JPH07174228A - 入力増大型トルク・コンバータ - Google Patents

入力増大型トルク・コンバータ

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Publication number
JPH07174228A
JPH07174228A JP25405993A JP25405993A JPH07174228A JP H07174228 A JPH07174228 A JP H07174228A JP 25405993 A JP25405993 A JP 25405993A JP 25405993 A JP25405993 A JP 25405993A JP H07174228 A JPH07174228 A JP H07174228A
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JP
Japan
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torque converter
input
impeller
turbine
stator
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Pending
Application number
JP25405993A
Other languages
English (en)
Inventor
Thomas D Nogle
ディー ノーグル トーマス
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Old Carco LLC
Original Assignee
Chrysler Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Chrysler Corp filed Critical Chrysler Corp
Publication of JPH07174228A publication Critical patent/JPH07174228A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H47/00Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
    • F16H47/06Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the hydrokinetic type
    • F16H47/08Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the hydrokinetic type the mechanical gearing being of the type with members having orbital motion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両変速機のための、二速度トルクコンバー
タを提供する。 【構成】 ロックアップクラッチ80の非係合状態で、
なおかつ車両が加速状態では、一方向クラッチ76が係
合して太陽歯車72が静止する。したがってタービンハ
ブ56の回転数が増大用歯車組立体58によって減速さ
れて入力軸70に伝えられる。ロックアップクラッチ8
0の係合状態か車両のエンジンブレーキ状態では、一方
向クラッチ76が非係合状態とされるから増大用歯車組
立体は不静定となり、実質的に減速用歯車列として機能
しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として自動車に使用す
るための変速機に関し、より特定的には変速機用のトル
ク・コンバータに関する。
【0002】
【従来の技術】地上走行車両は一般に、3つの基本的な
構成要素を必要とする。これらの構成要素は、動力装置
(内燃機関など)と動力伝達系列と車輪とである。動力
伝達系列の主要な構成要素は一般に“変速機”と呼ばれ
る。機関のトルクおよび速度はこの変速機において、車
両の牽引力需要に従って変換される。通常の自動変速機
は流体力学的トルク・コンバータを含んでおり、機関の
クランクシャフトからのエンジントルクを、流体の流れ
の力を介して変速機の回転しうる入力部材へ伝達する。
この種のトルク・コンバータの例は、本発明と同一の譲
受人に譲渡されている米国特許第4,240,532号
明細書、同第4,289,048号明細書に開示されて
