JPH0719036A - モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置 - Google Patents
モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置Info
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- JPH0719036A JPH0719036A JP5164541A JP16454193A JPH0719036A JP H0719036 A JPH0719036 A JP H0719036A JP 5164541 A JP5164541 A JP 5164541A JP 16454193 A JP16454193 A JP 16454193A JP H0719036 A JPH0719036 A JP H0719036A
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 直方体の触媒エレメント(5) の対向状の少な
くとも２側面にエレメント保持部材(1) を設け、該保持
部材(1) の下端面でエレメントの自重を収納枠(3) の受
け部材(10)に受けさせるようにしたことを特徴とする、
モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置で
ある。 【効果】 鋼製の収納枠内の触媒エレメント(5) の下端
は受け部材には接触せず、そのためガスの流通による振
動や枠および受け部材の熱膨張によって破損することが
ない。また、エレメント保持部材(1) により触媒エレメ
ント(5) の強度を増大することができ、触媒エレメント
(5) の搬送ないしは組付け時にエレメント保持部材(1)
が保護板の役目を果たし、搬送ないしは組付け作業を容
易に行うことができる。
くとも２側面にエレメント保持部材(1) を設け、該保持
部材(1) の下端面でエレメントの自重を収納枠(3) の受
け部材(10)に受けさせるようにしたことを特徴とする、
モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置で
ある。 【効果】 鋼製の収納枠内の触媒エレメント(5) の下端
は受け部材には接触せず、そのためガスの流通による振
動や枠および受け部材の熱膨張によって破損することが
ない。また、エレメント保持部材(1) により触媒エレメ
ント(5) の強度を増大することができ、触媒エレメント
(5) の搬送ないしは組付け時にエレメント保持部材(1)
が保護板の役目を果たし、搬送ないしは組付け作業を容
易に行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、窒素酸化物
（ＮＯｘ）の接触還元用触媒やＮＯｘの吸収除去剤とし
て使用されるハニカム形状の排ガス浄化触媒に関し、よ
り詳細にはモジュール化触媒を構成する触媒エレメント
の支持装置に関するものである。
（ＮＯｘ）の接触還元用触媒やＮＯｘの吸収除去剤とし
て使用されるハニカム形状の排ガス浄化触媒に関し、よ
り詳細にはモジュール化触媒を構成する触媒エレメント
の支持装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＮＯｘの接触還元用触媒として、平板と
波板を１枚置きに配してなる平板・波板多層構造の担体
に触媒金属が担持されてなる触媒エレメントを収納枠に
多数収納したモジュール化触媒が知られている。これ
は、上記のような触媒をモジュール化することにより取
扱いの簡便性を指向したものである。
波板を１枚置きに配してなる平板・波板多層構造の担体
に触媒金属が担持されてなる触媒エレメントを収納枠に
多数収納したモジュール化触媒が知られている。これ
は、上記のような触媒をモジュール化することにより取
扱いの簡便性を指向したものである。
【０００３】従来のモジュール化触媒では、図５に示す
ように、上記平板・波板多層構造の触媒エレメント(51)
を鋼製の収納枠(52)内に１個ずつ挿入し、枠(52)の下端
に設けられたグレーチング状の受け部材(53)の上に置い
ていた。
ように、上記平板・波板多層構造の触媒エレメント(51)
を鋼製の収納枠(52)内に１個ずつ挿入し、枠(52)の下端
に設けられたグレーチング状の受け部材(53)の上に置い
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、触媒エレメント(51)の自重を枠(52)の受け部材
(53)に直接受けさせた構造では、鋼製の収納枠(52)内の
触媒エレメント(51)の下端が、ガスの流通による振動
や、枠(52)および受け部材(53)の熱膨張により、受け部
材(53)に接触状態で移動し、そのため破損することがあ
る。
ように、触媒エレメント(51)の自重を枠(52)の受け部材
(53)に直接受けさせた構造では、鋼製の収納枠(52)内の
触媒エレメント(51)の下端が、ガスの流通による振動
や、枠(52)および受け部材(53)の熱膨張により、受け部
材(53)に接触状態で移動し、そのため破損することがあ
る。
【０００５】この発明は、上記の点に鑑み、触媒エレメ
ントの下端が受け部材に接触せず、そのためガスの流通
による振動や枠および受け部材の熱膨張によって破損す
ることがない触媒エレメントを提供することを目的とす
る。
