JPH07195212A - 複合加工装置 - Google Patents

複合加工装置

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JPH07195212A
JPH07195212A JP35008993A JP35008993A JPH07195212A JP H07195212 A JPH07195212 A JP H07195212A JP 35008993 A JP35008993 A JP 35008993A JP 35008993 A JP35008993 A JP 35008993A JP H07195212 A JPH07195212 A JP H07195212A
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JP
Japan
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tool
shaft
holder
tool holder
clamp
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Pending
Application number
JP35008993A
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English (en)
Inventor
Takahiro Sugino
高弘 杉野
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Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の工具を一体的に同時着脱が容易に可能
であり、取付精度が高く構造も簡単なものにする。 【構成】 所定の回転数で駆動される主軸10と、この
主軸10に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダ5
2と、この工具ホルダ52に取り付けられた第一工具5
6及び第二工具62を有する。主軸10側と工具ホルダ
52側とに各々設けられた一対のカービックカップリン
グ片50a,50bと、工具ホルダ52が先端部に着脱
自在に取り付けられ、主軸10と同軸且つ軸方向に摺動
可能に設けられ一体的に回転可能であるクランプ軸26
と、このクランプ軸26と工具ホルダ52とを連結する
ホルダ連結手段53,59,61と、クランプ軸26を
軸方向に移動させるクランプ作動装置65とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主軸を中心に複数の
工具を設け、この工具の全部又は一部を主軸軸線方向に
摺動可能に取り付け、この複数の工具を工具ホルダとと
もに同時に着脱可能に設けた複合加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の工具を主軸に同軸的に取り
付け、この複数の工具を自動工具交換装置等により同時
に一体的に着脱可能に有した複合加工装置として、例え
ば特公平3−5936号公報や、実公平3−47761
号公報に開示されているように、、第一、第二の工具を
有した複合加工工具を設け、この複合加工工具の各工具
を、第一係止手段及び第二係止手段により主軸に着脱自
在に連結したものがある。そして、これら第一係止手段
及び第二係止手段を各々作動させるため、油圧シリンダ
やモータ等の第一作動装置及び第二作動装置が設けられ
ている。この複合加工工具の着脱部分は、テーパ状に形
成された主軸側のテーパ孔と、工具側の円錐台状の嵌合
部とからなり、主軸側のテーパ孔に工具側の嵌合部が嵌
合して工具の位置決めが成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、複合加工工具の自動工具交換装置等による着脱時の
位置決めがテーパ部により行われ、テーパ面同士の面接
触により位置決め及び保持がなされるため、工具側の回
転軸心と主軸側の回転軸心とが正確に同軸上に一致せ
ず、連結状態で、工具側の回転軸心と主軸側心の回転軸
とがわずかに傾いた状態になりやすいものであった。従
って、工具の傾き具合をセンサ等で検知したり、一旦加
工した後、傾き具合を測定し、許容値を越える傾きの場
合、複合加工工具を装着し直さなければならず、加工精
度及び加工能率の悪いものであった。
【0004】さらに、上記従来の技術の場合、複数の工
具が回転可能且つ着脱可能に連結され、冷却用のクーラ