いる。上記特許のトルク・コンバータが有する1つの欠
点は、低トルクの機関と噛み合うときには伝達トルク容
量が十分に利用されないということである。もう1つの
欠点は、トルク・コンバータの結合点速度を上回る機関
入力に関してはトルクの増大もしくは増倍が存在しない
ことである。さらにもう1つの欠点は、これらのユニッ
トの中に比率シフト(アップシフト/ダウンシフト)を
もたらす手段が存在しないことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、車両変速機のための入力増大型すなわち二速度のト
ルク・コンバータを提供することである。本発明のもう
1つの目的は、比較的低コストの入力増大型トルク・コ
ンバータを提供することである。本発明のさらにもう1
つの目的は、比較的コンパクトな入力増大型トルク・コ
ンバータを提供することである。本発明のさらにもう1
つの目的は、比較的軽負荷の入力増大型トルク・コンバ
ータを提供することである。本発明のさらに別の目的
は、低トルクの機関を、より高い能力を持つ変速機によ
り良く適合させることのできる入力増大型トルク・コン
バータを提供することである。本発明のさらに別の目的
は、何らかの適切な基底速度伝動で使用するときに選択
しうる付加的な歯車列比を備えた入力増大型トルク・コ
ンバータを提供することである。
【0004】本発明のさらに別の目的は、動力を逆流さ
せて、車両の減速すなわち制動に動力装置を使用できる
ようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の様々な目的を達成
するために本発明は、原動機から変速機の入力軸へのト
ルクを変換し増加させるための入力増大型トルク・コン
バータを提供する。この入力増大型トルク・コンバータ
は、原動機とともに回転作動するように接続されている
羽根車手段を含む。この入力増大型トルク・コンバータ
はさらに、駆動関係となるように上記羽根車手段に流体
的に接続されており上記羽根車手段からトルクを受取る
ようにしたタービン手段と、タービン手段と変速機入力
軸とを相互に接続しておりタービン手段から入力軸への
トルクを増加させるようにした遊星歯車手段とを含む。
遊星歯車手段は、タービン手段に接続した環状歯車と、
上記入力軸に接続した遊星キャリアと、太陽歯車と、遊
星キャリア上に回転可能なように支持されていて太陽歯
車と環状歯車とを係合させている複数の遊星ピニオンと
を含んでいる。この入力増大型トルク・コンバータはま
た、ステータと太陽歯車とに1つの方向においてはトル
ク・リアクションを提供し反対方向においては各々が自
由にかつ独立に回転することを許すようにした2つの一
方向クラッチもしくはフリー・ホイールを含んでいる。
さらに、この遊星キャリアをクラッチによって原動機へ
直接接続することが可能であってこれは通常“ロックア
ップ”と呼ばれ、クラッチの噛み合いが、この入力増大
型トルク・コンバータを抜けて直接駆動するためのアッ
プシフトを提供し、流体動力学的および機械的なトルク
増加をバイパスする。
【0006】本発明の1つの利点は、この入力増大型ト
ルク・コンバータが、機関の出力が小さめである場合に
機関の出力もしくはトルクを増加もしくは増大させて変
速機のトルク容量を十分に使用することである。本発明
のもう1つの利点は、この入力増大型トルク・コンバー
タが比較的コンパクトであって現在の変速機の現存する
空間または領域の中に適合するので、車両に何らの改造
も必要としないことである。本発明のさらにもう1つの
利点は、この入力増大型トルク・コンバータが比較的軽
負荷かつ低コストであることである。本発明のさらにも
う1つの利点は、この入力増大型トルク・コンバータ
が、より低い基底速度伝動にて使用されるときに付加的
な歯車列比を使用可能とすることによって動力伝達系列
の柔軟性を提供することである。本発明のさらにもう1
つの利点は、この入力増大型トルク・コンバータが、車
両性能と燃料経済性とを改善する付加的な歯車列比を提
供することである。本発明のさらにもう1つの利点は、
この入力増大型トルク・コンバータが、アップシフト時
に直接比トップギヤ(オーバードライブ比ではない)を
提供し、それにより、オーバードライブ・トップギヤに
比し雑音と寄生的損失とを少なくすることである。本発
明のさらにもう1つの利点は、惰性フリー・ホイーリン
グ(非ロック)にするか最大エンジンブレーキング(ロ
ック)にするかのドライバ選択を用意することである。
【0007】添付した図面を参照しつつ以下の説明を読
むならば、これ以外の本発明の目的、特徴および利点を
も容易に理解することが出来よう。
