JPH0718303B2 - 回転ドアのシ−ル構造 - Google Patents

回転ドアのシ−ル構造

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JPH0718303B2
JPH0718303B2 JP23708386A JP23708386A JPH0718303B2 JP H0718303 B2 JPH0718303 B2 JP H0718303B2 JP 23708386 A JP23708386 A JP 23708386A JP 23708386 A JP23708386 A JP 23708386A JP H0718303 B2 JPH0718303 B2 JP H0718303B2
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door
magnetic
magnet
container
floor
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JP23708386A
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JPS6393984A (ja
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孝夫 岡田
総一郎 阪田
正憲 井上
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,例えばクリーンルームの出入口に取付けられ
る回転ドア(エアタイトドア)下部のシール構造に関す
る。
〔従来の技術〕
クリーンルームの出入口に取付けられるドアは閉鎖した
状態でエアが実質上漏洩しないようなエアタイトドアの
構造に作られる。このエアタイトドアはレールによって
線状に移動させるいわゆる引き違い戸が使用されること
は少なく,専ら片側支持によって半円ないし1/4円軌道
を描いて開閉動作させる通常の回転ドアが使用されてい
る。
従来のエアタイトドアは,通常の回転ドアが閉鎖した状
態で十分なシールが達成できるように,ドア面積より若
干小さい開口面積をもつような方形のドア枠を建物側に
設け,このドア枠とドア四辺内側との当り部にゴム材料
などからなるバー形状の細長いシール材料をめぐらして
いた。このシール部材はドア枠側に取付けられる場合も
あるしドア四辺の内側に取付ける場合もある。いずれに
しても,ドアの上辺と下辺および両側辺の四辺において
当り部を設けてこれにシール部材が介装される構造とな
っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
当り部を設けてシールを行う場合に,回転ドアの下部に
おいては,床面から突出した当り部を設けなければなら
ない。すなわち通路床面にドア内側が高くなるように段
差を設けるか,或いはフラットな床面から突出した敷き
材を通路を横切るようにして設置することが必要とな
る。エアタイトドアが設置されるようなクリーンルーム
出入口では作業員の出入のほか資材の搬入搬出が行われ
るので,床面から突出した当り部が存在すると,台車お
よび作業員の通行の障害になるという問題のほかに,こ
の当り部に塵埃が溜まりやすくなって回転ドアの開閉の
たびに塵埃がクリーンルーム内に巻き上がるといったク
リーンルームの清浄度の維持の点からも問題があった。
〔問題点を解決する手段〕
前記のような問題点を解決するための回転ドア下部のシ
ール構造として,本発明は,閉鎖位置にある回転ドアの
下面直下の床面に実質上ドア幅一杯に且つ床の表面に凹
凸が生じないように磁石を嵌め込み,磁性流体をその中
に封入した細長い容器であって且つこの容器の底部を弾
性材料で構成すると共にこの容器の両側部に剛性材料を
配してなる磁性シール部材を,ドア下面に取付けたこと
を特徴とする回転ドアのシール構造を提供するものであ
る。
本発明のシール構造によると,回転ドア下面には当り部
は不必要であるから,ドア下の床面はフラットな状態に
することができるので既述の問題が解決されると共に,
回転ドアの下部のシールが磁力によって完全に行われ
る。そして,床面に埋め込んだ磁石が塵埃の一部を磁力
で吸着する塵埃捕集作用も果たす。したがって,本発明
のシール構造を備えた回転ドアはクリーンルームの出入
口用に非常に好適である。また,気密を必要とするよう
な冷凍室,高温室,恒温恒湿チャンバーなどの扉にも有
益である。
以下に図面の実施例に従って本発明を具体的に説明す
る。
第1図は,床面に埋め込む磁石とドア下面に取付ける磁
性シール部材との位置関係を説明するための図である。
図に示すように,側縁部で片支持する通常の回転ドア1
の下面に本発明に従う磁性シール部材2を取付け,ドア
閉鎖位置における床面3には磁石4を埋め込む。磁性シ
ール部材2はドア幅に相当するかドア幅より若干短い長
さをもち,そしてドアの厚みに相当するかドア厚みより
若干小さな幅をもつ細長い形状を有している。一方,床
面のドア閉鎖位置に埋め込む磁石4は,磁性シール部材
2の全長にわたって磁力を付与できるようにした永久磁
石であり,ドア閉鎖位置の床部の表面に凹凸が生じない
ようにドア幅一杯に床部に埋め込まれる。