ントが送り込まれている。このクーラントは、加工停止
により供給は止められるものであるが、複合加工工具が
外されると、着脱される複合加工工具との連結部分で、
主軸側のクーラント管路からその管路内のクーラントが
流れ落ち、工具の嵌合部や主軸側のテーパ孔面に付着
し、さらに切粉が付着すると、テーパ孔と嵌合部との取
り付け誤差が発生しやすいという問題があった。
【0005】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、複数の工具を一体的に同時着脱が容
易に可能であり、取付精度が高く構造も簡単な複合加工
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、所定の回転
数で駆動される主軸と、この主軸に同軸的に着脱自在に
設けられた工具ホルダと、この工具ホルダに取り付けら
れた第一工具及び第二工具と、上記主軸側と上記工具ホ
ルダ側とに各々設けられた一対のカービックカップリン
グ片と、上記工具ホルダが先端部に着脱自在に取り付け
られ上記主軸と同軸且つ軸方向に摺動可能に設けられ一
体的に回転可能であるクランプ軸と、このクランプ軸と
上記工具ホルダとを連結するホルダ連結手段と、上記ク
ランプ軸を軸方向に移動させるクランプ作動装置とを設
けた複合加工装置である。さらに、上記カービックカッ
プリング片を上記主軸に取り付けた状態でこのカービッ
クカップリング片をほぼ覆うカバー部材を設けたもので
ある。
【0007】この発明は、所定の回転数で駆動される主
軸と、この主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホ
ルダと、この工具ホルダに取り付けられた第一工具及び
第二工具と、上記工具ホルダ側に取り付けられ上記第二
工具を上記主軸の軸方向に移動させる第二工具取付軸
と、上記第二工具取付軸基端部に連結される第二工具送
り軸と、この第二工具送り軸に設けられたクーラント供
給管路と、このクーラント供給管路の先端部に設けられ
上記第二工具取付軸との連結時に開くとともに第二工具
取付軸が外された際には開口部を閉じる開閉弁と、上記
第二工具取付軸基端部と上記第二工具送り軸の先端部と
を連結する送り軸連結手段と、上記工具ホルダが先端部
に着脱自在に取り付けられ上記主軸と同軸且つ軸方向に
摺動可能に設けられ一体的に回転可能であるクランプ軸
と、このクランプ軸と上記工具ホルダとを連結するホル
ダ連結手段と、上記クランプ軸を軸方向に移動させるク
ランプ作動装置とを設けた複合加工装置である。
【0008】この発明は、所定の回転数で駆動される主
軸と、この主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホ
ルダと、この工具ホルダに取り付けられた第一工具及び
第二工具と、上記主軸側と上記工具ホルダ側とに各々設
けられた一対のカービックカップリング片と、上記工具
ホルダ側に取り付けられ上記第二工具を上記主軸の軸方
向に移動させる第二工具取付軸と、上記第二工具取付軸
基端部に連結される第二工具送り軸と、この第二工具送
り軸に設けられたクーラント供給管路と、このクーラン
ト供給管路の先端部に設けられ上記第二工具取付軸との
連結時に開くとともに第二工具取付軸が外された際には
開口部を閉じる開閉弁と、上記第二工具取付軸基端部と
上記第二工具送り軸の先端部とを連結する送り軸連結手
段と、上記工具ホルダが先端部に着脱自在に取り付けら
れ上記主軸と同軸且つ軸方向に摺動可能に設けられ一体
的に回転可能であるクランプ軸と、このクランプ軸と上
記工具ホルダとを連結するホルダ連結手段と、上記クラ
ンプ軸を軸方向に移動させるクランプ作動装置とを設け
た複合加工装置である。
【0009】また、上記開閉弁は、上記第二工具送り軸
先端部に設けられた弁部材とこの弁部材を閉じ方向に付
勢した付勢部材と上記弁部材が当接して開口部を塞ぐ受
け部とからなり、上記第二工具取付軸が主軸に取り付け
られた際に、上記第二工具取付軸の端部が上記弁部材に
当接し上記付勢部材の付勢力に抗して上記弁部材を開く
ものである。さらに、上記送り軸連結手段は、上記第二
工具送り軸の先端部に設けられた筒体と、この筒体に設
けられた係止ボールと、上記筒体に形成された透孔と、
上記工具取付軸に形成された係合凹部とから成り、上記
第二工具取付軸が上記筒体に嵌合して固定された状態
で、上記開閉弁が開かれるものである。
【0010】
【作用】この発明の複合加工装置は、第一工具及び第二
工具を有した工具ホルダの着脱時の位置決めを、一対の