【0008】
【実施例】図1は、本発明を具体化した自動変速機のよ
うな1つの変速機を部分的に示している。この変速機は
自動車のような車両(図示せず)での使用に適してい
る。しかしながら、本発明の原理はそれ以外の形式の車
両および装置にも利用することができる。この変速機
は、符号12で全体的に示した本発明による入力増大型
トルク・コンバータを含んでおり、エンジンのような原
動機(図示せず)の回転しているクランクシャフト(図
示せず)からの動力を、適切な何らかの進行中の変速機
の入力部材70へと伝達する。変速機は次にこの動力
を、車両の一組または二組の車輪(図示せず)へ連続的
に分配する。この入力増大型トルク・コンバータ12
を、本発明と同じ譲受人へ譲渡されている米国特許第
4,875,391号明細書に開示されている形式の自
動変速機システムの中に使用してもよい。また、この入
力増大型トルク・コンバータ12を、連続的に変化させ
うる変速機のようなこれ以外の形式の変速機に使用して
もよい。図1に示すようにこの入力増大型トルク・コン
バータ12は、羽根車組立体14と、タービン組立体1
6と、ステータ組立体18と、増大用歯車組立体58
と、ロックアップ・クラッチ組立体80とを含んでい
る。動力は、エンジンの回転しているクランクシャフト
から、羽根車組立体14のフロント・カバー部材20へ
伝達される。フロント・カバー部材20は、複数の入力
駆動突起もしくはねじを切ったコネクタ22を含んでい
てよい。コネクタ22の中に受け入れられるボルト(図
示せず)のような当分野において普通に知られている適
切な固定手段によって、回転しうるプレート部材(図示
せず)をフロント・カバー部材20へ固定する。符号2
4における溶接などによって、フロント・カバー部材2
0を、入力増大型トルク・コンバータ12の羽根車組立
体14へ固定する。
【0009】羽根車組立体14は、既知の手法で、ター
ビン組立体16およびステータ組立体18と捩じり流関
係となるように流体で接続される。羽根車組立体14
は、取り巻くように配置し羽根車シェル28の内側に接
続した複数の羽根26を含む。羽根車シェル28を、符
号29における溶接などによって、羽根車ハブすなわち
ポンプ駆動軸30へ固定する。羽根車ハブ30は、入力
増大型トルク・コンバータ12へ流体を供給するポンプ
(図示せず)へ、動力を伝えるように係合されている。
羽根車の羽根26は、トルク・コンバータ12の中の流
体の乱流を減少させる分割形トーラス・リング32の半
分32aの周りに配置された弧状内側部分31を有して
いる。ステータ組立体18は、取り巻くように配置した
複数の静翼34を有しており、それらの内側端部はステ
ータ・プレート36へ接続されている。ステータ・プレ
ート36は、ステータ・ハブ38の上に据え付けられて
いる。ステータ・ハブ38は複数のローラ40の周りに
据え付けられており、ローラ40はフリー・ホイールも
しくは一方向クラッチとして動作して、コンバータの結
合動作とロックアップ動作との双方を通じてステータの
静翼34が羽根車組立体14およびタービン組立体16
と同じ方向に回転することを許す。ローラ40は、カム
状の静止したステータ・リアクション部材42の上に据
え付けられている。ステータ・リアクション部材42
は、スプライン接続44などによって、静止リアクショ
ン軸46へ接続されている。ステータ・リアクション部
材42と羽根車シェル28との間に、環状のスラスト軸
受け48が配置されている。これ以外の適切な形式の一
方向クラッチを使用してもよい。図1に特定的に示して
はいないが、これ以外のブシュ、リテーナ部材などを使
用してもよい。
【0010】タービン組立体16は周辺に配置した複数
のタービン羽根50を含んでおり、これらはタービン・
シェル52の内側に接続されている。タービン・シェル
52は、ねじ54などの適切な手段によってタービン・
ハブ部材56へ固定されている。タービン羽根50は弧
状内側部分57を有しており、これは、前述の分割形ト
ーラス・リング32のもう一方の半分32bの周りに配
置されている。符号58で全体的に示す増大用歯車組立
体は、進行中の変速機の、タービン組立体16から入力
部材70へのトルクを増大もしくは増倍させる。増大用
歯車組立体58は、符号61における溶接などによって
タービン・ハブ部材56へ固定した環状歯車60を含
む。増大用歯車組立体58はさらに、遊星キャリア66
へ接続した遊星ピニオン軸64の周りに据え付けた複数
の、取り巻くように配置した遊星ピニオン62をも含ん
でいる。遊星ピニオン62とスラスト・ワッシャ67と
