JPH0718318Y2 - 飼料配合装置 - Google Patents

飼料配合装置

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JPH0718318Y2
JPH0718318Y2 JP1989119400U JP11940089U JPH0718318Y2 JP H0718318 Y2 JPH0718318 Y2 JP H0718318Y2 JP 1989119400 U JP1989119400 U JP 1989119400U JP 11940089 U JP11940089 U JP 11940089U JP H0718318 Y2 JPH0718318 Y2 JP H0718318Y2
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semi
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conveyor
premix
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一士 松前
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東亜機械工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、家畜に合わせて、飼料の半製品に、少量の
添加物(抗生物質,抗菌性物質、ビタミン剤、ミネラル
等をいう。本明細書においておなじ)を含有する有薬プ
レミックスを均等に配合することができる飼料配合装置
に関し、特に、処理能力に比して大幅に小型化可能で、
且つ、配合精度の高い飼料配合装置に関する。
(従来技術) 現在家畜の飼料は、その家畜の飼育に最も適した内容と
なるよう、複数の飼料用原料(例えば、穀物,植物油
粕,動物性蛋白)を適当な割合で配合したもの(本明細
書において半製品という)が使用されている。また、そ
の半製品中には、その家畜の成長を円滑に促進するた
め、あるいは健康を維持促進させるための添加物が添加
される。
そして、家畜への供与に際し、上記半製品中に上記添加
物が偏ることなく分布した状態で且つ正確に所望量(配
合割合)だけ供給されるよう、まず、上記添加物に比較
的少量の半製品を添加して何倍かに希釈した状態の所謂
有薬プレミックスの形態にしておき、次に、上記半製品
と有薬プレミックスを攪拌混合(ミキシング)すること
によって、最終的に製品としての「配合飼料」が製造さ
れる。
ところで、従来、上記半製品と有薬プレミックスとの配
合は、それぞれの貯蔵タンクに貯蔵されている半製品と
有薬プレミックスとを、バッチミキサーと呼ばれるバッ
チ式の混合ミキサー(攪拌装置)内に配合すべきそれぞ
れの全量を一度に投入し、該ミキサーを所定時間稼働さ
せて各配合物が配合飼料中に均等に分布するよう攪拌混
合し、該攪拌混合が終了すると、上記バッチミキサーの
排出口を開けて、処理し終わった配合飼料を取出すとと
もに、空になった混合ミキサーに新たな半製品と有薬プ
レミックスを投入して次の配合をおこなっていた。
そして、上記混合ミキサーの稼働率を高めるため(混合
ミキサーの待機状態が最少になる状態で使用するた
め)、その上方には該混合ミキサーの一回分の攪拌混合
量(一回の処理量)の半製品と有薬プレミックスを最小
時間で供給可能な投入ホッパーが配設され、また、該混
合ミキサーの下方には該混合ミキサーで配合された一回
の処理量の配合飼料を最小時間で払い出して徐々にその
下流の搬送コンベヤに供給可能な払い出しホッパーが配
設されている。
そして、この種のバッチ式ミキサーからなる飼料配合装
置は、半製品と有薬プレミックスを正確に所定量計量し
て混合ミキサーに供給でき、且つここで大きな攪拌容器
内で比較的時間をかけて攪拌混合するため、非常に精度
良く配合できる特長を有し、現在専らこの種の飼料配合