カービックカップリング片により行い、このカービック
カップリングの複数の当接面により精度良く工具ホルダ
を主軸側に取り付けるものである。また、上記第二工具
取付軸と第二工具送り軸の連結解除後、クーラント供給
管路の先端部を自動的に閉じるようにし、クーラント供
給管路内のクーラントが不用意に流れ落ちないようにし
て、カービックカップリングの当接面等にクーラントや
切粉が付着しないようにして、工具ホルダの装着時の取
り付け精度が落ちないようにしたものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の複合加工装置を、エンジン
のシリンダヘッドのバルブシートを加工する装置に適用
した場合の一実施例について、図1〜図4を基にして詳
細に説明する。この実施例の複合加工装置は、円筒状の
主軸10が中空の支持部材12内に複数のベアリング1
4を介して、回転可能かつ軸方向に相対移動不能に支持
されている。支持部材12の図面上の右端部から突出し
た主軸10の小径部には、キー15を介してプーリ16
が取り付けられており、このプーリ16と図示しない主
軸モータの出力軸に固定されたプーリとにベルト20が
巻き掛けられている。また、主軸10を保持した支持部
材12は、スライド21に取り付けられ、ベース22上
で、図示しない駆動装置により主軸10の軸線に平行な
方向に移動可能に設けられている。
【0012】主軸10内には、外側である主軸10側か
ら順に同心的に、円筒状のクランブ軸26と、このクラ
ンプ軸26内に直列的に挿通された、第二工具取付軸で
あるリーマ取付軸30及び第二工具送り軸であるリーマ
送り軸31が設けられている。クランプ軸26は、その
先端部が主軸10の先端部に位置し、このクランプ軸2
6の図面上の右端部は、主軸10の小径部から突出して
いる。そして、クランプ軸26の基端部に螺合されたナ
ット32と主軸10の内周部に固定された受け部33と
の間に、皿ばね34が圧縮状態で装着され、ナット32
により所定の締めつけ力に調整されて、クランプ軸26
を主軸10の右方向である基端部側へ付勢している。
【0013】リーマ取付軸30とリーマ送り軸31と
は、クランプ軸26内で、互いにそれらの基端部と先端
部とが着脱自在に送り軸連結手段により連結されてい
る。この送り軸連結手段には、図示するように、リーマ
送り軸31の先端部の雄ネジ部31aに、雌螺子部42
aが螺合され固定された筒体42が設けられている。筒
体42の先端部側には、円周方向に複数の透孔43が形
成され、この各透孔43内に嵌合し筒体42の厚みより
直径の大きい複数の係止ボール44が設けられている。
さらに、クランプ軸26の先端部内周には、係止ボール
44が嵌合する環状の嵌合凹部46が設けられ、リーマ
取付軸30の外周面の所定位置には、係止ボール44が
係合する環状の係合凹溝45が形成されている。
【0014】リーマ取付軸30は、その中央部外周面部
にキー35が固定され、ホルダ保持部材53のキー溝3
5aに沿って軸方向に移動可能であるとともに一体的に
回転可能に設けられている。
【0015】リーマ送り軸31内には、工具を冷却する
クーラントを送るクーラント供給管路70が形成され、
このクーラント供給管路70の先端部には、リーマ送り
軸31の先端部に軸方向に摺動自在に設けられた弁部材
72と、弁部材72を先端方向に突出させる付勢部材で
あるコイルバネ74とが設けられている。また、このリ
ーマ送り軸31の先端部に固定された筒体42内周部に
は、弁部材72の先端部をコイルバネ74の付勢力に抗
して受けて、開口部が塞がれるリング状の受け部76が
形成されている。この弁部材72と、コイルバネ74及
び受け部76により開閉弁を構成している。さらに、リ
ーマ取付軸30の基端部が嵌合した状態で、弁部材72
の先端部をコイルバネ74に抗して基端部側へ押しやる
当接部30aがリーマ取付軸30の基端部に形成され、
クーラントが流れる流路30bが形成されている。
【0016】主軸10の先端部には、図3に示すよう
に、所定のピッチで形成された複数の傾斜した当接面6
9を有した、カービックカップリング50のカービック
カップリング片50aが同軸的に固定され、主軸10に
着脱自在に設けられた工具ホルダ52の装着部54に
は、カービックカップリング片50aに嵌合する他方の
カービックカップリング片50bがネジにより固定され
ている。そして、このカービックカップリング50によ
り、主軸10と工具ホルダ52とが一体的に回転可能に
連結される。工具ホルダ52の外周面には、自動工具交
