JPH07170693A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子

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JPH07170693A
JPH07170693A JP31538093A JP31538093A JPH07170693A JP H07170693 A JPH07170693 A JP H07170693A JP 31538093 A JP31538093 A JP 31538093A JP 31538093 A JP31538093 A JP 31538093A JP H07170693 A JPH07170693 A JP H07170693A
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JP
Japan
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rotor
electric machine
end ring
diameter side
temperature rise
Prior art date
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Pending
Application number
JP31538093A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichiro Sugawa
英一郎 須川
Takeshi Komata
剛 小俣
Hiroshi Asabuki
弘 朝吹
Yoshitoshi Ishikawa
芳寿 石川
Masaharu Senoo
正治 妹尾
Toshimitsu Oku
利光 奥
Keiichiro Kaihatsu
慶一郎 開發
Masahide Yamazaki
政英 山▲崎▼
Akihiro Sekine
昭裕 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP31538093A priority Critical patent/JPH07170693A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転子ファンによる冷却効果が充分で、固定子
コイルエンドの温度上昇も含め、充分に温度上昇が抑え
られるようにした回転電機の回転子を提供すること。 【構成】エンドリング6の端面を凹曲面6Aに形成し、
エンドリング6の回転軸1方向での厚みが、内径側より
も外径側で薄くなるようにしたもの。 【効果】矢印bで示す冷却風の流れがファン4により得
られるので、固定子コイルエンド9の付根部分9E周辺
の冷却能力が向上し、温度上昇を充分に抑えることがで
き、また始動電流が抑制できるので始動特性を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かご形巻線のエンドリ
ング部分に内部冷却用ファンの羽根を備えた回転電機の
回転子に係り、特に、ダイキャストによるかご形巻線を
備えた回転子に好適な回転電機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】汎用の電動機としては、従来から、かご
形誘導電動機が主として用いられている。図6は、かご
形誘導電動機からなる回転電機の従来例を示したもの
で、図において、5はハウジングで、その内側に固定子
7が圧入などにより嵌合され、固定されている。そし
て、このハウジング5の両端にはエンドブラケット3
A、3Bが嵌合され、それぞれボルトなどにより固定さ
れている。
【0003】各エンドブラケット3A、3Bには、それ
ぞれ軸受2A、2Bが設けてあり、これらによって回転
軸1が支持されている。回転軸1の中央付近には、回転
子8の鉄心が嵌合などにより固定され、これにより固定
子7の鉄心と共に磁路が形成される。そして、この回転
子8には、図示してないが、かご形巻線がエンドリング
6と一体に、ダイキャストなどにより施されている。
【0004】そこで、固定子7に施されている固定子コ
イル9に所定の交流電流が供給されると回転磁界が作ら
れ、回転子8のかご形巻線に交流の二次電流が流れ、ト
ルクが発生し、回転軸1が回転することになる。
【0005】図7も、回転電機の従来例で、エンドリン
グ6の断面積を、図6の従来例よりも少なくした例を示
したものである。なお、この従来例は、固定子7の一方
の端部付近だけを拡大して示したもので、その他は、図
6の従来例と同じである。
【0006】ところで、これらの回転電機が運転される
と、各種の損失により、固定子コイル9、固定子7、回
転子8などから熱が発生し、温度が上昇してしまう。そ
こで、これらの従来例では、回転子8に施されているか
ご形巻線(図示してない)のエンドリング6に回転子ファ
ン(羽根)4を設け、これにより内部冷却用のファンを形
成させ、回転子8が回転したとき、この回転子ファン4
の間にある空気が遠心力により外周方向に押し出される
ようにし、これにより固定子コイルのエンド部分9の周
辺に空気を流通させ、放熱を促して冷却させるようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、回転
子ファンによる冷却効率の向上について配慮がされてお
らず、特に固定子コイルのエンド部分の冷却が不十分
で、この部分での温度上昇の点で問題があった。すなわ
ち、従来の回転電機では、図6に示すように、そのエン
ドリング6は、回転軸方向での厚みが一定であり、この
結果、内部の空気は、主として矢印aで示すように流れ
るため、固定子コイルエンド9の付根付近9Eには冷却
風が流れにくく、充分に温度上昇を抑えることができな
いのである。
【0008】本発明の目的は、回転子ファンの冷却効果
が高められ、固定子コイルエンドの温度上昇も含め、充
分に温度上昇が抑えられるようにした回転電機の回転子
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、かご形巻線のエンドリング部分の断面形
