの
ピッチと同程度にすることができる。しかし、レンズの
ピッチよりも大きい垂直解像度を用いることにより、画
像の見え方を改善することが好ましい。これにより、レ
ンズの解像度の制約が緩和され、システム設計を簡素化
することができる。
【0062】2Dイメージピクセルのサイズが有限であ
るということは、それから得られる3Dイメージが多数
のビューのスライスから構成されていることを意味して
いる。このスライスの幅は、レンティキュラーシートの
レンズの形状・配列、2Dピクセルの幅及び見る人の位
置に依存する。
【0063】もし少数のビューしか用いることができな
ければ、そして/または、もし比較的幅の広いイメージ
をプリントするならば、見る人の視野を3Dビューで埋
めるのには不十分な数のスライスしかないかもしれな
い。特に、見る人は、目の片方ずつで、ハードコピーの
幅にわたって異なった2Dビューを見るかもしれず、こ
れは3D効果を壊してしまう。この場合、見る人が、ど
ちらの目でもハードコピーの全幅にわたって同一の2D
ビューを見ることができるように、レンティキュラーシ
ートの要素のピッチを3Dピクセルのピッチよりもわず
かに小さくすればよい。これは図3に示されている。こ
の図では、3Dピクセル51は、レンティキュラーシー
トの要素56の光軸55に対してオフセットしている。
各3Dピクセル51のオフセットの量は、ハードコピー
の中心からの距離が増えるのと共に増加する。これによ
り、見る人58は、どちらの目でもハードコピーの全幅
にわたって同一の2Dイメージからの2Dピクセルを見
ることができる。
【0064】図4は、階調レベルを作るための3つの異
なる技術を示している。グラフ60は、その上に示すピ
クセルの階調レベルの相対的な密度あるいは暗さを示し
ている。61で示されるピクセルでは、スポットの密度
を変調することにより異なる階調レベルを作成してい
る。各プリントスポットの密度は、所望のピクセル密度
に応じて変えられる。同様の階調レベルは、62で示さ
れるように空間的な変調によっても達成できる。ここで
は、プリントスポットは同一密度であるが、各画素中の
スポットの数が変えられる。61及び62で示されるス
ポットのサイズは同じである。これに対して、63で示
すように、単位面積あたりのスポット数と各スポットの
光学的な密度を同じに保ったままでスポットのサイズを
変えることにより、スポットサイズの変調によって階調
レベルを達成することもできる。しかし、高画質のイメ
ージを作成するためには、2Dピクセルが、ピクセルの
水平方向の延長に沿って並べられたときに、その全幅に
わたって一様な密度であることが重要である。
【0065】上記技術は、組み合わせて用いることがで
きる。
【0066】異なる色のピクセルを重ね刷りするか、ま
たは異なる2Dカラーピクセルを互いに垂直上方に重ね
てプリントすることで、カラープリントを実現すること
ができる。これにより、長方形の2Dピクセルによって
もたらされるさらに高い垂直解像度を利用することがで
きる。3D効果が損なわれることを避けるために、クロ
ストーク、あるいは2Dイメージピクセルをそれに隣接
するピクセルからの情報で重ね書きすることは、例えば
5%未満に制限されなければならない。従って、カラー
プリントでは色の正確な重ね合わせは重要であり、か
つ、これを注意深く制御しなければならない。図4には
円形のプリントスポットが示されているが、2Dピクセ
ルの端辺をよりくっきりと再現するために、あるいはシ
ステムの簡素化という理由によって、非円形のスポット
を用いることもできる。
【0067】3Dプリントの端では、画像の軸からのず
れが意味をもつことがある。これは、EP−A−404
289に開示されているタイプの基板を使用すること
で、少なくとも部分的には軽減され得る。
【0068】プリントされたピクセルのハーモニックと
レンティキュラーシートのピッチとがぶつかりあうこと
により発生するモアレ縞の生成の防止には注意しなけれ
ばならない。これは、プリントされるピクセルをレンテ
ィキュラーシートの微小凸レンズとを比較的正確な位置
合わせを確実に行うことで達成され得る。さらに、レン
ティキュラーシートの品質を、表面での反射や散乱を最
小にし、かつ傷への耐性を与えるように管理しなければ
ならない。また、このシートは、不均一さが比較的除か
れたものであるべきである。
【0069】プリントから500から1000ミリメー
トルの間にいる人が見ることができるようなA4標準サ
イズの3Dプリントを作るためには、視覚の鋭敏さの限
界を1/2000程度とすれば、レンティキュラーシー
トの微小凸型レンズのピッチは、レンズ状の構造をあま
り目立たせないためには250から500ミクロンであ
ることが好ましい。2Dビューの数が増加するにつれ
て、3Dイメージの動き視差(motion parallax)の程
度が増加する。例えばビューの数が10あるとする。従
って、各2Dピクセルイメージの縞の幅は25ミクロン
