JPH0718527Y2 - 研磨具 - Google Patents

研磨具

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JPH0718527Y2
JPH0718527Y2 JP1993007043U JP704393U JPH0718527Y2 JP H0718527 Y2 JPH0718527 Y2 JP H0718527Y2 JP 1993007043 U JP1993007043 U JP 1993007043U JP 704393 U JP704393 U JP 704393U JP H0718527 Y2 JPH0718527 Y2 JP H0718527Y2
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JP
Japan
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abrasive
polishing
cloth paper
polishing tool
net
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JP1993007043U
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JPH0666954U (ja
Inventor
裕一 市口
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裕一 市口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、研磨布紙よりなる研
磨材の裏面に、円板状の基板を接着固定した研磨具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のホイール基板と研磨
材とを組み合わせた研磨具は、例えば実開平1−114
273号公報に開示されている。
【0003】この研磨具は、シート材の表面に研磨粒の
接着された多数枚の研磨布紙片を、円板状の基台(ホイ
ール基板)の上に放射状に配し、かつ基台に対して直角
または傾斜させながら接着固定することにより構成され
ている。
【0004】このような構成の研磨具は、ハンドグライ
ンダの回転軸に取付けて回転させ、被加工物の研磨面に
押し付けることによって、研磨作業を行うことができ
る。
【0005】このような研磨具では、研磨布紙片は、研
磨の際に被加工物に押し付けられるため、その回転方向
に倒れるが、復帰力を備えているので、被加工物のコー
ナー部分にあっては、通過直前の研磨布紙片が復帰力に
より上記コーナー部分に強く押し付けられる。
【0006】このために、被加工物のコーナーが強く研
磨され、コーナーがだれてしまう。また、溶接のビード
を研磨する際にも、上述のような研磨布紙片に作用する
復帰力により非溶接部分にも研磨布紙が押しつけられ
て、非溶接部分を研削してしまう問題もあった。
【0007】さらに、研磨にともなう研磨微粉末や研磨
布紙から離脱した研磨粒は、後続の研磨布紙片と被加工
物との間に侵入して逃げ場がないので、研磨布紙片に目
詰りが発生してしまい、著しく研磨効果が低下してしま
う。
【0008】また、所定の寸法に切断した研磨布紙片を
放射状に配し、各研磨布紙片毎に接着固定するため、著
しく手間がかかり生産性が悪く、コストアップとなる問
題があった。
【0009】そこで、この考案は、被加工物のコーナー
のだれの発生を抑えて、研磨部分と非研磨部分との界目
に沿って研磨することができるとともに研磨効率、大量
生産性及び耐衝撃性に優れた研磨具を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにこの考案は、中心に透孔を有する円形状で、かつ周
縁部の少なくともどちらかに繋ぎ連結部を残すように多
数条の放射状の切り込みを有する研磨布紙と、中心に透
孔を有する円形状のネットとを、複数枚積層し互いに接
着して形成した研磨材の裏面に、中心に透孔を有する円
板状の基板を接着固定することにより、研磨具を構成し
た。
【0011】
【作用】ハンドグラインダの回転軸に、かかる研磨具を
取りつけて、回転させるとともに、被加工物に研磨具表
面の研磨材を押し付けて研磨又は研削を行うと、研磨に
併う研磨微粉末や研磨材から離脱した研磨粒は、切り込
みの間隙に嵌り込み、その後、研磨具の回転により発生
する遠心力によって、切り込みの外端から外へ飛散す
る。
【0012】研磨を進めているうちに、研磨材の表面の
研磨布紙が磨滅すると、次層のネットが露出し、露出し
たネットが磨滅すると、その次層の研磨布紙が露出す
る。
【0013】また、研磨布紙は、それぞれの次層に設け
られたネットにより補強される。
【0014】
【実施例】本願考案の実施例を添付図面に基いて説明す
る。
【0015】図1は、内周縁部に繋ぎ連結部2を残すよ
うに多数状の放射状切り込み3を有する円板状の研磨布
紙1を示している。
【0016】研磨布紙1は、その中心に透孔を有してい
る。