状を、その内径側の回転軸方向厚み寸法に対して外径側
の回転軸方向厚み寸法が小さくなるように構成したもの
である。
【0010】
【作用】内径側の回転軸方向厚み寸法よりも、外径側の
回転軸方向厚み寸法が小さくなった断面形状を有するエ
ンドリングは、回転子ファンによる空気流を、固定子コ
イルエンド付根付近に導くように働く。この結果、固定
子コイルは、そのエンドの付根部分も含めて充分に冷却
風に曝されるので、温度上昇を確実に抑えることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明による回転電機の回転子につい
て、図示の実施例により詳細に説明する。図1は本発明
の一実施例で、かご形誘導電動機の固定子7の一方の端
部付近だけを拡大して示したもので、他方の端部も同様
に構成されている。そして、この図1において、6Aは
エンドリング6の回転軸1に沿った方向の端面に形成さ
れた凹曲面を表わしている。すなわち、この実施例で
は、エンドリング6の内径側の回転軸方向厚み寸法に対
して外径側の回転軸方向厚み寸法が小さくなるように、
エンドリング6の端面に、凹曲面6Aを形成したもので
ある。
【0012】従って、この図1の実施例によれば、回転
子8が回転して、回転子ファン4により空気に遠心力が
働いたとき、この遠心力により矢印aで示す方向に全て
流れようとする空気流は、この端面に形成されている凹
曲面6Aに沿って導かれ、矢印bで示す方向にも向かう
ようにされる。
【0013】そして、この結果、この実施例によれば、
固定子コイルエンド9の付根部分9Eと、この付根部分
9Eの近傍にも、冷却用の空気が充分に流れるようにな
るので、固定子コイルエンド9は、全体としてほぼ均一
に冷却されるようになり、温度上昇が均一化されるの
で、平均的な温度上昇を充分に抑えることができる。
【0014】また、この実施例によれば、エンドリング
6の端面に形成されている凹曲面6Aは、回転子ファン
4により発生される空気の流路を広げ、さらに、この流
路の形状を、空気の流れに合わせて滑らかにする働きを
しているので、空気の流通抵抗が減少し、この結果、回
転子ファン4による送風効率が向上され、空気流量を多
くし、さらに効果的な冷却効果を得ることができる。
【0015】しかして、他面、冷却効果を同一とすれ
ば、回転子ファン4の羽根の大きさを抑えることがで
き、風損を減らすことができる。
【0016】次に、本発明の他の実施例について、以下
に説明する。まず、図2は、エンドリング6の端面を、
傾斜直線からなる傾斜面6Bで形成した場合の一実施例
である。次に、図3は、同じく端面を、複数の直線の組
合せからなる段差面6Cで形成した場合の一実施例であ
る。また、図4は、同じく端面を、曲線と直線の組合せ
からなる組合面6Dで形成した場合の一実施例である。
さらに、図5は、同じく端面を、曲線と直線の組合せか
らなる組合面6Dで形成した場合の一実施例である。そ
して、これら図2〜図5の実施例では、そのエンドリン
グ6の断面形状は、何れの場合でも、エンドリング6の
内径側の回転軸方向厚み寸法に対して外径側の回転軸方
向厚み寸法が小さくなるように作られていることが判
る。
【0017】従って、これら図2〜図5の実施例の何れ
によっても、矢印bで示す冷却用の空気流を得ることが
でき、この結果、固定子コイルエンド9の付根部分9E
にも冷却用の空気が充分に流れるようになるので、固定
子コイルエンド9は、全体としてほぼ均一に冷却される
ようになり、温度上昇が均一化され、平均的な温度上昇
を充分に抑えることができる。
【0018】そして、これらの実施例では、エンドリン
グ6の断面の形状を変えることにより、固定子コイルエ
ンド9に対する冷却空気の流れが制御されるから、この
エンドリング6の断面形状を変えるだけで、任意に冷却
特性を変更することができ、従って、回転電機の多品
種、多仕様化に、ローコストで容易に対応することがで
きる。
【0019】ところで、このようなかご形巻線を有する
回転電機では、始動時には、回転子エンドリング6の外
径側に電流が集中する。一方、上記実施例によれば、エ
ンドリング6の断面形状は、何れの場合でも、エンドリ
ング6の内径側の回転軸方向厚み寸法に対して外径側の
回転軸方向厚み寸法が小さくなるように作られている。
【0020】従って、本発明の実施例によれば、エンド
リング6の外径側での断面積が小さくなっており、この
結果、始動時には、かご形巻線の抵抗(二次抵抗)値が大
きくなり、始動電流の抑制と始動トルクの増加を容易に
得ることができ、始動特性を充分に改善することができ
る。
【0021】ここで、本発明の特許請求の範囲に記載さ
れている以外の実施態様について列挙すると以下の通り
である。
【0022】(1) エンドリングの端面が、傾斜直線から
なる傾斜面で形成されていることを特徴とする回転電機
の回転子。
【0023】(2) エンドリングの端面が、曲線と直線の
組合せからなる組合面で形成されていることを特徴とす
る回転電機の回転子。
【0024】(3) エンドリングの端面が、傾斜直線と直
線の組合せからなる組合面で形成されていることを特徴
とする回転電機の回転子。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、固定子コイルエンドの
付根部分、及びその付近にも冷却用の空気が充分に流れ
るようになるので、固定子コイルエンドを全体としてほ
ぼ均一に冷却でき、温度上昇が均一化されるので、平均
的な温度上昇を充分に抑えることができる。また、本発
明実施例によれば、回転子ファンの送風効率を向上させ
ることができるので、空気流量が多くなり、さらに効果
的な冷却効果を得ることができる。一方、冷却効果を同
一とすれば、回転子ファン4の羽根の大きさを抑えるこ
とができるので、風損を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回転電機の回転子の第1の実施例
を示す一部断面図である。
【図2】本発明による回転電機の回転子の第2の実施例
