JPH0717373A - 自動車用車速センサの取付構造 - Google Patents

自動車用車速センサの取付構造

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JPH0717373A
JPH0717373A JP5187498A JP18749893A JPH0717373A JP H0717373 A JPH0717373 A JP H0717373A JP 5187498 A JP5187498 A JP 5187498A JP 18749893 A JP18749893 A JP 18749893A JP H0717373 A JPH0717373 A JP H0717373A
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JP
Japan
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speed sensor
knuckle
vehicle speed
lower arm
car speed
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Pending
Application number
JP5187498A
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English (en)
Inventor
Kuniharu Oishi
邦晴 大石
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車速センサの取付位置を変えてナックルの形
状の制約をなくすと共にナックルの形状を統一し、かつ
車速センサの取付けを容易にする。 【構成】 車輪22の回転状況を検知する車速センサ1を
ストラット4の下部のナックル2の近傍に配設した自動
車において、車速センサ1をナックル2とロアアーム6
とを接続するロアアームジョイント部8に内蔵させた。
これにより、ナックル2に車速センサ1を取付ける必要
がなくなるので、ナックル2にストラット取付腕部3
等、他の部材に接続する部分を自由に形成することが可
能になり、ナックル2の形状の制約を回避することが可
能になる。また、車速センサ1を装着する場合において
も、装着しない場合においても、同じ形状のナックル2
の使用が可能となる。さらにロアアームジョイント部8
の動きが上下方向なので、車速センサの配線も容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンチロックブレーキ
システムを搭載した自動車に適用する、自動車用車速セ
ンサの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両には、急ブレーキをかけても、車輪
がロックしないようにしたアンチロックブレーキシステ
ム(以下、ABSという)を搭載したものがある。これ
は車輪の回転状況を車速センサによって検知し、各種の
路面状況に応じてブレーキ液圧を制御し、急ブレーキ時
の車両の方向安定性および操縦性を確保すると共に制動
性能を向上させようとするものである。
【0003】以下、上記ABSの車速センサの取付構造
について説明する。まず、図2ないし図5にもとづいて
車速センサ1が取付けられるナックル2の周辺を簡単に
説明する。
【0004】図に示すように、ナックル2には取付腕部
3が設けられており、この取付腕部3をサスペンション
ストラット4の下部にボルト5により固定することによ
ってナックル2がサスペンションストラット4に取付け
られている。また、ナックル2の下部とロアアーム6の
端部とは、内部にボールスタッド7を設けたロアアーム
ジョイント部8よって連結している。
【0005】また、ナックル2の中央部には車軸9を回
転自在に挿通させる孔部10が設けられている。さらに、
車軸9のハブ(図示省略)にはディスクブレーキ11のデ
ィスクロータ12が取り付けられると共に、タイヤ13をリ
ム14に装着したホイール15がボルト16およびナット17に
よって取付けられている。
【0006】なお、図3ないし図5において、符号18で
示すものはナックル2に装着するディスクブレーキ用の
キャリパ取付部であり、また、図4において、符号19で
示すものはナックル2の孔部10に装着するベアリングで
ある。さらに、図5において、符号20で示すものはナッ
クルアームである。
【0007】そして、車速センサ1は、図2および図6
に示すように、検知部1aを車軸9に向けてナックル2に
取付けられている。また、検知部1aによって、検知され
るセンサリング21は車軸9の外周に装着されている。
【0008】この場合、車速センサ1の検知部1aとセン
サリング21との間隔Lは1mm程度になっている(図7参
照)。車速センサ1をこのように取付けたことによって
車軸9が回転した場合、車軸9と共に回転するセンサリ
ング21が車速センサ1によって検知され車輪22の回転状
況がチェックされる。図7において、符号23で示すもの
はABS用コントローラであり、符号24はコントローラ
23と車速センサ1とを接続する電線である。
【0009】なお、車輪回転センサのロータ取付構造と