装置が使用されているのが現況である。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この種の従来の飼料配合装置は、混合ミキサ
ーがバッチ式であることより、時間当たりの処理能力の
割りには非常に大きなスペースを必要とする。上述のよ
うに、単位時間当たりの処理能力を向上させるために、
混合ミキサーの上方と下方に供給用と払い出し用の各ホ
ッパーを付設しても、混合ミキサー単体に着目すると多
少の単位時間当たりの処理能力は向上するものの、両方
のホッパー分だけスペースが増えるため、結果的に時間
当たりの処理能力の割りに大きなスペースが必要となる
欠点がある。例えば、単位時間当たりの処理能力が60t
で、バッチ一作業サイクルが3分とすると、この飼料配
合装置の場合には、混合ミキサーの攪拌容器(攪拌槽)
は、上記半製品と有薬プレミックスが3t収納できる大き
さのものが必要となり、一般に余裕が必要となることよ
り5t程度の大きさの攪拌容器を具備した混合ミキサー
と、その上下に同じ程度の大きさのホッパーが各1個必
要となる。従って、時間当たり60tの設備の場合、少な
くとも、高さ方向に30〜35m程度、平面的にも約50m2(7
m×7m)程度の広さのスペースが必要となる。このた
め、これらを覆う建屋の大きさ及びこの構造物(建屋)
の基礎は非常に大きなものとなる。さらに、動力的に
も、混合ミキサーも3tのものを攪拌するだけの動力(電
動機)が必要となる。
従って、これらの設備を建設しようとすると、価格的に
も非常に高価なものになる。
さらに、作業環境の面でも、3tのものを攪拌混合してい
る各可動部分の機械音をはじめ、3tのものを一度に投入
あるいは払い出す際には大きな騒音と粉塵の飛散が生
じ、あまり好ましい作業環境とは言えない。
本考案は、上記現況に鑑みおこなわれたもので、単位時
間当たりの処理能力に比して、非常にコンパクトで、且
つ高い配合精度(正確な配合量と均等な分布状態をい
う)を有し、さらに良好な作業環境を付与する飼料配合
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 第1の考案にかかる飼料配合装置は、飼料の半製品中に
少量の有薬プレミックスを添加して攪拌混合し、この有
薬プレミックスが飼料中に均等に分布するよう配合する
ことができる飼料配合装置において、 半製品を混合ミキサー側への払い出しに際し払い出し量
を一定に維持するために一時的に貯蔵するホッパーと、
このホッパーから払い出された半製品を混合ミキサーに
供給するとともにその供給量を計量する計量機付供給コ
ンベヤと、有薬プレミックスタンクの下流側に設けられ
上記計量機付供給コンベヤでの計量値の変化に合わせて
有薬プレミックスの払い出し量を変えることができる可
変式添加フィダーと、上記計量機付供給コンベヤと可変
式添加フィダーから供給される半製品及び有薬プレミッ
クスを連続的に攪拌混合するスクリューコンベヤ等の連
続式の混合ミキサーを具備していることを特徴とする。
第2の考案にかかる飼料配合装置は、飼料の半製品中に
少量の有薬プレミックスを添加して攪拌混合し、この有
薬プレミックスが飼料中に均等に分布するよう配合する
ことができる飼料配合装置において、 半製品を混合ミキサー側への払い出しに際しその払い出
し量を一定に維持するためにコンベヤ搬送面上の半製品
の量を計量しその計量値に合わせて速度が変化可能な計
量機付供給コンベヤと、有薬プレミックスタンクの下流
側に設けられ上記計量機付供給コンベヤでの計量値の変
化に合わせて有薬プレミックスの払い出し量を変えるこ
とができる可変式添加フィダーと、上記計量機付供給コ
ンベヤと可変式添加フィダーから供給される半製品及び
有薬プレミックスを連続的に攪拌混合するスクリューコ
ンベヤ等の連続式の混合ミキサーとを具備していること
を特徴とする。
(作用) しかして、上記構成を有する本飼料配合装置は、配合飼
料の製造に際し以下のように作用する。
