JPH07187111A - 材料ウェブロールを包装する方法及び装置 - Google Patents

材料ウェブロールを包装する方法及び装置

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JPH07187111A
JPH07187111A JP6293188A JP29318894A JPH07187111A JP H07187111 A JPH07187111 A JP H07187111A JP 6293188 A JP6293188 A JP 6293188A JP 29318894 A JP29318894 A JP 29318894A JP H07187111 A JPH07187111 A JP H07187111A
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安全に取付けでき、容易に廃棄処理が容易で、
且つ粘着性付与装置の保守が僅かの負担ですむ、材料ウ
ェブロールを包装する方法及び装置を提供することを目
的とする。 【構成】包装ウェブ(11)が繰出し部(7) から繰り出され
て、引出し装置(12)、切落とし装置(13)及び粘着性付与
装置(14)を介して巻取り部（３）に供給され、材料ウェ
ブロール(2) を包装する方法及び装置であり、少なくと
も片面に、前もって水溶性接着剤(19)を部分的に塗布し
た包装ウェブ(11)を使用し、包装ウェブ(11)が材料ウェ
ブロール(2) に当接する前に粘着性付与装置(14)で前記
の水溶性接着剤に水分を与えて粘着性を付与するもので
ある。このような包装は、構造面及び保守面での負担が
少なく、包装ウェブ(11)の廃棄処分が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、材料ウェブロールを包
装する方法及び装置に関し、具体的には、材料ウェブロ
ールを被覆する包装ウェブが材料ウェブロールに当接す
る前に、包装ウェブロールに少なくとも部分的に粘着性
を付与する、材料ウェブロールを包装する方法、及び、
包装ウェブのための少なくとも１つの繰出し部、引出し
装置、切落とし装置、粘着性付与装置、巻取り部を備え
ており、包装ウェブが繰出し部から残りの装置を通して
巻取り部へ通すことができるようにした、材料ウェブロ
ールを包装する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】材料ウ
ェブロール、例えばロール紙を包装する方法及び装置
は、以前から知られている。それらによると、引出し装
置が、繰出し部内で支承された貯蔵リールから包装ウェ
ブを引き出して、包装されるべき材料ウェブロールと、
これを担持する支持ロールとによって形成される間隙の
方向に包装ウェブを搬送する。包装ウェブの幅を、包装
されるべき材料ウェブの幅に適合させるため、一般に、
繰出し部内で、幅の異なる複数の包装ウェブロールが支
承されている。材料ウェブロールと支持ロールとの間に
形成される間隙に包装ウェブの初端が達する前に、包装
ウェブは、材料ウェブロールに対向した、以下に”上
面”と呼ばれる側面に粘着性が付与される。包装される
べき材料ウェブロールは、次に、支持ロールによって回
転させられる。包装ウェブは、ロールと支持ロールの間
隙に達すると、そこで、材料ウェブロールの外周面と貼
り合わせられる。その後、材料ウェブロールが包装ウェ
ブを連行する。包装ウェブが材料ウェブロールを十分に
被覆した後、包装ウェブは、切り落とし装置によって貯
蔵リールから分離される。
【０００３】材料ウェブロールは、包装ウェブの分離さ
れた端末が巻取られるまで、引続き回転する。包装ウェ
ブの端末も材料ウェブロールの周面で保持されるよう
に、少なくとも包装ウェブの端末には、やはり粘着性が
付与されなければならない。材料ウェブロールの堅牢な
被覆を補償するために、包装ウェブの初端と終端には接
着剤を塗布しておかなければならない。その代わりとし
て、包装ウェブの上面全体に接着剤を塗布して、包装ウ
