JPH07182520A - 画像観察方法及び画像観察装置 - Google Patents

画像観察方法及び画像観察装置

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JPH07182520A
JPH07182520A JP5346637A JP34663793A JPH07182520A JP H07182520 A JPH07182520 A JP H07182520A JP 5346637 A JP5346637 A JP 5346637A JP 34663793 A JP34663793 A JP 34663793A JP H07182520 A JPH07182520 A JP H07182520A
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JP5346637A
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Makoto Ota
允 大田
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UIRUSON KK
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UIRUSON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観察された画像の大きさ(長さ又は面積)を
ディスプレイやプリンタに出力した段階で直接知ること
ができるようにする。 【構成】 画像入力手段2と、画像処理部3と、ディス
プレイ4と、プリンタ7と、ディスプレイ4又はプリン
タ7上での出力領域を指定する領域指定手段5とを備え
た画像観察装置を使用し、領域指定手段5で指定しされ
た出力領域のドット数を計算し、画像入力手段2による
拡大又は縮小の倍率又は基準スケール部材8の画像を利
用した単位領域のドット数のデータと前記出力領域のド
ット数のデータとから画像の実寸スケール9を作成し、
この実寸スケール9とともに物品の画像40をディスプ
レイ4又はプリンタ7に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、各種物品の画像を観
察する画像観察装置に関し、例えば、製品の出荷検査で
行われる異物検査等の際に使用されるな画像観察装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種物品の画像を観察する画像観察装置
は、産業の各分野で盛んに使用されている。例えば、生
産ラインでは、生産工程のモニタ監視や製品の出荷検査
の際の異物検査等で多く使用されているし、研究開発用
としては、析出した試料等の分析や試作品の評価等の目
的のため多く使用されている。このような画像観察装置
は、基本的には、撮像素子と、物品の画像を撮像素子に
投影するための撮像光学系と、撮像素子からの信号を処
理する画像処理部と、画像処理された画像信号を表示す
るディスプレイ等から構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の画像観察装
置では、ディスプレイに画像が表示されて、ディスプレ
イの解像度を高める等の方法により高精度の画像観察が
行えるのであるが、画像の実際の大きさはディスプレイ
上からは分からない。例えば、製品の異物検査の場合、
発見した異物の大きさがどの程度の大きさであるかが重
要であるが、ディスプレイ上でそれを直接知る手段はな
い。勿論、目盛り付きの投影器等の検査用具によればあ
る程度分かるが、観察される画像の質の点で満足できる
ものではない。本願発明は、かかる課題を解決するため
になされたものであり、観察された画像の大きさ(長さ
又は面積)をディスプレイやプリンタに出力した段階で
直接知ることができるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1に記載の発明は、予め知ることので
きる倍率で拡大又は縮小しながら物品の画像をディスプ
レイに表示して観察する画像観察方法において、画像の
表示に使用するディスプレイの領域を使用領域として当
該ディスプレイ上で指定し、指定されたディスプレイの
領域のドット数を計算し、前記拡大又は縮小の倍率と前
記指定された使用領域のドット数とから当該物品の実寸
スケールを作成し、この実寸スケールとともに画像をデ
ィスプレイに表示して観察するという構成を有する。同
様に上記目的を達成するため本願の請求項2に記載の発
