JPH07187990A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH07187990A JPH07187990A JP5354941A JP35494193A JPH07187990A JP H07187990 A JPH07187990 A JP H07187990A JP 5354941 A JP5354941 A JP 5354941A JP 35494193 A JP35494193 A JP 35494193A JP H07187990 A JPH07187990 A JP H07187990A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- extract
- bamboo
- branch
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】皮脂欠乏性変化、炎症性変化を有する皮膚の健
常化と健常性の保持を目的とする化粧料の提供。 【構成】竹類の幹及び枝の抽出物を主成分とする化粧
料。
常化と健常性の保持を目的とする化粧料の提供。 【構成】竹類の幹及び枝の抽出物を主成分とする化粧
料。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料に関するもので
ある。
ある。
【０００２】
【従来の技術】従来から、乳幼児、老人等において観察
される皮脂欠乏症、炎症性皮膚炎等の治療には副腎皮質
ホルモン、所謂ステロイド剤を使用する治療法が採用さ
れている。
される皮脂欠乏症、炎症性皮膚炎等の治療には副腎皮質
ホルモン、所謂ステロイド剤を使用する治療法が採用さ
れている。
【０００３】副腎皮質ホルモン剤は、主として炎症を抑
える薬剤として使用されているが、細菌による感染症の
誘発や副腎機能の低下等の使用法の難しい薬剤とされて
いる。
える薬剤として使用されているが、細菌による感染症の
誘発や副腎機能の低下等の使用法の難しい薬剤とされて
いる。
【０００４】最近になって、マダケ、ハチク、モウソウ
ダケの根、地下茎又は葉を親水性の有機溶剤を用いて抽
出して得た抽出物を含有させた化粧料が報告されている
（特開平５−１２４９３０号公報）。
ダケの根、地下茎又は葉を親水性の有機溶剤を用いて抽
出して得た抽出物を含有させた化粧料が報告されている
（特開平５−１２４９３０号公報）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記マ
ダケ等の地下茎又は葉を親水性の有機溶剤を用いて抽出
することは、エコロジカルにも、また人に対する安全性
に関しても疑問を有するものである。
ダケ等の地下茎又は葉を親水性の有機溶剤を用いて抽出
することは、エコロジカルにも、また人に対する安全性
に関しても疑問を有するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、竹
類の斡又は枝の抽出物を主成分とする化粧料に関するも
のである。
類の斡又は枝の抽出物を主成分とする化粧料に関するも
のである。
【０００７】本発明に使用する竹類の幹又は枝の抽出物
としては、たとえば竹類の幹又は枝をローラー等により
破砕し、常温下に、例えば竹類の幹又は枝と略同重量の
水に約３時間浸漬することにより薬効成分を抽出し、得
られた液をミクロフィルター等で濾過して得られる抽出
液、あるいは、該抽出液を１／２〜１／５容量まで濃縮
して得られた濃縮抽出液を挙げることができる。
としては、たとえば竹類の幹又は枝をローラー等により
破砕し、常温下に、例えば竹類の幹又は枝と略同重量の
水に約３時間浸漬することにより薬効成分を抽出し、得
られた液をミクロフィルター等で濾過して得られる抽出
液、あるいは、該抽出液を１／２〜１／５容量まで濃縮
して得られた濃縮抽出液を挙げることができる。
【０００８】本発明の化粧料としては、上記により製造
した抽出液又は濃縮抽出液そのもの、あるいは、これに
大豆リン脂質、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノステア
レート等の一般的軟膏基材を添加することによりクリー
ム状に製造したもの等を挙げることができる。
した抽出液又は濃縮抽出液そのもの、あるいは、これに
大豆リン脂質、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノステア
レート等の一般的軟膏基材を添加することによりクリー
ム状に製造したもの等を挙げることができる。
【０００９】
【作用】本発明の化粧料を、皮脂欠乏症、炎症性皮膚炎
等の患部に適用することによりこれら疾患の治療に使用
することができ、また皮膚表皮の乾燥、亀裂等の予防に
使用することもできる。
等の患部に適用することによりこれら疾患の治療に使用
することができ、また皮膚表皮の乾燥、亀裂等の予防に
