JPH07171835A - 加硫金型及び剥離装置 - Google Patents

加硫金型及び剥離装置

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JPH07171835A
JPH07171835A JP31857593A JP31857593A JPH07171835A JP H07171835 A JPH07171835 A JP H07171835A JP 31857593 A JP31857593 A JP 31857593A JP 31857593 A JP31857593 A JP 31857593A JP H07171835 A JPH07171835 A JP H07171835A
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JP
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rubber
tray
mold
vulcanized
vulcanized rubber
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Application number
JP31857593A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ono
茂喜 小野
Hiroshi Kodaira
浩志 小平
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KODAIRA SEISAKUSHO KK
Bridgestone Corp
Original Assignee
KODAIRA SEISAKUSHO KK
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by KODAIRA SEISAKUSHO KK, Bridgestone Corp filed Critical KODAIRA SEISAKUSHO KK
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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加硫後のスラブシートを加硫金型から剥離す
る剥離装置と、この剥離装置に適応した加硫金型を提供
し、スラブシートの加硫工程を全自動化する。 【構成】 1面の加硫金型により同時に加硫されるゴム
を相互に接続する溝511−cと、加硫されるゴムに把
手の部分を形成する凹部511−eとを備える加硫金型
511。加硫ゴムに形成された把手を把持して加硫ゴム
を加硫金型から剥離する開閉可能な把持手段661を備
える剥離装置60。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムの加硫装置に係
り、特にシート状のゴムを加硫する全自動ゴム加硫装置
の加硫金型及び加硫金型からゴムを剥離する剥離装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴム試料の物理特性を試験する
ために、原料ゴムから製品に相当する配合ゴムを調製
し、これをスラブシートと呼ばれる1辺が略15cmの
正方形のシート状に成型し加硫することが行われてい
る。そして、この加硫されたスラブシートをJISで規
定されたダンベル状等に刃型で打ち抜き、試験片を作成
する。ところが、このスラブシートの加硫金型は、1面
(シート4枚取り)が約30kgと重く、更に加硫温度
の百数十度に加熱されるために、この加硫金型をプレス
機から一日中出し入れする加硫工程の作業は、高温に晒
されながら重量物を取り扱う極めて負荷の大きい作業で
あった。このため、スラブシート加硫工程の自動化が望
まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スラブシート加硫用の加硫金型は、加硫工程の全自動化
に対して全く考慮されておらず、特に加硫後のスラブシ
ートを金型から剥離するには、人手により1枚ずつ剥離
しなければならないという問題点があった。
【0004】以上の問題点に鑑み本発明の課題は、加硫
後のスラブシートを加硫金型から剥離する剥離装置と、
この剥離装置に適応した加硫金型とを提供することによ
り、スラブシートの加硫工程を全自動化することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち本発明は、加
硫金型と加熱機構とを備えて未加硫ゴムを加硫する自動
プレス機と、所定の位置に供給される未加硫ゴムを取り
出して自動プレス機に供給するとともに加硫ゴムを搬出
するゴム搬送装置と、加硫金型から加硫ゴムを剥離する
剥離装置と、前記所定の位置に未加硫ゴムを供給すると
ともに加硫ゴムを収容するストッカー装置と、前記の各
装置全体を統一的に制御するプロセス制御機構とを備え
る全自動ゴム加硫装置に用いられる加硫金型であって、
1面の金型により同時に加硫されるゴムを相互に接続す
る溝と、加硫されるゴムの把手の部分を形成する凹部と
を備えることを特徴とする加硫金型である。
【0006】また本発明は、加硫金型と加熱機構とを備
えて未加硫ゴムを加硫する自動プレス機と、所定の位置
に供給される未加硫ゴムを取り出して自動プレス機に供
給するとともに加硫ゴムを搬出するゴム搬送装置と、加
硫金型から加硫ゴムを剥離する剥離装置と、前記所定の
位置に未加硫ゴムを供給するとともに加硫ゴムを収容す
るストッカー装置と、前記の各装置全体を統一的に制御
するプロセス制御機構とを備える全自動ゴム加硫装置に
用いられる剥離装置であって、加硫ゴムに形成された把
手の部分を把持して加硫ゴムを加硫金型から剥離する開
閉可能な把持手段を備えることを特徴とする剥離装置で
ある。
【0007】
【作用】次に、上記構成の加硫金型から剥離装置が加硫
スラブシートをどのようにして剥離するかを説明する。
1面の加硫金型は、例えば、150mm×150mm×
2.0mmのスラブシートが同時に4枚得られるよう
に、2×2に配列された4つのスラブシート加硫用キャ
ビティ部をもつ金型下部と、蓋である金型上部とからな
る。金型下部には、例えば、各々のキャビティ部を画成
する略正方形の堤状の凸部が4つ設けられていて、この
略正方形の堤状の凸部のそれぞれの各辺には、それぞれ
2カ所に堤を横切るように浅い溝が設けられ、さらに金
型下部の一辺には、上記浅い溝に接続して加硫ゴムに把
手を形成するための凹部が例えば4カ所設けられてい
る。金型上部には、例えば、金型下部の4つのキャビテ
ィ部に対向する平面部と、金型下部の把手形成用の凹部
に対向して、把手の金型端部に面した外縁を前記平面部
とともに鋭角に形成する凸部が設けられている。
