JPH071882Y2 - データ通信・音声通信切換装置 - Google Patents

データ通信・音声通信切換装置

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JPH071882Y2
JPH071882Y2 JP1986124314U JP12431486U JPH071882Y2 JP H071882 Y2 JPH071882 Y2 JP H071882Y2 JP 1986124314 U JP1986124314 U JP 1986124314U JP 12431486 U JP12431486 U JP 12431486U JP H071882 Y2 JPH071882 Y2 JP H071882Y2
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JP
Japan
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call
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voice communication
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JP1986124314U
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JPS6331658U (ja
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寿隆 藤井
晃 安田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、同一の伝送路を利用してデータ通信と音声通
信とを行ない、データ通信中に音声通信の割り込みが行
なえるようにしたデータ通信・音声通信切換装置に関す
るものである。
[背景技術] 近年、データ通信と音声通信とが同一の伝送路を利用し
て行なわれており、データ通信の途中で音声通信を割り
込ませることがある。このように、データ通信の途中で
音声通信を割り込ませると、データ通信を行なっている
データ送受手段間での伝送信号がとぎれるから、互いに
他方のデータ送受手段の動作状態が判別できなくなる。
このため、音声通信の割り込みの後にデータ通信を復帰
させる方法として、回線を一時的に切断して音声通信を
行なった後に再度初期状態からデータ通信を行なう方法
と、音声通信の時間を予め設定しておき音声通信を開始
してから所定時間後に自動的にデータ通信に復帰させる
方法とが考えられている。しかしながら、前者の方法
は、電話型公衆通信回線(いわゆる加入電話回線)や構
内回線のように回線切断が検出できる伝送路にのみ使用
可能であり、専用回線等で回線切断と音声通信中の無音
状態との区別ができないような伝送路では使用できない
ものである。また、接続されている回線を一旦切断し、
双方を初期状態に戻して再度データ通信を行なうのは、
時間および回線占有率の面からも効率が悪いという問題
がある。後者の方法ではどのような伝送路においても使
用可能ではあるが、音声通信は時間が一定しないから、
設定時間が通話時間よりも短いと途中で会話がとぎれる
ことになり、逆に設定時間が通話時間よりも長いと利用
時間のむだを生じることになる。また、音声通信の途中
で一方が停電になると、他方ではその状態が検知できな
いままデータ通信が不能となり、不都合が生じるもので
ある。
[考案の目的] 本考案は上述の点に鑑みて為されたものであって、その
目的とするところは、音声通信中において双方の装置間
で通話信号を伝送することにより、音声通信中であるこ
とを双方の装置で認識できるようにし、どのような伝送
路においても任意時間の音声通信ができるようにしたデ
ータ通信・音声通信切換装置を提供することにある。
[考案の開示] (実施例) 本実施例では伝送路としてNTTの電話型公衆通信回線を
用いる例を示す。
第1図に示すように、データ送受手段は、データ送受信
端末となるコンピュータ装置11と、コンピュータ装置11
の入出力信号と伝送路1上の信号との信号変換を行なう
モデム12とを具備し、モデム12は転換器3と回線接続装
置2とを介して伝送路1に接続される。コンピュータ装
置11としてはマイクロプロセッサを備えたものが用いら
れ、モデム12は少なくとも半二重方式と全二重方式との
いずれか一方の通信方式に対応したものが用いられる。
転換器3はモデム12と回線接続装置2との間に挿入され
ており、コンピュータ装置11からの制御信号によりデー
タ通信と音声通信との切換を行なうようになっている。
すなわち、コンピュータ装置11は制御手段としても動作
する。回線接続装置2としては、たとえば第2図に示す
ように、接続相手を選択するための網制御装置5、ライ
ントランス6、2線の伝送路1を4線の装置内配線に変
換する防側音回路等を含む2線/4線変換器7により構成
される。網制御装置5としてオートダイアル機能を有す
るものを用いれば、コンピュータ装置11からの制御信号
により回線接続を行なうことができる。
音声送受手段は送話器21および受話器28を具備し、送話
器21の出力は帯域消去フィルタ22を介して加算増幅器24
に入力される。加算増幅器24では帯域消去フィルタ22の
出力(第4図(b))と通話信号発生回路23の出力(第
4図(a))とが加算される。通話信号発生回路23とし
ては伝送路1を伝送することができる周波数帯域内の単
一周波数を出力する発振回路が用いられる。帯域消去フ
