JPH07186333A - 難燃性化粧材料及び難燃性塗料組成物 - Google Patents

難燃性化粧材料及び難燃性塗料組成物

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JPH07186333A
JPH07186333A JP34974093A JP34974093A JPH07186333A JP H07186333 A JPH07186333 A JP H07186333A JP 34974093 A JP34974093 A JP 34974093A JP 34974093 A JP34974093 A JP 34974093A JP H07186333 A JPH07186333 A JP H07186333A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 塩化ビニル変性率10〜50%のエチレン・
酢酸ビニル共重合体及び/又はアクリルエマルション樹
脂、或いは塩化ビニリデン変性率5〜50%のエチレン
・酢酸ビニル共重合体及び/又はアクリルエマルション
樹脂であって、それぞれの樹脂固形分が30〜70重量
%とされるエマルション樹脂の中から選択された一種又
は二種以上15〜70重量部と、無機系難燃剤、リン系
難燃剤、ハロゲン系有機難燃剤の中から選択された一種
又は二種以上の難燃剤が1〜50重量部配合される。 【効果】 難燃性を有するとともに燃焼時の発煙性が低
いため、火災発生時における危険性が小さく、かつ外観
に良く家屋の壁、天井等の内装用化粧材料として極めて
優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は難燃性化粧材料及び難
燃性塗料組成物に係り、その目的は優れた難燃性と低発
煙性とを兼ね備え、火災発生時における危険性が低減さ
れるため、家屋の天井、壁に好適に使用することがで
き、かつ外観に優れた難燃性化粧材料及び難燃性塗料組
成物を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】家屋内装面の天井、壁面等に装飾性を付
与し、意匠性を良好にする目的で、或いは目張りや下地
の亀裂を隠す目的で化粧材が使用されている。この化粧
材としては、古くから藁半紙に亜鉛白を塗り、絵具で仕
上げを行なった壁紙が使用されていたが、近年ではメラ
ミン材等合成樹脂を用いた化粧合板或いは合成樹脂やレ
ーヨンからなるシート材料、壁紙等が広く使用されるよ
うになってきている。また、これらシート材料や壁紙等
の表面には、意匠性を高めたり、汚れを隠すために、壁
面への施工後、塗料が塗装されることも多くなってきて
いる。
【0003】ところが、前記した合成樹脂製の化粧合板
或いはシート材料では火災が発生した際に有毒ガスが生
じ、延焼するなどの危険性があるという問題があった。
また、塗装する場合においても通常の塗料では前記同様
に、火災時に危険性があるという問題があった。そこ
で、火災発生時の被害を小さくするために防火塗料が創
出され、前記化粧合板等の表面に塗装されていることが
多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在創
出されている防火塗料は、自己消火性を備えてはいるも
のの燃焼時に発煙性があり、火災発生時には危険性があ
るなどの課題が存在していた。そこで、業界では、家屋
内部の天井や壁面に容易に貼着することができ、意匠性
を付与するとともに同時に難燃性を備え、且つ火災発生
時には発煙量が極めて少ないなど、火災発生時での危険
性が小さく、且つ外観に優れた難燃性化粧材料又は難燃
性塗料組成物の創出が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では水酸化アル
ミニウムが含有されてなる裏打紙の表面に無機繊維が固
