JPH07187125A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JPH07187125A
JPH07187125A JP32638493A JP32638493A JPH07187125A JP H07187125 A JPH07187125 A JP H07187125A JP 32638493 A JP32638493 A JP 32638493A JP 32638493 A JP32638493 A JP 32638493A JP H07187125 A JPH07187125 A JP H07187125A
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JP
Japan
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packaging
packaging sheet
sheet
wrapping
roll
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JP32638493A
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Tsukasa Ito
宰 伊藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール状の包装シートから包装シートを包装
台上に引き出す引き出し機構、引き出し機構によって引
き出された包装シートを切断するカッターを備えた包装
装置において、包装台に所定長さに切断された包装シー
トがまだ置かれているのに引き出し機構が作動すること
によって、包装台上の包装シートが引き出し機構により
無駄になってしまうのを防止する。 【構成】 包装台2に所定長さに切断された包装シート
1がまだ置かれているか否かを検出する光センサー26
を設けて、包装台2上に包装シート1がまだ置かれてい
る場合には、引き出し機構16の包装シート1側への移
動を止める。そして、引き出し機構16が包装シート1
を包装台2上に所定長さ引き出すのを検出する光センサ
ー26に、前述の光センサー26を兼用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えばレタ
スやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果物)
を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置においては、所定
長さに切断された包装シート載置用の包装台を備えて、
包装台に所定長さの包装シートを置き、この包装台上の
包装シートに被包装物を置くと、包装手段が作動して被
包装物が包装台の包装シートに自動的に包装されるよう
に構成しているものがある。
【0003】このような包装装置においては例えば特開
平5‐201411号公報に開示されているように、包
装台の横側部に包装シートをロール状に巻いて置いてお
き、これから包装シートを包装台上に引き出して自動的
に切断するように構成しているものがある。この包装装
置では作業者が包装シートの引き出し用の操作スイッチ
を操作すると(操作指令に相当)、ロール状の包装シー
ト(前記公報の図1中の1)とは反対側に待機している
引き出し機構(前記公報の図1中の58)が、包装台
(前記公報の図1中の2)上を通過して包装シート側に
移動してきて、前記公報の図9及び図10に示すように
引き出し機構が包装シートの端部を挟持する。そして、
前記公報の図11に示すように、引き出し機構が再び逆
方向に包装台上を通過して、包装シートを包装台上に引
き出していく。
【0004】以上のようにして包装シートが所定長さ引
き出されて、包装シートに印刷されているマーク(前記
公報の図12の1d)が光センサー(前記公報の図12
中の87)によって検出されると、引き出し機構がその
位置で停止してカッター(前記公報の図13中の59)
によって、包装シートが所定長さに切断される。この切
断後に前記公報の図14及び図7(ロ)に示すように、
引き出し機構がさらに移動して、所定長さに切断された
包装シートが包装台の略中央に置かれる。この後、包装
台の包装シートに被包装物を置いて、包装手段により被