ントの下端が受け部材に接触せず、そのためガスの流通
による振動や枠および受け部材の熱膨張によって破損す
ることがない触媒エレメントを提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく工夫されたもので、直方体の触媒エレメント
(5) の対向状の少なくとも２側面にエレメント保持部材
(1) を設け、該保持部材(1) の下端面でエレメントの自
重を収納枠(3) の受け部材(10)に受けさせるようにした
ことを特徴とするモジュール化触媒における触媒エレメ
ントの支持装置である。
達成すべく工夫されたもので、直方体の触媒エレメント
(5) の対向状の少なくとも２側面にエレメント保持部材
(1) を設け、該保持部材(1) の下端面でエレメントの自
重を収納枠(3) の受け部材(10)に受けさせるようにした
ことを特徴とするモジュール化触媒における触媒エレメ
ントの支持装置である。
【０００７】触媒エレメント(5) は、例えば、平板状の
セラミックスペーパー(7) と波板状のセラミックスペー
パー(8) を１枚置きに配してなる平板・波板多層構造の
担体に触媒金属が担持されてなるものである。ただし、
平板および波板の材質はセラミックスペーパーに限定さ
れない。
セラミックスペーパー(7) と波板状のセラミックスペー
パー(8) を１枚置きに配してなる平板・波板多層構造の
担体に触媒金属が担持されてなるものである。ただし、
平板および波板の材質はセラミックスペーパーに限定さ
れない。
【０００８】エレメント保持部材(1) は、例えばステン
レス鋼などの金属プレート、セラミックプレートなどで
構成されている。
レス鋼などの金属プレート、セラミックプレートなどで
構成されている。
【０００９】触媒エレメント(5) の側面にエレメント保
持部材(1) を固定するには、接着剤でエレメント保持部
材(1) を上記側面に張り付ける方法が一般的であるが、
これに限定されない。また、さらにエレメント保持部材
(1) の外側に例えばガラス繊維で織られたクロスを巻き
付けることも好ましい。
持部材(1) を固定するには、接着剤でエレメント保持部
材(1) を上記側面に張り付ける方法が一般的であるが、
これに限定されない。また、さらにエレメント保持部材
(1) の外側に例えばガラス繊維で織られたクロスを巻き
付けることも好ましい。
【００１０】エレメント保持部材(1) は、直方体の触媒
エレメント(5) の対向状の２側面または４側面に設けら
れる。
エレメント(5) の対向状の２側面または４側面に設けら
れる。
【００１１】
【実施例】つぎに、この発明を具体的に説明するため
に、この発明の実施例を示す。
に、この発明の実施例を示す。
【００１２】実施例１ 図１から図３において、縦長直方体の触媒エレメント
(5) は、平板状のセラミックスペーパー(7) と波板状の
セラミックスペーパー(8) を１枚置きに配してなる平板
・波板多層構造の担体に触媒金属が担持されてなるもの
である。
(5) は、平板状のセラミックスペーパー(7) と波板状の
セラミックスペーパー(8) を１枚置きに配してなる平板
・波板多層構造の担体に触媒金属が担持されてなるもの
である。
【００１３】触媒エレメント(5) の４側面にはステンレ
ス鋼プレートよりなるエレメント保持部材(1) が接着剤
で貼り付けられている。エレメント保持部材(1) の高さ
は触媒エレメント(5) の高さより小さく、エレメント保
持部材(1) の上端面は触媒エレメント(5) の上端面と面
一であり、エレメント保持部材(1) の下端面は触媒エレ
メント(5) の下端面より上に位置する。したがって、隣
接する触媒エレメント(5) の下端部(9) の間にはエレメ
ント保持部材(1) の下に隙間(4) が形成されている。エ
レメント保持部材(1) の外側には、ガラス繊維で織られ
たクロス(6) が巻き付けてある。
ス鋼プレートよりなるエレメント保持部材(1) が接着剤
で貼り付けられている。エレメント保持部材(1) の高さ
は触媒エレメント(5) の高さより小さく、エレメント保
持部材(1) の上端面は触媒エレメント(5) の上端面と面
一であり、エレメント保持部材(1) の下端面は触媒エレ
メント(5) の下端面より上に位置する。したがって、隣
接する触媒エレメント(5) の下端部(9) の間にはエレメ
ント保持部材(1) の下に隙間(4) が形成されている。エ
レメント保持部材(1) の外側には、ガラス繊維で織られ
たクロス(6) が巻き付けてある。
【００１４】多数の触媒エレメント(5) からなる触媒モ
ジュール(2) を構成するための収納枠(3) は、底部に、
グレーチング状の受け部材(10)を水平に備えている。そ
して、受け部材(10)が上記隙間(4) に嵌まり込むことに
より、エレメント保持部材(1) の下端面でエレメント
(5) の自重を受け部材(10)に受けさせるようにしてあ
る。
ジュール(2) を構成するための収納枠(3) は、底部に、
グレーチング状の受け部材(10)を水平に備えている。そ
して、受け部材(10)が上記隙間(4) に嵌まり込むことに
より、エレメント保持部材(1) の下端面でエレメント
(5) の自重を受け部材(10)に受けさせるようにしてあ
る。
【００１５】実施例２ 図４において、この実施例では触媒エレメント(5) の対
向状の２側面にステンレス鋼プレートよりなるエレメン
ト保持部材(1) が接着剤で貼り付けられている。 その