まず、混合ミキサーへは、供給コンベヤから常に略一定
量の半製品が安定して供給されるとともにその刻々の供
給量を計量する。即ち、第1の考案にかかる飼料配合装
置では、ホッパーによって、半製品は、計量機付供給コ
ンベヤに連続して常に略一定量が安定して供給され、計
量機付供給コンベヤはこの半製品を混合ミキサーに供給
する。また、第2の考案にかかる飼料配合装置では、計
量機付供給コンベヤで計量したコンベヤ搬送面上の半製
品の量(計量値)に合わせて該計機量付供給コンベヤの
速度を変化させることにより、半製品を連続して常に略
一定量が安定して混合ミキサーに供給する。
一方、可変式添加フィダーは、上記計量機付供給コンベ
ヤで計量した半製品の刻々の供給量に対応して添加フィ
ダーの作動状態を変化させて、上記半製品の供給量に対
して常に正確に一定の割合の有薬プレミックスを混合ミ
キサー側へ連続して払い出す。
そして、スクリューコンベヤ等の連続式の混合ミキサー
は、常に所定の割合で連続して供給される半製品と有薬
プレミックスを連続的に攪拌混合し配合飼料にして排出
する。
このため、連続して極めて効率よく製造できるととも
に、従来のバッチ式の飼料配合装置で攪拌混合されたも
のに比べて遜色のない配合精度のあるいはさらに配合精
度の高い配合飼料が製造できる。
そして、上述のように配合作業が連続しておこなわれる
ことより、上記ホッパー,計量機付供給コンベヤ,添加
フィダー,混合ミキサー等は非常に小型のものでもって
単位時間当たりかなりの量の配合飼料を製造することが
できる。例えば、上記時間当たり60tの処理能力をもっ
た従来のバッチ式のものと対比した場合、高さ方向で約
1/5〜1/7程度、平面積的にも約1/2〜3/5程度でよいため
スペース的に非常にコンパクトにすることができる。
しかも、混合ミキサー内には常時比較的少量の被攪拌混
合物(半製品,有薬プレミックス)しか存在しないた
め、動力源(電動機)もバッチ式のものに比べて1/7〜1
/9程度のものでよい。このように動力源が小さいため、
該動力源および各可動部での騒音が小さくなり、また、
連続的であることより大量の半製品,有薬プレミックス
及び配合飼料等が一度に投入・排出あるいは攪拌混合さ
れることがないため、騒音は非常に低くなる。
また、上述のようにコンパクトにすることができるの
で、容易に周囲を覆うことができることより、密閉され
た空間内で全て処理することが可能となるため、より低
騒音化が図れ、又装置外部に配合飼料等が飛散すること
も防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について第1図、第2図を参照し
ながら説明する。
第1図は本実施例にかかる飼料配合装置の主な構成と制
御の内容を示すブロック図、第2図は本実施例にかかる
飼料配合装置の構成を示す全体構成図である。
第2図において、1(1A〜1D)は有薬プレミックスタン
クで、この有薬プレミックスタンク1中には、各飼育対
象物(家畜)に合った各有薬プレミックスが貯蔵されて
いる。
これらの有薬プレミックスタンク1の各排出口には、図
示しない制御装置からの指示で開閉する、スクリューフ
ィダー式の開閉弁1aが、配設されている。
そして、この開閉弁1aの下方には、排出口部分にロータ
リ弁2aを具備する、簡易計量機付ホッパー2が、配設さ
れている。この簡易計量機付ホッパー2は、上記有薬プ
レミックスタンク1から有薬プレミックスが払い出され
る際に、制御装置に入力された処理量(製造すべき配合
飼料の量)に対応する概略の有薬プレミックスの量(必
要な量よりやや多めの量)を計量する。この際、この簡
易計量機付ホッパー2は、簡易計量したデータ(信号)
を図示しない制御装置に送り、該制御装置は、このデー
タ(信号)に基づいて上記開閉弁1aを制御することによ
って、結果的に、所望量の有薬プレミックスを簡易計量
機付ホッパー2に払い出す。
上記簡易計量機付ホッパー2の排出口部分のロータリ弁
2a下方には、ニューマチックコンベヤ3が配設されてい