程度である。2Dピクセルの高さは250ミクロン程度
としよう。もし、3Dプリントを、(前述のように)投
影して見るのであれば、各2Dピクセルイメージの縞の
幅は倍率に比例して減少する。
【0070】レンティキュール技術を使うと、見る人の
横方向の動きの自由度は約200ミリメートルに制限さ
れる。ゆえに、微小凸型レンズの焦点距離は約625ミ
クロンでなければならない。
【0071】このようなプリントハードコピーでは、人
は、わずか200ミリメートルの幅のスライスされた3
Dイメージしか見ることができない。よって、その主軸
が水平であるA4サイズのシートでは、プリントの端の
部分でビューは反復し、このため、間違った情報を作り
出す。片方の目に対して1つの完全なビューでプリント
を満たすために、図3に示されるように、微小凸型レン
ズの中心に対する3Dピクセルの相対的な位置が、プリ
ントの中央から端に向かって増加する。3Dピクセルの
微小凸型レンズの光軸に対する相対的な水平位置を、プ
リントの中心から10ミリメートル離れる毎に13ミク
ロンずつ増加させることによってこの問題は解決され、
見る人は、どちらの目でもプリントの全幅にわたって単
一の2Dビューを見る。
【0072】最小の大きさが25ミクロン程度である3
Dピクセルを作るためには、1インチ当り1000ドッ
ト、すなわち1000dpiの解像度でプリントしなけ
ればならない。さらに、本来の階調性が出せるピクセル
のためには、この解像度が望ましい。しかし、もしプリ
ント工程が本来の階調性を作り出すことができなけれ
ば、解像度を上げることが要求される。位置の完全さ、
あるいはアドレス可能度は、解像度の約10倍でなけれ
ばならないので、およそ2.5ミクロンであることが要
求される。さらに、各微小凸型レンズの下にプリントさ
れたピクセルの、対応する凸型レンズの幾何形状からみ
た位置の正確さは、レンティキュラーシートの全幅にわ
たって維持される必要がある。これは、微小凸型レンズ
の間隔を正確にするようにレンティキュラーシートを製
造すること、並びに、スキャンシステムが、スキャンさ
れるA4のフィールドにわたって約2.5ミクロンの精
度であるようにすることで実現できるが、精密さが要求
されるために、このような技術は比較的高価になってし
まう。
【0073】解像度に対するこれらの要求は、以下に述
べるプリント技術における「書き込みビーム」を、書き
込み工程の最中、またはその前に、レンティキュラーシ
ートの微小凸型レンズにずれないようにそろえるように
することで、実質的に緩和することができる。この技術
にはまた、書き込みビームに対してかなり歪んでレンテ
ィキュラーシートが配置されても許容できるという利点
もある。例えば、この利点は、プリントスキャンの際に
必要な解像度を保証するために、レンティキュラーシー
トをプリントスキャンに先立ってスキャンし、凸型レン
ズと凸型レンズとの変り目を記録することによって得ら
れる。
【0074】本実施例において用いたプリント技術はレ
ーザー誘導熱転写で、この一例はWO91/10310
に記載されている。連続トーン及びハーフトーンが可能
であるこの技術では、集光されたレーザービームを使用
し、例えば先に述べたように、必要とされる精度を実現
することができる。プリントの解像度はスキャンシステ
ムに依存している。また、プリントの解像度を、公知の
技術を用いて妥当なコストで達成することが可能であ
る。
【0075】プリントは、ラスタ走査パターンに従って
変調レーザービームをスキャンすることにより行われ
る。レーザービームが、集光レーザービームを吸収して
エネルギーを熱に変換する適当な染料ドナーシートをス
キャンすると、着色染料が、熱せられた領域からレンテ
ィキュラーシートの裏側へ移動する。レンティキュラー
シートの裏側は、上に比較的安定したイメージを置くこ
とのできるような適当な材料で覆われ、あるいはこのよ
うな材料で積層されていてもよい。例えば、この材料
は、PVCやポリエステルのような共重合体であり得
る。
【0076】ラスタ走査パターンには「高速スキャン」
軸と「低速スキャン」軸がある。高速スキャン軸には、
レンティキュラーシートの微小凸型レンズに対して主に
とり得る2つの方向、すなわち、各微小凸レンズに沿っ
てスキャンする方向と微小凸レンズに実質的に垂直にス
キャンする方向がある。微小凸型レンズに沿った高速ス
キャンが図5に70で示されており、微小凸型レンズに
対して垂直方向への高速スキャンが71で示されてい
る。
【0077】図5はプリントの端の拡大断面図を示して
いる。プリント中には、着色剤受け取り層81に裏打ち
されたレンティキュラーシート80は、プリントされる
イメージに応じてカラードナーシート82から染料を受
け取る。スキャンビームはドナーシート82上に集光さ
れ、受け取り層81に移される染料の量を、プリントさ
れるイメージに応じて変えるように変調される。
【0078】図6は、プレオブジェクティブなスキャン