【0008】この加硫金型に未加硫ゴムが搬入され、自
動プレス機により加温加圧され加硫されるとき、ゴムは
一旦流動性を増して金型キャビティ部を充填した後、余
剰のゴムはキャビティ部を画成する堤状の凸部から溢れ
だし、キャビティ部とキャビティ部との間のオーバーフ
ロー領域に入るとともに把手を形成するための凹部に入
る。所定の加硫時間が経過して、金型上部と金型下部と
が上下に分離されるとき、金型上部の凸部の傾斜面がゴ
ムの把手部分の外縁を持ち上げて、金型から加硫ゴムを
剥離しやすくする。さらに、剥離装置の把持手段が加硫
ゴムの把手部分を把持して金型から剥離するとき、金型
1面分のスラブシート4枚が各キャビティ部を画成する
堤を横切る溝の部分で連結されて剥離される。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る加硫金型及び剥離
装置を用いた全自動ゴム加硫装置の実施例の全体を示す
平面図であり、図2は正面図であり、図3は右側面図で
あり、図4は左側面図である。以下の説明においては、
特に断らない限り、3次元直交座標により空間内の方向
を示すものとし、それぞれ図の左側にX軸、Y軸、Z軸
の各方向を表示している。すなわち、例えば、図1にお
いては、左から右に向く方向が+X方向であり、下から
上に向かう方向が+Y方向であり、紙面の裏面から表面
への方向が+Z方向である。
【0010】実施例の全自動ゴム加硫装置は、所定の成
型が施された未加硫ゴムシート1を4枚ずつ収容するト
レイ2と、このトレイ2を数十枚毎に積み重ねた未加硫
ゴムトレイスタック3を複数載置して搬送する未加硫ゴ
ムストッカーコンベアー10と、未加硫ゴムストッカー
コンベアー10からトレイ2を取り出し挟持するストッ
カー装置20と、4組の吸着パッド31と4組の針ホル
ダー35とを備え、ストッカー装置20が挟持するトレ
イ2から未加硫ゴムシート1を吸着パッド31による吸
着と針ホルダー35に設けられた針351を刺し通すこ
とにより吊り上げるチャック盤30を備えたゴム搬送装
置40と、2面の加硫金型と加熱装置を備えた自動プレ
ス機50と、加硫金型511、512から加硫ゴムシー
ト5を剥離する剥離装置60と、加硫ゴムシート5を収
容したトレイ6が順次積み重ねられるターンコンベア7
0と、ターンコンベア70から渡される加硫ゴムトレイ
スタック7を載置し順送りする加硫ゴムストッカーコン
ベア80と、図示されないプロセス制御装置90とから
なる。
【0011】次に、ゴムシートが処理される手順に従っ
て、装置全体の概要を説明する。所定の成型が施された
未加硫ゴムシート1は、トレイ2に4枚ずつ収容され、
このトレイ2は数十枚毎に積み重ねられて、未加硫ゴム
トレイスタック3が構成される。未加硫ゴムストッカー
コンベアー10には、複数の未加硫ゴムトレイスタック
3が載置され、チェーン11a、11bの駆動により、
順次+X方向に送られる。未加硫ゴムストッカーコンベ
アー10の上の最もX座標の大きい位置がトレイ取り出
し位置である。この位置にある未加硫ゴムトレイスタッ
ク3Aの最上段から、2軸(X軸、Z軸)直交ロボット
であるストッカー装置20により、1枚ずつトレイ2が
取り出される。
【0012】ストッカー装置20は、それぞれ先端部に
トレイ挟持用のハンド24a〜d、25a〜dを備えた
左アーム22と右アーム23とを有し、まず左アーム2
2により未加硫ゴムトレイスタック3Aから第1のトレ
イ2Aを取り出して、トレイ受け渡し台15に置く。次
いで、左アーム22が第2のトレイ2Bを未加硫ゴムト
レイスタック3Aから取り出す動作と並行して右アーム
23がトレイ受け渡し台15の第1のトレイ2Aを挟持
する。こうして、2本のアームでそれぞれ未加硫ゴムシ
ートを収容したトレイを挟持する。
【0013】次いで、3軸直交ロボットであるゴム搬送
装置40のチャック盤30が、ストッカー装置20の右
アーム23または左アーム22に挟持されたトレイ2A
またはトレイ2Bの上に移動し、続いてチャック盤30
がトレイ2Aまたはトレイ2B中の未加硫ゴムシート1
の直上まで降下する。チャック盤30は、その下部に4
組の吸着パッド31と4組の針ホルダー35とが設けら
れている。トレイ2Aまたはトレイ2Bの中の未加硫ゴ
ムシート1は、吸着パッド31によりバキューム吸着さ
れるとともに、針ホルダー35に設けられた複数の工業
用ミシン針351が差し通される。こうして、チャック
盤30は、吸着パッド31と工業用ミシン針351によ
り、4枚の未加硫ゴムシート1を吊り上げる。次いで、
ゴム搬送装置40は、自動プレス機50の前面に設けら
れた金型受台540に引き出された金型511または5
12の上までチヤック盤30を移動させて、未加硫ゴム
シート1を搬送する。
【0014】自動プレス機50は、防熱壁100を隔て
て設置されており、上段金型511及び下段金型512
の2面の加硫金型とを備えていて、同時に加圧加温して
加硫を行うことができるようになっている。上下2段か
らなる2面の加硫金型は、それぞれ所定のキャビティ部
(例えば、縦150mm×横150mm×深さ2mmが
4箇所)が設けられた金型下部511、512と、図示
されない平面状の金型上部(蓋)513、514とから
なり、金型上部513、514はそれぞれ自動プレス機
50内の図示されない金型固定板に固定され、金型下部
511、512は、それぞれ油圧シリンダー521、5
22が連結された移動板531、532の上に交換可能
なようにボルトで固定されている。
【0015】また、それぞれの金型下部511、512
は、それぞれの移動板531、532に連結された油圧
シリンダー521、522により、ゴムシートを金型か
ら出し入れする場所の金型受台540の所定の位置と、
防熱壁100を隔てた自動プレス機50との間をX方向
に往復移動できるようになっている。以下の説明では、
金型下部を単に金型と呼ぶことにする。さらに、自動プ
レス機50の内部には、前記金型に対応して、図示され
ない熱盤が4面設けられている。
【0016】未加硫ゴムシート1を金型へ供給すると
き、まず上段の金型511が、金型受台540の所定の
位置まで油圧シリンダー521により押し出される。次
いで、前記ストッカー装置20の右アーム23に挟持さ
れたトレイ2Aから取り出された未加硫ゴムシート1を
吊り下げたチャック盤30が、この金型511の上から
降下し、吊り下げた未加硫ゴムシートを落下させて、金
型511にトレイ1枚分の4枚の未加硫ゴムシート1が
配置される。チャック盤30からの未加硫ゴムシート1
の落下に際しては、吸着パッド31の負圧供給を停止
し、針ホルダー35を上昇させ、針351の先端が後述
する針抜き板361に押さえられた未加硫ゴムシート1
より引き上げられ、合わせて吸着パッド31より約1k
g/cm2の圧力で空気を逆噴射させる。未加硫ゴムシ
ート1が配置された金型511は、油圧シリンダー52
