JPH07183574A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JPH07183574A
JPH07183574A JP32403993A JP32403993A JPH07183574A JP H07183574 A JPH07183574 A JP H07183574A JP 32403993 A JP32403993 A JP 32403993A JP 32403993 A JP32403993 A JP 32403993A JP H07183574 A JPH07183574 A JP H07183574A
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light
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、光出力の均一性を改善できて電子
写真方式の画像形成装置や光プリンタ等で高品質画像が
得られるようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、少なくとも発光層と、該発光層
を発光させるための電極とを含む積層構造の端面より光
を出射する端面発光型発光ダイオード2における所定の
層を複数の等間隔に設けた分離溝11により電気的・空
間的に分離して形成した発光ダイオードアレイを有する
半導体発光装置において、端面発光型発光ダイオード2
の光出射面前方のテラス29面上に平滑で且つ平坦な反
射層29”を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の画像形
成装置や光プリンタ等の光源などとして利用される半導
体発光装置に係り、特に発光ダイオードアレイを用いた
半導体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の画像形成装置や光
プリンタ等の光源などに利用される発光ダイオードアレ
イの研究が進められており、この発光ダイオードアレイ
は自己発光型アレイ素子からなっている。電子写真方式
の画像形成装置や光プリンタ等では、画像信号に応じて
発光ダイオードアレイを発光させてその光を等倍結像素
子で感光体表面に結像することで静電潜像を形成し、こ
の静電潜像から電子写真方式などにより印字・印刷など
を行っている。
【0003】従来、図23に示すように発光ダイオード
アレイを用いた光プリントヘッドを構成する発光部基板
101は放熱板を兼ねた基板102上に、セラミック基
板等で構成される配線部材103,104,105を貼
り付けており、配線部材104,105にはそれぞれ画
像信号やの伝送や電源との接続を行うためのケーブル1
06,107が接続されている。発光ダイオード108
−1〜108−n(nは正の整数)を一列に並べた発光
ダイオードアレイチップはドライバ回路109−1〜1
09−n、110−1〜110−nにより駆動され、こ
のドライバ回路109−1〜109−n、110−1〜
110−nはケーブル106,107より入力される画
像信号のシリアル/パラレル変換を行うシリアル/パラ
レル変換等を内蔵した発光ダイオードドライブ集積回路
からなる。
【0004】このような構成の発光部基板101におい
ては、ケーブル106,107により画像信号が一列分
づつ逐次発光ダイオードドライブ回路109−1〜10
9−n、110−1〜110−nに入力され、発光ダイ
オードドライブ回路109−1〜109−n、110−
1〜110−nは一列分の画像信号をシフトした後にこ
れを並列に発光ダイオード駆動端子に出力し、これに従
って各発光ダイオード108−1〜108−nが点灯し
たり消灯したりして一列分づつ画像形成用の輝点が発生
する。
【0005】発光ダイオード108−1〜108−nの
発光部と感光体表面の結像点との関係については、図2
4に示すように発光ダイオードアレイを構成する発光ダ
イオードアレイチップ201−m上の発光ダイオード2
01−m−pは、セルフォックスレンズアレイやRML
A(ルーフミラーレンズアレイ)等の等倍結像系202
によって感光ドラムからなる感光体203上に結像され
る。
【0006】このような発光ダイオードアレイを用いた
光プリントヘッドは、可動部がなくて構成部品も少ない
ことから、小型化が可能となる。また、自己発光型で消
光比が高くて良好なコントラストが得られ、さらにチッ
プの接続により長尺化対応が可能となり、発光ダイオー
ドの高出力化により高速化にも対応可能となる等種々の
利点がある。
【0007】このような光プリントヘッドに用いられる
発光ダイオードアレイとしては、基板面と平行な面内に
四角形等の発光部を所定の方向に多数配列した面発光型
発光ダイオードアレイや、基板面と垂直な端面から、所
定の方向に多数配列した光出力が得られる端面発光型発
光ダイオードアレイ等がある。
【0008】面発光型発光ダイオードアレイの基本的な
構造としては、例えば図25に示すように発光部120
より得えられる光出力の強度を発光面内で均一化するた
めに、発光部120の両端もしくは周囲に電極121が
形成されている。これは昭和55年度電子通信学会通信
部門全国大会予稿集1−211頁、特開昭62−238
673号公報等に記載されている。この面発光型発光ダ
イオードアレイでは、光出力が取り出される発光部12
0と電極121とが同一面上に存在するので、単位素子
当りに要する幅は発光部120の幅と電極121の幅、
及び素子分離領域の幅を合計したものとなり、例えば6
00dpi(dots per inch)以上の高密度な発光部を
形成することは極めて困難である。
【0009】また、端面発光型発光ダイオードアレイに
おいては、例えば図26に示すように基板上の積層構造
内に複数の発光部122が形成されており、これらの発
光部122はその基板面と平行な面内にその端面に対し
て垂直な方向に形成された分離溝123により、電気的
・かつ空間的に分離されている(特開昭60−3237
3号公報参照)。このような端面発光型発光ダイオード
アレイでは、光出力が取り出される発光部122と電極
124,125とが同一面上に存在せず、単位素子当り
に要する幅は発光部122の幅と素子分離溝領域の幅を
合計したものとなり、例えば600dpi以上の高密度
な発光部122の形成も原理的に可能である。
【0010】従って、高密度光プリンタ用発光ダイオー
ドアレイとしては、端面発光型発光ダイオードアレイが
適していると言える。また、発光ダイオードアレイ内の
各発光ダイオードの光出力のばらつきに関しては、最近
の化合物半導体の結晶成長技術の進歩により、基板内に
おいて結晶成長構造の層厚の均一性や膜の電気的特性あ
るいは光学的特性の均一性が良好なものとなり、同一チ
ップ内の発光ダイオードアレイの各発光ダイオードの光
出力のばらつきを±5%以内にすることが十分に可能と
なった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の発光ダイオ
ードアレイを用いた光プリンタは光源、レンズ、駆動I
Cの3つの構成要素からなっており、光プリンタの光出
力の不均一性の改善に関しては、これまでに個々の構成
要素に対して実施されているようであるが、必ずしも満
足できる状態ではなくて現状ではそのばらつきの値が〜
±50%にも達しており、印字ドットの大きさや印字濃