包装物を包装台の包装シートに包装させるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のような引き出し
機構を備えた包装装置において、引き出し機構及びカッ
ターにより所定長さに切断された包装シートを包装台に
置いた後に、例えば被包装物を包装シートに置いて包装
を行わずに、作業者が誤って引き出し機構用の操作スイ
ッチを操作してしまったとする。
【0006】このような操作を行ってしまうと、ロール
状の包装シートとは反対側に待機している引き出し機構
が包装台上を通過して包装シート側に移動してくるの
で、この際に包装台上に既に置かれている包装シートが
引き出し機構により破られてしまい、所定長さの一枚の
包装シートが無駄になってしまう。本発明は以上のよう
な引き出し機構を備えた包装装置において、引き出し機
構用の誤操作による包装シートの無駄をなくすことを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、ロール状に巻かれてロール軸芯周りに回転
自在に包装台の横側部で支持される包装シートと、包装
台の上面に沿って往復移動自在な包装シート用の引き出
し機構と、包装シートにおけるロール状部分側の所定位
置を切断可能なカッターとを備え、包装シートの引き出
し用の操作指令に基づき、包装シートのロール状部分側
に引き出し機構が移動して、カッター付近の包装シート
の端部を引き出し機構が挟持し、引き出し機構が逆方向
に移動して、包装シートのロール状部分を回転させなが
ら挟持した包装シートを包装台上に引き出すように引き
出し機構を作動させる第1制御手段と、引き出し機構に
より包装シートが包装台上に所定長さ引き出されたこと
を、包装シートのマークを検出することによって検出す
る光センサーと、光センサーの検出に基づいて引き出し
機構を停止させて、カッターを切断作動させる第2制御
手段とを備えると共に、光センサーが包装シートのマー
クを検出している状態において、包装シートの引き出し
用の操作指令が発っせられても、第1制御手段による引
き出し機構の作動を阻止する牽制手段とを備えてある。
【0008】
【作用】本発明のように構成すれば、引き出し用の操作
指令が発っせられると第1制御手段によって、例えば図
3に示すように引き出し機構16がロール状の包装シー
ト1側に移動してきて、図4(ロ)に示すように包装シ
ート1の端部1bを挟持し、図5に示すように引き出し
機構16が逆方向に移動して、包装台2上に包装シート
1が引き出される。そして、包装シート1が所定長さ引
き出されて図6に示すように、包装シート1のマーク1
cが光センサー26によって検出されると、第2制御手
段により引き出し機構16がその位置で停止しカッター
12が切断作動して、包装シート1が所定長さに切断さ
れる。これにより、所定長さに切断された包装シート1
が包装台2に載置されることになる。
【0009】以上のようにして、引き出され切断された
包装シート1が包装台2に載置されていることが、例え
ば図7に示すように包装シート1のマーク1d及び前述
の光センサー26によって検出されている。従って、包
装シート1が包装台2に置かれた状態(光センサー26
が包装シート1のマーク1dを検出している状態)にお
いて、包装シート1の引き出し用の操作指令が発っせら
れても、牽制手段の作用により引き出し機構16は例え
ば図7に示すようなロール状の包装シート1とは反対側
の位置で停止しており、引き出し機構16はロール状の
包装シート1側には移動しない。
【0010】この場合、引き出し機構の引き出し停止及
びカッターの切断作動用の検出と、包装台に包装シート
が置かれている場合の引き出し機構の作動の阻止用の検
出とを、一つの光センサーにより行っている。これによ
り、前述の2つの検出の各々に専用の光センサーを設け
る構成に比べて、光センサーを一つにすることができ
る。
【0011】
【発明の効果】以上のような引き出し機構を備えた包装
装置において、所定長さの包装シートを包装台に置いた
後に包装を行わずにそのままの状態で、誤って引き出し
用の操作指令が発っせられても、引き出し機構が作動し
ないように構成することによって、包装台上に既に置か
れている包装シートが引き出し機構により破られてしま
うような無駄をなくして、包装装置の作業能率の向上を
図ることができた。又、一つの光センサーを引き出し機
構の引き出し停止及びカッターの切断作動用の検出と、