換時に、図示しない自動工具交換装置のアーム先端の工
具把持爪が嵌合する環状の溝52aが形成されている。
さらに、工具ホルダ52の先端部には、第一工具である
バイト56が固定されている。
【0017】さらに、工具ホルダ52の中心部には、透
孔60が形成され、この透孔60に、主軸10と同軸に
設けられ、リーマ取付軸30の取付部30cに固定され
た第二工具であるリーマ62が挿通されている。また、
工具ホルダ52の装着部54の内周部には、工具ホルダ
52の一部として、ホルダ連結手段である筒状のホルダ
保持部材53が螺合されて固定され、ホルダ保持部材5
3の基端外周部に、環状の係止凸部53aが形成されて
いる。そして、係止凸部53aに、クランプ軸26の先
端部に形成されたホルダ連結手段である透孔61に嵌合
したクランプボール59が係合するとともに、主軸10
の先端部内周面には、アンクランプ時にクランプボール
59が外側に逃げる環状の大径部63が形成されてい
る。
【0018】工具ホルダ52の装着部54の外周部近傍
には、カービックカップリング片50bを覆うようにカ
バー部材76が設けられ、カバー部材76は、支持部材
12に固定されている。さらに、カバー部材76には、
加圧エアー供給源に接続されたエア供給管路78が接続
され、加圧エアがカバー部材76とカービックカップリ
ング片50bの隙間から吹き出し、切粉がカービックカ
ップリング50に付着しないように形成されている。
【0019】また、主軸10の図面上右方の基端部に
は、クランプ軸26のナット32を先端側に軸方向に押
してクランプ軸26を摺動させる筒状の押圧部材64が
嵌合されている。押圧部材64は、クランプ作動装置で
ある油圧シリンダ65と一体的に設けられ、クランプ軸
26の軸方向に往復動可能に設けられている。この押圧
部材64の基端部には、図1に示すように、検知片95
が固定され、この検知片95の側方にその移動方向に沿
って、工具ホルダ52のクランプ状態と、アンクランプ
状態とを検知する近接センサ96,97が設けられてい
る。
【0020】次に、この実施例の複合加工装置の動作、
作用について以下に説明する。例えば、図示しないシリ
ンダヘッドのバルブシート及びステムガイド98の加工
を行う場合、先ず、図1、図2において、リーマ取付軸
30及びリーマり送り軸31が後退し、図5に示すよう
に、リーマ62が工具ホルダ52から突出していない状
態である後退限の位置から、主軸モータを回転させ、主
軸10を所定のバイト加工回転数に設定し、図示しない
モータを作動させて、スライド21を前進させる。そし
て、バイト56が所定の加工位置に位置し、バイト56
による加工が行われる。
【0021】バイト加工が終了すると、次に、主軸モー
タをリーマ62の加工回転数に上昇させ、リーマ62を
前進させる。リーマ62の前進は、図示しないリーマ送
り用モータを作動させて、ねじ軸機構によりリーマ送り
軸31を前進させる。これにより、リーマ取付軸30を
介してリーマ62が工具ホルダ52から徐々に突出す
る。そして、リーマ62は、ステムガイド98に挿入さ
れ、内周面の仕上げ加工を行い、図1に示すように、前
進限に位置して加工が終了する。そして、次の加工を行
う際には、バイト56及びリーマ62を、各々上記とは
逆の動作により、後退限に戻して、再び上記と同様の動
作により加工を行う。
【0022】次に、図示しない自動工具交換装置によ
り、工具ホルダ52を外してバイト56及びリーマ62
を交換する際、または、工具ホルダ52を交換して、別
の工具ホルダに装着されたバイト56及びリーマ62に
よる加工を行う場合について説明する。先ず、図1に示
す状態から、図示しないリーマ送り用モータを回転させ
て、リーマ送り軸31をわずかに前進させ(図面上左方
向)、リーマ取付軸30の係止ボール44の位置を、ク
ランプ軸26の内周面の嵌合凹部46に合わせて、係止
ボール44を嵌合凹部46に嵌合させ、リーマ取付軸3
0を取り外し可能な位置に移動させる。この後、油圧シ
リンダ65を作動させ、押圧部材64を前進させてクラ
ンプ軸26を前進させると、図2の2点鎖線で示すよう
に、クランプ軸26の先端のクランプボール59が主軸
10の大径部63に逃げて、工具ホルダ52のクランプ
が解除される。この時、図示しない自動工具交換装置の
アーム先端の工具把持爪が工具ホルダ52の溝52aを
挟持しているので、そのまま、アームが工具ホルダ52
を引き抜くことにより、工具ホルダは、主軸10から取
り外される。
【0023】また、リーマ取付軸30が引き抜かれる