度に大きな差がでてしまうという問題点を有している。
【0012】光源の問題に関してだけ採って考えて見て
も、例えば前述の結晶成長層の均一化によって発光ダイ
オードアレイの各発光ダイオードの光出力のばらつきを
±5%以内にすることが可能になったにもかかわらず、
発光ダイオードアレイを構成する各発光ダイオードの化
合物半導体結晶成長層の光特性を引き出すためのワイヤ
ボンディングや素子の放熱手段を含むダイボンディング
等の実装のばらつき等の未解決問題によって、チップ間
で発光ダイオードの光出力の不均一性が生じている。
【0013】特に、従来の端面発光型発光ダイオードア
レイにおいては、図26に示したように発光端面がへき
開によって形成されており、へき開技術そのものが安定
しない技術であるが故に、本質的に発光端面形状が均一
にならないことから、発光部からの光出力が発光端面で
散乱されたり吸収されたりする効果の差異によって発光
ダイオードアレイの光出力の均一性を欠いてしまってい
た。また、発光端面がへき開によって形成されているこ
とにより、結果的に発光端面自体が基板端面をも兼ねて
いるため、発光端面がむき出しの状態になっており、実
装のためのハンドリングの際に発光端面を損傷し易く、
光出力の均一性を更に悪化させてしまうことが度々であ
った。
【0014】本発明は、上記欠点を改善し、光出力の均
一性を改善することができて電子写真方式の画像形成装
置や光プリンタ等で高品質画像が得られるようにするこ
とができる半導体発光装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも発光層と、該発
光層を発光させるための電極とを含む積層構造の端面よ
り光を出射する端面発光型発光ダイオードにおける所定
の層を複数の等間隔に設けた分離溝により電気的・空間
的に分離して形成した発光ダイオードアレイを有する半
導体発光装置において、前記端面発光型発光ダイオード
の光出射面前方のテラス面上に平滑で且つ平坦な反射層
を設けたものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体発光装置において、前記反射層を前記光出射面前方
のテラス面上の全面にわたって帯状に設けたものであ
る。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の半
導体発光装置において、前記反射層を第1の金属膜によ
って形成したものである。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の半
導体発光装置において、前記光出射面前方の絶縁膜上の
テラス面と前記第1の金属膜との密着性を向上させるた
めの第2の金属膜を前記絶縁膜上に形成して前記第2の
金属膜上に前記第1の金属膜を形成したものである。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1記載の半
導体発光装置において、前記端面発光型発光ダイオード
の光出射面前方のテラス面における、各発光ダイオード
と対になる位置の一部に前記反射層を設けたものであ
る。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の半
導体発光装置において、前記光出射面前方のテラス面に
おける各発光ダイオードと対になる位置の絶縁膜上の一
部に前記反射層として第1の金属膜を形成したものであ
る。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体発光装置において、前記光出射面前方の絶縁膜上の
テラス面と前記第1の金属膜との密着性を向上させるた
めの第2の金属膜を前記絶縁膜上に形成して前記第2の
金属膜上に前記第1の金属膜を形成したものである。
【0022】請求項8記載の発明は、請求項1記載の半
導体発光装置において、前記光出射面前方のテラス面の
全面にわたって前記反射層として絶縁膜を帯状に設けた
ものである。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8記載の半
導体発光装置において、絶縁膜と、該絶縁膜上に設けた
第1の金属膜とで前記反射層を構成したものである。
【0024】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
半導体発光装置において、前記第1の金属膜と前記絶縁
膜との密着性を向上させるための第2の金属膜を前記絶
縁膜上に形成して前記第2の金属膜上に前記第1の金属
膜を形成したものである。
【0025】請求項11記載の発明は、請求項8記載の
半導体発光装置において、前記端面発光型発光ダイオー
ドの光出射面前方のテラス面における、各発光ダイオー
ドと対になる位置の一部に前記反射層を設けたものであ
る。
【0026】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の半導体発光装置において、前記光出射面前方のテラス
面の全面にわたって帯状に設けた絶縁膜上における、各
発光ダイオードと対になる位置の一部に前記第1の金属
膜を反射膜として形成したものである。
【0027】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の半導体発光装置において、前記第1の金属膜と前記絶
縁膜との密着性を向上させるための第2の金属膜を前記
絶縁膜上に形成して前記第2の金属膜上に前記第1の金
属膜を形成したものである。
【0028】請求項14記載の発明は、請求項1記載の
半導体発光装置において、前記光出射面前方のテラス面
の全面にわたって直接に金属膜を前記反射層として帯状
に形成したものである。
【0029】請求項15記載の発明は、請求項1記載の
半導体発光装置において、前記光出射面前方のテラス面
における、各発光ダイオードと対になる位置の一部に直
接に金属膜を前記反射層として設けたものである。
【0030】
【作用】請求項1記載の発明では、端面発光型発光ダイ
オードにおける所定の層を複数の等間隔に設けた分離溝
により電気的・空間的に分離して形成した発光ダイオー
ドアレイを有し、発光端面をへき開により形成するので
はなく、分離溝を形成する際に同時に発光端面も形成す
ることにより、高密度で且つ均一な発光端面形状が実現
可能となる。さらに、端面発光型発光ダイオードの光出
射面前方のテラス面上に平滑で且つ平坦な反射層を設け
たことにより、遠視野像の光強度のピーク位置が均一に
なる。
【0031】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
半導体発光装置において、反射層を光出射面前方のテラ
ス面上の全面にわたって帯状に設けたことにより、光出
力の指向性が均一になる。
【0032】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
半導体発光装置において、反射層を第1の金属膜によっ
て形成したことにより、遠視野像の光強度のピーク位置
が均一になる。
【0033】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
半導体発光装置において、光出射面前方の絶縁膜上のテ
ラス面と第1の金属膜との密着性を向上させるための第
2の金属膜を絶縁膜上に形成して第2の金属膜上に第1