明は、物品の画像を拡大又は縮小してディスプレイに表
示して観察する画像観察方法において、画像の表示に使
用するディスプレイの領域を使用領域として当該ディス
プレイ上で指定するとともに観察する物品の位置に基準
スケール部材を配置して基準スケール部材の画像をディ
スプレイに表示し、表示された基準スケール部材に従っ
て単位となる長さ又は面積をディスプレイ上で指定し、
前記指定された使用領域のドット数と前記指定された単
位となる長さ又は面積のドット数とをそれぞれ計算して
且つ両者を比較し、これによって当該物品の実寸スケー
ルを作成してこの実寸スケールとともに画像をディスプ
レイに表示して観察するという構成を有する。同様に上
記目的を達成するため、本願の請求項3に記載の発明
は、予め知ることのできる拡大又は縮小の倍率で物品の
画像情報を入力する画像入力手段と、画像入力手段から
の画像情報を処理する画像処理部と、画像処理部で処理
された画像情報が送られて画像が表示されるディスプレ
イと、ディスプレイ上での表示領域を指定することが可
能な領域指定手段とを備えた画像観察装置であって、領
域指定手段により指定されたディスプレイの使用領域の
ドット数を計算し、前記拡大又は縮小の倍率と前記指定
された使用領域のドット数とから当該物品の実寸スケー
ルを作成し、この実寸スケールとともに画像をディスプ
レイに表示するプログラム手段を備えたという構成を有
する。同様に上記目的を達成するため、本願の請求項4
に記載の発明は、物品の画像情報を入力する画像入力手
段と、画像入力手段からの画像情報を処理する画像処理
部と、画像処理部で処理された画像情報が送られて画像
が表示されるディスプレイと、ディスプレイ上での表示
領域を指定することが可能な領域指定手段とを備えた画
像観察装置であって、領域指定手段により指定されたデ
ィスプレイの使用領域のドット数と、物品の位置に配置
された基準スケール部材の画像をディスプレイに表示し
ながら指定された単位となる長さ又は面積のドット数と
をそれぞれ計算して且つ両者を比較し、これによって当
該物品の実寸スケールを作成してこの実寸スケールとと
もに画像をディスプレイに表示するプログラム手段を備
えているという構成を有する。同様に上記目的を達成す
るため、本願の請求項5に記載の発明は、上記請求項3
又は4の構成において、表示された画像に応じて実寸ス
ケールの表示位置を変更するスケール表示位置変更手段
を備えているという構成を有する。同様に上記目的を達
成するため、本願の請求項6に記載の発明は、予め知る
ことのできる倍率で拡大又は縮小しながら物品の画像を
プリンタに出力して観察する画像観察方法において、画
像を出力させる領域を出力領域として予め指定し、この
指定された出力領域のドット数を計算し、前記拡大又は
縮小の倍率と前記計算された出力領域のドット数とから
当該物品の実寸スケールを作成し、この実寸スケールと
ともに画像をプリンタに出力して観察するという構成を
有する。同様に上記目的を達成するため、本願の請求項
7は、予め知ることのできる拡大又は縮小の倍率で物品
の画像情報を入力する画像入力手段と、画像入力手段か
らの画像情報を処理する画像処理部と、画像処理部で処
理された画像情報が送られて画像を出力するプリンタ
と、プリンタで出力させる領域を指定することが可能な
領域指定手段とを備えた画像観察装置であって、領域指
定手段により指定されたプリンタの出力領域のドット数
を計算し、前記拡大又は縮小の倍率と前記指定された使
用領域のドット数とから当該物品の実寸スケールを作成
し、この実寸スケールとともに画像をプリンタに出力さ
せるプログラム手段を備えているという構成を有する。
上記各構成に係る画像観察方法及び画像観察装置におい
ては、画像とともにディスプレイに表示され又はプリン
タに出力された実寸スケールによって、画像の特定の部
分又は全体の大きさを知ることができる。
【0005】
【実施例】以下、本願発明の実施例を説明する。まず、
ディスプレイに画像を表示させて観察する例から説明す
る。この例は、請求項1から5までの発明に対応したも
のである。図1は、本願発明の実施例の画像観察装置の
概略構成を示した図である。この図1を用いて画像観察
装置の実施例を説明するとともに、その動作を説明しな
がら画像観察方法の実施例について説明する。
【0006】まず、図1に示す画像観察装置は、物品1
の画像情報を入力する画像入力手段2と、画像入力手段
2からの画像情報を処理する画像処理部3と、画像処理
部3で処理された画像情報が送られて画像が表示される
ディスプレイ4と、ディスプレイ4上での表示領域を指
