JPH07186666A - 能動型サスペンション - Google Patents

能動型サスペンション

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JPH07186666A
JPH07186666A JP32842993A JP32842993A JPH07186666A JP H07186666 A JPH07186666 A JP H07186666A JP 32842993 A JP32842993 A JP 32842993A JP 32842993 A JP32842993 A JP 32842993A JP H07186666 A JPH07186666 A JP H07186666A
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Michito Hirahara
道人 平原
Yosuke Akatsu
洋介 赤津
Kensuke Fukuyama
研輔 福山
Hideo Tohata
秀夫 戸畑
Takeshi Kimura
健 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車体の上下振動を抑えて乗心地を向上させたい
任意の優先制御点でのバウンス振動を効果的に抑制す
る。 【構成】車両の3つの車輪位置に対応する車体に配設し
た3つの上下加速度センサの上下加速度検出値ZGFR
GRR を読込み、これらに基づいてバウンス加速度
Z″、ピッチ角加速度θ″及びロール角加速度φ″を算
出すると共に、優先制御点でのバウンス加速度Za″を
算出し(ステップS3,4)、優先制御点でのバウンス
加速度Za″に基づいてバウンス制御力FZを算出し、
且つピッチ角加速度θ″及びロール角加速度φ″に基づ
いてピッチ制御モーメントMθ及びロール制御モーメン
トMφを算出し(ステップS6)、これらに応じた圧力
指令値P FL〜PRRを算出し(ステップS7)、これらを
各車輪と車体との間に介装した油圧シリンダの圧力を制
御する圧力制御弁に出力する(ステップS8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車体に生じる姿勢変
化を上下加速度検出手段で検出し、その加速度検出値に
基づいて車輪と車体との間に介装された流体アクチュエ
ータを制御することにより、車体の姿勢変化を抑制する
ようにした能動型サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の能動型サスペンションとして
は、例えば本出願人が先に提案した特開平4−3821
7号公報に記載されているものがある。この従来例で
は、車体に配設した3つの上下加速度センサの値から車
体のピッチ方向加速度及びロール方向加速度と、ロール
センタを通る前後方向線とピッチセンタを通る左右方向
線との交点でのバウンス加速度とを算出し、ピッチ、ロ
ール及びバウンスの各方向の制御力を上記の夫々の方向
の加速度に基づいて算出するようにしており、各方向の
振動を効果的に減衰させることができる。
【0003】また、制御力の算出にあたっては、各方向
でローパスフィルタのカットオフ周波数と制御ゲインと
を個別に設定可能に構成したたため、提供できる乗心地
の幅が非常に広く、しかも、ロール、ピッチ方向に比べ
てバウンス方向のゲインを小さく設定することによりソ
フトで快適な乗心地を演出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の能動型サスペンションにあっては、車体の上下加速
度算出位置は、ロールセンタを通る前後方向線とピッチ
センタを通る左右方向線との交点に固定されており、そ
の算出値をもとに車体を上下方向に並進運動させるバウ
ンス制御力を発生させている。しかし、この上下加速度
算出位置は、上下振動を抑えて乗心地を向上させたい位
置とは無関係に固定されていたため、上下振動を抑えて
乗心地を向上させたい位置でのバウンス振動は必ずしも
十分に抑制されないという未解決の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、車体の上下振動を
抑えて乗心地を向上させたい優先制御点でのバウンス振
動を効果的に抑制することができる能動型サスペンショ
ンを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る能動型サスペンションは、図1
(a)の基本構成図に示すように、各車輪と車体との間
に介装され制御信号に応じた制御力を個別に発生するア
クチュエータと、車体の姿勢変化を抑制する制御信号を
前記アクチュエータに出力する制御装置とを備えた能動
型サスペンションにおいて、車両の重心点からオフセッ
トした位置にある車体上下振動を最優先に抑制する優先
制御点の車体上下加速度を検出する優先制御点加速度検
出手段を備えていると共に、前記制御装置は、前記優先
制御点加速度検出手段の車体上下加速度に基づいて優先
制御点でのバウンスを抑制するバウンス制御力を算出す
るバウンス制御力算出手段と、該バウンス制御力算出手
段で算出したバウンス制御力が車体の並進方向に加わる
ように各アクチュエータに対する並進運動制御信号を形
成する制御信号形成手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2に係る能動型サスペンショ
ンは、前記制御信号形成手段は、バウンス制御力算出手
段で算出したバウンス制御力が優先制御点を着力点とし
て車体に加わるように各アクチュエータに対する制御点
上下動抑制制御信号を形成するように構成されているこ
とを特徴としている。さらに、請求項3に係る能動型サ
スペンションは、図1(b)の基本構成図に示すよう
に、各車輪と車体との間に介装され制御信号に応じた制
御力を個別に発生するアクチュエータと、車体の姿勢変
化を抑制する制御信号を前記アクチュエータに出力する
制御装置とを備えた能動型サスペンションにおいて、車
両の重心点からオフセットした位置にある車体上下振動
を最優先に抑制する優先制御点の車体上下加速度を検出
する優先制御点加速度検出手段と、車体のピッチ角加速
度を検出するピッチ角加速度検出手段と、車体のロール
角加速度を検出するロール角加速度検出手段とを備えて
いると共に、前記制御装置は、前記優先制御点加速度検
出手段の車体上下加速度に基づいて優先制御点でのバウ
ンス制御力を算出するバウンス制御力算出手段と、前記