包装台に包装シートが置かれている場合の引き出し機構
の作動の阻止用の検出とに兼用することにより構造の簡
素化が図れて、生産コストの面で有利な構成が得られ
た。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用した農作物用の包装装置
について、図面に基づいて説明する。 (1)図1に包装装置の全体を示している。この包装装
置では包装台2に被包装物Aの落とし込み用の開孔2a
を備えて、包装台2の横側部に備えた一対の支持ローラ
ー5に、包装シート1をロール状に巻いて置いている。
そして、包装台2の反対側に包装シート1用の引き出し
機構16を備えている。
【0013】(2)先ず、本発明の包装装置における包
装全体の流れを図8(イ)〜図10(ハ)に基づいて説
明する。一回の包装が終了すると、図1に示す位置に在
る引き出し機構16が紙面左方に移動して包装シート1
の端部1bを挟持し、再び紙面右方に移動して包装シー
ト1を引き出す。引き出し機構16が包装シート1を所
定長さ引き出すと、引き出し機構16が停止してカッタ
ー12が下降し、包装シート1が切断される。このよう
にして包装シート1を所定長さに切断すると、引き出し
機構16がさらに紙面右方に移動して切断された包装シ
ート1の端部1bを離す。
【0014】以上のように、所定長さに切断された包装
シート1が包装台2に載置された状態で、図8(イ)に
示すように作業者が被包装物Aを包装台2の開孔2a内
に押し込んで落とし込ませると、被包装物Aが包装シー
ト1に包まれながら下方の支持台3内に落ちる。この
後、図1に示す一対の起動スイッチ42を同時に押し操
作すると、図8(イ)に示すように支持台3に備えられ
た左右一対の保持アーム36が被包装物A側に揺動操作
されて被包装物Aが保持され、図8(ロ)に示すように
支持台3及び保持アーム36が下降操作されて所定位置
で停止操作される。この場合、ゴム板状の複数の補助絞
り部材11が開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲むよ
うに設けられており、この補助絞り部材11により包装
シート1が良く絞られる。
【0015】包装台2の下側に配置されている一対の板
状の挟持部材14が、図8(ハ)及び図9(イ)に示す
ように包装シート1側に進行してきて、包装シート1の
上側部分1aを挟み込み小さく絞り込む。これにより、
被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれる。この
後、図9(イ)に示すように一対の円盤カッター28が
挟持部材14の上面に沿って進行して、包装シート1の
上側部分1aが切り取られ、噴射ノズル6から圧縮空気
が噴射されて、円盤カッター28に付着した包装シート
1の上側部分1aが吹き飛ばされる。
【0016】次に、図9(ロ)に示すように所定長さに
切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び挟
持部材14の端部に亘って置かれ、図9(ハ)に示すよ
うにスポンジ部材7により粘着テープ4が上側から押圧
される。そして、スポンジ部材7により粘着テープ4を
押圧した状態で、図10(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作され、再びスポンジ部材7が被包装
物A側に押圧操作されて粘着テープ4が包装シート1に
密着する。この後、図10(ロ)に示すように保持アー
ム36が左右に開き操作され、支持台3が横倒し操作さ
れて、被包装物Aがすべり台8から包装装置の外側に放
出されて回収される(以上、包装手段に相当)。そし
て、支持台3が再び図8(イ)に示す元の位置まで上昇
操作されて一回の包装が終了するのであり、包装の終了
した被包装物Aの状態を図10(ハ)に示す。
【0017】(3)一回の包装が終了すると、ロール状
に巻かれた包装シート1から次の包装用として自動的に
包装シート1が引き出され切断されるように構成してお
り、次にこのロール状に巻かれた包装シート1の支持構
造について説明する。図3及び図1に示すように包装台
2の横側部に、ロール状に巻かれた包装シート1のロー
ル軸芯と平行な軸芯周りに自由回転自在な円筒状の一対
の支持ローラー5が並べて配置されており、一対の支持
ローラー5上にロール状に巻かれた包装シート1を、そ