は、プレート部材68を介して遊星ピニオン軸64へ保
持される。遊星キャリア66は、進行中の変速機の回転
可能な入力部材すなわち軸70へ、動力を伝達するよう
にスプライン接続69などによって接続されている。増
大用歯車組立体58はさらに太陽歯車72を含んでお
り、このものは、符号73における溶接などによって太
陽ハブ部材74へ固定されており且つピニオン62と噛
み合っている。太陽ハブ部材74はフリー・ホイールも
しくは一方向クラッチとして動作する複数のローラ76
の中に据え付けられており、それにより、駆動中および
エンジンブレーキング中の双方において、ロックアップ
動作の間中、太陽歯車72がタービン組立体16と同じ
方向に回転することを可能とする。太陽ハブ部材74と
ステータ・ハブ38との間にリテーナ部材78が配置さ
れており、このものは、カム状のステータ・リアクショ
ン部材42に対してローラ40およびローラ76を保持
する。環状歯車60はタービン組立体16と一体の構造
であってもよい。また、増大用歯車組立体58は例えば
1.45:1のような予め定めた歯車比を有している。
【0011】作動に際して、符号80で全体的に示すロ
ックアップ・クラッチ組立体は、エンジンの回転してい
るクランクシャフトと増大用歯車組立体58の遊星キャ
リア66との間の滑りを防止する。ロックアップ・クラ
ッチ組立体80は環状ピストン部材82を含んでおり、
このものは、増大用歯車組立体58の遊星キャリア66
の上を軸方向に移動するための、滑動可能かつ密封状態
に据え付けた内側フランジ部分84を有している。ピス
トン部材82は外側フランジ部分86を有しており、こ
れは、動力を伝えるように遊星キャリア66へ接続され
ている捩じり分離機構88へ接続されている。この種の
捩じり分離機構は米国特許第4,240,532号明細
書および同第4,289,048号明細書に開示されて
おり、これらの特許の開示内容を参照資料としてここに
組み入れる。ロックアップ・クラッチ組立体80はさら
に環状ディスク状の摩擦要素すなわちロックアップ・デ
ィスク90を含んでおり、このものは、ピストン部材8
2の協働部分と係合するためにフロント・カバー部材2
0の外周付近に支持されている。捩じり分離機構88は
任意選択であって、“スムース・ランニング”動力源、
または“部分的ロック”(例えば、制御された僅かな滑
り)を使用する場合にはこれは必要でない。 トルク・コンバータの動作 エンジンのクランクシャフトの回転はフロント・カバー
部材20をそれと共に回転させるが、これは、プレート
部材(図示せず)と接続しているためである。フロント
・カバー部材20は符号24において羽根車組立体14
の羽根車シェル28へ溶接されているので、羽根車組立
体14もまたクランクシャフトとともに回転する。羽根
車組立体14の中の流体は、羽根車組立体14の回転に
よって作動させられ、ポンプ(図示せず)からの液圧に
よって充満状態に維持される。羽根車の羽根26は、そ
れらの周りの流体を運び始める。流体は羽根車の羽根2
6によって旋回させられるので、それは遠心力によって
外側へ投げ出され、或る角度でタービン組立体16の中
へ投げ出される。流体はタービン組立体16のタービン
羽根50に衝突してトルクすなわち回転力をタービン組
立体16に分与し、それにより、タービン・シェル52
とタービン組立体16とを回転させる。タービン・シェ
ル52はねじ54によってタービン・ハブ56へ接続さ
れており、そのタービン・ハブ56は増大用歯車組立体
58の環状歯車60へ接続されているので、環状歯車6
0はタービン組立体16と一緒に回転する。
【0012】入力増大型トルク・コンバータ12の標準
的ダウンシフト動作の間には、ロックアップ・ピストン
82は作動しない。環状歯車60の回転は遊星ピニオン
62を回転させ、それにより遊星キャリア66を回転さ
せる。遊星キャリア66は符号69において入力軸70
へスプライン接続されているので、入力軸70は遊星キ
ャリア66の回転に従って回転する。このように、増大
用歯車組立体58を経由して入力軸70へトルクが分与
される。静翼34および太陽歯車72は、ローラ40、
76とステータ・リアクション部材42と静止リアクシ
ョン軸46とを経由して静止状態に保持される。しかし
ながら、入力増大型トルク・コンバータ12の標準的ア
ップシフト動作の間にはロックアップ・ピストン82が
作動させられる。2つの要素の間に挟まれた摩擦ディス
ク90を備えているフロント・カバー部材20へ向け
て、流体がロックアップ・ピストン82を押しつける。
そこで、動力の流れもしくはエンジン・トルクは、フロ