ピッチ角加速度検出手段のピッチ角加速度に基づいてピ
ッチ制御モーメントを算出するピッチ制御モーメント算
出手段と、前記ロール角加速度検出手段のロール角加速
度に基づいてロール制御モーメントを算出するロール制
御モーメント算出手段と、前記ピッチ制御モーメント及
びロール制御モーメントによって前記優先制御点に発生
する上下加速度成分を相殺する補正バウンス制御力を算
出する補正バウンス制御力算出手段と、前記バウンス制
御力、ピッチ制御モーメント、ロール制御モーメント及
び補正バウンス制御力に基づいて各アクチュエータに対
する並進運動制御信号を形成する制御信号形成手段とを
備えていることを特徴としている。
【0008】さらにまた、請求項4に係る能動型サスペ
ンションは、優先制御点を、走行状況、乗車人員、積載
状況に応じて設定する制御点設定手段を備えていること
を特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に係る能動型サスペンションにおいて
は、優先制御点加速度検出手段で、重心点からオフセッ
トした所望の車体上下振動を最優先に抑制する優先制御
点の車体上下加速度を検出し、バウンス制御力算出手段
で、優先制御点の車体上下加速度に基づいて優先制御点
でのバウンスを抑制するバウンス制御力を算出し、制御
信号形成手段で算出されたバウンス制御力に基づいて各
アクチュエータに対して、優先制御点でのバウンスを各
アクチュエータの並進運動によって抑制する並進運動制
御信号を形成し、これに基づいて各アクチュエータを制
御することにより、優先制御点での車体上下振動を抑制
する。
【0010】また、請求項2に係る能動型サスペンショ
ンにおいては、制御信号形成手段で、前記バウンス制御
力が優先制御点を着力点として車体に加わるように各ア
クチュエータに対する制御点上下動抑制制御信号を形成
することにより、優先制御点で集中的に制振効果を発揮
する。さらに、請求項3に係る能動型サスペンションに
おいては、上記請求項1の場合と同様に、優先制御点で
のバウンスを抑制するバウンス制御力を算出すると共
に、ピッチ制御モーメント算出手段及びロール制御モー
メント算出手段で、車体に生じるピッチ及びロールを抑
制するピッチ制御モーメント及びロール制御モーメント
を算出し、さらに、補正バウンス制御力算出手段で、ピ
ッチ制御モーメント及びロール制御モーメントによって
優先制御点に発生する上下加速度成分を相殺する補正バ
ウンス制御力を算出し、制御信号形成手段で、バウンス
制御力、ピッチ制御モーメント、ロール制御モーメント
及び補正バウンス制御力に基づいて各アクチュエータに
対する並進運動制御信号を形成することにより、優先制
御点での上下振動を効果的に抑制する。
【0011】さらにまた、請求項4に係る能動型サスペ
ンションにおいては、制御点設定手段で、優先制御点
を、走行状況、乗車人員、積載状況に応じて任意に設定
して、制振効果が大きい制御点を所望位置に設定する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明の一実施例を示す概略構成図であ
る。図中、11FL〜11RRは、それぞれ車体側部材
12と各車輪13FL〜13RRを個別に支持する車輪
側部材14との間に介装された能動型サスペンションで
あって、それぞれ流体アクチュエータとしての油圧シリ
ンダ15FL〜15RRと、これら油圧シリンダ15F
L〜15RRと並列に介装されたコイルスプリング16
FL〜16RRと、油圧シリンダ15FL〜15RRに
対する作動油圧を後述する制御装置31からの指令値に
応動して制御する圧力制御弁17FL〜17RRとを備
えている。
【0013】ここで、油圧シリンダ15FL〜15RR
のそれぞれは、それらのシリンダチューブ15aが車輪
側部材14に取付けられ、ピストンロッド15bが車体
側部材12に取付けられ、シリンダチューブ15a内の
貫通孔を有するピストン15cによって画成される上下
圧力室のピストン15cに対する受圧面積差によって圧
力制御弁17FL〜17RRから供給される作動油圧に
応じた推力を発生する。また、コイルスプリング16F
L〜16RRのそれぞれは、車体の静荷重を支持するも
のであり、静荷重を支えるのみの低ばね定数のものでよ
い。
【0014】圧力制御弁17FL〜17RRの夫々は、
入力ポート17i、戻りポート17o及び制御圧ポート
17cを有すると共に、制御圧ポート17cと入力ポー
ト17i及び戻りポート17oとを遮断状態に又は制御
圧ポート17cと入力ポート17i及び戻りポート17
oの何れか一方とを連通させる連通状態に切換えるスプ
ールを有し、このスプールの両端に供給圧と制御圧とが
パイロット圧として供給され、さらに供給圧側に比例ソ
レノイド17sによって制御されるポペット弁が配設さ
れた構成を有し、制御圧ポート17cの圧力PC が常に
比例ソレノイド17sに後述する制御装置31から供給
される励磁電流IFL〜IRRに応じた圧力となるように制
御される。
【0015】ここで、励磁電流IFL〜IRRと制御圧ポー
ト17cから出力される制御油圧P C との関係は、図3
に示すように、励磁電流IFL〜IRRが零近傍であるとき
にP MIN を出力し、この状態から励磁電流IFL〜IRR
正方向に増加すると、これに所定の比例ゲインK1 を持
って制御油圧PC が増加し、後述する油圧源23からの
設定ライン圧PH で飽和する。
【0016】そして、圧力制御弁17FL〜17RRの
入力ポート17i及び戻りポート17oがそれぞれ供給
側配管21及び戻り側配管22を介して油圧源23に接
続され、制御圧ポート17cが油圧配管24を介して油
圧シリンダ15FL〜15RRの圧力室に接続されてい
る。なお、図2において、25は供給側配管21の途中
に接続した高圧側アキュムレータ、26は油圧シリンダ
15FL〜15RR内の圧力室に絞り27を介して連通
されたばね下振動吸収用アキュムレータである。
【0017】一方、車体には、前右輪13FR、後左輪
13RL及び後右輪13RRに対応する位置に夫々上下
加速度検出手段としての上下加速度センサ28FR、2
8RL及び28RRが配設されている。これら上下加速
度センサ28FR〜28RRの夫々は、図4に示すよう
に、加速度が零のときに零の電圧を出力し、上向きの加
速度が生じたときにこれに応じて正の電圧でなる加速度
検出値ZG を出力し、下向きの加速度が生じたときにこ
れに応じて負の電圧でなる加速度検出値ZG を出力す
る。このように、3つの車輪13FR〜13RRの位置
に上下加速度センサ28FR〜28RRを配置すること
により、図5に示すように、車両にバウンス加速度
Z″、ロール角加速度φ″及びピッチ角加速度θ″が生
じたときに、各上下加速度センサ28FR〜28RRか
ら夫々下記(1)〜(3)式で表される加速度検出値Z
GFR 〜ZGRR が出力される。
【0018】 ZGFR =Z″−L2 θ″−L1 φ″…………(1) ZGRL =Z″+L4 θ″+L3 φ″…………(2) ZGRR =Z″+L4 θ″−L3 φ″…………(3) ここで、L1 は車両の重心点を通る前後方向線と前右上
下加速度センサ28FRとの間の左右方向距離、L2
車両の重心点を通る左右方向線と前右上下加速度センサ
28FRとの間の前後方向距離、L3 は車両の重心点を
通る前後方向線と後左及び後右上下加速度センサ28R
L及び28RRとの間の左右方向距離、L 4 は車両の重
心点を通る左右方向線と後左及び後右加速度センサ28
RL及び28RRとの間の前後方向距離である。
【0019】また、運転席近傍位置には、優先制御点C
P の重心点gに対する距離を設定する優先制御点設定器
29が配設され、この設定器29は、例えばテンキーと
重心点gからの前後方向距離aを設定する左右方向距離
bを設定するかを選択する選択キーと、入力値を登録す
る登録キーとを有し、登録された優先制御点CP の重心
点gからの前後方向距離a及び左右方向距離bが夫々デ
ィジタル値として出力される。
【0020】そして、3つの上下加速度センサ28FR
〜28RRの各検出値ZGFR 〜ZGR R 及び優先制御点設
定器29で登録された設定距離a,bが制御装置31に
入力される。制御装置31は、図6に示すように、マイ
クロコンピュータ42と、このマイクロコンピュータ4
2から出力される圧力指令値PFL〜PRRをD/A変換し
たアナログ電圧VFL〜VRRが入力される制御弁駆動回路
43FL〜43RRとを備えている。
【0021】マイクロコンピュータ42は、少なくとも
入力インタフェース回路42a、出力インタフェース回
路42b、演算処理装置42c及び記憶装置42dを有
し、入力インタフェース回路42aには、上下加速度検
出装置28FR〜28RRの加速度検出値ZGFR 〜Z
GRR がA/D変換器41FR〜41RRを介して入力さ
れると共に、優先制御点設定器29の設定距離a及びb
が直接入力され、出力インタフェース回路42bから出
力される圧力指令値PFL〜PRRがD/A変換器43FL
〜43RRでアナログ電圧VFL〜VRRに変換されて、制
御弁駆動回路44FL〜44RRに供給される。
【0022】演算処理装置42cは、入力インタフェー
ス回路42aを介して上下加速度センサ28FR〜28
RRの上下加速度検出値ZGFR 〜ZGRR 及び優先制御点
設定器29の設定距離a,bを読込んで、上下加速度検
出値ZGFR 〜ZGRR に基づいて下記(4)〜(6)式の
演算を行って図7(a)及び(b)に示すバウンス加速
度Z″、ピッチ角加速度θ″及びロール角加速度φ″を
算出すると共に、これらと設定距離a,bとに基づいて
下記(7)式の演算を行って任意に設定される優先制御
点CP の上下加速度Za″を算出し、この上下加速度Z
a″に基づいて各アクチュエータの並進運動によって上
下加速度Za″を抑制する図8(a)及び(b)に示す
ようにバウンス制御力FZを算出する他、ピッチ角加速
度θ″に基づいてピッチ制御モーメントMθを、ロール
角加速度φ″に基づいてロール制御モーメントMφを算
出し、これらバウンス制御力FZ、ピッチ制御モーメン
トMθ及びロール制御モーメントMφに基づいて各油圧
シリンダ15FL〜15RRで発生させる制御力FFL
RRを算出し、これらに応じた圧力制御弁17FL〜1
7RRに対する圧力指令値PFL〜PRRを算出して、これ
らを出力インタフェース回路42bを介してD/A変換
器43FL〜43RRに出力する。
【0023】
【数1】 記憶装置42dは、ROM及びRAM等で構成され、前
記演算処理装置42cの演算処理に必要なプログラムを
予め記憶していると共に、演算処理装置42cの演算結
果を逐次記憶する。また、制御弁駆動回路44FL〜4
4RRの夫々は、例えばフローティング型の定電流回路
で構成され、入力される圧力指令値PFL〜PRRをD/A
変換したアナログ電圧VFL〜VRRに応じた励磁電流IFL
〜IRRを各圧力制御弁15FL〜15RRの比例ソレノ
イド17sに供給する。
【0024】次に、上記実施例の動作を演算処理装置4
2cの処理手順を示す図9のフローチャートを伴って説
明する。イグニッションスイッチがオン状態となると、
制御装置31に電源が投入され、その演算処理装置42
cで図9に示す姿勢変化抑制処理が実行される。すなわ
ち、先ずステップS1で初期化を実行して、各車輪位置
に設けた図示しないストロークセンサのストローク検出
値に基づいて所定の車高調整を行うと共に、制御に必要
な各パラメータの設定等を行う。
【0025】次いで、ステップS2に移行して、上下加
速度センサ28FR〜28RRからの上下加速度検出値
GFR 〜ZGRR 及び優先制御点設定器29からの設定距
離a,byを読込む。次いで、ステップS3に移行し
て、前記(4)式〜(6)式の演算を行って、バウンス
加速度Z″、ピッチ角加速度θ″及びロール角加速度
φ″を算出し、次いでステップS4に移行して、算出さ
れたバウンス加速度Z″、ピッチ角加速度θ″及びロー
ル角加速度φ″と優先制御点設定距離a,bとをもとに
前記(7)式の演算を行って、優先制御点CP での上下
加速度Za″を算出してからステップS5に移行する。
【0026】このステップS5では、下記(8)式〜
(10)式に示すように、優先制御点CP での上下加速
度Za″、ピッチ角加速度θ″及びロール角加速度φ″
を1次遅れの伝達関数L〔fZ〕、L〔fθ〕及びL
〔fφ〕で表されるローパスフィルタ処理によって積分
した値に予め設定されたバウンス制御ゲインGZ、ピッ
チ制御ゲインGθ及びロール制御ゲインGφを乗算する
ことにより、優先制御点C P でのバウンス制御力FZ、
ピッチ制御モーメントMθ及びロール制御モーメントM
φを算出する。
【0027】 FZ=GZ・fZ(Za″)但し、L〔fZ〕=1/(s+ωZ)……(8) Mθ=Gθ・fθ(θ″) 但し、L〔fθ〕=1/(s+ωθ)……(9) Mφ=Gφ・fφ(φ″) 但し、L〔fφ〕=1/(s+ωφ)…… (10) ここで、fZ,fθ,fφは積分手段としてのローパス
フィルタで、夫々のゲインGZ,Gθ,Gφ及びカット
オフ周波数ωZ/2π,ωθ/2π,ωφ/2πは個別
に設定することができ、また、sはラプラス演算子であ
る。
【0028】次いで、ステップS6に移行して、下記
(11)式〜(14)式の演算を行って、4輪の油圧シ
リンダ15FL〜15RRで並進運動を発生すべき制御
力FFL〜FRRを算出する。 FFL=FN +(−Lr ・FZ+Mθ+Lr ・Mφ/d)/2(Lf +Lr )…(11) FFR=FN +(−Lr ・FZ+Mθ−Lr ・Mφ/d)/2(Lf +Lr )…(12) FRL=FN +(−Lf ・FZ−Mθ+Lf ・Mφ/d)/2(Lf +Lr )…(13) FRR=FN +(−Lf ・FZ−Mθ−Lf ・Mφ/d)/2(Lf +Lr )…(14) ここで、FN は車高を目標車高に維持するために必要と
する制御力、Lf は重心点から前輪までの前後方向距
離、Lr は重心点から後輪までの前後方向距離、dは重
心点gから各車輪までの左右方向距離である。
【0029】次いで、ステップS7に移行して、例えば
予め記憶装置42dに格納された圧力指令値算出マップ
を参照して各制御力FFL〜FRRに対応する圧力指令値P
FL〜PRRを算出し、次いでステップS8に移行して算出
した圧力指令値PFL〜PRRを出力インタフェース回路4
2bを介してD/A変換器43FL〜43RRに出力
し、次いでステップS9に移行して所定の制御終了条件
を満足するか否かを判定し、制御終了条件を満足しない
ときには、前記ステップS2に戻って制御を継続し、制
御終了条件を満足するときには、制御を終了する。ここ
で、制御終了条件としては、イグニッションスイッチが
オン状態からオフ状態に切換わった後、所定時間が経過
したときに設定され、このイグニッションスイッチがオ
フ状態となった後も制御装置31の電源の投入状態を自
己保持する。
【0030】この図9の処理において、ステップS2〜
S4の処理が優先制御点加速度検出手段に対応し、ステ
ップS5の処理がバウンス制御力算出手段に対応し、ス
テップS6〜S8の処理が制御信号形成手段に対応して
いる。したがって、今、車両が平坦な路面で停止してお
り、乗員及び積載物の移動がない状態では、各上下加速
度センサ28FR〜28RRから零電圧の上下加速度検
出値ZGFR 〜ZGRR が出力されている。このため、図9
のステップS3の処理で算出されるバウンス加速度
Z″、ピッチ角加速度θ″及びロール角加速度φ″が共
に零となることにより、ステップS5で算出されるバウ
ンス制御力FZ、ピッチ制御モーメントMθ及びロール
制御モーメントMφも零となり、ステップS6で算出さ
れる各輪で発生する制御力FFL〜FRRが車高を目標車高
に維持する制御力FN のみとなり、これらがD/A変換
器43FL〜43RRに出力されることにより、これら
D/A変換器43FL〜43RRから出力される指令電
圧VFL〜VRRに対応した励磁電流IFL〜IRRが制御弁駆
動回路44FL〜44RRから圧力制御弁17FL〜1
7RRの比例ソレノイド17sに出力され、これら圧力
制御弁17FL〜17RRの制御圧PC が中立圧PN
制御されて油圧シリンダ15FL〜15RRで車高を目
標車高に維持する制御力が発生される。
【0031】一方、この停車状態で、優先制御点設定器
29を操作して、所望とする優先制御点CP の重心点g
からの距離a,bを設定する。このとき、車両の前方注
視点を優先制御点CP として設定すると、この前方注視
点の上下動を抑制して、運転者の負担を軽減することが
でき、フロントガラス窓枠位置やボンネット位置を優先
制御点CP として設定すると、前方視野のぶれを抑制し
て良好な視野を確保することができ、何れかの座席位置
を優先制御点CP として設定すると、その座席の乗心地
を向上させることができ、前席及び後席の中間点を優先
制御点CP として設定すると、客室全体の上下動を均等
に低減させることができ、さらにトランク位置を優先制
御点CP として設定すると、トランクでの上下動を抑制
して、積載物を保護することができる。
【0032】そして、停車状態から車両を発進させる
と、車体に前輪側が浮き上がり且つ後輪側が沈み込む所
謂スカット現象によるピッチングが生じることになり、
このピッチングによって前輪側の上下加速度センサ28
FRから正の加速度検出値ZGF R が出力されると共に、
後輪側の上下加速度センサ28RL及び28RRから負
の加速度検出値ZGRL 及びZGRR が出力される。このた
め、ステップS3の処理において、重心点gでのバウン
ス加速度Z″と、ロール角加速度φ″とが零となり、ピ
ッチ角加速度θ″のみが負の値となるので、ステップS
4で算出される優先制御点CP の上下加速度Za″も負
の値となる。このため、ステップS5で算出される優先
制御点CP でのバウンス制御力FZが負、ピッチ制御モ
ーメントMθが負、ロール制御モーメントMφが零とな
るので、ステップS6で算出される前輪側の制御力FFL
及びFFRは、中立制御力FN に制御点でのバウンス制御
力FZを加算し、且つピッチモーメントの発生を抑制す
るピッチ制御モーメントMθを減算した値となり、後輪
側の制御力FRL及びFRRは、中立制御力FN に制御点で
のバウンス制御力FZを加算し、且つピッチモーメント
の発生を抑制するピッチ制御モーメントMθを加算した
値となる。次いで、ステップS7で算出された制御力F
FL〜FRRに対応する圧力指令値PFL〜PRRが算出され、
これらが各圧力制御弁17FL〜17RRに出力され
る。
【0033】この結果、前輪側の油圧シリンダ15F
L,15FRでは、ピッチモーメントによる前輪側の浮
き上がりを抑制するようにピッチモーメント分の推力が
減少され、他方後輪側の油圧シリンダ15RL,15R
Rでは、ピッチモーメントによる後輪側の沈み込みを抑
制するようにピッチモーメント分の推力が増加され、さ
らに、前後各輪の油圧シリンダ15FL〜15RRで、
優先制御点CP での負のバウンス制御力FZを打ち消す
ように、バウンス制御力に対応した推力が発生されるこ
とになり、優先制御点CP での車体上下動を確実に抑制
することができる。
【0034】その後、車両が直進走行状態から右(又は
左)旋回状態に移行すると、車体に左下がり(又は右下
がり)のロールを生じることになるが、この場合も、重
心点でのバウンス加速度Z″が零であると共に、ピッチ
角加速度θ″も零であり、ロール角加速度φ″のみが正
(又は負)となる。このため、ステップS5で算出され
る優先制御点CP でのバウンス制御力FZが正(又は
負)、ピッチ制御モーメントMθが零、ロール制御モー
メントMφが正(又は負)となるので、ステップS6で
算出される左輪側の制御力FFL及びFRLは、中立制御力
N に制御点でのバウンス制御力FZを減算(又は加
算)し、且つロールモーメントの発生を抑制するロール
制御モーメントMφを加算(又は減算)した値となり、
右輪側の制御力FRL及びFRRは、中立制御力FN に制御
点でのバウンス制御力FZを減算(又は加算)し、且つ
ロールモーメントの発生を抑制するロール制御モーメン
トMφを減算(又は加算)した値となる。次いで、ステ
ップS7で算出された制御力F FL〜FRRに対応する圧力
指令値PFL〜PRRが算出され、これらが各圧力制御弁1
7FL〜17RRに出力される。
【0035】この結果、左輪側の油圧シリンダ15F
L,15FRでは、右旋回(又は左旋回)状態における
ロールモーメントによる左輪側の沈み込み(又は浮き上
がり)を抑制するようにロールモーメント分の推力が増
加(又は減少)され、逆に右輪側の油圧シリンダ15R
L,15RRでは、ロールモーメントによる右輪側の浮
き上がり(又は沈み込み)を抑制するようにロールモー
メント分の推力が減少(又は増加)され、さらに、前後
各輪の油圧シリンダ15FL〜15RRで、優先制御点
P での正(又は負)のバウンス制御力FZを打ち消す
ように、バウンス制御力に対応した推力が発生されるこ
とになり、優先制御点CP での車体上下動を確実に抑制
することができる。
【0036】また、車両がうねり路を走行して、車体が
上下動するバウンスを生じる状態となると、各上下加速
度センサ28FR〜28RRから略同一値の上下加速度
検出値ZGFR 〜ZGRR が出力されることになり、重心点
でのバウンス加速度Z″は上下加速度検出値ZGFR 〜Z
GRR と略等しい値となり、優先制御点CP でのバウンス
加速度Za″も重心点でのバウンス加速度Z″と略等し
い値となるが、ピッチ角加速度θ″及びロール角加速度
φ″は零となる。このため、ステップS5で算出される
優先制御点CP でのバウンス制御力FZが正(又は
負)、ピッチ制御モーメントMθ及びロール制御モーメ
ントMφが零となるので、ステップS6で算出される各
輪の制御力FFL〜FRRは、中立制御力FN に制御点での
バウンス制御力FZを減算(又は加算)した値となる。
次いで、ステップS7で算出された制御力FFL〜FRR
対応する圧力指令値PFL〜PRRが算出され、これらが各
圧力制御弁17FL〜17RRに出力される。
【0037】この結果、前後左右各輪側の油圧シリンダ
15FL〜15RRでは、バウンスによる車体の上下動
を抑制するように推力が減少(又は増加)され、優先制
御点CP での車体上下動を確実に抑制することができ
る。さらに、車体にバウンス、ロール、ピッチ等の2つ
異常の揺動が同時に生じた場合でも、これら揺動状態に
応じて、優先制御点でのバウンス加速度Za″、ピッチ
角加速度θ″及びロール角加速度φ″が算出され、これ
らに基づいて各車輪位置での制御力FFL〜FRRが算出さ
れるので、優先制御点CP での上下動を確実に抑制する
ことができる。
【0038】次に、本発明の第2実施例を図10及び図
11について説明する。この第2実施例は、前述した第
1実施例のように、優先制御点CP のバウンス制御力が
重心点に作用しているものとして制振効果を発揮する場
合に代えて、姿勢変化抑制制御効果をより高めるため
に、各方向の制御力を制御中心点に直接作用させたよう
な効果を得るようにしたものである。
【0039】すなわち、第2実施例は、図10に示すよ
うに、バウンス制御力FZ、ピッチ制御モーメントMθ
及びロール制御モーメントMφを優先制御点CP に直接
作用させると、ピッチ制御ロールモーメントMθ及びロ
ール制御モーメントMφについては、作用させる位置に
かかわらず姿勢変化抑制効果は同じであるが、バウンス
制御力FZの作用する位置が重心点からオフセットされ
るので、この優先制御点CP に作用するバウンス制御力
FZによって重心点回りのピッチ方向及びロール方向の
モーメントが発生することになり、重心点回りのピッチ
やロールは大きくなるが、その分だけ優先制御点CP
の上下振動は少なくなる。
【0040】これを実現するには、構成的には前述した
第1実施例と全く同一があるが、演算処理装置でのステ
ップS5の制御力演算処理が図11に示す如く以下述べ
るように変更されている。すなわち、優先制御点CP
作用させるバウンス制御力FZC 、ピッチ制御モーメン
トMθC 及びロール制御モーメントMφC は、 FZC =GZ・fZ(Za″)但し、L〔fZ〕=1/(s+ωZ)……(11) MθC =Gθ・fθ(θ″) 但し、L〔fθ〕=1/(s+ωθ)……(12) MφC =Gφ・fφ(φ″) 但し、L〔fφ〕=1/(s+ωφ)…… (13) で表すことができる。
【0041】これを重心点回りで考えると、 FZ=FZC …………(14) Mθ=MθC +a・FZC …………(15) Mφ=MφC +b・FZC …………(16) となる。
【0042】このため、図11のステップS5aで前記
(11)式〜(13)式の演算を行って、優先制御点CP に作用
させるバウンス制御力FZC 、ピッチ制御モーメントM
θC及びロール制御モーメントMφC を算出し、次いで
ステップS5bに移行して、算出した各制御力をもとに
前記(14)式〜(16)式の演算を行って、第1実施例におけ
る各制御力FZ、Mθ及びMφ対応する重心点回りのバ
ウンス制御力FZ、ピッチ制御モーメントMθ及びロー
ル制御モーメントMφを算出してからステップS6に移
行して、算出したバウンス制御力FZ、ピッチ制御モー
メントMθ及びロール制御モーメントMφをもとに前記
(11)式〜(14)式の演算を行って各輪位置で発生する制御
力FFL〜FRRを算出することを除いては前記第1実施例
と同様の処理を行い、対応する処理には同一符号を付し
て詳細説明をこれを省略する。
【0043】この図11の処理において、ステップS5
a〜ステップS8の処理が制御信号形成手段に対応して
いる。この第2実施例によると、優先制御点CP に対し
てバウンス制御力FZ、ピッチ制御モーメントMθ及び
ロール制御モーメントMφを作用させることができるの
で、優先制御点CP の上下動をより効果的に抑制するこ
とができる。
【0044】次に、この発明の第3実施例を図12及び
図13について説明する。この第3実施例は、ピッチ制
御モーメント及びロール制御モーメントの何れか一方を
作用させると、これによって重心点回りの角加速度が発
生することになり、重心点からオフセットされた優先制
御点ではピッチ制御モーメント又はロール制御モーメン
トがバウンス方向に余計な加速度を発生することになる
ため、この影響を除去するようにしたものである。
【0045】すなわち、第3実施例は、図12に示すよ
うに、重心点gの回りにピッチ制御モーメントMθを作
用させると、重心点gから距離aだけ離れた優先制御点
Pでは、ピッチ制御モーメントMθによって、ピッチ
慣性をIθとしたとき、a・Mθ/Iθで表されるバウ
ンス方向の加速度を発生させることになり、これによっ
て優先制御点CP が上下動されることになるため、この
バウンス方向の加速度を相殺する制御力m・a・Mθ/
Iθをバウンス制御力FZから減算すればよく、同様
に、ロール制御モーメントMφについても、優先制御点
P が重心点gから距離bだけ離れているので、ロール
制御モーメントMφを重心点gの回りに作用させたとき
に、優先制御点CP にピッチ慣性をIφとしたとき、b
・Mφ/Iφで表されるバウンス方向の加速度を発生さ
せることになり、これを相殺する制御力m・b・Mφ/
Iφをバウンス制御力FZから減算すればよい。
【0046】これを実現するには、構成的には前述した
第1実施例と全く同一があるが、演算処理装置でのステ
ップS5の制御力演算処理が図13に示す如く以下述べ
るように変更されている。すなわち、重心点gに作用さ
せるピッチ制御モーメントMθG 及びロール制御モーメ
ントMφG は、 MθG =Gθ・fθ(θ″) 但し、L〔fθ〕=1/(s+ωθ)……(17) MφG =Gφ・fφ(φ″) 但し、L〔fφ〕=1/(s+ωφ)……(18) で表すことができる。
【0047】これらピッチ制御モーメントMθ及びロー
ル制御モーメントMφを加えることにより、優先制御点
P で発生する上下加速度ΔZa″は、 ΔZa″=a・MθG /Iθ+b・MφG /Iφ ………… (19) で表される。したがって、バウンス制御力FZG は、第
1実施例の(8) 式で示した優先制御点CP でのバウンス
加速度Za″に基づくバウンス制御力に加えて、ロール
制御モーメントMθ及びロール制御モーメントMφによ
って優先制御点CP に発生する上下加速度ΔZa″を相
殺する制御力を発生すればよいので、車体の質量をmと
すると次式で表すことができる。
【0048】 FZG =FZ−m・ΔZa″ ………… (20) このため、図13のステップS5aで前記(8) 式、(17)
式及び(18)式の演算を行って、重心点gに作用させるバ
ウンス制御力FZ、ピッチ制御モーメントMθ G 及びロ
ール制御モーメントMφG を算出し、次いでステップS
5bに移行して、前記(19)式の演算を行って優先制御点
P で発生する上下加速度ΔZa″を算出し、次いで、
ステップS5cに移行して、前記(20)式の演算を行って
ピッチ制御モーメントMθ及びロール制御モーメントM
φによって優先制御点CP に発生する上下加速度ΔZ
a″を相殺する制御力FZG を算出してからステップS
6に移行して、算出したバウンス制御力FZG 、ピッチ
制御モーメントMθG 及びロール制御モーメントMφG
をもとに前記(11)式〜(14)式の演算を行って各輪位置で
発生する制御力FFL〜FRRを算出することを除いては前
記第1実施例と同様の処理を行い、対応する処理には同
一符号を付して詳細説明をこれを省略する。
【0049】この図13の処理において、ステップS5
aの処理がバウンス制御力算出手段、ピッチ制御モーメ
ント算出手段及びロール制御モーメント算出手段に対応
し、ステップS5bの処理が補正バウンス制御力算出手
段に対応し、ステップS5c〜ステップS8の処理が制
御信号形成手段に対応している。この第3実施例による
と、車体にピッチ又はロールを生じることにより、これ
を抑制するように重心点gの回りにピッチ制御モーメン
トMθG 又はロール制御モーメントMφG を発生させた
ときに、この重心点gからオフセットされた優先制御点
P に生じる上下加速度ΔZa″を相殺することがで
き、優先制御点CPでの上下動をより確実に抑制して良
好な制振効果を発揮することができる。
【0050】次に、本発明の第4実施例を図14及び図
15について説明する。この第4実施例は、優先制御点
P を乗員の着座位置や積載物荷重に応じて自動的に設
定するようにしたものである。この第4実施例では、図
14に示すように、上下加速度センサ28FR〜28R
Rの他に、運転席を除く他の各座席の着座位置に乗員の
着座を検出する例えば感圧スイッチで構成される着座セ
ンサ50FL,50RL及び50RRが配設されている
と共に、トランクの積載物の荷重を検出するロードセル
等のトランク荷重センサ51L,51Rがトランクの積
載物載置面における左右位置に夫々配設され、これら着
座センサ50FL〜50RRの着座検出信号が直接マイ
クロコンピュータ42に入力されると共に、トランク荷
重センサ51L,51Rの荷重検出値WL,WRがA/
D変換器52L,52Rでディジタル値に変換されてマ
イクロコンピュータ42に入力される。
【0051】そして、マイクロコンピュータ42で、車
両の停車中に、着座センサ50FL〜50RRの着座検
出信号及びトランク荷重センサ51L,51Rの積載物
荷重検出値WL,WRに基づいて図15に示す優先制御
点設定処理を実行する。この優先制御点設定処理は、先
ず、ステップS11で、着座センサ50FL〜50RR
の着座検出信号及びトランク荷重センサ51L,51R
の積載物荷重検出値WL,WRを読込み、次いでステッ
プS12に移行して、左側の積載物荷重検出値WLが予
め設定した荷重設定値WS以上であるか否かを判定し、
WL≧WSであるときには、トランク内の左側の積載物
が多く、車体の上下動から積載物を保護する必要がある
として、ステップS13に移行して、右側の積載物荷重
検出値WRが荷重設定値WS以上であるか否かを判定
し、WR≧WSであるときには、トランクの左右に夫々
重量積載物が載置されているものと判断して、ステップ
S14に移行し、トランク中央位置を優先制御点CP
して設定してから処理を終了し、WR<WSであるとき
には、トランクの左側にのみ重量積載物が載置されてい
るものと判断して、ステップS15に移行し、トランク
左側位置を優先制御点CP として設定してから処理を終
了する。
【0052】一方、ステップS12の判定結果が、WL
<WSであるときには、ステップS16に移行して、右
側の積載物荷重検出値WRが荷重設定値WS以上である
か否かを判定し、WR≧WSであるときには、トランク
右側にのみ重量積載物が載置されているものと判断し
て、ステップS17に移行して、トランク右側位置を優
先制御点CP として設定してから処理を終了する。
【0053】さらに、ステップS16の判定結果がWR
<WSであるときには、トランクには重量積載物が載置
されていないものと判断してステップS18に移行す
る。このステップS18では、各座席の着座検出信号S
FL,SDRL及びSDRRに基づいて各座席に乗員が着座
しているか否かを判定し、乗員が運転席のみに着座して
いるときには、運転席位置を優先制御点CP として設定
し、乗員が運転席及び助手席のみに着座しているときに
は、前左右席の中間点を優先制御点CP として設定し、
乗員が運転席及びその後ろ側にのみ着座しているときに
は、右側の前後席の中間点を優先制御点CP として設定
し、乗員が前左右席と後右席又は後左席に着座している
ときには、これら座席の中間点を優先制御点CP として
設定し、乗員が全ての座席に着座しているとき及び運転
席及び後左席に着座しているときには、前後座席の中間
で且つ左右座席の中間点を優先制御点CP として設定し
てから処理を終了する。
【0054】この図15の処理が制御点設定手段に対応
している。この第4実施例によると、車両の停車中に、
着座センサ50FL〜50RR及びトランク荷重センサ
51L,51Rの検出信号に基づいて積載物の重量及び
乗員の乗車位置を判断し、その判断結果に応じて最適な
優先制御点CP を自動的に設定することができる。
【0055】次に、本発明の第5実施例を図16及び図
17について説明する。この第5実施例は、優先制御位
置として、運転者の前方注視点を設定したときに、車速
の変化による運転者の前方注視点の変化に応じて優先制
御点CP を自動的に変更するようにしたものである。こ
の第5実施例では、図16に示すように、上下加速度セ
ンサ28FR〜28RRの他に、車速に応じたパルス間
隔のパルス信号を出力する車速センサ60が配設され、
この車速センサのパルス信号がマイクロコンピュータ4
2に入力されていることを除いては第1実施例と同様の
構成を有すると共に、演算処理装置42cで、図17に
示すように、前述した図7の処理におけるステップS2
の前に車速センサ60のパルス信号を読込んで単位時間
当たりのパルス数を計数するか又はパルス間隔を計測し
て車速Vを算出するステップS2aと、このステップS
2aで算出した車速をもとに予め設定された車速と前方
注視点距離との関係を表す図18の制御マップを参照し
て優先制御点CP を設定するステップS2bとが付加さ
れていることを除いては、前述した図7と同様の処理を
行うようにしている。
【0056】この図17において、ステップS2a及び
ステップS2bの処理が制御点設定手段に対応してい
る。この第5実施例によると、車速Vを検出して、これ
に応じた運転者の前方注視点変化に応じて優先制御点C
P を自動的に変更するようにしているので、低速走行時
には前方注視点を手前側とし、これより車速の増加に伴
って前方注視点を徐々に後方側に変更して、運転者の前
方注視点位置の上下動を抑制して運転負担を軽減するこ
とができる。
【0057】なお、上記各実施例においては、3つの上
下加速度センサ28FR〜28RRを設置した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、各車
輪13FL〜13RRに対応する位置に夫々上下加速度
センサを配置するようにしてもよく、また後輪側の上下
加速度センサ28RL及び28RRはロールセンタを通
る前後方向線に対して対称位置に配置する必要はなく、
任意の位置に配置するようにしてもよく、3つの上下加
速度センサが一直線上にならないように配置すれば、バ
ウンス、ピッチ、ロール方向の加速度が算出でき、上記
各実施例が可能となる。
【0058】また、上記各実施例においては、バウンス
抑制制御とピッチ抑制制御及びロール抑制制御とを同時
に行う場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、バウンス抑制制御のみ或いはバウンス抑制制
御とピッチ抑制制御及びロール抑制制御の何れか一方と
を行うようにしてもよい。さらに、上記各実施例におい
ては、制御装置31をマイクロコンピュータ42を含ん
で構成する場合について説明したが、これに限らず比較
回路、論理回路等の電子回路を組み合わせて構成するよ
うにしてもよい。
【0059】またさらに、制御弁としては、圧力制御弁
17FL〜17RRに限らず、他の流量制御形サーボ弁
等を適用することができる。なおさらに、上記各実施例
においては、作動流体として作動油を適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、圧縮
率の少ない流体であれば任意の作動流体を適用し得る。 〔発明の効果〕以上説明したように、請求項1に係る能
動型サスペンションによれば、優先制御点加速度検出手
段で、車両の重心点からオフセットした位置にある車体
上下振動を最優先に抑制する優先制御点の車体上下加速
度を検出し、この優先制御点の車体上下加速度に基づい
て優先制御点でのバウンスを抑制するバウンス制御力を
算出し、このバウンス制御力に基づいて各アクチュエー
タに並進運動制御信号を出力するように構成したので、
優先制御点での車体上下振動を効果的に抑制することが
できるという効果が得られる。
【0060】また、請求項2に係る能動型サスペンショ
ンによれば、制御信号形成手段で、前記バウンス制御力
が優先制御点を着力点として車体に加わるように各アク
チュエータに対する制御点上下動抑制制御信号を形成す
るようにしたので、優先制御点での車体上下振動をより
確実に抑制することができるという効果が得られる。さ
らに、請求項3に係る能動型サスペンションによれば、
バウンス制御力の他に、ピッチ制御モーメント及びロー
ル制御モーメントを発生させると共に、ピッチ制御モー
メント及びロール制御モーメントによって優先制御点に
発生する上下加速度成分を相殺する補正バウンス制御力
を算出し、バウンス制御力、ピッチ制御モーメント、ロ
ール制御モーメント及び補正バウンス制御力に基づいて
各アクチュエータに対する並進運動制御信号を形成する
ようにしたので、優先制御点でのバウンス、ピッチ及び
ロールを非干渉化することができ、これら3つの成分が
連成することなく、良好な制振効果を発揮することがで
きる。
【0061】またさらに、請求項4に係る能動型サスペ
ンションによれば、制御点設定手段で、優先制御点を、
走行状況、乗車人員、積載状況に応じて設定するように
したので、所望の任意の位置で振動抑制効果を発揮する
ことができ、走行状況や乗車人員等に応じた最適な優先
制御点を設定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る能動型サスペンションの概略構成
を示す基本構成図であって、(a)は請求項1に対応
し、(b)は請求項3に対応している。
【図2】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図3】圧力制御弁の励磁電流と制御圧との関係を示す
特性線図である。
【図4】上下加速度センサの検出加速度と出力電圧との
関係を示す特性線図である。
【図5】上下加速度センサの配置関係を示す説明図であ
る。
【図6】制御装置の一例を示すブロック図である。
【図7】重心点及び優先制御点での加速度を示す説明図
である。
【図8】重心点におけるバウンス制御力FZとピッチ制
御モーメントMθ及びロール制御モーメントMφを示す
説明図である。
【図9】制御装置の処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明の第2実施例の原理を示す説明図であ
る。
【図11】第2実施例における制御装置の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例の原理を示す説明図であ
る。
【図13】第3実施例における制御装置の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4実施例を示すブロック図であ
る。
【図15】第4実施例における制御装置の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第5実施例を示すブロック図であ
る。
【図17】第5実施例における制御装置の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図18】車速と前方注視点距離との関係を示す制御マ
ップである。
【符号の説明】
11FL〜11RR 能動型サスペンション 12 車体側部材 13FL〜13RR 車輪 14 車輪側部材 15FL〜15RR 油圧シリンダ(流体アクチュエー
タ) 17FL〜17RR 圧力制御弁 28FR〜28RR 上下加速度センサ 31 制御装置 42 マイクロコンピュータ 43FL〜43RR 制御弁駆動回路 50FL〜50RR 着座センサ 51L,51R トランク荷重センサ 60 車速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸畑 秀夫 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 木村 健 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各車輪と車体との間に介装され制御信号
    に応じた制御力を個別に発生するアクチュエータと、車
    体の姿勢変化を抑制する制御信号を前記アクチュエータ
    に出力する制御装置とを備えた能動型サスペンションに
    おいて、車両の重心点からオフセットした位置にある車
    体上下振動を最優先に抑制する優先制御点の車体上下加
    速度を検出する優先制御点加速度検出手段を備えている
    と共に、前記制御装置は、前記優先制御点加速度検出手
    段の車体上下加速度に基づいて優先制御点でのバウンス
    を抑制するバウンス制御力を算出するバウンス制御力算
    出手段と、該バウンス制御力算出手段で算出したバウン
    ス制御力が車体の並進方向に加わるように各アクチュエ
    ータに対する並進運動制御信号を形成する制御信号形成
    手段とを備えていることを特徴とする能動型サスペンシ
    ョン。
  2. 【請求項2】 前記制御信号形成手段は、バウンス制御
    力算出手段で算出したバウンス制御力が優先制御点を着
    力点として車体に加わるように各アクチュエータに対す
    る制御点上下動抑制制御信号を形成するように構成され
    ている請求項1記載の能動型サスペンション。
  3. 【請求項3】 各車輪と車体との間に介装され制御信号
    に応じた制御力を個別に発生するアクチュエータと、車
    体の姿勢変化を抑制する制御信号を前記アクチュエータ
    に出力する制御装置とを備えた能動型サスペンションに
    おいて、車両の重心点からオフセットした位置にある車
    体上下振動を最優先に抑制する優先制御点の車体上下加
    速度を検出する優先制御点加速度検出手段と、車体のピ
    ッチ角加速度を検出するピッチ角加速度検出手段と、車
    体のロール角加速度を検出するロール角加速度検出手段
    とを備えていると共に、前記制御装置は、前記優先制御
    点加速度検出手段の車体上下加速度に基づいて優先制御
    点でのバウンス制御力を算出するバウンス制御力算出手
    段と、前記ピッチ角加速度検出手段のピッチ角加速度に
    基づいてピッチ制御モーメントを算出するピッチ制御モ
    ーメント算出手段と、前記ロール角加速度検出手段のロ
    ール角加速度に基づいてロール制御モーメントを算出す
    るロール制御モーメント算出手段と、前記ピッチ制御モ
    ーメント及びロール制御モーメントによって前記優先制
    御点に発生する上下加速度成分を相殺する補正バウンス
    制御力を算出する補正バウンス制御力算出手段と、前記
    バウンス制御力、ピッチ制御モーメント、ロール制御モ
    ーメント及び補正バウンス制御力に基づいて各アクチュ
    エータに対する並進運動制御信号を形成する制御信号形
    成手段とを備えていることを特徴とする能動型サスペン
    ション。
  4. 【請求項4】 優先制御点を、走行状況、乗車人員、積
    載状況に応じて設定する制御点設定手段を備えている請
    求項1〜3の何れかに記載の能動型サスペンション。
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