の金属膜を形成したことにより、遠視野像の光強度のピ
ーク位置が均一で経時的に変化しなくなる。
【0034】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
半導体発光装置において、端面発光型発光ダイオードの
光出射面前方のテラス面における、各発光ダイオードと
対になる位置の一部に反射層を設けたことにより、発光
端面から出射した光の方向性が規定され、隣接する発光
ダイオードから出射した光の影響を受けることがなくな
って遠視野像の光強度のピーク位置がさらに均一にな
る。
【0035】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
半導体発光装置において、光出射面前方のテラス面にお
ける各発光ダイオードと対になる位置の絶縁膜上の一部
に反射層として第1の金属膜を形成したことにより、発
光端面から出射した光の方向性が規定され、遠視野像の
光強度のピーク位置がさらに均一になる。
【0036】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
半導体発光装置において、光出射面前方の絶縁膜上のテ
ラス面と第1の金属膜との密着性を向上させるための第
2の金属膜を絶縁膜上に形成して第2の金属膜上に第1
の金属膜を形成したことにより、遠視野像の光強度のピ
ーク位置が均一で経時的に変化しなくなる。
【0037】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
半導体発光装置において、光出射面前方のテラス面の全
面にわたって反射層として絶縁膜を帯状に設けたことに
より、反射層が均一になって遠視野像の光強度のピーク
位置が均一になる。
【0038】請求項9記載の発明では、請求項8記載の
半導体発光装置において、絶縁膜と、該絶縁膜上に設け
た第1の金属膜とで反射層を構成したことにより、反射
層の反射率が向上する。
【0039】請求項10記載の発明では、請求項9記載
の半導体発光装置において、第1の金属膜と絶縁膜との
密着性を向上させるための第2の金属膜を絶縁膜上に形
成して第2の金属膜上に第1の金属膜を形成したことに
より、遠視野像の光強度のピーク位置が均一で経時的に
変化しなくなる。
【0040】請求項11記載の発明では、請求項8記載
の半導体発光装置において、端面発光型発光ダイオード
の光出射面前方のテラス面における、各発光ダイオード
と対になる位置の一部に反射層を設けたことにより、発
光端面から出射した光の方向性がさらに規定される。
【0041】請求項12記載の発明では、請求項11記
載の半導体発光装置において、光出射面前方のテラス面
の全面にわたって帯状に設けた絶縁膜上における、各発
光ダイオードと対になる位置の一部に第1の金属膜を反
射膜として形成したことにより、遠視野像の光強度のピ
ーク位置が均一になり、光出力の指向性が均一になる。
【0042】請求項13記載の発明では、請求項12記
載の半導体発光装置において、第1の金属膜と絶縁膜と
の密着性を向上させるための第2の金属膜を絶縁膜上に
形成して第2の金属膜上に第1の金属膜を形成したこと
により、遠視野像の光強度のピーク位置が均一で経時的
に変化しなくなる。
【0043】請求項14記載の発明では、請求項1記載
の半導体発光装置において、光出射面前方のテラス面の
全面にわたって直接に金属膜を反射層として帯状に形成
したことにより、遠視野像の光強度のピーク位置が均一
になる。
【0044】請求項15記載の発明では、請求項1記載
の半導体発光装置において、前記光出射面前方のテラス
面における、各発光ダイオードと対になる位置の一部に
直接に金属膜を前記反射層として設けたことにより、発
光端面から出射した光の方向性が規定され、遠視野像の
光強度のピーク位置がさらに均一になる。
【0045】
【実施例】一般的に、端面発光型発光ダイオードにおい
ては、光出射端面から奥の発光は光出力にあまり寄与せ
ず、むしろ光出射端面近傍の発光が主に光出力に寄与す
ることから、光出射端面に垂直な方向に対する光束の角
度θは面発光型発光ダイオードに比較して小さいことが
知られている。本発明の発明者等の実験では、面発光型
発光ダイオードは2θ≒120°程度であるのに対して
端面発光型発光ダイオードは2θが30°〜100°の
範囲になっており、本発明の発明者はその範囲の角度で
所望の光束を出力する半導体発光装置を作製することが
可能であることを確認している。
【0046】さて、このよう中で、本発明では、前述し
た従来の端面発光型発光ダイオードアレイの問題点(光
出力の均一性の問題点)を解決するための手段として、
発光端面をへき開によって形成するのではなく、発光ダ
イオードアレイの隣接する各素子間に分離溝を形成する
際に同時に発光端面も形成するという手段を採った。こ
の結果、本発明では、発光端面形状が均一になって各発
光部からの出力がそれぞれの発光端面で散乱されたり吸
収されたりする効果の差異が少なくなるので、発光ダイ
オードアレイの光出力の均一性が向上するものと予測さ
れる。また、発光端面がへき開によらない方法によって
形成されることにより、発光端面自体が基板端面を兼ね
ないので、実装のためのハンドリングの際に発光端面を
損傷することが無くなる。従って、光出力の均一性が悪
化することを更に防止することができる。
【0047】すなわち、現状の化合物半導体素子製造プ
ロセスでは、図8に示すように通常2乃至3インチサイ
ズの単結晶ウエハー10を用い、このウエハー10上に
前述の端面発光型発光ダイオードアレイ等のアレイ素子
(発光ダイオード)2(2−1,2−2,2−3・・
・)を有する発光装置を効率良く配置して製造してお
り、ウエハー10上に製造したアレイ素子2をウエハー
10から切り出す際には、スクライブライン9に沿って
ダイシングによって切削する。
【0048】周知のようにダイシング技術はディスク状
のブレード刃を30,000rps程度の回転数で高速
回転させながらウエハーからアレイ素子の切り出しを行
う技術であり、ウエハー10からスクライブライン9に
沿って切り出したアレイ素子にピッチングが生じ易いと
いう欠点がある。このため、ダイシング時の発光端面の
スクライブによる損傷を防ぐために、発光端面からスク
ライブライン9までの間に所定の距離:テラス長(所
謂、切り代+チッピングマージン)を採る必要がある。
この発光端面のスクライブによる損傷を防ぐために採っ
た台地のことをテラスと呼んでいる。
【0049】端面発光型発光ダイオードアレイの光出力
の均一性を改善しようとしたためにテラスができた訳で
あるが、このテラスは、光プリンタの光出力の不均一性
を改善しようとする課題を解決するための手段としては
不十分である。すなわち、端面発光型発光ダイオードア
レイの場合は、アレイ素子2の発光端面から仰角方向に
は何ら問題はないが、アレイ素子2の発光端面から俯角
方向に関しては、例えば図5に示すようにテラス面29
が存在していることによりアレイ素子2の発光端面6か
らのからの光がテラス面29で反射されてその後に仰角
方向に進行するために、結果的にテラス面29からの反
射光は発光端面6から仰角方向に出射した光との相互干
渉によって図6(a)に示すようなサイドローブが出た
ような遠視野像(F.F.P)になってしまう。また、
この遠視野像のピークのピーク位置は、図6(a)