着されてなることを特徴とする難燃性化粧材料及び塩化
ビニル変性率10〜50%のエチレン・酢酸ビニル共重
合体及び/又はアクリルエマルション樹脂、或いは塩化
ビニリデン変性率5〜50%のエチレン・酢酸ビニル共
重合体及び/又はアクリルエマルション樹脂であって、
それぞれの樹脂固形分が30〜70重量%とされるエマ
ルション樹脂の中から選択された一種又は二種以上の樹
脂を主成分として含有してなることを特徴とする難燃性
塗料組成物を提供することにより、前記従来の課題を悉
く解消する。
【0006】
【発明の構成】以下、この発明に係る難燃性化粧材料及
び難燃性塗料組成物の構成について詳述する。まず、難
燃性化粧材料の構成について詳述する。この発明の難燃
性化粧材料では、水酸化アルミニウムを含有する裏打紙
が使用される。このように水酸化アルミニウムを含有す
る裏打紙を使用するのは、水酸化アルミニウム自体が有
害ガスを発生しない難燃性材料であるとともに、火災発
生時には熱により容易に分解されて水蒸気を放出する自
己消火型材料であるため、化粧材料が燃焼して温度が上
がっても、突発的に炎が広がるフラッシュオーバーが起
こりにくく、延焼しにくいため、好ましく使用できるか
らである。また、この水酸化アルミニウムの含有量は特
に限定はされないが、裏打紙中に80重量%程度含有さ
れたものをより好ましく使用することができる。さら
に、この裏打紙の形状、大きさ等は特に限定されず、使
用目的等に応じて適宜任意に選択して使用されればよい
が、重量としては、50〜200g/m2の範囲内のも
のを使用するのが望ましい。この理由は、裏打紙の重量
が50g/m2 未満であると、薄くなりすぎ、製造が困
難になるとともに、後述する無機繊維との固着が充分に
行なえず、一方、200g/m2 を超えると、柔軟性が
なくなり、天井や壁面への貼着作業性が悪くなるととも
に、剥がれやすくなるため、いずれの場合も好ましくな
いからである。
【0007】このような裏打紙の表面には無機繊維が固
着される。無機繊維としては、ガラス繊維、アルミナ繊
維、チタン酸カリウム繊維等の鉱物性無機繊維、或いは
その他金属繊維、スラッグ繊維等の難燃性を有する無機
繊維の一種又は二種以上が特に限定されることなく好適
に使用される。このような無機繊維は裏打紙の表面に接
着剤を介して固着される。使用される接着剤としては、
アクリル樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の接着剤が特に限
定されることなく好適に使用される。このように無機繊
維の固着に使用される接着剤の重量は、5〜20g/m
2 とされるのが好ましい。この理由は、接着剤の使用重
量が5g/m2 未満であると、無機繊維の接着強度が不
充分であり、一方、20g/m2 を超えて使用される
と、この化粧材料自体が燃焼しやすくなるため、いずれ
の場合も好ましくないからである。また、前記無機繊維
は接着剤により、裏打紙の表面に50〜600g/m2
の重量で固着されるのが望ましい。この理由は、無機繊
維の固着重量が50g/m2 未満であると、装飾性に乏
しく、一方、600g/m2 を超えて固着されると、無
機繊維間に空気を含んだり、重量が重いため、燃焼中に
剥がれ、フラッシュオーバーの原因となり、いずれの場
合も好ましくないからである。
【0008】以上のように水酸化アルミニウムを含有し
た裏打紙表面に、50〜600g/m2 の無機繊維が固
着されて、この発明に係る難燃性化粧材料とされる。ま
た、この発明では、前記難燃性化粧材料の無機繊維表面
に、難燃性塗料を塗工してもよい。塗工する難燃性塗料
としては、従来公知の難燃性塗料が好適に使用される
が、より望ましくは、次に詳述するこの発明に係る難燃
性塗料組成物を塗工すると、火災発生時の難燃性や低発
煙性が良好であるため好ましい。
【0009】次に、この発明に係る難燃性塗料組成物の
構成について詳述する。この発明では、塩化ビニル変性