ィルタ22は第3図(a)に示すように、通話信号発生回
路23の出力周波数faに相当する周波数成分を送話器21の
出力から除去するように減衰帯域が設定されている。し
たがって、加算増幅器24の出力は第4図(c)のよう
に、帯域消去フィルタ22で設定された減衰帯域が欠落し
た音声信号と、その減衰帯域内の特定周波数faに設定さ
れた通話信号とが重畳された信号となるのであり、この
信号は転換器3を介して回線接続装置2の送信信号端TX
に入力される。一方、回線接続装置2の受信信号端RXか
らの出力(第4図(d))は転換器3を介して帯域フィ
ルタ25および帯域消去フィルタ26に入力される。帯域フ
ィルタ25は第3図(c)に示すように、伝送路1を介し
て接続された相手局(被呼局)における通話信号発生回
路23の出力周波数fbを通過させるように通過帯域が設定
されている。ここで、発呼局と被呼局とでは通話信号発
生回路23の出力周波数が比較的接近した異なる周波数に
設定されている。したがって、第4図(e)のように、
相手局の通話信号発生回路23の出力周波数fbに相当する
周波数成分が帯域フィルタ25を通過することになる。帯
域フィルタ25の出力は通話検知回路27に入力されるので
あり、通話検知回路27では相手局における通話信号発生
回路23の出力周波数に相当する周波数の信号が所定レベ
ル以上であると通話検知信号を出力する。通話検知回路
27の出力はコンピュータ装置11に入力されるのであり、
通話検知信号がコンピュータ装置11に入力されている
間、コンピュータ装置11は転換器3を音声送受手段側に
設定された状態を保持するようになっている。帯域消去
フィルタ26は第3図(b)に示すように、相手局におけ
る通話信号発生回路23の出力周波数fbを除去するように
減衰帯域が設定されており、したがって、第4図(f)
に示すように、上記減衰帯域の周波数成分が欠落した音
声信号が出力される。帯域消去フィルタ26の出力は受話
器28に入力される。ここにおいて、帯域消去フィルタ2
2,26および帯域フィルタ25の各帯域幅は発呼局および被
呼局のいずれか一方の各通話信号発生回路23に対応する
ように設定してもよいが、本実施例においては各フィル
タ22,25,26はそれぞれ両通話信号発生回路23の出力周波
数fa,fbに対応できるように帯域幅が設定されている。
したがって、2線/4線変換器のインピーダンス不整合に
対して反射が生じ、加算増幅器24の出力が帯域フィルタ
25や帯域消去フィルタ26に回り込んだとしても、通話信
号発生回路23の出力は帯域消去フィルタ26で減衰される
のであり、通話信号が受話器28に入力されることが防止
されるのである。
コンピュータ装置11にはフックスイッチ等の通話開始終
結検知装置4が接続されており、たとえば送受話器を取
り上げオフフック状態となって通話開始が検知される
と、コンピュータ装置11では通話要求データを出力し、
送受話器を置きオンフック状態となって通話終結が検知
されると、コンピュータ装置11では転換器3をデータ通
信側に切り換えるようになっている。
上述の例では通話信号発生回路23が単一周波数を出力す
る例を示したが、通話信号として搬送波を変調した変調
信号を利用してもよい。
(動作) 以下、動作について説明する。データ通信を行なってい
るときには、転換器3はモデム12側に接続されており、
コンピュータ装置11から出力されたデータは回線接続装
置2を介して伝送路1に送出されている。ここで、通話
を開始するためにオフフック状態(伝送路1の閉結はオ
フフック以前のデータ通信により行なわれている)とす
ると、発呼局では通話開始終結検知装置4の出力に基づ
いて通話要求データがコンピュータ装置11から出力さ
れ、この通話要求データが伝送路1を介して被呼局に伝
送される。通話要求データを受け取った被呼局は、コン
ピュータ装置11により転換器3を音声通信側に切り換え
るとともに通話受入データを返送し、発呼側では通話受
入データを受信するとコンピュータ装置11により転換器
3を音声通信側に切り換える。これによって双方ともに
音声通信が可能な状態となり、音声信号と通話信号とが
重畳された信号が双方間で伝送されることになる。ここ
において、音声信号は通話信号を含む周波数帯域の成分
が欠落しているが、この帯域幅を所定幅以下に設定すれ
ば通常の会話において支障をきたすことはない。このよ
うにしてオフフック状態が続く限り通話信号が伝送され
るから、会話が途中でとぎれても無信号状態とはなら
ず、通話信号が双方で伝送されている間は転換器3が音
声通信側に保持されることになり、その結果、会話を所
望時間続けることができるのである。また、会話を終了
してオンフック状態とすると、オンフックとなった局で
転換器3がデータ通信側に切り換えられ、また相手局で
は通話検知回路27から通話検知信号が出力されなくなる
ので、相手局でも転換器3がデータ通信側に切り換えら
れるのであり、データ通信が再開されるのである。以上
のようにして、データ通信の途中で割り込みをして必要
な時間だけ音声通信を行なうことができるようになるの
である。
[考案の効果] 本考案は上述のように、データ通信から音声通信に切り
換える際には通話要求データと通話受入データとの授受
によって各データを受信した局が転換器を音声通信側に
切り換え、音声通信中には双方の装置間で通話信号を音
声信号とともに連続して伝送するので、音声通信中であ
ることを双方の装置で認識でき、その結果、どのような
伝送路においても任意時間の音声通信ができるという利
点を有するのである。すなわち、本考案では上記構成を
採用したことによって、音声通信中に送話器の出力と通