定することが可能な領域指定手段5と、外部入力手段と
してのキーボード6と、後述のプログラム手段を格納し
たフレキシブルディスク等の外部記憶手段100と、出
力手段としてのプリンタ7等を備えている。
【0007】画像入力手段2は、物品1の像を撮像する
撮像素子21と、物品1の像を撮像素子21に投影する
ための撮像光学系22等から構成されている。撮像素子
21としては、CCDカメラ等のエリアイメージセンサ
が採用される。また、撮像光学系22としては、所定の
倍率で拡大又は縮小して物品1の像を撮像素子21に投
影するものが使用され、観察面の大きさや距離,必要な
解像度等の関連で、最適な光学系が採用される。尚、観
察面の照度を上げるため、光源と、光源からの光を観察
面に導く照射光学系とが付設される場合もある。また、
観察面が撮像素子21から離れている場合や構造物の内
部に位置している場合等には、光ファイバを使用して観
察面や撮像素子21に光を導く構成が好適に採用され
る。
【0008】画像処理部3は、撮像素子21からの画像
信号を処理してディスプレイ4に表示するものであり、
市販されている画像処理プロセッサの中から最適なもの
を適宜選択して使用できる。ディスプレイ4も、CRT
ディスプレイや液晶ディスプレイ等の市販のものの中か
ら最適なものを適宜選択することができる。領域指定手
段5は、本実施例では具体的にはマウス51及びそのマ
ウス51を駆動するプログラム手段としてのマウスドラ
イバーである。即ち、後述のように、本実施例では、マ
ウス51によってディスプレイ4上のカーソルを動かし
ながら、ディスプレイ4の使用領域を指定したり、単位
となる長さ又は面積を指定したりする。尚、自明のよう
に、マウス51に代え、キーボード6等の他の入力手段
を領域指定手段5とすることも可能である。その他、図
1の画像処理装置は、情報処理装置として通常有する不
図示のCPUや内部モメリ,各種のインターフェース等
を備えている。
【0009】次に、画像観察方法の実施例の説明も兼
ね、図1の画像観察装置の動作例を説明する。まず、画
像観察に先立ってディスプレイ4の使用領域を指定する
作業を行う。即ち、画像表示に使用したいディスプレイ
4上の領域をマウス51によって指定する。これによっ
て、不図示のメモリに、指定された領域の位置とその領
域内のドット数が記憶される。使用領域は、ディスプレ
イ4の表示可能領域の全部である場合もあるし、一部で
ある場合もある。
【0010】次に、観察する物品1の位置に基準スケー
ル部材8を配置して、この基準スケール部材8の画像を
ディスプレイ4に表示させる。この基準スケール部材8
は、撮像光学系22の現実の倍率を何ら知る必要なく実
寸スケールの表示を可能とするもので、例えば基板上に
所定の目盛りを刻印したもの等が採用できる。図2は、
上記基準スケール部材8の例について説明したものであ
る。図2に示すように、基準スケール部材8としては、
目盛りを刻印したもの(A)、所定の大きさの正方形を
描いたもの(B)、白色基板上に所定の大きさの黒い円
を描いたもの(C)等が採用できる。即ち、本願におけ
る「基準スケール部材」とは、「目盛り」という狭い意
味では無く、「ある基準となる長さや面積を指し示す部
材一般」という意味で使用している。尚、(A)の目盛
りの場合、目盛りは、縦軸のみ又は横軸のみであっても
良いし、十字線状でなく対角線状(X線状)であっても
良い。また、(C)の黒い円の場合、後述のように、較
正作業を画像処理により自動化することができるメリッ
トがある。
【0011】上述のような基準スケール部材8の画像を
ディスプレイ4に表示しながら、基準スケール部材8の
画像の特定の位置を選んで、単位となる長さ又は面積
(以下、単位領域)を指定する。即ち、図2(A)を例
にとって説明すると、ディスプレイ4上には図2(A)
の画像が表示されているので、例えば原点A0と1mm
の点A1とをマウス51で指定し、キーボード6から
「1mm」というように単位値を設定をする。尚、「1
μm」「1mm」「1cm」等の中からマウス51で選
択して入力するようにする場合もある。CPUは、指定
された単位領域内のドット数をカウントし、設定された
単位値から、当該ディスプレイ4の1ドットの実寸長さ
又は面積を定義する。即ち、例えば「1ドットが何mm
に相当なるか」又は「何ドットで1mmになるか」の計
算を行う。
【0012】次に、基準スケール部材8に代えて観察す
べき物品1を配置し、撮像光学系22及び撮像素子21
からなる画像入力手段2によって物品1の画像情報を入
力する。そして、画像情報を画像処理部3が処理してデ
ィスプレイ4に送り、所定の画像がディスプレイ4に表
