JPH07179765A - シリコーンゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

シリコーンゴム組成物及びその製造方法

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JPH07179765A
JPH07179765A JP5345208A JP34520893A JPH07179765A JP H07179765 A JPH07179765 A JP H07179765A JP 5345208 A JP5345208 A JP 5345208A JP 34520893 A JP34520893 A JP 34520893A JP H07179765 A JPH07179765 A JP H07179765A
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aliphatic unsaturated
hydrocarbon group
silicone rubber
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Masaharu Takahashi
政晴 高橋
Manabu Narumi
学 鳴海
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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    • C08K5/541Silicon-containing compounds containing oxygen
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    • C08G77/12Polysiloxanes containing silicon bound to hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 (A)組成式(1)で示されるジオルガノポ
リシロキサンを100重量部、 R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は非置換又は置換の一価炭化水素基を表
す。)(B)オルガノハイドロジェンポリシロキサンを
上記(A)成分の脂肪族不飽和炭化水素基1モル当りS
iH基が0.5〜10モルとなる量、(C)白金族金属
系触媒を触媒量、(D)式(2)で示される有機珪素化
合物を0.1〜20重量部 (式中、R2、R5及びR6はそれぞれ同種又は異種の脂
肪族不飽和結合を有しない非置換又は置換の一価炭化水
素基、R3は非置換又は置換の一価炭化水素基、R4は水
素原子又はメチル基、nは0〜3の整数である。)を含
有してなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。 【効果】 透明性に優れ、押し出し成形性に優れ、発泡
のない成形物を与えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡の無い成型品を与
え、医療用部品、各種チューブ材やガスケット等の様々
な押し出し成型品に好適に使用できる付加型シリコーン
ゴム組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シリコ
ーンゴムは、耐熱性、耐寒性、耐候性等に優れており、
透明成形体を与え、更には生体適合性にも優れているこ
とから、医療用部品として汎用されている。このような
分野に使用されるシリコーンゴムは、一般に付加型のも
のとされているが、この付加型シリコーンゴム組成物は
これに架橋剤と触媒を混練りすると室温でも硬化反応が
進行するために、通常これにはベンゾトリアゾール、ア
セチレンアルコール誘導体、亜リン酸トリフェニル等の
ような加硫遅延剤(制御剤)が適宜添加されている。
【0003】しかし、この付加型シリコーンゴム組成物
を押し出し成形し、これを常圧熱気加硫(HAV)で硬
化させるため、十分な可使時間が与えられるように上記
した制御剤を付与すると、この押し出し成形品に発泡が
認められることが多い。この発泡を抑えるために触媒を
増量したり、制御剤を減少したり、或いはコンパウンド
の可塑度を大きくするといった対策をとることが行われ
るが、そうすることで逆に可使時間が短くなったり、押
し出し性が著しく損なわれ、作業性が悪くなると共に、
成形品が外観の劣るものになるという不利が生ずる。
【0004】本発明は上記不利を解決したもので、可塑
度の小さい或いは可使時間の長いものであっても発泡の
無い成型物を与えるシリコーンゴム組成物及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および方法】本発明者ら
は、上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、
(A)下記平均組成式(1)で示されるジオルガノポリ
シロキサンを100重量部、 R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は非置換又は置換の一価炭化水素基を表
し、そのうち0.01〜15モル%が脂肪族不飽和炭化
水素基であり、aは1.95〜2.05の範囲の正数で
ある。)及び好ましくは、(E)補強性充填剤を5〜2
00重量部含有するシリコーンゴム組成物に、(B)1