率10〜50%のエチレン・酢酸ビニル共重合体及び/
又はアクリルエマルション樹脂、或いは塩化ビニリデン
変性率5〜50%のエチレン・酢酸ビニル共重合体及び
/又はアクリルエマルション樹脂であって、それぞれの
樹脂固形分が30〜70重量%とされるエマルション樹
脂の中から選択された一種又は二種以上の樹脂が主成分
として使用される。
【0010】ここで、特に塩化ビニル又は塩化ビニリデ
ン変性がなされたエチレン・酢酸ビニル共重合体エマル
ション樹脂若しくはアクリルエマルション樹脂を使用す
る理由は、これらの樹脂が塗膜の耐久性を確保し、且つ
充分な難燃性を得ることができるため、この発明におい
て好ましく使用できるからである。さらに、塩化ビニル
変性率を10〜50%、塩化ビニリデン変性率を5〜5
0%としたのは、塩化ビニル変性率が10%未満、或い
は塩化ビニリデン変性率が5%未満であると、充分な難
燃性が発現されず、一方、塩化ビニル変性率が50%、
或いは塩化ビニリデン変性率が50%を超えると、紫外
線やアルカリ物質により塗膜が黄変したり、塗料化した
場合の塗料の貯蔵安定性が悪くなり、いずれの場合も好
ましくないからである。
【0011】この発明の難燃性塗料組成物においては、
以上のようなエマルション樹脂の一種又は二種以上が主
成分として含有される。このエマルション樹脂の配合量
は特に限定はされないが、エマルション樹脂として、塗
料組成物中に15〜70重量部配合されるのが好まし
い。この理由は、上記特定のエマルション樹脂の配合量
が15重量部未満であると、得られた塗膜がもろくな
り、ヒビ割れなどの原因となり、一方、配合量が70重
量部を超えると顔料濃度が低くなるため、塗膜の隠蔽力
が小さくなり、スケ等の原因となったり、さらには難燃
性や低発煙性に悪影響を及ぼしたりするため、いずれの
場合も好ましくないからである。
【0012】さらに、この発明の難燃性塗料組成物にお
いては、前記特定のエマルション樹脂以外に無機系難燃
剤、リン系難燃剤、ハロゲン系有機難燃剤の中から選択
された一種又は二種以上の難燃剤も配合される。無機系
難燃剤としては、炭酸カルシウム、三酸化アンチモン、
アンチモンソーダ、硅酸ジルコン、酸化ジルコン等のジ
ルコニウム化合物、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マ
グネシウム、硼砂、硼酸亜鉛、三酸化モリブデン、或い
はジモリブデン酸アンチモンと水酸化アルミの錯体、三
酸化アンチモンとシリカの錯体、三酸化アンチモンと亜
鉛華の錯体、ジルコニウムの硅酸塩、ジルコニウム化合
物と三酸化アンチモンの錯体等の複合無機系難燃剤等が
好適な実施例として例示されるが特に限定はされない。
また、リン系難燃剤としては、リン酸アンモン、トリク
レジルホスフェート、ジフェニルオクチルホスフェート
等のリン酸エステル等が好適な実施例として例示される
が特に限定はされない。ハロゲン系有機難燃剤として
は、塩化パラフィン、塩化アンチモン、塩化ジフェニル
等が好適な実施例として例示されるが、特に限定はされ
ない。この発明の塗料組成物においては、以上の無機系
難燃剤、リン系難燃剤、ハロゲン系有機難燃剤の中から
選択された任意の一種又は二種以上が前記特定エマルシ
ョン樹脂とともに配合される。ここで、これら難燃剤の
配合量は、塗料組成物中に1〜50重量部配合される。
この理由は難燃剤の配合が1重量部未満であると、この
発明の目的とする優れた難燃性や低発煙性を発現するこ
とができず、一方50重量部を超えて配合されると塗膜
の耐水性、耐アルカリ性などの劣化を招き、また紫外線
などにより変色の恐れがあるためいずれの場合も好まし
くないからである。
【0013】さらに、この発明の塗料組成物において使
用される着色顔料としては、二酸化チタン、チタンイエ
ロー、アンバー、ベンガラ、黄鉛、紺青、カーボンブラ
ック、群青、マンガン紫等の無機系顔料、ハンザエロ