(b)に示すように同一のアレイ素子2内であっても、
端面発光型発光ダイオードの設計上の光出力位置から仰
角側にずれる場合と比較的ずれない場合がある。このこ
とは、端面発光型発光ダイオードをアレイ状に配置して
光プリンタの光源に使用する際にレンズと光源との相互
関係を考慮した場合に大きな問題である。これは、上述
のように光プリンタの光出力の均一性を改善するために
は、端面発光型発光ダイオードアレイの光出力の均一性
を改善するのみならず、少なくともレンズとの相互関係
をも考慮すべきであることを意味している。
【0050】すなわち、図24に示すように発光ダイオ
ード201−m−pからの光は等倍結像系202を介し
て感光ドラム203上に結像される訳であるが、このよ
うな光学系でレンズの角度Θ(Θ=arctan(φ/2s)、
φはレンズの有効口径、sは物距離)は、レンズを通過
する光出力を均一にする上で重要である。つまり、等倍
結像素子202の開口数(N.A.=nsinΘ、nは媒
質の屈折率)はMTF(レンズの空間周波数)等を考慮
して決まっているので、発光ダイオードの発光端面から
の光束の角度θがΘより大きい場合には等倍結像素子2
02に入射できない光により光利用率が低下する。従っ
て、光束の角度θを小さくするための努力が為されてい
る。
【0051】このことは、端面発光型発光ダイオードを
アレイ状に配置して光プリンタの光源に使用する際に
は、各発光ダイオードからの光束の角度θを均一にする
のと同時に、それぞれの発光ダイオードの遠視野像の光
強度のピーク位置もレンズアレイの光軸と一致するよう
にすることが重要であることを示している。レンズと光
源との相互関係を考慮した場合には、直感的に光束の角
度θを小さくすることに特化したり、積分球で評価する
ような単純な端面発光型発光ダイオードアレイの光出力
の均一性を追及したりしていたのでは、光プリンタの光
出力の不均一性を解決する手段としては不十分であるこ
とを示している。つまり、光束の角度θを小さく且つ均
一にしようとするのはもちろんのこと、同時に端面発光
型発光ダイオードアレイとしての遠視野像の光強度のピ
ーク位置を含めた光指向性をも均一にする必要があるこ
とになる訳である。
【0052】すなわち、光プリンタに使用されるレンズ
アレイの光軸を考慮した上で上記課題に対する解決手段
として、端面発光型発光ダイオードアレイの光出射端面
前方のテラス面上に平滑で且つ平坦な反射層を設け、テ
ラス面で反射されてその後に仰角方向に進行する光を均
一にしてやることにより、それぞれの発光ダイオードの
遠視野像の光強度のピーク位置をレンズアレイの光軸と
一致させることができるので、従来にない端面発光型発
光ダイオードアレイを用いた高密度、高品質の画像が得
られる光プリンタを実現できる。
【0053】次に、本発明の第1実施例を説明する。こ
の第1実施例は請求項1〜3記載の発明の実施例であ
る。この第1実施例の発光ダイオードアレイチップにお
いては、図2に示すように端面発光型発光ダイオードア
レイ2は、ドット密度が600dpi相当であり、Ga
Asからなるn型基板1上に256個の端面発光型発光
ダイオードの素子2−1〜2−256が形成されてい
る。
【0054】この発光ダイオードアレイ2の積層構造
は、図1に示すように基板1の上にMOVPE法により
n型バッファ層21、Al0.4Ga0.6Asからなるn型
クラッド層22、発光層であるAl0.2Ga0.8Asから
なる活性層23、Al0.4Ga0. 6Asからなるp型クラ
ッド層24、GaAsからなるp型キャップ層25、お
よび亜鉛を高濃度にドーピングしたGaAsからなるp
型コンタクト層26という複数の層を積層した積層構造
により形成されている。なお、この積層構造2は、いわ
ゆるダブルヘテロ構造を含んでいるために、俯角と仰角
の光束の角度θが等しい。
【0055】図3に示すように積層構造2の表面、すな
わちコンタクト層26上面から基板1の表面まで及びア
レー方向に対して直角に基板1に達する分離溝11が塩
素系ガスを用いたドライエッチング法により形成されて
おり、この分離溝11によって発光ダイオードアレイ2
内の各発光ダイオードが電気的・空間的に分離されてい
る。また、この分離溝11の形成時に同時に発光ダイオ
ードの光出射面がテラス29に形成され、Sio2,S
iNX等の絶縁膜が形成された後にマスクが形成されて
から各発光ダイオードの各コンタクト層26上にそれぞ
れAu−Zn/AuからなるP型電極27が形成され
る。
【0056】次に、配線用ボンディングパット3(3−
1〜3−256)が形成された後に、光出射面前方のテ
ラス29面上の全面にわたって帯状にAu,Al等の金
属膜が反射層29”として形成される。基板1の裏面に
はAu−Ge/Ni/Auからなるn型電極28が形成
されて第1実施例の半導体発光装置が完成する。P型電
極27は図3に示すように端面発光型発光ダイオードア
レイ2の各発光ダイオードと、その後方に配置された配
線用ボンディングパット3(3−1〜3−256)に電
気的に接続されている。これによりボンディングによる
ダメージから半導体発光装置の素子が保護され、発光効
率の劣化が防止される。この配線用ボンディングパット
3は、光出射方向に4段に配列されており(配線用ボン
ディングパット3の段数は必ずしも4段である必要はな
い)、高密度実装が可能になっている。なお、発光ダイ
オードアレイチップは、配線用ボンディングパット3か
ら図示しないドライバー回路チップとワイヤーボンディ
ングにより接続される。
【0057】このようにして構成された端面発光型発光
ダイオードアレイ2は、膜特性の均一性に優れたMOV
PE法により作製されているために、同一の発光ダイオ
ードアレイチップ内においては、光出力のばらつきが±
5%以下になっている。このように、第1実施例では、
発光端面をへき開によらないでダイシングによって形成
することで、高密度で且つ均一な発光端面形状が実現可
能となり、結果として生じたテラス29上に反射層2
9”を設けることで、光プリンタのレンズアレイの光軸
と一致するように遠視野像(F.F.P)の光強度のピ
ーク位置を均一に形成することができるので、端面発光
型発光ダイオードアレイの光出力の指向性に対しての均
一化が可能となるのと同時に、光プリンタの光出力の不
均一性を改善することができる。また、発光端面がへき
開によらずにダイシングによって形成されることによ
り、発光端面自体が基板端面を兼ねないので、実装のた
めのハンドリングの際に発光端面を損傷することが無く
なる。従って、光出力の均一性が悪化することを更に防
止することができる。
【0058】ところで、テラス29はドライエッチング
法によってコンタクト層26上面から基板1の表面まで
アレー方向に対して直角に基板1に達する分離溝11を
形成する際に同時に形成されるものであるので、テラス
29上には微細な凹凸が存在している。このテラス29
の面上は、配線用ボンディングパット3を形成する直前
に堆積したSiO2,SiNX等の絶縁膜4によって覆わ
れている。そこで、発光部からの光出力が上述のように
テラス29上で散乱されたり吸収されたりするために、
テラス29上のSiO2,SiNX等の絶縁膜4上の全面
にわたって帯上の反射層29”を設けている。これによ
って、光出力の指向性を均一にできる。具体的には、反