のロール軸芯周りに回転自在に載置している。
【0018】支持ローラー5の下側の横軸芯P1周り
に、一対の制動部材27が揺動自在に支持されており、
一対の制動部材27の両下端に亘って引っ張り作用を持
つバネ30が架設接続されている。両制動部材27の各
々の下部に上下揺動自在にリンク31が支持されてお
り、両リンク31の先端同志がピン連結されている。モ
ータ32により所定角度内で上下に揺動駆動される操作
アーム33が備えられ、この操作アーム33の先端に長
孔(図示せず)が備えられて、両リンク31の先端同志
を連結するピンがこの長孔内に挿入されている。
【0019】図3に示す状態はモータ32により操作ア
ーム33が上昇操作されている状態であり、バネ30の
作用で両制動部材27の下部が互いに引き寄せられ、両
制動部材27の上端が両支持ローラー5の外面に押圧さ
れて、両支持ローラー5に制動が掛かっている状態であ
る。そして、図5に示すようにモータ32により操作ア
ーム33を下降操作すると、両リンク31が紙面左右に
押し広げられ、バネ30に抗して両制動部材27の上端
が両支持ローラー5から離間操作される。
【0020】(4)次の包装用としてロール状に巻かれ
た包装シート1から包装シート1を自動的に引き出す引
き出し機構16について説明する。図3及び図1に示す
ように引き出される包装シート1の端部1bの下側に、
包装シート1のロール軸芯方向に沿って所定間隔を置い
て第1受け部10aが複数個配置されており、各第1受
け部10aが同一の高さに設定されている。各第1受け
部10aに対し、ロール状に巻かれた包装シート1とは
反対側に所定間隔を置いて第2受け部10bが対向配置
され、各第2受け部10bが第1受け部10aよりも少
し低い高さに設定されている。
【0021】図3及び図1に示すように包装台2の左右
のガイドレール2bに沿って、一対の支持板17がスラ
イド自在に支持されており、左右の支持板17に亘り1
本の支持軸18が架設されて、支持軸18に5個の操作
アーム19が各々独立に揺動自在に外嵌され、操作アー
ム19の先端上面にゴム板19aが固定されている。左
右の支持板17の上端に亘って天板20が架設連結され
て、操作アーム19のゴム板19aに対応する天板20
の下面にゴム板20aが固定されており、各操作アーム
19を天板20への揺動側に付勢するバネ(図示せず)
が備えられて、引き出し機構16が構成されている。こ
の場合、図3に示すように操作アーム19が引き下げ操
作されている状態において、第1受け部10aよりも少
し高位置に、引き出し機構16の天板20が位置してお
り、第2受け部10bよりも少し低位置に操作アーム1
9の先端が位置している。
【0022】図3に示すように支持軸18は支持板17
に対し回動自在に支持されており、支持軸18の左右に
アーム18aが固定され、左右のアーム18aに亘り1
本のロッド18bが架設固定されている。一方の支持板
17に揺動自在に支持された扇型ギヤ22と一方のアー
ム18aとに亘りリンク23が架設されており、扇型ギ
ヤ22を駆動するモータ24が設けられている。図3に
示す状態はモータ24を駆動してロッド18bを押し上
げて各操作アーム19を天板20から引き下げている状
態であり、後述するようにモータ24を逆に駆動してロ
ッド18bを引き下げると、バネの付勢力で各操作アー
ム19が天板20側に上昇して包装シート1の端部1b
を挟持する。
【0023】図1に示すように、包装台2の一方の端部
に一本の駆動軸39が配置され、この駆動軸39の両端
に一対の駆動スプロケット35が固定されており、駆動
軸39を回転駆動するモータ38が備えられている。包
装台2の反対側の端部に一本の従動軸40が配置され、
従動軸40の両端に従動スプロケット37が固定されて
いる。そして、左右の駆動スプロケット35及び従動ス
プロケット37に亘り左右一対のチェーン41が巻回さ
れて、左右のチェーン41が引き出し機構16の左右の
支持板17に連結されている。以上の構造により、モー
タ38で駆動スプロケット35を正逆に回転駆動するこ
とによって、引き出し機構16を包装台2のガイドレー
ル2bに沿って移動させる。又、図1に示すように従動
軸40の一端に、引き出し機構16の位置を検出するポ
テンショメータ21を備えている。
【0024】(5)次の包装用として引き出し機構16
が引き出した包装シート1を、自動的に切断するカッタ