ー、ベンジジンエロー、トルイジンレッド、フタロシア
ニンブルー、フタロシアニングリーン、フタロシアニン
ブルー、ファストスカイブルー、ジオキサンバイオレッ
ト等の有機系顔料が好適な実施例として例示されるが、
特に限定はされない。さらに、前記着色顔料と共に、バ
ライト、炭酸カルシウム、クレー、タルク等の体質顔料
を併用して使用することも任意である。また、この発明
においては、以上の他に着色顔料、分散剤、消泡剤、増
粘剤、防腐剤などの、通常の塗料組成物に使用される任
意の添加物も、この発明の効果を損なわない範囲で特に
限定されることなく適宜好適に使用することができる。
【0014】以上で得られた塗料組成物は、難燃性化粧
材料製造工場で塗工される場合は、難燃性化粧材料にロ
ールコーター、フローコーターやナイフコーターなどに
より塗装され、建築現場においては、屋内の壁面や天井
に貼られた難燃性化粧材料にハケ、ローラー、スプレー
などによりそれぞれ100〜800g/m2 (未乾燥重
量)塗装されて用いられる。但し、難燃性化粧材料を貼
る時は、壁装材料協会制定「壁装標準施工法−1983
−」の防火仕上げに従って行なう。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係る難燃性化粧材料及び難
燃性塗料組成物の効果を実施例を挙げることにより、一
層明確なものとする。但し、この発明は以下の実施例に
より、何ら限定されることはない。
【0016】〔化粧材料〕 (実施例1〜7及び比較例1)水酸化アルミニウムを8
0%混入したパルプ材料より形成された裏打紙(120
g/m2 )(220×220mm)の表面に、エチレン・
酢酸ビニル共重合エマルション樹脂からなる接着剤を介
して、表1に示すようにガラス繊維又はアルミナ繊維を
固着させて実施例1〜7の化粧材料を作製した。(尚、
この実施例及び比較例におけるガラス繊維又はアルミナ
繊維の固着量及び接着剤の使用量はそれぞれ表1に示す
処方に従った。) また、前記水酸化アルミニウムを80%混入したパルプ
材料より形成された裏打紙に代えて、難燃紙を用いた以
外は前記実施例と同様の比較例1の化粧材料を作製し
た。
【0017】
【表1】
【0018】〔塗料組成物〕 (実施例8〜11及び比較例2〜6)塩化ビニル変性又
は塩化ビニリデン変性を有するエチレン・酢酸ビニル共
重合体樹脂エマルション樹脂を主成分樹脂とし、この主
成分樹脂に難燃剤(三酸化アンチモン)、顔料(酸化チ
タン)、水、消泡剤、増粘剤をそれぞれ表2に示す処方
に従って添加し、これらを通常の塗料製造方法により調
製し、実施例8〜111び比較例2〜6の塗料組成物を
得た。(尚、使用したエチレン・酢酸ビニル共重合体樹
脂エマルション樹脂における塩化ビニル変性率又は塩化
ビニリデン変性率、及びこの主成分樹脂における樹脂固
形分含有量についても表2に示す。)
【0019】
【表2】
【0020】
【試験例】
(試験例1)実施例8〜11及び比較例2〜6で得られ
た塗料組成物について、それぞれ作業性、低温安定
性、塗膜の外観、耐水性、耐アルカリ性、耐洗
浄性、耐候性の各項目について、JIS K5663
(1987) に従って試験した。この結果を表3に示す。
【0021】
【表3】
【0022】(試験例2)まず、実施例1〜7及び比較
例1で得られた化粧材を石綿セメントパーライト板(厚
さ10mm) (不燃第1001号)の表面に接着材(でんぷんの
り、エチレン・酢酸ビニル系混合物)を介して貼着し
た。この表面に前記実施例8〜11及び比較例2〜6で
調製された塗料組成物をローラーにより塗装し、以下に
示す試験に供する試料A〜Lを作製した。この試料A〜
Lにおける化粧材料と塗料組成物の組合せ、及び塗装さ
れる塗料組成物の重量を表4に示す。
【0023】
【表4】
【0024】前記試料A〜Lについて、それぞれ昭和45
年建設省告示第1828号に規定する表面試験を行ない、
