JPH0717485Y2 - ハンマ機構部 - Google Patents
ハンマ機構部Info
- Publication number
- JPH0717485Y2 JPH0717485Y2 JP1990072467U JP7246790U JPH0717485Y2 JP H0717485 Y2 JPH0717485 Y2 JP H0717485Y2 JP 1990072467 U JP1990072467 U JP 1990072467U JP 7246790 U JP7246790 U JP 7246790U JP H0717485 Y2 JPH0717485 Y2 JP H0717485Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hammer
- printing
- comb
- row direction
- connecting portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はドットラインプリンタに使用される印字ハンマ
を複数個備えたハンマ機構部に関するものである。
を複数個備えたハンマ機構部に関するものである。
板バネ状印字ハンマを永久磁石の磁気吸引力によって非
印字位置に保持し、釈放用電磁コイルに所定パルス幅の
釈放電流を流すことによって前記印字ハンマを釈放飛行
させて印字するスプリングチャージ式印字ハンマにおい
て次のような問題があった。
印字位置に保持し、釈放用電磁コイルに所定パルス幅の
釈放電流を流すことによって前記印字ハンマを釈放飛行
させて印字するスプリングチャージ式印字ハンマにおい
て次のような問題があった。
第3図は従来のハンマ機構部を示す斜視図である。
前記構成のハンマ機構部において、前記釈放電流を流す
と駆動された印字ハンマ5の磁気抵抗が増加するため、
該当部の磁束Faが図に示す如く周辺桁へ流れ込む。その
結果周辺桁では通常より吸引力が増加し、周辺桁のコイ
ル8に釈放電流を流しても、印字ハンマ5が吸引位置か
ら釈放されにくくなる。
と駆動された印字ハンマ5の磁気抵抗が増加するため、
該当部の磁束Faが図に示す如く周辺桁へ流れ込む。その
結果周辺桁では通常より吸引力が増加し、周辺桁のコイ
ル8に釈放電流を流しても、印字ハンマ5が吸引位置か
ら釈放されにくくなる。
従って、印字ハンマ5の釈放飛行にはスピードがつか
ず、印刷品質上好ましくない打撃力の低下を引き起こす
という欠点があった。
ず、印刷品質上好ましくない打撃力の低下を引き起こす
という欠点があった。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、印
字ハンマの釈放飛行を円滑にし、印刷品質を常に安定す
ることである。
字ハンマの釈放飛行を円滑にし、印刷品質を常に安定す
ることである。
本考案は、空気の磁気抵抗がコムヨークを構成する例え
ばケイ素鋼よりも非常に大きい点に着目し、桁間の磁気
抵抗を大きくするために、各桁間に空気層または磁気絶
縁層となる空間を設けたものである。
ばケイ素鋼よりも非常に大きい点に着目し、桁間の磁気
抵抗を大きくするために、各桁間に空気層または磁気絶
縁層となる空間を設けたものである。
以下実施例図面を参照して本考案を説明する。
第1図は印字ピン6を備えた印字ハンマ5、該印字ハン
マ5を吸引するための磁気回路を形成するコムヨーク
1、永久磁石2、ヨークベース3、フロントヨーク4及
び釈放用電磁コイル8より構成されている。
マ5を吸引するための磁気回路を形成するコムヨーク
1、永久磁石2、ヨークベース3、フロントヨーク4及
び釈放用電磁コイル8より構成されている。
前記コムヨーク1は、前記永久磁石2の上部に載置さ
れ、永久磁石2と同一方向に延びた連結部及び該連結部
から各印字ハンマ5の上部背面に対向する如く延びた櫛
歯状のポール部から構成されている。
れ、永久磁石2と同一方向に延びた連結部及び該連結部
から各印字ハンマ5の上部背面に対向する如く延びた櫛
歯状のポール部から構成されている。
本構成において、磁気回路を形成するコムヨーク1の各
桁間に空間9を設ける。空気の磁気抵抗はケイ素鋼の磁
気抵抗よりも大きいので、この空間9の空気層は、ある
桁の印字ハンマ5を駆動した場合に隣接ハンマ5に流れ
込む磁束F1を極力押さえられ得る。
桁間に空間9を設ける。空気の磁気抵抗はケイ素鋼の磁
気抵抗よりも大きいので、この空間9の空気層は、ある
桁の印字ハンマ5を駆動した場合に隣接ハンマ5に流れ
込む磁束F1を極力押さえられ得る。
更に、隣接するハンマ5を同時に駆動した場合において
も、磁束F1のまわり込みによる吸引力の増加を押さえる
ことが可能である。
も、磁束F1のまわり込みによる吸引力の増加を押さえる
ことが可能である。
前記コムヨーク1の空間9は例えば第4図のようにして
成形することができる。
成形することができる。
すなわち、コムヨーク1とほぼ同一形状の上板11とポー
ル部間の連結部に穴をあけた複数の中間板12を積層する
ことにより、中間板12の前記穴が空間9となる。なお、
上板11及び中間板12は例えばプレスにより成形される。
ル部間の連結部に穴をあけた複数の中間板12を積層する
ことにより、中間板12の前記穴が空間9となる。なお、
上板11及び中間板12は例えばプレスにより成形される。
第5図は本考案コムヨーク1の他の実施例を示すもの
で、前記空間9を後端面まで延ばし開口した空間10とし
たものである。第5図のコムヨーク1の空間は例えば第
6図のようにして成形することができる。
で、前記空間9を後端面まで延ばし開口した空間10とし
たものである。第5図のコムヨーク1の空間は例えば第
6図のようにして成形することができる。
すなわち、第4図の上板とほぼ同一形状の上板21及びポ
ール部間の連結部に溝を設けた厚み大の下板22を重ね合
わせることにより、下板22の溝が空間10となる。
ール部間の連結部に溝を設けた厚み大の下板22を重ね合
わせることにより、下板22の溝が空間10となる。
なお、下板22は例えばワイヤカットにより成形される。
上記実施例においては、空間9、10を空気層としたが、
磁気抵抗の大きい例えば合成樹脂を充填してもよく、こ
の場合にはコムヨーク1の剛性を向上させることができ