他の点は実施例１と同じである。
向状の２側面にステンレス鋼プレートよりなるエレメン
ト保持部材(1) が接着剤で貼り付けられている。 その
他の点は実施例１と同じである。
【００１６】
【発明の効果】この発明による触媒エレメントは、直方
体の触媒エレメントの少なくとも対向状の２側面にエレ
メント保持部材(1) を設け、該部材の下端面でエレメン
ト(5)の自重を受け部材(10)に受けさせるようにしたも
のであるので、鋼製の収納枠内の触媒エレメント(5) の
下端は受け部材には接触せず、そのためガスの流通によ
る振動や枠および受け部材の熱膨張によって破損するこ
とがない。
体の触媒エレメントの少なくとも対向状の２側面にエレ
メント保持部材(1) を設け、該部材の下端面でエレメン
ト(5)の自重を受け部材(10)に受けさせるようにしたも
のであるので、鋼製の収納枠内の触媒エレメント(5) の
下端は受け部材には接触せず、そのためガスの流通によ
る振動や枠および受け部材の熱膨張によって破損するこ
とがない。
【００１７】また、触媒エレメント(5) の側面にエレメ
ント保持部材(1) を設けることにより、触媒エレメント
(5) の強度を増大することができ、触媒エレメント(5)
の搬送ないしは組付け時にエレメント保持部材(1) が保
護板の役目を果たし、搬送ないしは組付け作業を容易に
行うことができる。
ント保持部材(1) を設けることにより、触媒エレメント
(5) の強度を増大することができ、触媒エレメント(5)
の搬送ないしは組付け時にエレメント保持部材(1) が保
護板の役目を果たし、搬送ないしは組付け作業を容易に
行うことができる。
【図１】実施例１の触媒エレメントを示す一部切欠斜視
図である。
図である。
【図２】モジュール化触媒を示す一部切欠斜視図であ
る。
る。
【図３】図２中のIII − IIIに沿う断面図である。
【図４】実施例２の触媒エレメントを示す一部切欠斜視
図である。
図である。
【図５】従来のモジュール化触媒を示す一部切欠斜視図
である。
である。
(1) エレメント保持部材 (2) 触媒モジュール (3) 収納枠 (4) 隙間 (5) 触媒エレメント (6) クロス (7) 平板状のセラミックスペーパー (8) 波板状のセラミックスペーパー (9) 下端部 (10) 受け部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 53/87 ＺＡＢ 53/94 Ｂ０１Ｊ 35/02 ＺＡＢ Ｐ 8017−4Ｇ 35/04 ３１１ Ａ 8017−4Ｇ
Claims (1)
- 【請求項１】 直方体の触媒エレメント(5) の対向状の
少なくとも２側面にエレメント保持部材(1) を設け、該
保持部材(1) の下端面でエレメントの自重を収納枠(3)
の受け部材(10)に受けさせるようにしたことを特徴とす
る、モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5164541A JPH0719036A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5164541A JPH0719036A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0719036A true JPH0719036A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15795125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5164541A Withdrawn JPH0719036A (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | モジュール化触媒における触媒エレメントの支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0719036A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10255216A1 (de) * | 2002-10-30 | 2004-05-19 | Zeuna-Stärker GmbH & Co KG | Dieselpartikelfilter für die Abgasanlage eines Fahrzeugs |
| CN102877920A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-01-16 | 浙江达峰汽车技术有限公司 | 机动车尾气催化净化器用载体 |
| DE102014203617A1 (de) * | 2014-02-27 | 2015-08-27 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) Gmbh | Katalysatormodul, Aufnahmeeinheit für ein solches Katalysatormodul sowie Verfahren zum Herstellen eines solchen Katalysatormoduls |
