JPH0719617Y2 - プレス型のカム装置 - Google Patents

プレス型のカム装置

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JPH0719617Y2
JPH0719617Y2 JP14692389U JP14692389U JPH0719617Y2 JP H0719617 Y2 JPH0719617 Y2 JP H0719617Y2 JP 14692389 U JP14692389 U JP 14692389U JP 14692389 U JP14692389 U JP 14692389U JP H0719617 Y2 JPH0719617 Y2 JP H0719617Y2
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JP
Japan
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cam
driver
slide
cam driver
cam slide
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JP14692389U
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JPH0385121U (ja
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秀夫 小沢
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Oiles Corp
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプレス機械のラムの加圧力を、その加圧力に対
して横向きに或は逆向きに変えて曲げや孔あけ加工等を
行なうことができるプレス型のカム装置に関する。
(従来の技術) プレス機械により種々の加工を行なう場合、一般に、プ
レス機械の上型に固定されたカムドライバを移動させ、
該カムドライバとの係合によりカムスライドを該カムド
ライバの移動方向に沿った方向や或は直交する方向に移
動させ、被加工品に与える加圧力の方向をラムの加圧力
方向や、ラムの加圧力方向とほぼ直交する方向に変え、
曲げや剪断、孔あけ加工等を行なうようにしている。
このような加工を施す際、被加工品に与える加圧力の方
向がラムの加圧力方向や、ラムの加圧力方向とほぼ直交
する方向である場合には、例えば、実公昭59−29836号
公報に開示されるような従来技術により種々の加工を精
度よく行なうことができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、被加工品に与える加圧力がラムの加圧力
と逆向きの方向である場合、被加工物のスプリングバッ
ク等に起因して所望の加工が精度よく行なわれず、その
ため、被加工品にこのような箇所がある場合、該箇所の
加工を別工程とした2工程で行なっているのが現状であ
る。
本考案は前記事情に鑑み案出されたものであって、本考
案の目的は、加圧力を与える方向がラムの加圧力とは逆
向きであっても、所望の加工を一工程で精度よく行なう
ことができ、加工コストを低減できるプレス型のカム装
置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応
する図面を参照して説明する。
本考案は、往復動可能でその移動方向に間隔をおいた箇
所に第1傾斜面17と第2傾斜面19が設けられたカムドラ
イバ1と、カムドライバ1の移動方向とほぼ直交する方
向に移動可能に配設され、カムドライバ1の移動に伴い
第1傾斜面17と係合してカムドライバ1から離れる方向
に移動する第1カムスライド9と、第1カムスライド9
をカムドライバ1側に付勢する付勢手段37と、カムドラ
イバ1の移動方向とほぼ平行する方向に移動可能に配設
され、前記第1カムスライド9の移動により該第1カム
スライド9に係合して前記カムドライバ1の移動方向と
逆方向に移動する第2カムスライド11と、第2カムスラ
イド11におけるカムドライバ1とは反対に位置する箇所
に取着された第1加工用工具51と、第2カムスライド11
にカムドライバ1の移動方向とほぼ直交する方向に移動
可能に配設され、カムドライバ1の移動に伴って第1カ
ムドライバ9の移動後に前記第2傾斜面19と係合してカ
ムドライバ1から離れる方向に移動する第3カムスライ
ド13と、第3カムスライド13におけるカムドライバ1と
は反対に位置する箇所に取着された第2加工用工具59
と、第3カムスライド13をカムドライバ1側に付勢する
付勢手段65とを備えることを特徴とする。
(作用) カムドライバ1の移動により、第1傾斜面17を介して第
1カムスライド9が付勢手段37の力に抗してカムドライ