発煙係数、残炎時間、防火上有用な溶融、キレツの
幅・長さ(mm) 、温度・時間面積、外観の各項目に
ついて試験した。この結果を表5に示す。
【0025】
【表5】
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は水酸化ア
ルミニウムが含有されてなる裏打紙の表面に無機繊維が
固着されてなることを特徴とする難燃性化粧材料及び塩
化ビニル変性率10〜50%のエチレン・酢酸ビニル共
重合体及び/又はアクリルエマルション樹脂、或いは塩
化ビニリデン変性率5〜50%のエチレン・酢酸ビニル
共重合体及び/又はアクリルエマルション樹脂であっ
て、それぞれの樹脂固形分が30〜70重量%とされる
エマルション樹脂の中から選択された一種又は二種以上
の樹脂を主成分として含有してなることを特徴とする難
燃性塗料組成物であるから、前記試験例の結果からも明
らかな如く、難燃性を有するとともに燃焼時の発煙性が
低いため、火災発生時における危険性が小さく、家屋の
壁、天井の内装用化粧材料として外観も極めて優れると
いう効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 133/06 PGF C09K 21/14 E04B 1/94 W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化アルミニウムが含有されてなる裏
    打紙の表面に無機繊維が固着されてなることを特徴とす
    る難燃性化粧材料。
  2. 【請求項2】 前記無機繊維の表面に難燃性塗料が塗工
    されてなることを特徴とする請求項1に記載の難燃性化
    粧材料。
  3. 【請求項3】 前記難燃性塗料が塩化ビニル変性率10
    〜50%のエチレン・酢酸ビニル共重合体及び/又はア
    クリルエマルション樹脂、或いは塩化ビニリデン変性率
    5〜50%のエチレン・酢酸ビニル共重合体及び/又は
    アクリルエマルション樹脂であって、それぞれの樹脂固
    形分が30〜70重量%とされるエマルション樹脂の中
    から選択された一種又は二種以上の樹脂を主成分として
    含有してなることことを特徴とする請求項2に記載の難
    燃性化粧材料。
  4. 【請求項4】前記難燃性塗料が前記無機繊維の表面に1
    00〜800g/m2 (未乾燥重量)塗工されてなるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の難燃性化粧材料。
  5. 【請求項5】 塩化ビニル変性率10〜50%のエチレ
    ン・酢酸ビニル共重合体及び/又はアクリルエマルショ
    ン樹脂、或いは塩化ビニリデン変性率5〜50%のエチ
    レン・酢酸ビニル共重合体及び/又はアクリルエマルシ
    ョン樹脂であって、それぞれの樹脂固形分が30〜70
    重量%とされるエマルション樹脂の中から選択された一
    種又は二種以上の樹脂を主成分として含有してなること
    を特徴とする難燃性塗料組成物。
  6. 【請求項6】 塩化ビニル変性率10〜50%のエチレ
    ン・酢酸ビニル共重合体及び/又はアクリルエマルショ
    ン樹脂、或いは塩化ビニリデン変性率5〜50%のエチ
    レン・酢酸ビニル共重合体及び/又はアクリルエマルシ
    ョン樹脂であって、それぞれの樹脂固形分が30〜70
    重量%とされるエマルション樹脂の中から選択された一
    種又は二種以上の樹脂を15〜70重量部と、無機系難
    燃剤、リン系難燃剤、ハロゲン系有機難燃剤の中から選
    択された一種又は二種以上の難燃剤が1〜50重量部配
    合されてなることを特徴とする難燃性塗料組成物。
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