話信号とが周波数多重化された状態で伝送路に伝送され
ることにより音声通信中には通話信号が常時伝送され
る。したがって、一方の局で音声信号の伝送を終結して
通話終結検知手段によって転換器がデータ送受手段側に
切り換えられると、他方の局の通話検知回路では通話信
号が検知されなくなって自動的にデータ送受手段側に切
り換えられることになる。要するに、任意の時点でデー
タ通信と音声通信とを選択することが可能であって、音
声からデータへの切換と、データから音声への切換との
切換を使用者の必要に応じて任意の時点で選択でき、し
かも、一方の局で音声とデータとの切換を行うと、他方
の局では自動的に判定して追随するように切換が行われ
るから、きわめて便利に使用できるという効果を奏する
のである。また、音声通信に利用しないときにはデータ
通信に利用でき、必要なときにのみ音声通信が行なえる
ので、伝送路の利用効率が高く、とくに定額の専用線の
場合には使用回線数が削減でき、その結果、利用コスト
が低減できるという利点を有する。さらに、音声通信中
に一方で停電等のトラブルが生じると、通話信号により
他方の装置でそのトラブルを認識させることができ、ト
ラブルの発生に対応しやすいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すブロック図、第2図は
同上において回線接続装置を具体化したブロック図、第
3図は同上に使用する各フィルタの動作説明図、第4図
は第2図中の対応する記号で示した各部の信号を示す動
作説明図である。 1は伝送路、2は回線接続装置、3は転換器、4は通話
開始終結検知装置、11はコンピュータ装置、12はモデ
ム、21は送話器、22は帯域消去フィルタ、23は通話信号
発生回路、24は加算増幅器、25は帯域フィルタ、26は帯
域消去フィルタ、27は通話検知回路、28は受話器であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−133768(JP,A) 特開 昭56−132861(JP,A) 特開 昭60−84066(JP,A) 特開 昭60−213160(JP,A)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ通信を行うデータ送受手段と、送話
    器および受話器を備え音声通信を行う音声送受手段と、
    データ送受手段と音声送受手段とのうちの一方を選択的
    に伝送路に接続する転換器と、転換器を切り換える制御
    手段と、データ通信中に音声通信開始時点を検知すると
    データ送受手段より通話要求データを送出させる通話開
    始検知手段と、音声通信中に音声通信終結時点を検知す
    ると制御手段により転換器をデータ送受手段側に切り換
    えさせる通話終結検知手段とを具備し、データ送受手段
    は、通話要求データを受信すると制御手段により転換器
    を音声送受手段側に切り換えるとともに通話受入データ
    を返送し、かつ通話受入データを受信すると制御手段に
    より転換器を音声送受手段側に切り換えるように構成さ
    れ、音声送受手段は、音声通信開始時点から音声通信終
    結時点までの期間に所定の周波数帯域幅内の通話信号を
    連続して出力する通話信号発生回路と、送話器の出力の
    うちの通話信号に相当する周波数成分を除去する第1の
    帯域消去フィルタと、通話信号と第1の帯域消去フィル
    タの出力とを加算して送信信号とする加算回路と、受信
    信号に含まれる相手局の通話信号を検知する通話検知回
    路と、受信信号のうち相手局の通話信号に相当する周波
    数成分を除去して受話器に出力する第2の帯域消去フィ
    ルタとにより構成され、通話検知回路により通話信号が
    検知されている間は制御手段により転換器が音声送受手
    段側に設定され、通話信号が検知されないと制御手段に
    より転換器がデータ送受手段側に設定されて成るデータ
    通信・音声通信切換装置。
  2. 【請求項2】上記通話信号発生回路より出力される通話
    信号は単一周波数の信号であって、発呼局と被呼局とで
    互いに異なる周波数に設定されて成る実用新案登録請求
    の範囲第1項に記載のデータ通信・音声通信切換装置。
  3. 【請求項3】上記通話信号発生回路より出力される通話
    信号が変調信号とされて成る実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載のデータ通信・音声通信切換装置。
JP1986124314U 1986-08-13 1986-08-13 データ通信・音声通信切換装置 Expired - Lifetime JPH071882Y2 (ja)

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JPS6331658U JPS6331658U (ja) 1988-03-01
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JP2741513B2 (ja) * 1991-02-27 1998-04-22 株式会社リコス データ・音声同時伝送装置
JP2793054B2 (ja) * 1991-07-22 1998-09-03 三菱電機株式会社 回線切換方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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