JPH0718523U - 半自走式摘採機の前輪機構 - Google Patents

半自走式摘採機の前輪機構

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JPH0718523U
JPH0718523U JP5067993U JP5067993U JPH0718523U JP H0718523 U JPH0718523 U JP H0718523U JP 5067993 U JP5067993 U JP 5067993U JP 5067993 U JP5067993 U JP 5067993U JP H0718523 U JPH0718523 U JP H0718523U
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JP
Japan
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traveling device
wheel mechanism
semi
self
front wheel
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Application number
JP5067993U
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English (en)
Inventor
鋼司 松村
学 鈴木
康稔 鈴木
Original Assignee
落合刃物工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行安定性に優れ、さらには作業安定性に優
れた半自走型摘採機を提供することを目的とする。 【構成】 前輪機構5の構成は、走行装置1の前端部左
右に前輪受け6,6が固着され、該前輪受け6,6にそ
れぞれキャスタ7,7が回動可能に支軸され、該キャス
タ7,7にΦ200程度の径を有する前輪8,8が回転
可能に取り付けられている。また、前記キャスタ7,7
の支軸上部には、それぞれスプロケット9,9が固着さ
れ、該2つのスプロケット9,9は、図3に示すように
チェン10で連結されている。そして前記前輪8,8
は、上記走行装置1の横幅(30cm)内に収まるよう
に配設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半自走式摘採機を自走させる走行装置の前輪機構に関し、さらに詳 しくは前輪を2輪有する半自走式摘採機の前輪機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、列状に栽植された茶樹畝の栽培管理作業機として、2人で可搬して作業 する2人用摘採機や、摘採装置の一方側を走行装置に支持して2人または1人で 作業する半自走型の摘採機や、1人で作業する全自走型の摘採機等が知られてい る。
【0003】 上記茶葉の栽培管理作業機として本出願人は先に、図4に示す半自走型摘採機 を特願平5−88482号により提案した。 この半自走型摘採機は、図4において、横幅が狭く縦方向に長い走行装置aと 、該走行装置aに上下動調節及び左右傾斜角度調節可能に支持される刈ナラシ機 bとで構成されている。 前記走行装置aには、前部にキャスタ状の前輪cが軸支され、後部にゴムクロ ーラdを装備して高さを低く構成した無限軌道帯が設けられている。そして前記 走行装置aの上部に配設されたエンジンeの動力により前記ゴムクローラdを駆 動させることで走行装置aを自走させるようにしている。また、該走行装置aに は半自走型摘採機を支えるスタンドfが配設されている。 また、前記刈ナラシ機bには補助ハンドルgが設けられ、該補助ハンドルgを 操作する第2の作業者と前記走行装置aを操縦する第1の作業者とが共に移動し て、前記半自走型摘採機にて摘採作業を行うようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記半自走型摘採機の場合、走行装置aを走行させるための前輪c が、該走行装置aの左右幅の中央に1輪しか設けられていない。そのため、該前 輪cと、所要幅を有するゴムクローラdを装備した無限軌道帯とで、前記半自走 型摘採機を走行させるため、走行中、前記前輪cが凹地に落ち込んだり、あるい は旋回時にキャスタ状の前輪cが横向きになると、半自走型摘採機全体のバラン スが不安定となり、作業者にその分の重量負担がかかってしまい、最悪の場合、 転倒してしまう不具合を生じる。 さらに、作業を一時中断して、作業者が半自走型摘採機より離れる場合、作業 者がスタンドfを立て忘れると、半自走型摘採機が転倒してしまう不具合も生じ る。