る。
磁気抵抗の大きい例えば合成樹脂を充填してもよく、こ
の場合にはコムヨーク1の剛性を向上させることができ
る。
本考案によれば、桁間に磁気抵抗の大なる空間を設けた
ことにより、隣接する印字ハンマを同時に駆動した場合
でも磁束のまわり込みによる吸引力の増加を押さえるこ
とが可能となり、濃淡差のない安定した印刷品質を得る
ことができる。
ことにより、隣接する印字ハンマを同時に駆動した場合
でも磁束のまわり込みによる吸引力の増加を押さえるこ
とが可能となり、濃淡差のない安定した印刷品質を得る
ことができる。
また、空間を設けることにより重量の軽減が可能とな
り、ハンマ機構部全体の重量の削減を図ることができ
る。
り、ハンマ機構部全体の重量の削減を図ることができ
る。
更に、本考案によれば、コムヨークの連結部は行方向に
沿って延びており、該連結部の各桁間には行方向及び上
下方向に閉じた空間が形成されているので、コムヨーク
の剛性が下がることはない。
沿って延びており、該連結部の各桁間には行方向及び上
下方向に閉じた空間が形成されているので、コムヨーク
の剛性が下がることはない。
第1図は本考案によるハンマ機構部を示す斜視図、第2
図は第1図の側面図、第3図は従来例によるハンマ機構
部を示す斜視図、第4図は第1図のコムヨークの一形成
例を示す展開斜視図、第5図はハンマ機構部の他の実施
例を示す斜視図、第6図は第5図のコムヨークの一形成
例を示す展開斜視図である。 図において、1はコムヨーク、2は永久磁石、3はヨー
クベース、4はフロントヨーク、5は印字ハンマ、6は
印字ピン、7はプランジャー、8はコイル、9、10は空
間、F1、F2は磁束である。
図は第1図の側面図、第3図は従来例によるハンマ機構
部を示す斜視図、第4図は第1図のコムヨークの一形成
例を示す展開斜視図、第5図はハンマ機構部の他の実施
例を示す斜視図、第6図は第5図のコムヨークの一形成
例を示す展開斜視図である。 図において、1はコムヨーク、2は永久磁石、3はヨー
クベース、4はフロントヨーク、5は印字ハンマ、6は
印字ピン、7はプランジャー、8はコイル、9、10は空
間、F1、F2は磁束である。
Claims (1)
- 【請求項1】行方向に沿って所定ピッチで並べて設けら
れた複数個の板バネ状のドット印字ハンマと、該印字ハ
ンマを非印字位置に保持するために磁気吸引力を発生す
る永久磁石と、該永久磁石の上部に載置した連結部から
前記各印字ハンマの上部背面に対向する如く延びた櫛歯
状のポール部からなるコムヨークと、該コムヨークのポ
ール部に巻回された釈放用電磁コイルと、前記複数個の
印字ハンマを保持し、行方向に沿って往復移動するハン
マバンクとを備え、該ハンマバンクの往復移動の過程で
前記印字ハンマを駆動して印字するドットラインプリン
タにおいて、 前記コムヨークの連結部は行方向に沿って延びていると
共に、該連結部の各桁間には行方向及び上下方向に閉じ
た空間が形成されていることを特徴とするハンマ機構
部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990072467U JPH0717485Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | ハンマ機構部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990072467U JPH0717485Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | ハンマ機構部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0430944U JPH0430944U (ja) | 1992-03-12 |
JPH0717485Y2 true JPH0717485Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=31610429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990072467U Expired - Lifetime JPH0717485Y2 (ja) | 1990-07-06 | 1990-07-06 | ハンマ機構部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717485Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59194870A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | Citizen Watch Co Ltd | バネ蓄勢型のドツト印字ヘツド |
JPS5948843B2 (ja) * | 1981-12-21 | 1984-11-29 | 株式会社メタル・リサ−チ・コ−ポレ−シヨン | 球状黒鉛鋳鉄用黒鉛球状化剤とその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5948843U (ja) * | 1982-09-25 | 1984-03-31 | 日立工機株式会社 | 印字ハンマ |
-
1990
- 1990-07-06 JP JP1990072467U patent/JPH0717485Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5948843B2 (ja) * | 1981-12-21 | 1984-11-29 | 株式会社メタル・リサ−チ・コ−ポレ−シヨン | 球状黒鉛鋳鉄用黒鉛球状化剤とその製造方法 |
JPS59194870A (ja) * | 1983-04-20 | 1984-11-05 | Citizen Watch Co Ltd | バネ蓄勢型のドツト印字ヘツド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0430944U (ja) | 1992-03-12 |
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