第2図は,本発明に従って回転ドアの下面に取付ける磁
性シール部材2の例を示した全体斜視図である。この磁
性シール部材2は磁性流体5をその中に封入した細長い
容器からなっているが,この細長い容器は弾性材料から
なる樋状の容器本体6と,この弾性容器本体6の両側面
に被さって上面を覆う剛性材料の蓋体7とからなってい
る。
第3図と第4図は,剛性材料の蓋体7と弾性材料の容器
本体6とそれぞれ分離した状態で示したものである。弾
性材料(伸縮性のゴム材)からなる容器本体6は,第4
図に示すように,底部8,長辺側の側壁9,9′および短辺
側の側壁10,10′が一体的に作られた上面開口の樋状の
容器である。剛性材料の蓋体7は,第3図に示すよう
に,長辺側側壁11,11′,短辺側側壁12,12′(12′の側
は隠れて見えない)および上面13からなる細長い蓋の形
状を有しており,これは非磁性の金属例えばアルミニウ
ムやオーステナイト系ステンレス鋼などの板を成形加工
または溶接して製作するか,剛性の樹脂や建材で構成す
る。この蓋体7の上面13には,好ましくは,長辺側側壁
11,11′よりも外方に水平に張り出すフランジ部14,14′
を設け,このフランジ部14,14′の下面から止め捻子を
打つことによってドアの下面にこの磁性シール部材をド
アに固定できるようにする。また,この蓋体7の上面13
には開口15を形成しておき,この開口15を覆うように薄
いゴム材料17(第2図または後述の第5〜6図)を張り
付けておくのがよい。
第4図の弾性材料からなる容器本体6に第3図の剛性材
料の蓋体7を磁性流体を封入した状態で固定するには,
蓋体7の長辺側側壁11,11′および短辺側側壁12,12′
と,容器本体6の長辺側の側壁9,9′および短辺側の側
壁10,10′とが接する面を接着剤によって固定すればよ
い。磁性流体の封入はこの固定の前でも後でもよい。
第5図は,第2図の磁性シール部材2を回転ドアの下面
に取付けた場合の第2図のV−V′線矢視断面を拡大し
て示したものであり,ドア1が開状態にあって床部の磁
石とは離れた位置にある状態を示している。そして,第
6図は,ドア1が閉鎖状態の位置ある場合の第5図と同
様の拡大断面図であり,この場合は床部の磁石4の上に
位置してシールを達成している状態を示している。この
第5図と第6図の対比に見られるように,ドア1が磁石
4から離れた開状態にある場合(第5図)は,容器本社
6の底部8は底面3のレベルよりも若干高いレベルにあ
り,ドア1の下面が床面に接することなく自由に開閉動
作できる。一方,磁石4が存在する閉鎖位置では(第6
図),磁性シール部材2内の磁性流体に磁力が作用して
磁石4に引き寄せられて容器本体6の底部8の弾性材料
が伸長して磁石4に当接する。これによってドア下の隙
間がシールされる。この場合には,容器の底部が膨らむ
結果,容器内には負圧が発生するが,これは,蓋体7の
上面13に設けた開口15を覆っている薄い弾性材料の膜17
が容器の内方に膨らむことによってこの負圧を緩和す
る。
本発明のシール構造の特徴的な事項として,先ず第一
に,床部に埋められた磁石4が磁性シール部材2の磁性
流体を吸引するように作用している吸引力の方向と,ド
アをこの密閉から解除するさいの方向とは互いに直交す
ることになるので,この密閉を解除するさいの力は小さ
くて済むことである。すなわち,磁石に磁着している物
質を磁石から離すさいに,吸引力が作用している方向と
平行に引き離す場合と,直交する方向に引き離すの場合
とを比較すると,後者の方が格段に小さな力でよい。本
発明はこの現象を有利に利用するのでドアの閉鎖状態か
らこれを開く場合に小さな力で済むことになる。
第二に,磁性流体をその中に封入した細長い容器の底部
を弾性材料で構成すると共にこの容器の両側部に剛性材
料を配した構造の磁性シール部材を用いているから,磁
束に拘束される状態に入るとき(ドアを閉めるとき)と
磁束から開放するとき(ドアを開くとき)に,弾性材料
の容器に歪みが作用することになるが,この歪みが両側
部の剛性材料によって防止されることである。そして,
弾性材料からなる容器の底部は実質上フラットな状態
(磁石から離れている状態)とゆるやかな凸面をもった
状態(磁石に接している状態)に変位するので,ドアの
開閉のさいに容器の底部に噛み込みが生じないことであ
る。
第三に,床面はドア閉鎖位置でも開いた位置でも運搬台
車や作業員の通行の障害となるような凹凸が全く存在し
ないように平坦に形成でき,またこの平坦であるが故
に,磁力の作用でスムースに係合または開放が行われる
ことである。
このような特徴的な作用と効果は,以下に述べる第7図
〜第12図の態様においても同様に奏される。第7図〜第
10図は磁性シール部材2については前記と同様である
が,磁石の配置態様を変えた場合の例を示したものてあ
る。
第7図は最も普通の態様であり,磁石4の一方の極の表
面17を床面3の表面と同一にして床部を平坦にし,他方
の極が床面下となるようにして磁石4を床部に埋め込ん
だものである。
第8図は二つの磁石4,4′を磁極を逆にして所定の間隔1
8を開けて平行に配置し,両磁石4,4′をその下側でヨー
ク19で接続した態様を示す。この場合には,磁性シール
部材2内の磁性流体に比較的磁束密度の高い磁力を作用
