JPH0717325U - エアクリーナのろ過エレメント - Google Patents

エアクリーナのろ過エレメント

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JPH0717325U
JPH0717325U JP5147493U JP5147493U JPH0717325U JP H0717325 U JPH0717325 U JP H0717325U JP 5147493 U JP5147493 U JP 5147493U JP 5147493 U JP5147493 U JP 5147493U JP H0717325 U JPH0717325 U JP H0717325U
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JP
Japan
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outside air
filter
filter medium
action
container
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Pending
Application number
JP5147493U
Other languages
English (en)
Inventor
義夫 石井
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Filing date
Publication date
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] ろ材による捕捉作用だけでなく、流入外気の
遠心作用を併せ利用して、ろ過性能を向上させ、しか
も、案内筒や案内羽根等の余分な部材を用いない。 [構成] 波状にひだ付け加工した一連のろ材11の外
側周囲部の全面にパッキング材14を被着し、その全体
を縦方向に連続するらせん形状に形成して、ろ過エレメ
ントEとなし、これを円筒状のボデー20とカバー21
からなる容器A中に気密に収容し、ボデー20の出口パ
イプ20aを吸気手段に連結して、カバー21の入口パ
イプ21aから外気を流入させ、その外気に軸方向の吸
気作用と、ろ過エレメントEの形状に伴う旋回流動によ
る遠心作用を付与し、外気中の粗くて重いダストを遠心
作用で一次的に分離し、微細なダストはろ材11により
捕捉する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 この考案は内燃機関や空気調和機等に用いられるエアクリーナのろ過エレメン トの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関や空気調和機に、これまで用いられているエアクリーナのろ過エレメ ントは殆どが角形か円筒形であり、角形のものは図4のように波状にひだ付け加 工されたろ紙又は不織布からなるろ材1の長手方向の両側面に、シール材を兼ね た紙製みぞ形の保形材2が貼付けられる一方、両端には鉄板製みぞ形の補強用の エンドプレート3が取付けられ、上部周縁にはパッキング材4が被着されていて 、これが図5のように段付箱形のボデーBとカバーCが連結部材5aと緊締部材 5bで開閉可能になされた容器内に収容され、又円筒形のものは図6のように同 じくひだ付け加工されたろ材1が筒状に形成され、上端には環状の端板3aが被 着されると共に下端には盲端板3bが被着され、そのろ過エレメントEは、内側 に案内筒Gと複数の案内羽根Fを備え、下側にダストカバーDを着脱自在に取付 けた円筒状のボデーB内に収容されて用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記角形のエレメントではカバーCの入口パイプCaから取入れた 外気をろ過エレメントEを上から下に横切らせることにより、空気中のダストを 除去する仕組で、専らろ材の捕捉作用に頼っていて、ろ過性能はエレメントのろ 過面積に左右されており、性能を上げようとするとエレメントが大型になり、セ ット平面積も大きくなってしまう。
【0004】 一方、後者の円筒形のものでは、ろ材による捕捉作用に併せて取入れ外気の流 れに伴う遠心力を利用して、空中に含まれている比較的に重いダストを一次的に 分離し、エレメントEの寿命を延ばすことができる利点はあるが、案内筒Dや多 くの案内羽根Fが必要で、コスト高を招くことになる。
【0005】 そこで、この考案はエレメントのセット面積を小さくして筒状ダクト内への配 設を可能にする一方、案内筒や案内羽根等の余分な部材を用いないで、ろ材によ る捕捉作用に併せて遠心作用を利用可能とし、ろ過性能を向上させることを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的のもとにこの考案は、エアクリーナのろ過エレメントとして、波状に ひだ付け加工した一連のろ材の長手方向の両側面に帯状の保形材を被着すると共 に両端部には補強用のエンドプレートを取付け、外側周囲部にはパッキング材を 被着し、その全体を長手方向に連続するらせん形状に形成したことを特徴として いる。
【0007】
【実施例】
図1はこの考案に係るろ過エレメントEの加工途中のものを示し、11は一連 のろ紙又は不織布を波状にひだ付け加工したろ材であって、その長手方向の両側 面にはクラフト紙等の強じんな紙材からなるみぞ形帯状の保形材12が被着され 、両端部には金属板製みぞ形の補強用エンドプレート13が取付けられ、四方の 外側周囲部の全面には柔軟なゴム,合成樹脂からなるパッキング材14が被着さ れて平板状をなすが、その全体が、図2のように両端のエンドプレート13の部 分を逆方向に捩った状態に長手方向に連続したらせん形状に形成されている。そ して、図2では、1段目と3段目にろ材11の表側(ダーテイサイド)が示され 、2段目には裏側(クリーンサイド)が示されている。