る。このニューマチックコンベア3はエアシュート3aを
具備し、このエアシュート3aは、基端が上記簡易計量機
付ホッパー2のロータリ弁2aに接続し、先端が添加用減
算計量機4の上方位置に位置している。また、このエア
シュート3aの基端には、該エアシュート3a内に搬送風
(搬送するための風圧と風流)を惹起するブロワー3bが
設けられ、また先端には、搬送風と被搬送物(この場合
有薬プレミックス)とを分離するサイクロン式の集塵装
置3cが設けられている。また、上記集塵装置3cの下端に
は、上述のホッパー2の排出部のロータリ弁2aとあいま
って、上記エアシュート3a内の搬送風を逃がすことのな
いよう、ロータリ弁3dが配設されている。
そして、上記ロータリ弁3dの下方には、添加用減算計量
機4と、可変式の添加フィダー5とが配設されている。
上記添加用減算計量機4は、上述の配合作業中に順次減
少する有薬プレミックスの量を刻々カウントダウンし、
該添加用減算計量機4内の残りの有薬プレミックスの量
が判るよう構成されている。また、添加フィダー5は、
上記添加用減算計量機4の排出口側に一体的に配設され
て、この添加フィダー5の回転数を変化させることによ
り該減算計量機4から混合ミキサー6側への供給量(払
い出し量)が調整できるよう構成されている。
図において、7(7A〜7D)は半製品タンクで、この半製
品タンク7中には、その飼育対象物(家畜)に合った半
製品(一般にこの半製品は上記有薬プレミックス中の半
製品と同じ構成を有する)が貯蔵されている。
そして、これらの半製品タンク7の下端にはスクリュー
コンベヤ式の開閉弁7aがそれぞれ配設されて、図示しな
い制御装置の指示により、その指示された銘柄の半製品
を貯蔵する半製品タンク7の開閉弁7aが開いて、そのタ
ンク7から、該制御装置に入力された処理量(製造すべ
き配合飼料の量)に対応する量だけ順次払い出すよう構
成されている。
上記半製品タンク7の開閉弁7aの下方には、本実施例で
は、高さ方向に2段にレベル計を具備したホッパー8が
配設されている。このホッパー8は、下段のレベル計と
上段のレベル計でそれぞれ半製品の有無を検出して、そ
の結果を図示しない制御装置に送り、半製品がホッパー
8の上記下段のレベル計と上段のレベル計の間まで(範
囲内で)常に満たされているようになっている。
そして、このホッパー8の底部には排出口が設けられ、
この排出口の下方には上記排出口の開口部の幅よりやや
広い搬送面(例えば、ベルト幅)を具備する計量機付供
給コンベヤ(単に、供給コンベヤともいう)9が配設さ
れている。この供給コンベヤ9は、半製品の刻々の搬送
量(供給量)をロードセルで計量しながら該半製品を混
合ミキサー6の投入口に供給する。
上記供給コンベヤ9で計量された「半製品の搬送量」に
関する刻々のデータは、本実施例の場合、図示しない制
御装置に送られ、制御装置はこのデータに基づいて、上
述の添加フィダー5の回転速度(払い出し量)を制御し
て、それに対応する量の有薬プレミックスを払い出し、
上記半製品と有薬プレミックスが所定の配合割合(概
ね、99.5〜95:0.5〜5の配合割合)になるよう制御す
る。即ち、配合飼料が所定の配合割合になるよう、この
供給コンベヤ9の搬送量に合わせて上記添加フィダー5
の払い出し量を調整する。
そして、上記供給コンベヤ9の排出口9a及び上記添加フ
ィダー5の払い出し口5aの下方に、混合ミキサー6の投
入口6aが位置するよう連続式の該混合ミキサー6が配設
される。
この混合ミキサー6には、スクリューコンベヤの一種の
パドルスクリュー式のコンベヤが使用され、本実施例で
は、攪拌混合作用をさらに高めるため、コンベヤの基端
側(投入口6a側)に対して先端側(排出口6b側)が、約
5°〜20°程度上昇し、搬送方向に対して上がり勝手に
傾斜して配設されている。この傾斜角度は、半製品がど
の程度の大きさの粒状であるか粉状であるか否か等によ
って変えられるよう構成することが好ましい。