射層29”をAu,Al等の金属膜によって形成するこ
とによつて、テラス29上を平坦で且つ平滑にしてい
る。これによって、遠視野像(F.F.P)の光強度の
ピーク位置、即ち光指向性を均一にできる。
【0059】なお、光プリンタ光源の発光部となる発光
ダイオードアレイチップ上の端面発光型発光ダイオード
アレイ2は、すべての層構成で同時にn型をp型とし、
p型をn型として構成してもよい。さらに、分離溝11
は、基板1面に垂直に形成されているが、必ずしも基板
1面に垂直に形成する必要はなく、基板1面に略垂直
に、もしくは活性面23と平行でなく形成してもよい。
また、分離溝11は積層構造2の表面より基板1に達す
るように形成されているが、本質的には、隣接する各端
面発光型発光ダイオードの活性層23の間を電気的に分
離すれば良いことから、分離溝11の底部が必ずしも基
板1まで達している必要はなく、活性層23を通ってク
ラッド層22に達していれば十分に機能するものであ
る。
【0060】図4は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は請求項4記載の発明の実施例であり、上記第
1実施例において、配線用ボンディングパット3(3−
1〜3−256)を形成した後に、光出射端面前方のテ
ラス29上の全面にわたって帯状に100Å程度のCr
の薄膜30を形成してから、その上にAu,Al等の金
属膜を反射層29”として形成し、配線用ボンディング
パット3(3−1〜3−256)を形成して基板1の裏
面にAu−Ge/Ni/Auからなるn型電極28を形
成することによって半導体発光装置として完成したもの
である。
【0061】SiO2に対するAuの密着性には難があ
るので、テラス29”と反射層29”との密着性が要求
される場合には、第2実施例のようにSiO2とAuの
両方に親和性の良い金属、例えばCrからなる薄膜30
を光出射端面前方のテラス29上(SiO2からなる絶
縁膜4上)の全面にわたって帯状に形成してから、その
上にAuからなる金属膜29”を積層することで、遠視
野像の光強度のピーク位置を均一で経時的に変化しない
ようにできる。
【0062】図9及び図10は本発明の第3実施例を示
す。この第3実施例は、請求項5,6記載の発明の実施
例であり、上記第1実施例において、配線用ボンディン
グパット3(3−1〜3−256)を形成した後に、光
出射端面前方のテラス29上においてそれぞれの発光ダ
イオード2−1〜2−256と対となるような位置の一
部に平滑で且つ平坦に反射層29”を形成し、配線用ボ
ンディングパット3(3−1〜3−256)を形成して
基板1の裏面にAu−Ge/Ni/Auからなるn型電
極28を形成することによって半導体発光装置として完
成したものである。この第3実施例は、発光端面から出
射した光の方向性をさらに規定するために、光出射端面
前方のテラス29上においてそれぞれの発光ダイオード
2−1〜2−256と対らなるような位置の一部に平滑
で且つ平坦に反射層29”を形成したものである。これ
によって、隣接する各発光ダイオードから出射した光の
影響を受けることが無くなるので、遠視野像(F.F.
P)の光強度のピーク位置をさらに均一にできる。反射
層29”は、Au,Al等の金属膜が採用され、この金
属膜単層で90%程度の反射率が得られている。
【0063】図11は本発明の第4実施例を示す。この
第4実施例は、請求項7記載の発明の実施例であり、上
記第1実施例において、配線用ボンディングパット3
(3−1〜3−256)を形成した後に、光出射端面前
方のテラス29上においてそれぞれの発光ダイオード2
−1〜2−256と対となるような位置の一部に100
Å程度のCrの薄膜30を形成してから、その上にA
u,Al等の金属膜を反射層29”として形成し、配線
用ボンディングパット3(3−1〜3−256)を形成
して基板1の裏面にAu−Ge/Ni/Auからなるn
型電極28を形成することによって半導体発光装置とし
て完成したものである。この第4実施例では、第2実施
例と同様に遠視野像の光強度のピーク位置を均一で経時
的に変化しないようにできる。なお、第4実施例では、
反射層29”の形状は矩形になっているが、円形,楕円
形等でもよい。反射層29”の形状は基板1と平行な方
向の光出射端面からの光の遠視野像(F.F.P)の光
強度プロファイルから決定してやればよい。
【0064】図12及び図13は本発明の第5実施例を
示す。この第5実施例は請求項8記載の発明の実施例で
ある。第5実施例は、上記第1実施例において、SiO
2,SiNX等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線用ボンディ
ングパット3(3−1〜3−256)の形成直前に、G
aAsからなる基板1上のテラス29”面以外の面上に
マスクをしてフッ酸系のエッチャントによってテラス2
9”面上の絶縁膜4を除去した後に、硫酸系のエッチャ
ントによってGaAsからなる基板1上のテラス29”
面を処理して凹凸を無くし滑らかにした上で、光出射端
面前方のテラス29”面の全面にわたって帯状にSiO
2,SiNX等の絶縁膜を反射層29”として厚さ500
0Å程度形成し、配線用ボンディングパット3(3−1
〜3−256)を形成して基板1の裏面にAu−Ge/
Ni/Auからなるn型電極28を形成することによっ
て半導体発光装置として完成したものである。この第5
実施例では、反射層29”は、下地となるGaAsから
なる基板1の表面が滑らかになるので、SiO2,Si
X等の絶縁膜をテラス29面の全面にわたって帯状に
均一に形成することができ、遠視野像の光強度のピーク
位置を均一にできる。
【0065】図14は本発明の第6実施例を示す。この
第6実施例は請求項9記載の発明の実施例である。第6
実施例は、上記第1実施例において、SiO2,SiNX
等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線用ボンディングパット
3(3−1〜3−256)の形成直前に、GaAsから
なる基板1上のテラス29”面以外の面上にマスクをし
てフッ酸系のエッチャントによってテラス29”面上の
絶縁膜4を除去した後に、硫酸系のエッチャントによっ
てGaAsからなる基板1上のテラス29”面を処理し
て凹凸を無くし滑らかにした上で、光出射端面前方のテ
ラス29”面の全面にわたって帯状にSiO2,SiNX
等の絶縁膜30を厚さ5000Å程度堆積した後に、反
射層29”としてAU,Al等の金属膜を形成し、配線
用ボンディングパット3(3−1〜3−256)を形成
して基板1の裏面にAu−Ge/Ni/Auからなるn
型電極28を形成することによって半導体発光装置とし
て完成したものである。この第6実施例では、反射層2
9”を金属膜により形成したので、反射層29”の反射
率が向上する。
【0066】図15は本発明の第7実施例を示す。この
第7実施例は請求項10記載の発明の実施例である。第
7実施例は、上記第1実施例において、SiO2,Si
X等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線用ボンディングパ
ット3(3−1〜3−256)の形成直前に、GaAs
からなる基板1上のテラス29”面以外の面上にマスク
をしてフッ酸系のエッチャントによってテラス29”面
上の絶縁膜4を除去した後に、硫酸系のエッチャントに