分子中にSiH基を少なくとも2個以上有するオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンを上記(A)成分の脂肪
族不飽和炭化水素基1モル当りSiH基が0.5〜3モ
ルとなる量、(C)白金族金属系触媒を触媒量からなる
硬化剤を混合する際に、(D)下記一般式(2)で示さ
れる有機珪素化合物を0.1〜20重量部添加すること
により、十分な可使時間が与えられるような量で制御剤
を添加した場合でも、これを圧縮成型した場合はもちろ
ん、押し出し成形し、HAV加硫した場合でも発泡が生
じなくなることを見い出し、本発明をなすに至ったもの
である。
【0006】
【化2】 (式中、R2、R5及びR6はそれぞれ同種又は異種の脂
肪族不飽和結合を有しない非置換又は置換の一価炭化水
素基、R3は非置換又は置換の一価炭化水素基、R4は水
素原子又はメチル基、nは0〜3の整数である。)
【0007】従って、本発明は、上記(A)〜(D)成
分を含有するシリコーンゴム組成物及び(A)成分に
(B),(C)成分を配合する際に(D)成分を添加す
る該シリコーンゴム組成物の製造方法を提供することを
目的とする。
【0008】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の(A)成分のジオルガノポリシロキサン
は、下記式(1) R1 aSiO(4-a)/2 …(1) で示されるものである。
【0009】ここで、上記式中、R1は非置換又は置換
の一価炭化水素基を表し、そのうち0.01〜15モル
%、好ましくは、0.02〜5モル%が脂肪族不飽和炭
化水素基であることが必要であり、脂肪族不飽和炭化水
素基の含有量が0.01モル%未満の場合は十分な引き
裂き強さを有する硬化物が得られず、15モル%を超え
ると得られたシリコーンゴムが脆くなる。
【0010】このような脂肪族不飽和炭化水素基として
は、炭素数2〜8のもの、例えばビニル基、アリル基等
が挙げられ、好ましくはビニル基である。脂肪族不飽和
炭化水素基以外の一価炭化水素基としては、好ましくは
炭素数1〜10、特に好ましくは1〜8のもの、例えば
メチル基、エチル基等のアルキル基、トリフルオロプロ
ピル基等のハロゲン置換アルキル基、フェニル基等のア
リール基やハロゲン置換アリール基、ベンジル基等のア
ラルキル基などが挙げられる。
【0011】上記式(1)において、aは1.95〜
2.05となる正数であるが、aが1.95未満では、
安定な直鎖状ポリマーが得られず、ゲル化し易く、また
aが2.05を超えると高分子量のポリマーとはなりに
くい。また、重合度は十分な強度を得るためには100
0以上であることが好ましい。より好ましくは2000
〜10000である。なお、上述のオルガノポリシロキ
サンは、アルカリ触媒の存在下において公知の方法によ
り重合させることにより得ることができる。
【0012】次に、(B)成分は、1分子中にSiH基
を2個以上有するオルガノハイドロジエンポリシロキサ
ンであり、これは公知のものが使用され、直鎖状、環状
又は分岐状の何れであっても良い。またこのようなSi
H基は、ポリシロキサン鎖の末端でも良いし、途中にあ
っても良いが、その重合度は5〜1000、特に10〜
500が好ましい。かかるオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンは、(A)成分のオルガノポリシロキサンの
脂肪族不飽和基1モル当たり、SiH基が0.5〜10
モル、特に1〜5モルとなる量割合で使用することが好
ましい。
【0013】(C)成分は白金族金属系触媒であり、こ
れは(A)のオルガノポリシロキサン中のアルケニル基
とオルガノハイドロジェンポリシロキサン中のSiH基
とのヒドロシリル化反応の触媒として使用するもので、
触媒量で用いられる、通常(A)のオルガノポリシロキ
サンとオルガノハイドロジェンポリシロキサンの合計量
に対して0.1〜2000ppm、好ましくは1〜10
00ppm(白金金属として)の範囲で使用される。
【0014】かかる白金族金属系触媒としては、例えば
米国特許第2,970,150号に記載されている微粉
末金属白金触媒、米国特許第2,823,218号に記
載されている塩化白金酸触媒、米国特許第3,159,
601号及び3,159,662号に記載されている白
金−炭化水素錯化合物、米国特許第3,516,946
号に記載されている塩化白金−オレフィン錯化合物、米
国特許第3,775,452号、同3,814,780
号に記載されている白金−ビニルシロキサン錯体等を使
用することができる。
【0015】本発明においては、更に(D)成分として
下記式(2)で示される有機珪素化合物を配合する。
【0016】
【化3】
【0017】この有機珪素化合物は、そのSi−C結合
の反応性が非常に高いという利点を有する。従って特に
触媒等を用いることなく、成形物の発泡原因である充填
剤中の水分或いはコンパウンド中の水分を捕捉し、発泡
抑制剤として作用する。
【0018】ここで、上記式(2)において、R2,R5
及びR6はそれぞれ同種又は異種の脂肪族不飽和結合を
有しない非置換又は置換の一価炭化水素基、好ましくは
炭素原子数1〜10、より好ましくは1〜8のものであ
り、例えばメチル基、エチル基等の炭素原子数1〜1
0、好ましくは1〜8のアルキルが挙げられる。
【0019】また、R3は、置換又は非置換の一価炭化
水素基であり、このものとしては炭素原子数1〜10、