【0017】図2は、中心に透孔を有するネット4を示
している。
【0018】ネット4は、編成したネットに研磨性を出
すための研磨粒を接着固定したものであってもよい。
【0019】図3は、研磨布紙1とネット4を交互に接
着積重して一体化させた研磨材5を示している。
【0020】研磨材5は、その中心に透孔を備えている
(図示せず)。
【0021】なお、図3には、3枚の研磨布紙1と2枚
のネット4を交互に積重した実施例が記載されている
が、研磨布紙1とネット4の枚数や重なり具合は、特に
限定されるものではなく、またそれらは、交互に重なら
なくてもよい。
【0022】実施例においては、積層した研磨布紙1の
切り込み3は、それぞれ同一直線上に並ぶようにしてい
る。
【0023】上記の研磨材5は、図4及び図5に示され
るように、中心に透孔8を有する円板状基板7の表面に
接着剤6により固定されている。
【0024】上記の基板7は、研磨布紙や不織布などか
ら成り、柔軟性に富んでいる。
【0025】また、基板7に、研磨粒を固定させること
によって、研磨材5の磨滅後、基板7を研磨材として使
用することができる。
【0026】なお、図5に示すように、接着積重してプ
レスにより一体化するときに、研磨具の中央部分が基板
7の表面方向に碗状に膨出するように形成することもあ
り、その際には、補強円板9を研磨具の内部に設けると
よい。
【0027】また、研磨布紙1の外周縁に連結部2が存
在する場合は、まず表層の研磨布紙1の連結部2を磨滅
させてから使用すると、切り込み3内の研磨微粉末や研
磨粒を外方に放出することができる。
【0028】
【効果】かかる研磨具は、上述の構成により、研磨微粉
末や研磨布紙から離脱した研磨粒を、研磨具の回転方向
の反対側の切り込みに嵌り込ませるとともに、研磨具の
回転により発生する遠心力によって、研磨材の外周面に
開口する切り込みの外端から放出するので、研磨布紙の
目詰りを防止し、研磨効率を著しく向上させることがで
きる。
【0029】また、複数枚の研磨布紙とネットを接着積
重して一体化させて研磨材を形成したことにより、多数
枚の研磨布紙片を放射状に並べて固着させた従来の研磨
具の使用により生じる被加工物のコーナーのだれや、研
磨部分と非研磨部分との堺目をはみ出して研磨してしま
うような不都合やびびり減少をなくすことができるとと
もに、各研磨布紙をそれぞれの下層に設けられたネット
により補強し、研磨材の剛性を高めることができる。
【0030】さらに、研磨布紙の積層研磨材を用いるた
め、表層の研磨布紙が磨滅するとネットを磨滅させて次
層の研磨布紙が露出するので、研磨力が持続され、長時
間の研磨が可能になると共に、研磨材の寿命が著しく長
くなる。
【0031】また、被加工物に研磨材を形成する研磨布
紙の全面が接触するため、研磨布紙の特長を最大限に発
揮することができる。
【0032】さらに、研磨布紙を切り離さないような切
り込みを設けるので、研磨布紙の積層加工が極めて容易
になると共に、衝撃に対して強い。
【0033】なお、介在したネットにより研磨布紙間に
空気の流通路ができるので、研磨材の、冷却効果を著し
く向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の研磨具に使用する研磨布紙の斜視図
【図2】同ネットの斜視図
【図3】同上を用いて形成した研磨材の縦断正面図
【図4】同上に裏材を接着固定下一部切欠斜視図
【図5】同縦断正面図
【符号の説明】
1 研磨布紙 2 連結部 3 切り込み 4 ネット 5 研磨材 6 接着材 7 基板 8 透孔 9 補強円板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に透孔を有する円形状で、かつ内外
    周縁部の少なくともどちらかに繋ぎ連結部を残すように
    多数条の放射状の切り込みを有する研磨布紙と、中心に
    透孔を有する円形状のネットとを、複数枚積層し互いに
    接着して形成した研磨材の裏面に、中心に透孔を有する
    円板状の基板を接着固定した研磨具。
JP1993007043U 1993-02-25 1993-02-25 研磨具 Expired - Lifetime JPH0718527Y2 (ja)

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JP1993007043U JPH0718527Y2 (ja) 1993-02-25 1993-02-25 研磨具

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JPH0666954U JPH0666954U (ja) 1994-09-20
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JPS60120765U (ja) * 1984-01-24 1985-08-15 三共理化学株式会社 重合研磨翼車輪

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