よってGaAsからなる基板1上のテラス29”面を処
理して凹凸を無くし滑らかにした上で、光出射端面前方
のテラス29”面の全面にわたって帯状にSiO2,S
iNX等の絶縁膜301を厚さ5000Å程度堆積した後
に、100Å程度のCrからなる薄膜302を形成し、
反射層29”としてAU,Al等の金属膜を形成し、配
線用ボンディングパット3(3−1〜3−256)を形
成して基板1の裏面にAu−Ge/Ni/Auからなる
n型電極28を形成することによって半導体発光装置と
して完成したものである。この第7実施例では、第2実
施例と同様に遠視野像の光強度のピーク位置を均一で経
時的に変化しないようにできる。
【0067】図16及び図17は本発明の第8実施例を
示す。この第8実施例は請求項11,12記載の発明の
実施例である。第8実施例は、上記第1実施例におい
て、SiO2,SiNX等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線
用ボンディングパット3(3−1〜3−256)の形成
直前に、GaAsからなる基板1上のテラス29”面以
外の面上にマスクをしてフッ酸系のエッチャントによっ
てテラス29”面上の絶縁膜4を除去した後に、硫酸系
のエッチャントによってGaAsからなる基板1上のテ
ラス29”面を処理して凹凸を無くし滑らかにした上
で、光出射端面前方のテラス29”面の全面にわたって
帯状にSiO 2,SiNX等の絶縁膜30を厚さ5000
Å程度堆積した後に、光出射端面前方のテラス29面上
のそれぞれの発光ダイオード2−1〜2−256と対に
なるような位置に反射層29”としてAu,Al等の金
属膜を形成し、配線用ボンディングパット3(3−1〜
3−256)を形成して基板1の裏面にAu−Ge/N
i/Auからなるn型電極28を形成することによって
半導体発光装置として完成したものである。
【0068】この第8実施例では、テラス29”面の全
面にわたって帯状に絶縁膜30を堆積した後に光出射端
面前方のテラス29面上のそれぞれの発光ダイオード2
−1〜2−256と対になるような位置に平滑で且つ平
坦な反射層29”を形成したことにより、発光端面から
出射した光の方向性をさらに規定でき、反射層29”を
Au,Al等の金属膜で形成したことにより、遠視野像
の光強度のピーク位置を均一にできて光出力の指向性を
均一にできる。
【0069】図18は本発明の第9実施例を示す。この
第9実施例は請求項13記載の発明の実施例である。第
9実施例は、上記第1実施例において、SiO2,Si
X等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線用ボンディングパ
ット3(3−1〜3−256)の形成直前に、GaAs
からなる基板1上のテラス29”面以外の面上にマスク
をしてフッ酸系のエッチャントによってテラス29”面
上の絶縁膜4を除去した後に、硫酸系のエッチャントに
よってGaAsからなる基板1上のテラス29”面を処
理して凹凸を無くし滑らかにした上で、光出射端面前方
のテラス29”面の全面にわたって帯状にSiO2,S
iNX等の絶縁膜301を厚さ5000Å程度堆積した後
に、光出射端面前方のテラス29面上のそれぞれの発光
ダイオード2−1〜2−256と対になるような位置に
100Å程度のCrからなる薄膜302を形成し、反射
層29”としてAu,Al等の金属膜を形成し、配線用
ボンディングパット3(3−1〜3−256)を形成し
て基板1の裏面にAu−Ge/Ni/Auからなるn型
電極28を形成することによって半導体発光装置として
完成したものである。この第9実施例では、第2実施例
と同様に遠視野像の光強度のピーク位置を均一で経時的
に変化しないようにできる。
【0070】図19及び図20は本発明の第10実施例
を示す。この第10実施例は請求項14記載の発明の実
施例である。第10実施例は、上記第1実施例におい
て、SiO2,SiNX等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線
用ボンディングパット3(3−1〜3−256)の形成
直前に、GaAsからなる基板1上のテラス29”面以
外の面上にマスクをしてフッ酸系のエッチャントによっ
てテラス29”面上の絶縁膜4を除去した後に、硫酸系
のエッチャントによってGaAsからなる基板1上のテ
ラス29”面を処理して凹凸を無くし滑らかにした上
で、光出射端面前方のテラス29”面の全面にわたって
帯状に膜厚5000Å程度のAu,Al等の金属膜を反
射層29”として形成し、配線用ボンディングパット3
(3−1〜3−256)を形成して基板1の裏面にAu
−Ge/Ni/Auからなるn型電極28を形成するこ
とによって半導体発光装置として完成したものである。
この第10実施例では、反射層29”をテラス29面の
全面にわたって帯状に均一に形成することができ、遠視
野像の光強度のピーク位置を均一にできる。
【0071】図21及び図22は本発明の第11実施例
を示す。この第11実施例は請求項15記載の発明の実
施例である。第11実施例は、上記第1実施例におい
て、SiO2,SiNX等の絶縁膜4の堆積後で且つ配線
用ボンディングパット3(3−1〜3−256)の形成
直前に、GaAsからなる基板1上のテラス29”面以
外の面上にマスクをしてフッ酸系のエッチャントによっ
てテラス29”面上の絶縁膜4を除去した後に、光出射
端面前方のテラス29面上のそれぞれの発光ダイオード
2−1〜2−256と対になるような位置に反射層2
9”としてAu,Al等の金属膜を直接に形成し、配線
用ボンディングパット3(3−1〜3−256)を形成
して基板1の裏面にAu−Ge/Ni/Auからなるn
型電極28を形成することによって半導体発光装置とし
て完成したものである。
【0072】この第11実施例では、テラス29面上の
それぞれの発光ダイオード2−1〜2−256と対らな
るような位置に反射層29”としてAu,Al等の金属
膜を直接に形成したので、発光ダイオードの光射方向に
例えば隣接する発光ダイオードからの不要な光が出射さ
れることを防止することができ、光プリンタで印字ドッ
トの大きさや印字濃度が均一な高品質の画像を得ること
が実現可能となる。また、端面発光型発光ダイオードア
レイの発光端面前方のテラスにより、発光端面自体が基
板端面を兼ねないので、実装のためのハンドリングの際
に発光端面を損傷することがなく、光出力の均一性と素
子の歩留まりを向上させることができる。
【0073】図7は上記第5実施例のサンプル(端面発
光型発光ダイオードアレイ素子)を用いて測定した、そ
れぞれの発光ダイオードの遠視野像(F.F.P)の光
強度プロファイルをアレイ方向に並べて空間的に示した
図である。図7に示すように端面発光型発光ダイオード
素子の上方に出射された光と、端面発光型発光ダイオー
ド素子の下方に出射されてテラス面で反射された後に直
接に上方に向かう光との相互作用によって出現したサイ
ドローブが観測できる。一方、アレイ方向の最大光強度
の位置は隣接する発光ダイオード素子の間で均一になっ
ている。このように上記実施例の端面発光型発光ダイオ
ードアレイ素子では、均一な光出力が得られる。以上の
ように本発明の原理の妥当性が実験的検証によって明ら
かになり、本発明による端面発光型発光ダイオードアレ
イが従来のものと比較して格段に光出力の均一性を有す