使用することもできる。
【００１０】
【実施例】次に実施例により本発明を更に説明するが、
かかる実施例は本発明を限定するものではない。
かかる実施例は本発明を限定するものではない。
【００１１】実施例１ 竹の幹及び枝１ｋｇを破砕し、室温で１ｋｇの水を用い
て３時間抽出し、次いでミクロフィルターにより濾過し
た抽出液を、さらに１／２容量に濃縮し、得られた抽出
液を実施例１の化粧料として使用した。
て３時間抽出し、次いでミクロフィルターにより濾過し
た抽出液を、さらに１／２容量に濃縮し、得られた抽出
液を実施例１の化粧料として使用した。
【００１２】石○亮、１才４月、男、アトピー性皮膚
炎：顔面及び四肢伸側の定型的変化に対し、本化粧料を
広く塗布した後、病変の顕著な部位には弱いステロイド
剤（キンダベート軟膏、グラクソ）を重層使用した。
炎：顔面及び四肢伸側の定型的変化に対し、本化粧料を
広く塗布した後、病変の顕著な部位には弱いステロイド
剤（キンダベート軟膏、グラクソ）を重層使用した。
【００１３】その結果、１週間後にはステロイド剤を使
用した部位の炎症性変化は殆ど消退し、さらに本化粧料
のみを使用した部位の乾燥性変化が消失した。
用した部位の炎症性変化は殆ど消退し、さらに本化粧料
のみを使用した部位の乾燥性変化が消失した。
【００１４】以後、約２か月にわたりスキンケアの目的
で使用を続けているが、アトピー性皮膚炎は発症してい
ない。
で使用を続けているが、アトピー性皮膚炎は発症してい
ない。
【００１５】さらに、副作用も認められない。
【００１６】実施例２ 実施例１により製造した化粧料１０ｇと大豆リン脂質５
ｇ、ベヘニルアルコール５ｇ、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノステアレート０．５ｇ及びソルビタンモノス
テアレート０．５ｇとを混合し、実施例２の化粧料とし
て使用した。
ｇ、ベヘニルアルコール５ｇ、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノステアレート０．５ｇ及びソルビタンモノス
テアレート０．５ｇとを混合し、実施例２の化粧料とし
て使用した。
【００１７】村○桂○、１才２月、女、おむつ皮膚炎：
風邪による下痢の後に頑固なおむつ皮膚炎を生じて受診
した。
風邪による下痢の後に頑固なおむつ皮膚炎を生じて受診
した。
【００１８】おむつ部に紅斑、落屑性の変化、及び一部
に糜欄を認める。排便後入浴後に本化粧料を使用した結
果、１０日後には軽度の紅斑を残すのみとなった。
に糜欄を認める。排便後入浴後に本化粧料を使用した結
果、１０日後には軽度の紅斑を残すのみとなった。
【００１９】実施例３ 山○郁○、８２才１月、女、皮膚欠乏性湿疹：冬期乾燥
すると落屑性痒みのある変化が毎年背部及び下肢に広く
生ずる。
すると落屑性痒みのある変化が毎年背部及び下肢に広く
生ずる。
【００２０】９月下旬より１日２回（起床時及び入浴
後）広範囲に、実施例１により製造した化粧料を塗布し
続けたところ、冬期乾燥する環境になるも皮脂欠乏症に
よる変化を認めることなく経過している。
後）広範囲に、実施例１により製造した化粧料を塗布し
続けたところ、冬期乾燥する環境になるも皮脂欠乏症に
よる変化を認めることなく経過している。
【００２１】実施例４ 小○玲○、４８才８月、女、主婦湿疹：両手指に乾燥に
よる亀裂のある変化が生じ、尿素軟膏と弱いステロイド
剤との併用による治療を行ったが、軽快と悪化とを反復
していた。
よる亀裂のある変化が生じ、尿素軟膏と弱いステロイド
剤との併用による治療を行ったが、軽快と悪化とを反復
していた。
【００２２】実施例１により製造した本発明の化粧料を
尿素軟膏の代わりに使用したところ、症状が顕著に改善
し、日常の家事に支障のない状態に回復した。
尿素軟膏の代わりに使用したところ、症状が顕著に改善
し、日常の家事に支障のない状態に回復した。
【００２３】その後も本化粧料の使用を継続しているが
（ステロイド剤は？）、本化粧料による副作用は認めら
れない。
（ステロイド剤は？）、本化粧料による副作用は認めら
れない。
【００２４】すなわち、本発明の化粧料の保湿作用が尿
素軟膏より優れていることを示すものと言える。
素軟膏より優れていることを示すものと言える。
【００２５】
【発明の効果】本発明の、竹類の幹及び枝の抽出物を主
成分とする化粧料によれば、乳幼児、老人を初めとする
皮脂欠乏性変化、炎症性変化を有する皮膚の健常化と健
常性の保持効果を発揮することができる。
成分とする化粧料によれば、乳幼児、老人を初めとする
皮脂欠乏性変化、炎症性変化を有する皮膚の健常化と健
常性の保持効果を発揮することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 竹類の幹又は枝の抽出物を主成分とする
