JPH07170715A - リニアパルスモータ - Google Patents

リニアパルスモータ

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Publication number
JPH07170715A
JPH07170715A JP31013293A JP31013293A JPH07170715A JP H07170715 A JPH07170715 A JP H07170715A JP 31013293 A JP31013293 A JP 31013293A JP 31013293 A JP31013293 A JP 31013293A JP H07170715 A JPH07170715 A JP H07170715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
mover
pulse motor
linear pulse
small teeth
Prior art date
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Pending
Application number
JP31013293A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Okada
正 岡田
Yukio Kuraishi
幸雄 倉石
Toshikane Kaneki
敏兼 金木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oriental Motor Co Ltd filed Critical Oriental Motor Co Ltd
Priority to JP31013293A priority Critical patent/JPH07170715A/ja
Publication of JPH07170715A publication Critical patent/JPH07170715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアパルスモータの全長を短く構成できる
と共に、必要に応じて移動子の駆動ストロークを何らの
制約を受けずに長くすることができ、駆動ストロークを
長くしても移動子の慣性が大きくならずに済むようにす
る。 【構成】 軸方向に沿って等ピッチで配設された複数個
の固定子小歯5を外周面に有する軸状の固定子2と、こ
の固定子2に対して平行に配置された一対の直線運動軸
受軌道部材(ガイドシャフト7a,7b)と、この軸受
軌道部材の軌道に沿って転動あるいは摺動自在に配設さ
れた軸受可動部材(スライドベアリング8a,8b)と
を有すると共に、固定子小歯5に対向配置される複数個
の移動子小歯10を有しかつ磁束発生用の巻線が巻回さ
れた移動子3を、前記軸受可動部材に一体に取付けて固
定子2に対応配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアパルスモータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来公知の円筒型のリニアパル
スモータの構造を示すものである。
【0003】図3において、100はリニアパルスモー
タの円筒状の固定子であって、この固定子100の固定
子鉄心101,102,103及び104は、その外周
縁部が厚さ方向に厚くなった段付きのリング形状をして
おり、その内周面には軸方向に沿って等ピッチで複数個
の固定子小歯105が配設されている。そして、これら
固定子鉄心101,102,103及び104は、円筒
状フレーム116内に収容されている。
【0004】前記固定子鉄心101と102とは前記外
周縁部をつき合わせる形で組み合わされ、これにより形
成されるリング状の溝部には、リング状巻線106が収
納配置されて1つの相を形成している。また、これと同
様に、前記固定子鉄心103と104との間に形成され
るリング状の溝部には、リング状巻線107が挟持され
て他の1つの相を形成している。
【0005】前記2つの相を形成している固定子鉄心1
01,102と固定子鉄心103,104とは、その間
に軸方向に着磁されたリング状永久磁石108を挟持す
る形で、移動子109の軸方向に配置され、全体として
2相の固定子100を構成している。
【0006】一方、移動子109は、互いに同軸状に連
結された移動子鉄心110と軸111とから構成されて
いる。この移動子鉄心110は、中空円筒形状をなし、
その外周面には複数個の移動子小歯112が、固定子小
歯105の歯ピッチと同じに、軸方向に沿って等ピッチ
で配設されると共に、移動子鉄心110の中空部には、
前記軸111が貫通状態で嵌着されている。そして、移
動子109は、固定子100の両端に一対のブラケット
117,118を介して設けられた一対の軸受119,
120により、軸方向に移動可能に支持されている。
【0007】なお、前記軸受119,120は、通常、
スライドブッシュ,リニアブッシュ,リニアベアリング
などと呼ばれるものであり、図示を省略したが、円筒状
の外筒と、複数個の転動球体と、保持具とから構成され
ている。
【0008】ここで、前記固定子小歯105と移動子小
歯112との位置関係について述べると、以下の通りで
ある。
【0009】すなわち、固定子鉄心104に配設された
固定子小歯105が移動子小歯112と丁度向き合って
いるとき、固定子鉄心103に配設された固定子小歯1
05は、移動子小歯112に対して、歯ピッチの2/4
だけ軸方向にずれた位置にあり、移動子小歯112の歯
底部に対向している。また、固定子鉄心102に配設さ
れた固定子小歯105は、移動子小歯112に対して、
歯ピッチの1/4だけ軸方向にずれた位置にある。さら
に、固定子鉄心101に配設された固定子小歯105
は、移動子小歯112に対して、歯ピッチの3/4だけ