ー12について説明する。図3及び図1に示すように、
第1及び第2受け部10a,10bの上側に支持フレー
ム13が配置されており、この支持フレーム13に包装
シート1の横幅よりも広い幅を持つ平板状のカッター1
2が固定されている。支持フレーム13の左右に固定さ
れたボス部13aが左右のガイドレール9に外嵌されて
おり、図3に示すように包装シート1の端部1bから上
方に離れた位置と、図6に示すようにカッター12が第
1及び第2受け部10a,10bの間に入り込んで包装
シート1を切断する位置とに亘り、支持フレーム13の
全体がモータ(図示せず)により上下にスライド駆動さ
れる。
【0025】図3及び図1に示すように包装シート1の
約1/2の横幅を持つ板材状で、下面にゴム板15aが
貼り付けられた押さえ部材15が、カッター12の前側
左右の2個及び後側左右の2個の合計4個備えられてお
り、各押さえ部材15が支持フレーム13に上下動自在
でバネ15bにより下方側に付勢され、押さえ部材15
のゴム板15aがカッター12の下端よりも下方に突出
するように支持されている。
【0026】(6)次に、一回の包装終了後に次の包装
用として、包装シート1を包装台2上に引き出す際にお
ける引き出し機構16及びカッター12の作動の流れに
ついて、図図4(イ)〜図7、図11及び図12に基づ
いて説明する。図1に示す起動スイッチ42の押し操作
に基づき、図8(イ)から図10(ロ)に示すようにし
て一回の包装が終了すると、図4(イ)の位置に在る引
き出し機構16が図3に示すように、ロール状の包装シ
ート1側に移動してくる(ステップS1)。この間にお
いて、一対の制動部材27が支持ローラー5に押圧され
て、支持ローラー5に制動が掛かっている。
【0027】図1に示すポテンショメータ21の検出に
基づいて、引き出し機構16が図4(ロ)の位置に達す
ると、引き出し機構16が図4(ロ)の位置で停止して
(ステップS2)、引き出し機構16が包装シート1の
端部1bを挟持する(ステップS3)。この場合、図4
(ロ)に示すように引き出し機構16の各操作アーム1
9が各第1及び第2受け部10a,10bの間に入り込
むのであり、引き出し機構16の各操作アーム19と天
板20との間に包装シート1の端部1bが入り込む。次
に、引き出し機構16のモータ24が作動してロッド1
8bが引き下げられ、バネの付勢力で各操作アーム19
が天板20側に上昇して、各操作アーム19と天板20
とで包装シート1の端部1bが挟持される。
【0028】次に図4(ロ)から図5に示すように、上
昇操作されていた操作アーム33(図3の状態参照)が
下降操作されて、バネ30に抗して両制動部材27の上
端が両支持ローラー5から離間操作され、一対の支持ロ
ーラー5が自由回転できる状態となる(ステップS
4)。この後、包装シート1の端部1bを挟持した状態
で引き出し機構16が紙面右方に移動し始めて、包装シ
ート1の包装台2上への引き出しを開始するのであり、
包装シート1の引き出しに伴って包装シート1のロール
状部分が支持ローラー5と一緒に回転して、包装シート
1の引き出しが行われる(ステップS5)(以上、第1
制御手段に相当)。
【0029】図2に示すように、ロール状に巻かれた包
装シート1は透明であり、第1マーク1c及び第2マー
ク1dが包装シート1の両辺の長手方向に沿って、被包
装物Aの種類等に対応した所定間隔で印刷されている。
このように、包装シート1の両辺に第1及び第2マーク
1c,1dを設けているのは、包装シート1を裏返して
使用しても、以下に説明する操作が正常に行われるよう
にする為である。図1及び図4(イ)に示すように包装
台2に固定されたフレーム25に、発光器及び受光器を
備えた反射式の光センサー26が設けられており、光セ
ンサー26の直下の包装台2の位置に反射板44が設け
られている。
【0030】これにより、図5に示すように包装シート
1が引き出されている間、光センサー26の発光器から
の検出光は包装シート1を透過し、包装台2の反射板4
4で反射して光センサー26の受光器に受光されてい
る。そして、包装シート1の引き出しに伴って図6に示
すように、包装シート1の第1マーク1cが光センサー
26の直下に達して、検出光が第1マーク1cによって
遮断されると(ステップS6)、この引き出し位置で引
き出し機構16が停止する(ステップS7)。
【0031】その後、図5から図6に示すように操作ア