そして、この混合ミキサー6の排出口6bの下方には、シ
フター10と呼ばれる篩い装置が配設され、それまでの工
程において形成された配合飼料中の塊状のものを取り除
くとともに、ここでの振動により攪拌混合がさらに促進
される。そして、このシフター10の下流側にはチェーン
コンベヤ11とバケットエレベータ12、及び仕分け装置付
のチェーンコンベヤ13が配設され、上記配合飼料を銘柄
別にそれぞれの製品タンク14内に搬送するよう構成され
ている。
ところで、本飼料配合装置には、配合作業終了後に余っ
た有薬プレミックスを元の有薬プレミックスタンク1に
戻す戻しライン15が形成されている。即ち、上記添加フ
ィダー5と混合ミキサー6との間に、開閉可能な戻し口
(例えば、ダンパ機構を具備した戻し口)16が配設さ
れ、この戻し口16はシュート17、ホッパー18、ロータリ
弁19、サイクロン式の集塵機20cを具備したニューマチ
ックコンベヤ20、及びバケットエレベータ22を経て、上
述の有薬プレミックスタンク1の投入仕分け装置23に接
続されている。上記ニューマチックコンベヤ20のエアシ
ュート20aの先端は、上述の集塵装置3cの搬送風の排風
部に接続され、上記ニューマチックコンベヤ3で棄てら
れる搬送風を利用するような構成になっている。そし
て、上記エアシュート20aの基端は、搬送風と有薬プレ
ミックスを分離する集塵装置20cに接続されている。ま
た、この集塵装置20cのサイクロン内筒部には、上記エ
アシュート20a内の空気(搬送風)を吸い出して該エア
シュート20a内に搬送風を惹起するためのブロワー20bが
取着されている。また、上記集塵装置20cの下方には、
上記エアシュート20a内の搬送風を逃すことなく有薬プ
レミックスのみを取り出すロータリ弁20dが配設されて
いる。
尚、上記有薬プレミックスタンク1の前の工程には、上
述の有薬プレミックスタンクに有薬プレミックスを供給
するための有薬プレミックス配合設備Aが配設されてい
る。具体的には、第2図に図示するように、添加物を希
釈(増量)するための基材(一般に半製品と同じもの)
を貯蔵する基材タンク30と、この基材タンク30から基材
を払い出すスクリューフィダー式の開閉弁30aが配設さ
れ、さらにこの開閉弁30aの下流側には、基材の量を計
量する基材計量機31が配設されるとともに、この下流側
には、上記基材計量機31から供給される基材を添加物と
攪拌するバッチ式のミキサー32が配設されている。ま
た、このミキサー32の上部には添加物の投入口32aが配
設され、このミキサー32の下流側には、ここで攪拌され
て形成される有薬プレミックスを上述のバケットエレベ
ータ22まで搬送するコンベヤ33が、配設されている。
そして、本実施例では、上記ミキサー32は、上述の飼料
配合装置の配合動作とは別途に作動し、減少した有薬プ
レミックスタンクにその有薬プレミックスを適宜供給す
る。従って、上述のように有薬プレミックスの添加量が
配合飼料全体に対する割合が極めて少ない(一般には概
ね1%程度)ため、このミキサー32は極小型のものでよ
い。
ところで、第2図において、40は二次加工ラインで、同
じ成分の配合飼料を更に粒度を細かくした配合飼料にす
る場合にのみ使用する付設設備である。
しかして、上述のように構成される本飼料配合設備は、
配合飼料の製造に際し、上述の図示しない制御装置によ
り制御されて、以下のように作動する。
即ち、最初に、オペレータが製造しようとする配合飼料
の種類(配合物とその配合割合)とその量を制御装置に
入力すると、制御装置は、配合に使用される半製品と有
薬プレミックスがそれぞれ貯蔵されている半製品タンク
7と有薬プレミックスタンク1の開閉弁7a,1aを開け
て、これらを払い出す。
この際、有薬プレミックスタンクからは、まずその配合
に必要な概略の量の有薬プレミックスを簡易計量機付ホ
ッパー2内に払い出し、これをその下流側の添加用減算
計量機4にニューマチックコンベヤ3で搬送(空気輸