ント・カバー部材20とロックアップ・ピストン82と
捩じり分離機構88とを次々に通って遊星キャリア66
へ伝達される。遊星キャリア66の回転は、ローラ76
を経由して太陽歯車72を自由旋回させる。こうしてタ
ービン組立体16と遊星キャリア66と入力軸70とが
一緒に回転する。ステータ組立体18もまた自由旋回を
する。エンジン・ブレーキングの間、動力の流れは逆に
なる。
【0013】基底・三速度自動変速機のような変速機の
歯車比の組合せの例を、表として図2に示す。増大用歯
車組立体58は、例えば1.37対1または1.58対
1の歯車比を有していてよい。ドライバ選択またはコン
ピュータ選択の多様な四速度シフト・パターンにおい
て、6つの比の全てを使用してよい。それゆえ入力増大
型トルク・コンバータ12は、二速度流体カップリング
と、比較的簡単かつ低コストの増速器の様式とを提供す
る。入力増大型トルク・コンバータ12はエンジン・ト
ルクを増加させ、それにより、小さめのトルクを有する
エンジンとより大きい能力を有する変速機とを組み合わ
せることが出来るようにする。入力増大型トルク・コン
バータ12は、エンジン・ブレーキングにはロックアッ
プ動作を使用しなければならない。また、ロックされて
いるときに、増大用歯車組立体58は、オーバードライ
ブではなく直接歯車駆動を提供する。その上、遊星キャ
リア66もまたロックアップ・クラッチ組立体80によ
ってエンジンへ直接接続することが可能であるから、ク
ラッチの係合が、入力増大型トルク・コンバータ12を
抜ける直接駆動をもたらし、流体動力学的および機械的
なトルク増加をバイパスする。さらに、ステータ組立体
18と一方向クラッチ40とは自由選択であり、入力増
大型トルク・コンバータ12が入力増大型流体カップリ
ングとして利用されるときには使用されない。最後に、
入力増大型トルク・コンバータ12は、1つの遊星歯車
セットと2つのフリー・ホイールとでトルク増加もしく
はトルク増倍を達成する。
【0014】以上、例示に基づいて本発明を説明した。
使用した術語は、制限することよりもむしろ説明の便宜
を考えて用いたものであることを理解されたい。上記の
教えに基づいて、本発明に様々な変更と改良とを加える
ことが出来る。従って、特許請求の範囲から離脱するこ
となく、上記の特定的な説明以外の様式にて本発明を実
施することが出来るものである。予知しうる応用の中に
は高トルク・エンジンと組み合わせた使用をも含んでお
り、その際、変速機の制限は、エンジンの制御および/
または流体動力学的トルク増加を減少させることによっ
て保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力増大型トルク・コンバータの断面
正面図であって、変速機との動作関係を示している。
【図2】図1の入力増大型トルク・コンバータを三速度
自動変速機の一例と組み合わせて使用するときの歯車比
の組み合わせの例を要約したチャートである。
【符号の説明】
12 トルク・コンバータ 14 羽根車 16 タービン 18 ステータ 20 フロント・カバー 26 羽根車の羽根 28 羽根車シェル 30 羽根車ハブ、すなわちポンプ駆動軸 32 分割形トーラス・リング 34 静翼 36 ステータ・プレート 38 ステータ・ハブ 40,76 ローラ 42 ステータ・リアクション部材 44,69 スプライン 46 静止リアクション軸 50 タービン羽根 52 タービン・シェル 56 タービン・ハブ 58 増大用歯車組立体 60 環状歯車 62 遊星ピニオン 64 遊星ピニオン軸 66 遊星キャリア 68 プレート 70 入力軸 72 太陽歯車 74 太陽ハブ 78 リテーナ 80 ロックアップ・クラッチ 82 環状ピストン、すなわちロックアップ・ピストン 88 捩じり分離機構 90 摩擦ディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機から変速機の入力軸へのトルクを
    変換し増加させるための入力増大型トルク・コンバータ
    に於いて、上記の入力増大型トルク・コンバータは:原
    動機とともに回転動作をしうるように接続されている羽
    根車手段;上記の羽根車手段からトルクを受取るため、
    駆動関係となるように流体によって上記羽根車手段に接
    続されているタービン手段;及び上記のタービン手段か
    ら入力軸へのトルクを増加させるため、上記タービン手
    段と変速機の入力軸とを相互に接続している遊星歯車手
    段;を含んでおり、 上記の遊星歯車手段は、上記のタービン手段に接続した