ることが確認された。なお、本発明は光プリンタ以外の
電子写真方式画像形成装置等の光源として用いて同様な
効果を得ることが可能である。
【0074】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、少なくとも発光層と、該発光層を発光させるための
電極とを含む積層構造の端面より光を出射する端面発光
型発光ダイオードにおける所定の層を複数の等間隔に設
けた分離溝により電気的・空間的に分離して形成した発
光ダイオードアレイを有する半導体発光装置において、
前記端面発光型発光ダイオードの光出射面前方のテラス
面上に平滑で且つ平坦な反射層を設けたので、端面発光
型発光ダイオードアレイの光出力の指向性に対しての均
一化が可能となるのと同時に、光プリンタの光出力の不
均一性を改善することが可能となる。また、発光端面が
へき開によらずにダイシングによって形成されることに
より、発光端面自体が基板端面を兼ねないので、実装の
ためのハンドリングの際に発光端面を損傷することが無
くなる。従って、光出力の均一性が悪化することを更に
防止することができる。
【0075】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の半導体発光装置において、前記反射層を前記光出射
面前方のテラス面上の全面にわたって帯状に設けたの
で、光出力の指向性を均一にできる。
【0076】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の半導体発光装置において、前記反射層を第1の金属
膜によって形成したので、遠視野像(F.F.P)の光
強度のピーク位置、即ち光指向性を均一にできる。
【0077】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の半導体発光装置において、前記光出射面前方の絶縁
膜上のテラス面と前記第1の金属膜との密着性を向上さ
せるための第2の金属膜を前記絶縁膜上に形成して前記
第2の金属膜上に前記第1の金属膜を形成したので、遠
視野像の光強度のピーク位置を均一で経時的に変化しな
いようにできる。
【0078】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の半導体発光装置において、前記端面発光型発光ダイ
オードの光出射面前方のテラス面における、各発光ダイ
オードと対になる位置の一部に前記反射層を設けたの
で、隣接する各発光ダイオードから出射した光の影響を
受けることが無くなって遠視野像(F.F.P)の光強
度のピーク位置をさらに均一にできる。
【0079】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の半導体発光装置において、前記光出射面前方のテラ
ス面における各発光ダイオードと対になる位置の絶縁膜
上の一部に前記反射層として第1の金属膜を形成したの
で、発光端面から出射した光の方向性を規定でき、遠視
野像の光強度のピーク位置をさらに均一にできる。
【0080】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の半導体発光装置において、前記光出射面前方の絶縁
膜上のテラス面と前記第1の金属膜との密着性を向上さ
せるための第2の金属膜を前記絶縁膜上に形成して前記
第2の金属膜上に前記第1の金属膜を形成したので、請
求項4記載の発明と同様に遠視野像の光強度のピーク位
置を均一で経時的に変化しないようにできる。
【0081】請求項8記載の発明によれば、請求項1記
載の半導体発光装置において、前記光出射面前方のテラ
ス面の全面にわたって前記反射層として絶縁膜を帯状に
設けたので、反射層をテラス面の全面にわたって帯状に
均一に形成することができ、遠視野像の光強度のピーク
位置を均一にできる。
【0082】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の半導体発光装置において、絶縁膜と、該絶縁膜上に
設けた第1の金属膜とで前記反射層を構成したので、反
射層29”を金属膜により形成したので、反射層”の反
射率を向上させることができる。
【0083】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の半導体発光装置において、前記第1の金属膜と前
記絶縁膜との密着性を向上させるための第2の金属膜を
前記絶縁膜上に形成して前記第2の金属膜上に前記第1
の金属膜を形成したので、請求項4記載の発明と同様に
遠視野像の光強度のピーク位置を均一で経時的に変化し
ないようにできる。
【0084】請求項11記載の発明によれば、請求項8
記載の半導体発光装置において、前記端面発光型発光ダ
イオードの光出射面前方のテラス面における、各発光ダ
イオードと対になる位置の一部に前記反射層を設けたの
で、発光端面から出射した光の方向性をさらに規定でき
る。
【0085】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の半導体発光装置において、前記光出射面前方の
テラス面の全面にわたって帯状に設けた絶縁膜上におけ
る、各発光ダイオードと対になる位置の一部に前記第1
の金属膜を反射膜として形成したので、遠視野像の光強
度のピーク位置を均一にできて光出力の指向性を均一に
できる。
【0086】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の半導体発光装置において、前記第1の金属膜と
前記絶縁膜との密着性を向上させるための第2の金属膜
を前記絶縁膜上に形成して前記第2の金属膜上に前記第
1の金属膜を形成したので、請求項4記載の発明と同様
に遠視野像の光強度のピーク位置を均一で経時的に変化
しないようにできる。
【0087】請求項14記載の発明によれば、請求項1
記載の半導体発光装置において、前記光出射面前方のテ
ラス面の全面にわたって直接に金属膜を前記反射層とし
て帯状に形成したので、反射層をテラス面の全面にわた
って帯状に均一に形成することができ、遠視野像の光強
度のピーク位置を均一にできる。
【0088】請求項15記載の発明によれば、請求項1
記載の半導体発光装置において、前記光出射面前方のテ
ラス面における、各発光ダイオードと対になる位置の一
部に直接に金属膜を前記反射層として設けたので、発光
ダイオードの光射方向に不要な光が出射されることを防
止することができ、光プリンタ等で印字ドットの大きさ
や印字濃度が均一な高品質の画像を得ることが実現可能
となる。また、端面発光型発光ダイオードアレイの発光
端面前方のテラスにより、発光端面自体が基板端面を兼
ねないので、実装のためのハンドリングの際に発光端面
を損傷することがなく、光出力の均一性と素子の歩留ま
りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同第1実施例を示す平面図である。
【図3】同第1実施例の一部を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の基本となる考え方の原理を説明するた
めの断面図である。
【図6】遠視野像の例を示す図である。
【図7】本発明の実施例の遠視野像をアレイ方向に並べ
て空間的に示した図である。