送)する。この減算計量機4は、後述する半製品との配
合に際し、混合ミキサー6側に搬送されて、該減算計量
機4に残っている有薬プレミックスの正確な重量を計量
(カウントダウン)する。
一方、半製品タンク7からは、制御装置に入力された製
造すべき配合飼料の量に見合った半製品が順次ホッパー
8に供給される。
そして、上記供給された半製品がホッパー8に設けられ
た下段のレベル計を作動させると、制御装置はこれを検
出して供給コンベヤ9及び混合ミキサー6を作動させ
る。この際、混合ミキサー6から後流側のシフター10等
の各機器の稼働が条件となる。
そして、さらに半製品が供給されて上段のレベル計を作
動させると、制御装置は、ホッパー8への半製品の供給
を止める。そして、後述のように、攪拌混合開始により
半製品がホッパー8下方に払い出され、再び上段のレベ
ル計が半製品がないことを検出すると、制御装置は開閉
弁7aを開けて半製品タンク7からホッパー8に半製品が
供給される。このように、配合飼料の製造中、半製品は
ホッパー8内の下段と上段のレベル計の間まで常に満た
された状態に維持される。
そして、上述のように、供給コンベヤ9及び混合ミキサ
ー6が作動すると、ホッパー8より供給コンベヤ9に半
製品が供給される。この際、ホッパー9内には常に所定
レベル(上記上段と下段のレベル計の間(範囲内)のレ
ベル)の半製品が充填されているため、供給コンベヤ9
へは常に略一定量の半製品が安定して供給される。ま
た、ホッパー8の排出口の幅と供給コンベヤ9の幅が略
等しく構成されているため、この結果、半製品は供給コ
ンベヤ9上に搬送方向及び幅方向に略均等な厚さに積載
された状態で供給される。
そして、供給コンベヤ9に半製品が供給されると、該供
給コンベヤ9の計量機がこの供給量(重量値)を検出し
て制御装置にその刻々の計量値(データ)を送る。制御
装置は、製造しようとする配合飼料(配合割合)に合わ
せてこの刻々の計量値に見合う量の有薬プレミックス
を、添加フィダー5の回転速度を調整することにより、
上記有薬プレミックスを減算計量機4から払い出す。こ
の際、半製品が供給コンベヤ9に略一定量常に供給され
るため、一般に上記添加フィダー5の回転数もあまり大
きく変動することはない。
また、制御装置は、上記供給コンベヤ9からの刻々の計
量値を積分していって、混合ミキサー6側へ払い出した
半製品のトータル量を算出する。
そして、上記添加フィダー5と供給コンベヤ9から所定
配合割合で供給される有薬プレミックスと半製品は、投
入口6aから混合ミキサー6内に投入され、この混合ミキ
サー6のパドルスクリューによって混合されながら排出
口6b側に搬送される。この過程において、混合ミキサー
6が上記排出口6b側が上方に位置するよう傾斜している
ため、ミキサー6のコンベヤスクリューによって排出口
6b側に搬送された配合物(有薬プレミックスと半製品)
の一部が、重力により投入口6a側に戻りながら該パドル
スクリューによって搬送され、この結果、この混合ミキ
サー6内では極めて良好な混合がなされる。
そして、ここで完全に所望の割合で且つ均等に配合され
配合飼料となった有薬プレミックスと半製品は、下流側
のシフター10で篩い動作にかけられ上記配合飼料中に含
まれる塊状のものが取り除かれるとともに、ここでもさ
らに混合が促進される。そして、配合飼料は、シフター
10から、チェーンコンベヤ11,バケットエレベータ12,及
び仕分け装置付チェーンコンベヤ13を介して、製品タン
ク14内に送られ貯蔵される。そして、上述の制御装置で
積算している半製品の量が、所望の量に達すると、制御
装置は、供給コンベヤ9を停止させるとともに、上記戻
し口16を開口して上記添加フィダー5側を戻りライン15
側に連通させ、減算計量機4と添加フィダー5あるいは
その上流側にある有薬プレミックスを、戻りライン15を
経て元の有薬プレミックスタンク1内に回収する。
また、この際、制御装置は、上述の混合ミキサー6,スク
リューコンベヤ11,バケットエレベータ12をはじめ、ニ