ェブの個々の層又は巻きを材料ウェブロールの周囲で互
いに付着させることも知られている。
【０００４】包装ウェブの表面に粘着性を付与するため
に、一般に、グルー即ち接着剤が塗布される。このため
に、グルーノズル又はグルーロールが使用される。この
いわゆるグルーパート（接着剤塗布部材）は、構造が比
較的複雑であり、それ相応の費用がかかる。それは、機
械が停止するとグルーが容易に硬化することがあるの
で、かなりの保守を必要とする。更に、グルーパート
は、持続的に潜在的な汚れ発生源となる。グルー放出量
が十分正確に調整されていないために、グルー放出量が
過度に少ない場合には、不満足な包装結果となり、また
グルー放出量が過度に多い場合には、溢れ出るグルーに
よって、包装されるべき材料ウェブロールが汚れること
になる。過度に多いグルー又は接着剤は、特に、方法さ
れるべき材料ウェブロールの端面に汚れを生じることが
あり、更にこのことが、材料ウェブロールの個々の層を
互いに付着させてしまうことになる。
【０００５】米国特許公報第 4 716 709号及び欧州公開
特許公報第 0 499 954号により、包装ウェブの表面に粘
着性を付与する別の方法が公知である。底では、ホット
メルト接着剤、例えばポリエチレン、を被覆した包装ウ
ェブが使用される。材料ウェブロールと支持ロールの間
の間隙に包装ウェブが走り込むよりも前に、包装ウェブ
の表面が加熱される。これにより、層が溶けて粘着性と
なり、包装ウェブが材料ウェブロールに付着することに
なる。しかし、合成樹脂を被覆した包装ウェブを使用す
ると、その再利用がきわめて困難であるという重大な欠
点がある。接着層を包装ウェブから剥ぎ取るのにかなり
の労力を要し、廃棄処分が困難な廃産物を生じる。更
に、この接着性付与方法では、包装ウェブの停止時に過
熱して接着層及び包装ウェブの発火が発生しないよう、
包装過程できわめて慎重な監視を必要とする。更に、包
装されるべき材料ウェブロールのもとで包装ウェブを加
熱すると、それに応じて加熱される材料ウェブの外層の
温度および湿気が変化することになる。
【０００６】本発明の課題は、比較的安全に取付けで
き、容易に廃棄処分が容易で、且つ粘着性付与装置の保
守が僅かですむ、材料ウェブロールを包装する方法及び
装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の課題は、
請求項１に記載したとおり、少なくとも片面に水溶性接
着剤を塗布した包装ウェブを使用し、材料ウェブロール
に当接する前に、この接着剤に水分を与える方法、によ
って解決される。
【０００８】つまり、ウェブに粘着性を付与するため
に、水の塗布が必要であるに過ぎず、グルーの塗布は不
要である。”グルーパート”、即ち粘着性付与部材も、
それ相応に単純に構成しておくことができる。水は一般
に汚れや閉塞の原因とはならない。それ故、保守のため
の支出がそれ相応に少ない。水により粘着性が付与され
ることは、例えば郵便切手の裏糊などからよく知られて
いる現象である。間違って過度に多くの水が塗布された
としても、それは包装ウェブから流れ落ちるだけで、汚
れを増加させることにはならない。水を湿潤剤として扱
うことに危険はない。作業員が高温の機械部分で火傷す
る危険や、包装過程の中断時に火災が発生する危険もな
い。水溶性接着剤は、包装ウェブの再利用時に容易に洗
い落とすことができ、つまり、包装ウェブの材料の物質
利用が可能になるように、包装ウェブから分離すること
ができる。
【０００９】好ましくは、請求項２に記載したとおり、
接着剤として水溶性常温凝固グルーが使用される。その
常温凝固グルーは室温での処理が可能であり、湿潤に使
用される液体は、所要の粘着性付与を達成するための温
度調整が不要である。このことから、本方法が実施が一
層容易となる。
【００１０】常温凝固グルーは、好ましくは、請求項３
に記載したとおり、ゼラチン系動物性製品又はデキスト
リン系植物性製品である。この２種類の常温凝固グルー