示される。この際、プログラム手段は、上記計算に基づ
き実寸スケールを表示するよう指示を与える。即ち、外
部記憶手段100又は不図示の内部メモリには、所定の
スケールキャラクタが予め格納されていて、上記計算結
果に基づき、そのスケールキャラクタの長さ又は面積の
ドット数からそのスケールキャラクタの当該物品上にお
ける実寸値を計算し、その実寸値とともにそのスケール
キャラクタを表示する。
【0013】図3は、実寸スケールの一例が示されたデ
ィスプレイ画面の説明図である。図3に示すように、実
寸スケール9は、例えば目盛り状のスケールキャラクタ
91と長方形の枠92内に示された実寸値の数字によっ
て構成される画像情報であり、主情報である物品の画像
40の付近に参考情報として表示される。図3では、実
寸スケール9と物品の画像40とは分離して表示されて
いるが、物品の画像40の上で重ね合わせるようにして
実寸スケール9が表示される場合もある。尚、スケール
キャラクタ91としては、最初に読み込んだ基準スケー
ル部材8のキャラクタを兼用することもできる。即ち、
図2(A)のキャラクタと物品の画像とを重ね合わせて
表示したり、図2(B)のキャラクタを縮小してスケー
ルキャラクタとして用いたりすようプログラミングする
ことも可能である。
【0014】さらに、図2(C)のような基準スケール
部材を使用した場合には、ディスプレイ4上で前記単位
領域の指定を無くすことも可能である。即ち、図2
(C)に示すようなキャラクタの場合、それを表示した
場合のドット数は画像処理プログラムにより容易に分か
るので、単にその面積(又は径)だけを単位値として入
力しておけば、内部演算で自動的に1ドットの実寸長さ
又は面積の定義を行うことができる。このようにして、
物品1の画像40とともに実寸スケール9がディスプレ
イ4に表示され、それを見ながら物品1の状態を観察す
る。そして、画像40の特定の部分の大きさを知りたい
場合には、マウス51によって、実寸スケール9の表示
位置を変更し、その画像部分に近い位置に実寸スケール
9を位置させるようにする。従って、請求項5にいう
「スケール表示位置変更手段」は、本実施例ではマウス
51及びそのマウス51を駆動するマウスドライバー等
のプログラム手段である。
【0015】このように、本実施例の画像処理方法又は
画像処理装置によれば、物品1の画像40とともに実寸
スケール9の画像が表示されるので、その物品1の特定
の部分や全体の大きさがディスプレイ4上で直接且つ容
易に知ることができる。尚、必要に応じて、長さ又は面
積が異なる他のスケールキャラクタに適宜変更できるよ
うにプログラムを構成しておくとさらに好適であるの
は、勿論である。上述した実施例において、ディスプレ
イ4を変更する場合即ちこれまで使ってきたディスプレ
イ4と異なるディスプレイを使用する場合には、再度
「1ドットの実寸長さ又は面積の定義」が必要になる。
これは、解像度の異なるディスプレイの場合は勿論であ
るが、同様の解像度のディスプレイであっても、メーカ
ーや機種によりドット間隔等が微妙に異なっているため
である。
【0016】尚、上記実施例において、撮像光学系22
による拡大又は縮小の倍率を予め知ることができ、且つ
その値が相当程度信頼性のおけるものである場合、上述
した基準スケール部材8の画像を利用しての単位領域の
指定をする必要が無い場合がある。これは、請求項1及
び3の発明に対応した例であり、その拡大又は縮小の倍
率と指定された使用領域のドット数とから、「1ドット
の実寸長さ又は面積」が計算できるので、基準スケール
部材8が不要になる。また、「1ドットの実寸長さ又は
面積の定義」を行う本実施例の内容は、「画像の実寸計
測」という別の発明をも成立させる。即ち、ディスプレ
イ4に表示された画像の1ドットの実寸長さ又は面積が
定義されるので、例えばマウス51によって画像の特定
の2点を指定することで、その2点間の距離が直ちに計
算される。また、3つ以上の点を指定すれば、その領域
の面積も容易に計算することができる。さらに、画像処
理プロセッサが識別できる程度の濃淡がある画像の部分
であれば、マウス51で指定しなくても、「濃い方の部
分」又は「薄い方の部分」の領域の1点を指定するだけ
で、その領域の実際の面積を画像処理プログラム上求め
ることも可能となる。
【0017】さらにまた、「1ドットの実寸長さ又は面
積の定義」は、「倍率の自動表示」という別の発明をも
成立させる。即ち、「1ドットの画面上の長さ又は面
積」(ドットピッチともいう)は、ディスプレイ4の固
有値として既知であるので、定義された「1ドットの実