【0005】 上記不具合を解消する構成として、前輪を2輪として、それぞれを別々に回動 自在に走行装置に軸支し、半自走型摘採機の安定性を向上させることが考えられ るが、この構成の場合、畝間(約30cm)との兼ね合いから走行装置の幅が一 定値(約30cm)に限定されるため、走行に適した径(Φ200)のタイヤを 使用した場合、旋回時に互いのタイヤが干渉する。そのため、この干渉を避ける ためには、タイヤの径を小さくするか、あるいはタイヤ間のスパンを確保するた め、タイヤを走行装置の幅より外側に配設しなければならない。
【0006】 しかしながら、タイヤの径を小さく(Φ200以下)すると、半自走型摘採機 の走行性を悪化させてしまい、また、タイヤ間のスパンを確保すると、走行装置 より飛び出ているタイヤが茶樹を傷めてしまうといった問題点を派生する。
【0007】 本考案は、上記問題点を解決すべく案出されたものであり、茶樹を傷めずに狭 い畝間を安定走行し、さらには旋回等の機動性に優れた半自走型摘採機を提供す ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、列状に栽植された茶樹畝を挾んで一方 の畝間を自走する横幅の狭い走行装置と、該走行装置に上下動可能に支持されて 茶樹畝の上を移動させる摘採装置とを有し、前記走行装置は前輪機構及び動力に より駆動される後輪機構とを装備して一方の畝間を歩行する第1の作業者により 操縦され、前記摘採装置の頂部側に備えているハンドル部材を、他方の畝間を歩 行する第2の作業者が支持して畝列方向へ移動させる半自走型摘採機において、 前記走行装置の前輪機構を、次のように構成した。 すなわち、上記前輪機構を、回動自在なキャスタ状の前輪が上記走行装置の横 幅内の左右にそれぞれ配設される2輪機構とし、上記2つのキャスタをスプロケ ットを介してチェンで連結し、前記2つの前輪が連動して回動するようにしたこ とを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
上記構成に基づき、走行装置は、2つの前輪を有する前輪機構と後輪機構とを 有しているため、走行面に対し3点支持となり、半自走型摘採機の重心バランス は安定する。 また、上記前輪機構と後輪機構とは、走行装置の横幅内に配置されているため 、畝間を走行する際に、該畝間の左右に栽植する茶樹を傷めずに、安定走行する ことができる。 さらに旋回時では、前記2つの前輪は連動して回動するため、互いのタイヤが 干渉することなく、安定して旋回し、作業者に半自走型摘採機の重量負荷がかか ることはなくなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は半自走型摘採機の側面図、図2は半自走型摘採機の正面図で、符号1は 列状に栽植された茶樹畝の一方の畝間に導入されて、横幅が30cm程度に狭く 縦方向に長い走行装置であり、この走行装置1の後部には、横幅が30cm以内 のゴムクローラ2を装備して高さを低く(約200mm)した無限軌道帯3によ り構成された後輪機構4が設けられ、前部には前輪機構5が設けられている。
【0011】 ここで、上記前輪機構5の構成は、走行装置1の前端部左右に前輪受け6,6 が固着され、該前輪受け6,6にそれぞれキャスタ7,7が回動可能に支軸され 、該キャスタ7,7にΦ200程度の径を有する前輪8,8が回転可能に取り付 けられている。また、前記キャスタ7,7の支軸上部には、それぞれスプロケッ ト9,9が固着され、該2つのスプロケット9,9は、図3に示すようにチェン 10で連結されている。そして前記前輪8,8は、上記走行装置1の横幅(30 cm)内に収まるように配設されている。
【0012】 また、上記走行装置1の上方にはエンジン11が搭載され、該エンジン11か ら動力が、ベルト伝動系12を介して油圧式無段変速機(HST)13に入力さ れ、該油圧式無段変速機(HST)13にて変速されて出力された動力が、ベル ト伝動系14、チェン伝動系15を介して上記無限軌道帯3に設けられた駆動輪 3aに伝達され、ゴムクローラ2を駆動して、走行装置1が自走するようにして いる。
【0013】 上述の構成により走行装置1の走行は、横幅が30cm以内のゴムクローラ2 を装備した無限軌道帯3と、チェン10により互いに回動自在に連結した2つの 前輪8,8で行い、該走行装置1は、無限軌道帯3の高さ(約200mm)と前 輪の径(Φ200程度)により、接地面に対し平行に進む。
【0014】 上記油圧式無段変速機13にはニュートラルレバー16が設けられ、入,切操 作されるようになっている。また、走行装置1の上方の前側に設けられた操縦ハ ンドル17には、走行操作レバー18が設けられていて、ワイヤ18aを介して 油圧式無段変速機13を切換え、前進、後進及び変速操作が行われるようになっ ている。さらに、走行装置1には、該走行装置1を支えるスタンド19が収納可 能に設けられている。