して、実開昭62-75472号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは車幅方向外方側か
ら車軸に設けたハブを貫通させ、このハブに頭部が係止
するボルトによりロータをハブに締結させたものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、車速センサと車軸に設けたセンサリングと
の間隔を1mm程度に保ち、かつ、車速センサの検知部を
センサリングの中心部に向けるようにして車速センサを
ナックルに取付けなければならなかったため、ナックル
に設けたブレーキ用のキャリパ取付部、ナックルアーム
およびストラット用の取付腕部等のそれぞれの兼ね合い
によってナックルの形状が制約を受ける問題があった。
【0011】したがって、車速センサの装着の有無によ
って、ナックルが2種類必要となり、それに伴い部品点
数が多くなる問題があった。
【0012】また、既存の車種への車速センサ取付けに
はナックルの加工が必要であり既存の車種には車速セン
サは容易に取付けできなかった。
【0013】さらに、ナックルは車体に対して上下方向
および回転方向に動くために動きが複雑である。このた
め車速センサとABS用コントローラとを結ぶ電線もこ
の動きに追従することになり配線には注意が必要であっ
た。
【0014】なお、実開昭62-75472号公報に開示されて
いる、車輪回転センサのロータ取付構造は、ハブに頭部
が係止するボルトによりロータをハブに締結させたもの
なので、本発明の課題を解決しているものではない。
【0015】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、車速センサの取付位置を変えること
によって、ナックルの形状の制約およびナックルの種類
をなくすと共に車速センサの取付を容易にし、かつ、車
速センサの配線を簡単にした自動車用車速センサの取付
構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、車輪の回転状況を検知する車
速センサをストラットの下部のナックルの近傍に配設し
た自動車において、前記車速センサを前記ナックルとロ
アアームとを接続するロアアームジョイント部に内蔵さ
せたことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明は、このように車輪の回転状況を検知す
る車速センサをナックルとロアアームとを接続するロア
アームジョイント部に内蔵させたので、ナックルに車速
センサを取付ける必要がなくなる。これによって、ナッ
クルにストラット取付部等、他の部材に接続する部分を
自由に形成することが可能になり、ナックルの形状の制
約を回避することが可能になる。
【0018】また、車速センサをナックルに取付けない
で、ロアアームジョイント部に内蔵するようにしたの
で、車速センサを装着する場合においても、また、車速
センサを装着しない場合においても、同じ形状のナック
ルを使用することが可能となる。
【0019】さらに、車速センサを設けたロアアームジ
ョイント部の動きが上下方向だけなので、車速センサに
接続した電線もこの動きだけを考慮して配線することが
可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1につき図2な
いし図7と同一の部材には同一の符号を付して説明す
る。まず、車速センサ1が設けられるナックル2の周辺
を図2ないし図5にもとづいて簡単に説明する。
【0021】図に示すように、サスペンションストラッ
ト4の下部には取付腕部3をストラット4に取付けたナ
ックル2が設けられている。また、ナックル2の下部と
ロアアーム6の端部とはボールスタッド7を設けたジョ
イント部8によって連結されている。
【0022】また、ナックル2の中央部に設けた孔部10
には車軸9が水平に挿通しており、車軸9の外周部に設
けたハブ(図示省略)にはディスクブレーキ11のディス
クロータ12が取付けられると共にホイール15がボルト1
6、ナット17によって固定されいる。ホイール15のリム1
4にはタイヤ13が装着されている。
【0023】そして、車速センサ1は図1に示すよう
に、サスペンションストラット4の下部に接続されたナ
ックル2(図2参照)と、このナックル2の下部に設け
たロアアーム6との接続部であるロアアームジョイント
部8に内蔵してある。
【0024】すなわち、車速センサ1はロアアームジョ
イント部8のボールスタッド7内に検知部1aを車軸9に
装着したセンサリング21の中央部に向けて取付けられて
いる。センサリング21と検知部1aとは1mm程度の間隔L
になっている。そして、車速センサ1とABSコントロ
ーラ23とを結ぶ電線24はロアアームジョイント部8のボ
ールスタッド7の内部を通って配線されている。
【0025】次に、本実施例の作用を説明する。このよ
うにナックル2とロアアーム6とを接続するロアアーム
ジョイント部8のボールスタッド7に車速センサ1を内
蔵させたので、この車速センサ1によって車軸9に装着
されたセンサリング21の回転が検知され、この信号がコ
ントローラ23に送られて車輪22の回転状況がチェックさ
れる。
【0026】そして、車速センサ1をロアアームジョイ
ント部8に内蔵させたので、従来のようにナックル2の