寸長さ又は面積」と固有値である「1ドットの画面上の
長さ又は面積」とから直ちに倍率が計算される。従っ
て、画像と一緒にこの倍率をディスプレイ4に表示する
ことが可能である。尚、「実寸計測」の発明や「倍率の
自動表示」の発明の場合、実寸スケールを画面上に表示
することは必須の条件でなく、実寸スケールの表示が無
くとも実寸の計測は行えるし倍率の自動表示は充分メリ
ットがある。
【0018】以上でディスプレイを使用した実施例の説
明を終え、プリンタを使用した実施例(請求項6及び7
項に相当)を説明する。この実施例は、画像をプリンタ
に出力させて観察するものであり、その他の構成は前述
の実施例と基本的には同じである。ただ、基準スケール
部材の画像を表示させて単位領域と単位値を指定する作
業はプリンタ上では非現実なので、実際には、「撮像光
学系の拡大又は縮小の倍率を予め知ることができる場
合」に限定される。
【0019】同様に図1を使用してこの実施例を説明す
ると、まず、プリンタ7上で画像の出力に使用する領域
を出力領域として指定する。即ち、画像情報を印刷箇所
を指定する。多くの場合この作業は、ディスプレイ4上
に印刷イメージを表示させてマウス51で指定するよう
にする。そして、指定された出力領域のデータ及びプリ
ンタ7固有のドットピッチのデータと、前記拡大又は縮
小の倍率とから、同様に1ドットの実寸長さ又は面積を
定義する。即ち、出力される画像の1ドットが実際の物
品上の寸法ではどの程度の長さ又は面積になるのかを計
算する。
【0020】そして、予め記憶されたスケールキャラク
タを呼び出して、そのスケールキャラクタとその実寸値
の数字とを、画像と一緒に印刷するようにする。この実
施例は、原理的にはディスプレイ4の無い画像観察装置
でも実施可能である。即ち、例えば装置の初期設定等の
際に、拡大又は縮小の倍率と、画像の出力領域と、プリ
ンタ固有のドットピッチという三つデータに従って予め
「1ドットの実寸長さ又は面積の定義」が行われていれ
ば、何らディスプレイの無い場合でも容易に実寸スケー
ル入りの出力を行うことができる。尚、前述した請求項
1から5に対応した実施例の場合でも、プリンタ7は好
適に採用されることは勿論であり、ディスプレイ4に表
示した画像をそのままプリンタ7に出力することは当然
有り得る。
【0021】以上説明したように、本願発明の各実施例
の画像観察方法及び装置では、画像の実寸スケールと一
緒に画像を観察することができるので、特定の部分又は
全体の大きさを容易に認知しながら画像観察を行うこと
ができ、非常に便利な方法及び装置となっている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1,
3,6又は7に記載の発明によれば、画像の実寸スケー
ルと一緒に画像を観察することができるので、特定の部
分又は全体の大きさを容易に認知しながら画像観察を行
うことができ、非常に便利な方法又は装置となる。ま
た、請求項2又は4に記載の発明によれば、上記請求項
1,3,6又は7の発明の効果に加え、拡大又は縮小の
実際の倍率が分からない場合でも容易に実寸スケールの
表示を行うことができ、さらに便利な方法又は装置にな
る。また、請求項5に記載の発明によれば、上記請求項
3又は4の発明の効果に加え、大きさを知りたい部分の
付近に実寸スケールを表示させることによって、さらに
容易にその部分を大きさを認知することができ、より使
い勝手が増すという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例の画像観察装置の概略構成を
示した図である。
【図2】基準スケール部材の例について説明したもので
ある。
【図3】実寸スケールの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 物品 2 画像入力手段 3 画像処理部 4 ディスプレイ 40 物品の画像 5 領域指定手段 6 キーボード 7 プリンタ 8 基準スケール部材 9 実寸スケール
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01B 11/00 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め知ることのできる倍率で拡大又は縮
    小しながら物品の画像をディスプレイに表示して観察す
    る画像観察方法において、画像の表示に使用するディス
    プレイの領域を使用領域として当該ディスプレイ上で指
    定し、指定されたディスプレイの領域のドット数を計算