を示す一部断面図である。
【図3】本発明による回転電機の回転子の第3の実施例
を示す一部断面図である。
【図4】本発明による回転電機の回転子の第4の実施例
を示す一部断面図である。
【図5】本発明による回転電機の回転子の第5の実施例
を示す一部断面図である。
【図6】回転電機の従来例を示す断面図である。
【図7】回転電機の従来例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2A、2B 軸受 3A、3B エンドブラケット 4 回転子ファン 5 ハウジング 6 エンドリング 6A 凹曲面 6B 傾斜面 6C 段差面 6D、6E 組合面 7 固定子 8 回転子 9 固定子コイルエンド 9E 固定子コイルエンドの付根部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 芳寿 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 妹尾 正治 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 奥 利光 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 開發 慶一郎 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 山▲崎▼ 政英 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 関根 昭裕 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご形巻線のエンドリング部分にファン
    用の羽根を備えた回転電機の回転子において、上記かご
    形巻線のエンドリング部分の断面形状を、内径側の回転
    軸方向厚み寸法に対して外径側の回転軸方向厚み寸法が
    小さくなるように構成したことを特徴とする回転電機の
    回転子。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において、上記エンドリ
    ング部分の回転軸方向の端面形状が凹曲面で構成されて
    いることを特徴とする回転電機の回転子。
  3. 【請求項3】 請求項1の発明において、上記エンドリ
    ング部分の回転軸方向の端面形状が段差で接合された複
    数の平面で構成されていることを特徴とする回転電機の
    回転子。
JP31538093A 1993-12-15 1993-12-15 回転電機の回転子 Pending JPH07170693A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31538093A JPH07170693A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 回転電機の回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31538093A JPH07170693A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 回転電機の回転子

Publications (1)

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JPH07170693A true JPH07170693A (ja) 1995-07-04

Family

ID=18064713

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JP31538093A Pending JPH07170693A (ja) 1993-12-15 1993-12-15 回転電機の回転子

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JP (1) JPH07170693A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455887B1 (ko) * 2001-01-16 2004-11-06 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 차량용 교류 발전기
KR100591664B1 (ko) * 2001-01-16 2006-06-19 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 차량용 교류발전기
JP2011512118A (ja) * 2008-02-07 2011-04-14 マグネティック アプリケーションズ インコーポレイテッド 小型高出力オルタネータ
JP2013005697A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 誘導電動機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455887B1 (ko) * 2001-01-16 2004-11-06 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 차량용 교류 발전기
KR100591664B1 (ko) * 2001-01-16 2006-06-19 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 차량용 교류발전기
JP2011512118A (ja) * 2008-02-07 2011-04-14 マグネティック アプリケーションズ インコーポレイテッド 小型高出力オルタネータ
JP2013005697A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 誘導電動機

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