ーム33が上昇操作されて、バネ30の作用で両制動部
材27の下部が互いに引き寄せられ、両制動部材27の
上端が両支持ローラー5の外面に押圧されて、両支持ロ
ーラー5に制動が掛けられ(ステップS8)、図6に示
すように上方の位置にあるカッター12及び押さえ部材
15を備えた支持フレーム13が下降操作されて、包装
シート1が所定長さに切断される(ステップS9)(以
上、第2制御手段に相当)。
【0032】この場合、図3に示すように押さえ部材1
5のゴム板15aがカッター12の下端よりも下方に突
出しているので、支持フレーム13が下降操作される
と、先ずカッター12の前後の4個の押さえ部材15が
包装シート1を第1及び第2受け部10a,10bに押
圧して保持する。この状態から支持フレーム13がさら
に下降操作されると、図6に示すようにカッター12が
各第1受け部10aと各第2受け部10bとの間に入り
込んで包装シート1を一気に切断する。そして、カッタ
ー12による包装シート1の切断位置は、図2の点線で
示すように包装シート1の第2マーク1dの紙面左隣の
位置であり、カッター12によって切断された一枚の包
装シート1の紙面左端に、第1及び第2マーク1c,1
dが位置している。
【0033】以上のように包装シート1の切断が終了す
ると、カッター12の支持フレーム13が元の位置に上
昇操作され、引き出し機構16が所定長さに切断された
包装シート1を挟持した状態で紙面右方に再び移動し始
めて、引き出し機構16が所定量移動したことが図1の
ポテンショメータ21によって検出されると、図7に示
すように引き出し機構16がその位置で停止する(ステ
ップS10)。この位置において、所定長さに切断され
た包装シート1の中央が包装台2の開孔2aの位置に来
るのであり、この後に、引き出し機構16が包装シート
1の端部1bを離す(ステップS11)。これにより、
図8(イ)に示すように、所定長さに切断された一枚の
包装シート1が包装台2に載置される。
【0034】図3及び図1に示すように包装台2におい
て、第2受け部10bと開孔2aとの間に、ウレタンゴ
ム製のゴム板29を左右一対設けている。これにより、
図5に示すように引き出し機構16により包装シート1
が引き出されている間において、包装シート1の下面に
左右のゴム板29が常時接触することになり、包装シー
ト1と包装台2との間に空間が常時形成されて、包装シ
ート1の全体が包装台2に密着してしまうような状態が
防止される。又、図1及び図7に示すようにゴム板29
とは反対側の位置にも一対のゴム板34が設けられて、
包装台2の開孔2aを中心として4個のゴム板29,3
4が対角線上に位置するように設定されている。これに
より、図7に示すように所定長さに切断された包装シー
ト1を引き出し機構16が離した場合に、4個のゴム板
29,34が包装シート1の下面に接触しているので、
ゴム板29,34と包装シート1との接触・摩擦作用に
より包装シート1がその位置から動くことはない。
【0035】以上のようにして、所定長さに切断された
包装シート1が包装台2に載置されると、図7及び図1
に示すように光センサー26の直下に包装シート1の第
2マーク1dが位置して、光センサー26の検出光が第
2マーク1dによって再び遮断される(ステップS1
2)。この後、作業者は図8(イ)に示すように被包装
物Aを包装台2の開孔2a内に押し込み、起動スイッチ
42を押し操作することにより、図8(イ)〜図10
(ロ)に示すような一回の包装が行われる。
【0036】この場合、被包装物Aを包装台2の開孔2
a内に押し込めば、包装台2の包装シート1も被包装物
Aと一緒に開孔2a内に引き込まれ、包装シート1の第
2マーク1dが光センサー26の直下から開孔2a側に
引き寄せられて、光センサー26の発光器の検出光が反
射板44で反射して受光器に受光される(ステップS1
3)。これにより、ステップS13において光センサー
26の発光器の検出光が受光器に受光されると、被包装
物Aが包装台2の開孔2a内に押し込まれたと判断され
て、起動スイッチ42の押し操作により(ステップS1
5)、図8(イ)〜図10(ロ)に示すような一回の包
装が行われ(ステップS16)、ステップS1に移行し
て次の包装用の包装シート1の引き出しが行われる。
【0037】ステップS1からステップS12によって
包装台2に置かれた包装シート1に破れ等のような異常