1により、自動プレス機50の内部へ戻される。
【0017】同様にして、下段の金型512にも、スト
ッカー装置20の左アーム22に挟持されたトレイ2B
の未加硫ゴムシート4枚がチャック盤30により吊り下
げて搬送される。こうして、上下2段の金型に未加硫ゴ
ムシートがセットされると、自動プレス機50により、
プロセス制御装置90から制御される条件で加硫が行わ
れる。
【0018】所定の加硫時間が経過すると、まず上段の
金型511が、金型受台540の所定の位置まで油圧シ
リンダー521により押し出される。次いで、剥離装置
60の4本の剥離用ハンド661〜664が、金型の一
辺より加硫ゴムシート5のはみ出し部に設けられた把手
を掴み、斜め上方に引き上げる。これにより加硫ゴムシ
ート5が金型より剥離される。このとき、金型には後述
するようにキャビティ間を接続する溝が切られているの
で、加硫ゴムシートはそれぞれ隣接するシートと周辺部
で互いに繋がって、1枚のシート状で剥離される。
【0019】次いで、剥離用ハンド661〜664が試
料を挟持している状態で、左右2分割された上段のスラ
イドテーブル562、564が、上段金型上方に左右よ
り迫り出し、中央で当接して加硫ゴムシートを載置する
台となる。剥離装置60は、加硫ゴムシートを上段スラ
イドテーブル562、564の上に置いて、チャック盤
30による吸着を待つ。
【0020】次いで、スライドテーブル562、564
上の加硫ゴムシート5の上に、チャック盤30が降下
し、その吸着パッド31により加硫ゴムシート5を吸着
する。次いで、剥離用ハンド661〜664が開き、剥
離アーム伸縮シリンダー671〜674により剥離アー
ムが引き込まれ、加硫ゴムシート5より剥離ハンドが完
全に離れる。その後、加硫ゴムシート5は、チャック盤
30により吊り上げられ、ストッカー装置20の右アー
ム23に挟持された空トレイ2Aの上まで運ばれる。そ
して、吸着パッド31のバキューム吸引を停止させ、逆
に約1kg/cm2の空気圧を逆噴射させて、加硫ゴム
シート5を離しトレイ2Aに収容する。
【0021】トレイ2Aに加硫ゴムシート5が収容され
ると、ストッカー装置20はトレイ2Aをターンコンベ
ア70の上に置く。また、トレイ2Bをトレイ受け渡し
台15を介して左アーム22から右アーム23に持ち換
えるとともに、左アーム22で未加硫ゴムシート1を収
容した次のトレイ2Cを挟持する。
【0022】次いで、同様に、下段金型512から、加
硫ゴムシート5が剥離され、チャック盤30により、ス
トッカー装置20の左アーム22に挟持された空トレイ
2Bまで運ばれて離される。次いで、ストッカー装置2
0は、ターンコンベア70上の加硫ゴムトレイスタック
7に、右アームのトレイ、左アームのトレイの順序で、
トレイを積み重ねる。こうして、次々に加硫ゴムシート
を収容したトレイが溜まり、加硫ゴムトレイスタック7
が形成される。
【0023】一定数のトレイが溜まると、ターンコンベ
ア70は、レール71a、71b上を−Y方向に移動
し、加硫ゴムストッカーコンベア80に接続する位置に
停止する。次いで、ターンコンベア70のチェーン72
a、72bが駆動され、加硫ゴムトレイスタック7が加
硫ゴムストッカーコンベア80に移される。上記の装置
全体のプロセス制御は、図示されないプロセス制御装置
90により行われている。
【0024】次に、本実施例の全自動ゴム加硫装置を構
成する各ユニット毎に詳細に説明する。まず、所定の成
分が配合され、混練、成型された未加硫ゴムシート1が
トレイ2に収容される。ゴムシートを収容するトレイ2
は、図5に示すように、略正方形の底面と、この底面を
取り囲むそれぞれ逆台形の4つの側面から構成され、ス
テンレス鋼板を使用して作成されている。そして、この
トレイの底面の内側には、硬質発泡ポリウレタンシート
2aが張り付けられていて、トレイに収容された未加硫
ゴムシート1にチャック盤30の針351を刺し通すと
き、貫通した針先を損なうことなく未加硫ゴムシートを
保持する。この硬質発泡ポリウレタンシート2aの上面
には、図5に破線で示すような見当線2bが記されてお
り、この見当線2bに沿って「田」字の形に、4枚の未
加硫ゴムシート1が配置される。
【0025】また、トレイ底面の4隅には、加硫後のゴ
ムシートを収容したとき、この放熱を良くするための丸
孔2cが設けてあり、トレイを積み重ねたトレイスタッ
クの下段から上段へ空気が通り抜けることができ、加硫
後のゴムシートを冷ますことができる。さらに、トレイ
のY軸と平行な対向する2側面の外側には、トレイを積
み重ねたときトレイ間の間隔を保持し、またストッカー
装置のハンドによって把持される把手となるスペーサ2
dが設けられている。このスペーサ2dは、ステンレス
鋼板を「コ」字型に折り曲げ加工して作られ、トレイ本
体の対向する2側面に水平にスポット溶接されている。
【0026】未加硫ゴムシートを4枚ずつ収容したトレ
イは、数十枚ずつ積み重ねられて未加硫ゴムトレイスタ
ック3が構成される。未加硫ゴムストッカーコンベアー
10には、X方向にチェーン11a、11bが巻回さ
れ、チェーン11a、11bの上には、複数の未加硫ゴ
ムトレイスタック、3A、3B、…が載置されて、チェ
ーン11a、11bの駆動により順次+X方向に送られ
る。未加硫ゴムストッカーコンベアー10の上の複数の
未加硫ゴムトレイスタック載置位置のうち、ストッカー
装置側の最もX座標の大きい位置の未加硫ゴムトレイス
タック3Aの最上段がトレイ取り出し位置である。
【0027】次に、ストッカー装置20の動作を図6を
参照して説明する。同図に於いて、左から右への方向が
+X方向であり、未加硫ゴムトレイ取り出し位置、トレ
イ受け渡し台15の位置、及び空きトレイ積み重ね位置
の3つの位置が、ストッカー装置20の左右のアームに
より挟持される2つのトレイ間の間隔で、X軸方向に等
間隔に配置されている。
【0028】ストッカー装置20は、2軸直交ロボット
であり、本体がX軸方向に可動で、この本体に対してZ
軸(上下)方向に移動可能なショルダー21が設けられ
ている。ショルダー21には、左アーム22及び右アー
ム23が設けられ、それぞれのアームには、空気圧で開
閉動作するそれぞれ2対のトレイ挟持用ハンド、24a
〜24d、25a〜25dが設けられている。
【0029】左アーム22及びそのトレイ挟持用ハンド
24a〜24dは、主として、トレイ取り出し位置にあ
る未加硫ゴムトレイスタック3Aの最上段のトレイか
ら、1枚ずつのトレイを挟持して取り出すことに使用さ
れる。右アーム23及びそのトレイ挟持用ハンド25a
〜25dは、主として、加硫ゴムシート5を収容したト
レイを、1枚ずつ加硫ゴムトレイスタック7に積み重ね
ることに使用される。トレイ受け渡し台15は、左アー
ム22から右アーム23にトレイを受け渡すときに、ト
レイを一時載置するものである。トレイ受け渡し台15