バ1から離れる方向に移動する。
第1カムスライド9の移動に伴い、第2カムスライド11
がカムドライバ1の移動方向と逆向きに移動し、第1加
工用工具51により被成形品7の部分7Bに、カムドライバ
1の移動方向と逆向きの力を加える。
更なるカムドライバ1の移動により第2傾斜面19を介し
て、第3カムスライド13が付勢手段65の力に抗してカム
ドライバ1から離れる方向に移動し、第2加工用工具59
により被成形品7の部分7Bに、カムドライバ1から離れ
る方向に力を加える。
以上の第2カムスライド11と第3カムスライド13による
動きにより、加圧力を与える方向がラムの加圧力とは逆
向きであっても、所望の加工が精度よく行なわれる。
(実施例) 以下、本考案の好適一実施例を添付図面に従って説明す
る。
第1図はカムドライバが上昇した状態のカム装置の断面
側面図、第2図は第1傾斜面により第1カムスライドが
移動した状態の同・断面側面図、第3図は第2傾斜面に
より第3カムスライドが移動した状態の同・断面側面図
を示す。
1はカムドライバ、3はダイで、ダイ3上にはパッド5
により被成形品である鋼板7が挟持され、カムドライバ
1とダイ3との間に、第1,第2,第3カムスライド9,11,1
3が組み込まれベース15が配置されている。
カムドライバ1はプレス機械の上型に固定され、ラムの
作動で上下動する。
カムドライバ1の上下及び水平方向に間隔をおいた箇所
には第1,第2傾斜面17,19が形成され、第2傾斜面19は
カムドライバ1に取着されたウエアプレート21で形成さ
れている。
ベース15は第4図に傾斜図で示すように、底面部15A
と、カムドライバ1側に位置する前面部15Bと、左右の
側面部15Cと、ダイ3側に位置する後面部15Dとを備え、
上方に開放状である。
第1カムスライド9は前面部15Bの開口23から装入され
てベース15の底面部15A上に載置され、且つ左右の側面
部15Cに案内されてカムドライバ1に接近離間する方向
に移動可能にベース15に組み込まれている。
第1カムスライド9の開口23から突出する部分にはカム
ドライバ1の第1傾斜面17に係合可能な傾斜面25が形成
されている。また、上部には第2カムスライド11と係合
する傾斜面27が形成され、底部には第5図に第1図のV
−V線断面図に示すように、二股状の係止片29が突設さ
れ、更に、第6図に第1図のVI−VI線断面図ですよう
に、ダイ3側の上部左右には案内溝31が形成されてい
る。
前記係止片29はベース15の底面部15Aの切り欠き33内に
配置され、切り欠き33内にはピン35が突設され、ピン35
に巻装したコイルスプリング37の弾発力によりばね受け
39、係止片29を介して第1カムスライド9は開口23から
突出する方向に付勢されている。
第2カムスライド11は第1図に示すように、その底部に
前記傾斜面27に係合可能な傾斜面41が形成され、また、
第6図に示すように、第2カムスライド11におけるダイ
3側部分の底部の左右にガイド片43が突設され、このガ
イド片43は前記ガイド溝31に係合している。
また、第2カムスライド11の中央には凹部45が形成さ
れ、凹部45を囲む壁部は夫々第1図及び第5図に示すよ
うに、ベース15の前面部15B、左右の側面部15Cに係合
し、また、後面部15Dに対してガイドプレート47を介し
て係合し、第1カムスライド9の移動により傾斜面27,4
1の係合及びガイド片43とガイド溝31の係合により上下
方向にのみ移動できるように配設されている。
また、第5図に示すように、凹部45の左右の側部には夫
々横ガイド面49Aと縦ガイド面49Bが形成されている。
更に、第2カムスライド11のダイ3側における上端には
ポンチ51が取着されている。
第3カムスライド13は第5図に示すように、その左右の
側部が夫々スライドプレート53、ガイドプレート55を介
して横ガイド面49Aと縦ガイド面49Bに係合され、カムド
ライバ1と接近離間する方向にのみ移動可能に配設され
ている。
第3カムスライド13のカムドライバ1側の上部にはカム
ドライバ1の移動に伴って第1傾斜面17との係合による
第1カムスライド9の移動後に前記第2傾斜面19と係合
する傾斜面57が形成されている。
また、第3カムスライド13におけるカムドライバ1と反
対側に箇所にはポンチ59が取着され、底部からは二股状
の係止片61が突設されている。
前記係止片61は第2カムスライド11の凹部45内に配置さ
れ、凹部45内にはピン63が突設され、ピン63に巻装した
コイルスプリング65の弾発力によりばね受け67、係止片
61を介して第3カムスライド13はカムドライバ1方向へ
付勢されている。
また、凹部45におけるカムドライバ1側に配設したガイ
ドプレート69に係止片61が係止することで、第3カムス
ライド13のカムドライバ1方向への後端位置が規制され
ている。
次に、第7図を参照して、鋼板7の突出片7Bを、カムド