のある場合、作業者は包装台2の包装シート1を取り除
く。このような操作を行っても、前述と同様に包装シー
ト1の第2マーク1dが光センサー26の直下から外れ
て、光センサー26の発光器の検出光が反射板44で反
射して受光器に受光される(ステップS13)。図1に
示すように引き出し機構16のみを作動させる引き出し
スイッチ43が備えられており、以上のようにして包装
台2の包装シート1を取り除いた場合、引き出しスイッ
チ43を押し操作すると(ステップS14)、ステップ
S1に移行して包装シート1が新たに引き出される。
【0038】以上のように、ステップS1からステップ
S12により所定長さに切断された包装シート1が包装
台2に置かれた状態(光センサー26の直下に包装シー
ト1の第2マーク1dが位置して、光センサー26の検
出光が第2マーク1dによって遮断された状態)におい
て、作業者が図8(イ)に示すように被包装物Aを包装
台2の開孔2a内に押し込むような操作を行わず、包装
台2の包装シート1を取り除くようなことも行わずに、
図1の引き出しスイッチ43又は起動スイッチ42を誤
って操作してしまったとする。
【0039】図7に示すように包装台2に包装シート1
が置かれた状態で、引き出しスイッチ43又は起動スイ
ッチ42が操作されてステップS1に移行し、引き出し
機構16が紙面左方のロール状の包装シート1側に移動
してくると、その際に包装台2の包装シート1が引き出
し機構16によって破られてしまい、この包装シート1
が無駄になる。
【0040】従って、このように包装シート1が包装台
2に置かれた状態(光センサー26の直下に包装シート
1の第2マーク1dが位置して、光センサー26の検出
光が第2マーク1dによって遮断された状態)におい
て、引き出しスイッチ43又は起動スイッチ42を操作
しても(ステップS17,S18)、この操作信号が無
視され(ステップS19)、ステップS13に戻る。こ
れにより、所定長さに切断された包装シート1が包装台
2に置かれた状態で引き出しスイッチ43又は起動スイ
ッチ42を操作しても、引き出し機構16は図7に示す
位置で停止しており、ロール状の包装シート1側には移
動しない(以上、牽制手段に相当)。
【0041】〔別実施例〕以上の実施例において、包装
シート1の両辺の第1及び第2マーク1c,1dに代え
て、図13に示すように第1マーク1cから第2マーク
1dまでの長さに相当する一つのマーク1eを、包装シ
ート1の両辺に設けてもよい。
【0042】又、図2の実施例において第2マーク1d
を省略して第1マーク1cのみを包装シート1に設ける
ようにしてもよい。この場合、図6に示すように引き出
し機構16により包装シート1が引き出され第1マーク
1cが光センサー26の検出光を遮断して、引き出し機
構16の停止及びカッター12による包装シート1の切
断が行われた際、図6の位置で引き出し機構16が包装
シート1の端部1bを離すようにする。従って、図6に
示す包装シート1の位置において、包装シート1の中央
が包装台2の開孔2aに位置するように設定する。そし
て、図12の構成のステップS12,S13において、
第1マーク1cが光センサー26の直下の位置から外れ
たか否かを検出することにより、被包装物Aの開孔2a
への押し込み及び包装シート1の取り除きを判断する。
【0043】図6の実施例ではカッター12を下降操作
することにより包装シート1を所定長さに切断するよう
に構成しているが、カッター12を第1及び第2受け部
10a,10bの下側に配置して、カッター12を上昇
操作することにより包装シート1を所定長さに切断する
ように構成してもよい。
【0044】以上の実施例では粘着テープ4により包装
シート1の封止を行っているが、図9(イ)に示す包装
シート1の上側部分1aの切断後に、包装シート1を加
熱し包装シート1を溶着させて包装シート1の封止を行
うような包装装置に本発明を適用してもよい。又、図9
(イ)に示すような円盤カッター28ではなく、挟持部
材14により挟み込んだ包装シート1の上側部分1a
を、ヒーター(図示せず)で加熱して溶断するような包
装装置に本発明を適用してもよい。そして、包装台2に
図1に示すような開孔2aを備えずに、包装台2の包装
シート1上に被包装物Aを置くと、包装シート1の外周
部が持ち上げられて被包装物Aが包まれるように構成し
た包装装置にも本発明は適用できる。