の載置面16は、エアーシリンダー17により、上下に
可動となっている。
【0030】また、左右のアーム22、23がそれぞれ
未加硫ゴムシートトレイを挟持した状態で、チャック盤
30により未加硫ゴムシートが取り出されて、上下の加
硫金型まで搬送される。未加硫ゴムシートが取り出され
た後、ストッカー装置20は空となった2枚のトレイを
両アームに挟持した状態で、所定の加硫時間が経過する
まで待機する。
【0031】そして、加硫時間が終了すると、まず上段
金型511から加硫ゴムシート5が取り出され、右アー
ム23に挟持されたトレイまでチャック盤30により搬
送される。次いで、右アーム23に挟持されたトレイ
は、加硫ゴムトレイスタック7に積み重ねられる。左ア
ーム22に挟持されたトレイは、一旦トレイ受け渡し台
15に置かれて、右アーム23に持ち替えた状態で、下
段金型512から取り出された加硫ゴムシート5が収容
された後、加硫ゴムトレイスタック7に積み重ねられ
る。
【0032】この左右2本のアームによるトレイの搬送
は、ストッカー装置20のX軸方向及びZ軸方向の移動
動作に着目すれば、次に示すように、〔1〕から〔1
2〕の12ステップからなるサイクル動作を繰り返すこ
とにより行われる。なお、図6において、ストッカー装
置20の左アーム22がトレイ2Bを、右アーム23が
トレイ2Aをそれぞれ挟持した状態が原点位置であり、
この原点位置において、トレイから未加硫ゴムシートの
取り出し及び加硫時間待ちが行われる。
【0033】〔1〕所定の加硫時間が終了し、まず上段
金型511から加硫ゴムシート5が取り出されると、ゴ
ム搬送装置40のチャック盤30が加硫ゴムシート5を
トレイ2Aの上まで搬送し、バキューム吸着を止めて、
吸着パッド31から空気を逆噴射して、トレイ2Aに加
硫ゴムシート5を降ろす。
【0034】上段金型511より取り出された加硫ゴム
シート5がトレイ2Aに格納された後、トレイ受け渡し
台15の載置面16がエアーシリンダー17により上昇
し、トレイ2Bの底面に接して停止する。ストッカー装
置20は、左アーム22のハンド24a〜24dを開い
てトレイ2Bを離す。次いで、トレイ受け渡し台15の
載置面16は、トレイ2Bを載せてエアーシリンダー1
7により下方に下がる。次いで、ストッカー装置20
は、ショルダー21を降下させ、右アーム23に挟持さ
れたトレイ2Aがターンコンベア70上の加硫ゴムトレ
イスタック7の最上段に重ねられる。そして、右アーム
23のハンド25a〜25dを開いてトレイ2Aを放
す。
【0035】〔2〕ストッカー装置20は、その左右両
アーム22、23のハンドを開いて何も持たない状態
で、ショルダー21を上昇させる。 〔3〕ストッカー装置20は、ショルダー21を高い位
置に保持した状態で、本体20を−X方向へ移動し、左
アーム22が未加硫ゴムトレイ取り出し位置の上方に達
して停止する。このとき、右アーム23は、トレイ受け
渡し台15の上方に位置する。
【0036】〔4〕ストッカー装置20は、ショルダー
21を降下させ、左アーム22のハンド24a〜24d
の高さが、未加硫ゴムトレイスタック3Aの最上段のト
レイの高さに一致する位置で停止する。次いで、左アー
ム22のハンド24a〜24dを閉じて、トレイ2Bを
挟持する。
【0037】〔5〕ストッカー装置20は、ショルダー
21を上昇させ原点位置と同じ高さで停止する。次い
で、トレイ2Aを載置したトレイ受け渡し台15の載置
面16がエアーシリンダー17により上方に上がる。次
いで、右アーム23のハンド25a〜25dが閉じてト
レイ2Aを挟持する。次いで、トレイ受け渡し台15の
載置面16がエアーシリンダー17により下方に下が
る。こうして、ストッカー装置20は、その左アーム2
2に未加硫ゴムシートを収容したトレイを、その右アー
ム23に空のトレイをそれぞれ挟持した状態となる。 〔6〕ストッカー装置20は、本体20を+X方向へ移
動し、右アーム23は、加硫ゴムシートトレイスタック
の上方に位置する。このとき、左アーム22がトレイ受
け渡し台15の上方に達して停止する。
【0038】〔7〕次に、下段金型512から加硫ゴム
シート5が取り出されると、ゴム搬送装置40のチャッ
ク盤30が加硫ゴムシート5をトレイ2Aの上まで搬送
し、バキューム吸着を止めて、吸着パッド31から空気
を逆噴射して、トレイ2Aに加硫ゴムシート5を降ろ
す。下段金型512より取り出された加硫ゴムシート5
が、ストッカー装置20の右アーム23に挟持されたト
レイ2Aに格納された後、トレイ受け渡し台15の載置
面16がエアーシリンダー17により上昇し、トレイ2
Bの底面に接して停止する。ストッカー装置20は、左
アーム22のハンド24a〜24dを開いてトレイ2B
を離す。次いで、トレイ受け渡し台15の載置面16
は、トレイ2Bを載せてエアーシリンダー17により下
方に下がる。次いで、ストッカー装置20は、ショルダ
ー21を降下させ、右アーム23に挟持されたトレイ2
Aがターンコンベア70上の加硫ゴムトレイスタック7
の最上段に重ねられる。そして、右アーム23のハンド
25a〜25dを開いてトレイ2Aを放す。
【0039】〔8〕ストッカー装置20は、その左右両
アーム22、23のハンドを開いて何も持たない状態
で、ショルダー21を上昇させる。
〔9〕ストッカー装置20は、ショルダー21を高い位
置に保持した状態で、本体20を−X方向へ移動し、左
アーム22が未加硫ゴムトレイ取り出し位置の上方に達
して停止する。このとき、右アーム23は、トレイ受け
渡し台15の上方に位置する。
【0040】〔10〕ストッカー装置20は、ショルダ
ー21を降下させ、左アーム22のハンド24a〜24
dの高さが、未加硫ゴムトレイスタック3Aの最上段の
トレイの高さに一致する位置で停止する。次いで、左ア
ーム22のハンド24a〜24dを閉じて、トレイ2B
を挟持する。 〔11〕ストッカー装置20は、ショルダー21を上昇
させ原点位置と同じ高さで停止する。次いで、トレイ2
Aを載置したトレイ受け渡し台15の載置面16がエア
ーシリンダー17により上方に上がる。次いで、右アー
ム23のハンド25a〜25dが閉じてトレイ2Aを挟
持する。次いで、トレイ受け渡し台15の載置面16が
エアーシリンダー17により下方に下がる。こうして、
ストッカー装置20は、その左右アーム22、23に未
加硫ゴムシートを収容したトレイをそれぞれ挟持した状
態となる。
【0041】〔12〕ストッカー装置20は、本体20
を+X方向へ移動し、右アーム23は、加硫ゴムシート
トレイスタックの上方に位置する。このとき、左アーム
22がトレイ受け渡し台15の上方に達して停止する。 以上の〔1〕から〔12〕のステップにより、ストッカ
ー装置20は、上段金型511及び下段金型512の加
硫ゴムシートをトレイに収容して加硫ゴムシートトレイ