| DE102014203618A1 (de) * | 2014-02-27 | 2015-08-27 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) Gmbh | Katalysatormodul, Aufnahmeeinheit für ein derartiges Katalysatormodul sowie Verfahren zum Herstellen eines solchen Katalysatormoduls |
| JP2017521596A (ja) * | 2014-07-25 | 2017-08-03 | マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー | 触媒ユニットおよび排気ガス触媒コンバータ |
| EP2818241B1 (en) * | 2012-02-22 | 2020-01-22 | Hitachi Zosen Corporation | Method for manufacturing processing apparatus equipped with catalyst-supporting honeycomb structure |
-
1993
- 1993-07-02 JP JP5164541A patent/JPH0719036A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10255216A1 (de) * | 2002-10-30 | 2004-05-19 | Zeuna-Stärker GmbH & Co KG | Dieselpartikelfilter für die Abgasanlage eines Fahrzeugs |
| EP2818241B1 (en) * | 2012-02-22 | 2020-01-22 | Hitachi Zosen Corporation | Method for manufacturing processing apparatus equipped with catalyst-supporting honeycomb structure |
| CN102877920A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-01-16 | 浙江达峰汽车技术有限公司 | 机动车尾气催化净化器用载体 |
| DE102014203617A1 (de) * | 2014-02-27 | 2015-08-27 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) Gmbh | Katalysatormodul, Aufnahmeeinheit für ein solches Katalysatormodul sowie Verfahren zum Herstellen eines solchen Katalysatormoduls |
| DE102014203618A1 (de) * | 2014-02-27 | 2015-08-27 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) Gmbh | Katalysatormodul, Aufnahmeeinheit für ein derartiges Katalysatormodul sowie Verfahren zum Herstellen eines solchen Katalysatormoduls |
| US9803531B2 (en) | 2014-02-27 | 2017-10-31 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) Gmbh | Catalyst module, receiving unit for such a catalyst module and method for manufacturing such a catalyst module |
| US9999854B2 (en) | 2014-02-27 | 2018-06-19 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) Gmbh | Catalyst module, receiving unit for such a catalyst module and method for manufacturing such a catalyst module |
| EP3111068B1 (en) * | 2014-02-27 | 2018-09-26 | Johnson Matthey Catalysts (Germany) GmbH | Catalyst module and method for manufacturing such a catalyst module |
| JP2017521596A (ja) * | 2014-07-25 | 2017-08-03 | マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー | 触媒ユニットおよび排気ガス触媒コンバータ |
| US10077701B2 (en) | 2014-07-25 | 2018-09-18 | Man Energy Solutions Se | Catalyst unit and exhaust gas catalyst |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |