JPH07186523A - ホットスタンピング方法ならびにホットスタンピング用加熱型 - Google Patents

ホットスタンピング方法ならびにホットスタンピング用加熱型

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JPH07186523A
JPH07186523A JP5334280A JP33428093A JPH07186523A JP H07186523 A JPH07186523 A JP H07186523A JP 5334280 A JP5334280 A JP 5334280A JP 33428093 A JP33428093 A JP 33428093A JP H07186523 A JPH07186523 A JP H07186523A
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JP
Japan
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hot stamping
pattern
foil
molded product
resin molded
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5334280A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kuramata
均 倉又
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂成形品表面の文字、記号部分に模様入り
のホットスタンプ加工する際、模様入りフォイル材料を
使用することなく、廉価でかつ転写率を高めることを目
的とする。 【構成】 無地のフォイル材料30を使用するととも
に、ホットスタンピング用加熱型40の型面41にヘア
ーライン模様A等の模様を刻設することにより、樹脂成
形品20表面の文字、記号部分にフォイル30を熱転写
する際、同時にヘアーライン模様A等も熱転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂成形品の表面に
模様入りフォイルを簡単に転写できるホットスタンピン
グ方法、ならびにそれに使用するホットスタンピング用
加熱型に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図8に示すように、樹脂成形品
1の表面に、文字,記号等を現わす凸部2が形成され、
凸部2の表面に金属外観を付与する方法として、ホット
スタンピング工法が知られている。
【0003】このホットスタンピング工法は、図9に示
すように、受け治具3上に樹脂成形品1を載置したの
ち、ヒーター4に接続したホットスタンピング用加熱型
5により、樹脂成形品1と加熱型5との間に位置するフ
ォイル6を加圧して、樹脂成形品1の凸部2に当接する
フォイルのみ、凸部2の表面側に転写し、それ以外の部
分を裏打ちフィルムとともに剥離させて、図8に示すよ
うに、樹脂成形品1に形成した凸部2にホットスタンピ
ングを行うというものである。
【0004】特に最近では、文字,記号にヘアーライン
等の模様付けをして高級感を付与するものが多く、その
場合には、金属蒸着層6dにヘアーラインを形成した特
殊なフォイル6が使用されている。
【0005】なお、フォイル6の一般構成は、図10に
示すように、ポリエステルフィルム6a,剥離剤層6
b,トップコート6c,金属蒸着層6d,アンダーコー
ト6e,接着剤層6fの積層体から構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、ヘアーライン等の模様が入った文字,記号等を樹脂
成形品1の表面にホットスタンピング工法により転写す
るには、ヘアーライン等の模様が入った特殊なフォイル
6を使用しており、材料費がかさむという問題点が指摘
されている。
【0007】さらに、ヘアーライン等の模様が入ったフ
ォイル6を使用した場合、圧力を加えてフォイル6を樹
脂成形品1に密着させることから、ヘアーラインが潰れ
てしまい、意匠効果がそれほど期待できないという不具
合がある。特に図8に示すように、文字,記号等にヘア
ーライン等の模様を入れる場合には、面積が小さいた
め、この傾向が著しい。
【0008】加えて、この特殊なフォイル6では、ヘア
ーライン等が入っているため、フォイル切れが悪く、加
熱型5を180〜240℃のように高温にする必要があ
り、しかも、高圧力を加えなければならない。
【0009】そのため、エッジが丸みを帯び、文字,記
号等をシャープに転写させることができず、また、太く
なる等、見栄えの良い転写が困難であるという問題点も
同時に指摘されている。
【0010】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、廉価な一般のフォイル(無地の金属蒸着層
を使用したもの)を使用して、ヘアーライン等の模様を
樹脂成形品の文字、記号等を現わす凸部表面に転写でき
るホットスタンピング方法ならびにホットスタンピング
用加熱型を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかるホットスタッピング方法は、無地の
金属蒸着層を有するフォイルを使用するとともに、型面
に模様を刻設した加熱型により、上記フォイルを樹脂成
形品の凸部表面に加熱、加圧し、樹脂成形品の凸部表面
に、模様入りフォイルを熱転写することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明方法に使用するホットスタ
ンピング用加熱型は、熱伝導性の良好な金属材料から構
成されているとともに、型面にヘアーライン,木目等の
模様が刻設されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成から明らかなように、ヘアーライン
等の模様加工を施していない一般のフォイルを使用する
ため、加熱型での押圧時、フォイル切れが良く、また、
低温で良好な転写が可能となるため、エッジダレ等の外
観不良が可及的に防止できる。
【0014】加えて、加熱型の型面にヘアーライン等の
模様を刻設するため、この模様に随時バリエーションを
もたせることにより、文字,記号等に入れるヘアーライ
ンの粗さ等を任意に調整することも可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明によるホットスタンピング方法
ならびにホットスタンピング用加熱型の実施例につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図1は本発明によるホットスタンピング方
法を適用した加飾樹脂成形品を示す平面図、図2は同加
飾樹脂成形品の断面図、図3は本発明方法に使用するホ
ットスタンピング装置の概略構成を示す説明図、図4は
本発明方法に使用するホットスタンピング用加熱型を示
す図3中A矢視図、図5は本発明方法におけるホットス
タンピング工程を示す説明図、図6,図7は本発明によ
るホットスタンピング用加熱型の別実施例を示す各平面
図である。
【0017】図1,図2において、本発明方法を適用し
た加飾樹脂成形品10は、ABS樹脂等の樹脂成形品2
0の表面に、本実施例では、「ABC」のように、文
字,記号等を現わす凸部21が形成されているととも
に、凸部21の表面には金属外観を付与するためにフォ
イル30がホットスタンピング工法により転写されてい
る。
【0018】さらに、この凸部21には、ヘアーライン
模様Aが入っているため、意匠性を高めたものとなって
いる。
【0019】なお、上記フォイル30の構成は、表面側
から順次、トップコート31,金属蒸着層32,アンダ
ーコート33,接着剤34の積層体からなっている。
【0020】次いで、図3,図4は本発明方法に使用す
るホットスタンピング装置の概略構成を示すもので、図
3に示すように、フォイル30を熱転写するホットスタ
ンピング用加熱型40は、ヒーター50と接続してお
り、図示しない昇降装置により、上下動可能な構成とな
っている。
【0021】さらに、ホットスタンピング用加熱型40
の下方には、樹脂成形品20を載置するための受け治具
60が位置しており、両者の間にローラ70により緊張
状態で支持されるフォイル30が位置する。
【0022】このホットスタンピング用加熱型50の素
材としては、真鍮,銅,銅合金等、熱伝導性の良好なも
ので、かつ硬質のものであれば、特にその材料は問わな
い。なお、本実施例では真鍮を使用する。
【0023】ところで、本発明は、ヘアーライン等の模
様が入っていないフォイル30を使用して、ホットスタ
ンピング用加熱型40によるホットスタンピング工程
で、ヘアーラインA等の模様を熱転写することが特徴で
あり、そのために、図4に示すように、加熱型40の型
面41にヘアーラインA等の模様が刻設されている。
【0024】したがって、図5に示すように、ホットス
タンピング用加熱型40を、図示しない昇降装置の駆動
により下降させて、ホットスタンピング用加熱型40に
よりフォイル30を樹脂成形品20の凸部21表面に加
熱押圧することにより、フォイル30は、無地の金属蒸
着層32が樹脂成形品20の凸部21表面に転写される
とともに、加熱型40の型面41に刻設したヘアーライ
ンAが同時に熱転写されるため、図1に示すように、所
定の文字,記号の内部にヘアーラインAがシャープに転
写され、高級感を付与した美麗な外観が得られる。
【0025】このように、本発明方法では、ヘアーライ
ン等の模様入りの高価なフォイル材料を使用することな
く、一般のフォイル材料を使用できるため、材料費が3
分の1ないし4分の1に低減でき、加熱型40にヘアー
ライン等の模様を刻設する加工費を割り引いても、製品
コストを大巾に引き下げることができるという利点があ
る。
【0026】さらに、ヘアーライン等の模様入りフォイ
ルでは、フォイル切れが悪く、そのため高温かつ高圧力
を必要としたが、一般のフォイル材料を使用する関係
で、加熱型50の型温は170〜180℃程度で良く、
低温で加工が可能であるため、従来のように、エッジダ
レ等の不良が生じたりすることがなく、良好な転写が可
能となる。
【0027】加えて、ホットスタンピング用加熱型40
に刻設するヘアーラインAの粗さを適宜変更することに
より、自由に仕上がり状態を調整できる利点もある。
【0028】さらに、本発明は、ヘアーライン模様Aに
限定することなく、図6に示すように、スピン目模様B
や、図7に示すように、木目模様Cを刻設すれば、色々
な模様のスタンプを任意に選択でき、加飾部分のバリエ
ーションを大幅に増大させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、以
下に記載する格別な作用効果を有する。
【0030】(1)本発明は、無地のフォイル材料を使
用して、ホットスタンピング用加熱型によりヘアーライ
ン等の模様をフォイルと一体に転写するという方法であ
るため、廉価なフォイル材料を使用できることから、材
料費を大幅に削減でき、製品のコストダウンに大きく貢
献できるという効果を有する。
【0031】(2)従来のように、ヘアーライン等の模
様入りのフォイル材料を使用する場合に比べ、無地のフ
ォイル材料を使用する関係で、フォイル切れ,密着性が
良好となり、ホットスタンピングにおける加熱温度,加
圧力も低温,低圧力で済むため、従来、高温,高圧時に
伴なうエッジダレ等の不良を可及的に防止でき、見栄え
の良いホットスタンプ加工を保証できるという効果を有
する。
【0032】(3)加熱型に刻設するヘアーライン等の
模様を適宜変更することにより、樹脂成形品の表面に文
字,記号等を転写するのと同時に、各種模様を適宜変更
できるため、文字の大きさ等に対応してヘアーラインの
粗さを変えるなど、仕上がり状態を自由に調整でき、外
観バリエーションの範囲を大巾に拡大できるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用した加飾樹脂成形品の平面
図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明方法に使用するホットスタンピング装置
の概略構成を示す説明図。
【図4】図3中A矢視図。
【図5】本発明方法におけるホットスタンピング工程を
示す断面図。
【図6】本発明方法に使用するホットスタンピング用加
熱型の別実施例を示す平面図。
【図7】本発明方法に使用するホットスタンピング用加
熱型のさらに別実施例を示す平面図。
【図8】従来の加飾樹脂成形品を示す平面図。
【図9】従来のホットスタンピング工程を示す説明図。
【図10】ホットスタンピング加工用フォイルの構成を
示す断面図。
【符号の説明】
10 加飾樹脂成形品 20 樹脂成形品 21 凸部 30 フォイル 40 ホットスタンピング用加熱型 50 ヒーター 60 受け治具 A ヘアーライン模様 B スピン目模様 C 木目模様

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無地の金属蒸着層(32)を有するフォ
    イル(30)を使用するとともに、型面(41)に模様
    (A)を刻設した加熱型(40)により、上記フォイル
    (30)を樹脂成形品の凸部(21)表面に加熱、加圧
    し、樹脂成形品(20)の凸部(21)表面に、模様
    (A)入りフォイル(30)を熱転写することを特徴と
    するホットスタンピング方法。
  2. 【請求項2】 ヒーター(50)と接続し、樹脂成形品
    (20)の凸部(21)表面に模様(A)入りフォイル
    (30)を熱転写するホットスタンピング用加熱型にお
    いて、 前記加熱型(40)は、熱伝導性の良好な金属材料から
    構成されているとともに、型面(41)にヘアーライ
    ン,木目等の模様(A,B,C)が刻設されていること
    を特徴とするホットスタンピング用加熱型。
JP5334280A 1993-12-28 1993-12-28 ホットスタンピング方法ならびにホットスタンピング用加熱型 Withdrawn JPH07186523A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2177397A1 (es) * 2000-06-08 2002-12-01 Bravo Jesus Pastor Procedimiento para la estampacion de imagenes en marcos de cuadros.
WO2006129794A1 (ja) * 2005-06-03 2006-12-07 Dai Nippon Printing Co., Ltd. 熱転写シートの製造方法、熱転写シート及び熱転写方法
JP2009061692A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Nippon Ekyumatekku Kk 箔プリンタ

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