させることができる。
第9図は,磁性シール部材2の直ぐ上のドア1内部の空
間に,床面の磁石4とは磁極が対向するようにして第二
の磁石4′を配置した例である。この場合には磁束は上
下方向となりドアの開閉方向とは完全に直交するので,
強力な磁束のもとでも開閉に要する力は他の態様よりも
小さくてよい。なお,この第9図の床面の磁石4および
ドア内部の第二の磁石4′のいずれもが永久磁石である
場合を示したが,ソフトフエライトのように磁界を印加
したときのみ磁化する軟磁性材料をいずれか一方の永久
磁石の代わりに使用してもよい。
第10図は,床面に設置する磁石からの漏れ磁束が周囲に
悪影響を及ぼすことが懸念される場合の磁石の配置例を
示したもので,磁石4を床面3よりも下方に埋め込むと
共に軟磁性材料からなるヨーク19,19′をこの磁石4の
両側に設置した例てある。ヨーク19,91′の端部を床面
3のドアの閉鎖位置で互いに対向させることによって,
この対向する位置20において磁界を発生させる。この20
の位置には凹凸が生じないように磁束透過性の床材を介
装させておく。
第11図〜第12図は,剛性材料からなる蓋体7の長辺側の
側壁11,11′を弾性材料からなる容器の長辺側の側壁9,
9′の内側に位置させた以外は第5図〜第6図に示した
のと実質上同じ構造を示している。なお,この第11図〜
第12図に示したように,容器の底部8の弾性膜は中心程
肉厚が薄くなるように形成しておくと,ドア閉鎖位置で
の凹面の膨らみが一層生じ易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシール構造における磁性シール部材と
磁石との関係を示す回転ドアの斜視図,第2図は本発明
に従う磁性シール部材の例を示す一部切り欠き全体斜視
図,第3図は磁性シール部材を構成する剛性材料からな
る蓋体の例を示す一部切り欠き全体斜視図,第4図は磁
性シール部材を構成する弾性材料からなる容器の例を示
す一部切り欠き全体斜視図,第5図はドアが開いている
状態での第2図のV−V′線矢視拡大断面図,第6図は
ドアが閉じている状態での第2図のV−V′線矢視拡大
断面図,第7図はシール状態にある磁性シール部材と磁
石との配置例を示す断面図,第8図はシール状態にある
磁性シール部材と磁石との他の配置例を示す断面図,第
9図はシール状態にある磁性シール部材と磁石との更に
他の配置例を示す断面図,第10図シール状態にある磁性
シール部材と磁石との更に他の配置例を示す断面図,第
11図はドアが開いている状態での磁性シール部材の他の
例を示す断面図,第12図はドアが閉じている状態での第
11図の磁性シール部材の状態を示す断面図である。 1……回転ドア,2……磁性シール部材,3……床面,4……
磁石,5……磁性流体,6……弾性材料からなる容器,7……
剛性材料からなる蓋体,8……容器6の底部,9……容器6
の長辺側の側壁,13……蓋体の長辺側の側壁,19……軟磁
性材料からなるヨーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉鎖位置にある回転ドアの下面直下の床面
    に実質上ドア幅一杯に且つ床の表面に凹凸が生じないよ
    うに磁石を嵌め込み,磁性流体をその中に封入した細長
    い容器であって,この容器の底部を弾性材料で構成する
    と共にこの容器の両側部に剛性材料を配してなる磁性シ
    ール部材を,ドア下面に取付けてなる回転ドアのシール
    構造。
JP23708386A 1986-10-07 1986-10-07 回転ドアのシ−ル構造 Expired - Lifetime JPH0718303B2 (ja)

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JP23708386A JPH0718303B2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 回転ドアのシ−ル構造

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JPS6393984A JPS6393984A (ja) 1988-04-25
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JP23708386A Expired - Lifetime JPH0718303B2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07 回転ドアのシ−ル構造

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DE8810035U1 (de) * 1988-08-05 1988-10-27 Frey, Harry, 8950 Kaufbeuren Magnetabdichtung für Türen

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JPS6393984A (ja) 1988-04-25

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