スタックに積み重ねるとともに、新しい未加硫ゴムシー
トを収容したトレイを左右アーム22、23に挟持し、
原点位置に復帰し、次の加硫のための準備が完了する。
【0042】次に、チャック盤30及びゴム搬送装置4
0の詳細を説明する。図7は、チャック盤30を備える
ゴム搬送装置40の正面図である。ゴム搬送装置40
は、Y方向に設けられたレール41a、41bと、この
レール41a、41b上に跨設されたY方向移動部42
と、Y方向移動部42に設けられたX方向のレール43
a、43bと、このレール43a、43bに跨設された
チャック盤支持部44と、チャック盤支持部44から上
下用エアーシリンダー機構45を介して垂下されたチャ
ック盤30とからなる。
【0043】チャック盤支持部44は、X及びY方向に
設けられたレールによりXY面内を自由に可動であり、
これから垂直(Z)方向に移動可能なチャック盤30が
垂設されているので、XYZの3軸直交ロボットとなっ
ている。また、図7において、30−1は、チャック盤
が未加硫ゴムシート1を取り出す位置を示し、30−2
は、チャック盤が上段金型511へ未加硫ゴムシート1
を供給する位置を示し、30−3は、チャック盤が下段
金型512へ未加硫ゴムシート1を供給する位置を示
す。
【0044】チャック盤30の下部には、図7に示すよ
うに、1枚のトレイに収容される4枚の未加硫ゴムシー
ト1に対応する4つの対称なゴムシートチャック部31
0が設けられている。チャック盤30の1/4を構成す
るゴムシートチャック部310の側面図を図8及び図9
に、底面平面図を図10(a)に、上面平面図を図10
(b)に示す。それぞれのゴムシートチャック部310
は、その中央に針ホルダー上下用のエアーシリンダー3
70が備えられており、さらに、それぞれ4個の吸着パ
ッド31と、3個の針ホルダー35が設けられている。
針ホルダー35には、それぞれ5本の工業用ミシン針
(DB×1)351が針先を下方に向けて突設されてい
る。
【0045】図8は、チャック盤30がトレイ2内の未
加硫ゴムシート1を吊り上げる動作を説明する側面図で
あり、(a)はゴムシート吸着前の無負荷状態を示す。
次いで同図(b)は、トレイ2内の未加硫ゴムシート1
を吸着パッド31でバキューム吸着するとともに、針ホ
ルダー35に設けられた工業用ミシン針351を未加硫
ゴムシート1に刺し入れる状態を示す。また同図(c)
は吸着パッドと針でゴムシートを吊り上げた搬送状態を
示す。
【0046】図9は、チャック盤30が加硫金型の上方
へ移動した後、未加硫ゴムシート1を加硫金型へ落下さ
せる動作を説明する側面図であり、(a)は吸着パッド
31と針351でゴムシートを吊り上げた搬送状態を示
す。次いで同図(b)は吸着パッド31のバキューム吸
着を停止し逆に1気圧のエアーを噴射させ、針ホルダー
35を上昇させて、針351の先端を針抜き板361よ
り上に引き上げて未加硫ゴムシート1から針351を抜
く動作を示す。また同図(c)はゴムシート落下後の状
態を示す。
【0047】図11は、図10の平面図に於ける各断面
を示すもので、それぞれ、(a)はAA線断面図、
(b)はBB線断面図、(c)はCC線断面図である。
図11(a)に示すように、ゴム製の円形吸着パッド3
1は、中央にバキューム吸着の為の孔31aがあり、吸
着パッド内筒320の下端部の環状溝321に、吸着パ
ッド上部に設けられた絞り部が嵌め込まれている。
【0048】チャック盤30の基板360には、吸着パ
ッド外筒330がナット333、334により固定され
ており、吸着パッド内筒320は吸着パッド外筒330
と同軸状に、コイルバネ325を介して吸着パッド外筒
330に上下に可動なように取り付けられている。この
コイルバネ325により、吸着パッド31でゴムシート
を吸着するときの押し付け圧力を得ている。吸着パッド
内筒320は吸着パッド外筒330より長く、吸着パッ
ド内筒320の上端部と下端部は、それぞれ外筒より露
出しており、その上端部には、T字型のエアー継ぎ手3
28が設けられており、吸着パッド31に吸着用のバキ
ュームまたは落下用の空気圧を供給するためのエアーチ
ューブ340が、芋蔓式に連結されている。
【0049】また、図11(b)、(c)の断面図に示
すように、それぞれのゴムシートチャック部310の中
央には、内部に円盤状のピストン371を有するエアシ
リンダー370があり、エアシリンダーの上部空気孔3
72から圧縮空気が注入されるとピストン371は下降
し、下部空気孔373から圧縮空気が注入されるとピス
トン371は上昇するようになっている。ピストン37
1と針ホルダー35とは、ピストンロッド374と、連
結板375及び針ホルダーロッド376を介して固着さ
れており、ピストン371の上下動がそのまま針ホルダ
ー35の上下動となる。すなわち、エアシリンダー37
0の上部空気孔372から圧縮空気を注入すると、針ホ
ルダー35は降下し、下部空気孔373から圧縮空気を
注入すると、針ホルダー35は上昇する。また、チャッ
ク盤30の基板360から垂設されたボルト362によ
り、針抜き板361が支持されている。針抜き板361
は、針ホルダー35が上昇したときの針351の先端の
高さよりやや低い位置に水平に設けられており、未加硫
ゴムシートを落下させる際にこれを上から押さえて針を
抜き易くする。
【0050】図12は、吸着パッド31と、吸着パッド
内筒320及び吸着パッド外筒330の詳細を示す部分
断面図であり、(a)吸着状態、(b)非吸着状態をそ
れぞれ示す。同図において、チャック盤30が、未加硫
ゴムシート1または加硫ゴムシート5を吸着するとき、
吸着パッド内筒320と吸着パッド外筒330との間に
あるコイルバネ325が圧縮される様子が示されてい
る。
【0051】図13は、針上下用のエアーシリンダー3
70の周辺の詳細を示す部分断面図である。エアーシリ
ンダー370は、いわゆる複動型エアーシリンダーであ
り、ピストン371の上方の気室にエアーを供給する上
部空気孔372と、下方の気室にエアーを供給する下部
空気孔373とがシリンダー側面に設けられている。ま
た、ピストン371のストロークを規制する上部ストッ
パー377と、下部ストッパー378とがエアーシリン
ダー370の内部に設けられている。
【0052】図14は、上記チャック盤30に用いられ
る工業用ミシン針351の(a)正面図及び(b)側面
図である。同図に示すように、工業用ミシン針351
は、最先端から根元に向かって径が太くなる略円錐状の
先端部351aと、これに続いて根元に向かって径が細
くなる絞り部351bと、ほぼ一定の径である中央部3
51cと、ミシン取り付け用の太い根元部351dから
なる。また、先端部351aと絞り部351bとの間の
径がほぼ最大となる所に、糸孔351eが設けられ、こ
の糸孔351eから根元部の手前まで糸溝351fが設