    環状歯車、入力軸に接続した遊星キャリア、太陽歯車、
    及び、上記の遊星キャリアの上に回転可能なように支持
    されており上記の太陽歯車と環状歯車とを係合させてい
    る複数の遊星ピニオンを含むことを特徴とする入力増大
    型トルク・コンバータ。
  2. 【請求項2】上記の羽根車手段と上記のタービン手段と
    の間に流体によって接続されているステータ手段を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の入力増大型トルク・コ
    ンバータ。
  3. 【請求項3】 上記のステータ手段を変速機の静止部分
    へ相互接続するための静止手段を含むことを特徴とする
    請求項2記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  4. 【請求項4】 上記の静止手段は、上記の羽根車手段の
    回転方向と反対の方向には回転しないよう上記のステー
    タ手段を不動に保持し且つ上記の羽根車手段と同じ方向
    にはフリー・ホイーリング動作を上記のステータ手段に
    許容するための一方向クラッチ手段を含むことを特徴と
    する請求項3記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  5. 【請求項5】 上記の静止手段は、上記の羽根車手段の
    回転方向と反対の方向には回転しないよう上記の太陽歯
    車手段を不動に保持し且つ上記の羽根車手段と同じ方向
    にはフリー・ホイーリング動作を上記の太陽歯車手段に
    許容するための一方向クラッチ手段を含む、ことを特徴
    とする請求項3記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  6. 【請求項6】 上記の羽根車手段に接続されており且つ
    回転によって原動機を駆動しうるように原動機と係合す
    ることが可能なフロント・カバー部材を含むことを特徴
    とする請求項1記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  7. 【請求項7】 上記の遊星キャリアを上記のフロント・
    カバー部材に対してロックしたりアンロックしたりする
    手段を含むことを特徴とする請求項6記載の入力増大型
    トルク・コンバータ。
  8. 【請求項8】 原動機から変速機の入力軸へのトルクを
    変換し増加させるための入力増大型トルク・コンバータ
    に於いて、上記の入力増大型トルク・コンバータは:原
    動機とともに回転動作をしうるように接続されている羽
    根車手段;上記の羽根車手段からトルクを受取るため、
    駆動関係となるように流体によって上記羽根車手段に接
    続されているタービン手段;上記のタービン手段から入
    力軸へのトルクを増加させるため、上記タービン手段と
    変速機の入力軸とを相互に接続している遊星歯車手段;
    上記の羽根車手段と上記のタービン手段との間に流体に
    よって接続されているステータ手段;上記の羽根車手段
    の回転方向と反対の方向には回転しないよう上記のステ
    ータ手段を不動に保持し且つそれと別の方向にはフリー
    ・ホイーリング動作を上記のステータ手段に許容するた
    めの第1の一方向クラッチ手段;及び上記の羽根車手段
    の回転方向と反対の方向には回転しないよう上記の遊星
    歯車手段の歯車を不動に保持し且つそれと別の方向には
    フリー・ホイーリング動作を上記の歯車に許容するため
    の第2の一方向クラッチ手段;を含むことを特徴とする
    入力増大型トルク・コンバータ。
  9. 【請求項9】 上記の遊星歯車手段は、上記のタービン
    手段に接続した環状歯車、変速機の入力軸に接続した遊
    星キャリア、太陽歯車、及び、上記の遊星キャリアの上
    に回転可能なように支持されており且つ上記の太陽歯車
    と環状歯車とを係合させている複数の遊星ピニオンを含
    むことを特徴とする請求項8記載の入力増大型トルク・
    コンバータ。
  10. 【請求項10】 上記のステータ手段を変速機の静止部
    分へ相互接続するための静止手段を含むことを特徴とす
    る請求項8記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  11. 【請求項11】 上記の静止手段は、内側と外側のレー
