JPH07178642A - 円筒殻用回転装置 - Google Patents

円筒殻用回転装置

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JPH07178642A
JPH07178642A JP32661793A JP32661793A JPH07178642A JP H07178642 A JPH07178642 A JP H07178642A JP 32661793 A JP32661793 A JP 32661793A JP 32661793 A JP32661793 A JP 32661793A JP H07178642 A JPH07178642 A JP H07178642A
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JP
Japan
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cylindrical shell
roller
belt
rotating device
supporting
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Pending
Application number
JP32661793A
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English (en)
Inventor
裕之 ▲高▼田
Hiroyuki Takada
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒殻用回転装置において、支持点の凹みを発
生し難い簡単な構造とし、かつ、円筒殻の直径の変化に
対応出来る構造を提供することにある。 【構成】円筒殻10を支持する物体にベルト20を用
い、ベルト20の張力及び支持長さを調整する機構を有
し、さらにベルト20の幅をローラー30より広くしベ
ルト20に適度の強度を持つ弾性材21を加える構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学プラントに使用さ
れる特殊材円筒殻などを回転させ組立や溶接をするとき
に利用する円筒殻用回転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、図4,5に示すように水
平ベッドと、該水平ベッドの中央部に向かって前下がり
となるように傾斜した斜面を有し、水平ベッド上面両側
に対向して移動可能に設置された傾斜ベッドと、該各傾
斜ベッドの斜面に沿って移動可能に設置された支持ロ−
ラ−と、前記水平ベット上面の前記傾斜ベット間に水平
ベット上面に沿って移動可能に設けられた支持ロ−ラ−
とからなり、前記各傾斜ベットの支持ロ−ラ−および水
平ベットの支持ロ−ラ−を円筒殻に外接配置することに
より円筒殻を回転支持していた。この種の装置として
は、例えば特公昭63−25879号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば化学プラントに
使用される大型塔などの円筒殻構造物は、その組立や溶
接などの際に作業に適した姿勢を確保するため、ローラ
ー式の回転装置にて回転させている。しかし、ロ−ラー
式回転装置を用い強度の小さい円筒殻を回転させると支
持部に座屈による凹みが生ずる欠点があり種々の変型防
止対策を要していた。また、支持点を多くして(例え
ば、特公昭63−25879号公報)変型を防止しよう
とすると、回転装置の構造が複雑になる欠点があった。
【0004】本発明の目的は、回転装置の構造を簡単に
して、かつ、その変型防止対策を不要又は容易にするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、幅を広くし強度を上げたベルトを使用し、ロ−ラ−
の数を増やすことなく円筒殻の変形防止を可能にしたも
のである。
【0006】
【作用】円筒殻を支持する物体をベルトにすることによ
り、支持面積が広がって、円筒殻の自重による応力が小
さくなり、座屈による凹みの発生を防止することがで
き、また、ベルトを複合材にして、ロ−ラ−よりやわら
かく、かつ、円筒殻と同等の強度を持たせ幅も拡げるこ
とによりロ−ラ−端でベルトが適度に撓み、ローラー端
での応力集中も無くなり、ロ−ラ−の角から円筒殻を守
ることになり、ロ−ラ−の角による損傷も無くなる。
【0007】
【実施例】以下、図1および図2によって本発明の一実
施例を説明する。図のごとく、ベット50の上部両端に
円筒殻10の直径方向に移動可能なロ−ラ−受40を設
け、その上端でローラー30を支持する。またロ−ラ−
受40は、その下部に加工されたねじ部を有し、同じく
加工されたねじ部を有するシャフト90と嵌合してい
る。シャフト90はベッド50に設けられた軸受100
により支持され、シャフト90に取付けられた歯車85
により原動機80から回転力が伝わる。この構造によっ
てローラー30の間隔を変動させることが可能となる。
【0008】さらに、ベット50上に固定されたローラ
ー60を設け、ベルト65によりベット50に固定され
た原動機70と連結される。また、ベット50上部に直
径方向にスライド可能で下部に加工されたねじ部を持つ
ロ−ラ−受130を設け、ロ−ラ−受130の上端には
ローラー140を設ける。また、ベット50に固定され
た原動機110を設け軸受150により支持され加工さ
れたねじ部を有すシャフト120とローラー受30を連
結させ、シャフト120はロ−ラ−受130のねじ部と
嵌合させる。そこで、ローラー30,60,140間に
ベルト20をかけることにより、種々の直径の円筒殻1
0を支持し、ベルト20の張力を調整しながら回転させ
ることが可能な簡単な構造となる。
【0009】次に、図3によってベルトの関係について
説明する。図のようにベルト20はローラー30の幅よ
り広く、また、ロ−ラ−30より軟らかくかつ、円筒殻
10と同等の強度を持つ弾性材21との複合材にする。
【0010】以上のような構成によれば、ベルト20に
よる支持面積が、線ではなく面で受けることになるので
従来より広くなり、円筒殻10の自重による支持点の反
力も小さくなる。また、ベルト20を複合材にしてある
程度の強度を持たせ幅も拡げることにより、ロ−ラ−3
0端でベルト20が適度に撓みローラー30端での応力
集中も無くなり、ロ−ラ−30の角から円筒殻10を保
護することになり、ロ−ラ−30の角による損傷も無く
なる。
【0011】次に、以上の構成による使用方法の一例を
以下に説明する。まず、円筒殻10の長さにより必要な
数の本発明による円筒殻用回転装置を用意し、円筒殻1
0の直径に応じて原動機80を回しロ−ラ−30,30
間の幅を調整する。併せて、原動機110によりロ−ラ
−140の位置を動かしベルト20の張力を調整する。
そして、円筒殻10が乗るようにこの装置を並べて設置
し円筒殻10を乗せる。乗せたら、原動機70を回転さ
せることにより円筒殻10を回転させる。
【0012】他の実施形態について述べる。上記のベル
トの張り幅調整機構及びベルト張力調整機構をマイクロ
コンピューター等の制御装置により制御することにすれ
ば、本装置の操作を簡略化することが考えられる。ま
た、滑りによる速度の変化を嫌う状況では、ベルト20
をタイミングベルトにし、ローラー30を歯車にするこ
とも考えられる。さらに、通常この円筒殻用回転装置
は、一つの円筒殻10に2台以上使用するので、ローラ
ー60,ベルト65,原動機70が無い構造も考えられ
る。
【0013】この円筒殻用回転装置は重量が大きくなる
こともあり得るので、移動用の車輪,自走装置,吊り金
具などを取付けることも考えられる。さらに、円筒殻用
回転装置の構造を簡単にするために、2個あるロ−ラ−
受の内、1個を可動とせずに固定する構造も考えられ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、円
筒殻用回転装置において円筒殻支持点の凹み発生を防止
でき、かつ、簡単な構造とすることができるという効果
が得られる。さらに、円筒殻の直径の変化に対応できる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による円筒殻用回転装置の一実施例の正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ベルトとローラーの詳細を示す断面図である。
【図4】従来技術を示す正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【符号の説明】
10…円筒殻、20,65…ベルト、21…弾性材、3
0,60,140…ローラー、40,130…ローラー
受、50…ベッド、70…駆動用の原動機、80…支持
幅調整用の原動機、85…歯車、90,120…シャフ
ト、100,150…軸受、110…張力調整用の原動
機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平なベットを有しそのベットの上面で円
    筒殻を支持するベルトをその張り幅および張力を調整可
    能に設置し、円筒殻の支持を線接触ではなく面接触にし
    たことを特徴とする円筒殻用回転装置。
JP32661793A 1993-12-24 1993-12-24 円筒殻用回転装置 Pending JPH07178642A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32661793A JPH07178642A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 円筒殻用回転装置