けられている。本実施例のチャック盤30の針ホルダー
35には、針の先端を下方に向けて、針の根元部351
dが螺着されている。実施例において、未加硫ゴムシー
ト1に工業用ミシン針351を突き通して吊り下げると
き、この糸孔351eと絞り部351bの形状が、搬送
中の未加硫ゴムシートの落下防止に有効であることが確
認されている。また、搬送後の未加硫ゴムシートを、所
定の位置に落下させることを確実にするため、針抜き板
361が設けられている。
【0053】次に、図15を参照して、自動プレス機を
説明する。自動プレス機50は、上段金型と下段金型と
併せて2面の加硫金型を備えていて、上下の加硫金型を
同時に加圧加温して、未加硫ゴムシートの加硫を行うこ
とができる。2面の加硫金型はそれぞれ、金型下部(キ
ャビティ部、以下単に金型と略す)511、512と、
金型上部(蓋)513、514とで構成され、金型上部
513、514は、自動プレス機50内部の金型取付板
515、516に固定されている。金型511、512
は、それぞれ油圧シリンダー521、522が連結され
た移動板531、532の上に交換可能なようにボルト
で固定されている。
【0054】そして、この油圧シリンダー512、52
2により、ゴムシートを金型から出し入れするための金
型受台540の所定の位置と、防熱壁100を隔てた加
硫室との間を、金型移動板531、532がX方向に往
復移動できるようになっている。さらに、自動プレス機
50の内部には、上記金型511、512、金型上部
(蓋)513、514を加熱するために、それぞれ内部
に電気ヒータ(図示せず)及び温度検出器(図示せず)
が組み込まれた熱盤535、536、537、538が
設けられている。
【0055】次いで、図16に金型511の平面図と、
金型511及び金型上部513のAA線断面図(金型の
高さ方向は誇張されている)を示す。なお、金型511
と512は同型であり、また金型上部513と514も
同型である。図16に示すように、金型のキャビティ部
である金型511には、150mm×150mm×2m
mのスラブシート4枚を加硫するため、4隅に丸みがつ
けられた略正方形の堤状の突起511−aが4箇所設け
ら、この堤に囲まれた領域が各スラブシートに対するキ
ャビティ部511−bとなる。各堤状態の突起511−
aの4辺には、1辺あたり2カ所の浅い(深さ0.1m
m)溝511−cが堤を横断する様に設けられていて、
堤の外側のオーバーフロー領域511−dに接続されて
いる。
【0056】また、金型の一辺には、金型から加硫ゴム
を剥離するための把手を形成するための凹部511−e
が4カ所設けられており、それぞれ溝511−cにより
キャビティ部511−bに接続されている。また、金型
上部513には、4つのキャビティ部511−bを覆う
平面部513−aと、上記凹部511−eに対向して加
硫ゴムの把手の先端部を形成するための凸部513−b
が設けられている。そして、凹部511−eと凸部51
3−b及び平面部513−aによって囲まれた空間に加
硫ゴムの把手の部分が形成される。
【0057】図17は、自動プレス機50の全面に設け
られた金型受台540の正面図である。金型受台540
には、上段金型の移動板531を左右から支える1対の
レール551、552と、下段金型の移動板532を左
右から支える1対のレール553、554とが設けられ
ており、それぞれ油圧シリンダーにより押し出される移
動板を案内し支持する。
【0058】また、それぞれの金型の押し出される位置
の上方には、それぞれスライド板の組が設けられてい
る。上段金型の上方に設けられた上段スライド板の組
は、上段金型引き出し位置の左斜め上方に設けられた空
気圧シリンダー561により、水平方向に滑動可能な上
段左スライド板562と、上段金型引き出し位置の右斜
め上方に設けられた空気圧シリンダー563により、水
平方向に滑動可能な上段右スライド板564とからな
る。
【0059】そして、加硫終了後、加硫室110から押
し出された上段金型511から、加硫ゴムシート5が剥
離装置60により剥離された後、左右から滑動してきた
スライド板562及び564は、上段金型511の上方
で当接して一体となり、金型から剥離された加硫ゴムシ
ート565を一時載置する一面の載置台となる。スライ
ド板上に載置された加硫ゴムシート5は、続いてチャッ
ク盤30により吸着、吊り上げられ、ストッカー装置2
0が挟持するトレイまで搬送される。
【0060】同様に、下段金型の上方に設けられた下段
スライド板の組は、下段金型引き出し位置の左斜め上方
に設けられた空気圧シリンダー571により、水平方向
に滑動可能な下段左スライド板572と、下段金型引き
出し位置の右斜め上方に設けられた空気圧シリンダー5
73により、水平方向に滑動可能な下段右スライド板5
74とからなる。この下段スライド板の作用は、上段ス
ライド板の作用と同じであるので説明を省略する。
【0061】次に、図を参照して、剥離装置の構成につ
いて説明する。図18の剥離装置側面図において、剥離
装置60は、剥離装置フレーム61の加硫装置側に設け
られた互いに平行な垂直ガイドレール62、63と、こ
の垂直ガイドレールに沿って上下に滑動可能な昇降台6
4と、昇降台を上下に駆動する上下用エアーシリンダー
610と、昇降台64に水平滑動可能に設けられた水平
ガイドロッド620と、水平ガイドロッドの加硫装置側
先端に設けられたアームベース630と、このアームベ
ースをX方向に駆動する前後用エアーシリンダー625
と、アームベース630に設けられた剥離アーム640
とにより構成される。
【0062】剥離アーム640は、Y方向に等間隔に配
置された4本の互いに平行なアーム伸縮用のガイドロッ
ド651、652、653、654と、それぞれのガイ
ドロッドの先端に設けられた空気圧により開閉可能で加
硫ゴムを挟持するチャックハンド661、662、66
3、664と、それぞれのチャックハンドをアームベー
スから伸縮させるための空気圧作動のアーム伸縮シリン
ダー671、672、673、674からなり、それぞ
れのガイドロッド及びアーム伸縮シリンダーは、約30
°の俯角でアームベース630に取り付けられている。
【0063】4つのチャックハンド661ないし664
のそれぞれは、金型から加硫ゴムシートを掬い上げるよ
うに先端角約30°の楔状に形成された下側フィンガー
661a、662a、663a及び664aと、これに
対向して加硫ゴムシートを挟むために下側フィンガーに
向いた楔状の先端部を持つ上側フィンガー661b、6
62b、663b及び664bと、各フィンガー対を空
気圧で開閉するための開閉器661c、662c、66
3c、664cとで構成されている。
【0064】次に、剥離装置60の動作を説明する。上
記自動プレス機50において所定の加硫時間が終了する
と、金型が開いて、まず上段金型511が、加硫室11