【0045】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装台付近の全体斜視図
【図2】ロール状の包装シートの斜視図
【図3】引き出し機構がロール状の包装シート側に移動
してくる状態を示す側面図
【図4】引き出し機構がロール状の包装シート側に移動
して来て、包装シートの端部を挟持する前後の状態を示
す側面図
【図5】図4の状態から引き出し機構が包装シートの引
き出しを開始した状態を示す側面図
【図6】図5の状態から光センサーの第1マークの検出
に基づいて引き出し機構が停止し、カッターにより包装
シートが切断された状態を示す側面図
【図7】図6の状態後に引き出し機構がさらに移動し
て、切断された包装シートを包装台上の所定位置(開
孔)に置いた状態を示す側面図
【図8】被包装物の開孔への投入から挟持部材による包
装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図9】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部材
による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視図
【図10】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図11】引き出し機構による包装シートの引き出しの
制御の流れの前半を示す図
【図12】引き出し機構による包装シートの引き出しの
制御の流れの後半を示す図
【図13】別実施例におけるロール状の包装シートの斜
視図
【符号の説明】
1 包装シート 1b 包装シートの端部 1c,1d,1e 包装シートのマーク 2 包装台 12 カッター 16 引き出し機構 26 光センサー A 被包装物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断された包装シート(1)
    載置用の包装台(2)と、前記包装台(2)上の包装シ
    ート(1)に置かれた被包装物(A)を、前記包装シー
    ト(1)に包む包装手段とを備えた包装装置であって、 ロール状に巻かれてロール軸芯周りに回転自在に前記包
    装台(2)の横側部で支持される包装シート(1)と、
    前記包装台(2)の上面に沿って往復移動自在な包装シ
    ート(1)用の引き出し機構(16)と、前記包装シー
    ト(1)におけるロール状部分側の所定位置を切断可能
    なカッター(12)とを備え、 前記包装シート(1)の引き出し用の操作指令に基づ
    き、前記包装シート(1)のロール状部分側に前記引き
    出し機構(16)が移動して、前記カッター(12)付
    近の包装シート(1)の端部(1b)を前記引き出し機
    構(16)が挟持し、前記引き出し機構(16)が逆方
    向に移動して、前記包装シート(1)のロール状部分を
    回転させながら挟持した包装シート(1)を前記包装台
    (2)上に引き出すように前記引き出し機構(16)を
    作動させる第1制御手段と、 前記引き出し機構(16)により包装シート(1)が包
    装台(2)上に所定長さ引き出されたことを、前記包装
    シート(1)のマーク(1c),(1d),(1e)を
    検出することによって検出する光センサー(26)と、 前記光センサー(26)の検出に基づいて前記引き出し
    機構(16)を停止させて、前記カッター(12)を切
    断作動させる第2制御手段とを備えると共に、 前記光センサー(26)が包装シート(1)のマーク
    (1c),(1d),(1e)を検出している状態にお
    いて、前記包装シート(1)の引き出し用の操作指令が
    発っせられても、前記第1制御手段による引き出し機構
    (16)の作動を阻止する牽制手段とを備えてある包装
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024084268A1 (en) * 2022-10-18 2024-04-25 Tajmirriahi Arman A roll sheet saving container and a roll sheet saving machine

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