【0015】 また、上記走行装置1の前後方向中央部には支柱フレーム20が立設され、こ の支柱フレーム20には、コロを有する昇降体21が、上下調節機構22により 該支柱フレーム20に対し上下移動可能に設けられている。そして、該昇降体2 1に支持杆23を介して摘採装置24支持され、該摘採装置24に取り付けられ る補助ハンドル25を支持した第2の作業者が、2つの前輪8,8及び無限軌道 帯3が接地走行する一方の畝間と茶樹畝を挟んで対向する他方の畝間に位置して 、走行装置1の走行と共に移動しながら、摘採作業を行うようにしている。
【0016】 次に、上述のように構成された本考案の作用を説明する。 列状に栽植された茶樹畝の一方の畝間を第一の作業者の操縦により走行装置1 が走行し、該走行装置1に連結する摘採装置24に設けられた補助ハンドル25 を、茶樹畝の他方の畝間に位置する第2の作業者が支持して、走行装置1の移動 と共に移動しながら作業する。その際、走行装置1は2つの前輪8,8と所要幅 を有したゴムクローラ2とを接地面として走行するため、半自走型摘採機全体の 安定性が向上する。
【0017】 そして走行装置1が茶樹畝の畝間を直線走行する場合、走行装置1の前部に設 けられた2つの前輪8,8と後部に所要幅を有したゴムクローラ2とは、走行装 置1の横幅内に収まっているため、茶樹を傷めることなく、走行装置1は安定し て走行する。
【0018】 また、走行装置1が茶樹畝から次の茶樹畝へ旋回走行する場合、2つの前輪8 ,8は、キャスタ7とスプロケット9を介してチェン10により連結されている ため、該前輪8,8は同時に同角度回動する。そのため、互いの前輪が干渉する ことなく、走行装置1は安定して旋回する。
【0019】 上記実施例において、2つの前輪の連結手段にスプロケットとチェンを用いて 説明したが、本考案はこれに限らず、ギア歯車等の他の連結手段を用いてもよい 。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、茶樹を傷めることなく、狭い畝間を安定 して走行でき、重心バランスに優れた走行装置を用いて作業できるため、平地で の1人作業が可能になり、また、作業一時中断等で機械を離れる場合でもスタン ドを立てる必要性がなくなる。また、旋回時も安定して旋回するため、作業者に かかる重量負荷はなくなり、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】半自走型摘採機の側面図
【図2】半自走型摘採機の正面図
【図3】走行装置の概略上面図
【図4】従来例の説明図
【符号の説明】
1 走行装置 2 ゴムクローラ 3 無限軌道帯 3a 駆動輪 4 後輪機構 5 前輪機構 6 前輪受け 7 キャスタ 8 前輪 9 スプロケット 10 チェン 11 エンジン 12 ベルト伝動系 13 油圧式無段変速機 14 ベルト伝動系 15 チェン伝動系 16 ニュートラルレバー 17 操縦ハンドル 18 走行操作レバー 18a ワイヤ 19 スタンド 20 支柱フレーム 21 昇降体 22 上下調節機構 23 支持杆 24 摘採装置 25 補助ハンドル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列状に栽植された茶樹畝を挾んで一方の
    畝間を自走する横幅の狭い走行装置と、該走行装置に上
    下動可能に支持されて茶樹畝の上を移動させる摘採装置
    とを有し、前記走行装置は前輪機構及び動力により駆動
    される後輪機構とを装備して一方の畝間を歩行する第1
    の作業者により操縦され、前記摘採装置の頂部側に備え
    ているハンドル部材を、他方の畝間を歩行する第2の作
    業者が支持して畝列方向へ移動させる半自走型摘採機に
    おいて、 上記前輪機構を、回動自在なキャスタ状の前輪が上記走
    行装置の横幅内の左右にそれぞれ配設される2輪機構と
    し、前記2つの前輪を連結手段を介して連結し、前記2
    つの前輪が連動して回動するようにしたことを特徴とす
    る半自走式摘採機の前輪機構。
JP5067993U 1993-09-17 1993-09-17 半自走式摘採機の前輪機構 Pending JPH0718523U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108093849A (zh) * 2018-01-24 2018-06-01 安徽绿源机械科技股份有限公司 茶叶采摘机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108093849A (zh) * 2018-01-24 2018-06-01 安徽绿源机械科技股份有限公司 茶叶采摘机
CN108093849B (zh) * 2018-01-24 2024-03-15 安徽茶之源机械研发有限责任公司 茶叶采摘机

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