は、必要に応じ、生物学的に、即ち微生物を利用して、
廃棄処理することができるために、包装ウェブの廃棄処
分が一層容易となる。
【００１１】湿潤のために、有利には、請求項４に記載
したとおり、接着剤に水が噴霧される。材料ウェブへの
噴霧は、特に製紙工場では熟知された手段である。なぜ
なら、そこでは、所定の湿度分布に調整するために、製
造過程において紙シートに、この方法により、水分が補
給されるからである。操作員は、この場合、一般に、別
の分野での経験を活用することができる。噴霧によっ
て、水分量の調整は比較的良好に制御することができ
る。全体として、液状グルーの従来の塗布法による場合
よりも多くの水分が包装ウェブに達することがないよう
に保証することができる。
【００１２】そうする代わりに、又はそれを補足して、
好ましい別の実施態様では、請求項５に記載したとお
り、湿潤のために包装ウェブをロール塗布装置に通すよ
うにすることができる。このことは、特に、包装ウェブ
の末端に水分を付与する場合に有利である。なぜなら、
この場合、湿潤液が包装ウェブの横を通過して飛散する
危険を生じることなく、この末端を確実にぬらすことが
できるからである。ロール塗布装置を使って、簡単な手
段で、包装ウェブの面状湿潤を実現することができ、こ
うして、包装ウェブの表面全体に粘着性を付与すること
ができる。このことから、包装ウェブの個々の層が互い
に粘着したきわめて安定した包装が得られる。
【００１３】湿潤範囲は、好ましくは、請求項６に記載
したとおり、包装ウェブの長手方向及び／又は幅方向で
所定の範囲に限定することができる。例えば、後に端面
に織り込まれる包装ウェブの縁は、粘着性とならないよ
うに、湿潤範囲から除外することができる。この空所
は、場合によっては、包装ウェブの最初の１巻き又は数
巻きに限定することもできる。別の実施態様では、単に
包装ウェブの初端が材料ウェブロールと接着され、包装
ウェブの終端の接着も簡単に実現することができる。
【００１４】前記の課題は、請求項７に記載したとお
り、水溶性接着剤を塗布した少なくとも１つの包装ウェ
ブが繰出し部内に収容されており、粘着性付与装置が液
体塗布装置として構成されていることによって解決され
る。
【００１５】上記のように、粘着面の製造は２工程に分
割される。一方で、包装ウェブには水溶性又は液溶性接
着剤が塗布される。この接着剤は、それが乾燥している
かぎり粘着しない、液体でぬらされてはじめて、接着剤
は粘着性となり、従って包装ウェブの上面に粘着性が付
与される。包装ウェブへの塗布は、別の場所で、例えば
包装ウェブの製造時に、実施することができ、接着剤に
よる包装装置の汚れは事実上排除されている。他方、液
体の塗布は問題なく実現することができる。液体塗布装
置は、一般に、構造上比較的単純なものですみ、必要な
保守は僅かである。
【００１６】特に好ましい実施態様では、請求項８に記
載したとおり、粘着媒体装置が水噴霧装置を含んでい
る。水噴霧装置は、単数又は複数のノズルを通して水を
吐き出す。これにより、発生した微細水滴が包装ウェブ
の表面に付着する。比較的大きな水滴を包装ウェブの方
面に直接付着させて、次に、材料ウェブロールと支持ロ
ールとの間の間隙に浸入するとき分布させることも、当
然に可能である。液体塗布は、水噴霧装置によって比較
的正確に制御することができる。
【００１７】その際、水噴霧装置は、請求項９に記載し
たとおり、幅の調整が可能な噴流を発生する。こうし
て、一方で、包装ウェブの幅に液体塗布幅を適合させる
ことができ、狭い材料ウェブロールのためにそれ相応に
狭い包装ウェブを使用した場合、過度に多くの液体が包
装ウェブの横を通過することはない。更に、このような
水噴霧装置でもって包装ウェブの表面に粘着パターンを
生成することができ、該パターンは、例えば、包装ウェ
ブの初端で、包装ウェブの中央範囲のみを粘着性とし、
つまり縁を除外し、こうして包装されるべき材料ウェブ
ロールの端面に包装ウェブが接着するのが防止され、他
方で、包装ウェブの後続の巻きは、下にある巻きへの包