0から金型受け台540に押し出され、これに対応して
上下用エアーシリンダー610により、アームベース6
30が上段金型511の高さよりやや高い所定の位置に
押し上げられ停止する。次いで、アーム伸縮シリンダー
671〜674により、剥離アーム640が上段金型5
11に向かって伸ばされ、4本のチャックハンド661
〜664のそれぞれの下側フィンガー661a〜664
aが上段金型511の手前に設けられたテフロンブロッ
ク515に導かれて、それぞれ加硫ゴムシートの掴み部
5aを上段金型511から引き起こす。この状態を図1
8の661−1で示す。
【0065】図19(a)は、加硫金型と剥離用チャッ
クハンドとの相対位置を示す平面図であり、同図におけ
るAA線断面図(b)及び(c)で剥離用チャックハン
ドが加硫ゴムシート5の掴み部5aを掴む様子を示す。
次いで、開閉器661c〜664cに空気圧が供給され
て、下側フィンガー661aと上側フィンガー661b
〜664bが、それぞれの間に加硫ゴムシートの掴み部
5aを挟んで閉じる。次いで、各フィンガーがそれぞれ
掴み部を把持した状態で、アームベース630を、上下
用エアーシリンダー610と前後用エアーシリンダー6
25とにより、斜め上方約45°に移動させ、上段金型
511から加硫ゴムシート5を剥離する。この動作を図
18において、661−1、661−2、661−3に
分解して示す。
【0066】次いで、剥離装置60が剥離した加硫ゴム
シート5を把持している状態で、左右に分割された上段
スライド板562、564が上段金型の上にスライドし
て1体となり、剥離装置60は、この上に剥離した加硫
ゴムシート5を置いて、チャック盤30による吸着を待
つ。次いで、ゴム搬送装置40がチャック盤30をスラ
イド板の上に移動させ、チャック盤30を降ろし、チャ
ック盤30の吸着パッド31により加硫ゴムシート5を
吸着する。次いで、剥離用ハンド661〜664が開
き、剥離アーム伸縮シリンダー671〜674により剥
離アームが引き込まれ、加硫ゴムシート5より剥離ハン
ドが完全に離れる。その後、加硫ゴムシート5は、チャ
ック盤30により吊り上げられ、ストッカー装置20の
右アーム23に挟持されたトレイ2Aまで搬送される。
【0067】次に、同様にして、下段金型512から剥
離装置60により加硫ゴムシート5が剥離される。この
とき、剥離装置の昇降台64の位置が下段金型512に
対応した位置に、上下用エアーシリンダー610で合わ
せられることと、剥離したゴムシートが下段スライド板
572、574の上に置かれること以外は、上段金型か
らの剥離と同じ動作なので、その説明は省略する。
【0068】次に、ターンコンベア70について説明す
る。図1を参照すると、加硫ゴムシートを収容したトレ
イをストッカー装置20が順次積み重ねる位置と、所定
数のトレイが積み重ねられてトレイスタックが構成され
たとき、このトレイスタックを加硫ゴムストッカーコン
ベア80に引き渡す位置との間に、2本のターンコンベ
アレール71a及び71bがY方向に敷設されている。
このターンコンベアレール71a、71bの上を往復滑
動可能なターンコンベア本体70は、X方向に2本のチ
ェーン72a、72bが巻回され、このチェーン72
a、72bの上に、ストッカー装置20が加硫ゴムシー
トを収容したトレイを順次積み重ねる。
【0069】こうして所定数のトレイが溜まり、ターン
コンベア70の上にトレイスタックが形成されると、タ
ーンコンベア70はトレイスタックを載置したままレー
ル71a、71b上を−Y方向に移動し、加硫ゴムスト
ッカーコンベア80に接続する位置に停止する。次い
で、ターンコンベア70のチェーン72a、72bが駆
動され、トレイスタックが−X方向に送られ、加硫ゴム
ストッカーコンベア80に移される。
【0070】加硫ゴムストッカーコンベア80は、未加
硫ゴムストッカーコンベアー10と丁度逆の働きを持つ
もので、加硫ゴムシートを収容したトレイスタックをタ
ーンコンベア70から受け取り、−X方向に送る。加硫
ゴムストッカーコンベア80の上には、チェーン81
a、81bが巻回され、チェーン81a、81bの一方
の端の上にトレイスタックが渡され、チェーンの駆動に
より順次−X方向に送られる。
【0071】以上実施例を構成する各装置毎に動作を説
明したが、最後に図20のタイムチャートを参照して、
実施例の加硫装置全体の並行動作を説明する。同図にお
いて、S1、S2、…は、装置動作の大まかなステップ
を示し、横向きの「〔」はそれぞれのトレイを示し、カ
ッコ付きの数字は、トレイ毎のゴムシートのロット番号
を示しており、()は加硫前を示し、[]は加硫後を示
す。また、トレイの上の数字は、そのロットのゴムシー
トがトレイに収容されていることを示し、数字が付随し
ないトレイは、その時点で空トレイであることを示す。
【0072】まず、S1で未加硫トレイスタック3Aの
最上段から、ストッカー装置20の左アーム22により
第1ロットのトレイ2Aが挟持されて持ち上げられ、次
の第2ロットのトレイ2Bが最上段トレイとなる(S
2)。次いで、ストッカー装置20の左アーム22は、
第1ロットのトレイ2Aをトレイ受け渡し台15に置く
(S3)。次いで、ストッカー装置20の左アーム22
は、未加硫ゴムトレイスタック3Aの最上段の第2ロッ
トのトレイ2Bを、同右アーム23は、トレイ受け渡し
台15上の第1ロットのトレイ2Aをそれぞれ挟持して
持ち上げる(S4)。
【0073】次いで、ゴム搬送装置40のチャック盤3
0が、ストッカー装置20の右アーム23に挟持された
第1ロットのトレイ2A内の未加硫ゴムシート1を拘持
して自動プレス機50まで搬送する(S5)。次いで、
自動プレス機50の上段加硫金型511が押し出され、
チャック盤30は上段加硫金型511に未加硫ゴムシー
ト1を落下させ、上段加硫金型511が自動プレス機5
0の内部に戻される(S6)。次いで、チャック盤30
は、ストッカー装置20の左アーム22に挟持されてい
る第2ロットのトレイ2Bの上に移動し(S7)、トレ
イ内の未加硫ゴムシート1を拘持して自動プレス機50
まで搬送する(S8)。
【0074】次いで、自動プレス機50の下段加硫金型
512が押し出され、チャック盤30は下段加硫金型5
12に未加硫ゴムシート1を落下させ、下段加硫金型5
12が自動プレス機50内部に戻される(S9)。次い
で、自動プレス機50により、所定の圧力を保持しなが
ら所定の温度で加硫が行われる。所定の加硫時間が経過
すると金型が開き、まず、上段加硫金型511が自動プ
レス機50から押し出され(S10)、剥離装置60に
より上段加硫金型511から剥離されてスライド板55
1、552に載置された第1ロットの加硫ゴムシート
[1]は、チャック盤30により吸着されて、ストッカ
ー装置20の右アーム23に挟持されたトレイの上まで
搬送される(S11)。