技術を採用したプリント装置を図示している。プリント
されるイメージに従って出力が変調されるレーザーダイ
オードからなる光源(不図示)は、書き込みビームを2
軸スキャンシステム100に向けて出射する。スキャン
システム100は、位置符号器101、102が組み込
んである。位置符号器101、102は、書き込みビー
ムが正確にスキャンするように制御するフィードバック
サーボ制御ループの一部を形成している。平行化され、
かつスキャンされた書き込みビームは、光学系91によ
って、適当な染料を担持している三色ドナーシート10
3上に集光される。ドナーシート103は、フィードス
プール104から巻取りスプール105に供給される。
各レンティキュラーシートのプリント後、次のレンティ
キュラーシートのプリントのために、ドナーシートの新
しい部分をプリント領域にもってくるために、ドナーシ
ートは前方、すなわち巻取りスプールの方に進められ
る。プリント中は、レンティキュラーシート88は、プ
リント領域でドナーシート103と隣接するように位置
している。また、プリント工程をオートメーション化す
るように、適当なフィード手段や除去手段が備えられて
いる。拡大部分106に示すように、レンティキュラー
シートには、凸型レンズ108に対して「シートプリズ
ム開始部」107が設けられており、3Dピクセルが微
小凸型レンズ108と正しく位置合わせされてプリント
されるように適当な光学系109及び光検出器110と
協同する。スキャンプリズム開始部107はイメージ領
域の外側のシートの角に設けられてもよく、また、正確
な位置合わせを確実にするためにスキャンシステムによ
って用いられる容易に検出可能な参照位置または参照線
がレンティキュラーシート88上に設けられるように、
直線状に延びていてもよい。
【0079】従って、3Dプリントされたハードコピー
を経済的に供給することができる比較的小型で簡単な構
成の3Dプリンタを提供することが可能である。このよ
うなプリンタは、例えば、3Dコンピュータ援用設計の
出力、ファクシミリの出力、医用イメージング、及びバ
ーチャルリアリティハードコピーを供給するために用い
ることができる。このプリンタは、写真手段あるいはビ
デオ手段によってとらえられたイメージをプリントする
のに用いられてもよく、また、例えばコンピュータで合
成されたイメージのような合成イメージをプリントする
の用いられてもよい。このプリンタは、デスクトップコ
ンピュータに3D出力を供給するために適している。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から分かるように、本発明に
よると、着色剤ドナーシートをレーザービームなどの電
磁ビームでスキャンすることによって受け取り基板に着
色剤を転写するため、マルチビューを作り出すのに十分
な解像度の3Dプリントを作り出すことができる。ま
た、着色剤の転写中または転写前に、レンティキュラー
シートのレンズと電磁ビームがずれないように合わせる
と、転写の際のスキャンの精度を高めることができ、プ
リントの解像度を向上させることができる。さらに、電
磁ビームによるスキャンで着色剤の転写を行うために、
写真処理を不要にすることができる。また、電磁ビーム
を用いているために受け取り基板の寸法が変形すること
もなくなり、位置合わせの困難さを緩和することができ
る。このため、オフィスコンピュータの周辺装置に3D
プリントを作成する装置を用いることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を構成する方法での3Dイメー
ジの生成のステップを示す図である。
【図2】図1に示されたステップにより作られる3D画
素(ピクセル)の構成を示す図である。
【図3】凸型レンズと3Dピクセル間の相対的な配置の
一例を示す図である。
【図4】異なるプリント密度、すなわち階調性を作り出
す3種類の技術を示す図である。
【図5】プリンタの高速スキャン軸に関して、2つの基
板の方向を示す図である。
【図6】本発明の実施例を構成するプリンタの図であ
る。
【符号の説明】
1〜4 2Dビュー 6 3Dイメージ 50 3Dピクセル 51 2Dピクセル 80 レンティキュラーシート 81 着色剤受け取り層 82 ドナーシート 88 レンティキュラーシート 91 光学系 100 スキャンシステム 101、102 位置符号器 103 三色ドナーシート 104 フィードスプール 105 巻取りスプール 107 シートプリズム開始部 108 凸型レンズ 109 光学系 110 光検出器
フロントページの続き (72)発明者 デイビッド エズラ イギリス国 オーエックス10 0アールエ ル オクソン,ウォーリングフォード,ブ ライトウェル−カム−ソットウェル,モン クス ミード 19

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を、レンズアレイ基板あるい