装ウェブの確実な付着を引き起こすために、幅全体にわ
たって粘着性とすることができる。
【００１８】このために、特に好ましくは、請求項１０
に記載したとおり、水噴霧装置が包装ウェブの幅方向に
わたって複数の帯域に区分されており、該帯域への給水
量が個別に制御可能に構成されていることである。この
場合、幅の制御は段階的に行われる。しかしこれは、一
般に、包装ウェブの上面に希望する粘着パターンを生成
するのに十分である。
【００１９】そうする代わりに、又はそれを補足して、
請求項１１に記載したとおり、粘着性付与装置はロール
塗布装置を含めることができる。ロール塗布装置でもっ
て、きわめて均一に液を包装ウェブの上面に転移させる
ことができる。構造面及び保守面での支出は、噴霧装置
の場合と同様に低く、又は以下でさえある。特に、広い
面にわたる液体塗布を僅かな支出で実現する場合には、
ロール塗布装置を使用すべきであろう。特に”最終接
着”の場合、つまり包装ウェブの終端に粘着性を付与す
るとき、ロール塗布装置は、包装ウェブをその終端に至
るまで加湿するので、きわめて有益である。
【００２０】ロール塗布装置は、好ましくは、請求項１
２に記載したとおり、包装ウェブの移動方向で水噴霧装
置の後方に配置されており、且つ個別に制御可能な押圧
ロールを有する。この場合、包装ウェブの初端は水噴射
装置によって加湿されて粘着性が付与され、包装される
べき材料ウェブロールの初端が確実に付着する。次に、
個別に制御可能な押圧ロールは、包装ウェブ上面への液
体転移を確保するために、包装ウェブの上面をロール塗
布装置に当接させることができる。その後、ロール塗布
装置が包装ウェブ上面の加湿を引き受けるので、水噴霧
装置を停止することができる。
【００２１】
【実施例】材料ウェブロール２を包装する装置１は、電
動機６を介して一方が駆動される２本の支持ロール４、
５を備えた巻取り部３と、繰出し部７とを有する。包装
ウェブ11のために幅の異なる複数の貯蔵リール８、９、
10が繰出し部７内に配置されている。図示された３本の
貯蔵リールよりも多くのリールを設けておくことも、勿
論可能である。
【００２２】繰出し部７と巻取り部３との間に、引出し
装置12、切落とし装置13、粘着性付与装置14が配置され
ている。包装ウェブ11は、希望する幅に応じて、貯蔵リ
ール８、９、10の一本から繰り出され、搬送台15上を、
材料ウェブロール２と支持ロール４との間の間隙16に進
入するまで、前送りされる。搬送台15上を前送りされる
とき、粘着性付与装置14が作動して、包装ウェブ11の上
面18、即ち材料ウェブロール２に対向する面を粘着性と
する。包装ウェブ11を前送りする間、材料ウェブロール
２は、電動式支持ロール５によって回転駆動される。包
装ウェブ11は、間隙16に進入すると材料ウェブロール２
と付着して、該ロールによって連行される。所要数の包
装ウェブ11の層が材料ウェブロール２に巻き取られた
後、切落とし装置13が包装ウェブ11を貯蔵リール８、
９、10から分離する。材料ウェブロール２は、更に回転
し続け、材料ウェブ11の分離された端末を完全に巻き取
る。材料ウェブロール２に包装ウェブ11が巻き付けられ
る間、星形ホイール17によって包装ウェブ11の張出し部
が、周知の方法で、材料ウェブロール２の端面に折り込
まれる。
【００２３】包装ウェブ11は、上面18に、水溶性常温凝
固グルーが塗布されている。この常温凝固グルーは、例
えば、ゼラチン系動物性製品又はデキストリン系植物性
製品である。被膜19は、それが乾燥している限り、粘着
性はない。湿潤による粘着性付与効果は、例えば、通常
の郵便切手の裏糊などから知られている。
【００２４】湿潤、つまり湿気を供給するために、粘着
性付与装置は水噴霧装置20を含んでおり、ロール塗布装
置は包装ウェブ11の移動方向で水噴霧装置20の後方、即
ち水噴霧装置20と巻取り部３との間に配置されている。
【００２５】水噴霧装置20は、図２に示したように、貯
蔵容器22からポンプ23を介して給水される。その際、ポ