と、弁部材72がコイルバネ74により突出方向に移動
し、弁部材72の先端部がコイルバネ74の付勢力によ
り筒体42の受け部76の周面に当接する。これによ
り、クーラント供給管路70内のクーラントは、この弁
部材72から流れ出ない。
【0024】次に、工具ホルダ52を装着する際には、
工具ホルダ52のカービックカップリング片52bを主
軸10のカービックカップリング片52aに合わせて嵌
合し、油圧シリンダ65及を作動させ、上記と逆の動作
を行う。これにより、クランプボール59が、ホルダ保
持部材53の係止凸部53aに係合し、皿バネ34の付
勢力により、確実に工具ホルダ52が主軸10側に固定
される。この時カービックカップリング片52a,52
bは、互いに当接面69が圧接し、工具ホルダ52を正
確に位置決めする。
【0025】又、この時、リーマ取付軸30は、筒体4
2の係止ボール44が嵌合凹部46に位置した状態で挿
入され、上記取り外し時とは逆に、図示しないリーマ送
り用モータが逆転して、係止ボール44がリーマ取付軸
30の係合凹溝45内に係合し、リーマ取付軸30とリ
ーマ送り軸31との連結が完了する。
【0026】この実施例の複合加工装置によれば、工具
ホルダ52の自動交換に際して、工具ホルダ52が正確
に主軸10と同軸に保持され、正確な加工が可能となる
ものである。また、工具ホルダ52の取り外しと共に、
リーマ送り軸31内のクーラント供給管路70の先端部
が弁部材72により塞がれるので、クーラントが流れ出
ることもなく、カービックカップリング片50a,50
bの表面にクーラントや、切粉が付着することがない。
従って、常に正確に工具ホルダ52の着脱を行うことが
できる。
【0027】なお、この発明の複合加工装置は、バイト
を主軸の半径方向に移動可能な構造のものも良く、その
場合、クランプ軸内に、バイト取付軸とバイト送り軸が
リーマ取付軸とリーマ送り軸とに同軸に設けられるもの
であり、カービックカップリング及びリーマ送り軸に設
けられた弁部材は、上記実施例と同様に取り付けられる
ものである。また、この発明の複合加工装置は、エンジ
ンのシリンダヘッドのバルブシートの加工に用いるもの
の他、他の複数の工具を主軸の回転軸を中心に配設し、
複数の工具を保持した工具ホルダを自動交換可能にする
ものであれば良く、その用途及び工具の数、種類は問わ
ないものである。
【0028】
【発明の効果】この発明の複合加工装置は、工具交換に
際して位置決め精度が高く、連続した工具交換に際して
も、工具ホルダの接続部が汚れることが少なく、位置決
め精度が落ちることがない。従って、自動工具交換装置
に用いた場合も、常に高精度で工具交換可能であり、加
工効率を大きく向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の複合加工装置のリーマが
前進限に位置した状態の主軸部分の縦断面図である。
【図2】この実施例の複合加工装置の工具ホルダ取り付
け部分の拡大縦断面図である。
【図3】この実施例の複合加工装置のカービックカップ
リングを示す斜視図である。
【図4】この実施例のリーマ取付軸の基端部を示す平面
図(A)、正面部(B)、右側面図(C)である。
【図5】この実施例の複合加工装置のリーマが後退限に
位置した状態の部分拡大縦断面図である。
【符号の説明】
10 主軸 26 クランプ軸 30 リーマ取付軸(第二工具取付軸) 31 リーマ送り軸(第二工具送り軸) 42 筒体(送り軸連結手段) 43 透孔(送り軸連結手段) 44 係止ボール(送り軸連結手段) 45 係合凹溝(送り軸連結手段) 46 嵌合凹部 50 カービックカップリング 50a,50b カービックカップリング片 52 工具ホルダ 53 ホルダ保持部材(ホルダ連結手段) 56 バイト(第一工具) 59 クランプボール(ホルダ連結手段) 61 透孔(ホルダ連結手段) 62 リーマ(第二工具) 65 油圧シリンダ(クランプ作動装置) 70 クーラント供給管路 72 弁部材(開閉弁) 74 コイルバネ(付勢部材) 76 受け部(開閉弁)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の回転数で駆動される主軸と、この
    主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダと、こ
    の工具ホルダに取り付けられた第一工具及び第二工具
    と、上記主軸側と上記工具ホルダ側とに各々設けられた
    一対のカービックカップリング片と、上記工具ホルダが