車速センサ1の取付場所と、ナックル2のキャリパ取付
部18、ナックルアーム20およびサスペンションストラッ
ト4への取付腕部3との兼ね合いを考慮する必要がなく
なり、ナックル2の形状の制約を回避することが可能に
なる。
【0027】また、車速センサ1をナックル2に取付け
ずにロアアームジョイント部8に内蔵させたので、車速
センサ1の装着の有無によってナックル2を選択する必
要がなくなると共にロアアームジョイント部8の動きが
上下動だけなので、車速センサ1に接続する電線24もそ
の動きだけを注意して配線すればよいことになる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように車輪の回
転状況を検知する車速センサをナックルとロアアームと
を接続するロアアームジョイント部に内蔵させたので、
ナックルに車速センサを装着する必要がなくなる。これ
によって、ナックルに他の部材との接続部を自由に形成
することができるようになり、ナックルを製作する際の
自由度を高めることができる。
【0029】また、車速センサをロアアームジョイント
部に設けたことにより、車速センサの取付の有無に関係
なく同種類のナックルを使用することができる。すなわ
ち、従来はナックルが2種類、センサジョイントが2種
類の計4点であるが、これによって、ナックルが1種
類、センサジョイントが2種類の計3点となって、部品
点数を減少させることができる。
【0030】また、既存の車種への車速センサの取付に
はナックルの加工が不要となるため車速センサを簡単に
取付ることができる。
【0031】また、車速センサを取付けたジョイント部
の動きは上下方向だけなので、車速センサに接続する線
も単純な動きだけを考慮して配線することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】ナックルの近傍を説明するための断面図であ
る。
【図3】車速センサを取付けない場合のナックルの正面
図である。
【図4】ナックルの斜視図である。
【図5】図4のもののA矢視図である。
【図6】車速センサを取付けた場合のナックルの正面図
である。
【図7】車速センサとセンサリングとの配置を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 車速センサ 2 ナックル 4 サスペンションストラット 6 ロアアーム 8 ロアアームジョイント部 22 車輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の回転状況を検知する車速センサを
    ストラットの下部のナックルの近傍に配設した自動車に
    おいて、前記車速センサを前記ナックルとロアアームと
    を接続するロアアームジョイント部に内蔵させたことを
    特徴とする自動車用車速センサの取付構造。
JP5187498A 1993-06-30 1993-06-30 自動車用車速センサの取付構造 Pending JPH0717373A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5187498A JPH0717373A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 自動車用車速センサの取付構造

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JP5187498A JPH0717373A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 自動車用車速センサの取付構造

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JPH0717373A true JPH0717373A (ja) 1995-01-20

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ID=16207119

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5187498A Pending JPH0717373A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 自動車用車速センサの取付構造

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JP (1) JPH0717373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101299828B1 (ko) * 2006-01-10 2013-08-23 젯트에프 프리드리히스하펜 아게 차체의 하나 이상의 변위 상태를 결정하기 위한 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101299828B1 (ko) * 2006-01-10 2013-08-23 젯트에프 프리드리히스하펜 아게 차체의 하나 이상의 변위 상태를 결정하기 위한 방법

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