ライバ1の移動方向と逆向きに折り曲げる場合について
説明する。
第7図(A)に示すように、鋼板7の周囲には四つの突
出片が形成され、カムドライバ1の下動により、その内
の二つの突出片7Aは不図示の従来のカムスライドにより
該カムドライバ1の下動方向に沿った方向に折り曲げら
れ、他の1つの屈曲片7Bはカムドライバ1の下動方向と
逆向きに折り曲げられ、これら三つの突出片7A,7A,7Bは
カムドライバ1の下動による一工程で成形される。
詳細に説明すると、まず、カムドライバ1の下動によ
り、第2図に示すように、第1傾斜面17及び傾斜面25を
介して第1カムスライド9がコイルスプリング37の弾発
力に抗してダイ3側に移動する。
第1カムスライド9のダイ3側への移動に伴い、傾斜面
27,41を介して第2カムスライド11が上方に移動し、ポ
ンチ51により突出片7Bを上方に折り曲げ、突出片7Bは第
2図及び第7図(B)に示すように大まかに曲げられた
状態となる。
次いで、更なるカムドライバ1の下動により第2傾斜面
19が傾斜面57に係合し、第3図に示すように、第3カム
スライド13をコイルスプリング65の弾発力に抗してダイ
3側に移動させ、ポンチ59により折り曲げられた突出片
7Bを更にパッド5側に押し当て、これにより突出片7Bは
第7図(C)に示すように高精度に曲げられた状態とな
り、突出片7A,7A,7Bの曲げ加工を終了する。
尚、実施例では曲げ加工の場合について説明したが、孔
あけ加工や切り欠き加工等の他の加工も可能である。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案に係るプレス型の
カム装置によれば、加圧力を与える方向がラムの加圧力
とが逆向きであっても、曲げ等の加工を精度よく行なう
ことができ、従って、一工程により種々の加工が可能と
なり、加工コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカムドライバが上昇した状態のカム装置の断面
側面図、第2図は第1傾斜面により第1カムスライドが
移動した状態の同・断面側面図、第3図は第2傾斜面に
より第3カムスライドが移動した状態の同・断面側面
図、第4図はベース及び第1カムスライドの斜視図、第
5図は第1図のV−V線断面図、第6図は第1図のVI−
VI線断面図、第7図は成形品の成形工程を示す斜視図で
ある。 尚図中、1はカムドライバ、3はダイ、5はパッド、9
は第1カムスライド、11は第2カムスライド、13は第3
カムスライド、15はベース、17は第1傾斜面、19は第2
傾斜面、37,65はコイルスプリング、51,59はポンチであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復動可能でその移動方向に間隔をおいた
    箇所に第1傾斜面と第2傾斜面が設けられたカムドライ
    バと、 カムドライバの移動方向とほぼ直交する方向に移動可能
    に配設され、カムドライバの移動に伴い第1傾斜面と係
    合してカムドライバから離れる方向に移動する第1カム
    スライドと、 第1カムスライドをカムドライバ側に付勢する付勢手段
    と、 カムドライバの移動方向とほぼ平行する方向に移動可能
    に配設され、前記第1カムスライドの移動により該第1
    カムスライドに係合して前記カムドライバの移動方向と
    逆方向に移動する第2カムスライドと、 第2カムスライドにおけるカムドライバとは反対に位置
    する箇所に取着された第1加工用工具と、 第2カムスライドにカムドライバの移動方向とほぼ直交
    する方向に移動可能に配設され、カムドライバの移動に
    伴って第1カムドライバの移動後に前記第2傾斜面と係
    合してカムドライバから離れる方向に移動する第3カム
    スライドと、 第3カムスライドにおけるカムドライバとは反対に位置
    する箇所に取着された第2加工用工具と、 第3カムスライドをカムドライバ側に付勢する付勢手段
    と、 を備えることを特徴とするプレス型のカム装置。
JP14692389U 1989-12-20 1989-12-20 プレス型のカム装置 Expired - Lifetime JPH0719617Y2 (ja)

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JPH0385121U JPH0385121U (ja) 1991-08-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4534429B2 (ja) * 2003-04-18 2010-09-01 オイレス工業株式会社 カム装置

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