好ましくは1〜8のものを挙げることができ、具体的に
はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチ
ル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等のアルキ
ル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビニル
基、プロペニル基等のアルケニル基、フェニル基等のア
リール基及びこれらの基の水素原子の一部或いは全部を
塩素原子等のハロゲン原子で置換した基を例示すること
ができる。特に好ましいものはアルキル基である。更
に、R4は水素原子或いはメチル基であり、nは0〜3
の正数である。
【0020】上述した有機けい素化合物は公知の方法
(特開平4−93326号公報)で製造することがで
き、その具体例としては、例えば下記式で表される化合
物を例示することができる。なお、以下の例示におい
て、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル
基、Buはブチル基をそれぞれ示す。
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】 上記の中では、特に式(i)〜(vi)で示される化合
物が好ましい。
【0024】本発明において、上述した一般式(2)で
示される有機珪素化合物は、通常(A)成分のオルガノ
ポリシロキサン100重量部に対して0.1〜20重量
部、特に0.1〜10重量部の割合が添加されることが
好ましい。0.1重量部未満では目的とする効果が得ら
れず、20重量部よりも多く添加してもそれ以上の効果
は得られず、粘着感が増すなど不利な点がでてくる。
【0025】本発明の組成物には、上記(A)〜(D)
成分に加え、(E)成分として補強性充填剤を配合する
ことが好ましい。この(E)成分の補強性充填剤は本発
明組成物へ機械的強度を付与するものであり、これには
ヒュームドシリカ、沈降法シリカ、溶融シリカ、石英粉
末、けいそう土、けい酸アルミニウム、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化鉄、アルミナ、炭酸カルシウム、炭酸亜
鉛、カーボンブラック等が例示され、補強性を十分なも
のとするために、通常は比表面積10m2/g以上のも
の、更に好ましくは比表面積100m2/g以上のもの
が使用される。また、本成分は単に機械的強度を付与す
るのみならず、電気伝導性、熱伝導性等を付与するため
にも用いられる。この無機質充填剤は、オルガノシラ
ン、オルガノシラザン、シリコーンオイル等で表面処理
したものも使用できる。本成分の配合量は、(A)成分
100重量部に対して、5〜200重量部である。これ
は配合量が少なすぎると加工性が不十分で、十分な補強
効果が得られず、多すぎると作業性、加工時の型流れ性
等が低下したり、シリコーンゴムの機械的特性がかえっ
て低下してしまうからであり、好ましくは5〜200重
量部、より好ましくは10〜100重量部の範囲であ
る。
【0026】また、本発明の組成物には、室温に於ける
保存安定性が良好でかつ適度な可使時間を保持するため
に、メチルビニルポリシロキサン、アセチレンアルコー
ル類、ベンゾトリアゾール、亜リン酸トリフェニル等の
有機リン系化合物、各種トリアジン系化合物、有機アミ
ン化合物、有機硫黄化合物等の反応抑制剤を添加するこ
とが好ましい。この反応制御剤の添加量は各種制御剤の
制御能にもよるが、添加する白金系触媒の1〜100倍
モル、好ましくは1〜50倍モルとすることがよく、本
発明においてかかる反応制御剤を十分な可使時間が与え
られるような量で添加した場合でも、上記(D)成分の
添加により、本発明の組成物を押し出し成形し、HAV
加硫した際に発泡が生じないものである。
【0027】本発明の組成物には、本発明の効果を損な
わない範囲で他の添加剤を配合し得る。このようなもの
として、プロセスエイド、分散剤等のシリカ改質剤、耐
熱向上剤、顔料、発泡剤、難燃助剤等を挙げることがで
きる。なお分散剤としては、末端が水酸基で封鎖された
短鎖のジオルガノポリシロキサンやヘキサオルガノジシ
ラザン等が挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0028】本発明の組成物は、上記(A)成分、更に
好ましくは(E)成分、必要に応じ上記添加剤を加熱、
混合し、二本ロール、バンバリーミキサーや他の混合装
置を用いて混練することによりベースコンパウンドと
し、これに硬化触媒である(B),(C)成分を混合す
る際に(D)成分を添加することによることが好まし
い。
【0029】この場合、混練に要する時間は配合される
原料の量や組成物の粘度、装置から受ける剪断速度等に
よって異なり、15分〜5時間程度とすることができ
る。また、熱処理は、使用する混合機の形式に関係な
く、ジオルガノポリシロキサン、補強性充填剤、シリカ
改質剤等の混合物の場合、通常100〜250℃の範囲
でなされる。本発明の組成物は、このようにして得られ
たベースコンパウンドに(B),(C)成分の硬化触媒
を混合する際、(D)成分の有機けい素化合物を添加す
ることにより得る方法が有効である。
【0030】なお、(E)成分の補強性充填剤は、
(A)成分のジオルガノポリシロキサン存在下で処理し
てもよいし、本発明の組成物を構成する他の成分と混合
する前にあらかじめ処理しておくことも可能である。