ンプが分配管24に給水し、分岐管25から、水噴霧装置20
が幅方向に分割されている各帯域26へと送る。各分岐管
は独自の弁を備えている。各帯域26の弁27は個別に制御
可能である。各帯域26に付属して若干数の噴霧ノズル28
が設けられており、それが流出水を霧化して、包装ウェ
ブ11の上面18の被膜19上に付着させる。包装ウェブ11の
上面18は水が当たった箇所で粘着性となる。区分された
帯域26ごとの適切な制御によって、例えばその都度包装
ウェブ11の幅を水分付与に適合するため、又は包装ウェ
ブ11の幅の一部にのみ粘着性を付与するために、包装ウ
ェブへの水分付与の制御が可能となっている。このこと
は、材料ウェブロール２の周囲に包装ウェブ11を最初に
巻き付ける場合に、包装ウェブ11の粘着性を付与された
部分が材料ウェブロール２の端面に折り込まれるのを防
止する点で、効果的である。
【００２６】図２に示された貯蔵容器22、ポンプ配置23
の代わりに、図３に示された配置を採用することもで
き、その場合貯蔵容器22' はポンプ23' を介して、しか
も例えば水又は圧縮空気の供給によって、圧力を付加す
ることができる。貯蔵容器22'はこの場合、導管24に直
接接続されている。
【００２７】ロール塗布装置21が貯蔵容器29を含み、そ
の中に転移ロール30が浸漬する。転移ロールは、それ自
身、被動塗布ロール31に当接して、貯蔵容器29から塗布
ロール31に水分を供給する。更に、揺動腕32に押圧ロー
ル33が枢着されており、該ロール派、実線で示された静
止位置から破線で示された位置へと揺動させることがで
き、この位置において押圧ロール33は包装ウェブの上面
18を塗布ロール31に押圧する。この状態において塗布ロ
ール31は包装ウェブ11の上面18に水分を転移させ、これ
により被膜19に粘着性が付与される。
【００２８】粘着性付与装置14は以下の如くに作動す
る：包装ウェブが搬送台15上で前送りされると同時に、
水噴霧装置20が作動する。水噴霧装置は搬送台15の上方
に配置されており、包装ウェブ11の上面18に水を噴霧す
る。その際、噴霧装置20は包装ウェブ11よりも幅を小さ
くしておくこともできる。基本的には、包装ウェブ11が
材料ウェブロール２に付着される幅に粘着性範囲が生成
されればよい。材料ウェブロール２と包装ウェブ11との
間の接合が実現されて、場合によっては、希望する数の
巻きが材料ウェブロール２に巻き取られた後、揺動腕32
が上方に揺動する。その結果、押圧ロール33が包装ウェ
ブ11を塗布ロール31に押圧し、包装ウェブ11は幅全体に
わたって上面18に水分が付与される。その後、水分の塗
布全体をロール塗布装置21が引き受けるので、水噴射装
置20を停止させることができる。切落とし装置13によっ
て包装ウェブ11の端末が分離された後に水分がその横を
通過して搬送台15上に飛散することもなく、包装ウェブ
11の上面18に水分が完全に付与される。
【００２９】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法及び装置に
よると、包装ウェブ11として、少なくとも片面に、前も
って水溶性接着剤を塗布した包装ウェブ11を使用し、包
装ウェブ11が材料ウェブロール２と当接する前に、粘着
性付与装置14で水溶性接着剤に水分を与えて粘着性を付
与するので、包装装置でグルーを塗布するのもに比べて
扱いやすく、加熱により粘着性を付与するものに比べて
危険が少ない。従って装置の構造面及び保守面での負担
が少なく、包装ウェブ11の廃棄処分も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の包装装置の概略を示す側面図であ
る。
【図２】 噴霧装置の略示図である。
【図３】 給水部の他の構成を示す略示図である。
【符号の説明】