    はパララックス(視差)バリア基板を有する第1の基板
    上に書き込む工程を包含する視差情報を含むプリントを
    作る方法であって、 該画素のそれぞれは、該レンズアレイ基板の対応するレ
    ンズ、あるいは該パララックスバリア基板の対応する開
    口部と整合するように並べられており、該画素のそれぞ
    れは、各イメージからの複数の組み合わされたイメージ
    エレメントを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記画素は、少なくとも1つの着色剤を
    選択的に転写することによって、前記第1の基板に書き
    込まれ、該少なくとも1つの着色剤のそれぞれは、染
    料、染料の前駆物質、顔料、インク及びトナーのうちの
    少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記着色剤は、着色剤ドナーシートを含
    んでいる第2の基板から選択的に転写される、請求項2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記着色剤ドナーシートは、前記着色剤
    の転写中は、前記第1の基板と接している、請求項3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記着色剤は熱的に転写される、請求項
    2、3または4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記着色剤は、少なくとも1つの変調さ
    れた電磁ビームで前記着色剤ドナー基板をスキャンする
    ことによって転写される、請求項5に記載される方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の基板は電磁放射感応層を備え
    ており、前記画素は、前記電磁放射感応層を電磁放射に
    選択的にさらすことによって前記第1の基板に書き込ま
    れる、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記電磁放射感応層が写真乳剤である、
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記レンズアレイの前記レンズのピッ
    チ、あるいは前記パララックスバリア基板の前記開口部
    のピッチは、前記画素のピッチと等しいか、それより小
    さい、請求項1〜8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記画素は平面状に配置されており、
    光拡散エレメントが、実質的に、該画素の該平面に設け
    られている、請求項1〜9のいずれか1つに記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 前記電磁ビームは、前記着色剤の転写
    または積層の最中、あるいはその前に、前記レンズアレ
    イ基板のレンズ、あるいはパララックスバリア基板の開
    口部と位置合わせされる、請求項6に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の基板は、イメージ領域の外
    側に位置合わせ手段を有している、請求項11に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 着色剤源を、着色剤受け取り基板に隣
    接して配置する工程と、 それぞれが、複数の組み合わせられた2D画素を含む複
    数の3D画素を形成するように、該着色剤受け取り基板
    に着色剤を選択的に転写する工程と、 該3D画素のそれぞれを、レンズアレイシートの対応す
    るレンズ、またはパララックスバリアシートの対応する
    開口部を整合するように並べる工程と、を包含する3D
    プリントを行う方法。
  14. 【請求項14】 前記着色剤源は着色剤ドナー基板であ
    る、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記着色剤ドナー基板は、転写中は、
    前記着色剤受け取り基板に接している、請求項14に記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 前記着色剤は、染料、染料の前駆物
    質、顔料、インク及びトナーのうちの少なくとも1つを
    含んでいる、請求項13、14または15に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 前記着色剤は熱的に転写される、請求
    項13〜16のうちのいずれか1つに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記着色剤は、少なくとも1つの変調