    先端部に着脱自在に取り付けられ上記主軸と同軸且つ軸
    方向に摺動可能に設けられ一体的に回転可能であるクラ
    ンプ軸と、このクランプ軸と上記工具ホルダとを連結す
    るホルダ連結手段と、上記クランプ軸を軸方向に移動さ
    せるクランプ作動装置とを設けたことを特徴とする複合
    加工装置。
  2. 【請求項2】 所定の回転数で駆動される主軸と、この
    主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダと、こ
    の工具ホルダに取り付けられた第一工具及び第二工具
    と、上記工具ホルダ側に取り付けられ上記第二工具を上
    記主軸の軸方向に移動させる第二工具取付軸と、上記第
    二工具取付軸基端部に連結される第二工具送り軸と、こ
    の第二工具送り軸に設けられたクーラント供給管路と、
    このクーラント供給管路の先端部に設けられ上記第二工
    具取付軸との連結時に開くとともに第二工具取付軸が外
    された際にはその開口部を閉じる開閉弁と、上記第二工
    具取付軸基端部と上記第二工具送り軸の先端部とを連結
    する送り軸連結手段と、上記工具ホルダが先端部に着脱
    自在に取り付けられ上記主軸と同軸且つ軸方向に摺動可
    能に設けられ一体的に回転可能であるクランプ軸と、こ
    のクランプ軸と上記工具ホルダとを連結するホルダ連結
    手段と、上記クランプ軸を軸方向に移動させるクランプ
    作動装置とを設けたことを特徴とする複合加工装置。
  3. 【請求項3】 所定の回転数で駆動される主軸と、この
    主軸に同軸的に着脱自在に設けられた工具ホルダと、こ
    の工具ホルダに取り付けられた第一工具及び第二工具
    と、上記主軸側と上記工具ホルダ側とに各々設けられた
    一対のカービックカップリング片と、上記工具ホルダ側
    に取り付けられ上記第二工具を上記主軸の軸方向に移動
    させる第二工具取付軸と、上記第二工具取付軸基端部に
    連結される第二工具送り軸と、この第二工具送り軸に設
    けられたクーラント供給管路と、このクーラント供給管
    路の先端部に設けられ上記第二工具取付軸との連結時に
    開くとともに第二工具取付軸が外された際には開口部を
    閉じる開閉弁と、上記第二工具取付軸基端部と上記第二
    工具送り軸の先端部とを連結する送り軸連結手段と、上
    記工具ホルダが先端部に着脱自在に取り付けられ上記主
    軸と同軸且つ軸方向に摺動可能に設けられ一体的に回転
    可能であるクランプ軸と、このクランプ軸と上記工具ホ
    ルダとを連結するホルダ連結手段と、上記クランプ軸を
    軸方向に移動させるクランプ作動装置とを設けたことを
    特徴とする複合加工装置。
  4. 【請求項4】 上記カービックカップリング片を上記主
    軸に取り付けた状態で、このカービックカップリング片
    をほぼ覆うカバー部材を設けたことを特徴とする請求項
    1又は3記載の複合加工装置。
  5. 【請求項5】 上記開閉弁は、上記第二工具送り軸先端
    部に設けられた弁部材とこの弁部材を閉じ方向に付勢し
    た付勢部材と上記弁部材が当接して開口部を塞ぐ受け部
    とからなり、上記第二工具取付軸が主軸に取り付けられ
    た際に、上記第二工具取付軸の端部が上記弁部材に当接
    し上記付勢部材の付勢力に抗して上記弁部材を開くこと
    を特徴とする請求項2又は3記載の複合加工装置。
  6. 【請求項6】 上記送り軸連結手段は、上記第二工具送
    り軸の先端部に設けられた筒体と、この筒体に設けられ
    た係止ボールと、上記筒体に形成された透孔と、上記工
    具取付軸に形成された係合凹部とから成り、上記第二工
    具取付軸が上記筒体に嵌合して固定された状態で、上記
    開閉弁が開くことを特徴とする請求項2,3又は5記載
    の複合加工装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100394612B1 (ko) * 2000-12-21 2003-08-14 현대자동차주식회사 공작기계의 다중 가공용 스핀들 장치
KR101531381B1 (ko) * 2013-11-28 2015-06-25 (주)마이텍 절삭 연마 장치

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