【0031】組成物の製造方法としては上記のような一
般的な配合方法でかまわないが、例えばメチルビニルシ
ロキサン単位を含むオルガノポリシロキサン、ヒューム
ドシリカ、充填剤改質剤として両末端が水酸基で封鎖さ
れたメチルフェニルポリシロキサンをあらかじめニーダ
ーミキサーを用い予備混合した後に、充填剤分散剤とし
て両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリシロキサン
を加えて混合し、150℃で2時間かけて更に混合する
方法などが挙げられる。
【0032】このようにして得られたシリコーンゴム組
成物を硬化し、シリコーンゴム成形物を得る場合、例え
ばこれをシリコーンゴム成形用の押し出し機を用いて、
ダイから押し出して成形した後、60〜400℃、好ま
しくは250〜450℃に設定された加硫筒内に10秒
〜5時間、好ましくは10秒〜10分間滞留し、加硫硬
化させることによって所望の形状をもつ成形品とされ
る。更に100〜250℃で0〜8時間ポストキュァー
する方法も好適に採用される。この場合、加硫方法は常
圧熱気加硫(HAV)が好適に採用される。
【0033】
【発明の効果】本発明の組成物によれば、透明性に優
れ、(B),(C)成分添加後の可使時間が長く、押し
出し成形性に優れ、発泡のない成形物を与えることがで
きる。また、本発明の製造方法によれば、かかる組成物
を確実に製造することができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。 〔実施例1〜3、比較例1〜5〕ジメチルシロキシ単位
99.92モル%、メチルビニルシロキシ単位0.08
モル%からなり、分子末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖された平均重合度が8,000のメチルビニルポ
リシロキサン97部と、ジメチルシロキシ単位90.0
0モル%、メチルビニルシロキシ単位10.00モル%
からなり、分子末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖
された平均重合度が5,000のメチルビニルポリシロ
キサン3部とからなるオルガノポリシロキサンに、比表
面積が200m2/gのヒュームドシリカ(アエロジル
200、日本アエロジル(株)製)40部、重合度が約
20で分子両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリシ
ロキサン10.0部をニーダーミキサーを用い、150
℃で2時間かけて均一に混合することにより、シリコー
ンゴム配合物を得た。この配合物に下記に示す硬化剤及
び制御剤を混合し、更にα−トリメトキシシリルプロピ
オン酸オクチル(化合物A)を表1に示す量添加して二
本ロールを用いて均一に混合し、各組成物を製造した。
これらの組成物を165℃/10分、100kg/cm
2の圧力で厚さ2mmのシート状に加圧成型し、200
℃/4時間のポストキュァーを行って試験片を作成して
その物性を測定した。更に厚さ5mmに分出しした未加
硫生地を加硫筒で400℃において30秒間常圧熱気加
硫したものについて発泡状態を調べた。結果を表1に示
す。また、触媒を練り込んだ後の可使時間を40℃にお
いて測定した。 硬化剤:白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のジビニルテトラメチ ルジシロキサン溶液(白金1%含有) 0.1部 下記式で示すオルガノハイロドジェンポリシロキサン 1.5部
【0035】
【化7】 制御剤 (a)トリ(t−ブチルパーオキシ)トリアジン 0.2部 (b)エチニルシクロヘキサノール 0.1部
【0036】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記平均組成式(1)で示される
    ジオルガノポリシロキサンを100重量部、 R1 aSiO(4-a)/2 …(1) (式中、R1は非置換又は置換の一価炭化水素基を表
    し、そのうち0.01〜15モル%が脂肪族不飽和炭化
    水素基であり、aは1.95〜2.05の範囲の正数で
    ある。) (B)1分子中にSiH基を少なくとも2個以上有する
    オルガノハイドロジェンポリシロキサンを上記(A)成
    分の脂肪族不飽和炭化水素基1モル当りSiH基が0.
    5〜10モルとなる量、 (C)白金族金属系触媒を触媒量、 (D)下記一般式(2)で示される有機珪素化合物を
    0.1〜20重量部 【化1】 (式中、R2、R5及びR6はそれぞれ同種又は異種の脂
    肪族不飽和結合を有しない非置換又は置換の一価炭化水
    素基、R3は非置換又は置換の一価炭化水素基、R4は水
    素原子又はメチル基、nは0〜3の整数である。)を含
    有してなることを特徴とするシリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分に(B),(C)成分を混合
    する際に(D)成分を添加することを特徴とする請求項
    1記載のシリコーンゴム組成物の製造方法。
JP5345208A 1993-12-21 1993-12-21 シリコーンゴム組成物及びその製造方法 Pending JPH07179765A (ja)

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