【0075】次いで、第1ロットの加硫ゴムシート
[1]は、チャック盤30より放されて、ストッカー装
置20の右アーム23に挟持されたトレイに降ろされる
(S12)。次いで、ストッカー装置20は、右アーム
23に挟持した第1ロットの加硫ゴムシート[1]を収
容したトレイを、ターンコンベア70上に置くととも
に、左アーム22に挟持したトレイをトレイ受け渡し台
15に置く。また、これと並行して、下段加硫金型51
2が自動プレス機50から押し出される(S13)。
【0076】次いで、ストッカー装置20は、左アーム
22で未加硫トレイスタックの最上段の第3ロットの未
加硫ゴムシート(3)を収容したトレイを挟持するとと
もに、右アーム23でトレイ受け渡し台15の空トレイ
を挟持する。また、これと並行して、剥離装置60によ
り下段加硫金型512から剥離されてスライド板に載置
された第2ロットの加硫ゴムシート[2]は、チャック
盤30により吸着されて、ストッカー装置20の右アー
ム23に挟持されたトレイの上まで搬送される(S1
4)。
【0077】次いで、第2ロットの加硫ゴムシート
[2]は、チャック盤30より放されて、ストッカー装
置20の右アーム23に挟持されたトレイに降ろされる
(S15)。次いで、ストッカー装置20は、右アーム
23に挟持した第2ロットの加硫ゴムシート[2]を収
容したトレイを、ターンコンベア70上に置くととも
に、左アーム22に挟持したトレイをトレイ受け渡し台
15に置く(S16)。次のS17の動作は、ゴムシー
トのロット番号が2だけ進んでいる以外は、S3の動作
と同じ動作を繰り返すことになる。すなわち、S3から
S16までが連続動作における1サイクルとなる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゴ
ムを加硫する加硫金型にゴム相互を接続する溝と、ゴム
に把手を形成する凹部とを設け、またゴムの把手を把持
してゴムを金型から剥離する開閉可能な把持手段を備え
る剥離装置により、全自動ゴム加硫装置が実現できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される全自動ゴム加硫装置の全体
構成を示す平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同右側面図である。
【図4】同左側面図である。
【図5】本発明が適用される全自動ゴム加硫装置に使用
されるゴムシート搬送用のトレイの(a)平面図及び
(b)側面図である。
【図6】本発明が適用される全自動ゴム加硫装置を構成
するストッカー装置の側面図である。
【図7】本発明が適用される全自動ゴム加硫装置を構成
するゴム搬送装置及びチャック盤の正面図である。
【図8】ゴムシートの取り出しを説明する示すチャック
盤の要部側面図である。
【図9】ゴムシートの落下を示すチャック盤の要部側面
図である。
【図10】 (a)チャック盤の要部底面平面図及び
(b)チャック盤の要部上面平面図である。
【図11】チャック盤の要部断面図であり、(a)AA
線断面図、(b)BB線断面図、(c)CC線断面図で
ある。
【図12】吸着パッドの部分断面図であり、(a)吸着
状態、(b)非吸着状態を示す。
【図13】針上下用シリンダーの部分断面図であり、
(a)ピストン下降状態、(b)ピストン上昇状態をそ
れぞれ示す。
【図14】チャック盤に用いられる工業用ミシン針の
(a)正面図及び(b)側面図である。
【図15】本発明が適用される全自動ゴム加硫装置を構
成する自動プレス機の部分省略側面図である。
【図16】本発明に係る加硫金型の平面図及び断面図で
ある。
【図17】金型受け台及びスライドテーブルの正面図で
ある。
【図18】本発明に係る剥離装置の実施例を示す側面図
である。
【図19】剥離装置の動作説明図であり、(a)加硫金
型と剥離用ハンドの位置関係を示す平面図、(b)剥離
用ハンドが加硫ゴムを把持する第1段階の断面図、
(c)同第2段階の断面図である。
【図20】本発明が適用される全自動ゴム加硫装置の各
部動作の並列性を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 未加硫ゴムシート 2 トレイ 3 未加硫ゴムトレイスタック 5 加硫ゴムシート 7 加硫ゴムトレイスタック 10 未加硫ゴムストッカーコンベア 15 トレイ受け渡し台 20 ストッカー装置 30 チャック盤 40 ゴム搬送装置 50 自動プレス機 511 上段加硫金型下部 511−a 堤部 511−b キャビティ部 511−c 溝 511−d オーバフロー領域 511−e 把手形成用凹部 512 下段加硫金型下部 513 上段加硫金型上部(蓋) 513−a 平面部 513−b 凸部 514 下段加硫金型上部(蓋) 60 剥離装置 640 剥離アーム 661 チャックハンド 70 ターンコンベア 80 加硫ゴムストッカーコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫金型と加熱機構とを備えて未加硫ゴ
    ムを加硫する自動プレス機と、所定の位置に供給される
    未加硫ゴムを取り出して自動プレス機に供給するととも
    に加硫ゴムを搬出するゴム搬送装置と、加硫金型から加
    硫ゴムを剥離する剥離装置と、前記所定の位置に未加硫
    ゴムを供給するとともに加硫ゴムを収容するストッカー
    装置と、前記の各装置全体を統一的に制御するプロセス
    制御機構とを備える全自動ゴム加硫装置に用いられる加
    硫金型であって、 1面の加硫金型により同時に加硫されるゴムを相互に接
    続する溝と、 加硫されるゴムに把手の部分を形成する凹部と、を備え
    ることを特徴とする加硫金型。
  2. 【請求項2】 加硫金型と加熱機構とを備えて未加硫ゴ
    ムを加硫する自動プレス機と、所定の位置に供給される
    未加硫ゴムを取り出して自動プレス機に供給するととも
    に加硫ゴムを搬出するゴム搬送装置と、加硫金型から加
    硫ゴムを剥離する剥離装置と、前記所定の位置に未加硫
    ゴムを供給するとともに加硫ゴムを収容するストッカー
    装置と、前記の各装置全体を統一的に制御するプロセス
    制御機構とを備える全自動ゴム加硫装置に用いられる剥
    離装置であって、 加硫ゴムに形成された把手を把持して加硫ゴムを加硫金
    型から剥離する開閉可能な把持手段を備えることを特徴
    とする剥離装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102285129A (zh) * 2011-07-18 2011-12-21 福安市东风橡胶制品有限公司 橡胶管生产工艺
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