    スすなわちカム面を有している静止リアクション部材を
    含むことを特徴とする請求項10記載の入力増大型トル
    ク・コンバータ。
  12. 【請求項12】 上記の第1一方向クラッチ手段は、上
    記の内側と外側のレースすなわちカム面のうちの1つの
    周りに配置された複数のローラを含むことを特徴とする
    請求項11記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  13. 【請求項13】 上記の第2一方向クラッチ手段は、上
    記の内側と外側のレースすなわちカム面のうちの1つの
    周りに配置された複数のローラを含むことを特徴とする
    請求項11記載の入力増大型トルク・コンバータ。
  14. 【請求項14】 上記のステータ手段は、ステータ・ハ
    ブと、上記のステータ・ハブに接続された複数の静翼と
    を含んでおり、上記のステータ・ハブは上記のローラの
    上に据え付けられていることを特徴とする請求項12記
    載の入力増大型トルク・コンバータ。
  15. 【請求項15】 上記の羽根車手段に接続されており且
    つ回転によって原動機を駆動しうるように原動機と係合
    することが可能なフロント・カバー部材を含むことを特
    徴とする請求項8記載の入力増大型トルク・コンバー
    タ。
  16. 【請求項16】 上記の遊星キャリアを上記のフロント
    ・カバー部材に対してロックしたりアンロックしたりす
    る手段を含むことを特徴とする請求項15記載の入力増
    大型トルク・コンバータ。
  17. 【請求項17】 上記のロックしたりアンロックしたり
    する手段は、摩擦ディスク、上記の遊星キャリアへ接続
    したピストン部材、及び、上記のピストン部材と上記の
    遊星キャリアとを相互に接続している捩じり分離機構を
    含むことを特徴とする請求項16記載の入力増大型トル
    ク・コンバータ。
  18. 【請求項18】 原動機から変速機の入力軸へのトルク
    を変換し増加させるための入力増大型トルク・コンバー
    タに於いて、上記の入力増大型トルク・コンバータは:
    原動機とともに回転動作をしうるように接続されている
    羽根車手段;上記の羽根車手段からトルクを受取るた
    め、駆動関係となるように流体によって上記羽根車手段
    に接続されているタービン手段;上記の羽根車手段と上
    記のタービン手段との間に流体によって接続されている
    ステータ手段;及び上記のタービン手段から入力軸への
    トルクを増加させるため上記タービン手段と変速機の入
    力軸とを相互に接続している遊星歯車手段;を含んでお
    り、 上記の遊星歯車手段は、上記のタービン手段に接続した
    環状歯車、入力軸に接続した遊星キャリア、太陽歯車、
    及び、上記の遊星キャリアの上に回転可能なように支持
    されており且つ上記の太陽歯車と環状歯車とを係合させ
    ている複数の遊星ピニオンを含み;上記の入力増大型ト
    ルク・コンバータはさらに、上記のステータ手段を変速
    機の静止部分へ相互接続させるための静止手段を含み;
    上記の静止手段は、上記の羽根車手段の回転方向と反対
    の方向には回転しないよう上記のステータ手段を不動に
    保持し且つそれと別の方向にはフリー・ホイーリング動
    作を上記のステータ手段に許容するための第1の一方向
    クラッチ手段を含み;上記の静止手段は、上記の羽根車
    手段の回転方向と反対の方向には回転しないよう上記の
    太陽歯車を不動に保持し且つそれと別の方向にはフリー
    ・ホイーリング動作を上記の太陽歯車に許容するための
    第2の一方向クラッチ手段を含む;ことを特徴とする入
    力増大型トルク・コンバータ。
JP25405993A 1992-10-13 1993-10-12 入力増大型トルク・コンバータ Pending JPH07174228A (ja)

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CA2107295A1 (en) 1994-04-14
EP0593048A1 (en) 1994-04-20
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CA2107295C (en) 1998-07-21
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