１・・・ 包装装置 ２・・・ 材料ウェブロール ３・・・ 巻取り部 ４、５・・・ 支持ロール ７・・・ 繰出し部 ８、９、１０・・・ 貯蔵リール １１・・・ 包装ウェブ １２・・・ 引出し装置 １３・・・ 切落とし装置 １４・・・ 粘着性付与装置 １５・・・ 搬送台 ２０・・・ 水噴霧装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】材料ウェブロールを被覆する包装ウェブの
    表面が、材料ウェブロールに当接される前に、少なくと
    も部分的に粘着性が付与されるものにおいて、少なくと
    も片面に水溶性接着剤(19)が塗布された包装ウェブ(11)
    を使用し、材料ウェブロールに当接される前に、この接
    着剤に水分を付与することを特徴とする材料ウェブロー
    ルを包装する方法。
  2. 【請求項２】上記接着剤(19)として、水溶性常温凝固性
    グルーを使用することを特徴とする請求項１記載の方
    法。
  3. 【請求項３】上記常温凝固性グルーが、実質的にゼラチ
    ン系動物性製品又はデキストリン系植物性製品であるこ
    とを特徴とする請求項２記載の方法。
  4. 【請求項４】水分付与のため接着剤(19)に水が噴霧され
    ることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載
    の方法。
  5. 【請求項５】包装ウェブ(11)が、水分付与のために、ロ
    ール塗布装置(21)に通されることを特徴とする請求項１
    〜４のいずれか１項に記載の方法。
  6. 【請求項６】包装ウェブ(11)への水分付与範囲が、長手
    方向及び／又は幅方向で所定の範囲に限定されることを
    特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
  7. 【請求項７】包装ウェブのための少なくとも１つの繰出
    し部、引出し装置、切り落とし装置、粘着性付与装置、
    及び巻取り部を備えており、包装ウェブが繰出し部から
    残りの装置を通して巻取り部へ通すことができるように
    した装置において、水溶性接着剤(19)が塗布された少な
    くとも１つの包装ウェブ(11)が繰出し部(7) 内に収容さ
    れており、粘着性付与装置(14)が水分付与装置(20 、 2
    1) として構成されていることを特徴とする材料ウェブ
    ロールを包装する装置。
  8. 【請求項８】粘着性付与装置(14)が水噴霧装置(20)を含
    むことを特徴とする請求項７記載の装置。
  9. 【請求項９】水噴霧装置(20)が、幅が調整可能な噴流を
    発生することを特徴とする請求項８記載の装置。
  10. 【請求項１０】水噴霧装置(20)が、包装ウェブ(11)の幅
    方向に複数の帯域(26)に区分されており、該帯域への水
    分付与を個別に制御可能としたことを特徴とする請求項
    ９記載の装置。
  11. 【請求項１１】粘着性付与装置(14)が、ロール塗布装置
    (21)を含むことを特徴とする請求項７〜１０のいずれか
    １項に記載の装置。
  12. 【請求項１２】ロール塗布装置(21)が、包装ウェブ(11)
    の移動方向に水噴霧装置(20)の後方に配置されており、
    且つ個別に制御可能な押圧ロール(33)を有することを特
    徴とする請求項１１記載の装置。
JP6293188A 1993-11-29 1994-11-28 材料ウェブロールを包装する方法及び装置 Expired - Lifetime JP2592583B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4340515A DE4340515C2 (de) 1993-11-29 1993-11-29 Verfahren und Vorrichtung zum Verpacken einer Materialbahnrolle
DE4340515.0 1993-11-29

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