軸方向にずれた位置にある。
【0010】そして、入力パルスに応じて、前記リング
状巻線106および107に所定の順序で通電して各固
定子小歯105と移動子小歯112との間に順次磁束を
発生させることにより、移動子109が軸心方向に沿っ
てステップ状に歩進動作されるようになっている。かく
して、前記リニアパルスモータは、基本移動量が移動子
小歯112の歯ピッチの1/4の2相ハイブリッド型リ
ニアパルスモータを構成している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のリニアパルスモータでは、円筒状の固定子1
00に対して同軸状に配置される移動子109の軸11
1を軸方向の2箇所で軸受119,120にて摺動自在
に軸支(或いは、移動子109を直接に軸支)するよう
な構成を採用しているので、次のような問題点がある。
【0012】すなわち、移動子109に軸111がブラ
ケット117,118からそれぞれ軸方向に突出した状
態で配設されることとなるため、リニアパルスモータの
全長が長くなり、コンパクト化を図ることができないと
いう問題点がある。
【0013】また、移動子109の駆動ストロークを長
くしたい場合には、この移動子109の軸方向の長さを
必然的に長くする必要があるため、これに応じて移動子
109の慣性が大きくなり、作動効率の低下を来す結果
となる。従って、ストロークを長くするにも限界がある
のが実状である。
【0014】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであって、その目的は、リニアパルス
モータの全長を短く構成できると共に、必要に応じて移
動子の駆動ストロークを何らの制約を受けずに長くする
ことができ、駆動ストロークを長くしても移動子の慣性
が大きくならずに済むような構成のリニアパルスモータ
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、軸方向に沿って等ピッチで配設され
た複数個の固定子小歯を外周面に有する軸状の固定子
と、前記固定子に対して平行に配置された一対の直線運
動軸受軌道部材と、前記軸受軌道部材の軌道に沿って転
動あるいは摺動自在に配設された軸受可動部材とを有す
ると共に、前記固定子小歯に対向配置される複数個の移
動子小歯を有しかつ磁束発生用の巻線が巻回された移動
子を、前記軸受可動部材に一体に取付けて前記固定子に
対応配置するようにしている。
【0016】
【作用】上述の構成によれば、移動子は固定子鉄心の軸
方向有効範囲内において直線駆動される。
【0017】また、移動子の長さは、移動子の駆動スト
ロークの長さに関係なく一定でよいため、この駆動スト
ロークを無制限に長くしても移動子の慣性が増大するよ
うな不都合を回避できる。
【0018】また、一対の直線運動軸受軌道部材を架設
した構成なので、機械的強度の大きい構造となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1及び図
2を参照して説明する。
【0020】図1及び図2は本発明に係るリニアパルス
モータ1を示すものであって、同図において、2は固定
子、3は移動子、4は磁束発生手段としての巻線であ
る。
【0021】上述の固定子2は1本の軸状部材から成
り、その外周面には軸方向に沿って等ピッチで複数個の
固定子小歯5が形成されている。そして、この軸状の固
定子2は、互いに平行に対向配置された一対の支持板6
a,6bの間に架設された状態で固定されている。
【0022】さらに、これら一対の支持板6a,6bの
間には、移動子3を摺動可能に支持するための一対のガ
イドシャフト7a,7b(直線運動軸受軌道部材)が、
固定子2の上下両側の箇所において固定子2に対して平
行な状態で架設されている。また、これら一対のガイド
シャフト7a,7bには、スライドベアリング8a,8
b(軸受可動部材)がそれぞれ摺動自在に装着されてお
り、これらのスライドベアリング8a,8bのハウジン
グ9の内側(固定子2の側)には円筒状の移動子3が一
体に固着されている。
【0023】上述の前記移動子3は、積層鋼板製の移動
子鉄心から成り、その内周面には5個の突極3aが等ピ
ッチ角度で配設されると共に(図2参照)、これらの突
極3aには複数個の移動子小歯10が軸方向に沿って等
ピッチ(固定子小歯5と同じピッチ)で形成されてい
る。そして、この移動子3の中間箇所には、軸方向に着
磁(磁化)された所定厚さの永久磁石11が挾持されて
いる。
【0024】かくして、固定子2の周囲には移動子3が
同軸状に配置され、固定子小歯5と移動子小歯10とが
互いに対向配置されている。そして、これらの小歯5,
10間のギャップは、支持板6a,6b間に固定された
ガイドシャフト7a,7bと、これらのガイドシャフト
7a,7bに取付けられたスライドベアリング8a,8
bのハウジング9とによる位置規制により、所定の距離
に設定されている。
【0025】また、上述の一対の支持板6a,6bは、
適宜の他部材すなわちリニアパルスモータ1を組み込む
べき装置の構成部品に固定状態で取付けられ、これによ
り本例のリニアパルスモータ1が固定配置されるように
なっている。しかして、巻線4に所定順序で励磁電流を
流して各固定子小歯5と移動子小歯10との間に磁束を
順次に発生させることにより、移動子3が一対の支持板
6a,6bの間においてガイドシャフト7a,7bに沿
って直線駆動され、この直線駆動力が各種の装置の駆動
源として利用されるように構成されている。
【0026】以上の如く、本例のリニアパルスモータ1
は、移動子3を摺動自在に支持するスライドベアリング
8a,8bを移動子3の軸線上から外れた位置に配置
し、これらのスライドベアリング8a,8bとガイドシ
ャフト7a,7bから成る移動子支持機構12a,12
bを別に設けると共に、固定子2,移動子3及びガイド
シャフト7a,7bを一対の支持板6a,6bの間に収