    し、前記拡大又は縮小の倍率と前記指定された使用領域
    のドット数とから当該物品の実寸スケールを作成し、こ
    の実寸スケールとともに画像をディスプレイに表示して
    観察することを特徴とする画像観察方法。
  2. 【請求項2】 物品の画像を拡大又は縮小してディスプ
    レイに表示して観察する画像観察方法において、画像の
    表示に使用するディスプレイの領域を使用領域として当
    該ディスプレイ上で指定するとともに観察する物品の位
    置に基準スケール部材を配置して基準スケール部材の画
    像をディスプレイに表示し、表示された基準スケール部
    材に従って単位となる長さ又は面積をディスプレイ上で
    指定し、前記指定された使用領域のドット数と前記指定
    された単位となる長さ又は面積のドット数とをそれぞれ
    計算して且つ両者を比較し、これによって当該物品の実
    寸スケールを作成してこの実寸スケールとともに画像を
    ディスプレイに表示して観察することを特徴とする画像
    観察方法。
  3. 【請求項3】 予め知ることのできる拡大又は縮小の倍
    率で物品の画像情報を入力する画像入力手段と、画像入
    力手段からの画像情報を処理する画像処理部と、画像処
    理部で処理された画像情報が送られて画像が表示される
    ディスプレイと、ディスプレイ上での表示領域を指定す
    ることが可能な領域指定手段とを備えた画像観察装置で
    あって、領域指定手段により指定されたディスプレイの
    使用領域のドット数を計算し、前記拡大又は縮小の倍率
    と前記指定された使用領域のドット数とから当該物品の
    実寸スケールを作成し、この実寸スケールとともに画像
    をディスプレイに表示するプログラム手段を備えたこと
    を特徴とする画像観察装置。
  4. 【請求項4】 物品の画像情報を入力する画像入力手段
    と、画像入力手段からの画像情報を処理する画像処理部
    と、画像処理部で処理された画像情報が送られて画像が
    表示されるディスプレイと、ディスプレイ上での表示領
    域を指定することが可能な領域指定手段とを備えた画像
    観察装置であって、領域指定手段により指定されたディ
    スプレイの使用領域のドット数と、物品の位置に配置さ
    れた基準スケール部材の画像をディスプレイに表示しな
    がら指定された単位となる長さ又は面積のドット数とを
    それぞれ計算して且つ両者を比較し、これによって当該
    物品の実寸スケールを作成してこの実寸スケールととも
    に画像をディスプレイに表示するプログラム手段を備え
    たことを特徴とする画像観察装置。
  5. 【請求項5】 表示された画像に応じて前記実寸スケー
    ルの表示位置を変更するスケール表示位置変更手段を備
    えたことを特徴とする請求項第3又は4項に記載の画像
    観察装置。
  6. 【請求項6】 予め知ることのできる倍率で拡大又は縮
    小しながら物品の画像をプリンタに出力して観察する画
    像観察方法において、画像を出力させる領域を出力領域
    として予め指定し、この指定された出力領域のドット数
    を計算し、前記拡大又は縮小の倍率と前記計算された出
    力領域のドット数とから当該物品の実寸スケールを作成
    し、この実寸スケールとともに画像をプリンタに出力し
    て観察することを特徴とする画像観察方法。
  7. 【請求項7】 予め知ることのできる拡大又は縮小の倍
    率で物品の画像情報を入力する画像入力手段と、画像入
    力手段からの画像情報を処理する画像処理部と、画像処
    理部で処理された画像情報が送られて画像を出力するプ
    リンタと、プリンタで出力させる領域を指定することが
    可能な領域指定手段とを備えた画像観察装置であって、
    領域指定手段により指定されたプリンタの出力領域のド
    ット数を計算し、前記拡大又は縮小の倍率と前記指定さ
    れた使用領域のドット数とから当該物品の実寸スケール
    を作成し、この実寸スケールとともに画像をプリンタに
    出力させるプログラム手段を備えたことを特徴とする画
    像観察装置。
JP5346637A 1993-12-22 1993-12-22 画像観察方法及び画像観察装置 Pending JPH07182520A (ja)

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