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JP32661793A JPH07178642A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 円筒殻用回転装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07178642A true JPH07178642A (ja) 1995-07-18

Family

ID=18189808

Family Applications (1)

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JP32661793A Pending JPH07178642A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 円筒殻用回転装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030033457A (ko) * 2001-10-23 2003-05-01 방성현 평면 및 곡면가공이 가능한 레이저 가공기
CN111112683A (zh) * 2020-01-02 2020-05-08 廖瑜琳 一种循环流化床锅炉风帽制造加工处理机械
CN111300308A (zh) * 2020-03-17 2020-06-19 江丽平 一种用于机械加工的工件夹紧翻转机构
KR102125675B1 (ko) * 2020-01-14 2020-06-23 이주철 강관 회전 장치
KR20220085852A (ko) * 2020-12-15 2022-06-23 주식회사 한화 동체 회전용 지그부를 구비한 유도탄용 회전 지지대 및 이를 포함하는 유도탄 조립대

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CN111112683B (zh) * 2020-01-02 2020-10-27 浙江津海机械科技有限公司 一种循环流化床锅炉风帽制造加工处理机械
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KR20220085852A (ko) * 2020-12-15 2022-06-23 주식회사 한화 동체 회전용 지그부를 구비한 유도탄용 회전 지지대 및 이를 포함하는 유도탄 조립대

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