【0008】 図3は上記ろ過エレメントEを容器Aに収容した状態を示すもので、容器Aは 合成樹脂製のボデー20とカバー21とからなり、カバー21はボデー20に対 し嵌め外し可能な円板状のもので、ろ過エレメントEの上段の表面に対向する部 分に入口パイプ21aが設けられ、ろ過エレメントEの上段の末端部が当接する ところより後側の部分はパッキング材28を介在させて密封するようになされて いる。
【0009】 一方、ボデー20は底端が閉じられた円筒状のもので、底壁にはろ過エレメン トEの下段の裏面に対向する部分に出口パイプ20aが設けられ、ろ過エレメン トEの下段の末端部が当接するところより前側の部分はパッキング材14を介在 させて密封するようになされており、そして、側周壁には、上端部から下端部に わたり、ろ過エレメントEのらせん形状による流入外気の旋回動作に基づいて、 外気に付与される遠心力fと向き合う内面を開口させたダストの案内樋22が外 側に張出してらせん状に設けられており、その案内樋22の末端部下面には、重 力作用又は内燃機関の吸気管内の脈動作用により自動的に開閉するゴム材からな るバルブ部材23が取付けられている。
【0010】 しかして、内燃機関に使用される場合には、ボデー20の出口パイプ20aが 吸気管に連結され、機関の吸気動作によって外気が入口パイプ21aからボデー 20内に取入れられるが、その際、外気はろ過エレメントEのらせん形状によっ て旋回流動すると共に機関の吸気動作によってろ材11を横切って軸方向に流れ 、出口パイプ20a側に向かう。
【0011】 その過程で、外気中に含まれている比較的に粗く重いダストは、旋回流動に伴 う遠心作用によりろ材11で捕捉される前に気流から一次的に分離されて、案内 筒22中に入り、その中を重力作用によって滑り落ちていき、一方、微細なダス トは気流がろ材11を横切ることによりろ材11で捕捉除去され、このようにし て浄化された空気は出口パイプ20aから吸気管側に供給され、又、案内ダスト 22中を滑り落ちた粗いダストはパルブ部材23の間欠的な開き動作によって外 気に排出される。
【0012】 なお、上述の例ではパッキング材をエレメント部材の外側周囲部の全面に被着 するようにしたものを示したが、これは周囲部の上縁または下縁だけに設けるよ うにしてもよく、又上述の例では内燃機関に適用する場合について説明したが、 これに限らず、空調設備にも用いることができる。
【0013】
【考案の効果】
以上のようにこの考案では、ひだ付け加工した一連のろ材を用いるエアクリー ナのろ過エレメントとして、全体を長手方向に連続するらせん形状に形成したの で、筒状のダクト内への配設が可能となり、セット平面積を小さくでき、又、ろ 材による捕捉機能だけでなく、流入外気の遠心作用の両方によって外気中のダス トを確実に効率よく除去することができ、ろ材のろ過面積だけに頼るこれまでの ものに比べ、ろ過性能を向上させることができ、又、これまでの遠心力利用のも のに比べ、案内筒や多くの案内羽根が不要で、コストを低減できる等の利点を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るろ過エレメントの加工途中の一
部を切除した斜視図。
【図2】この考案に係るろ過エレメントの斜視図。
【図3】容器に収容した使用状態を示す斜視図。
【図4】従来の角形のろ過エレメントの斜視図。
【図5】その使用状態を示す断面図。
【図6】従来の遠心力利用タイプのものの断面図。
【符号の説明】
11 ろ材 12 保形材 13 エンドプレート 14 パッキング材 20 ボデー 20a 出口パイプ 21 カバー 21a 入口パイプ 22 案内樋 A 容器 E ろ過エレメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波状にひだ付け加工した一連のろ材の長
    手方向の両側面に帯状の保形材を被着すると共に両端部
    には補強用のエンドプレートを取付け、外側周囲部には
    パッキング材を被着し、その全体を長手方向に連続する
    らせん形状に形成したことを特徴とするエアクリーナの
    ろ過エレメント。
JP5147493U 1993-08-30 1993-08-30 エアクリーナのろ過エレメント Pending JPH0717325U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5147493U JPH0717325U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 エアクリーナのろ過エレメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5147493U JPH0717325U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 エアクリーナのろ過エレメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0717325U true JPH0717325U (ja) 1995-03-28

Family

ID=12887956

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5147493U Pending JPH0717325U (ja) 1993-08-30 1993-08-30 エアクリーナのろ過エレメント

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JP (1) JPH0717325U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001029723A (ja) * 1999-05-18 2001-02-06 Toray Ind Inc フィルタおよびその製造方法ならびに製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001029723A (ja) * 1999-05-18 2001-02-06 Toray Ind Inc フィルタおよびその製造方法ならびに製造装置

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