ューマチックコンベヤ3,20,バケットエレベータ22,投入
仕分け装置23等の各機械を、所定時間(本実施例では、
約10分間)空運転等し、これらに残留・付着している有
薬プレミックスあるいはこれを含む配合飼料を完全に除
去するよう作動させる。
ところで、本飼料配合設備には、第1図,第2図に図示
するように、シフター10の下流において、所望の配合割
合で均等に配合されているか否か、あるいは他の添加物
が混入していないか否か、サンプリング50がされる。そ
して、このサンプリングの結果は、その製造ロットナン
バーとともに制御装置で記憶され保管される。
本実施例にかかる飼料配合装置は、上記「(作用)」の
欄で記載した本考案特有の作用の他に、本実施例特有の
効果として、混合ミキサーが上述のように傾斜して配設
されているため、またその下流側のシフター10の篩い動
作で更に攪拌混合されるため、極めて精度良く且つ効率
の良い配合がなされる。
第3図は、本実施例にかかる飼料配合装置によって製造
した配合飼料の配合精度と、従来のバッチ式の飼料配合
装置によって製造したものの配合精度を比較した表図
で、本実施例にかかる装置で製造した配合飼料の配合精
度が高いことが判る。即ち、第3図に図示するように、
有薬プレミックスの添加割合が1%の場合について、本
実施例にかかる装置と従来のバッチ式の装置について対
比すると、理論値の添加濃度に対する標準偏差をみて
も、本実施例にかかる装置が連続式であっても如何に精
度良く配合されているか判る。この第3図の表図におい
て、「有薬プレミックス濃度」とは有薬プレミックス中
の添加物の濃度を言い、「有薬プレミックス添加率」と
は半製品への有薬プレミックスの配合割合を言い、また
「添加濃度」とは配合飼料中への添加物の配合割合を言
う。また、「実測点」とは、第3図における実測点の数
値を記した右方の製造数量時点で、添加濃度を実測した
点を言う。
また、攪拌混合の作業が、パドルスクリュー式のコンベ
ヤからなる混合ミキサー6の投入口から排出口まで搬送
される過程でおこなわれるため、上記混合ミキサー6の
投入口と排出口を所望の位置に設けておけば、搬送する
動力を利用して混合(攪拌)することができ、機械効率
的にも極めて効率良く構成することができる。
また、本実施例にかかる装置の場合、有薬プレミックス
は、有薬プレミックスタンク1から減算計量機4までニ
ューマチックコンベヤで空気輸送され、また余った有薬
プレミックスは添加フィダー5下流に配設された戻り口
を介して有薬プレミックスタンク1側へニューマチック
コンベヤで元の有薬プレミックスタンク1へ戻され、ま
たこれらのニューマチックコンベヤは攪拌混合作業終了
後所定時間空運転されるため、一つの銘柄の配合飼料の
製造工程が終了した時点でこのニューマチックコンベヤ
のシュート内は清掃された状態となり、また、混合ミキ
サー6,スクリューコンベヤ11,バケットエレベータ12等
も攪拌混合作業終了後所定時間空運転されて完全に製品
タンク14側に排出されるため、一つの攪拌混合作業で使
用した有薬プレミックスが次の攪拌混合作業の配合に混
入する事態は有効に防止できる。このため、本実施例に
かかる飼料配合装置を用いれば、ある種の家畜には必要
であるが他の家蓄には不要な添加物が混入することによ
って薬害を及ぼす等の問題も生じない。
ところで、上記実施例では、混合ミキサー6に常に一定
量の半製品を供給するため、該混合ミキサー6に半製品
を供給する供給コンベヤ9上流側に所定量の半製品を一
時的に貯蔵するホッパー8を配設しているが、これに代
えて、計量機付の供給コンベヤ9を可変速式にし、計量
した値に対応して速度を変える(計量値が大きければ速
度を遅く小さければ速度を速くする)よう構成しても、
混合ミキサー6に一定量の半製品を供給することができ
る。
尚、上述の実施例では、混合ミキサーにスクリューコン
ベヤの一種であるパドルスクリュー式コンベヤを用いた
場合を例に挙げて説明しているが、同様の機能を有する