【図8】単結晶ウエハ上に形成された発光ダイオードア
レイチップ群を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図10】同第3実施例の一部を示す斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図13】同第5実施例の一部を示す斜視図である。
【図14】本発明の第6実施例を示す断面図である。
【図15】本発明の第7実施例を示す断面図である。
【図16】本発明の第8実施例を示す断面図である。
【図17】同第8実施例の一部を示す斜視図である。
【図18】本発明の第9実施例を示す断面図である。
【図19】本発明の第10実施例を示す断面図である。
【図20】同第10実施例の一部を示す斜視図である。
【図21】本発明の第11実施例を示す断面図である。
【図22】同第11実施例の一部を示す斜視図である。
【図23】従来の発光ダイオードアレイを用いた光プリ
ンタヘッドを構成する発光歩基板を示す斜視図である。
【図24】光プリンタの発光ダイオードアレイの発光部
と感光体面の結像点との関係を示す図である。
【図25】従来の面発光型発光ダイオードアレイを示す
平面図である。
【図26】従来の端面発光型発光ダイオードアレイを示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2,2−1〜2−256 発光ダイオード 11 分離溝 29 テラス 29” 反射層

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも発光層と、該発光層を発光させ
    るための電極とを含む積層構造の端面より光を出射する
    端面発光型発光ダイオードにおける所定の層を複数の等
    間隔に設けた分離溝により電気的・空間的に分離して形
    成した発光ダイオードアレイを有する半導体発光装置に
    おいて、前記端面発光型発光ダイオードの光出射面前方
    のテラス面上に平滑で且つ平坦な反射層を設けたことを
    特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体発光装置において、
    前記反射層を前記光出射面前方のテラス面上の全面にわ
    たって帯状に設けたことを特徴とする半導体発光装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の半導体発光装置において、
    前記反射層を第1の金属膜によって形成したことを特徴
    とする半導体発光装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の半導体発光装置において、
    前記光出射面前方の絶縁膜上のテラス面と前記第1の金
    属膜との密着性を向上させるための第2の金属膜を前記
    絶縁膜上に形成して前記第2の金属膜上に前記第1の金
    属膜を形成したことを特徴とする半導体発光装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の半導体発光装置において、
    前記端面発光型発光ダイオードの光出射面前方のテラス
    面における、各発光ダイオードと対になる位置の一部に
    前記反射層を設けたことを特徴とする半導体発光装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の半導体発光装置において、
    前記光出射面前方のテラス面における各発光ダイオード
    と対になる位置の絶縁膜上の一部に前記反射層として第
    1の金属膜を形成したことを特徴とする半導体発光装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の半導体発光装置において、
    前記光出射面前方の絶縁膜上のテラス面と前記第1の金
    属膜との密着性を向上させるための第2の金属膜を前記
    絶縁膜上に形成して前記第2の金属膜上に前記第1の金
    属膜を形成したことを特徴とする半導体発光装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の半導体発光装置において、
    前記光出射面前方のテラス面の全面にわたって前記反射
    層として絶縁膜を帯状に設けたことを特徴とする半導体
    発光装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の半導体発光装置において、
    絶縁膜と、該絶縁膜上に設けた第1の金属膜とで前記反
    射層を構成したことを特徴とする半導体発光装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の半導体発光装置におい
    て、前記第1の金属膜と前記絶縁膜との密着性を向上さ
    せるための第2の金属膜を前記絶縁膜上に形成して前記
    第2の金属膜上に前記第1の金属膜を形成したことを特
    徴とする半導体発光装置。
  11. 【請求項11】請求項8記載の半導体発光装置におい
    て、前記端面発光型発光ダイオードの光出射面前方のテ
    ラス面における、各発光ダイオードと対になる位置の一
    部に前記反射層を設けたことを特徴とする半導体発光装
    置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の半導体発光装置におい
    て、前記光出射面前方のテラス面の全面にわたって帯状
    に設けた絶縁膜上における、各発光ダイオードと対にな
    る位置の一部に前記第1の金属膜を反射膜として形成し
    たことを特徴とする半導体発光装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の半導体発光装置におい
    て、前記第1の金属膜と前記絶縁膜との密着性を向上さ
    せるための第2の金属膜を前記絶縁膜上に形成して前記
    第2の金属膜上に前記第1の金属膜を形成したことを特
    徴とする半導体発光装置。
  14. 【請求項14】請求項1記載の半導体発光装置におい
    て、前記光出射面前方のテラス面の全面にわたって直接
    に金属膜を前記反射層として帯状に形成したことを特徴
    とする半導体発光装置。
  15. 【請求項15】請求項1記載の半導体発光装置におい
    て、前記光出射面前方のテラス面における、各発光ダイ
    オードと対になる位置の一部に直接に金属膜を前記反射
    層として設けたことを特徴とする半導体発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09153758A (ja) * 1995-09-29 1997-06-10 Toshiba Corp 弾性表面波デバイス
CN100403557C (zh) * 2003-04-21 2008-07-16 三星电机株式会社 半导体发光二极管及其制造方法
JP2012033898A (ja) * 2010-06-29 2012-02-16 Nichia Chem Ind Ltd 半導体素子及びその製造方法

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