    された電磁ビームで前記着色剤ドナー基板をスキャンす
    ることによって転写される、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記着色剤受け取り基板は、前記着色
    剤が転写される前または後には、前記レンズアレイシー
    トあるいは前記パララックスバリアシートに接合されて
    いる、請求項13〜18のうちのいずれか1つに記載の
    方法。
  20. 【請求項20】 前記着色剤受け取り基板は、前記レン
    ズアレイシートあるいは前記パララックスバリアシート
    を有している、請求項13〜18のうちのいずれか1つ
    に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記画素が平面状に配置されており、
    光拡散エレメントが、実質的に、該3D画素の該平面に
    設けられている、請求項13〜20のうちの1つに記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 前記電磁ビームのそれぞれは、前記着
    色剤の転写中または転写前に、前記レンズアレイシート
    の前記レンズ、あるいは前記パララックスバリアシート
    の前記開口部に位置合わせされる、請求項18に記載の
    方法。
  23. 【請求項23】 前記着色剤受け取り基板は、前記着色
    剤が転写される前または後には、前記レンズアレイシー
    トあるいは前記パララックスバリアシートに接合されて
    おり、前記電磁ビームのそれぞれは、前記着色剤の転写
    中または転写前に、該レンズアレイシートの前記レン
    ズ、あるいは該パララックスバリアシートの前記開口部
    に位置合わせされる請求項18に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記着色剤受け取り基板は、前記レン
    ズアレイシートあるいは前記パララックスバリアシート
    を有しており、前記電磁ビームのそれぞれは、前記着色
    剤の転写中または転写前に、該レンズアレイシートの前
    記レンズ、あるいは該パララックスバリアシートの前記
    開口部に位置合わせされる、請求項18に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記画素が平面状に配置されており、
    光拡散エレメントが実質的に該3D画素の該平面に設け
    られており、前記電磁ビームのそれぞれは、前記着色剤
    の転写中または転写前に、前記レンズアレイシートの前
    記レンズ、あるいは前記パララックスバリアシートの前
    記開口部に位置合わせされる、請求項18に記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 前記レンズアレイシートまたは前記パ
    ララックスバリアシートは、イメージ領域の外側に位置
    合わせ手段を有している、請求項22〜25のうちのい
    ずれか1つに記載の方法。
  27. 【請求項27】 着色剤源を、着色剤受け取り基板に隣
    接して配置する手段と、 それぞれが、複数の組み合わせられた2D画素を含んで
    いる複数の3D画素を形成するように、着色剤を、該着
    色剤受け取り基板に選択的に転写する転写手段と、 該3D画素のそれぞれを、レンズアレイシートの対応す
    るレンズ、あるいはパララックスバリアシートの対応す
    る開口部と整合するように並べる手段と、を備えてい
    る、3Dプリントを行う装置。
  28. 【請求項28】 前記転写手段は熱転写手段を備えてい
    る、請求項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記着色剤源は、着色剤ドナーシート
    を含んでいる、請求項27に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記熱転写手段は、少なくとも1つの
    変調された電磁ビームで着色剤ドナーシートをスキャン
    するスキャン手段を備えている、請求項29に記載の装
    置。
  31. 【請求項31】 前記スキャン手段は、少なくとも1つ
    の集光されたレーザービームを形成する手段を備えてい
    る、請求項30に記載の装置。
JP26394093A 1992-10-23 1993-10-21 視差情報を含むプリントを作る方法及びその装置 Pending JPH06194759A (ja)

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JPH0943752A (ja) 立体画像形成方法および立体画像形成システム

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