連続式のものであれば、他の形式(例えば、棒材を回転
軸にスパイラルに巻装したようなスパイラル式コンベ
ヤ、あるいは振動コンベヤ)のものであってもよい。
また、上記実施例では、制御装置の制御により、供給コ
ンベヤ9の搬送量に対応させて添加フィダー5の回転速
度(払い出し量)を調整しているが、このための制御装
置を添加フィダー5自体に付設しておいて制御してもよ
い。
(考案の効果) しかして、第1及び第2の考案にかかる本飼料配合装置
は、上述のように構成されて、連続して、正確な配合割
合の且つ精度良く配合された配合飼料が得られるため、
従来の同じ処理能力のバッチ式の飼料配合装置に比べ
て、大幅に小型化することができる。
このため、必要な駆動源(電動機)及び各機械部品等が
小型のものでよいため、装置自体を非常に安価に提供で
きるとともに、機械効率も向上することより、そのラン
ニングコストも大幅に削減することが可能となる。
また、飼料配合装置本体がコンパクトになるに伴って、
この装置を外被する建屋も非常に小さくなり、建屋等の
付帯設備まで考慮すると、経済的効果は非常に大きなも
のになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例にかかる飼料配合装置の全体の構成と
制御の内容を示すブロック図、第2図は本実施例にかか
る飼料配合装置の構成を示す全体構成図、第3図は本実
施例にかかる飼料配合装置と従来のバッチ式の飼料配合
装置との配合精度を対比した表図である。 1(1A〜1D)……有薬プレミックスタンク、3……ニュ
ーマチックコンベヤ、5……添加フィダー、6……混合
ミキサー、7(7A〜7D)……半製品タンク、8……ホッ
パー、9……計量機付供給コンベヤ、16……戻し口、20
……ニューマチックコンベヤ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】飼料の半製品中に少量の有薬プレミックス
    を添加して攪拌混合し、この有薬プレミックスが飼料中
    に均等に分布するよう配合することができる飼料配合装
    置において、 半製品を混合ミキサー側への払い出しに際し払い出し量
    を一定に維持するために一時的に貯蔵するホッパーと、
    このホッパーから払い出された半製品を混合ミキサーに
    供給するとともにその供給量を計量する計量機付供給コ
    ンベヤと、有薬プレミックスタンクの下流側に設けられ
    上記計量機付供給コンベヤでの計量値の変化に合わせて
    有薬プレミックスの払い出し量を変えることができる可
    変式添加フィダーと、上記計量機付供給コンベヤと可変
    式添加フィダーから供給される半製品及び有薬プレミッ
    クスを連続的に攪拌混合するスクリューコンベヤ等の連
    続式の混合ミキサーとを具備していることを特徴とする
    飼料配合装置。
  2. 【請求項2】飼料の半製品中に少量の有薬プレミックス
    を添加して攪拌混合し、この有薬プレミックスが飼料中
    に均等に分布するよう配合することができる飼料配合装
    置において、 半製品を混合ミキサー側への払い出しに際しその払い出
    し量を一定に維持するためにコンベヤ搬送面上の半製品
    の量を計量しその計量値に合わせて速度が変化可能な計
    量機付供給コンベヤと、有薬プレミックスタンクの下流
    側に設けられ上記計量機付供給コンベヤでの計量値の変
    化に合わせて有薬プレミックスの払い出し量を変えるこ
    とができる可変式添加フィダーと、上記計量機付供給コ
    ンベヤと可変式添加フィダーから供給される半製品及び
    有薬プレミックスを連続的に攪拌混合するスクリューコ
    ンベヤ等の連続式の混合ミキサーとを具備していること
    を特徴とする飼料配合装置。
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