容するようにしたものである。
【0027】従って、本例のリニアパルスモータ1によ
れば、移動子3の軸受部を移動子3の側面に移動子軸線
に平行に配置する構成となっているため、移動子の軸線
上に2個の軸受部を配置するようにした従来の構成に比
べてリニアパルスモータ1の全長を短くでき、リニアパ
ルスモータ1のコンパクト化(短尺化)を図ることが可
能となる。
【0028】また、固定子2及びガイドシャフト7a,
7bを必要に応じて無制限に長くして移動子3の駆動ス
トロークを任意に長く設定することが可能である。しか
も、このように駆動ストロークを充分に長く設定した場
合でも、移動子3の軸方向の長さはその駆動ストローク
の長さとは無関係に一定としても良いため、移動子3の
慣性が大きくなるような不具合を生じるのを回避でき
る。
【0029】また、固定子2及びガイドシャフト7a,
7bを組み付けた支持板6a,6b自体がリニアパルス
モータ1を構成しているため、リニアパルスモータ1の
強度を充分に確保できる。
【0030】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施例では、一対のガイドシャフト
7a,7bを移動子3のガイド手段として配設するよう
にしたが、3つ以上のガイドシャフトを固定子2の径方
向において等間隔の箇所で固定子2に対して平行な状態
で前記一対の支持板6a,6bの間に架設して各々のガ
イドシャフトにスライドベアリングを摺動自在に取付
け、これらのスライドベアリングのハウジングに移動子
を一体に取付けて支持するようにしてもよい。また、直
線運動軸受軌道部材及び軸受可動部材として、リニアウ
エイ又はスライドウエイと呼ばれるものを使用してもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、固定子に対して
平行に配置された一対の直線運動軸受軌道部材と、この
軸受軌道部材の軌道に沿って転動あるいは摺動自在に配
設された軸受可動部材とよって移動子を前記軸受軌道部
材に沿って摺動可能に支持するようにしたものであるか
ら、移動子の軸受部を移動子の側面に移動子軸線に平行
に配置する構成となり、移動子の軸線上に2個の軸受部
を配置するようにした従来の構成に比べてリニアパルス
モータの全長を短くでき、リニアパルスモータのコンパ
クト化(短尺化)を図ることができる。
【0032】しかも、一対の支持板の間の長さを必要に
応じて長くして移動子の駆動ストロークを無制限に長く
構成することが可能であり、このように駆動ストローク
を長くしたとしても、移動子の長さ(大きさ)を長くす
る必要はないため、移動子の慣性が大きくなるような事
態を招来することがないという利点を有する。
【0033】また、一対の支持板の間に固定子及びガイ
ドシャフトを架設する構成を採用しているため、リニア
モータの機械的強度を充分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリニアパルスモータの断面図であ
る。
【図2】図1に示すリニアパルスモータの側面図であ
る。
【図3】従来の円筒型のリニアパルスモータの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 リニアパルスモータ 2 固定子 3 移動子 4 巻線 5 固定子小歯 6a、6b 支持板 7a、7b ガイドシャフト 8a,8b スライドベアリング 9 ハウジング 10 移動子小歯 11 永久磁石 12a,12b 移動子支持機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に沿って等ピッチで配設された複
    数個の固定子小歯を外周面に有する軸状の固定子と、前
    記固定子に対して平行に配置された一対の直線運動軸受
    軌道部材と、前記軸受軌道部材の軌道に沿って転動ある
    いは摺動自在に配設された軸受可動部材とを有すると共
    に、前記固定子小歯に対向配置される複数個の移動子小
    歯を有しかつ磁束発生用の巻線が巻回された移動子を、
    前記軸受可動部材に一体に取付けて前記固定子に対応配
    置したことを特徴とするリニアパルスモータ。
JP31013293A 1993-12-10 1993-12-10 リニアパルスモータ Pending JPH07170715A (ja)

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JP31013293A JPH07170715A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 リニアパルスモータ

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JP31013293A JPH07170715A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 リニアパルスモータ

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JPH07170715A true JPH07170715A (ja) 1995-07-04

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JP31013293A Pending JPH07170715A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 リニアパルスモータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102142762A (zh) * 2010-01-29 2011-08-03 山洋电气株式会社 线性同步电动机

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