化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5354941A JPH07187990A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5354941A JPH07187990A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07187990A true JPH07187990A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18440931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5354941A Pending JPH07187990A (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07187990A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030005485A (ko) * | 2001-07-09 | 2003-01-23 | 나드리화장품주식회사 | 대나무 수액을 함유하는 화장료 조성물 |
| KR100439868B1 (ko) * | 2001-04-18 | 2004-07-12 | 주식회사 태평양 | 대나무수액을 함유하는 피부 외용제 조성물 |
| KR100493143B1 (ko) * | 2002-11-04 | 2005-06-02 | 이규재 | 대나무 추출물을 함유한 비누 및 그 제조방법 |
| KR100610951B1 (ko) * | 1998-09-17 | 2007-04-25 | 애경산업(주) | 죽여추출물을 함유한 피부외용제 |
| WO2009044883A1 (ja) | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Toray Industries, Inc. | モルヒナン誘導体またはその薬理学的に許容される酸付加塩を有効成分とする皮膚性状改善治療薬 |
| JP2014094949A (ja) * | 2005-11-17 | 2014-05-22 | Basf Beauty Care Solutions France Sas | Ｈａｓ２−刺激性植物抽出物 |
| JP2016006016A (ja) * | 2014-06-17 | 2016-01-14 | 株式会社主計物産 | メラニン生合成阻害活性抽出物とその製造方法、および美白剤 |
| JP2017031110A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 長崎工業株式会社 | 竹抽出液の製造方法及び竹抽出液 |
| JP2019038766A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 佐藤 隆 | 皮脂産生促進剤 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP5354941A patent/JPH07187990A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100610951B1 (ko) * | 1998-09-17 | 2007-04-25 | 애경산업(주) | 죽여추출물을 함유한 피부외용제 |
| KR100439868B1 (ko) * | 2001-04-18 | 2004-07-12 | 주식회사 태평양 | 대나무수액을 함유하는 피부 외용제 조성물 |
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| KR100493143B1 (ko) * | 2002-11-04 | 2005-06-02 | 이규재 | 대나무 추출물을 함유한 비누 및 그 제조방법 |
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| WO2009044883A1 (ja) | 2007-10-05 | 2009-04-09 | Toray Industries, Inc. | モルヒナン誘導体またはその薬理学的に許容される酸付加塩を有効成分とする皮膚性状改善治療薬 |
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| JP2017031110A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 長崎工業株式会社 | 竹抽出液の製造方法及び竹抽出液 |
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